中国語の単価の相場

@SOHO編集部
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中国語の単価の相場

この記事のポイント

  • ✓中国語 翻訳 単価の決まり方を
  • ✓文字単価・時間単価・案件一式の3つの数え方から整理しました
  • ✓最低料金やボリュームディスカウントの読み方

中国語 翻訳 単価という言葉で調べている方から、こういう相談がよく届きます。「提示された金額が高いのか安いのか、判断できないんです」。

大丈夫ですよ。判断できないのは当然です。中国語の翻訳の単価は、数え方そのものが何種類もあって、比べる土台がそろっていません。1文字いくら、1時間いくら、1本いくら。同じ仕事が違う数え方で提示されるので、並べても比較になりません。

だから最初にやることは、金額を覚えることではなく、数え方を見分けることです。数え方さえ見分けられれば、提示額を自分の時間あたりの収入に変換できます。そこまでできれば、受けるか断るかは自然に決まります。

この記事では、中国語の翻訳と通訳の単価が何で決まるのかを、順にほどいていきます。相場の数字も出しますが、数字を暗記する必要はありません。自分の場合はどう計算するのか、その道筋が分かれば十分です。

中国語翻訳の単価には3つの数え方がある

まず、この3つを区別してください。ここが分かれば、提示された金額の意味が読めるようになります。

文字単価

もっとも一般的な数え方です。1文字あたりいくら、という形で計算します。

ここで注意したいのが、どちらの文字を数えるかです。中国語から日本語への翻訳では、中国語の原文の文字数を数える場合と、できあがった日本語の文字数を数える場合があります。中国語は情報の密度が高く、同じ内容でも日本語より文字数が少なくなる傾向があります。おおよその目安として、中国語1文字が日本語1.5文字から1.8文字くらいに膨らみます。

つまり、同じ10円という単価でも、原文の中国語で数えるのか、訳文の日本語で数えるのかで、受け取る額は1.5倍ほど変わってしまいます。ここを確認せずに受けてしまい、あとで「思ったより少ない」と感じる方が本当に多いんです。見積もりの前に、必ず一言確認してください。「文字数は原文と訳文のどちらで計算されますか」。この一文だけで防げます。

時間単価

通訳、会議の同席、チャットの窓口、社内での翻訳作業。成果物の量で測りにくい仕事は、時間で数えます。

時間単価のよいところは、調べものの時間が報酬に含まれることです。専門的な内容で辞書を引く時間が長くなっても、収入が減りません。逆に、作業が速い人ほど不利になる面もあります。同じ仕事を半分の時間で終えると、報酬も半分になってしまうからです。

だから、慣れてきたら文字単価の仕事に軸足を移す方が多い。ただ、これは人によります。集中して短時間で仕上げるのが得意な方は文字単価が向いていますし、じっくり調べながら進めたい方は時間単価のほうが精神的に楽です。どちらが正しいということはありません。

案件一式の単価

「このパンフレット1冊で5万円」というように、まとまりで金額を決める形です。

これがいちばん危ないんです。分量が確定していない段階で金額だけ決まると、あとから原稿が増えても報酬は変わりません。一式で受けるときは、必ず前提の分量を書き添えてください。「A4で20ページ、中国語8,000字を前提。超過分は1文字あたりで別途」。この一行があるだけで、あとの関係がずっと穏やかになります。

依頼側の料金表から、自分の取り分を逆算する

自分の単価を考えるとき、いちばん確かな材料は、翻訳会社が公開している料金表です。依頼側がいくら払っているかが分かれば、そこから自分の取り分の位置が見えてきます。

翻訳会社の料金表には、たいてい次のような注記が添えられています。

※上記料金表は、ネイティブによるダブルチェックを行ったあとの金額です。※文字数や内容により、単価と納期が変わります。※1万文字を超える場合、その超過部分につき、最大30%のボリュームディスカウントをさせていただきます。※中国語簡体字は中国本土とシンガポールで使用され、繁体字は香港、マカオ、台湾で使用されています。 出典: kokusairoumu.com

ここには大事な情報が3つ入っています。

1つ目は、表示価格が「ダブルチェック後」の金額だということ。つまり、あなた1人の作業に対する金額ではありません。翻訳者の作業に、チェッカーの作業と会社の管理費が乗った金額です。だから、翻訳会社経由で仕事を受けるとき、自分の取り分が表示価格より低くなるのは当然のことです。落ち込む必要はありません。

2つ目は、分量が増えると単価が下がる仕組みがあること。1万文字を超えた部分に最大30%の割引、という書き方です。大口の案件で単価が低く提示されるのは、値切られているのではなく、業界の慣行としてそうなっていることが多い。

3つ目は、簡体字と繁体字が区別されていること。市場が違うので、対応できる範囲は最初に伝えておくべき情報です。

相場の目安として使える数字

具体的な数字にも触れておきます。

一般社団法人「日本外交協会」(SPJD)によると、中国語から日本語に翻訳する場合、中国語200文字の費用は最低2,800円です。つまり、1文字あたり14円ということになります。これにも校正費用が含まれています。 出典: lancers.jp

中国語1文字あたり14円。これは依頼側が払う金額で、校正費用が含まれています。ここから校正と管理の分を引いたものが、翻訳者に渡る額の目安になります。個人で直接受ける場合は、この中間の分が乗らないぶん、手元に残る割合が変わってきます。

個人が受注する場合の実勢は、中国語から日本語で原文1文字あたり5円から12円、日本語から中国語で日本語1文字あたり4円から10円あたりに分布しています。専門性の高い分野では、これを大きく超えることもあります。

単価を押し上げる要素、押し下げる要素

同じ言語ペアでも、条件によって単価はかなり動きます。何が効くのかを整理しておきましょう。

納期の短さ

急ぎの案件には割増が乗ります。

その他、翻訳をするスピードにも関連します。4時間以内など、翻訳が急に必要になった場合は料金が上乗せされるのです。また、多くの翻訳会社の場合、最低料金を導入しています。最低200文字からという場合はそれ以下の文字数でも200文字の費用を払うことになっています。各翻訳会社でも違うので、中国語翻訳ホームページなどを見て費用の内訳や最低料金を確認しましょう。 出典: lancers.jp

個人で受ける場合も、この考え方はそのまま使えます。当日納品や翌朝納品を求められたら、通常単価の1.3倍から1.5倍を提示して構いません。

急ぎの依頼を通常単価で受け続けると、自分の生活が壊れます。夜中まで作業して、翌日に疲れが残り、次の案件の質が落ちる。この連鎖が始まると、金額の問題ではなく続けられるかどうかの問題になります。割増を求めるのは、わがままではなく、自分を守る仕組みです。

最低料金の設定

引用にもある通り、翻訳会社の多くは最低料金を置いています。200文字未満の依頼でも200文字分を請求する、という形です。

個人で受ける場合も、この考え方は取り入れたほうがいい。数行の翻訳でも、依頼のやり取り、原稿の受け取り、納品、請求という工程は同じだけ発生します。1件あたりの最低金額を3,000円なり5,000円なりで決めておくと、細かい依頼で時間だけが溶ける事態を防げます。

ダブルチェックの有無

自分が訳した文章を、別の人が確認する工程があるかどうか。これも単価に効きます。

チェックが入る前提なら、多少の揺れは後工程で拾われます。チェックがない場合、最終品質の責任は全部こちらに来るので、見直しの時間を長く取る必要があります。同じ金額でも、実質的な作業量が違うということです。見積もりの前に、チェック工程の有無を確認してください。

分野の専門性

これがいちばん大きく効きます。

一般的なメールやウェブページの翻訳は、単価が上がりにくい領域です。競合が多く、機械翻訳との比較にもさらされます。一方、医療、法務、特許、金融、技術マニュアルといった分野は、用語の正確さが要求されるぶん、単価が高く設定されます。

特許の分野は、その典型です。単価の水準や必要な準備を具体的に知りたい方は、フリーランスの特許翻訳|高単価ニッチ翻訳の始め方と特許翻訳のフリーランス|単価相場・必要スキル・案件獲得法【2026年版】に、この領域の入り方が整理されています。中国語の特許出願は件数が多く、日本語との組み合わせで需要が続いている領域です。

分野ごとの単価の傾向

もう少し細かく、分野ごとの感触を書いておきます。

一般文書とウェブサイト

会社案内、商品説明、ブログ記事など。原文1文字あたり4円から8円あたりが多い領域です。分量がまとまりやすく、継続案件になりやすい反面、単価は上がりにくい。

ここは入口として使うのが現実的です。継続しながら、後述する専門分野を1つ育てていく。最初からこの領域だけで生活水準を目指すと、作業量が過大になります。

技術マニュアルと仕様書

機械、電子機器、ソフトウェアの説明書。7円から14円あたり。用語の統一が厳しく求められ、翻訳支援ツールの使用を前提とする案件が増えます。

繰り返しの多い文書では、既訳の再利用分が単価から割り引かれる契約もあります。契約前に、その割引率を確認してください。

医療、法務、金融

10円から20円を超える案件もあります。責任の重さが単価に反映されている領域です。

ただし、参入には根拠が要ります。前職の経験、関連する資格、業界での勤務歴。何もない状態でいきなり受けるのは、自分にとっても依頼側にとっても危険です。まずは校正やチェックの側から入り、その分野の言葉に慣れてから翻訳に移る道があります。

映像と字幕

字幕は文字数制限があり、翻訳とは別の技術が要ります。1分あたりいくら、という数え方が一般的で、300円から800円程度の幅があります。作業時間は映像の長さの何倍もかかるので、時間あたりに換算してから受けるかを判断してください。

この領域の案件がどんな形で出ているかは、映像翻訳・字幕・通訳のお仕事に整理されています。中国語圏のドラマや配信コンテンツは供給が続いているので、需要が細りにくい領域です。

ゲームとエンターテインメント

セリフの翻訳は、正確さより自然さが求められます。文字単価は一般文書と同程度から少し上、といったところです。世界観の理解が要るので、慣れると継続しやすい。

機械翻訳の後編集の単価

近年、案件の形として増えているのが、機械翻訳の出力を人が直す作業です。

この作業の単価は、通常の翻訳の50%から70%あたりで提示されることが多い。作業が楽になるぶん安くなる、という理屈です。

ただ、ここは慎重に考えてください。機械翻訳の出力の質は、原文の分野と文体によって大きく変わります。整った技術文書なら確かに作業は楽になりますが、口語的な文章や、専門用語が入り組んだ文章では、直すより一から訳したほうが速いことがあります。

だから、後編集の案件を受けるときは、必ず先に200字ほど試してから金額を決めてください。「サンプルを見てから見積もります」と伝えるのは、失礼なことではありません。むしろ、きちんと仕事をする人だと受け取られます。

通訳の単価の考え方

通訳は時間単価が基本です。半日と1日で料金が区切られる慣行があり、実際の稼働が短くても半日分を請求するのが一般的です。

オンラインの通訳が増えたことで、1時間単位の短い案件も出るようになりました。この場合、移動が不要なぶん時間単価は下がる傾向がありますが、1日に複数件を入れられるので、合計では悪くならないことがあります。

通訳で見落としがちなのが、事前準備の時間です。会議の資料を読み込み、用語を調べる時間は、当日の拘束時間と同じくらいかかることもあります。準備時間を単価に織り込むか、別途請求するか。ここを最初に決めておくと、あとで無理が生じません。

自分の時間あたりの収入に換算する

ここまでの話を、最後に一本の計算にまとめます。

やることは単純です。提示された金額を、実際にかかる時間で割る。それだけです。

たとえば、中国語3,000字の技術文書を、1文字8円で受けるとします。報酬は24,000円。自分の処理速度が1時間あたり600字なら、翻訳に5時間、見直しに1.5時間、やり取りに0.5時間で合計7時間。時間あたり約3,400円です。

この数字が出せると、判断が驚くほど楽になります。自分の最低ラインを決めておいて、それを下回る案件は断る。感情ではなく計算で決められるので、断ることへの罪悪感も軽くなります。

自分の処理速度が分からない方は、最初の数件で計測してください。開始時刻と終了時刻を記録するだけです。3件も測れば、自分の平均が見えてきます。

年収の水準を考えるときの参考には、文章を扱う職種の統計が使えます。著述家,記者,編集者の年収・単価相場には文章を仕事にしている層の分布が、ソフトウェア作成者の年収・単価相場には技術寄りの職種の分布が載っています。翻訳はこの2つの中間に位置することが多いので、両方を見ると自分の目標設定がしやすくなります。

単価の話で疲れてしまわないために

金額の交渉が苦手、という相談をよく受けます。あなたは一人ではありません。ほとんどの方が最初はそうです。

コツは、金額そのものを主張しないことです。代わりに、条件を並べる。「この分野で、この納期で、チェック工程なしなら、この単価になります」という形にすると、金額は条件の結果として出てきます。人格の評価ではなく、条件の計算になるので、断られても傷つきにくい。

もう1つ。断ることを、関係の終わりだと考えないでください。今回の条件が合わなかっただけで、次に条件の合う案件が来ることは普通にあります。丁寧に理由を添えて断った方のところに、後から別の依頼が来る例をたくさん見てきました。

そして、手取りの構造も一度見ておいてください。同じ24,000円の案件でも、仲介手数料が20%引かれる経路と、手数料0%で直接やり取りする経路では、手元に残る額が4,800円違います。交渉で単価を上げるより、経路を見直すほうが早いこともあるんです。

見積書に書いておきたい項目

単価が決まったら、見積書に落とします。書式は自由ですが、次の項目が入っていると、あとで揉めることがほとんどなくなります。

対象となる原稿の名前と分量。文字数の数え方が原文か訳文か。単価と合計金額。納期。修正対応の範囲と回数。支払期日。この6つです。

修正対応の範囲は、特に書いておいてください。訳文の好みは人によって違うので、納品後に「もう少しやわらかい表現に」といった依頼が来ることがあります。誤訳の修正は当然こちらの責任ですが、好みによる書き換えは追加の作業です。「誤訳と訳抜けの修正は無償、表現の変更は2回まで無償、それ以降は別途」といった形で線を引いておくと、断るときに気まずくなりません。

支払期日も、はじめのうちは書きにくいものです。ただ、書いていないと入金が遅れたときに催促の理由がなくなります。「納品月の翌月末」といった一般的な条件を書いておけば、相手も不自然に思いません。

見積書のやり取りが苦手な方は、テンプレートを1つ作っておくことを勧めます。案件ごとに数字を入れ替えるだけにしておけば、毎回の心理的な負担が減ります。負担が減れば、条件を書き漏らすことも減ります。

単価が下がってしまう典型的な場面

相談を受けていて、単価が下がる場面には型があります。3つ挙げておきます。

1つ目は、最初の案件を安く受けてしまう場面です。実績がないから安くてもいい、という考え方は自然ですが、同じ相手との2件目以降も同じ単価が基準になります。値上げには理由の説明が要るので、最初に低く決めるほど、あとの調整が難しくなります。安く受けるなら「初回のみ」と明記してください。それだけで、2件目の話がしやすくなります。

2つ目は、作業範囲が静かに広がっていく場面です。翻訳だけの契約だったのに、いつのまにか用語集の整備、簡単な調べもの、納品後の問い合わせ対応まで入っている。ひとつひとつは小さいので断りにくく、気づくと時間あたりの収入が下がっています。範囲を書面にしておくと、増えたときに気づけます。

3つ目は、相手の予算に自分を合わせすぎる場面です。「予算が少なくて」と言われると、なんとかしてあげたくなる。その気持ちは大切なものですが、毎回それをしていると、自分の生活が細ります。予算に合わせるなら、金額ではなく分量を減らす。「この予算なら、この範囲まで」と切り分ける形にすれば、双方が納得できます。

どれも、能力の問題ではありません。仕組みを作っていないだけです。仕組みは、あとからいくらでも作れます。

支払いのトラブルを避けるために

単価の話とあわせて、入金についても触れておきます。

初めての相手と大きな案件を進めるときは、着手金を提案してよいものです。半額を着手時、残りを納品後、という分け方が一般的です。相手が法人で経理の都合がある場合は難しいこともありますが、聞くこと自体は失礼ではありません。

納品したのに支払いがない、という相談も届きます。まずは請求書の到達と支払期日を確認してください。事務手続きの行き違いであることが実際には多く、催促というより確認の連絡で解決します。それでも動かない場合は、やり取りの記録を残したうえで、専門の窓口に相談する道があります。取引の記録が残っているかどうかで、その後の進み方が大きく変わるので、メールでのやり取りは消さずに保管しておいてください。

不安になったときは、一人で抱え込まないことです。同じ経験をしている人は、思っているよりずっと多くいます。

簡体字と繁体字で単価は変わるのか

よく聞かれる質問なので、ここでも触れておきます。

文字体系そのもので単価が変わることは、基本的にありません。同じ分量なら同じ単価です。差が出るのは、対応できる人の数のほうです。

繁体字に確実に対応できる翻訳者は、簡体字に比べて数が少なくなります。台湾向けの案件で、現地の言い回しまで含めて自然に仕上げられる人を探している依頼側は、条件面で譲ることがあります。逆に、簡体字の一般文書は対応できる人が多く、単価が上がりにくい。

つまり、単価を上げたいときに考えるべきは「文字体系」ではなく「自分が対応できる範囲のうち、供給が薄いのはどこか」です。繁体字に自信があるなら、それは応募の最初に書いておくべき情報になります。両方できるなら、両方できると書く。案件の幅がそのまま広がります。

もう一点、地域の表記の違いにも注意してください。同じ繁体字でも台湾と香港では語彙が違いますし、簡体字でも中国本土とシンガポールで表現が異なる場合があります。どの地域の読者に向けた文章なのかを、依頼側に確認しておく。この確認をする人は、それだけで丁寧な相手だと受け取られます。

単価とあわせて確認したい納期の設計

金額と同じくらい、納期の設計は生活に効きます。

自分が1日に無理なく処理できる分量を、先に決めておいてください。中国語から日本語なら1日あたり2,000字前後を目安にする方が多く、専門分野ではもっと少なくなります。この上限を決めずに引き受けると、複数の案件が重なったときに逃げ場がなくなります。

納期を提示するときは、実作業に必要な日数に、予備の1日を足してください。体調を崩す日もあれば、家庭の用事が入る日もあります。予備を持たない見積もりは、いつか必ず破綻します。そして、納期を守れなかった一度の記憶は、単価の交渉よりも長く相手に残ります。

余裕を持った納期を出すと仕事が来なくなるのでは、と心配される方がいます。実際には逆のことが多いんです。無理な納期を約束して遅れる人より、少し長めでも確実に届く人のほうが、依頼側にとっては扱いやすい。ここでも、単価を守っているのは結局のところ信頼のほうです。

現場を見てきた立場からの整理

20年この市場を見てきた立場から言えば、単価が安定して上がっていく方には共通点があります。金額の交渉が上手いということではありません。依頼側の手間を減らしているんです。

用語の確認を先回りして済ませておく。納品の形式を相手の使いやすい形にそろえておく。原稿に不明点があれば、まとめて一度に聞く。こうした積み重ねで、依頼側にとっての「頼むと楽な相手」になっていきます。そうなると、次の案件は相見積もりを取らずに直接来るようになります。相見積もりが発生しない関係では、単価は下がりません。

中間マージンが乗らない直接の取引が続きやすいのも、この関係があるからです。依頼側は同じ予算でより多くを頼めて、受け手は同じ作業でより多く受け取れる。額面の大小の話ではなく、双方が続けやすい形になる、という質の話だと思っています。

中国語の翻訳全体の入り方をもう一度確認したい方は中国語翻訳の副業ガイド|単価相場・案件の取り方・ゲーム翻訳の収入を、他の言語も含めた翻訳案件の広がりを見たい方は英語・多言語翻訳のお仕事を見てみてください。書く仕事そのものを教える側に回る道もあり、その形は翻訳・ライティングレッスンのお仕事にまとまっています。

証明の材料をそろえておきたい方は、中国語検定(中検)1級やJTF翻訳品質認証の位置づけを確認しておくと、単価の根拠を説明しやすくなります。ただ、資格があるから単価が上がるのではなく、資格を根拠に「やり直しが出ない」と伝えられるから上がる、という順序は忘れないでください。

焦らなくて大丈夫です。単価は、一度決めたら終わりのものではありません。案件を重ねるなかで、少しずつ整えていくものです。

よくある質問

Q. 中国語翻訳の文字単価はどれくらいが目安ですか?

個人が受注する場合、中国語から日本語で原文1文字あたり5円から12円、日本語から中国語で日本語1文字あたり4円から10円あたりが中心です。医療や法務、特許といった専門分野ではこれを超えることもあります。翻訳会社が公開する料金表はチェック工程と管理費を含んだ金額なので、そのまま自分の取り分と考えないでください。

Q. 原文と訳文、どちらの文字数で計算されるのですか?

案件によって違います。中国語は日本語より文字数が少なくなる傾向があり、同じ単価でも原文基準か訳文基準かで受取額が1.5倍ほど変わります。見積もりを出す前に、文字数の数え方を必ず確認してください。この一言を省いたために、想定より報酬が少なくなる例が多く見られます。

Q. 急ぎの案件は割増を求めてよいですか?

求めて構いません。翻訳会社でも、数時間以内の納品を求められる案件には料金の上乗せが行われています。個人で受ける場合も、当日納品や翌朝納品なら通常単価の1.3倍から1.5倍を提示するのが一般的です。急ぎを通常単価で受け続けると生活リズムが崩れ、次の案件の質にも影響します。

Q. 機械翻訳の後編集は単価が安いですが、受けるべきですか?

出力の質によります。通常翻訳の50%から70%で提示されることが多いですが、口語的な文章や専門用語が入り組んだ原稿では、直すより訳し直したほうが速い場合があります。受ける前に200字ほど試して、実際の作業時間を測ってから金額を決めてください。サンプル確認を申し出るのは失礼にあたりません。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年3月7日最終更新:2026年9月27日
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この記事を書いた人

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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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