Ameba Owndのアドレスが変わる人へ|独自ドメインなしのサイトを移すときの検索とリンクの対策 2026


この記事のポイント
- ✓アメーバオウンドのドメイン変更で困るのは
- ✓独自ドメインの無い○○.amebaownd.comのサイトです
- ✓終了とともにアドレスごと使えなくなり
アメーバオウンドのドメイン変更で一番影響が大きいのは、独自ドメインを使わずに「○○.amebaownd.com」のようなAmeba Owndのアドレスで公開しているサイトです。このアドレスはサービス終了の2026年12月24日(木)11:00(11月5日時点。延長を検討中と発表)とともに使えなくなり、新しいサイトへの転送も残せないため、移行先では新しいアドレスで出直すことになります。まず、今のアドレスが載っている場所(SNS、名刺、Googleビジネスプロフィールなど)を書き出し、移行先と新しいアドレスを早めに決めてください。
この記事では、2026年11月5日時点のAmeba Owndの公式発表とGoogleの公式の案内をもとに、アドレスが変わることで起きる検索とリンクの問題と、その対策を順番に説明します。
自分のサイトがどちらの形かを確かめる
最初に、自分のサイトがどちらの形で公開されているかを確かめます。ブラウザで自分のサイトを開き、アドレス欄を見てください。
| アドレスの形 | 例 | 終了後のアドレス |
|---|---|---|
| Ameba Owndが用意したアドレス | sample.amebaownd.com など | 使えなくなる。引き継げない |
| 独自ドメイン(プレミアムプランで設定) | www.sample-shop.jp など | ドメイン管理会社の設定を書き換えれば、移行先で同じアドレスを使える |
独自ドメインを設定しているサイトは、ドメインそのものは自分で契約しているため、ドメイン管理会社でDNS(ドメイン名をサイトのある場所に結びつける仕組み)の設定を書き換えれば、移行先でも同じアドレスを使い続けられます。公式ヘルプ「独自ドメインについて」に手順が案内されています。
この記事が主に扱うのは、表の1行目の人です。サイトを作ったときに決めた「○○」の部分と、その後ろに続くAmeba Owndのドメインでできたアドレスは、Ameba Owndが持っているもので、利用者が持ち出すことはできません。Ameba Owndのアドレスには、amebaownd.com以外のドメインが使われていることもあります。アドレス欄に自分で契約したドメインが表示されていなければ、この記事の対象と考えてください。
なお、Ameba Owndの公式ヘルプ「サイトのURLを変更したい」には、作成後にアドレスを変えたい場合は独自ドメインを設定するよう書かれています。独自ドメインに切り替えれば、作成時のアドレスへのアクセスも新しいドメインへ転送される仕組みでした。しかし、公式ヘルプには「2026年11月2日以降、新たに独自ドメインを設定することはできません」とも追記されています。今から独自ドメインを設定して転送を作る道は閉じています。
独自ドメインの無いサイトは終了後どうなるか
公式のお知らせには、終了後について次のように書かれています。
サービス終了後は、サイトの閲覧・エクスポートを含むすべての機能がご利用いただけなくなります。また、データの復元もできなくなります。 出典: blog.amebaownd.com
閲覧を含むすべての機能が使えなくなるので、○○.amebaownd.comのアドレスを開いても、これまでのサイトは表示されません。このことから、次の3つが言えます。
- 古いアドレスから新しいサイトへの転送(リダイレクト)は設定できない
- 古いアドレスのページに「移転しました」と載せ続けることもできない
- 古いアドレスで検索に出ていたページは、新しいサイトのページとは別物として扱われる
リダイレクトとは、古いアドレスを開いた人を、自動で新しいアドレスへ案内する設定のことです。リダイレクトを動かすには、古いアドレスを受け持つサーバーが応答する必要があります。○○.amebaownd.comを受け持っているのはAmeba Owndなので、Ameba Owndが止まれば、転送を受け持つ場所も無くなります。
さらに、2026年11月2日13:00から、Ameba Owndでは閲覧だけができる状態で、記事やページの投稿・更新は止まっています。11月中に提供が始まる予定のエクスポート機能でも、できるのはログイン、コンテンツのエクスポート、サイトの削除だけと案内されています。つまり、終了までの間も、今のサイトに「新しいサイトはこちら」と書き加えることはできません。
運営は11月5日のお知らせで、移行期間の延長や「サイト上での移転先のご案内」など、負担を軽くするための追加の対応を検討していると書いています。移転先を案内する仕組みが実現するか、どのような形になるかは、11月5日時点では決まっていません。公式ブログのお知らせを見守りつつ、この仕組みに頼らずに進められる対策を先に進めておくのが現実的です。
アメーバオウンドのドメイン変更で検索の評価はどうなるか
アドレスが変わると、検索の面では新しいサイトとして出直すことになります。Googleは、URLが変わるサイトの移転について、古いURLから新しいURLへ301リダイレクト(恒久的な転送)を設定する手順を案内しています。
元の URL から新しい URL にリダイレクトするようサーバーを設定して、サイトの移転を開始します。 出典: developers.google.com
Googleの案内では、301などの恒久的なリダイレクトによって評価が失われることはないとされています。逆に言えば、評価を新しいアドレスへ引き継ぐ道筋はリダイレクトです。○○.amebaownd.comではリダイレクトを設定できないため、検索の評価を新しいアドレスへ引き継ぐことはできません。
Google Search Consoleには、ドメインを移したことをGoogleに伝える「アドレス変更ツール」がありますが、これも使えません。Search Consoleヘルプのアドレス変更ツールの説明では、使う前の準備として元のホームページから新しいホームページへの301リダイレクトを実装することが挙げられ、元と新しいサイトの両方のプロパティの所有者であることも要件になっています。リダイレクトを設定できない以上、このツールの前提を満たせません。
| 項目 | 引き継げるか | 理由 |
|---|---|---|
| 記事や画像の中身 | 引き継げる | エクスポート機能(11月中に提供予定)で保存し、移行先に載せ直せる |
| 古いアドレスへの外部からのリンク | 引き継げない | リンク先のアドレスが表示されなくなる |
| 古いアドレスの検索の順位 | 引き継げない | 転送を設定できないため、新しいサイトは別のサイトとして評価される |
| 店名や屋号での検索 | 取り戻しやすい | 店名で探す人は、新しいサイトが検索に載れば見つけられる |
順位を失うのは避けられませんが、影響の大きさはサイトの使われ方によって違います。検索からの訪問の多くが店名や名前での検索であれば、新しいサイトが検索に載り、Googleビジネスプロフィールなどのリンクを張り替えれば、訪問は戻りやすくなります。一方、記事が一般的な言葉で検索されて読まれていたブログは、新しいサイトでもう一度評価を積み上げることになります。
Googleは、サイトの移転では新しいURLが表示され始めるまでに中規模のサイトで数週間以上かかることがあると案内しています。リダイレクトのある移転でもそれだけの時間がかかるので、リダイレクトの無い今回は、新しいサイトをできるだけ早く公開して、検索エンジンに見つけてもらう期間を長く取ることが一番の対策になります。
新しいサイトを早く見つけてもらうためにできること
古いアドレスが使える間に新しいサイトを公開すれば、終了までの数週間を、新しいサイトが検索に載るための準備期間に使えます。やることは次の5つです。
- 新しいサイトを公開する:記事をすべて移し終えるのを待たずに、トップページ、プロフィール、お問い合わせ、よく読まれていた記事から先に公開する
- 題と中身をそろえる:店名、屋号、サイト名を古いサイトと同じにし、検索する人が同じサイトだと分かるようにする
- Search Consoleに登録する:新しいサイトの所有権を確認し、サイトマップ(サイトの中のページの一覧を検索エンジンに伝えるファイル)を送信する
- 自分で管理しているリンクを張り替える:SNSやGoogleビジネスプロフィールのウェブサイト欄を新しいアドレスにする
- 他の人のサイトに載っているリンクの変更を頼む:取引先、所属団体、紹介記事を書いた人に新しいアドレスを伝える
3のサイトマップについて、Googleの案内には、サイトマップを送信すると移転したページを見つけてもらうまでの時間を短くできると書かれています。新しいサイトのサービスがサイトマップを自動で作るかを確かめ、作るならSearch Consoleで送信します。
5の外部のリンクは、検索エンジンが新しいサイトを見つけるきっかけにもなります。全部に頼むのは難しいので、訪問が多かったリンク元から順に連絡します。Search Consoleを古いサイトでも使っていた人は、終了前に「リンク」の画面で、どのサイトからリンクされているかを書き写しておくと、連絡先の一覧になります。
古いサイトで検索からの訪問が多かったページも、終了前に控えておきます。どのページが読まれていたかが分かれば、移行先で優先して公開するページを決められます。Ameba Owndのアクセス解析やGoogleアナリティクスを使っていた人は、その画面の数字を書き写しておきます。
Search Consoleに新しいサイトを登録する
Google Search Consoleは、自分のサイトがGoogle検索でどう表示されているかを確かめるための、Googleの無料の道具です。新しいサイトを検索に早く載せたいときは、公開したらすぐに登録しておきます。
Search Consoleヘルプのプロパティを追加するの説明では、サイトの登録(プロパティの追加)には2つの種類があります。
| 種類 | 対象 | 所有権の確認 | 向いている場合 |
|---|---|---|---|
| ドメイン プロパティ | ドメイン全体(wwwの有無やhttp・httpsを含む) | DNSレコードでの確認のみ | 自分のドメインで公開する場合 |
| URL プレフィックス プロパティ | 指定したアドレスで始まるページだけ | いくつかの方法から選べる | サービスのサブドメインで公開する場合など |
自分のドメインで公開するなら、ドメイン プロパティを選ぶと、wwwの有無にかかわらずまとめて見られます。確認には、ドメイン管理会社のDNSに、Search Consoleが示すTXTレコード(文字の情報を登録する設定)を追加します。移行先のサービスのサブドメインで公開する場合は、そのドメインのDNSを自分では触れないので、URL プレフィックス プロパティで、移行先のサービスが用意している方法に沿って確認します。
登録の流れは次のとおりです。
- Search Consoleを開き、プロパティの選択欄から「プロパティを追加」を選ぶ
- ドメイン プロパティかURL プレフィックス プロパティかを選び、新しいアドレスを入力する
- 示された方法で所有権を確認する
- 「サイトマップ」の画面で、新しいサイトのサイトマップのアドレスを送信する
ヘルプによれば、データはプロパティを追加してから数日後に表示されるようになります。登録した翌日に何も出ていなくても、設定の誤りとは限りません。古いAmeba Owndのサイトを登録していた人は、そのプロパティは終了後に使わなくなりますが、終了前に検索の実績(どの言葉で表示されていたか)を書き写しておくと、新しいサイトで力を入れるページを決める材料になります。
移した記事の中のリンクと画像を確かめる
アドレスが変わるときに見落としやすいのが、記事の本文の中にあるリンクです。Ameba Owndで書いた記事の中で、自分のほかの記事やページへリンクしている場合、そのリンク先は古いアドレスのままです。記事を移行先に移しても、リンクを直さなければ、終了後はクリックしても何も表示されません。
確かめる対象は次の3つです。
- 記事の中の、自分のほかの記事やページへのリンク(古いアドレスが入っているもの)
- 記事の中の画像(画像が古いサイトの側から読み込まれる形になっていないか)
- お問い合わせや予約へのボタンのリンク
エクスポート機能の書き出しの形式は、2026年11月5日時点で発表されていません。書き出したデータの中で、画像やリンクがどのような形で入っているかは、形式が分かってから確かめることになります。移行先に載せたら、記事を開いて画像が表示されるか、リンクを押して新しいサイトのページが開くかを、主な記事から順に見ていきます。
記事の数が多い場合は、古いアドレスと新しいアドレスの対応表を作っておくと作業が速くなります。表計算ソフトに「古いアドレス」「記事の題」「新しいアドレス」の3列を用意し、移した記事から埋めていきます。この表は、記事の中のリンクを直すときにも、外部のサイトにリンクの変更を頼むときにも使えます。古いサイトのページの一覧は、Ameba Owndのサイトが閲覧できる間に作っておきます。
リンクの張り替え:どこに古いアドレスが載っているか
アドレスが変わる人の作業の大半は、古いアドレスが載っている場所を探して、新しいアドレスに替えることです。思い付く順に直していくと漏れが出るので、まず一覧を作ります。
| 場所 | 例 | 張り替えの時期 |
|---|---|---|
| SNSのプロフィール | Instagram、X、Facebook、LINE公式アカウント、YouTubeの概要欄 | 新しいサイトの公開直後 |
| Googleビジネスプロフィール | ウェブサイト欄、予約やメニューのリンク | 新しいサイトの公開直後 |
| 予約・掲載サイト | 予約サービス、地域の店舗紹介、業界のポータル | 新しいサイトの公開直後 |
| メールの署名 | 仕事用のメール、メールマガジン | 新しいサイトの公開直後 |
| 印刷物 | 名刺、チラシ、ショップカード、看板、パンフレット | 刷り直しの時期に合わせて |
| QRコード | 店頭のPOP、名刺の裏、配布物 | 印刷物と一緒に |
| 他の人のサイト | 取引先、所属団体、紹介記事 | 公開後に順番に依頼 |
SNSのプロフィールやメールの署名は、自分で今すぐ直せます。新しいサイトを公開した日に、まとめて書き換えます。古いサイトが閲覧できる間に替えておけば、終了の日にリンク切れの状態にさらされる時間をなくせます。
見落としやすいのはQRコードです。QRコードには古いアドレスがそのまま入っているため、終了後に読み取ると何も表示されません。店頭や配布物に載せている場合は、新しいアドレスのQRコードに作り直します。名刺やチラシの在庫が多い場合は、新しいアドレスを書いたシールを貼る、在庫が少なくなった時点で刷り直すなど、費用と時期を見て決めます。
予約サイトや地域のポータルなど、自分でログインして直せる掲載先も多くあります。どこに登録したかを思い出すために、メールの受信箱で「登録完了」「掲載」などの言葉を検索すると、過去の登録の控えが見つかることがあります。
Googleビジネスプロフィールのウェブサイト欄を直す
店舗や事務所を運営している人にとって、Googleマップや検索の右側に出るビジネスプロフィールは、店名で探す人が最初に目にする場所です。ここのウェブサイト欄が古いアドレスのままだと、終了後は「サイトを開いたら何も出ない」状態になります。
Googleビジネスプロフィールのヘルプでは、オーナー確認済みのプロフィールは、Google検索またはGoogleマップから直接編集できると案内されています。Google検索で直す場合の流れは次のとおりです。
- ビジネスプロフィールにリンクされているGoogleアカウントにログインする
- Google検索で自分のビジネスプロフィールに移動する
- 「プロフィールを編集」を選ぶ
- ウェブサイトの項目を新しいアドレスに書き換える
- 「保存」を選ぶ
Googleマップのアプリから直す場合は、右下の「ビジネス」をタップし、「プロフィールを編集」から同じように書き換えます。ヘルプでは、編集できる情報としてウェブサイトのほか、ソーシャルメディアのリンクなども挙げられています。予約やメニューのリンクに古いアドレスを登録している場合は、あわせて直します。詳しくはビジネスプロフィールを編集するのヘルプで確かめてください。
ビジネスプロフィールの管理を家族や以前の制作者のGoogleアカウントで行っている場合は、まずそのアカウントにログインできるかを確かめます。ログインできないと、ウェブサイト欄を書き換えられません。
変更は確認を経てから公開されることがあり、すぐに反映されない場合もあります。新しいサイトを公開したらその日のうちに書き換えておくと、終了日までに反映を確かめる余裕ができます。
お知らせの出し方と文例
古いサイトに移転のお知らせを載せられないため、利用者や取引先への案内は、SNSやメールなど別の経路で出します。届けたい相手ごとに経路を決めます。
| 相手 | 経路 |
|---|---|
| お客様、読者 | SNSの投稿、LINE公式アカウント、メールマガジン、店頭の掲示 |
| 取引先、所属団体 | メール(リンクの変更のお願いを添える) |
| 紹介記事を書いてくれた人 | メールやSNSのメッセージ |
SNSに投稿する場合の文例です。〇〇の部分を書き換えて使ってください。
「〇〇(店名)のホームページは、Ameba Owndのサービス終了にともない、新しいアドレスに移りました。新しいアドレスは〇〇です。お手数ですが、ブックマークの登録をお願いします。」
取引先に出すメールの文例です。
「いつもお世話になっております。〇〇の〇〇です。弊社のホームページは、利用していたAmeba Owndのサービス終了にともない、新しいアドレスへ移りました。新しいアドレスは〇〇です。貴社のサイトに弊社へのリンクを載せていただいている場合は、新しいアドレスへの変更をお願いできますと幸いです。」
お知らせは1回で終えず、公開した直後と、終了日が近づいた時期の2回出すと、見落とした人にも届きやすくなります。
次に同じことが起きないように:自分のドメインを持つ意味
今回、独自ドメインを使っていた人は、DNSの設定を書き換えるだけで、同じアドレスのまま移行先へ移れます。一方、Ameba Owndのアドレスで公開していた人は、アドレスごと出直すことになりました。この差は、アドレスを誰が持っているかの差です。
| 比べる点 | サービスのアドレス(サブドメイン) | 自分のドメイン |
|---|---|---|
| 持ち主 | サービスの運営会社 | 自分(ドメイン管理会社と契約) |
| サービスが終わったとき | アドレスごと使えなくなる | 行き先を書き換えて使い続けられる |
| 移行先を替えたとき | アドレスが変わる | アドレスは変わらない |
| 費用 | サービスの料金だけ | ドメインの更新料がかかる |
移行先でも同じようにサービスのアドレスで公開すると、そのサービスが終わったり、乗り換えたくなったりしたときに、同じ作業を繰り返すことになります。アドレスが変わる今は、どのみち名刺やSNSのリンクを全部直すことになるので、自分のドメインに切り替えるにはよい時期です。一度自分のドメインにしておけば、次に移行先を替えるときに直すのはDNSの設定だけで、名刺やQRコードは刷り直さずに済みます。
自分のドメインは、ドメイン管理会社と契約して取得します。Ameba Owndの公式ヘルプでは、国内のドメイン管理会社の例として、お名前.com、ムームードメイン、スタードメイン、VALUE-DOMAINが挙げられています。ドメインは誰の名義で取るかも大切で、制作を頼んだ人の名義にすると、後から自由に設定を変えられなくなることがあります。ドメインは誰の名義で取得すべきかで、名義を自分にしておく理由を説明しています。
自分のドメインを取ると、そのドメインでメールアドレスを作ることもできます。サイトとメールのアドレスがそろうと、取引先から見ても同じ事業者だと分かりやすくなります。手順は事業用のメールアドレスの作り方にまとめています。
移行先と新しいアドレスの決め方
移行先を選ぶときは、新しいアドレスを何にするかを一緒に決めます。主な選択肢は次のとおりです。
| 移行先 | 新しいアドレス | 費用の目安 |
|---|---|---|
| Amebaブログ | Amebaブログのアドレス(独自ドメインは使えない) | 有料プランは移行者向けに準備中と公式が案内 |
| WordPress | 自分のドメイン | レンタルサーバーとドメインの料金(各社の公式で確認) |
| LynxPress Free | LynxPressのサブドメイン | 0円 |
| LynxPress Starter | 自分のドメイン | 月額2,980円(税込)とドメインの料金 |
Amebaブログは、Ameba Owndの運営が移行先として挙げているサービスです。ただし公式ヘルプには、Amebaブログでは独自ドメインを使えないと明記されています。お金をかけずにすぐ移りたい人には選びやすい一方で、アドレスは再びサービスのものになります。
WordPressは、公式が挙げるもう1つの移行先です。自分のドメインで公開でき、自由度も高いですが、レンタルサーバーの契約や更新の管理が必要になります。
LynxPressは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。サーバー代は不要で、Freeプランは0円からサブドメインで公開でき、クレジットカードの登録も要りません。独自ドメインはStarterプラン(月額2,980円、税込)から使えます。今回のアドレス変更を機に自分のドメインへ移るなら、Starterプランで独自ドメインを取り直す進め方になります。独自ドメインの設定は、ドメイン管理会社のDNSにAレコード(ドメイン名をサーバーの番地に結びつける設定)を1つ追加する形で、https(暗号化通信)の証明書はLynxPressが自動で用意します。料金はLynxPressの料金で最新の記載を確かめてください。
新しいアドレスの文字は、店名や屋号をそのまま使うと、名刺やSNSで見た人が覚えやすくなります。.comや.jpなど末尾の種類によって取れる会社や料金が違うので、契約する会社の公式の案内で確かめてから決めます。LynxPressの独自ドメインの案内では、.jpのようにCloudflareで取得できないドメインは、ほかの会社で取得してから設定する流れが説明されています。
自分のドメインを取って新しいサイトを公開するまでの流れ
自分のドメインで出直すと決めた場合の流れを、時間のかかる順番に並べます。ドメインの取得とDNSの反映には時間がかかることがあるので、記事の移し替えと並行して早めに始めます。
- ドメインの名前を決め、空いているかをドメイン管理会社のサイトで調べる
- 自分の名義でドメインを取得する(取得時の連絡先のメールアドレスは、ふだん読むものにする)
- 移行先のサービスで新しいサイトを作り、記事やページを移す
- 移行先の管理画面に、取得したドメインを登録する
- ドメイン管理会社のDNSに、移行先が指定するレコードを登録する
- 新しいアドレスでサイトが開くか、httpsの鍵のマークが付くかを確かめる
- Search Consoleに登録し、リンクの張り替えとお知らせを始める
2の連絡先のメールアドレスは大切です。ドメイン管理会社からは、登録情報の確認や更新の案内がメールで届きます。Ameba Owndの公式ヘルプでも、ドメイン管理会社から届く登録情報の有効性を確かめるメールに対応しないと、一時的にドメインの利用が制限されることがあると案内されています。
LynxPressで進める場合は、Freeプランで記事を移しながら使い勝手を確かめ、ドメインを登録する段階でStarterプランに切り替えます。DNSには、名前を@(ドメインそのもの)またはwww、値を162.43.90.201としたAレコードを1つ登録します。同じ名前のA・AAAA・CNAMEのレコードがほかにあれば削除するよう、公式の案内に書かれています。手順の詳細はLynxPressの独自ドメインの設定方法で確かめられます。
一方、当面はサービスのアドレスのまま移る選択もあります。12月24日(木)11:00までの時間が限られている中で、まず移すことを優先し、自分のドメインは落ち着いてから取る進め方です。ただしこの場合、後から自分のドメインに移すときに、もう一度アドレスが変わります。名刺の刷り直しやGoogleビジネスプロフィールの書き換えを2回することになるので、印刷物の刷り直しは自分のドメインが決まってからにすると、無駄が少なくなります。
サイトの使い方別:先に手を付ける場所
限られた時間で全部を一度に直すのは難しいので、サイトの使われ方に合わせて、先に手を付ける場所を決めます。
| サイトの使い方 | 先に直す場所 | 後でよい場所 |
|---|---|---|
| 店舗・サロン・教室 | Googleビジネスプロフィール、予約サイト、店頭のQRコード | 古い記事の移し替え |
| 作品や実績の紹介(ポートフォリオ) | SNSのプロフィール、応募や営業で送った資料のリンク | 古い日記的な記事 |
| 団体・地域の活動 | 会員への連絡、関係団体のサイトのリンク | 過去の活動報告 |
| 情報発信のブログ | 読まれていた記事の移し替え、Search Consoleの登録 | 印刷物 |
店舗や教室では、お客様の多くが店名で検索したり、地図から探したりして訪れます。そのため、記事を全部移すより先に、Googleビジネスプロフィールと予約の導線を新しいアドレスにつなぐことが大切です。一方、検索から記事を読まれていたブログは、読まれていた記事から順に移し、新しいサイトを早く検索に載せることを優先します。どの場合も、新しいサイトを公開した日を起点に、表の左側から片付けていきます。
移行や張り替えを人に頼む場合
新しいサイトの作成、記事の移し替え、Search Consoleの登録、リンクの張り替えまでを1人で進めるのは手間がかかります。店舗の営業や本業と並行して12月24日(木)11:00までに終えるのが難しい場合は、作業の一部を頼む方法もあります。
制作会社やフリーランスに頼むときは、サイトを作る作業と、検索やGoogleビジネスプロフィールの手入れを分けて考えると見積もりを比べやすくなります。Ameba Owndで作ったサイトの制作費の目安はAmeba Ownd制作代行の費用で、移行を伴う作り直しで発注前に決めておくことはCMS移行を伴うリニューアルの注意点で説明しています。
検索対策やGoogleビジネスプロフィールの運用は、SEOやMEO(地図検索での見え方を整える対策)の仕事として個人に依頼されることもあります。どのような仕事があるかはSEO対策・MEO・LPOのお仕事で、サイトの制作はホームページ・ブログ制作のお仕事で確かめられます。
12月24日までにやることの整理
独自ドメインの無いサイトを移す人が、12月24日(木)11:00までにやることを順番に並べます。運営は延長を検討中と発表していますが、決まるまではこの日時を期限として進めます。
- アドレス欄を見て、自分のサイトがAmeba Owndのアドレスか独自ドメインかを確かめる
- 古いアドレスが載っている場所(SNS、Googleビジネスプロフィール、名刺、QRコード、掲載先)を一覧にする
- 検索からの訪問が多いページと、リンクしてくれているサイトを書き写す
- 11月中に提供予定のエクスポート機能で、記事・ページ・画像を保存する
- 移行先と新しいアドレスを決める(次に備えて自分のドメインを持つかも決める)
- 新しいサイトを公開し、Search Consoleに登録してサイトマップを送信する
- SNS、Googleビジネスプロフィール、メールの署名を新しいアドレスに書き換え、お知らせを出す
- 印刷物とQRコードを刷り直す時期を決める
古いアドレスの評価は引き継げませんが、新しいサイトを早く公開し、リンクを張り替えておけば、店名や名前で探す人を新しいサイトへ案内できます。自分のドメインで出直したい人は、LynxPressの公式サイトでFreeプランから試せます。AmebaブログやWordPressを選ぶ場合も、新しいアドレスを早く決めて張り替えを始めることが、アドレスの変更による影響を小さくする一番の近道です。
よくある質問
Q. ○○.amebaownd.comのアドレスを新しいサイトに転送できますか?
できません。公式のお知らせでは、サービス終了後は閲覧を含むすべての機能が使えなくなるとされています。転送は古いアドレスを受け持つ側が動いていないと働かないため、Ameba Owndが止まると転送も残せません。2026年11月2日以降は独自ドメインの新しい設定もできないため、独自ドメイン経由で転送を作る方法も使えません。
Q. アドレスが変わると検索の順位はどうなりますか?
古いアドレスの順位は新しいサイトへ引き継げません。Googleはサイトの移転で301リダイレクトを使うよう案内していますが、転送を設定できないため、新しいサイトは別のサイトとして評価されます。新しいサイトを早く公開し、Search Consoleでサイトマップを送信し、リンクを張り替えておくと、店名などで探す人には見つけてもらいやすくなります。
Q. 名刺やチラシに載せたアドレスはどうすればよいですか?
終了後は古いアドレスを開いても何も表示されないため、刷り直しが必要です。QRコードにも古いアドレスが入っているので作り直します。在庫が多い場合は、新しいアドレスを書いたシールを貼る、在庫が減った時点で刷り直すなど、費用と時期を見て決めます。次に備えて自分のドメインを載せておけば、移行先を替えても刷り直さずに済みます。
Q. 古いサイトに「移転しました」と載せることはできますか?
2026年11月5日時点ではできません。11月2日から記事やページの投稿・更新が止まっているためです。運営は「サイト上での移転先のご案内」を検討中と発表していますが、実施は決まっていません。お知らせはSNS、メール、LINE公式アカウント、店頭の掲示など、Ameba Ownd以外の経路で出してください。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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