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Appleからのメールは本物か|公式の送信元アドレスと偽の請求メールの見分け方 2026

@SOHO編集部
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Appleからのメールは本物か|公式の送信元アドレスと偽の請求メールの見分け方 2026

この記事のポイント

  • ✓Appleからのメールは本物か
  • ✓Appleのサポートは送信元アドレスの一覧を公開しておらず
  • ✓購入履歴とレシートの請求先住所で確かめるよう案内しています

Apple からのメールが本物かどうか確かめたい人に、先に結論をお伝えします。Apple のサポートは、2026年10月29日時点で、これがすべてという送信元アドレスの一覧を公開していません。その代わりに、App Store などの購入に関するメールが本物かどうかは、レシートに最新の請求先住所が書かれているか、そして購入履歴に同じ購入があるかで確かめるよう案内しています。

つまり、Apple のメールはアドレスの見た目で決めるのではなく、自分で開いた購入履歴とアカウントの画面で確かめるのが公式の確かめ方です。Apple のサポート記事「App StoreやiTunes Storeからの正規のメールを識別する」と「フィッシングメッセージ、偽のサポート電話、その他の詐欺を含むソーシャルエンジニアリングスキームを認識し、対処する」の記載をもとに、偽の請求メールの見分け方、報告の窓口、入力してしまった後にすることを順番に整理します。

Appleは送信元アドレスで見分ける方法を案内していない

「Apple の本物のメールアドレスはどれか」を知りたくて検索する人は多いのですが、Apple のサポートの記事には、送信元アドレスの一覧は載っていません。Apple が案内しているのは、アドレスではなく、メールの中身と自分のアカウントの情報を照らし合わせる方法です。

その理由の1つは、差出人のアドレスそのものが偽装できることです。メールの差出人は、はがきの差出人の欄に似ていて、送る側が書き換えられる部分があります。Apple のサポートも、フィッシングメールのよくある兆候として「送信者のメールアドレスや電話番号が、正規の会社の名前と一致しない」ことを挙げていますが、同時に、詐欺師が Apple の正規の電話番号と思われる番号から電話をかけてくる「なりすまし」にも注意を呼びかけています。

警察庁のフィッシング対策のページも、企業の本物のメールアドレスになりすましたメールで偽サイトに誘導する例が確認されていると説明しています。

フィッシングサイトへは、企業の本物のメールアドレスになりすましたメールで誘導するケースも確認されています。 出典: 警察庁

インターネット上には「Apple の本物の送信元アドレス」をまとめたページもありますが、この記事では Apple の公式の記載で確かめられないアドレスを並べません。アドレスの見た目が本物そっくりでも偽物はありえるからです。アドレスは「明らかに関係のない差出人を見抜く手がかり」にとどめ、最後の判断は購入履歴とアカウントの画面で行う、という順番が大切です。

なお、Apple ID は現在「Apple Account」という名前に変わっています。Apple のサポートによると、これまでと同じメールアドレスまたは電話番号とパスワードでサインインできます。メールに「Apple ID」と書かれていても、それだけで偽物とは言えませんが、名前が変わったことを知っておくと、文面の新旧を見比べる手がかりになります。

Appleが案内している本物の確かめ方

Apple のサポート記事「App StoreやiTunes Storeからの正規のメールを識別する」は、購入に関するメールが本物かどうかを判断するために、いくつかの点を調べるよう案内しています。主なものを整理すると次のとおりです。

確かめる点 サポート記事に書かれている内容
請求先住所 本物の購入レシートには、最新の請求先住所が記載されている。この情報を詐欺師が知っていることは通常ない
購入履歴 App Store、iTunes Store、Apple Music などの購入履歴を調べる
返信を求める情報 購入に関するメールで、社会保障番号、母親の旧姓、クレジットカード番号の全桁、カードの CCV コードの返信を求めることは絶対にない
情報の更新場所 アカウント情報や支払い情報の更新は、デバイスの「設定」、Mac の App Store、Windows の iTunes などでだけ行う
パスワードの変更場所 Apple Account のパスワードは、デバイスの「設定」か account.apple.com でだけ変更する

この中で特に使いやすいのが、請求先住所と購入履歴です。偽の請求メールは、もっともらしい金額やアプリ名を書いてきますが、あなたが Apple に登録している最新の請求先住所までは書けないのが普通です。住所が書かれていない、あるいは違う住所が書かれていれば、偽物を強く疑えます。

そして、最後の決め手になるのが購入履歴です。メールに「○○を購入しました」と書かれていても、自分で開いた購入履歴にその購入がなければ、その請求は存在しません。Apple のサポート記事「App StoreやほかのAppleメディアサービスの購入履歴を確認する」にも、購入に関する不審なメール通知を受け取った場合、そのメールは Apple からのものではないか、アカウントへの実際の請求を反映していない可能性があると書かれています。

購入履歴とサブスクリプションを確かめる手順

Apple を名乗る請求のメールが届いたら、メールのリンクを押さずに、次の手順で購入履歴を確かめます。Apple のサポート記事「App StoreやほかのAppleメディアサービスの購入履歴を確認する」に書かれている、iPhone での手順は次のとおりです。

  1. App Store を開き、自分の写真またはイニシャルをタップする。または「マイアカウント」ボタンをタップして、Apple Account にサインインする。
  2. 「アプリと購入履歴」をタップする。場合によっては Apple Account へのサインインを求められる。
  3. 「購入履歴」をタップする。金額が分かっていれば、その額で検索できる。
  4. さらに前の購入を見たいときは、「購入履歴」の上部にある「過去90日間」をタップし、別の絞り込み方法を選ぶ。

パソコンのブラウザからは、Apple のサポートが案内している reportaproblem.apple.com にアクセスし、Apple Account にサインインして購入のリストを確かめることもできます。このアドレスも、メールのリンクからではなく、自分でブラウザに入力するかブックマークから開いてください。

「サブスクリプションの更新に失敗しました」「サブスクリプションが更新されました」というメールが届いた場合は、サブスクリプションの一覧も確かめます。Apple のサポート記事「Appleのサブスクリプションを解約する」によると、iPhone では「設定」でユーザ名をタップし、「サブスクリプション」をタップすると一覧が表示されます。一覧に覚えのないサブスクリプションがなければ、メールに書かれた更新や請求は事実ではないと考えられます。不要なサブスクリプションがあれば、その画面から「サブスクリプションをキャンセル」をタップして解約できます。

同じ記事には、解約したいサブスクリプションが見つからないときは、メールを「Appleからの領収書」や「Appleからの請求書」というキーワードで検索し、領収書に書かれた Apple Account を確かめるよう書かれています。領収書のメールが見つからない場合は、Apple 以外の会社から購入した可能性があるため、銀行やカードの明細で請求元を確かめるよう案内されています。

Appleが挙げている偽メールの兆候

Apple のサポート記事「フィッシングメッセージ、偽のサポート電話、その他の詐欺を含むソーシャルエンジニアリングスキームを認識し、対処する」は、フィッシングメールのよくある兆候として次のものを挙げています。届いたメールに当てはまるものがないか、見比べてみてください。

  • 送信者のメールアドレスや電話番号が、正規の会社の名前と一致しない
  • 正規の会社に登録してあるメールアドレスや電話番号とは違うアドレスや番号に連絡が来た
  • メッセージ内のリンクが一見正規に見えるが、URL が正規の会社のウェブサイトと一致しない
  • メッセージの見た目が、正規の会社から届いたほかのメッセージと大きく異なる
  • クレジットカードやアカウントのパスワードなどの個人情報を求められる
  • 思い当たるふしのないメールにファイルが添付されている

2つ目の兆候は、見落としやすい大事な点です。たとえば、Apple Account に登録していない仕事用のアドレスに「Apple からのお知らせ」が届いた場合、Apple がそのアドレスにアカウントの連絡を送る理由はありません。どのメールアドレスを Apple Account に登録しているかを把握しておくと、こうした食い違いにすぐ気づけます。

同じ記事は、リンクの行き先の確かめ方も紹介しています。Mac ではポインタをリンクの上に合わせると URL が表示され、Safari でステータスバーに URL が表示されない場合は「表示」から「ステータスバーを表示」を選びます。iOS デバイスではリンクをタッチしたまま押し続けると行き先が分かります。ただし、押し続けるつもりで誤って開いてしまうこともあるので、不安なメールはリンクに触れずに削除するか報告するのが確実です。

また、サポート記事「App StoreやiTunes Storeからの正規のメールを識別する」によると、偽メールの中には、アカウント情報を更新するという名目でリンクを押させようとするものや、実際には買っていないコンテンツや登録していない Apple Music プランのレシートに見せかけたものがあります。こうしたメッセージのリンクから開いたサイトには決してアカウント情報を入力せず、添付ファイルもダウンロードしたり開いたりしないよう案内されています。

Appleが決して求めないこと

偽物を見抜くうえで、いちばん分かりやすい手がかりは「本物の Apple なら絶対に求めないこと」を知っておくことです。Apple のサポート記事には、次のように明記されています。

Appleが、Webサイトにログインしたり、2ファクタ認証ダイアログで「同意する」をタップしたり、パスワード、デバイスパスコード、または2ファクタ認証コードを提供したり、Webサイトに入力したりするように要求することは決してありません。 出典: support.apple.com

同じ記事には、Apple があなたのデバイスやアカウントのセキュリティ機能を無効にするようお願いすることは決してない、とも書かれています。詐欺師は「攻撃を止めるため」「アカウントを取り戻すため」と言って、2ファクタ認証や盗難デバイスの保護を無効にさせようとすることがありますが、それは実際にはセキュリティを下げさせて攻撃を実行するためだと説明されています。

さらに、Apple Account のパスワードや確認コードは絶対にほかの人に教えないこと、Apple がサポートを受け付ける際にこうした情報を尋ねることはないこと、Apple Gift Card を使ってほかの人に支払いをしないことも書かれています。メールでも電話でも、パスワード、確認コード、ギフトカードの番号を求められたら、相手は Apple ではないと考えてください。

電話やSMSで届くAppleを名乗る連絡

Apple を名乗る連絡は、メールだけでなく電話や SMS でも届きます。Apple のサポート記事によると、よくある手口は、発信元を偽って Apple などの正規の電話番号を装い、アカウントやデバイスで不正行為があったと言って気を引くものです。お世辞を交えたり脅したりして、情報や金銭、さらには Apple のギフトカードをだまし取ろうとする場合もあると書かれています。

記事は、Apple や Apple サポートを名乗る相手から身に覚えのない電話がかかってきた場合は、電話を切るよう案内しています。電話が疑わしいと思ったら、いったん切って、その会社の正規の番号と確認できた番号にかけ直すことを検討するよう書かれています。

詐欺師が使う話の流れも、記事に詳しく説明されています。

  • 自宅の住所や勤務先など、あなたの個人情報に触れて、本物の社員だと思わせる
  • 「誰かがあなたの iPhone や iCloud アカウントに侵入した」「Apple Pay で不正な請求があった」と伝え、助けたいと申し出る
  • 「かけ直すのは自由だが、その間にも不正は続き、あなたが責任を負う」と言って、電話を切らせないようにする
  • 最後に、本物そっくりの偽のサインインページに誘導し、アカウント情報やセキュリティコードを求める

記事は、この「かけ直すと責任を負う」という話は虚偽で、電話を切らせないための作り話だと明記しています。相手が個人情報を知っていても、本物の Apple だという証拠にはなりません。どこかで漏れた情報が使われている可能性があるからです。

「ウイルスに感染しました」という警告画面が出たとき

Apple を名乗る詐欺は、メールや電話だけではありません。ウェブサイトを見ている途中に、「iPhone がウイルスに感染しています」「Apple のセキュリティ警告」といった画面が突然表示されることがあります。

Apple のサポート記事は、ウェブを見ている間に、無料特典の当選を知らせたり、デバイスにセキュリティ上の問題やウイルス感染の心配があると警告したりするポップアップが表示されても、信じないよう案内しています。こうしたポップアップの多くは詐欺の広告で、有害なソフトウェアをダウンロードさせたり、個人情報や金銭をだまし取ったりするのが狙いだと説明されています。

表示された電話番号に電話をかけたり、リンクを押したりせず、そのページから離れるか、ウインドウやタブごと閉じてください。画面に「閉じないでください」「このままサポートに電話してください」と書かれていても、従う必要はありません。こうした画面から電話をかけると、前の節で説明したような、Apple サポートを名乗る電話の詐欺につながることがあります。

被害が出たときに残しておきたい記録

偽メールで実際にお金の被害が出た場合や、パスワードを入力してしまった場合は、カード会社、Apple、警察に相談することになります。そのとき、何が起きたかを説明できる記録があると、話が早く進みます。慌てて全部削除してしまう前に、次のものを残しておいてください。

  • 届いたメールや SMS そのもの。削除せずに保存するか、画面のスクリーンショットを撮っておく(Apple に報告するときにもスクリーンショットが使える)
  • メールの送信元アドレスと件名、届いた日時
  • 開いた画面で入力した情報の種類(Apple Account のパスワード、確認コード、カード番号など)
  • 購入履歴やカードの明細に出ている、身に覚えのない記録の日付と金額
  • 電話で話した場合は、相手が名乗った名前、電話番号、話した内容

記録を残すときも、偽メールのリンクを開き直したり、偽サイトにもう一度アクセスしたりする必要はありません。手元のメールと、自分で開いた購入履歴やカードの明細だけで十分です。

家族でAppleのデバイスを使っているときに伝えておくこと

家族で iPhone や iPad を使っている家庭では、Apple を名乗る偽メールが家族にも届いていることがよくあります。子どもや高齢の親が「アカウントが停止されます」というメールを見て、慌ててリンクを押してしまうことは十分にありえます。

伝えるときは、細かい仕組みの説明よりも、次の3点に絞ると伝わりやすくなります。

  • Apple を名乗るメールや SMS のリンクは押さない。購入や請求は、App Store の購入履歴で確かめる
  • パスワード、確認コード、ギフトカードの番号は、誰に聞かれても伝えない。Apple はそれを聞かない
  • もし押して何か入力してしまったら、恥ずかしがらずにすぐ教えてほしい。パスワードを早く変えるほど被害を小さくできる

子どもがデバイスを使う場合は、Apple のサポート記事が勧めているように、購入のたびにパスワードを求める設定にしておくと、覚えのない購入を防ぎやすくなります。また、親や保護者は、信頼できるデバイスから、ファミリー共有グループに入っている子ども用アカウントのパスワードも変更できると案内されています。家族の誰かが偽メールに引っかかったときに、すぐに手を打てる準備をしておくと安心です。

偽のメールやSMSをAppleに報告する方法

Apple を装った疑わしい連絡は、Apple に報告できます。サポート記事に書かれている報告先は次のとおりです。

報告したいもの 報告の方法
Apple を装った疑わしいメール [email protected] に転送する
Apple を装った疑わしい SMS 画面のスクリーンショットを撮ってメールに添付し、[email protected] に送る
疑わしい FaceTime 通話や、FaceTime 通話への疑わしいリンク スクリーンショットを [email protected] に送る
iCloud.com、me.com、mac.com に届いたスパム 「迷惑メール」に分類するか、iCloud の「迷惑メール」フォルダに移動する
iCloud メールに届いたなりすましやハラスメント [email protected] に送る
メッセージアプリで受け取ったスパム メッセージの下にある「迷惑メールを報告」をタップする

Mac のメールアプリから転送する場合は、ヘッダ情報を添えるため、該当するメッセージを選んで「メッセージ」メニューから「添付ファイルとして転送」を選ぶよう案内されています。ヘッダ情報とは、メールがどこを通って届いたかの記録で、報告を受けた側が送り手を調べる手がかりになります。

Apple 以外も含めた偽メール全般は、フィッシング対策協議会のフィッシングの報告のページからも、Web フォームか電子メールで報告できます。報告された情報は、警察などの法執行機関や、名前を使われた組織に提供される場合があると書かれています。迷惑メールフォルダーに入ったメールはすでに検知されているため報告の必要はないとも案内されています。

リンクを押した・パスワードを入力したときにすること

偽メールのリンクを押してしまった、あるいは開いた画面で Apple Account のパスワードやカード番号を入力してしまった場合は、早く動くほど被害を小さくできます。Apple のサポート記事は、Apple Account が侵害されたと思われる場合や、詐欺サイトにパスワードやその他の個人情報を入力した可能性がある場合は、ただちに Apple Account のパスワードを変更し、2ファクタ認証が有効になっていることを確かめるよう案内しています。

入力してしまったもの すぐにすること
何も入力していない(開いただけ) 画面を閉じてメールを削除し、報告する。念のため OS とアプリを更新する
Apple Account のパスワード ただちにパスワードを変える。2ファクタ認証が有効か確かめる
確認コード(2ファクタ認証のコード) すぐにパスワードを変え、サインインしているデバイスに覚えのないものがないか確かめる
クレジットカードの番号 カード会社に連絡してカードを止め、再発行を申し込む

Apple のサポート記事「Apple Accountのパスワードを変更する」によると、iPhone では次の手順でパスワードを変更します。

  1. 設定アプリを開いて、「[ユーザ名]」をタップする。
  2. 「サインインとセキュリティ」をタップする。
  3. 「パスワードの変更」をタップする。
  4. 画面の案内に従って、新しいパスワードを設定する。

複数のデバイスで同じ Apple Account にサインインしている場合は、ほかのデバイスをサインアウトさせるか、サインインしたままにするかを選べます。不正なサインインが心配なときは、ほかのデバイスを削除して、自分のデバイスでサインインし直す方を選ぶと安心です。盗難デバイスの保護が有効な場合などは、パスワードを変更する前に1時間待つ必要があることもあると書かれています。

パスワードを入力してしまった場合は、同じパスワードを使っているほかのサービスもすべて変えてください。警察庁のページも、フィッシングサイトにふだん使っているIDやパスワードを入力したときは、それを使っている全てのサービスで速やかに変えるよう案内しています。使い回しをやめる方法はIDとパスワード管理を安全にする方法|使い回しをやめる具体手順で、乗っ取られた後の対処はアカウントが乗っ取られたときの対処法で説明しています。

お金の被害が出た場合は、カード会社への連絡に加えて警察にも相談します。警察庁は、電話の相談窓口として全国共通の短縮ダイヤル「#9110」(警察相談専用電話)を案内しており、かけた場所を管轄する都道府県警察の総合窓口につながります。サイバー事案の相談窓口は都道府県警察のサイバー事案に関する相談窓口の一覧から探せます。契約や支払いのトラブルとして相談したいときは、消費者庁が案内する消費者ホットライン188に電話すると、近くの消費生活センターなどにつながります。

覚えのない請求が本物だったときに確かめること

購入履歴を開いてみたら、覚えのない購入が本当に載っていた、という場合もあります。この場合、届いたメールは本物の可能性があり、確かめるべきことが変わります。

Apple のサポート記事「App StoreやほかのAppleメディアサービスの購入履歴を確認する」によると、見覚えのない請求は、複数の購入が1つの請求にまとめられているか、家族が購入したアイテムである可能性があります。購入した覚えのないアイテムがあれば、まず家族にそのアイテムを買ったかを確かめるよう案内されています。家族がデバイスを使える場合は、購入のたびにパスワードを求める設定にすることも勧められています。

また、Apple はアプリ、コンテンツ、サブスクリプションの請求方法によって、複数の購入やサブスクリプションを1つの請求にまとめる場合があると説明しています。1つの請求額だけを見て覚えがないと思っても、内訳を見ると自分の購入だったということもあります。

家族にも確かめ、内訳を見ても覚えがない場合は、ほかの人があなたの Apple Account とパスワードを使っている可能性があります。サポート記事は、その場合は Apple Account のパスワードを変更するよう案内しています。そのうえで、不要なサブスクリプションは解約し、返金の対象になる購入は返金をリクエストできるとされています。カードの明細に覚えのない Apple からの請求がある場合は、カード会社にも相談してください。

Apple Accountを守るために見直しておく設定

偽メールを見分ける力に加えて、アカウントそのものを守る設定を整えておくと、万一パスワードが漏れても被害を小さくできます。Apple のサポート記事が勧めている対策から、特に効果の大きいものを3つ挙げます。

1つ目は、2ファクタ認証を使うことです。2ファクタ認証とは、パスワードに加えて、信頼できるデバイスに表示される確認コードを使ってサインインする仕組みで、パスワードが盗まれてもほかの人がサインインしにくくなります。Apple のサポート記事は、2ファクタ認証を使って連絡先情報を保護し、最新の状態にしておくよう勧めています。仕組みの考え方は二段階承認とは|仕組み・種類・設定手順と機種変更で詰まない準備でも説明しています。

2つ目は、Apple Account のパスワードをほかのサービスと使い回さないことです。別のサービスから漏れたパスワードで Apple Account に入られる被害を防げます。

3つ目は、ソフトウェアを信頼できる配信元からだけダウンロードすることです。Apple のサポート記事は、ソフトウェアは App Store からインストールするか、開発元のウェブサイトから直接入手するよう案内しています。偽の警告画面に表示された電話番号に電話をかけたり、ダウンロードを促すリンクを押したりしないでください。

自分のメールアドレスが過去の漏えいに含まれていないかは、Have I Been Pwnedの使い方で紹介している無料の方法で調べられます。含まれていた場合は、そのサービスで使っていたパスワードを変え、同じパスワードを使っているほかのサービスも見直してください。

在宅で働く人がメール経由の詐欺から仕事のアカウントを守るために

在宅で仕事をしていると、iPhone や Mac が仕事の道具そのものになります。Apple Account が乗っ取られると、写真や連絡先だけでなく、仕事の資料や取引先とのやり取りまで影響を受けることがあります。仕事用と個人用のメールアドレスを同じにしていると、偽メールに引っかかったときの影響が仕事にまで広がります。

フリーランスや在宅ワークの仲介を2004年から続けてきた運営者として見てきた限りでは、アカウントを守れている人は、特別な知識があるというより、手順を決めている人です。メールのリンクから手続きをしない、購入履歴や設定の画面を自分で開いて確かめる、パスワードと確認コードは誰にも伝えない。この3つを決めておくだけで、被害の多くは防げます。社内や取引先とこうした手順を共有する方法は社員のセキュリティ意識を向上させるフィッシングメール模擬訓練の効果で紹介しています。

不審な連絡の見分け方や、お客様からの問い合わせへの落ち着いた対応は、在宅の仕事でもそのまま役立つ技能です。@SOHO では、問い合わせの対応や事務の仕事をカスタマーサポート・事務全般のお仕事で紹介しています。Apple を名乗るメールが届いたときにすることは、どんな内容でも同じです。リンクを押さない、レシートの請求先住所と購入履歴で確かめる、入力してしまったらすぐにパスワードを変えて2ファクタ認証を確かめる。この順番を覚えておけば、次に似たメールが届いても落ち着いて対処できます。

よくある質問

Q. Appleの本物の送信元アドレスはどれですか?

Appleのサポートは、2026年10月29日時点で、これがすべてという送信元アドレスの一覧を公開していません。代わりに、購入レシートに最新の請求先住所が書かれているか、購入履歴に同じ購入があるかで確かめるよう案内しています。差出人は偽装できるので、アドレスだけで判断しないでください。

Q. Appleを装ったメールはどこに報告すればよいですか?

Appleのサポートは、Appleを装った疑わしいメールは[email protected]に転送するよう案内しています。SMSの場合は画面のスクリーンショットをメールに添付して同じアドレスに送ります。iCloudメールに届いたスパムは「迷惑メール」に分類すると、フィルタリングの改善に役立ちます。

Q. 覚えのない購入のレシートが届きました。どうすればよいですか?

メールのリンクは押さず、App Storeの「アプリと購入履歴」から購入履歴を確かめてください。履歴になければ、メールはAppleからのものではないか、実際の請求を反映していない可能性があります。履歴にあれば、家族の購入や請求のまとめでないかを確かめ、覚えがなければパスワードを変更してください。

Q. Appleサポートを名乗る電話で確認コードを聞かれました。伝えても大丈夫ですか?

伝えてはいけません。Appleのサポートは、パスワード、デバイスパスコード、2ファクタ認証コードの提供を求めることは決してないと明記しています。身に覚えのない電話は切り、Appleの公式サポートに自分から問い合わせてください。すでに伝えてしまった場合は、すぐにApple Accountのパスワードを変更してください。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年10月30日
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