Ameba Owndの独自ドメインを引き継ぐ方法|CNAMEの書き換え手順と注意点 2026


この記事のポイント
- ✓Ameba Owndの独自ドメインは
- ✓ドメイン管理会社でCNAMEを書き換えれば移行先で使い続けられます
- ✓wwwのCNAMEを消してAレコードを追加する手順
Ameba Owndの独自ドメインは、ドメインそのものを失うわけではなく、ドメイン管理会社の画面でDNSの設定を書き換えれば、移行先のサービスでそのまま使い続けられます。やることは、Ameba Ownd用に登録してある「custom-domain.amebaowndme.com」宛てのCNAMEレコードを、移行先が指定する内容に変えることです。期限はサービス終了の2026年12月24日(木)11:00(11月5日時点。延長を検討中と発表)です。まずは、ドメインをどの会社で契約しているかと、今のDNSの設定を確かめるところから始めてください。
この記事では、2026年11月5日時点で公開されているAmeba Owndの公式ヘルプとお知らせをもとに、独自ドメインを移行先へ引き継ぐ手順を順番に説明します。書き換え先の具体例として、Aレコード1つで独自ドメインを設定できるLynxPressの手順も載せています。
Ameba Owndの独自ドメインは終了後どうなるか
最初に、何が終わって何が残るのかを分けて押さえておきます。
Ameba Owndの独自ドメインは、プレミアムプランの利用者だけが使えた機能です。ドメイン自体はお名前.comやムームードメインなどのドメイン管理会社と契約して取得したもので、Ameba Owndはそのドメインでサイトを表示する役目を担っていました。つまり、終わるのは「Ameba Owndがそのドメインでサイトを表示する仕組み」であり、ドメインの契約は終わりません。
公式ヘルプ「独自ドメインについて」には、2026年11月2日に次の案内が追記されています。
サービス終了後は、Ameba Owndで設定した独自ドメインでサイトを表示できなくなります。独自ドメインを引き続きご利用になる場合は、2026年12月24日(木)11:00までに、以下の設定変更をお願いいたします。 出典: help.amebaownd.com
同じヘルプには、ドメイン管理会社との契約はサービス終了後も続くこと、今後独自ドメインを使わない場合は管理会社で更新や解約の手続きを確かめることも書かれています。ドメインの更新料は、Ameba Owndの返金とは関係なく管理会社から請求され続けます。
終了の前後で変わることを表にまとめます。
| 項目 | 12月24日(木)11:00まで | 終了後 |
|---|---|---|
| 独自ドメインでのサイト表示 | 閲覧のみ可能(11月2日13:00から) | 表示できない |
| ドメインの契約 | ドメイン管理会社で継続 | ドメイン管理会社で継続 |
| DNSの書き換え | ドメイン管理会社の画面でいつでも可能 | 可能(ただしAmeba Owndのサイトは無い) |
| Ameba Owndでの新しい独自ドメインの設定 | 11月2日以降はできない | できない |
| データのエクスポート | 11月中に提供開始の予定 | できない |
ここで大事なのは、DNSを書き換えた瞬間からドメインの行き先が移行先に変わるという点です。Ameba Owndのサイトが閲覧できる間に移行先の準備を終え、切り替えても空白の時間が生まれないように進めます。
なお、2026年11月5日のお知らせで、運営は移行期間の延長を検討していると書いています。延長が決まったわけではないため、この記事では12月24日(木)11:00を期限として扱います。延長が発表されたら、その日時に読み替えてください。
今のDNSの設定を確かめる
作業の前に、今の設定を書き写しておきます。ここで出てくる言葉を先に説明します。
- DNS:ドメイン名を、サイトを表示するサーバーの場所に結びつける仕組みです。ドメイン管理会社の画面で「DNSレコード」として登録します。
- CNAMEレコード:あるドメイン名を、別のドメイン名の別名として扱わせる設定です。Ameba Owndでは、自分のドメインをcustom-domain.amebaowndme.comの別名にすることで、サイトを表示していました。
- Aレコード:ドメイン名を、サーバーの番地にあたるIPアドレスに直接結びつける設定です。
- MXレコード:そのドメイン宛てのメールをどのメールサーバーで受け取るかを決める設定です。
- ネームサーバー:DNSレコードを預けている場所です。ドメインを取得した会社とは別の会社(Cloudflareなど)に預けていることもあります。
確かめる項目は次の5つです。
- ドメインを契約している会社とログイン情報(更新の期限もあわせて見る)
- ネームサーバーがどこか(取得した会社のものか、別の会社のものか)
- Ameba Owndに向けているCNAMEの「ホスト名」(多くの場合は www)
- 同じドメインでメールを使っているか(MXレコードの有無)
- そのほかのレコード(Google Search Consoleの確認用のTXTレコードなど)
Ameba Owndの独自ドメインは、公式ヘルプに「サブドメイン形式の独自ドメインのみ対応」と書かれているとおり、www.example.comのように前に何かが付いた形でしか設定できませんでした。そのため、ほとんどの人のDNSは次のような形になっています。
| ホスト名 | 種類 | 値 | 役割 |
|---|---|---|---|
| www | CNAME | custom-domain.amebaowndme.com | Ameba Owndでサイトを表示 |
| (空欄または@) | MX | メール会社の指定 | メールの受信 |
| (空欄または@) | TXT | メール会社やGoogleの指定 | 送信元の証明や所有権の確認 |
この表のうち、書き換えるのは1行目のwwwのCNAMEだけです。2行目以降はAmeba Owndとは関係がないため、そのまま残します。値の末尾にピリオドが付いた「custom-domain.amebaowndme.com.」と表示される会社もあります。公式ヘルプにも、事業者によっては末尾のピリオドが必要と書かれています。
画面を写真に撮るか、表の中身を文字で書き写しておくと、作業の途中で迷ったときに元の状態へ戻せます。これは移行先を問わず最初にやっておく作業です。
Ameba Owndの独自ドメインを引き継ぐ流れ
Ameba Owndで使っていた独自ドメインを引き継ぐ流れは、どの移行先を選んでも大きくは変わりません。順番は次の6段階です。
- 移行先を決める(独自ドメインが使えるサービスかを確かめる)
- 移行先で新しいサイトを作り、記事やページを移す
- 移行先の管理画面に、使いたいドメイン(www.example.comなど)を登録する
- ドメイン管理会社の画面で、wwwのCNAMEを移行先の指定に書き換える
- ブラウザでドメインを開き、新しいサイトが表示されるかを確かめる
- 検索エンジンやSNSでの見え方を確かめる
公式ヘルプの手順は、上の3と4にあたる部分を「移行先のサービスで独自ドメインを利用するための設定を行い、CNAMEレコードを移行先のサービスが指定する内容に変更する」とまとめています。移行先が指定する内容はサービスごとに違うため、必ず移行先の公式の案内を見てから書き換えます。
順番を入れ替えないことも大切です。先にDNSを書き換えてしまうと、移行先にまだ記事が無い状態でドメインがそちらへ向き、訪れた人に空のサイトや「見つかりません」の画面を見せることになります。移行先の準備ができるまでは、Ameba Owndの閲覧機能が古いサイトを表示し続けてくれるので、DNSは最後に触ります。
もう1つ、Ameba Owndの管理画面で何かを操作する必要はありません。公式ヘルプに「Ameba Ownd側での独自ドメインの解除操作は不要です」と明記されています。11月2日から投稿や更新ができない状態が続いており、11月中に提供が始まる予定のエクスポート機能でも、できるのはログイン、コンテンツのエクスポート、サイトの削除だけと案内されています。独自ドメインの作業は、ドメイン管理会社の画面と移行先の管理画面の2か所だけで完結します。
切り替える時期の決め方
DNSの書き換えは、いつでもできる作業ですが、時期を誤ると表示が止まります。判断の材料は公式ヘルプの次の一文です。
DNS設定の反映には、24時間程度かかる場合があります。サイトが表示されない時間を短くするため、移行先の準備が整ってから変更してください。 出典: help.amebaownd.com
反映に時間がかかるのは、世界中のDNSの中継役が古い設定を一定時間覚えているためです。この覚えている時間をTTLと呼びます。書き換えた直後は、ある人には新しいサイト、別の人には古いAmeba Owndのサイトが表示される状態がしばらく続きます。
この性質から、切り替えの時期について2つのことが言えます。
- Ameba Owndのサイトがまだ閲覧できるうちに切り替えれば、古い設定を覚えている人には古いサイトが表示されるので、何も表示されない時間はほとんど生まれません。
- 12月24日(木)11:00の直前に書き換えると、反映を待つ間にAmeba Owndが終了し、古い設定を覚えている人には何も表示されない時間ができます。
目安として、移行先の準備ができたら終了日の少なくとも数日前、できれば12月中旬までに書き換えを終えておくと、確認や手直しの時間も取れます。延長が発表された場合でも、早めに切り替えて困ることはありません。
時期を決めるための予定表の例を載せます。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 11月上旬から中旬 | 移行先を決める。DNSの今の設定を書き写す |
| 11月中(公式の提供開始後) | エクスポート機能で記事・ページ・画像を保存する |
| 11月下旬から12月上旬 | 移行先でサイトを作る。独自ドメインを登録する |
| 12月上旬から中旬 | DNSを書き換える。表示とメールを確かめる |
| 12月24日(木)11:00 | Ameba Ownd終了(11月5日時点の予定) |
公式ヘルプはTTLについて、詳しい知識が無い場合は最初から入力されている値のままにしておくことを勧めています。数字を変えずに、余裕を持った日程で進めるのが確実です。
Ameba Owndはwwwだけ:CNAMEを消してAレコードを追加する理由
ここが多くの人が迷うところです。Ameba Owndでは「www」という名前にCNAMEを登録していました。移行先がAレコードを指定する場合、wwwのCNAMEをそのまま残してAレコードを追加することはできません。
理由はDNSの決まりにあります。CNAMEは「この名前は別の名前の別名です」という宣言なので、同じ名前にCNAMEとほかのレコードを同時に登録できません。wwwにCNAMEが残っている限り、wwwに新しいAレコードを追加しようとしても、管理会社の画面でエラーになるか、登録できても正しく動きません。
そのため、Aレコードを指定する移行先へ移す場合の作業は「書き換え」というより、次の2つの操作になります。
- ホスト名wwwのCNAMEレコード(値:custom-domain.amebaowndme.com)を削除する
- ホスト名wwwで、移行先が指定するIPアドレスのAレコードを追加する
移行先がCNAMEを指定する場合は、wwwのCNAMEの値を移行先の指定に書き換えるだけで済みます。どちらの形になるかは移行先が決めることなので、移行先の案内に「CNAME」「Aレコード」のどちらが書かれているかを確かめてから作業します。
もう1つ、wwwを付けたまま使い続けるかどうかも決めておきます。Ameba Owndで公開していたアドレスはwww.example.comなので、検索結果やSNS、名刺に載っているのもwww付きのアドレスです。移行先でもwww付きで公開すれば、ドメイン部分は今と同じアドレスのまま案内を続けられます。移行先がwww無しのexample.comでの公開に対応していても、急いで変える必要はありません。アドレスの形を変えるのは、移行が落ち着いてから考えても間に合います。
書き換え先の具体例:LynxPressでwww付きの独自ドメインを使う手順
移行先の1つの例として、LynxPressで独自ドメインを設定する手順を紹介します。LynxPressは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。
LynxPressはサーバー代が不要で、Freeプランは0円から始められます(サブドメインでの公開。クレジットカードの登録は要りません)。独自ドメインはStarterプラン(月額2,980円、税込)から使えます。料金の最新の記載はLynxPressの料金で確かめてください。独自ドメインのDNSはAレコード1つで、値は162.43.90.201です。https(暗号化通信)の証明書はLynxPressが自動で用意します。
Ameba Owndでwww.example.comを使っていた場合の手順は次のとおりです。
- LynxPressのFreeプランでアカウントを作り、サブドメインで新しいサイトを作る
- 記事や固定ページ(プロフィールやお問い合わせなど)を作り、Ameba Owndから保存した内容を移す
- 独自ドメインを使う段階でStarterプランに切り替える
- LynxPressの管理画面で「サイトの設定」を開き、「独自ドメイン」の欄に www.example.com と入力して「保存する」を押す
- ドメイン管理会社のDNSの画面で、ホスト名wwwのCNAME(値:custom-domain.amebaowndme.com)を削除する
- 同じ画面で、ホスト名www、種類A、値162.43.90.201のレコードを追加する
- ブラウザのアドレス欄に www.example.com と入力して開き、LynxPressのサイトが表示されるか、鍵のマークが付いているかを確かめる
書き換え前と書き換え後のDNSを並べると次のようになります。
| 状態 | ホスト名 | 種類 | 値 |
|---|---|---|---|
| 書き換え前(Ameba Ownd) | www | CNAME | custom-domain.amebaowndme.com |
| 書き換え後(LynxPress) | www | A | 162.43.90.201 |
| どちらでも変えない | (空欄または@) | MX | メール会社の指定のまま |
LynxPressの公式の案内では、同じ名前のA・AAAA・CNAMEのレコードがほかにあるときは削除するように書かれています。wwwに古いCNAMEが残っているとサイトが表示されないので、手順5を忘れないでください。DNSの反映には、LynxPressの案内では数分から数時間かかることがあるとされています。初めて開いたときに「保護されていない通信」と表示された場合は、証明書を用意している途中なので、数分おいてから開き直します。
DNSをCloudflareで管理している場合は、追加したAレコードの「プロキシ状態」を、雲のアイコンが灰色の「DNS のみ」にします。オレンジ色の「プロキシ済み」のままだと表示されないと、LynxPressの案内に書かれています。細かな画面の流れはLynxPressの独自ドメインの設定方法にまとまっています。
管理画面のアドレスは、独自ドメインを設定した後もLynxPressのサブドメインのままで、読者向けのサイトだけが独自ドメインで表示されます。Ameba Owndのデータの取り込みについては、エクスポートの形式がまだ発表されていないため、形式が発表されてから読み込めるかを確かめる段階です。LynxPressはWordPressの書き出しファイル(.xml)の取り込みには全プランで対応しています。
WordPressやほかのサービスへ移す場合の書き換え方
公式が移行先として挙げているのは、AmebaブログとWordPressの2つです。このうちAmebaブログでは独自ドメインが使えないため、独自ドメインを続けるならWordPressか、独自ドメインに対応したほかのサービスを選ぶことになります。
WordPressの場合は、レンタルサーバーを契約してWordPressを入れる形が多く、DNSの指定はサーバー会社が決めます。指定の形はおおむね次の3つのどれかです。
| 移行先の指定 | wwwのレコードでやること | 注意点 |
|---|---|---|
| Aレコード(IPアドレス) | wwwのCNAMEを削除し、Aレコードを追加 | 同じ名前のCNAMEを必ず消す |
| CNAME(別のドメイン名) | wwwのCNAMEの値を書き換える | 値の末尾のピリオドの要否を確かめる |
| ネームサーバーの変更 | ドメインごと別の会社のDNSに預け替える | メールのMXなどを移し先で作り直す |
3つ目のネームサーバーの変更は、影響の範囲が広い方法です。ネームサーバーを変えると、それまで登録していたDNSレコードは全部使われなくなり、預け替え先に登録したものだけが有効になります。メールのMXやTXTを預け替え先に登録し直さないと、メールが届かなくなります。サーバー会社の案内にネームサーバーの変更とAレコードの追加の両方が書かれている場合は、今のDNSのままAレコードを追加する方法を選ぶと、メールへの影響を避けやすくなります。
ドメイン管理会社ごとの画面の名前は、会社によって違います。Ameba Owndの公式ヘルプには、お名前.comでは「DNS関連機能の設定」から「DNSレコード設定」に進む例、ムームードメインでは「ムームーDNS」の「カスタム設定」から登録する例が載っています。CNAMEの削除やAレコードの追加も同じ画面で行えますが、画面は改められることがあるので、契約先の会社の公式ヘルプで今の手順を確かめてから作業してください。DNSの具体的な操作方法はドメイン管理会社に問い合わせるよう、公式ヘルプも案内しています。
ドメインの管理を別の会社へ移したい場合は、お名前.comからCloudflareにドメイン移管する手順で、移管の流れと.jpドメインの扱いを説明しています。ただし、移管とサイトの切り替えを同時に進めると原因の切り分けが難しくなるため、移管は切り替えが終わってからにするのが安全です。
メールを止めないための注意
独自ドメインのメールアドレス([email protected]など)を使っている人は、DNSの作業で最も気を付ける点がメールです。公式ヘルプにも次のように書かれています。
同じドメインでメールをご利用の場合は、メール用の設定(MXレコードなど)を変更・削除しないようご注意ください。 出典: help.amebaownd.com
具体的には、次の3点を守ります。
- 触るのはホスト名wwwのレコードだけにする。ホスト名が空欄や@のレコードは消さない
- MXレコードと、メールの送信元を証明するTXTレコード(「v=spf1」で始まるものなど)は値も含めて残す
- ネームサーバーを変える方法を選ぶ場合は、MXとTXTを移し先にも同じ内容で登録してから切り替える
作業の後は、自分のメールアドレス宛てに外部のアドレスから1通送って届くか、独自ドメインのアドレスから1通送って相手に届くかを確かめます。サイトの表示だけを見て終わりにせず、メールの送受信まで確かめてから作業を閉じてください。
メールの設定に自信がない場合や、取引先とのメールが多い事業者は、メールの設定だけを専門家に頼む方法もあります。独自ドメインのメール設定を外注する範囲では、どこまでを頼めるかと、制作費に含まれるかの確かめ方を説明しています。
Amebaブログへ移る場合の独自ドメインの扱い
Ameba Owndの運営は、移行先としてAmebaブログを挙げ、Ameba Owndから移る人向けにAmebaブログの有料プランを準備中と案内しています。ただし、公式ヘルプには「Amebaブログでは、独自ドメインをご利用いただけません」と明記されています。
そのため、Amebaブログへ移るとサイトのアドレスはAmebaブログのものに変わり、これまでの独自ドメインでは新しいサイトを表示できません。Amebaブログを選ぶ場合は、独自ドメインについて次のどちらかを決めておきます。
- 今後も使う可能性があるなら、ドメインの契約を続けておく(メールに使っているなら必ず続ける)
- サイトにもメールにも使わないなら、ドメイン管理会社で更新や解約の手続きを確かめる
メールに独自ドメインを使っている人がドメインの契約をやめると、そのアドレスでメールを受け取れなくなります。サイトをAmebaブログへ移すことと、ドメインの契約を続けることは別の判断なので、分けて考えてください。
独自ドメインを使い続けたい人は、Amebaブログ以外の移行先を選ぶ必要があります。どの移行先にするかは、独自ドメインに対応しているか、毎月の費用、記事を移す手間で比べると決めやすくなります。独自ドメインの面だけで並べると次のとおりです。
| 移行先 | 独自ドメイン | DNSでやること | 用意するもの |
|---|---|---|---|
| Amebaブログ | 使えない(公式ヘルプに明記) | なし | なし |
| WordPress | 使える | サーバー会社の指定に従う | レンタルサーバーの契約 |
| LynxPress | Starterプランから使える | wwwのCNAMEを消し、Aレコード1つを追加 | サーバーの契約は不要 |
WordPressのサーバー代や、そのほかのサービスの料金は、各社の公式の料金ページで最新の記載を確かめてください。
つまずきやすい場面と確かめること
書き換えた後にサイトが表示されないときは、次の順番で確かめます。
- wwwに古いCNAME(custom-domain.amebaowndme.com)が残っていないか
- 追加したレコードのホスト名がwwwになっているか(空欄や@に登録していないか)
- 値(IPアドレスやドメイン名)に入力の誤りがないか
- 移行先の管理画面に登録したドメインと、DNSのホスト名が同じか(www.example.comとexample.comの取り違え)
- 書き換えてから時間が経っているか(反映に24時間程度かかる場合がある)
- ドメインの契約期限が切れていないか
1と関連して、wwwにAAAAレコード(IPv6という新しい形式の番地に結びつける設定)が登録されている場合も、移行先がAレコードを指定しているなら削除の対象になります。LynxPressの案内でも、同じ名前のA・AAAA・CNAMEがほかにあれば削除するよう書かれています。
6について、Ameba Owndの公式ヘルプは、ドメイン管理会社から届く「ドメイン登録情報の有効性確認」のメールに対応していないと、一時的にドメインの利用が制限されることがあると案内しています。更新期限が近い人は、切り替えの前に更新を済ませておくと安心です。
このほか、次の点もよく聞かれます。
- Ameba Owndの管理画面で独自ドメインの設定を変える必要はありません(解除操作は不要と公式が案内しています)
- 2026年11月2日以降、Ameba Owndで新しく独自ドメインを設定することはできません。独自ドメインを使っていなかった人が、今から独自ドメインを設定して転送を作ることはできません
- 書き換えた後でもAmeba Owndの閲覧機能が続いている間は、古い設定を覚えている人にはAmeba Owndのサイトが表示されます。しばらく両方が表示されるのは正常な状態です
ページ単位のアドレスにも注意が要ります。ドメインが同じでも、Ameba Owndの記事のアドレス(/posts/ のあとに数字が付く形)と移行先の記事のアドレスは一致しないことがほとんどです。Googleは、URLが変わる移転では古いURLから新しいURLへの301リダイレクト(恒久的な転送の設定)を用意することを勧めています。移行先でページごとの転送を設定できるかは、サービスごとに確かめてください。トップページのアドレスは変わらないので、少なくともトップページへの道は保たれます。
切り替えた後に確かめる5つのこと
DNSを書き換えて新しいサイトが表示されたら、作業はほぼ終わりですが、次の5つを確かめてから閉じると、後から問題に気付く場面を減らせます。
- 表示の確認:パソコンとスマートフォンの両方で、www付きのアドレスを開いて新しいサイトが出るかを見る。スマートフォンはWi-Fiを切った回線でも開くと、別の経路のDNSでの見え方を確かめられる
- httpsの確認:アドレス欄に鍵のマークが付き、「保護されていない通信」と出ないかを見る
- メールの確認:独自ドメインのアドレスで、外部との送受信が両方できるかを見る
- 主なページの確認:お問い合わせ、料金、アクセスなど、訪れた人がよく見るページが移行先にそろっているかを見る
- 検索の確認:Google Search Consoleを使っている場合は、移行先のサイトで所有権を確認し直し、サイトマップを送信する
5のサイトマップは、サイトの中のページの一覧を検索エンジンに伝えるためのファイルです。Googleの案内では、サイトマップを送信すると移転したページを見つけてもらうまでの時間を短くできるとされています。Search Consoleの所有権の確認にDNSのTXTレコードを使っている場合は、そのTXTレコードを消さずに残しておけば、ドメイン単位の確認はそのまま続きます。
また、Googleは、サイトの大きな変更の後は検索の順位がしばらく揺れることがあり、中規模のサイトでは新しいURLに置き換わるまで数週間以上かかることがあると案内しています。切り替えの直後に検索からの訪問が減っても、すぐに設定を戻さず、数週間は様子を見てください。順位を保つための詳しい考え方は、GoogleのURLの変更を伴うサイト移転にまとまっています。
切り替えが終わっても、書き写しておいた古い設定の控えは、しばらく残しておきます。移行先で問題が起きたときに、どのレコードをいつ変えたかを管理会社や移行先の窓口へ正確に伝えられます。Ameba Owndの終了後は古いサイトという戻り先が無くなるので、5つの確認は終了日より前に済ませておきます。
移行の作業を人に頼む場合
DNSの作業そのものはレコードを1つか2つ変えるだけですが、移行先のサイト作りまで含めると、記事やページの移し替え、画像の保存、メールの確認と作業は多くなります。12月24日(木)11:00までに自分で進める時間が取れない場合は、作業の一部を頼むのも1つの方法です。
頼むときは、ドメインの管理の権限を自分の側に残しておくことが大切です。制作者にドメイン管理会社のログイン情報を渡したままにすると、契約が終わった後に設定を変えられなくなる例があります。ドメイン・サーバーの管理権限を発注者側に残す方法では、依頼するときに決めておくことを説明しています。
ホームページの移行や作り直しは、ホームページ制作の仕事として個人に依頼されることもあります。どのような仕事が依頼されているかはホームページ・ブログ制作のお仕事で、公開後の保守や分析まで頼む場合はWebサイトコンサル・保守・分析のお仕事で確かめられます。依頼する範囲を「DNSの書き換えとメールの確認だけ」のように小さく区切ると、見積もりも取りやすくなります。
12月24日までにやることの整理
最後に、独自ドメインを引き継ぐために12月24日(木)11:00までにやることを順番に並べます。運営は延長を検討中と発表していますが、決まるまではこの日時を期限として進めます。
- ドメイン管理会社とログイン情報、更新期限を確かめる
- DNSの今の設定(wwwのCNAME、MX、TXT)を書き写す
- 移行先を決める(独自ドメインに対応しているか。Amebaブログは対応していない)
- 11月中に提供予定のエクスポート機能で、記事・ページ・画像を保存する
- 移行先でサイトを作り、独自ドメイン(www付き)を登録する
- wwwのCNAMEを削除してAレコードを追加する(移行先がCNAMEを指定する場合は値を書き換える)
- サイトの表示とhttps、メールの送受信を確かめる
移行先にまだ迷っている場合、サーバーの契約をせずに独自ドメインで公開できる選択肢として、LynxPressもあります。Freeプランでサイトを作って使い勝手を確かめ、独自ドメインに切り替える段階でStarterプランにする進め方ができます。詳しくはLynxPressの公式サイトで確かめてください。WordPressやほかのサービスを選ぶ場合も、DNSで触るのはwwwのレコードだけ、メールの設定は残す、という2点は同じです。
よくある質問
Q. Ameba Owndの管理画面で独自ドメインを解除しておく必要はありますか?
必要ありません。公式ヘルプに、Ameba Ownd側での独自ドメインの解除操作は不要と書かれています。作業はドメイン管理会社の画面でCNAMEレコードを移行先の指定に変えることと、移行先の管理画面でドメインを登録することの2つです。2026年11月2日から投稿や更新ができない状態が続いているため、Ameba Owndの画面では設定を変えられません。
Q. CNAMEを書き換えるとメールも止まりますか?
ホスト名wwwのレコードだけを変え、MXレコードやメール用のTXTレコードを残せば、メールには影響しません。公式ヘルプも、同じドメインでメールを使っている場合はMXレコードなどを変更・削除しないよう注意を促しています。ネームサーバーを変える方法を選ぶときは、移し先にMXとTXTを登録し直してから切り替えてください。
Q. DNSを書き換えてもすぐに新しいサイトが表示されないのはなぜですか?
DNSの中継役が古い設定を一定時間覚えているためで、公式ヘルプは反映に24時間程度かかる場合があるとしています。その間は古いAmeba Owndのサイトが表示されることもあります。24時間を過ぎても表示されないときは、wwwに古いCNAMEが残っていないか、ホスト名や値に誤りがないかを確かめてください。
Q. 独自ドメインを使わなくなる場合、ドメインはどうすればよいですか?
ドメインの契約はAmeba Owndの終了後も続くため、使わないならドメイン管理会社で更新や解約の手続きを確かめます。ただし、そのドメインでメールを使っている場合は、契約をやめるとメールを受け取れなくなります。サイトの移行先とドメインの契約は別に判断し、メールの移行先を決めてから解約するのが安全です。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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