MySQLの資格を副業のデータベース案件の受注に結びつけるには

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MySQLの資格を副業のデータベース案件の受注に結びつけるには

この記事のポイント

  • ✓MySQLの資格(オラクルのMySQL認定資格)の種類と日本語で受けられる試験を公式情報で整理し
  • ✓副業で受けやすいデータベースの仕事
  • ✓資格を提案の場面でどう使うか

MySQLの資格を調べている人の多くは、会社でデータベースに触れている経験を、副業の案件に生かせないかと考えているはずです。あるいは、Web制作やアプリ開発の副業をしていて、データベースまわりの依頼も受けられるようになりたい、という人もいるでしょう。そのとき気になるのは、「資格を取れば副業の仕事が取れるのか」「どの資格を取ればよいのか」という点だと思います。

先に結論を書くと、MySQLの資格として一般に通じるのは、MySQLを開発・提供しているオラクルの認定資格です。副業の案件では、資格そのものが受注の決め手になることは多くありませんが、会ったことのない依頼主に「この人はMySQLを体系的に学んでいる」と伝える材料になります。受注に結びつけるには、資格を取ったうえで、副業で受けやすい小さなデータベースの仕事を選び、作業の範囲と責任の範囲を契約の前にはっきりさせることが大切です。この記事では、資格の種類を公式の情報で確かめたうえで、副業の受注までの道筋を順に説明します。

MySQLとはどんなデータベースか

MySQLは、世界で広く使われているオープンソースのデータベースです。データベースとは、たくさんのデータを整理して保存し、必要なときにすばやく取り出せるようにする仕組みのことです。MySQLは、データを表の形で管理し、SQL(データベースに命令を出すための言語のこと)でデータを追加したり、検索したり、集計したりします。

Webサービスの裏側で動いている

MySQLは、Webサイトやアプリの裏側で、会員の情報、商品の情報、注文の記録などを保存する役割を担っています。ブログを作るためのソフトとして広く使われているWordPressも、記事や設定をMySQL(または互換のMariaDB)に保存しています。小さな会社のWebサイトから大規模なサービスまで使われているので、MySQLを扱える人が求められる場面は幅広くあります。

オラクルが開発と提供を担っている

MySQLは、現在はオラクルが開発と提供を担っています。無料で使えるコミュニティ版のほか、企業向けの有料版や、クラウドで使えるMySQL HeatWaveといったサービスもあります。資格もオラクルが認定しているので、MySQLの資格を調べるときは、オラクルの公式の情報を見るのが確実です。

MySQLの資格の種類

オラクルの認定資格のページで確かめた、2026年10月時点のMySQLの資格を整理します。

オラクルの認定資格一覧に並ぶMySQLの資格

オラクルの認定資格のページでは、MySQLの分野に次の資格が並んでいます。

  • MySQL 8.0 Database Administrator(データベースの管理者向け)
  • MySQL 8.0 Database Developer(データベースを使う開発者向け)
  • MySQL Database Administration Professional(データベース管理の上位の資格)
  • MySQL Implementation Associate(MySQLを導入する人向けの入門の資格)
  • MySQL HeatWave Implementation Associate(クラウドのMySQL HeatWave向け)

管理者向けの資格は、データベースのインストールや設定、バックアップ、性能の調整、セキュリティといった、データベースを安定して動かすための知識を問います。開発者向けの資格は、SQLの書き方や、アプリからデータベースを使う方法を問います。

日本語で受けられる試験

オラクルの日本語の認定試験一覧には、MySQLの分野で日本語の試験が掲載されています。

試験番号 試験名 試験時間 出題数 合格ライン
1Z0-922-JPN MySQL Implementation Associate 90分 50問 60%
1Z0-915-1-JPN MySQL HeatWave Implementation Associate Rel 1 90分 65問 60%

試験時間のほかに、受験の契約への同意やアンケートのための時間が15分から30分程度必要と案内されています。日本語の試験一覧には試験の内容のチェックリストも用意されているので、受ける前に出題の範囲を確かめておきます。最新の試験の一覧と申し込みの方法は、オラクルの認定試験一覧に掲載されています。

英語の試験も選択肢になる

MySQL 8.0 Database AdministratorやDatabase Developerなどは、日本語の試験一覧ではなく、オラクルの認定資格の一覧から申し込む形になります。英語で受ける必要がある試験もあるので、受験の前に試験の言語を確かめておきます。データベースの用語はもともと英語のものが多いので、英語の試験に挑戦することは、英語の公式ドキュメントを読む練習にもなります。

受験料は公式で確かめる

受験料は試験や支払い方法によって違い、改定されることもあります。オラクルの公式ページで、申し込みの時点の金額を確かめてから計画を立てます。オラクルは、受験の権利と学習の教材をまとめた形での購入も案内しているので、複数の試験を受ける予定がある場合は、まとめた形のほうが割安になるかも確かめておくとよいでしょう。

国家試験のデータベーススペシャリストとの違い

データベースの資格としては、オラクルのMySQL認定資格のほかに、国家試験の「データベーススペシャリスト試験」もあります。情報処理推進機構(IPA)が実施する情報処理技術者試験の1つです。

データベースの設計と管理の専門家を対象とした試験

IPAは、データベーススペシャリスト試験の対象者を次のように説明しています。

高度IT人材として確立した専門分野をもち、データベースに関係する固有技術を活用し、最適な情報システム基盤の企画・要件定義・開発・運用・保守において中心的な役割を果たすとともに、固有技術の専門家として、情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守への技術支援を行う者 出典: IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

試験は、多肢選択式の科目A-1と科目A-2、記述式の科目B-1と科目B-2に分かれています。特定の製品ではなく、データベース全般の設計や管理の考え方を問う試験です。

製品の資格と、考え方の資格

2つの資格の違いを一言で言えば、MySQLの認定資格は「MySQLという製品を扱える」ことの証明で、データベーススペシャリストは「データベースの設計と管理の考え方を持っている」ことの証明です。副業でMySQLを使うWebサイトやアプリの案件を受けたいなら、MySQLの認定資格のほうが依頼主に伝わりやすく、データの設計そのものを任される仕事を狙うなら、データベーススペシャリストが強い裏付けになります。

副業で受けやすいデータベースの仕事

ここからが本題です。副業で受けやすいデータベースの仕事には、どのようなものがあるのでしょうか。会社員が平日の夜や週末に進められる、範囲のはっきりした仕事を中心に紹介します。

遅くなったWebサイトの原因を調べる

アクセスが増えたり、データが溜まったりして、Webサイトの表示が遅くなることがあります。原因の多くは、データベースへの問い合わせ(クエリ)の書き方や、インデックス(データを速く探すための索引のこと)の不足にあります。遅いクエリを記録する機能を使って原因を特定し、インデックスの追加やクエリの書き直しを提案する仕事は、作業の範囲がはっきりしていて、副業でも受けやすい仕事です。

データの移行

古いシステムから新しいシステムへ、あるいは古いバージョンのMySQLから新しいバージョンへ、データを移す仕事です。データの形式をそろえ、移行の前後で件数や中身が一致しているかを確かめる作業が中心になります。移行の手順書を作り、本番の前に練習用の環境で試してから進めるので、計画を立てる力が求められます。

データの抽出と集計

会社の売上や会員のデータから、必要な数字を取り出して集計する仕事です。マーケティングの担当者から「この条件の会員を月別に集計してほしい」という依頼を受け、SQLで抽出して表にまとめます。定期的に同じ集計が必要な場合は、その都度の作業ではなく、SQLを組み立てて再利用できる形で渡すと、依頼主の手間が減り、継続の依頼につながりやすくなります。

小さなアプリのデータベース設計

小さな会社の業務アプリや、個人の事業者の予約システムなどで、データベースの表の設計を担当する仕事です。どのデータをどの表に分けて保存するか、表どうしをどう結びつけるかを決めます。設計の段階で誤ると、後から直すのに大きな手間がかかるので、データベースの考え方を体系的に学んだ人が求められる仕事です。アプリの開発の仕事の全体像はアプリケーション開発のお仕事で確かめられます。

バックアップと復旧の仕組みづくり

小さな会社では、データベースのバックアップが取られていない、あるいは取っていても復旧の手順が確かめられていない、ということがよくあります。毎日のバックアップを自動で取る仕組みを作り、実際にバックアップから元に戻せるかを試す仕事は、データを守るために欠かせない仕事です。MySQLの管理者向けの資格で学ぶ内容が、そのまま生きる分野です。

副業の仕事の見つけ方

データベースの副業の仕事は、どこで見つければよいのでしょうか。副業を始めたばかりの人が使いやすい探し方を紹介します。

業務委託のマッチングサービスで探す

在宅ワークや業務委託の仕事を紹介するマッチングサービスには、データベースの調査や移行、SQLでの集計といった依頼が出ています。最初は、作業の範囲が小さく、期間の短い依頼から受けて、評価や実績を積んでいくのが無理のない始め方です。依頼の文面に、使っているMySQLのバージョンやサーバーの環境が書かれている案件は、依頼主が状況を把握している案件なので、話が進めやすい傾向があります。

Web制作の仲間から紹介を受ける

Web制作やアプリ開発を手がけるフリーランスの中には、データベースまわりの作業を誰かに任せたいと考えている人がいます。制作の仲間とつながっておくと、「サイトが遅くなったので見てほしい」「データの移行を手伝ってほしい」といった依頼が紹介で回ってくることがあります。紹介の仕事は、すでに信頼の土台があるので、条件の交渉もしやすくなります。

自分の技術ブログから問い合わせを受ける

データベースの調査や改善の事例を、守秘義務に触れない範囲で技術ブログに書いておくと、同じ困りごとを抱えた人から問い合わせが来ることがあります。「MySQL 遅い 原因」のような言葉で検索してたどり着いた人は、まさにその作業を頼める相手を探している人です。ブログには、問い合わせの方法と、受けられる作業の範囲を書いておきます。

最初の数件は実績づくりと考える

副業を始めたばかりの時期は、実績がないために、条件のよい仕事を取るのが難しいことがあります。最初の数件は、報酬の高さよりも、評価や作例として残せるかどうかを重視して選ぶと、その後の受注が楽になります。ただし、相場から大きく外れた安い報酬で受け続けると、自分の時間の価値を下げることになるので、数件で切り替える意識を持っておきます。

WordPressのサイトで頼まれやすいデータベースの作業

副業のデータベースの仕事の中で、件数が多いのがWordPressのサイトにかかわる作業です。WordPressは記事や設定、会員の情報などをデータベースに保存しているので、サイトが大きくなるにつれてデータベースの手入れが必要になります。

不要なデータの整理

長く運営しているWordPressのサイトでは、記事の古い下書きや、使わなくなったプラグインが残した設定など、不要なデータがデータベースに溜まっていきます。こうしたデータは表示を遅くする原因になることがあります。削除する前にバックアップを取り、何を消すのかを依頼主と確かめてから整理する作業は、副業で受けやすい仕事の1つです。

サーバーの引っ越し

レンタルサーバーを別の会社に移すとき、WordPressのファイルと一緒にデータベースも移す必要があります。データベースの書き出しと取り込み、文字コードの確認、サイトの住所が変わる場合の書き換えなど、手順を誤るとサイトが表示されなくなる作業です。移行の前に練習用の環境で試し、移行のあとに表示を確かめる手順を決めておけば、副業でも安全に進められます。

表示の遅さの原因を調べる

WordPressのサイトが遅いとき、原因はデータベースだけでなく、画像の大きさやプラグイン、サーバーの性能などにもあります。データベースの側から遅いクエリを調べ、原因がデータベースにあるのか、ほかにあるのかを切り分ける作業は、依頼主にとって価値の高い仕事です。原因がデータベースの外にある場合は、そのことを正直に伝え、ほかの専門家に引き継ぐ判断も大切です。

資格を受注に結びつけるための見せ方

資格を取っても、それを依頼主に伝えなければ受注にはつながりません。資格の見せ方を工夫する方法を紹介します。

資格の名前と、できる作業を並べて書く

プロフィールには、資格の正式な名前を書いたうえで、その資格で身につけた知識でできる作業を具体的に書きます。たとえば「MySQL Implementation Associate 合格。遅いクエリの原因の調査と、インデックスの追加による改善を担当できます」と書くと、依頼主は自分の困りごとに当てはめて考えやすくなります。

過去の作業を数字で示す

会社の仕事で扱った経験を、守秘義務に触れない範囲で数字にして示します。「数百万件の注文データを扱うシステムで、集計のクエリを書き直して実行時間を短くした」といった書き方なら、会社名や具体的な中身を出さずに、扱える規模と成果を伝えられます。会社の情報を外に出してよいかは、勤め先の決まりに従います。

小さな作例を公開する

公開できる作例があると、資格の裏付けとして効果があります。架空のデータで作った表の設計図や、遅いクエリを改善する前後の比較を、技術ブログなどで公開しておくと、依頼主が実力を確かめる材料になります。会社の仕事で書いたSQLや設計は、そのまま公開しません。

提案の文面で、作業の進め方を示す

案件に応募するときは、依頼の内容を読んだうえで、どのように進めるかを短く書きます。「まず遅いクエリの記録を1週間取り、時間のかかっている上位のクエリを特定してから、改善の案を出します」のように、手順を示すと、依頼主は任せたあとの流れを想像できます。資格は、この手順の裏付けとして添えると効果的です。

本番のデータを扱う副業で、契約の前に決めておくこと

データベースの副業は、依頼主の本番のデータに触れることが多い仕事です。トラブルを防ぐために、契約の前に決めておきたいことを整理します。

作業の範囲をはっきりさせる

「データベースを速くしてほしい」という依頼でも、原因の調査だけなのか、改善の作業まで含むのか、改善のあとの様子見までなのかで、作業の量が大きく違います。作業の範囲を書面で決め、範囲の外の作業は別の見積もりにすることを、最初に合意しておきます。

本番の環境に触れる手順を決める

本番のデータベースに直接変更を加える作業は、誤ればサービスが止まったり、データが失われたりします。作業の前にバックアップを取ること、変更はまず練習用の環境で試すこと、本番の作業は依頼主と時間を決めて行うことを、手順として決めておきます。依頼主の側に担当者がいる場合は、本番の作業を誰が最終的に実行するかも決めておくと、責任の所在がはっきりします。

責任の範囲と契約の形を決める

作業の結果に対する責任の範囲も、契約の前に決めておきます。成果物を完成させる約束をする形(請負)なのか、作業を行うこと自体を約束する形(準委任)なのかで、責任の重さが変わります。データベースの性能の改善のように、結果が環境に左右される仕事では、どこまでを約束するかを契約の文面に書いておくと安心です。

秘密の保持と、データの扱い

本番のデータには、会員の個人情報や売上の情報など、外に漏れてはいけない情報が含まれます。秘密保持の契約を結ぶこと、作業のために受け取ったデータは作業が終わったら削除すること、自分のパソコンにデータを保存する場合の扱いを、契約の前に依頼主と確かめておきます。

会社員は就業規則を確かめる

会社員が副業でデータベースの仕事を受ける場合は、勤め先の就業規則で副業が認められているかを先に確かめます。同じ業界の会社の仕事を受けると、競業として問題になることもあります。厚生労働省のモデル就業規則でも、競業により会社の利益を害する場合などは副業を禁止・制限できるとされているので、勤め先の決まりを確認してから受けることが大切です。

見積もりと報酬の決め方

データベースの副業では、見積もりの出し方が受注と利益の両方を左右します。報酬の決め方の考え方を整理します。

調査と改善を分けて見積もる

遅くなったサイトの改善のような仕事は、原因を調べてみないと、どれくらいの作業が必要かが分かりません。そこで、最初に調査の部分だけを見積もり、調査の結果をもとに改善の部分を改めて見積もる、という2段階の形にすると、見積もりが外れて赤字になる危険を減らせます。依頼主にとっても、調査の結果を見てから改善を頼むかどうかを決められるので、受け入れられやすい形です。

時間単位か、成果物単位かを決める

報酬の決め方には、作業した時間に応じて払ってもらう形と、成果物に対して決まった額を払ってもらう形があります。作業の範囲がはっきりしている移行や設計の仕事は成果物単位、調査や相談のように範囲が読みにくい仕事は時間単位、というように使い分けると、双方にとって納得しやすい形になります。

作業のあとの問い合わせの扱いを決める

データベースの仕事は、作業が終わったあとにも「この数字はどう読めばよいか」「また遅くなった気がする」といった問い合わせが来ることがあります。作業の完了から一定の期間は無償で答える、それ以降は時間単位で対応する、といった決まりを、見積もりの段階で伝えておくと、あとから行き違いが起きにくくなります。

資格の勉強の進め方

MySQLの資格の勉強は、実際にMySQLを動かしながら進めるのが基本です。

自分のパソコンにMySQLを入れて触る

最初に、自分のパソコンにMySQLのコミュニティ版を入れて、表を作り、データを入れ、検索するところから始めます。本や動画で学ぶだけでなく、実際にコマンドを打って結果を確かめることで、試験の問題文の意味が理解しやすくなります。

公式のドキュメントを読む

MySQLの公式のリファレンスマニュアルは、試験の出題の土台になる情報源です。すべてを読む必要はありませんが、試験のチェックリストに挙がっている項目について、マニュアルの該当する章を読んでおくと、問題の細かい違いに対応できます。マニュアルの多くは英語なので、英語の技術文書を読む練習にもなります。

チェックリストの項目を1つずつ試す

オラクルの試験一覧には、試験ごとのチェックリスト(出題の範囲の一覧)が用意されています。項目を1つずつ、自分のパソコンのMySQLで実際に試していくと、覚えた知識が使える力に変わります。試せない項目は、マニュアルで仕組みを確かめておきます。

業務で使う機能から優先する

副業での受注を目的にするなら、試験の範囲のうち、実際の仕事でよく使う機能から優先して身につけます。バックアップと復旧、インデックスの設計、遅いクエリの調べ方、ユーザーの権限の設定などは、副業の案件で必ずと言ってよいほど出てくる作業です。試験のための知識と、仕事のための知識が重なる部分から固めていくと、合格したときにはすぐに仕事で使える状態になっています。

試験の前に模擬の環境で手順を通しておく

試験の直前には、バックアップの取得から復旧まで、ユーザーの作成から権限の付与まで、といった一連の手順を、自分のパソコンのMySQLで最初から最後まで通しておきます。個別の知識を覚えていても、手順の順番を問われると迷うことがあります。手順を通しておくと、試験の問題で「次に行う操作はどれか」と問われたときにも落ち着いて答えられますし、そのまま副業の作業手順書の下書きにもなります。手順を書き出したメモは、案件を受けたときに依頼主に作業の流れを説明する資料としても使えます。

副業の時間の組み立て方

データベースの副業は、会社の仕事と並行して進めることになります。無理なく続けるための時間の組み立て方を紹介します。

緊急の対応が要る仕事は避ける

データベースの仕事の中には、「サービスが止まったのですぐに直してほしい」という緊急の対応を求めるものもあります。会社員の副業では、平日の昼間にすぐ対応することは難しいので、こうした仕事は避けるのが無難です。調査や改善の提案、計画を立てて進める移行の仕事など、自分の時間の都合に合わせて進められる仕事を選びます。

作業の時間を見積もってから受ける

副業では使える時間が限られているので、作業にかかる時間を見積もってから受けることが大切です。初めての種類の仕事は、思った以上に時間がかかることがあります。最初のうちは、見積もりに余裕を持たせ、納期にも余裕のある仕事を選ぶと、会社の仕事が忙しい時期でも約束を守れます。

本番の作業の時間帯を相談する

本番のデータベースに変更を加える作業は、利用者が少ない夜間や休日に行うことが多くあります。副業の人にとっては都合のよい時間帯ですが、依頼主の担当者が立ち会えるかどうかも確かめておきます。問題が起きたときに連絡が取れる相手がいる時間帯に作業することが、トラブルを小さくするための備えになります。

ほかの資格との組み合わせ

MySQLの資格だけでなく、ほかの資格と組み合わせると、受けられる仕事の幅が広がります。

ネットワークの知識

データベースは、ネットワークを通じてアプリやほかのサーバーとつながっています。接続の不具合や、外部からの不正なアクセスを防ぐ設定には、ネットワークの知識が欠かせません。ネットワークの資格としてはCCNA(シスコ技術者認定)があり、データベースの知識と組み合わせると、サーバー全体を見渡した提案ができるようになります。

クラウドの知識

最近は、データベースを自分のサーバーではなく、クラウドのサービスで動かす例が増えています。クラウドのデータベースの設定や移行を任される仕事を狙うなら、使われることの多いクラウドのサービスの資格を合わせて取ると、依頼主に伝わりやすくなります。オラクルのMySQL HeatWave Implementation Associateは、クラウドのMySQLに焦点を当てた資格です。

セキュリティの知識

データベースには大切な情報が保存されているので、セキュリティの知識も求められます。権限の設定、通信の暗号化、不要な機能を止める設定など、データベースを安全に保つための作業は、副業でも依頼されることがあります。セキュリティの仕事の広がりはAI・マーケティング・セキュリティのお仕事で確かめられます。

データベースの副業を長く続けている人に共通すること

在宅ワークとフリーランスの仲介を2004年から続けてきた運営者として見てきた限りでは、データベースのような裏方の技術を副業として長く続けている人には、共通する点があります。

1つは、依頼主の言葉で説明できることです。データベースの改善は、依頼主から見ると何が起きているかが見えにくい仕事です。「インデックスを追加しました」ではなく、「会員の検索にかかる時間が短くなり、ページが表示されるまでの待ち時間が減りました」と、依頼主にとっての変化で説明できる人は、次の仕事も頼まれやすい傾向があります。

もう1つは、単発の作業で終わらせず、定期的な点検の仕事につなげていることです。データベースは、データが溜まるにつれて性能が変わり、バックアップの仕組みも保守が必要です。改善の作業のあとに、月に1回の点検を提案して継続の関係になる例は、仲介の場でもよく見かけます。仲介会社が報酬から手数料を差し引かない直接の取引であれば、依頼主は同じ予算でより多くの点検を頼め、受け手は手取りが厚くなります。双方にとって続けやすい関係を作れるかどうかが、副業を長く続けられるかの分かれ目になっています。

データベースの知識を生かせる仕事は、アプリの開発だけでなく、業務の効率化を支援する仕事にも広がっています。社内のデータを整え、集計や分析を自動にする提案ができる人は、AIコンサル・業務活用支援のお仕事の分野でも求められています。

よくある質問

Q. MySQLの資格にはどんな種類がありますか?

MySQLの資格は、MySQLを開発・提供しているオラクルが認定しています。2026年10月時点のオラクルの認定資格の一覧には、MySQL 8.0 Database Administrator、MySQL 8.0 Database Developer、MySQL Database Administration Professional、MySQL Implementation Associate、MySQL HeatWave Implementation Associateなどが並んでいます。管理者向けと開発者向けで問われる内容が違うので、目的に合わせて選びます。

Q. MySQLの資格は日本語で受験できますか?

日本語で受けられる試験もあります。オラクルの日本語の認定試験一覧には、MySQL Implementation Associate(1Z0-922-JPN、90分、50問、合格ライン60%)と、MySQL HeatWave Implementation Associate Rel 1(1Z0-915-1-JPN、90分、65問、合格ライン60%)が掲載されています。そのほかの試験は英語で受ける形のものもあるので、申し込みの前に確かめてください。

Q. 資格があれば副業のデータベース案件を受注できますか?

資格だけで受注が決まることは多くありません。資格は、会ったことのない依頼主にMySQLを体系的に学んでいることを伝える材料になります。受注に結びつけるには、資格の名前とできる作業を並べて書き、過去の作業の規模を守秘義務に触れない範囲で示し、提案の文面で作業の進め方を具体的に書くことが大切です。

Q. 副業でデータベースの仕事を受けるときに気をつけることは何ですか?

本番のデータに触れることが多いので、契約の前に作業の範囲、本番の環境に触れる手順、責任の範囲、秘密の保持とデータの扱いを決めておきます。作業の前にバックアップを取り、変更はまず練習用の環境で試すのが基本です。会社員の場合は、勤め先の就業規則で副業が認められているかも先に確かめてください。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年8月24日最終更新:2026年10月17日
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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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