JavaScriptの資格|知識を証明できる試験の種類と選び方


この記事のポイント
- ✓JavaScriptの資格を探している人に向けて
- ✓サーティファイのJavaScriptプログラミング能力認定試験の級と出題範囲と受験料
- ✓LPI-JapanのHTML5プロフェッショナル認定試験レベル2の内容
JavaScriptの資格を探してみると、JavaScriptだけを対象にした試験が意外に少なく、どれを受ければ知識を証明できるのか迷う人が多いはずです。結論から言うと、2026年10月の時点で、日本語で受けられてJavaScriptの知識を直接問う試験の代表は、サーティファイの「JavaScriptプログラミング能力認定試験」と、LPI-Japanの「HTML5プロフェッショナル認定試験 レベル2」の2つです。前者はJavaScriptの文法とプログラムの読み書きを級ごとに確かめる試験、後者はHTMLやCSSとあわせてJavaScriptで動くWebを作る力を問う試験で、目的によって選び分けます。この記事では、2つの試験の内容と受験料、終了した試験の注意点、資格の選び方、勉強の進め方、仕事での生かし方までを、主催団体の公式の案内をもとに順に説明します。
JavaScriptの資格が求められる背景
JavaScriptは、Webのページに動きを付けるために生まれた言語ですが、今ではWebのアプリケーションの画面づくりから、サーバーの処理、スマホのアプリの開発まで、幅広い場面で使われています。
使われる場面が広い言語
Webのページでボタンを押したときに表示が変わる、入力した内容をその場で確かめる、地図や動画を操作する、といった動きの多くは、JavaScriptで作られています。サーバー側でJavaScriptを動かす仕組みもあり、画面と裏側の処理を同じ言語で書けることも、JavaScriptが広く使われる理由の1つです。サーティファイのJavaScriptプログラミング能力認定試験のページでも、JavaScriptはフロントエンドからバックエンド、アプリの開発まで幅広い用途に使われる柔軟な言語だと紹介されています。
独学で学ぶ人が多い
JavaScriptは、ブラウザがあればすぐに書いて動かせるため、独学で学ぶ人が多い言語です。その一方で、独学では自分の知識に抜けがあるかどうかが分かりにくく、「なんとなく動くものは作れるが、基本の仕組みを説明できない」という状態になりがちです。資格の試験は、決められた出題の範囲に沿って学ぶことで、知識を体系立てて確かめる道具として役立ちます。
資格だけで仕事が決まるわけではない
プログラミングの仕事では、資格よりも、実際に作ったものや、仕事で担当した内容が重視されることが多くあります。資格は、作ったものと組み合わせて、基礎の知識を持っていることを示す材料と考えると、取る目的がはっきりします。特に、未経験から仕事を目指す人や、社内で担当の範囲を広げたい人にとっては、学んだことを客観的に示す手段になります。
資格の勉強の前に知っておきたい基本の用語
JavaScriptの資格の勉強では、プログラミングの基本の用語が繰り返し出てきます。初めて学ぶ人は、まず次の用語の意味をつかんでおくと、教材が読みやすくなります。
データを扱うための用語
- 変数:値に名前を付けて、後から使えるようにしたもの。JavaScriptでは、letやconstという言葉で作る
- 配列:複数の値を順番に並べて、まとめて扱うための入れ物
- オブジェクト:名前と値の組をまとめたもの。「名前は山田、年齢は30」のような情報を1つにまとめられる
- JSON:オブジェクトに似た形でデータを文字として表す書き方。サーバーとのデータのやり取りでよく使われる
処理を組み立てるための用語
- 関数:決まった処理をひとまとめにして、名前を付けて何度も呼び出せるようにしたもの
- 条件分岐:条件によって行う処理を変える仕組み。ifという言葉で書く
- 繰り返し:同じ処理を何度も行う仕組み。forという言葉などで書く
- 例外処理:エラーが起きたときに、プログラムが止まらないように受け止めて対処する仕組み
Webのページを動かすための用語
- DOM:ブラウザが読み込んだWebのページを、JavaScriptから操作できる形で表したもの。DOMを通じて、文字を書き換えたり、要素を加えたりする
- イベント:ボタンが押された、文字が入力された、といったページの上で起きる出来事のこと。イベントをきっかけに処理を動かすことで、ページに動きが生まれる
JavaScriptプログラミング能力認定試験の3級は、こうした基本の文法を理解し、簡単なプログラムが書けることを認定の基準にしています。まずはこれらの用語を、自分で短いコードを書きながら確かめていくと、試験の勉強の土台になります。
JavaScriptプログラミング能力認定試験
サーティファイ情報処理能力認定委員会が主催する、JavaScriptに絞った試験です。1級から3級まであり、自分の力に合った級から受けられます。
試験の目的
サーティファイのJavaScriptプログラミング能力認定試験の試験概要では、試験の目的を次のように書いています。
JavaScriptに関する文法やライブラリ、オブジェクト指向に関する基本知識を有し、JavaScriptを利用してプログラムを読解、作成する能力を認定する。 出典: sikaku.gr.jp
試験のトップページでは、フロントエンドとバックエンドの開発の両方に共通して求められる基礎の知識に重点を置いた問題の構成だと説明されています。
級ごとの認定の基準
| 級 | 認定の基準(公式の案内より) | 試験時間 | 出題形式 |
|---|---|---|---|
| 1級 | 文法やライブラリ、オブジェクト指向の基本の知識を持ち、プログラムを読み書きできる | 90分 | 多岐選択式、テーマ別の大問7問 |
| 2級 | 基本の知識と文法を理解し、小規模なプログラムが書ける。関数やメソッドの機能と使い方を理解している | 60分 | 多岐選択式、テーマ別の大問6問 |
| 3級 | 基本の文法を理解し、簡単なプログラムが書ける | 50分 | 多岐選択式、テーマ別の大問5問 |
合格の基準は、全級とも得点率60%以上です。受験資格は、学歴や年齢などの制限がありません。問題には、プログラムの空欄を補う問題も含まれると案内されています。
受験料
受験料(税込)は、1級が6,700円、2級が5,500円、3級が4,300円です。3級から順に受けても合計で16,500円なので、段階を追って力を確かめたい人にも受けやすい費用です。
出題の範囲
公式の出題範囲のページでは、ES6以降の機能で出題と解答をすると書かれています。ES6とは、2015年に定められたJavaScriptの仕様の版のことで、今のJavaScriptの書き方の土台になっています。上位の級は、下位の級の出題範囲を含みます。1級の範囲には、次のような項目が挙げられています。
- オブジェクト指向の基本の考え方(クラス、インスタンス、継承、プロトタイプ継承など)
- データの型と標準の組み込みオブジェクト(Symbol、正規表現、Map、Set、JSONなど)
- 制御文と例外処理(try...catch、finally、throwなど)
- 非同期処理(Promise、async/await)
- DOMの操作、ファイルの操作
- アロー関数などの記法
非同期処理とは、時間のかかる処理の完了を待たずに次の処理を進め、終わったときに結果を受け取る仕組みのことです。Webのアプリケーションでサーバーからデータを受け取る場面などで欠かせない考え方で、1級ではこうした実務でよく使う範囲まで問われます。
個人で受ける方法
個人で受ける場合は、公開試験として、自宅や職場から受ける「リモートWebテスト」の形で受験します。サーティファイの個人の受験の案内では、インターネットに接続できる環境、受験用のパソコンかタブレット、スマートフォンとそのスタンド、静かな個室を用意すれば、全国どこからでも受けられると説明されています。
公開試験は年に数回の決まった日に行われ、2026年度の第3回は2027年1月24日(日)で、1級から3級までのすべての級が行われる予定です。申し込みの受付は2026年11月10日から2027年1月17日までと案内されています。試験の当日は、決められた時間帯の中の好きな時点から受験を始められます。合否の通知は試験の後1か月を目安にメールで届き、合格した人にはオープンバッジとデジタルの認定証明書が発行されます。オープンバッジとは、資格や学習の成果を、インターネット上で示せるデジタルの証明のことです。
団体で受ける方法
学校や会社などの団体で受ける場合は、団体が試験日を決めて、会場でのマークシート、会場でのWebテスト、リモートWebテストのいずれかで受験できます。学校の授業や会社の研修の進み具合に合わせて試験の日を決められるので、研修の仕上げに使う団体もあります。
HTML5プロフェッショナル認定試験 レベル2
LPI-Japanが行うHTML5プロフェッショナル認定試験は、HTML、CSS、JavaScriptなどのWebの技術の力を認定する試験です。レベル1とレベル2があり、JavaScriptの力が本格的に問われるのはレベル2です。
認定の概要
LPI-JapanのHTML5プロフェッショナル認定試験 レベル2の概要では、レベル2の認定について、JavaScriptなどを使って、システム間の連携や最新のマルチメディアの技術に対応したWebのアプリケーションや、動きのあるWebのコンテンツを開発し、設計できる力を示すものだと説明しています。認定名の略称は「HTML5(JavaScript) レベル2」です。
試験の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所要時間 | 90分(秘密保持契約5分、試験80分、アンケート5分) |
| 問題数 | 40〜45問 |
| 受験料 | 16,500円(税込) |
| 実施の方式 | CBT(テストセンター、または自宅や職場からのオンライン受験) |
| 認定の条件 | レベル2の試験に合格し、有意なレベル1の認定を持っていること |
| 認定の有意性の期限 | 5年間 |
問題はマウスで選ぶ方式がほとんどで、キーボードで入力する問題も少し出題されると案内されています。テストセンターで受けた場合は、試験の終わりにその場で結果が表示されます。
出題の範囲
レベル2の範囲には、JavaScriptのプログラミングのほか、JavaScriptやCSSを使ってグラフィックスやアニメーションを作る技術、さまざまな画面の大きさに対応させるレスポンシブWebデザイン、クラウドと通信したり端末のセンサーにアクセスしたりするAPI、動画や音声などのマルチメディア、ユーザビリティなどが含まれます。APIとは、ほかのプログラムやサービスの機能を呼び出して使うための窓口のことです。JavaScriptの文法だけでなく、Webのアプリケーションを作るための幅広い技術が問われる試験です。
レベル1の認定が必要
レベル2の認定を受けるには、有意なレベル1の認定を持っていることが条件です。レベル1は、HTMLとCSSを中心にしたWebのページを作る力を問う試験です。LPI-Japanのページでは、レベル1の認定を前提にした一般的な学習期間の目安として、半年から1年程度と書かれています。HTMLとCSSから学び始める人は、レベル1を先に取り、その後にレベル2を目指す順番になります。
リモートWebテストの準備
JavaScriptプログラミング能力認定試験の個人の受験は、自宅や職場から受けるリモートWebテストで行われます。会場に行く必要がない代わりに、受験の環境を自分で整える必要があります。
用意するもの
サーティファイの個人の受験の案内では、次のものを用意するよう説明されています。
- インターネットに接続できる環境
- 受験に使うパソコンかタブレット
- スマートフォン
- スマートフォンのスタンド
- 静かな個室
スマートフォンとスタンドをどのように使うかは、サーティファイのリモートWebテストの概要のページで説明されているので、申し込む前に読んで準備できるかを確かめます。家族と暮らしている人は、試験の時間に部屋に人が入らないよう、前もって伝えておきます。
申し込みと支払い
申し込みには、サーティファイの受験者向けのポータルサイト「資格受付ONLINE」のアカウントが必要です。受験料は、クレジットカード、コンビニ、銀行振込から選べ、受験料を払った時点で申し込みが完了すると案内されています。銀行振込の手数料は受験者の負担です。クレジットカードで払う場合に、決済が終わる前に手続きを止めてしまうと、申し込みが自動で取り消されるので注意します。
顔写真の登録
リモートWebテストでは、本人の確認と認定証明書への掲載のために、申し込みのときか受験日までに、本人の顔写真をアップロードするよう求められます。直前に慌てないよう、申し込みのときに登録を済ませておくと安心です。
受け直すとき
同じ試験の同じ級を2回目以降に受けるときは、前の試験の合否の結果を受け取ってから申し込むよう案内されています。合否の通知は試験の後1か月を目安に届くので、受け直しを考えている人は、次の公開試験の申し込みの期間と合わせて計画を立てます。
2つの試験の違いと選び方
JavaScriptプログラミング能力認定試験とHTML5プロフェッショナル認定試験 レベル2は、どちらもJavaScriptの力を問いますが、ねらいが違います。
違いの一覧
| 項目 | JavaScriptプログラミング能力認定試験 | HTML5プロフェッショナル認定試験 レベル2 |
|---|---|---|
| 主催 | サーティファイ | LPI-Japan |
| 中心の内容 | JavaScriptの文法とプログラムの読み書き | JavaScriptを使ったWebのアプリケーションの開発 |
| 段階 | 3級、2級、1級 | レベル1の後にレベル2 |
| 受験料(税込) | 4,300円から6,700円 | 16,500円 |
| 受け方(個人) | 決まった日にリモートWebテスト | 都合のよい日にCBT |
| 有効期限 | 公式の案内で確かめる | 認定の有意性の期限は5年間 |
JavaScriptそのものを確かめたい人
JavaScriptの文法や、プログラムを読み書きする力を確かめたい人には、JavaScriptプログラミング能力認定試験が合っています。3級から始められるので、プログラミングを学び始めたばかりの人でも、最初の目標として選びやすい試験です。受験料も比較的手ごろなので、学んだ成果を早めに形にしたい人に向いています。
Webの制作や開発の力を示したい人
Webのページやアプリケーションを作る仕事を目指す人には、HTML5プロフェッショナル認定試験が合っています。HTMLとCSSの力をレベル1で、JavaScriptを使った開発の力をレベル2で示せるので、Webの制作の仕事で求められる力をまとめて証明できます。Webデザイナーやフロントエンドのエンジニアを目指す人にとっては、仕事の内容に近い試験です。
両方を受ける選び方
時間と費用に余裕があるなら、JavaScriptプログラミング能力認定試験で文法の基礎を固め、その後にHTML5プロフェッショナル認定試験でWebの開発の力を示す、という順番も考えられます。文法の基礎が身に付いていると、レベル2のAPIやグラフィックスの問題も理解しやすくなります。
終了した試験に注意する
JavaScriptの資格を調べると、古い記事で紹介されている試験が、すでに終わっていることがあります。
Node.jsの認定試験は終了している
Node.jsは、サーバーなどでJavaScriptを動かすための仕組みです。Node.jsの知識を問う認定として、OpenJS Node.js Application Developer(JSNAD)という試験がありましたが、Linux FoundationのJSNADのページでは、この試験が2025年9月30日をもって終了したと案内されています。古い記事でJavaScriptの資格として紹介されていても、今は受けられないので注意が必要です。
申し込む前に公式で確かめる
IT系の資格は、技術の変化に合わせて、内容の改定や、名前の変更、終了がよく起きます。資格を選ぶときは、紹介の記事だけで判断せず、主催する団体の公式ページで、今も受けられるか、次の試験日はいつか、受験料はいくらかを確かめてから申し込むようにします。
勉強の進め方
JavaScriptの資格の勉強は、試験の出題範囲を地図にして、実際にコードを書きながら進めるのが基本です。
出題範囲を書き出す
まず、受ける試験の出題範囲を公式ページで確かめ、項目を一覧に書き出します。JavaScriptプログラミング能力認定試験なら、級ごとの出題範囲が公開されています。一覧の項目ごとに、「説明できる」「コードで書ける」「まだ分からない」の3段階で自分の理解を確かめると、勉強すべきところが見えてきます。
コードを書いて動かす
JavaScriptは、ブラウザの開発者ツールを開けば、その場でコードを書いて動かせます。文法の説明を読んだら、例のコードを自分で書き換えて、結果がどう変わるかを確かめます。配列やオブジェクトの操作、関数、クラス、非同期処理などは、読むだけでは理解が浅くなりやすいので、小さなプログラムを自分で作って確かめるのが近道です。
公式の教材と問題を使う
サーティファイの試験のページには、学習の方法の案内や、サンプル問題の請求の窓口があります。LPI-JapanのHTML5プロフェッショナル認定試験のサイトには、例題や学習の情報、認定教材の案内があります。公式の教材や問題は、出題の傾向をつかむのに役立つので、勉強の仕上げに必ず解いておきます。
学習の期間の考え方
学習にかかる期間は、これまでのプログラミングの経験によって大きく変わります。JavaScriptプログラミング能力認定試験の3級なら、基本の文法を一通り学べば挑戦できます。HTML5プロフェッショナル認定試験は、LPI-Japanのページで、レベル1の認定を前提にレベル2の学習期間の目安が半年から1年程度とされています。自分の経験に合わせて、無理のない計画を立てます。
試験の形式に慣れる
JavaScriptプログラミング能力認定試験の個人の受験は、リモートWebテストで行われます。サーティファイの案内では、受験者向けのページで操作の体験ができると説明されています。カメラやスマートフォンの準備、部屋の環境の確認に時間がかかることもあるので、試験の数日前までに操作の体験を済ませておくと、当日に慌てずに済みます。
独学と講座の比べ方
JavaScriptの資格は、独学でも目指せます。一方で、講座を使うと学ぶ順番に迷わずに済む利点があります。どちらが合うかは、これまでの経験と、使える時間によって変わります。
独学が合う人
ほかのプログラミングの言語を学んだことがある人や、仕事でWebの制作に関わっている人は、独学でも十分に資格を目指せます。公式の出題範囲を手がかりに、入門書やWebの学習のサイトで学び、公式のサンプル問題で仕上げる、という進め方が基本です。費用を抑えられ、自分のペースで進められるのが独学の利点です。
講座が合う人
プログラミングを初めて学ぶ人や、1人だと勉強が続かない人には、講座を使う方法が合っています。講座では、学ぶ順番が決まっていて、分からないところを質問できることが多いので、つまずいたまま止まってしまう心配が減ります。講座を選ぶときは、どの資格の出題範囲に対応しているか、質問できる仕組みがあるか、費用に受験料が含まれているかを確かめます。
勉強を続けるための工夫
独学でも講座でも、勉強を続けるには、試験の日を先に決めてしまうのが効果的です。JavaScriptプログラミング能力認定試験の公開試験は日にちが決まっているので、申し込んでしまえば、その日に向けて計画を立てられます。毎日少しずつでもコードを書く習慣を付けると、知識が手に定着していきます。
資格とあわせて身に付けたい力
JavaScriptの資格は、基礎の知識を示すものです。仕事で使える力にするには、資格の勉強とあわせて、次のような力も身に付けておくと役立ちます。
HTMLとCSS
JavaScriptでWebのページを動かすには、ページの骨組みを作るHTMLと、見た目を整えるCSSの知識が欠かせません。JavaScriptはHTMLの要素を操作して動きを付けるので、HTMLの構造を理解していないと、思ったとおりに動かせません。
フレームワークの考え方
実際の開発の現場では、Reactなどのフレームワークやライブラリを使って画面を作ることが多くあります。フレームワークとは、よく使う仕組みをまとめて、効率よく開発できるようにした土台のことです。フレームワークは、JavaScriptの基本の文法の上に成り立っているので、資格の勉強で基礎を固めておくと、フレームワークの学習も進めやすくなります。
作ったものを見せる力
仕事を探すときは、資格に加えて、自分で作ったWebのページやアプリケーションを見せられると、力が伝わりやすくなります。小さなものでも、何を作り、どこを工夫したのかを説明できるようにしておきます。作ったもののコードを公開する場合は、パスワードなどの秘密の情報が含まれていないかを確かめてから公開します。
JavaScriptを使う仕事の種類
JavaScriptの資格を取ったあとに目指せる仕事には、いくつかの種類があります。自分がどの仕事を目指すかによって、資格のあとに学ぶ内容も変わります。
Webのページを作る仕事
企業や店舗のWebサイトを作る仕事では、HTMLとCSSでページの見た目を作り、JavaScriptでメニューの開閉や画像の切り替え、入力の確認などの動きを付けます。Webデザイナーやコーダーと呼ばれる人が担うことが多く、JavaScriptの基本の文法とDOMの操作の力がそのまま生きます。
Webのアプリケーションの画面を作る仕事
予約のシステムや管理の画面など、Webのアプリケーションの画面を作る仕事では、フレームワークを使って、データの表示や入力の処理を組み立てます。サーバーからデータを受け取る非同期処理や、オブジェクトと配列の操作など、JavaScriptプログラミング能力認定試験の1級の範囲で問われる知識が欠かせません。フロントエンドのエンジニアと呼ばれる仕事です。
サーバーの処理を作る仕事
JavaScriptは、Node.jsなどの仕組みを使って、サーバーの側の処理を書くこともできます。画面と裏側の処理を同じ言語で書けるため、小さなサービスを1人で作る場合にも使われます。サーバーの処理を担うには、JavaScriptの知識に加えて、データベースやネットワークの基礎も必要になります。
業務を自動化する仕事
JavaScriptは、表計算のソフトや業務のサービスの中で動く小さなプログラムを書くのにも使われます。たとえば、決まった時間に集計を行う、入力された内容をもとにメールを送る、といった業務の自動化です。開発の専門の仕事でなくても、JavaScriptの基本を知っていると、日々の業務の手間を減らす工夫ができます。
資格を仕事に生かす
JavaScriptの資格は、Webの制作や開発の仕事を目指すときに、学んだ内容を示す材料になります。
就職や転職での使い方
履歴書には、資格の正式な名前と級を書きます。たとえば「JavaScriptプログラミング能力認定試験 2級 合格」「HTML5プロフェッショナル認定 レベル2」のように書くと、何を学んだのかが伝わります。面接では、資格の勉強の中で作ったプログラムや、理解が深まった範囲を具体的に話せると、学ぶ姿勢も伝えられます。
社内での役割を広げる
Webの担当の仕事をしている人なら、資格の勉強を通じて、これまで外部に頼んでいた小さな修正を自分でできるようになることもあります。社内のWebサイトの更新や、業務で使う簡単な画面づくりなど、JavaScriptの知識が生きる場面は少なくありません。
業務委託の仕事での使い方
Webの制作や開発の仕事は、業務委託やフリーランスの案件としても多く見られます。JavaScriptを使う案件には、Webのページに動きを付ける仕事、既存のサイトの不具合を直す仕事、Webのアプリケーションの画面を作る仕事などがあります。案件を受けるときは、作業の範囲、確認の方法、納品の形を、契約の前に依頼者と決めておきます。
在宅の仕事で見るJavaScriptの力
JavaScriptを使う仕事は、パソコンとインターネットがあれば進められるものが多く、在宅で受けやすい分野です。
運営者として見てきた傾向
20年にわたって在宅ワークとフリーランスの仲介を続けてきた運営者として見てきた限りでは、Webの制作や開発の案件で長く依頼が続く人ほど、作業の前に仕様を確かめ、途中の段階で動くものを見せて、依頼者の確認を取りながら進めています。依頼者にとっては、完成してから大きな手直しが出る心配が減り、同じ予算でより多くの仕事を任せられます。中間のマージンが乗らない直接の取引では、こうした進め方がそのまま次の依頼と受け手の手取りにつながり、双方にとって続けやすい関係になります。
関連する仕事と相場
JavaScriptを使ったアプリケーションの開発の仕事は、アプリケーション開発のお仕事で、仕事の種類と求められる力を紹介しています。Webのデザインと動きの両方を担う人の相場は、デザイナーの年収・単価相場で確かめられます。ネットワークの基礎まで学んで、Webの仕組みを深く理解したい人には、ネットワークの技術者の認定であるCCNA(シスコ技術者認定)の解説も参考になります。JavaScriptの資格は、Webの仕事の入口として、学んだ力を形にするための分かりやすい目標になります。
よくある質問
Q. JavaScriptだけを対象にした資格はありますか?
サーティファイが主催するJavaScriptプログラミング能力認定試験は、JavaScriptの文法やプログラムを読み書きする力を、1級から3級までの級で認定する試験です。合格の基準は得点率60%以上で、受験資格の制限はありません。個人はリモートWebテストで、自宅や職場から受験できます。
Q. JavaScriptの資格の受験料はいくらですか?
JavaScriptプログラミング能力認定試験は、1級が6,700円、2級が5,500円、3級が4,300円(いずれも税込)です。HTML5プロフェッショナル認定試験 レベル2は16,500円(税込)です。受験料は改定されることがあるので、申し込む前に主催団体の公式ページで確かめてください。
Q. HTML5プロフェッショナル認定試験のレベル2はいきなり受けられますか?
試験そのものを受けることはできますが、レベル2の認定を受けるには、レベル2の試験に合格し、有意なレベル1の認定を持っていることが条件です。HTMLとCSSから学ぶ人は、レベル1を先に取り、その後にJavaScriptの力が問われるレベル2を目指す順番になります。
Q. Node.jsの資格は今も受けられますか?
Node.jsの知識を問うOpenJS Node.js Application Developer(JSNAD)は、Linux Foundationの案内で2025年9月30日をもって終了したとされています。古い記事でJavaScriptの資格として紹介されていても、今は受けられません。資格を選ぶときは、主催団体の公式ページで今も実施されているかを確かめてください。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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