作業療法士の最初の1件の取り方


この記事のポイント
- ✓作業療法士 副業 案件 取り方の要点は
- ✓提案文とサンプル1本に集約されます
- ✓実績ゼロから見せるものを作る手順
作業療法士の資格を持っているのに、副業の案件を1件も取れていない。この状態でつまずいている人は、案件が無いからつまずいているのではありません。応募していないか、応募しても中身が薄いかのどちらかです。募集そのものは、探し方さえ分かれば見つかります。
最初の1件は、2件目以降とはまったく難易度が違います。実績が無い状態で、初対面の相手に「この人に頼んで大丈夫か」を判断してもらわなければならないからです。逆に言えば、その判断材料をこちらから用意すれば通ります。この記事では、応募先の探し方、提案文に何を書くか、実績ゼロの段階で見せるものをどう作るかを、順を追って整理します。
最初の1件だけが特別に難しい理由
実績を求められるが、実績は仕事からしか生まれない
副業の募集を見ると、たいてい「実績をお知らせください」と書かれています。ところが実績は、仕事を受けなければ生まれません。この循環に入り込むと、応募しても落ちる、落ちるから実績ができない、という状態が続きます。
ここで多くの人が誤解しているのは、発注側が見ているのは「過去に何件やったか」ではないということです。発注側が本当に見ているのは、「この人に頼んだら、どんなものが返ってくるか」です。過去の実績は、その予測を立てるための材料のひとつにすぎません。材料が実績でなくてもよいなら、他の材料を用意すればいい。
資格が判断材料になる領域を選ぶ
作業療法士が有利なのは、資格そのものが判断材料として機能する領域があることです。一般的な在宅ワークでは、資格より実務スキルが評価されます。しかし、医療や介護、生活支援に関わるコンテンツや相談の領域では、資格が応募の条件として設定されている募集が存在します。
作業療法士の給与は、他の医療職と比べると決して高くはありません。厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、作業療法士の平均年収は約430万円です。そのため、給与面での不安を抱える人は少なくないのではないでしょうか。そこで、本業と両立しながら収入アップを目指せる副業がおすすめなのです。 出典: co-medical.com
この背景があるため、副業を探す作業療法士は増えています。ただ、増えているのは応募者だけではなく、資格保有者を求める募集も増えています。競争が激しいのは、資格を問わない一般的な案件のほうです。応募先の選び方で、通過率は大きく変わります。
最初の1件に向く仕事、向かない仕事
すべての副業が最初の1件に向いているわけではありません。
向いているもの
在宅で完結し、成果物が明確で、単発で終わらせられるもの。具体的には、記事の執筆、記事の内容確認、アンケートやインタビューへの協力、教材や研修資料の内容チェック、オンラインでの単発の相談対応です。
これらは、依頼側にとってもリスクが小さい。1本頼んでみて合わなければそれで終わりにできるからです。依頼側のリスクが小さい仕事ほど、実績の無い人にも回ってきます。
向いていないもの
継続前提の顧問契約、定期的に訪問する形の業務、複数人のチームに入る案件。これらは依頼側の投資が大きいので、実績の無い人には回りません。また、本業の勤務先と地域やサービス種別が重なる仕事は、競業の問題が出るため最初から避けたほうが安全です。
もうひとつ、成果報酬型の案件も最初の1件には向きません。労力に対して報酬が確定しないため、時間の見積もりが立たず、副業として続けられなくなります。
準備するものは3つだけ
応募の前に用意するものは、次の3つで足ります。これ以上を揃えようとすると、準備だけで時間が過ぎます。
プロフィール文
資格名、実務年数、専門としてきた領域、対応できる時間帯。この4つを、200字から300字程度でまとめます。
実務年数と領域は具体的に書いてください。「作業療法士として勤務」より、「回復期リハビリテーション病棟で6年、生活期の訪問で2年。食事と更衣の動作評価と、住環境の調整を中心に担当」のほうが、依頼側は何を頼めるか判断できます。
対応できる時間帯を書くのは、依頼側の不安を先に消すためです。本業がある人に頼むとき、依頼側がいちばん心配するのは連絡が取れるかどうかです。「平日は21時以降、土日は日中に対応可能」と書いてあるだけで、印象が変わります。
提案文のひな型
応募のたびに一から書くと、応募数が伸びません。ひな型を1つ作り、案件ごとに差し替える部分を決めておきます。差し替えるのは、その案件のテーマに関係する自分の実務経験の部分と、その記事で扱うべき論点の部分です。
サンプル1本
これが最も効きます。実績が無い段階で、実力を示せる唯一の材料です。
提案文に何を書くか
ここが最初の1件を取れるかどうかの分かれ目です。
通らない提案文の共通点
落ちる提案文は、次のどれかに当てはまります。資格名と実務年数だけを書いて「よろしくお願いします」で終わっている。テンプレートをそのまま送っていて、その案件に触れていない。熱意だけを書いていて、何ができるかが書かれていない。長すぎて要点が読み取れない。
発注側は、資格保有者からの応募を複数受け取っています。同じような文面が並んだとき、選ぶ理由がないと選べません。
通る提案文の4要素
順番も含めて、次の形にします。
第一に、その案件のテーマに対して、自分の実務のどこが直接関係するかを1段落で書きます。「排泄動作の記事」であれば、その領域を実務でどのくらい扱ってきたかを書く。抽象的な「経験を活かせます」ではなく、扱ってきた場面を具体的に書きます。
第二に、その仕事で自分なら扱う論点を3つ挙げます。記事の案件なら見出し案、相談の案件なら確認する項目、内容チェックの案件なら見るポイント。これがあると、発注側は仕上がりを想像できます。想像できる相手には発注しやすい。
第三に、参照できる公的な資料を1つか2つ、名前で挙げます。制度や統計の名称を具体的に書けると、裏付けを取れる人だと伝わります。
第四に、着手できる日と初回の提出可能日を、具体的な日付で書きます。「なるべく早く」ではなく日付で書く。納期の読める人は、それだけで価値があります。
全体で400字から600字。これ以上長くすると読まれません。
送るタイミング
募集が公開されてから時間が経つほど、応募が積み上がり、読まれにくくなります。良さそうな募集を見つけたら、その日のうちに送ってください。完璧な提案文を3日かけて書くより、7割の提案文を当日送るほうが通ります。
サンプルをどう作るか
実績ゼロの段階で最も強い材料が、自分で作ったサンプルです。
何を作るか
記事の案件を狙うなら、2,000字から3,000字程度の記事を1本書きます。テーマは、自分が実務で最も扱ってきた領域から選びます。食事動作、更衣、入浴、住環境の調整、福祉用具の選び方など、狭く具体的なテーマにしてください。「作業療法士とは」のような広いテーマは、力量が伝わりません。
書くときに必ず入れるものが3つあります。対象読者を冒頭で明示すること。制度や数値には出典を示すこと。動作を段階に分けて説明すること。この3つが入っていると、専門職として書ける人だと伝わります。
内容確認や監修の案件を狙うなら、既存の公開記事を1本選び、指摘を書いたものを作ります。どこをどう直し、なぜかを3点セットで書いた指摘リストです。これは監修の実力がそのまま出る材料になります。
どこに置くか
ブログサービスやノート系のサービスに公開して、URLを提案文に貼るのがいちばん手軽です。公開したくない場合は、文書ファイルを添付できるようにしておきます。
公開する場合、本業の勤務先が推測できる情報を入れないでください。地域、勤務先の規模、担当している事例の詳細。これらが揃うと特定されます。事例を扱うなら、実在の担当例を持ち込まず、複数の類型を合成した架空の設定として構成し直します。守秘義務は職を離れた後も続きます。
サンプルは1本でよい
3本作ろうとして、1本も完成しないまま止まる人が多い。1本でいいので、完成させてください。1本あれば応募できます。2本目は、1件目を受けてから作れば足ります。
応募先をどう探すか
探す場所
在宅ワークの求人サイトや業務委託のマッチングサービスに、資格保有者を対象にした募集が出ています。検索するときのキーワードを工夫してください。「作業療法士」だけで探すと、常勤や非常勤の求人が大量に出てきます。「監修」「執筆」「在宅」「業務委託」といった語と組み合わせると、目的の募集に近づきます。
さらに、「生活動作」「福祉用具」「介護」「リハビリ」といった、テーマ側のキーワードでも探してください。資格名を条件に書いていない募集でも、内容的に有資格者が有利な案件があります。専門知識を判断として提供する形の在宅の仕事がどう流通しているかは、キャリア・副業・人生相談のお仕事にまとまっています。
募集文の読み方
良い募集には、業務範囲、報酬、納期、修正の扱いが書かれています。この4つが書かれていない募集は、始まってから条件が動きます。
報酬が書かれておらず「経験に応じて相談」とだけある募集は、応募して聞けばよいのですが、聞いた段階で極端に低い金額が出てきたら断ってください。最初の1件だからと安く受けると、その金額が自分の基準になってしまいます。
避けたほうがよい募集
「実績になります」を報酬の代わりに提示してくる募集。テストとして無報酬で1本書かせる募集。契約書を交わさないまま作業を始めさせる募集。そして、資格名を掲げて商品の効果を裏付ける役割を求めてくる募集です。
最後のものは、景品表示法や医薬品医療機器等法の観点で問題になりやすく、後から自分に返ってきます。断る理由として十分です。
最初の1件を受けたあとにやること
案件を取ったら、次は納品の作法です。ここで2件目が決まります。
提出前に必ずやること
納品する前に、依頼された条件を1つずつ照合します。文字数、対象読者、指定された見出し、避けるべき表現。依頼メールを見返して、指定を漏らしていないかを確認する。この工程を飛ばして提出すると、差し戻しになり、印象が悪くなります。
もうひとつ、専門用語のチェックです。日常的に使っている言葉が専門用語だと気づかないまま書いてしまうことが多い。初稿を書いた後に用語だけを抜き出し、初出で説明が入っているかを機械的に確認してください。
修正依頼への返し方
修正が来たとき、黙って直すだけで終わらせないこと。直した箇所と、専門的な理由で直せなかった箇所とその理由を、短く添えて返します。専門職として直せない指摘は必ず出てきます。そこを説明できると、次から判断を任せてもらえるようになります。
次につなげる一手
納品時に、企画を1つ添えます。「この内容を読んだ人は、次にこの疑問を持つはずなので、この切り口の記事が要ると思います」と、見出し案まで書いて渡す。発注側は常に次の企画を探しているので、これは歓迎されます。採用されれば、その仕事は自分に来ます。
単発を継続に変えるのは、この一手です。応募を繰り返すより、1件目の発注元から2件目をもらうほうが、はるかに効率が良い。
実績はどう積み上がっていくか
1件目が終わったら、その内容を記録します。案件の種類、テーマ、文字数や所要時間、報酬、発注元の業種。これを表にしておくと、次の応募で書ける実績が具体的になります。
このとき確認しておくべきことがあります。実績として公開してよいかどうかです。書き手の名前を出さない案件では、実績として提示してよいかを契約時に確認しておかないと、次の応募で見せるものがない状態になります。公開が難しい場合でも、「介護分野のメディアで生活動作の記事を3本」といった粒度なら書けることが多い。この扱いも、契約時に確認しておきます。
報酬の水準が妥当かどうかを判断する材料として、職業分類ごとの統計が使えます。執筆や編集にかかわる仕事の全体的な水準は著述家,記者,編集者の年収・単価相場に整理されています。専門職の副業はこの分布の上のほうに位置しますが、資格を持っているだけで届くわけではなく、根拠の示し方と納期の確実さが伴って初めて届きます。
落ちたときに、どこを見直すか
応募して落ちるのは普通のことです。問題は、落ちた理由を推測せずに同じ提案文を送り続けることです。見直す箇所は3つに絞れます。
応募先が合っていない場合
送った募集が、資格を条件にしていない一般的な案件ばかりだったなら、そもそも競争相手が違います。一般ライターや一般の在宅ワーカーと同じ土俵に立つと、資格は評価されません。募集文に「医療」「介護」「リハビリ」「有資格者」といった語が入っているものだけに絞り直してください。応募数が減っても、通過率は上がります。
提案文が抽象的な場合
書いた提案文を読み返して、「経験を活かして」「丁寧に対応します」といった、誰にでも書ける表現が何回出てくるかを数えてください。これらは中身が無い表現です。全部、具体的な内容に置き換えます。「経験を活かして」は「更衣動作の評価を回復期の病棟で6年扱ってきた」に、「丁寧に対応します」は「初稿の提出は9月3日、修正は48時間以内に返します」に置き換える。
サンプルが弱い場合
サンプルが「作業療法士とは」のような広いテーマだと、力量が伝わりません。狭く具体的なテーマに書き直してください。また、出典が1つも入っていないサンプルは、根拠を示せる人だと伝わりません。制度や数値には必ず出典を添えます。
この3つを直しても3週間ほど動きが無ければ、応募先の分野を広げます。医療・介護のメディアだけでなく、住宅、保険、人事の領域からも、生活動作や環境調整の視点で書ける人を探す募集が出ています。
資格が直接効く領域と、そうでない領域
在宅の仕事を探すとき、この線引きを知っているかどうかで動き方が変わります。
資格が直接効くのは、記事の執筆や内容確認、教材や研修資料のチェック、生活動作や福祉用具に関する相談、当事者や家族向けの情報発信といった領域です。ここでは資格が応募の条件になっていることがあり、競争相手は同じ資格を持つ人に限られます。
一方、資格がほとんど効かない領域もあります。データ入力や文字起こしのような、専門知識を必要としない作業です。単価の相場感はデータ入力・文字起こしの副業は稼げる?在宅ワークの始め方と相場に整理されていますが、資格を持っている人がここから始める必要はありません。応募のハードルが低いぶん、競争相手が多く、単価も上がりにくい。
デジタル寄りの領域、たとえばAI・マーケティング・セキュリティのお仕事のような分野では、資格ではなく実際に手を動かせるかが問われます。将来的に幅を広げる選択肢としては有効ですが、最初の1件を取る段階では回り道です。
まず資格が効く領域で1件取る。そこで得た実績を持って、必要なら他の領域へ広げる。この順番が最短です。
応募の前に、勤務先との関係を整理しておく
案件が決まってから慌てないために、応募を始める段階で確認しておくことがあります。
まず、勤務先の就業規則です。兼業に関する条文が「許可制」なのか「届出制」なのか、そもそも条文があるのかを確認します。写しが手元になければ、人事に請求できます。公立の医療機関に勤務している場合は前提が変わり、地方公務員法の営利企業への従事等の制限が適用されるため、許可の手続きから入ることになります。
次に、競業避止の条文です。医療や介護の現場では、これが実質的に効きます。本業と同じ地域で同じサービス種別の仕事を受けると、競業と判断される可能性があります。在宅で完結する執筆や内容確認、オンラインの相談であれば、地域も利用者も重ならないため、この点で問題になりにくい。最初の1件を在宅の仕事から選ぶ理由のひとつがここにあります。
そして、守秘義務です。副業で書いたり話したりする内容に、本業で知り得た個人の情報を持ち込まないこと。年齢、性別、疾患名、経過、地域が揃うと特定されます。この線は、応募の前に自分の中で引いておいてください。
税務については、初年度は難しく考える必要はありません。給与を1か所から受けていて、給与以外の所得の合計が年間20万円以下であれば、所得税の確定申告は不要です。ただし住民税の申告は別に必要になるので、金額にかかわらず収入と経費の記録は最初の1件から残してください。
記録の残し方も、最初の1件から決めておきます。表計算ソフトに、日付、発注元、業務の内容、報酬額、入金日を1行ずつ書く。経費は別のシートに、日付、金額、内容、支払先を書く。月に一度10分だけ入力する習慣にしておけば、翌年の申告は短時間で終わります。
続けるための時間の作り方
最初の1件を取ったあと、多くの人がつまずくのが時間の確保です。
本業のシフトが不規則な職種なので、「毎日1時間」のような組み方は続きません。続いている人は、週の中で作業する日を固定しています。休日の午前中だけ、夜勤明けの翌日だけ、というように、確実に取れる時間帯を先に決めて、そこに納期を合わせて受注します。
受注量の目安も決めておきます。記事の執筆であれば、5,000字前後の1本に、資料の確認を含めて4時間から6時間かかります。月に確保できる時間が20時間なら、受けられるのは3本から4本です。ここを超えて受けると、納期が守れなくなり、本業にも影響が出ます。
断ることも技術のうちです。手が空いていないときに「今月は難しいのですが、来月であれば対応できます」と返せば、関係は切れません。無理に受けて遅れるほうが、はるかに失うものが大きい。
連絡の速さが、実力の次に見られている
発注側に聞くと、初めての相手を評価する項目に必ず入っているのが連絡の速さです。質問への返信が翌日以降になる人は、それだけで候補から外れます。
本業がある以上、日中に即答するのは無理があります。だからこそ、最初のやり取りで「平日は21時以降、土日は日中に確認します」と伝えておく。伝えてあれば、それは遅いのではなく想定内になります。伝えていないまま24時間空くと、放置されたと受け取られます。
もうひとつ、受け取ったメッセージにまず一言返すこと。内容を検討するのに時間が要るなら、「確認して明日の夜までに回答します」とだけ先に送る。この一往復があるかないかで、初回の印象は大きく変わります。
運営者として見てきた、最初の1件を取れる人の違い
フリーランスと在宅ワークの市場を20年見てきた立場から言うと、最初の1件を取れる人と取れない人の差は、能力ではありません。応募の数と、応募までの速さです。
取れない人は、準備を厚くしすぎます。プロフィールを何度も書き直し、サンプルを3本作ろうとし、それが終わってから応募しようとする。その間に募集は締め切られます。取れる人は、7割の状態で応募して、落ちながら直しています。
もうひとつ観察していることがあります。取れる人は、応募先を絞っています。資格が条件になっている募集、テーマが自分の実務と直接重なる募集に集中する。数を撃つのではなく、通る見込みのあるところに集中して、そこに時間をかけた提案文を送っている。
そして、長く続く人ほど、単発の受注を積むことより、「この人に任せると楽だ」と思われる関係づくりに時間を使っています。仲介が何段も入る働き方は、同じ稼働でも手取りが薄くなる。中間手数料が乗らない形で直接やり取りできる場では、依頼者は同じ予算でより多く頼め、受け手の手数料0%の手取りが厚くなります。1件目を取った後、どこで関係を続けるかは、収入の伸び方に直接効いてきます。
最初の1件までの流れを、日数で並べる
最後に、実際にかかる時間の目安を出します。
プロフィール文の作成に1時間。提案文のひな型作成に1時間。サンプル1本の執筆に5時間から8時間。ここまでで、休日1日か2日あれば終わります。
その後は、募集を探して応募する作業です。1件あたり30分程度。週に3件から5件を目安に応募していくと、多くの場合1か月から2か月のうちに最初の1件が決まります。1件も返信が来ない状態が1か月続くようなら、提案文か応募先の選び方のどちらかを見直してください。
未経験から案件を取るまでの流れは、職種を問わず共通する部分が多くあります。全体像を掴んでおきたい場合は副業 始め方ガイド!星野ゆいが教える失敗しない4ステップとおすすめとフリーランス 英語 案件 未経験 始め方!2026年最新の海外副業術に、応募と交渉の作法が整理されています。
契約書の読み方に不安が残るなら、書類作成を扱う行政書士の資格ガイドに業務範囲と関連法令がまとまっています。※すでに報酬未払いなどのトラブルが起きている場合は、弁護士に相談してください。
始める前に完璧を目指さないこと。サンプル1本と提案文1つを持って、今週のうちに3件応募する。最初の1件は、そこから始まります。
よくある質問
Q. 実績が1件もない状態でも応募していいですか?
問題ありません。発注側が見ているのは過去の件数ではなく、頼んだときにどんなものが返ってくるかです。実績の代わりに、自分で書いたサンプルを1本用意してください。2,000字から3,000字で、実務で最も扱ってきた狭いテーマを選び、対象読者の明示と出典の提示と動作の段階分けを入れると、力量が伝わります。
Q. 提案文には何を書けば通りやすくなりますか?
4つの要素を順に入れてください。案件のテーマと自分の実務が直接重なる部分、その仕事で扱う論点3つ、参照できる公的資料の具体名、そして着手日と初回提出日の具体的な日付です。全体で400字から600字に収め、募集を見つけたその日のうちに送ると通過率が上がります。
Q. サンプルを公開するときに気をつけることはありますか?
勤務先が推測できる情報を入れないことです。地域、勤務先の規模、担当した事例の詳細が揃うと特定されます。事例を扱う場合は実在の担当例を持ち込まず、複数の類型を合成した架空の設定として構成し直してください。守秘義務は職を離れた後も続きます。
Q. 最初の1件が決まるまでどのくらいかかりますか?
準備に休日1日か2日、その後は週に3件から5件のペースで応募すると、多くの場合1か月から2か月で決まります。1か月応募して返信が1件も来ない場合は、提案文の中身か応募先の選び方のどちらかに原因があるため、資格が条件になっている募集に絞って送り直してください。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

この記事を書いた人
中西 直美@SOHO編集部
産業カウンセラー・キャリアコンサルタント
大手人材会社でキャリアカウンセラーとして15年間従事した後、フリーランスの産業カウンセラーとして独立。在宅ワーカーのメンタルヘルスケアを専門に活動しています。
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