Googleからのメールは本物か|公式の送信元とセキュリティ通知の確かめ方 2026


この記事のポイント
- ✓Googleを名乗るメールが本物かを
- ✓2026年11月1日時点のGoogle公式ヘルプで確かめます
- ✓パスワード再設定のメールの送信元[email protected]
Googleは、パスワードの再設定に使う「Google 確認コード」という件名のメールについて、[email protected] から送られるものとして、Google アカウント ヘルプで受信の許可を案内しています(2026年11月1日時点)。 ただし、メールの差出人の表示はだれでも偽れるので、アドレスが合っていても本物とは限りません。 「セキュリティ通知」などのメールが届いたら、リンクを押さずに、自分で開いたGoogle アカウントの「セキュリティ」のページで、最近のアクティビティを確かめてください。
この記事では、Googleの公式ヘルプに書かれている送信元のアドレス、Googleがメールで求めないと明言していること、セキュリティ通知を本物かどうか確かめる手順、Gmailでメールが認証されているかを見る方法、入力してしまったときにすることを、2026年11月1日時点の公式の記載だけで整理します。セキュリティ通知の送信元のアドレスは、公式のヘルプに書かれていないため、アドレスではなく確かめ方で答えます。
Googleが公式に書いている送信元のアドレス
Googleの公式ヘルプで、送信元のアドレスとして名前が出ているのは、2026年11月1日時点で確かめた範囲では次の1つです。
| 用途 | アドレス | 載っている公式ページ |
|---|---|---|
| パスワード再設定(パスワード アシスタンス メール。件名は「Google 確認コード」) | [email protected] | Google アカウント ヘルプ「パスワード アシスタンス メールを確認する」 |
このページは、パスワードを忘れて再設定しようとしたのにメールが届かない人に向けたものです。迷惑メールのフォルダにも見当たらない場合の手順として、次のように書かれています。
Google から送信したメールが、メールシステムの迷惑メールフィルタによって除外されている可能性があります。Google からの「Google 確認コード」という件名のメールを探してください。迷惑メールのフォルダにもこのメールがない場合は、アドレス帳に [email protected] を追加し、パスワード アシスタンス メールを再度リクエストします。 出典: Google アカウント ヘルプ パスワード アシスタンス メールを確認する
一方、新しい端末でのログインなどを知らせる「セキュリティ通知」のメールについては、Google アカウント ヘルプの「セキュリティ通知への対応」に、どんなときに届くかは書かれていますが、どのアドレスから送るかは書かれていません。セキュリティ通知の送信元として出回っているアドレスはいくつかありますが、2026年11月1日時点で確かめた公式のヘルプには記載が見つからなかったため、この記事では書きません。
Googleが送るすべてのメールの送信元を網羅した一覧も、公式のヘルプには見つかりませんでした。Googleは、Gmail、Google ドライブ、YouTube、Google Playなど多くのサービスを持っていて、サービスごとにさまざまな通知を送ります。そのため、「このアドレスなら本物、それ以外は偽物」という覚え方はできません。Googleのメールを確かめるときは、アドレスよりも、次の節以降の「メールの外で確かめる」手順を軸にします。
[email protected] からのメールが届く場面
[email protected] という送信元は、公式のヘルプでは、パスワードの再設定の場面で出てきます。届くのは、次のような流れのときです。
- 自分でGoogle アカウントのログイン画面を開き、パスワードを忘れたときの手続きを始める
- Googleが、アカウントのログインに使っているメールアドレス、またはGmailを使っている場合は登録した再設定用のメールアドレスに、「Google 確認コード」という件名のメールを送る
- 届いたメールの確認コードを、自分が開いている手続きの画面に入力する
ここで大事なのは、このメールは「自分で再設定の手続きを始めたとき」に届くものだということです。手続きをしていないのに「Google 確認コード」のメールが届いた場合は、だれかがあなたのメールアドレスを使って、ログインや再設定を試みたおそれがあります。その場合は、メールのリンクやコードには触れず、次の節の手順でアカウントを確かめます。
また、確認コードを、電話やメッセージで人に伝えてはいけません。Googleの担当者を名乗る人から「確認のためにコードを教えてほしい」と言われても、応じないでください。確認コードは、自分が開いている画面に自分で入力するためのものです。身に覚えのない確認コードが届いたときの考え方は、認証コードが勝手に届くのはなぜ|放置してよいかと乗っ取りを防ぐ確認 2026で詳しく整理しています。
なお、[email protected] を受信許可に追加するよう案内しているのは、本物のメールが迷惑メールに振り分けられて届かない場合の対処としてです。受信を許可したからといって、このアドレスを名乗るメールがすべて本物になるわけではありません。
Googleがメールで求めないと明言していること
Googleの公式ヘルプには、メールで求めないことがはっきり書かれています。Gmail ヘルプの「フィッシング メールを報告する、回避する」には、次の文があります(2026年11月1日時点)。
ユーザーがアカウントにログインしている場合、Google のメールがアカウント パスワードの入力を求めることはありません。 リンクをクリックした後で、Gmail、Google アカウント、または他のサービスのパスワードを入力するよう求められた場合は、情報を入力せずに、使用するウェブサイトに直接アクセスしてください。 出典: Gmail ヘルプ フィッシング メールを報告する、回避する
同じページには、「Gmail がパスワードなどの個人情報をメールで尋ねることは決してありません」という注記もあります。
さらに、このページは、メール、テキスト メッセージ、電話で個人情報を求められても応じないよう呼びかけ、漏らしてはいけない情報として次のものを挙げています。
- ユーザー名とパスワード(パスワードの変更を求めてくる場合を含む)
- 政府が発行した個人を識別する番号
- 銀行口座番号
- PIN(暗証番号)
- クレジットカード番号
- 誕生日
- そのほかの個人情報(母親の旧姓など)
つまり、Googleを名乗るメールで、リンクを押した先でパスワードやカード番号の入力を求められたら、それは偽物を疑う十分な理由になります。「パスワードの有効期限が切れます」「保存容量が上限に達しました。カード情報を更新してください」といった文面で入力に誘うメールも、リンクからは進まず、自分で開いたGoogleのサービスで確かめます。
セキュリティ通知が届く場面
Googleから「セキュリティ通知」が届く場面は、公式のヘルプ「セキュリティ通知への対応」に書かれています。2026年11月1日時点の記載では、次の3つです。
- 新しいデバイスでのログインなど、重要な操作を検知した場合
- 大量のメールが送信されるなど、不審なアクティビティが検知された場合
- 機密情報に関する操作(保存されているパスワードの確認など)をブロックした場合
セキュリティ通知は、電話(スマートフォンの通知)やメールで届くとされています。通知には、ログインに使われたデバイスの種類、時刻、場所が表示され、心当たりがなければ「いいえ、アカウントを保護します」を選ぶ、心当たりがあれば「はい」を選ぶ、という流れです。
新しいスマートフォンやパソコンでログインしたばかりなら、本物の通知が届くのは自然なことです。反対に、何もしていないのに「新しいデバイスからのログインがありました」という通知が届いた場合は、本物の通知であれば、だれかがアカウントに入ろうとしたおそれがあります。偽物の通知であれば、あなたを偽のログイン画面に誘うのが狙いです。
どちらの場合も、やることは同じです。メールのボタンは押さずに、自分で開いたGoogle アカウントのページで、最近のアクティビティを確かめます。本物の通知なら、同じ出来事がGoogle アカウントのページにも記録されています。偽物の通知なら、そのような記録はありません。不正なログインの通知を受けたときの全体の流れは、不正ログインの通知が来たら|身に覚えのないログインの確かめ方と最初にすること 2026でも整理しています。
リンクを押さずに本物か確かめる手順
Googleを名乗るメールが届いたら、次の順で確かめます。どの手順でも、メールの中のリンクやボタンは使いません。
- メールのリンク、ボタン、添付ファイルには触れずに、メールを閉じる
- ブラウザのアドレス欄に myaccount.google.com/notifications と自分で入力するか、ブックマークから開く。Gmail ヘルプは、Googleから届いたように見えるセキュリティのメールが偽装に思われる場合は、このページに直接アクセスするよう案内している。このページでは、Google アカウントの最近のセキュリティ アクティビティを確認できる
- Google アカウントのページで、「セキュリティとログイン」(表示によっては「セキュリティ」)の項目を開く
- 「最近のセキュリティ イベント」のパネルで「セキュリティ イベントを確認」を選び、メールに書かれていた出来事(新しいデバイスでのログインなど)が記録されているかを見る
- 記録があり、自分がしたことなら「はい」を選ぶ。自分がしていないことなら「いいえ、リクエストしていません」を選び、画面の手順に沿ってアカウントを保護する
- 「お使いのデバイス」から「デバイスを管理」を開き、見覚えのない端末が無いかも確かめる
手順4から6は、Google アカウント ヘルプの「ハッキングまたは不正使用された Google アカウントを保護する」に書かれている確かめ方です。Google アカウントのページは、Googleのサービスにログインしている状態なら、メールを経由せずにいつでも開けます。メールの真偽に迷ったら、このページを開くのがいちばん確実です。
手順2で、メールの中の「アクティビティを確認」のボタンを押したくなるかもしれません。本物のメールのボタンも同じページにつながりますが、偽物のメールのボタンは、本物そっくりのログイン画面につながることがあります。見た目では区別がつかないので、ボタンは使わず、自分でアドレスを入力するかブックマークから開く、という手順を守ってください。
Gmailでメールが認証されているかを見る
GmailでGoogleを名乗るメールを受け取った場合は、Gmailの機能で、送信元が本物かどうかの手がかりを得られます。Gmail ヘルプの「Gmail のメールが認証されているかどうかを確認する」に、その方法が書かれています(2026年11月1日時点)。
認証とは、そのメールが、表示されている送信元から本当に送られたものかを、Gmailが確かめることです。手順は次のとおりです。
- パソコンでGmailを開き、確かめたいメールを開く
- 送信者の名前の下にある下矢印のアイコンを押す
- 「送信元」の項目に google.com などのドメイン名が、「署名元」の項目に送信元のドメインが表示されていれば、そのメールは認証されている
送信者の名前の横に疑問符が表示されている場合は、そのメールは認証されていません。公式のヘルプは、認証されていないとは「そのメールに表示されている送信者が本当の送信元かどうかを Gmail で確認できていないという意味」だとしています。
送信者の名前の横に疑問符が表示されているメールは認証されていません。メールに疑問符が表示されている場合は、返信や添付ファイルのダウンロードには十分に注意してください。 出典: Gmail ヘルプ Gmail のメールが認証されているかどうかを確認する
この確認で使われているのが、SPFとDKIMという仕組みです。SPFは、そのドメインからメールを送ってよいサーバをあらかじめ登録しておく仕組み、DKIMは、送る側がメールに電子的な署名を付け、受け取る側がそれを確かめる仕組みのことです。OutlookやApple Mailなどほかのメールソフトでは、メールのヘッダー(メールが通ってきた経路などが書かれた部分)の「Authentication-Results」の行に、「spf=pass」や「dkim=pass」と表示されていれば認証されている、と公式のヘルプは説明しています。
ただし、公式のヘルプは、迷惑メールの送信者もメールを認証できる場合があるとも書いています。認証されていることは「送信元のドメインを偽っていない」ことの手がかりにはなりますが、そのドメインがGoogleのものかどうかは、別に見る必要があります。google.com によく似た別のドメインで認証されているメールもありえるからです。認証の表示は入口の確認と考え、最後は前の節の手順で、Google アカウントのページを確かめてください。
Gmail ヘルプは、ほかに次の確認も勧めています。
- メールアドレスと送信者名が一致しているかを確かめる
- パソコンでは、リンクを押す前にリンクにカーソルを合わせ、表示されるURLがリンクの説明と一致するかを確かめる
- メールのヘッダーで、「From」に不適切な名前が表示されていないかを確かめる
メールの詳細ヘッダーで経路を確かめる
Gmailの認証の表示よりも詳しく確かめたい場合は、メールの詳細ヘッダーを見る方法があります。詳細ヘッダーとは、メールがどのサーバを通って届いたか、認証の結果はどうだったか、といった情報が書かれた部分のことです。ふだんの画面には表示されません。
Gmail ヘルプの「詳細ヘッダーからメールの経路を確認する」によると、Gmailでは次の手順で表示できます(2026年11月1日時点)。
- ブラウザでGmailを開く
- ヘッダーを確かめたいメールを開く
- 返信のアイコンの横にある「その他」のアイコンを押す
- 「メッセージのソースを表示」を押す
- 新しいウィンドウに詳細ヘッダーが表示される
詳細ヘッダーの中で見るとよいのは、前の節で触れた「Authentication-Results」の行です。ここに「spf=pass」や「dkim=pass」と書かれ、その後ろに続くドメインがgoogle.comなど本来の送り主のものであれば、送信元のドメインを偽っていない手がかりになります。反対に、「fail」と書かれていたり、ドメインがGoogleと無関係なものだったりすれば、偽物を疑う材料になります。
ただし、詳細ヘッダーは専門的な情報が多く、読み慣れていないと判断を誤りやすい部分です。読み取れなかったからといって不安になる必要はありません。ヘッダーを読まなくても、Google アカウントのページで最近のセキュリティ イベントを確かめれば、本物かどうかは判断できます。ヘッダーは、より詳しく知りたい人のための追加の確認と考えてください。
受信設定で許可するアドレスの考え方
本物のGoogleのメールが届かない、という悩みもあります。とくに、携帯電話会社のメールアドレスを、Google アカウントの再設定用のメールアドレスにしている場合は、ドメイン指定受信の設定によって、Googleのメールが届かないことがあります。ドメイン指定受信とは、「@」より後ろの部分が一致するメールだけを受け取る設定のことです。
Google アカウント ヘルプがパスワードの再設定の場面で案内しているのは、[email protected] をアドレス帳か迷惑メールのフィルタの許可リストに追加することです。それでも届かない場合は、次のように対応するよう書かれています。
アドレス帳または迷惑メールフィルタの許可リストに [email protected] を追加した後もまだパスワード再設定のリンクが届かない場合は、メール プロバイダに問い合わせ、[email protected] からのメールを受信できないことを伝えてください。 出典: Google アカウント ヘルプ「パスワード アシスタンス メールを確認する」
受信の許可は、公式が名前を挙げているアドレスに絞るのが安全です。Googleの関係しそうなドメインを広く許可すると、そのドメインを名乗る偽メールも受信箱に入りやすくなります。また、受信を許可したアドレスから届いたメールも、迷惑メールのフィルタを通らずに受信箱に入ることがあるので、中身を確かめる習慣は変えないでください。
差出人の表示が本物でも安心できない理由
送信元のアドレスを見ることは大切ですが、それだけで本物と決めることはできません。
メールの差出人(From)の欄は、手紙の封筒の裏に書く差出人の名前と同じで、送る側が自由に書けます。表示名を「Google」にすることも、アドレスを本物そっくりに見せることも、技術的にはできてしまいます。Gmailの認証の仕組みは、こうした偽装の多くを見抜くためのものですが、すべての偽メールが迷惑メールのフォルダに振り分けられるとは限りません。
スマートフォンのメールアプリは、差出人の表示名だけを大きく出し、アドレスを小さくしか出さないことが多いので、見落としやすくなります。表示名が「Google」でも、アドレスを開いてみると無関係なドメインだった、ということもありえます。差出人の表示名を押してアドレスまで確かめる習慣を付けておくと、明らかな偽物には気づきやすくなります。
こうした理由から、Googleのメールが本物かどうかは、「送信元のアドレス」ではなく「メールの外で、自分のアカウントのページに同じ出来事が記録されているか」で決めるのが確実です。
偽メールの件名と手口について
Googleの公式ヘルプには、Googleを名乗る偽メールの具体的な件名の一覧は載っていません(2026年11月1日時点で確かめた範囲)。件名の代わりに、フィッシングのメールに多い特徴が挙げられています。Gmail ヘルプの「フィッシング メールを報告する、回避する」によると、フィッシングのメールには次のようなものがあります。
- 個人情報や財務情報を尋ねる
- リンクのクリックやソフトウェアのダウンロードを求める
- 信頼できる組織(銀行、利用しているSNS、職場など)になりすます
- 家族、友人、同僚などの知り合いになりすます
- 信頼できる組織や人物からのメールに見せかける
同じページは、緊急を装うメールや、うますぎる話のメールにも注意するよう書いています。緊急を装うメールの例として、税務署、銀行、法執行機関(警察など)、保健所など、権威のある機関の人物になりすますものが挙げられています。うますぎる話の例として、一攫千金をうたうもの、恋愛を装うもの、懸賞や宝くじの当選を伝えるものが挙げられています。
Googleを名乗る偽メールに当てはめると、「アカウントが停止されます」「保存容量の支払いが失敗しました」「不審なログインがありました。今すぐ確認してください」のように、急がせてリンクを押させる文面が、この特徴に当てはまります。ただし、これらは公式のヘルプに載っている件名ではなく、特徴を当てはめた形です。どんな件名であっても、リンクを押さずに、Google アカウントのページで確かめる、という手順は変わりません。
偽メールをGmailで報告する
Gmailで受け取った偽メールは、Gmailの機能でGoogleに報告できます。Gmail ヘルプに書かれている手順は次のとおりです(2026年11月1日時点)。
- パソコンでGmailを開く
- 報告したいメールを開く
- 返信のアイコンの横にある「その他」のアイコンを押す
- 「フィッシングを報告」を押す
本物のメールなのにフィッシングとして扱われてしまった場合は、同じ場所の「フィッシングではないことを報告」で直せます。
Gmail ヘルプによると、メールを手動で迷惑メールのフォルダに移すと、そのメールと添付ファイルのコピーがGoogleに送られ、迷惑メールや不正からユーザーを守るために使われる場合があります。報告することで、同じ偽メールが自分やほかの人に届きにくくなります。
Gmail以外のメールで受け取った場合は、そのメールのサービスの迷惑メールの報告の機能を使います。日本の窓口として、フィッシング対策協議会にも報告できます。フィッシング対策協議会は、偽のメールやサイトの情報を集め、警察などや名前をかたられた組織に提供することがある団体です(フィッシング対策協議会 フィッシングの報告)。
押してしまった・入力してしまったときにすること
偽のメールのリンクを押してしまった、入力してしまったときは、何をしたかでやることが変わります。
リンクを押して開いただけで、何も入力していない場合は、ページを閉じ、メールを削除するか、前の節の手順でフィッシングとして報告します。ファイルのダウンロードやソフトウェアのインストールを求められて入れてしまった場合は、それを削除し、ウイルス対策のソフトで確かめます。
Google アカウントのパスワードを入力してしまった場合は、すぐに、自分で開いたGoogle アカウントのページからパスワードを変えます。そのうえで、Google アカウント ヘルプの「ハッキングまたは不正使用された Google アカウントを保護する」に沿って、次のことを確かめます。
- 「最近のセキュリティ イベント」に、自分がしていない操作が無いか
- 「デバイスを管理」に、見覚えのない端末が無いか
- 2段階認証プロセスが有効になっているか。2段階認証プロセスとは、パスワードに加えて、スマートフォンやセキュリティ キーなど自分が持っているものでもログインを確かめる仕組みのこと
パスワードが変えられてログインできなくなった場合は、Googleのアカウント復元のページから、質問にできるだけ正確に答えて復元を試みます。公式のヘルプは、パスワードや再設定用の電話番号が第三者に変えられた場合などに、アカウント復元のページを使うよう案内しています。Gmailが乗っ取られたときの確認と復旧の順番は、Gmailが乗っ取られたときの対策|確認から復旧までの順番で詳しく説明しています。
クレジットカードの番号を入力してしまった場合は、カードの裏面の番号でカード会社に電話し、カードの利用を止めてもらいます。Google アカウントにカード情報を保存している場合も、公式のヘルプは、銀行などに不審な取引が無いか確かめるよう勧めています。
あわせて、次の窓口に相談できます。
- 警察:最寄りの警察署、または警察相談専用電話の #9110
- 消費者ホットライン 188:住んでいる地域の消費生活センターなどの相談窓口につながる。相談は無料で、通話料はかかる(消費者庁 消費者ホットライン)
警察庁は、フィッシングの被害に遭った場合は、最寄りの警察署か、サイバー事案に関する通報等のオンライン受付窓口に通報・相談するよう案内しています(警察庁 フィッシング対策)。
2段階認証プロセスで、偽メールの被害を小さくする
偽メールを完全に見分けることは難しいので、見分け損ねたときの被害を小さくしておくことも大切です。そのための仕組みが、Googleの2段階認証プロセスです。
Google アカウント ヘルプは、2段階認証プロセスについて、パスワードを盗まれた場合でもアカウントが安全に保たれる、と説明しています。ログインに、パスワードという「知っているもの」と、スマートフォンやセキュリティ キー、印刷されたコードなどの「持っているもの」の両方を使うためです。偽のログイン画面にパスワードを入力してしまっても、持っているものが無ければ、第三者はログインしにくくなります。
ただし、2段階認証プロセスを有効にしていても、スマートフォンに届いた確認コードを偽の画面に入力したり、人に教えたりすれば、守りは破られます。確認コードは、自分で開いた画面にだけ入力する、という決まりは変わりません。
Gmail ヘルプは、ほかにも次の対策を勧めています。
- Chromeのセーフ ブラウジングを使う。危険なサイトやフィッシングのサイトについて警告を受け取れる
- Google アカウントに保存されている安全でないパスワードを確かめて変える
- Chromeのパスワード アラートをオンにする。Google アカウントのパスワードをGoogle以外のサイトで入力したときに通知が届く
スマートフォンで2段階認証プロセスを設定する手順は、Googleの二段階認証をスマホで設定する方法にまとめています。
家族や高齢の親に伝えておきたいこと
Google アカウントは、スマートフォンを使う家族のほとんどが持っています。Androidのスマートフォンを使っている人や、YouTubeやGmailを使っている人は、Googleを名乗るメールの対象になりえます。家族で次の3つを共有しておくと、慌てずにすみます。
1つ目は、「Googleのメールでパスワードを求められたら偽物」と覚えておくことです。Gmail ヘルプは、ログインしている場合にGoogleのメールがパスワードの入力を求めることはないと明記しています。これだけでも、多くの偽メールをふるい落とせます。
2つ目は、「確認コードはだれにも教えない」ことです。家族を名乗る人や、Googleの担当者を名乗る人から頼まれても、確認コードは伝えません。
3つ目は、迷ったら家族に見せることです。高齢の親がGoogle アカウントのページを自分で開くのが難しい場合は、メールをそのままにして家族に声をかけてもらう、と決めておくと安心です。
偽メール全般の見分け方を家族に説明したいときは、フィッシング詐欺メールの見分け方|5秒で振り分ける手順と開いた後の対処が、短い手順の形でまとまっていて役立ちます。
在宅で働く人が仕事のGoogle アカウントでメールを受けるとき
在宅で働く人の多くは、取引先とのやりとりにGmailやGoogle ドライブを使っています。仕事の連絡と、Googleからの通知が同じ受信箱に並ぶため、「共有のファイルを確認してください」「アカウントの確認が必要です」といったメールに、仕事の連絡だと思い込んで反応しやすくなります。
仕事でGoogle アカウントを使うときは、次の決まりを持っておくと安全です。
- Googleを名乗るメールでログインを求められても、メールのボタンからは進まず、ブックマークしたGmailやGoogle ドライブを開いて確かめる
- 取引先から「ファイルを共有した」と連絡があったら、Google ドライブの「共有アイテム」から自分で開く。共有の通知のメールのリンクには頼らない
- 仕事用と個人用でGoogle アカウントを分けている場合は、どちらのアカウントにも2段階認証プロセスを設定する
会社や団体でGoogle Workspace(Googleの法人向けのサービス)を使っている場合は、Googleを名乗るメールについて、まず社内の管理者に確かめるのが確実です。管理者がセキュリティの設定や通知を管理していることがあるためです。
20年以上フリーランスと在宅ワークの仲介を続けてきた@SOHOの運営で見てきた限りでは、取引先とのやりとりを長く安定して続けている人ほど、アカウントの確認やファイルの共有を「メールのリンク」ではなく「自分で開いたサービスの画面」で行う習慣を持っています。この習慣は、Googleを名乗る偽メールにも、取引先を装う偽の共有の通知にも効きます。受信したメールの真偽を見極める仕事や、問い合わせの窓口の仕事に関心がある人は、カスタマーサポート・事務全般のお仕事で、どのような依頼があるかを紹介しています。
セキュリティの知識を仕事に広げたい人は、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事も参考になります。Googleのツールを仕事で使う人には、Googleアナリティクス認定資格の資格ガイドも、Googleのサービスを体系立てて学ぶ入り口になります。
よくある質問
Q. [email protected]から届いたメールは本物ですか?
Googleは、パスワード再設定の「Google 確認コード」という件名のメールについて、[email protected]を受信許可に追加するよう公式ヘルプで案内しています(2026年11月1日時点)。ただし差出人の表示は偽れるので、このアドレスでも本物とは限りません。自分で再設定の手続きをしていないのに届いた場合は、リンクに触れずGoogle アカウントのページで確かめてください。
Q. Googleのセキュリティ通知が本物か確かめる方法はありますか?
Gmail ヘルプは、Googleから届いたように見えるセキュリティのメールが偽装に思われる場合は、myaccount.google.com/notificationsに直接アクセスするよう案内しています。自分でアドレスを入力するかブックマークから開き、最近のセキュリティ イベントに同じ出来事が記録されているかを確かめます。記録が無ければ、そのメールは本物ではありません。
Q. Googleのメールでパスワードの入力を求められました?
Gmail ヘルプは、アカウントにログインしている場合、Googleのメールがアカウントのパスワードの入力を求めることはないと明記しています。リンクを押した先でパスワードを求められたら、入力せずにページを閉じ、自分で開いたGoogleのサービスで確かめてください。入力してしまった場合は、すぐにパスワードを変えます。
Q. Gmailで送信者の名前の横に疑問符が出ています?
Gmail ヘルプによると、疑問符は、表示されている送信者が本当の送信元かをGmailで確認できていない、つまり認証されていないメールの印です。返信や添付ファイルのダウンロードに十分注意するよう案内されています。Googleを名乗るメールに疑問符が出ていたら、リンクを押さずに、フィッシングとして報告することを考えてください。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
関連記事

姫路市の情報漏えいの可能性|オンライン手続きポータルサイト 委託先TKC経由 メールアドレス・氏名等 不審メールへの注意 2026

神戸新聞の情報漏洩|メールマガジン受信者のメールアドレス 約4万件 アララへの不正アクセスとメールサービスの停止 2026

ヨドバシからのメールは本物か|公式の送信元アドレスと偽メールの見分け方 2026

小田急トラベルの情報漏洩|会員のメールアドレス 63,006件 アララへの不正アクセス 対象のメールの件名と確かめること 2026

BIGLOBEからのメールは本物か|公式の送信元アドレスとメール容量を装う詐欺メールの見分け方 2026

大阪ガスの情報漏洩|FitDish メールアドレス 34,489件 アララへの不正アクセス 不審メールと確かめること 2026

東京電力の情報漏えいの可能性|委託先 日本交通への不正アクセス ハイヤー利用者の氏名・自宅住所 対象と確かめること 2026

三井住友カードからのメールは本物か|Vpassの公式の送信元ドメインと偽メールの見分け方 2026
カテゴリから探す

クラウドソーシング入門
クラウドソーシングの基礎知識・始め方・サイト比較

職種別ガイド
職種・スキル別の案件獲得方法と単価相場

副業・在宅ワーク
副業・在宅ワークの始め方と対象者別ガイド

フリーランス
フリーランスの独立・営業・実務ノウハウ

お金・税金
確定申告・節税・経費・ローンなどお金の知識

スキルアップ
プロフィール・提案文・単価交渉などのテクニック

比較・ランキング
サービス比較・おすすめランキング

AI活用
職種別にChatGPT・生成AIを活用して業務効率化・収益化するノウハウ

最新トレンド
市場動向・法改正・AIなど最新情報

発注者向けガイド
クラウドソーシングで外注・人材探しをする企業・個人向け

転職・キャリア
転職エージェント・転職サイト比較・キャリアチェンジ

看護師の転職・求人
看護師の転職・派遣・単発バイト・副業など働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

薬剤師の転職・求人
薬剤師・登録販売者の転職・派遣・パートなど働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

介護職の転職・求人
介護職・介護福祉士・ケアマネジャー・訪問介護員の転職・派遣・夜勤など働き方のガイド

保育士の転職・求人
保育士・保育補助・幼稚園教諭の転職・派遣・パートなど働き方のガイド

医療職の転職・求人
医師・産業医・リハビリ職・歯科衛生士・管理栄養士・医療事務の転職や働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

保険
生命保険・医療保険・フリーランスの保険設計

採用・求人
無料求人掲載・採用コスト削減・人材募集の方法

オフィス・ワークスペース
バーチャルオフィス・コワーキング・レンタルオフィス

法律・士業
契約トラブル・士業独立開業・フリーランス新法

シニア・50代
シニア世代のキャリアチェンジ・副業・年金

金融・フィンテック
暗号資産・決済・ブロックチェーン・金融テクノロジー

経営・ビジネス
経営戦略・ガバナンス・事業承継・知財

ガジェット・機材
フリーランスに役立つPC・デバイス・周辺機器

子育て×働き方
子育てと在宅ワークの両立・保育園・時間管理

補助金・助成金
個人事業主・フリーランスが使える公的補助金・助成金・給付金の申請ガイド

M&A・事業売却
会社売却・事業承継・事業譲渡を考える経営者向け。売却の流れ、税金、従業員への伝え方、仲介会社の選び方

アウトソーシング・外注ガイド
SNS運用・経理・広告など、業務のアウトソーシング(外注)を検討する企業・個人向け。費用相場・依頼の流れ・失敗しない選び方