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カルディの情報漏洩の可能性|公式オンラインストアのメールマガジン会員 メールアドレス820,420件 アララ経由 確かめること 2026

@SOHO編集部
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カルディの情報漏洩の可能性|公式オンラインストアのメールマガジン会員 メールアドレス820,420件 アララ経由 確かめること 2026

この記事のポイント

  • ✓カルディの情報漏洩の可能性について
  • ✓2026年11月3日のキャメル珈琲グループの発表をもとに整理
  • ✓カルディコーヒーファーム公式オンラインストアのメールマガジン会員のメールアドレス820,420件が

カルディの情報漏洩の可能性について、カルディコーヒーファームを運営する株式会社キャメル珈琲は2026年11月3日、「メールマガジン配信サービスへの不正アクセスに伴うお詫びとお知らせ」を出しました。公式オンラインストアのメールマガジン配信に使う外部マーケティングサービスを経由してメール配信を行っているアララ株式会社のサービスに不正アクセスがあり、メールマガジン会員として登録されたメールアドレス820,420件が漏えいした可能性がある、という内容です。 クレジットカード情報、氏名、住所、電話番号などのメールアドレス以外の情報は含まれていない、とされています。 メールマガジンに登録している人、登録していた人がまずすることは、カルディを名乗るなりすましメールやフィッシングメールのリンクを開かないこと、そして気になるときはお客様相談室に自分から問い合わせて確かめることです。

この記事は、2026年11月4日時点でキャメル珈琲グループのサイトに掲載されたお知らせを開き直し、委託先にあたるアララ株式会社の第2報(2026年11月2日)とあわせて確かめたうえで、その記載だけをもとに書いています。報道に出ている数字や、公式に書かれていない推測は入れていません。

カルディの発表で何が起きたのか

「カルディ 情報漏洩」と検索した人の多くは、「オンラインストアで買い物をした自分の情報が漏れたのか」「カード番号は大丈夫か」「店で買い物をしても平気なのか」を知りたいはずです。最初に、発表の骨子を整理します。

  • キャメル珈琲は、カルディコーヒーファーム公式オンラインストアのメールマガジン配信に、外部マーケティングサービスを使っている
  • その外部マーケティングサービスを経由して、アララ株式会社のサービスでメールの配信が行われていた
  • アララ株式会社のサービスで、第三者による不正アクセスが発生した
  • オンラインストアのメールマガジン会員として登録されたメールアドレスが外部に漏えいした旨の連絡を、2026年11月2日に受けた
  • 漏えいした可能性のある情報はメールアドレスで、件数は820,420件(過去に配信されたメールマガジン会員のメールアドレスを含む)
  • メールアドレス以外の情報(クレジットカード情報、氏名、住所、電話番号など)は含まれていない
  • 発表の時点で、漏えいした情報が悪用された事実や二次被害は確認されていない
  • カルディコーヒーファーム公式オンラインストアは、正常に使える

発表の見出しは「漏えいした可能性のある情報」です。この記事でも「漏えいした可能性がある」の表現のまま扱います。

いちばん大事なのは、今回の対象が「オンラインストアのメールマガジン会員のメールアドレス」だという点です。店頭で買い物をした記録や、オンラインストアのパスワード、カード番号が漏えいしたという発表ではありません。発表は「本件は、オンラインストアのメールマガジン会員向け配信メールサービスにて発生したものです」と、範囲をはっきり書いています。慌ててカードを止めたり、会員をやめたりする前に、何が対象で何が対象外かを正しく押さえることが、余計な手間と二次被害を避ける近道になります。

公表の経緯と分かっていること

今回の発表は、キャメル珈琲グループのサイトの「重要なお知らせ」として、2026年11月3日付で掲載されました。2026年11月4日時点で、続報は出ていません。発表の冒頭の部分を、原文のまま引用します。

この度、弊社がオンラインストアのメールマガジン配信に利用している外部マーケティングサービスを経由してメール配信を行っているアララ株式会社のサービスにおいて、第三者による不正アクセスが発生したことが判明いたしました。これに伴い、オンラインストアのメールマガジン会員としてご登録いただいたメールアドレスが外部に漏えいした旨、2026年11月2日に連絡を受けました。 出典: キャメル珈琲グループ「メールマガジン配信サービスへの不正アクセスに伴うお詫びとお知らせ」

時系列で整理すると、次のとおりです。

日付 出来事 出典
2026年11月2日 アララ株式会社が、アララメッセージへの不正アクセスについて第2報を公表 アララ株式会社
2026年11月2日 キャメル珈琲が、メールマガジン会員のメールアドレスが外部に漏えいした旨の連絡を受けた キャメル珈琲グループの発表
2026年11月3日 キャメル珈琲グループが、お詫びとお知らせを公表 キャメル珈琲グループの発表

ここで、委託の関係を正しく読んでおく必要があります。発表の書き方は「外部マーケティングサービスを経由してメール配信を行っているアララ株式会社のサービス」です。キャメル珈琲が使っているのは外部マーケティングサービスで、そのサービスがメールの配信にアララ株式会社のサービスを使っていた、という関係です。外部マーケティングサービスの社名は、発表には書かれていません。

発表には、キャメル珈琲がいつ配信を止めたかの日時は書かれていません。書かれているのは「該当するメール配信サービスを利用したメールマガジンの配信を停止」という状況です。

漏えいした可能性のある情報と、含まれない情報

発表に書かれている情報を、対象と対象外に分けて表にします。

区分 内容
漏えいした可能性のある情報 オンラインストアのメールマガジン会員として登録されたメールアドレス
件数 820,420件(過去に配信されたメールマガジン会員のメールアドレスを含む)
含まれない情報 クレジットカード情報
含まれない情報 氏名、住所、電話番号など、メールアドレス以外の情報
悪用・二次被害 発表の時点で、悪用された事実や二次被害は確認されていない

件数の注記にある「過去に配信されたメールマガジン会員のメールアドレスを含みます」は、見落としやすいけれど大事な点です。いまはメールマガジンの受け取りをやめている人でも、過去に受け取っていたなら、対象に入っている可能性があります。「もう配信を止めたから関係ない」とは言い切れません。

逆に、メールアドレス以外は含まれていないと明記されているので、名前や住所、電話番号を使った連絡が増えることを、この件だけを理由に心配する必要は、発表の範囲では示されていません。気をつける中心は、メールで届く偽の連絡です。

オンラインストアのログイン用のパスワードについても、漏えいした情報には挙げられていません。この件だけを理由にパスワードを変える必要は示されていませんが、同じメールアドレスとパスワードを別のサービスでも使い回している人は、この機会に見直しておくと安心です。変える順番はパスワードが漏洩したらどうなる|変更の順番と使い回しの見直し方 2026にまとめています。

委託先アララ株式会社の第2報

今回の件は、キャメル珈琲のシステムへの不正アクセスではなく、メールの配信を担っていた会社のサービスへの不正アクセスです。メールマガジンのような一斉配信は、送り先のアドレスを配信サービスの側に預けて送る仕組みが一般的で、その預け先が攻撃を受けた形です。

アララ株式会社は、2026年11月2日に第2報を出しています。カルディの発表とは別の文書なので、数字を混ぜずに、背景として読める範囲だけを整理します。

区分 アララ株式会社の第2報の記載
本サービスを経由した不正アクセス 10月28日から31日。契約企業の環境のサーバー97台(最大約380社、精査中)から、メールアドレスと会員情報が外部に持ち出された(持ち出された恐れのあるものを含む)
持ち出されたメールアドレス 約77百万件(精査中。個人が複数のアドレスを持つ可能性があり、最終ユーザー数を示すものではない)
不審メールの送信 10月28日から30日。送信元 [email protected]、件名「利用内容確認のご依頼」「ご利用明細確認のご依頼」等、最大約713万通
サービス 10月31日に本サービスの提供をすべて停止。再開の時期は未定
今後 件数等は精査中で、精査の結果は第3報で知らせる

アララの約77百万件は、多くの契約企業のデータの合計で、カルディの件数とは別物です。カルディの件数は、キャメル珈琲が発表した820,420件だけです。2026年11月4日時点で、アララのサイトに第3報は出ていません。

アララは第2報で、契約企業の環境から持ち出された情報には、企業によって氏名などの会員情報が含まれる場合があると書いています。ただし、カルディの発表は「メールアドレス以外の情報は含まれておりません」と明記しています。カルディのメールマガジン会員について、アララの全体の説明を当てはめて「氏名も漏れたかもしれない」と読むのは誤りです。

アララの第2報に載っている問い合わせ先は「ご契約企業の皆様」向けの窓口です。メールマガジンの会員が問い合わせる先は、後で紹介するキャメル珈琲のお客様相談室です。

同じ委託先のメール配信サービスをめぐっては、ほかの企業や自治体も公表を出しています。例として、スズキの情報漏洩の可能性|スズキメディアサイトのメールアドレス最大2,575件 アララ経由 対象と確かめること 2026では、メールアドレスが対象になった同じ委託先の件を整理しています。

原因について発表されていること

カルディの発表に書かれている原因は、「アララ株式会社のサービスにおいて、第三者による不正アクセスが発生した」という範囲です。侵入の方法や経路は、発表には書かれていません。

委託先のアララ株式会社は第2報で、第1報で「Webサーバーの脆弱性」とした原因について、調査の結果、その脆弱性に加えて「システム環境における問題」も関係していたと更新しています。侵入の開始時期と経路は、引き続き調査中としています。

脆弱性(ぜいじゃくせい)とは、ソフトウエアの作りの弱い部分のことで、攻撃者はそこを突いて中に入り込みます。メール配信のように多くの企業が同じ仕組みを使うサービスでは、1か所の弱点から多くの企業のデータに影響が広がることがあります。カルディのように、配信の仕組みを外部のサービスに任せている企業は多く、利用者からはどの会社のサービスを経由して届いていたのか見えにくいのが実情です。

原因について調査中とされている部分は、今後の続報で変わる可能性があります。

キャメル珈琲の対応

発表に書かれている対応と状況は、次のとおりです。

  • 該当するメール配信サービスを使ったメールマガジンの配信を停止した
  • 新規のメールマガジン会員登録の受付を一時停止した
  • 弊社を装ったなりすましメールやフィッシングメールなど、不審なメールに注意するよう呼びかけている
  • 今後も外部サービスでの個人情報の管理に取り組み、システムのセキュリティ対策と監視体制を強化する
  • 本件に関する問い合わせ先として、お客様相談室を案内している

お詫びの品やポイントの付与といった補償については、発表には書かれていません。補償の有無を推測して待つのではなく、公式のお知らせの更新を確かめてください。漏えいの件で企業がお詫びを出すかどうかの一般的な考え方は、情報漏洩の補償はもらえるのか|お詫び金・ポイントの例と利用者が確かめること 2026で整理しています。

対象の会員に個別の連絡をするかどうかは、2026年11月4日時点の発表には書かれていません。個別の連絡が来ないことを、対象外の根拠にはしないでください。

店舗とオンラインストアの利用への影響

発表は、「カルディコーヒーファーム公式オンラインストアは、正常にご利用いただけます」と書いています。オンラインストアでの買い物そのものは、これまでどおり使える状態です。

止まっているのは、次の2つです。

  • 該当するメール配信サービスを使ったメールマガジンの配信
  • 新規のメールマガジン会員登録の受付(一時停止)

このため、ふだん届いていたセールや新商品の案内のメールが、しばらく届かないことがあり得ます。配信がいつ再開されるかは、発表に書かれていません。

店舗については、発表に影響の記載はありません。今回の件はオンラインストアのメールマガジン会員の件で、店頭での買い物の記録が漏えいしたという発表ではありません。店で買い物を続けることについて、発表が注意を求めている点はありません。

メールマガジンが届かない間に、カルディを名乗る「メールマガジン再開のお知らせ」「会員情報の再登録のお願い」が届くことも考えられます。配信の再開や再登録の案内が本物かどうかは、メールのリンクではなく、自分で開いたオンラインストアやキャメル珈琲グループのお知らせで確かめてください。

自分が対象かを確かめる方法

対象は「オンラインストアのメールマガジン会員として登録したメールアドレス」で、過去に配信されたメールマガジン会員のアドレスも含まれます。次の点を思い出してください。

  • カルディコーヒーファーム公式オンラインストアで会員登録をしたことがあるか
  • 会員登録のときなどに、メールマガジンの受け取りを選んだことがあるか
  • 受信箱に、オンラインストアのメールマガジンが残っているか、過去に届いていたか
  • 家族の誰かが、自分のメールアドレスで登録していないか

1つでも当てはまれば、対象に入っている可能性があります。いまメールマガジンを止めている人も、過去に受け取っていたなら同じです。

発表には、自分のアドレスが対象かどうかを調べる仕組みや、対象者への個別の連絡については書かれていません。確かめたい人は、お客様相談室に問い合わせるのが確実です。

メールアドレスが過去の漏えいに含まれていたかを、外部のサービスで調べる方法もあります。使い方はHave I Been Pwnedの使い方|メールアドレスとパスワードの漏洩を確認する方法と、大手クラウドの過去の漏洩で解説しています。ただし、今回の件がそうしたサービスに載るかどうかは分かりません。載っていないことを「対象外」の根拠にはせず、公式の窓口で確かめてください。

メールアドレスだけが漏れたときに起こりうること

メールアドレスは、それだけではお金を引き出したり、アカウントに入ったりできる情報ではありません。それでも注意が要るのは、「このアドレスの持ち主は、カルディのオンラインストアのメールマガジンを受け取っている」という組み合わせが、攻撃者の手に渡る可能性があるからです。

一般に、メールアドレスと利用しているサービスの名前が結び付くと、次のようなことが起こりやすくなります。

  • 実在の店の名前を名乗る、本物らしいフィッシングメールが届く
  • 「お詫び」「返金」「ポイント付与」を口実に、個人情報の入力を求めるメールが来る
  • 迷惑メールの量が増える
  • 同じアドレスで登録している別のサービスに、使い回しのパスワードで入ろうとする試みが増える

最後の点は、メールアドレスがログインIDを兼ねているサービスで起こりやすくなります。パスワードを使い回していなければ、アドレスだけで入られることは基本的にありません。逆に言えば、使い回しをやめておくことが、今回の件のようにアドレスが外に出たときに最も効く備えになります。

カルディの発表では、氏名、住所、電話番号は含まれていないとされています。そのため、名前で呼びかけてくるメールや、住所を書いた郵便物が来たとしても、それは今回の件で漏えいした情報によるものとは限りません。別の経路で集められた情報の可能性もあるので、届いた連絡の中身で判断してください。

メールマガジン会員がすること

対象の情報がメールアドレスであることから、気をつける中心は、偽のメールです。発表も「弊社を装ったなりすましメールやフィッシングメールなど不審なメールには十分ご注意ください」と呼びかけています。

  1. カルディ、カルディコーヒーファーム、キャメル珈琲を名乗るメールのリンクや添付ファイルを、すぐに開かない
  2. 「ポイントが失効する」「ご注文が保留になった」「お詫びのクーポンを送る」など、急がせる文面に応じない
  3. 心当たりのない連絡で、カード番号やパスワードの入力を求められたら、入力しない
  4. 2026年10月28日から30日に送信元 [email protected] から「利用内容確認のご依頼」「ご利用明細確認のご依頼」等の件名のメールを受け取っていたら、本文のURLにアクセスせず削除する(アララの第2報のお願い)
  5. 万一、リンク先でカード情報を入力してしまったら、すぐにカード発行会社に連絡する

偽のメールの見分け方は、差出人の表示名ではなくメールアドレスの綴り、リンク先のドメイン、急がせる言い回しの3点で判断するのが基本です。詳しい手順はフィッシング詐欺メールの見分け方|5秒で振り分ける手順と開いた後の対処で解説しています。すでに偽のページで何かを入力してしまった場合は、フィッシング詐欺で入力してしまったら|カード番号・パスワード・住所ごとにすぐすること 2026の順番で対応してください。

なりすましメールで狙われやすい文面

食品や輸入雑貨のオンラインストアのメールマガジンを受け取っている人は、普段から「セール」「新商品」「季節の限定品」「在庫のお知らせ」のメールに慣れています。攻撃者は、こうした慣れを利用して、本物に似せた件名を付けてくることがあります。

一般に注意したい文面の例は、次のとおりです。

  • 「人気の限定商品の抽選に当選しました」と書き、送料や手数料の支払いのためにカード情報を求める
  • 「ご注文の決済が完了していません」と書き、カード情報の再入力を求める
  • 「お届け先の住所に不備があります」と書き、配送の再手続きの名目で個人情報を求める
  • 「個人情報漏えいのお詫びとしてクーポンを送ります」と書き、ログインやカード情報の入力を求める
  • 「メールマガジンの再登録が必要です」と書き、パスワードの入力を求める

どれも、ここに挙げたのは一般によく使われる手口の例です。カルディの発表に、こうしたメールが実際に届いたという記載はありません。発表の時点で、悪用された事実や二次被害は確認されていません。

ここで覚えておきたいのは、発表にない手続きを求めるメールは、まず疑ってかかるのが安全だということです。今回の発表は、会員に何かを入力してもらう手続きについて一切触れていません。「お詫びのクーポン」「再登録」などを理由に入力を求められたら、自分で開いたオンラインストアやキャメル珈琲グループのお知らせで、同じ案内が出ているかを確かめてください。

届いたメールが本物かを確かめる手順

カルディを名乗るメールが届いたとき、本物かどうかを落ち着いて確かめる手順を整理します。どれもスマートフォンでできる確認です。

  1. 差出人の表示名ではなく、メールアドレスそのものを開いて確かめる。表示名は誰でも自由に付けられるため、店の名前が表示されていても本物とは限らない
  2. 本文のリンクを押す前に、リンク先のアドレスを確かめる。パソコンならマウスを重ねる、スマートフォンなら長押しで表示できる。店の名前に似せた別のドメインになっていないかを見る
  3. 「本日中」「24時間以内」など、期限を区切って急がせる言い回しがないかを見る
  4. 入力を求められている項目を確かめる。カード番号の全桁やセキュリティコード、パスワードを求められたら、いったん手を止める
  5. 少しでも迷ったら、メールを閉じて、自分のブックマークや検索からオンラインストアを開き直す

このうち1と2は、最も見落としやすい点です。偽のメールは、ロゴや商品の写真を本物からそのまま写していることが多く、見た目だけでは区別がつきません。アドレスとリンク先の2か所を見る習慣をつけておくと、ほとんどの偽のメールはその場で見分けられます。

なお、今回の件ではメールマガジンの配信が止まっています。止まっている間に「カルディのメールマガジン」を名乗るメールが届いたら、それだけで一段と疑ってよい材料になります。

使っているメールのアプリやサービスに「迷惑メールとして報告」「フィッシングとして報告」のボタンがあれば、削除する前に押しておくと、同じ差出人からのメールが自動で振り分けられやすくなります。自分の受信箱を守るだけでなく、同じメールを受け取ったほかの利用者の受信箱でも、偽のメールが目に付きにくくなる効果が期待できます。

見分けに自信がないメールは、削除する前に件名と受け取った日時を控えておくと、お客様相談室に問い合わせるときに役立ちます。返信したり、本文に書かれた電話番号にかけたりするのは避けてください。

メールマガジンの登録を見直したいとき

今回の発表をきっかけに、「もうメールマガジンは要らない」と考える人もいるはずです。受け取りの設定を変えたいときは、メールの本文にある配信停止のリンクを押すのではなく、オンラインストアに自分でアクセスし、会員情報の画面から設定を確かめるのが安全です。偽のメールにも「配信停止はこちら」というリンクが入っていることがあり、押すとアドレスが使われていることを相手に知らせてしまう場合があるためです。

ただし、配信を止めても、すでに外に出た可能性のあるアドレスが取り消されるわけではありません。配信を止めることと、偽のメールに気をつけることは、別の話として考えてください。また、新規のメールマガジン会員登録は一時停止されています。受け取りをやめたあと、あらためて登録したくなっても、すぐにはできないことがあります。

メールマガジンを受け取るアドレスを、普段使いのアドレスと分けておくのも1つの方法です。買い物やメールマガジン用のアドレスを別に作っておけば、今回のようにアドレスが外に出ても、仕事や家族の連絡に使うアドレスに偽のメールが集まるのを避けられます。

登録しているサービスを把握していない人は、受信箱を「メールマガジン」「お知らせ」などの語で検索し、どの店からどのアドレスでメールが届いているかを一覧にしておくと、今後別の漏えいが発表されたときにも、自分が対象かどうかをすばやく判断できます。

今後の続報で確かめたい点

2026年11月4日時点のカルディの発表には書かれておらず、続報で明らかになる可能性がある点を整理します。

  • 対象の会員に、個別の連絡があるかどうか、あるならいつ、どの方法か
  • メールマガジンの配信がいつ、どの形で再開されるか
  • 新規のメールマガジン会員登録の受付がいつ再開されるか
  • 悪用された事実や二次被害が確認されたかどうか

委託先のアララ株式会社は、件数などは精査中で、結果は第3報で知らせるとしています。アララの第3報で全体の数字が変わっても、それがそのままカルディの件数の変更を意味するわけではありません。カルディの件数や対象が変わるかどうかは、キャメル珈琲グループの続報で確かめてください。

続報を追うときは、報道の見出しよりも、キャメル珈琲グループのサイトの「重要なお知らせ」を直接開いて、日付を確かめるのが確実です。今回は、委託先全体の件数とカルディの件数という、桁の違う2種類の数字が同時に出回っています。見出しの数字がどちらを指しているのかを、出典の発表で確かめる癖をつけておくと、自分への影響を大きく見積もりすぎたり、小さく見積もりすぎたりせずに済みます。

問い合わせ窓口

発表に載っている窓口は、次のとおりです。

項目 内容
窓口の名称 株式会社キャメル珈琲 お客様相談室
問い合わせの方法 お問い合わせフォーム、フリーダイヤル
電話番号 0120-415-023
受付時間 9:00から18:00(年中無休)

電話をかける前に、メールマガジンの登録に使っていたメールアドレス、不審なメールが届いているならその件名と受け取った日時をメモしておくと、話が早く進みます。お問い合わせフォームは、メールのリンクからではなく、キャメル珈琲グループの公式サイトを自分で開いて、そこから進んでください。

アララ株式会社の第2報にも問い合わせ先が載っていますが、そちらは「ご契約企業の皆様」向けの窓口です。メールマガジンの会員の問い合わせは、上のお客様相談室にしてください。

家族に伝えるときのポイント

食品のオンラインストアのメールマガジンは、家族の誰かがまとめて登録していることがよくあります。家族に伝えるときは、次の3点に絞ると誤解が起きにくくなります。

  • 漏えいした可能性があるのはオンラインストアのメールマガジンに登録したメールアドレスで、カード情報や氏名、住所、電話番号は含まれていないと発表されている
  • カルディを名乗るメールが来ても、リンクから入力しない
  • 気になるときは、お客様相談室の0120-415-023に自分でかけて確かめる

高齢の家族には、「お詫びのクーポンを受け取る手続き」のような名目で個人情報の入力を求められたら、入力する前に相談してほしいと伝えておくと安心です。

家族で1つのメールアドレスを共有している場合は、そのアドレスに届く偽のメールを、家族の誰もが開く可能性があります。偽のメールらしいものが届いたら、開いた人が家族に知らせ、同じメールに別の人が応じないようにしておくと、被害が広がるのを防げます。スマートフォンの迷惑メールの設定を見直し、知らない差出人のメールを自動で振り分けるようにしておくのも、手間をかけずにできる備えです。

在宅で仕事をする人が気をつけること

在宅で仕事をする人の中には、休憩用のコーヒーやお菓子をオンラインストアで買い、メールマガジンを仕事用のメールアドレスで受け取っている人もいます。その場合、偽のメールは仕事用の受信箱に届きます。取引先からの請求書や発注のメールと紛れやすいので、普段より慎重に扱う必要があります。

仕事のアドレスに届いた偽のメールで、うっかりリンクを開いて端末がマルウエア(悪意のあるプログラム)に感染すると、取引先から預かったファイルや顧客の連絡先まで危険にさらすことがあります。フリーランスや個人事業主も、取引先の個人情報を事業で扱えば、個人情報保護法の「個人情報取扱事業者」に当たる場合があります。個人情報保護委員会は、不正の目的で行われたおそれがある漏えい等や、本人の数が1,000人を超える漏えい等(そのおそれを含む)を報告が必要な場合として挙げ、発覚したらまずは速やかに報告するよう求めています。詳しくは個人情報保護委員会「漏えい等の対応とお役立ち資料」で確かめてください。

自分の仕事でも、メールマガジンやお知らせの一斉配信を外部のサービスに任せている人は、今回の件を見直しの機会にできます。今回のように、自分が契約しているサービスのさらに先で、別の会社の仕組みが使われていることもあります。配信サービスがどの会社の仕組みで送っているのか、どの項目を登録しているのか、使っていない古い名簿が残っていないかを確かめておくと、委託先で何か起きたときに影響の範囲をすぐに答えられます。

仕事で守りたい基本は、次の3つです。

  • 買い物やメールマガジン用のアドレスと、取引先とのやり取りに使うアドレスを分ける
  • 仕事用のアカウントには、多要素認証(パスワードに加えて、スマートフォンに届く確認コードなどで本人を確かめる仕組み)を設定する
  • 取引先から預かったファイルは、個人の買い物用のアカウントやメールに転送しない

多要素認証の種類と選び方は、MFA(多要素認証)導入のメリットと製品比較|2026年の認証セキュリティ決定版で解説しています。

アカウントを守る力を仕事に生かす

今回の件のように、利用者が自分で何も操作していなくても、委託先の攻撃で情報が外に出ることがあります。だからこそ、届いたメールを落ち着いて見分ける力や、アカウントを守る設定を整える力は、在宅で働く人にとって仕事の信頼を守る土台になります。

2004年から在宅ワークとフリーランスの仲介を続けてきた中で見えてきた傾向として、取引先から長く任される人ほど、預かった情報の扱い方や連絡の手順を最初に確かめています。セキュリティの知識は、それ自体を仕事にすることもできます。@SOHOのAI・マーケティング・セキュリティのお仕事では、在宅で受けられるセキュリティ関連の仕事の種類と探し方を紹介しています。

キャメル珈琲は今後も外部サービスでの個人情報の管理とセキュリティ対策の強化に取り組むとしており、委託先のアララも第3報を予定しています。メールマガジンに登録している人、登録していた人は、公式のお知らせを日付を確かめながら追ってください。

よくある質問

Q. カルディの情報漏洩で、クレジットカード番号も漏れたのですか?

キャメル珈琲グループの発表では、メールアドレス以外の情報(クレジットカード情報、氏名、住所、電話番号など)は含まれていないとされています。漏えいした可能性があるのは、公式オンラインストアのメールマガジン会員として登録されたメールアドレス820,420件です。ただし、偽のメールからカード番号を入力させる手口には注意が必要です。

Q. もうメールマガジンを止めていますが、対象になりますか?

発表では、件数に「過去に配信されたメールマガジン会員のメールアドレスを含みます」と書かれています。過去にメールマガジンを受け取っていた人は、いまは止めていても対象に入っている可能性があります。確かめたいときは、株式会社キャメル珈琲のお客様相談室(0120-415-023)に問い合わせてください。

Q. カルディの店舗やオンラインストアは使っても大丈夫ですか?

発表では、今回の件はオンラインストアのメールマガジン会員向けの配信サービスで起きたもので、公式オンラインストアは正常に使えるとされています。店舗への影響の記載はありません。止まっているのは、該当するサービスを使ったメールマガジンの配信と、新規のメールマガジン会員登録の受付です。

Q. オンラインストアのパスワードは変えたほうがよいですか?

発表では、パスワードは漏えいした可能性のある情報に挙げられていないため、この件だけを理由に変える必要は示されていません。ただし、同じメールアドレスとパスワードをほかのサービスでも使い回している場合は、別の漏えいに備えて見直しておくと被害を抑えられます。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年11月4日
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