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ビジネスメールの締めの言葉|場面別の結びの例文

@SOHO編集部
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ビジネスメールの締めの言葉|場面別の結びの例文

この記事のポイント

  • ✓ビジネスメールの締めの言葉を
  • ✓返信が不要なときなど場面別の例文で紹介します
  • ✓相手との関係での使い分け

ビジネスメールの締めの言葉を調べている人の多くは、毎回「よろしくお願いいたします」で終わってしまい、これで失礼にならないか、もっと場面に合った言い方はないかと迷っています。締めの言葉とは、本文の用件を書き終えた後、署名の前に置く結びのあいさつのことです。締めの一文は、メールを読み終えた相手に最後に残る印象を決め、相手に次に何をしてほしいかをもう一度伝える役割もあります。この記事では、締めの基本の形、場面別の例文、相手との関係による使い分け、避けたい言い回しまでを順に紹介します。社外からの問い合わせに担当者で分担して返信している職場では、届いた問い合わせごとに担当と状況を管理できるHalictのような道具を使う方法もあり、後半で触れます。

締めの言葉が大切な理由

ビジネスメールは用件を伝えるための連絡ですが、用件だけで終わると、相手に冷たい印象を与えることがあります。

ビジネスメールは、基本的にビジネス上の用件を伝えるものです。しかし、事務的すぎると冷たく感じられるかもしれません。締めの言葉に心を込めることで、気持ちよくメールを締めくくるようにしましょう。 出典: mailwise.cybozu.co.jp

締めの言葉には、主に3つの役割があります。

1つ目は、メールの終わりを示すことです。締めの一文があると、相手は「ここで本文が終わった」と分かり、読み落としがないと安心できます。

2つ目は、相手にしてほしいことをもう一度伝えることです。「ご確認のほど、よろしくお願いいたします」と書けば、確認してほしいという依頼が、最後にもう一度相手の目に入ります。

3つ目は、相手への気づかいを示すことです。「お忙しいところ恐れ入りますが」「季節の変わり目ですので、どうぞご自愛ください」のような一言は、用件を超えた心配りとして伝わります。

国語の専門家による審議会がまとめた文化庁の「敬語の指針」でも、電子メールについて、次のように述べています。

言うまでもなく,ファクシミリや電子メールも相手のあるコミュニケーション媒体である。そこで用いる言語表現には,他の媒体による場合と同様,その都度の相手や状況に対するふさわしい気配りが不可欠である。 出典: 文化庁 敬語の指針

メールは手軽な連絡手段ですが、相手がいる以上、場面と相手に合った言葉を選ぶことが大切だ、ということです。締めの言葉は、その気配りを最も表しやすい場所と言えます。

締めの言葉の基本の形

締めの言葉は、次の3つの部品を組み合わせて作ると、どんな場面でも迷わずに書けます。

部品 役割 例
クッションの言葉 相手への気づかいを示す お忙しいところ恐れ入りますが
依頼の内容 相手にしてほしいことを示す ご確認のほど
結びのあいさつ メールを締めくくる よろしくお願いいたします

この3つをつなげると、「お忙しいところ恐れ入りますが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。」という締めの一文になります。

クッションの言葉は、頼みごとやお断りの前に入れて、言い方を柔らかくする言葉です。よく使うものには、次のようなものがあります。

  • お忙しいところ恐れ入りますが
  • お手数をおかけしますが
  • ご面倒をおかけいたしますが
  • 勝手を申し上げますが
  • 差し支えなければ

依頼の内容は、本文で書いた用件を短く言い直します。「ご確認」「ご検討」「ご返信」「ご協力」など、相手にしてほしい行動を名詞にして「のほど」を付けると、締めの一文に収まりやすくなります。

結びのあいさつは、「よろしくお願いいたします」が最も広く使えます。より丁寧にしたいときは「よろしくお願い申し上げます」を使います。

なお、手紙では「拝啓」で始めて「敬具」で終える、「謹啓」で始めて「謹白」で終える、「前略」で始めて「草々」で終える、といった頭語と結語の組み合わせがあります。ビジネスメールでは、頭語と結語は使わないのが一般的です。お詫び状や案内状を、手紙の形でメールに添付するような場合に使います。

依頼するときの締めの例文

相手に何かをお願いするメールでは、依頼の内容と期限を締めでもう一度示すと、相手の対応が早くなります。

  • お忙しいところ恐れ入りますが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
  • お手数をおかけしますが、10月30日(木)までにご返信いただけますと幸いです。
  • ご多用中のところ大変恐縮ですが、ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。
  • 勝手なお願いで恐縮ですが、ご協力いただけますと大変助かります。
  • 資料をご覧いただいたうえで、ご意見をお聞かせいただけましたら幸いです。

期限を書くときは、日付と曜日を両方書くと、読み違いを防げます。「なるべく早く」のようなあいまいな書き方は、相手が優先順位を決めにくいため、できるだけ具体的な日付にします。

依頼の締めで気をつけたいのは、「〜していただけますでしょうか」と疑問の形で終えるか、「〜いただけますと幸いです」と願いの形で終えるかです。疑問の形は返事を求める印象が強く、願いの形は相手に判断をゆだねる柔らかい印象になります。目上の相手や、初めての相手には、願いの形が無難です。

お礼を伝えるときの締めの例文

お礼のメールでは、締めでもう一度感謝を伝えたうえで、今後の関係につなげる一言を添えます。

  • このたびは誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
  • ご協力いただき、心より感謝申し上げます。引き続きよろしくお願いいたします。
  • 貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。今後ともご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
  • 取り急ぎ、メールにてお礼申し上げます。
  • 重ねてお礼申し上げます。

「取り急ぎ、メールにてお礼申し上げます」は、本来は会って伝えるべきお礼を、まずメールで伝えるときに使う言い方です。「取り急ぎ」には「とりあえず急いで」という意味があるため、目上の相手に使うときは、「まずはメールにてお礼申し上げます」と言い換えると、より丁寧になります。

お礼のメールの締めでは、新しい依頼を入れないのが基本です。お礼と依頼を同じメールに書くと、お礼の気持ちが薄れて伝わります。依頼がある場合は、別のメールにするか、お礼を述べた後に段落を分けて書きます。

報告や連絡のときの締めの例文

報告や連絡のメールでは、相手に何かをしてほしいのか、目を通すだけでよいのかを、締めではっきりさせます。

  • 以上、ご報告いたします。
  • 取り急ぎ、ご報告まで。
  • 以上、よろしくお願いいたします。
  • 何かご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
  • 進み具合については、来週の月曜日に改めてご報告いたします。

「取り急ぎ、ご報告まで」は、社内や親しい取引先に使う短い締めです。「まで」で言い切る形は簡潔ですが、目上の相手には「取り急ぎ、ご報告申し上げます」とするほうが丁寧です。

次の報告の予定を締めに書いておくと、相手は「次はいつ連絡が来るのか」を気にせずに済みます。とくに、問題が起きている途中の報告では、次の連絡の日時を約束することが、相手の不安を和らげることにつながります。

質問や確認のときの締めの例文

質問のメールでは、相手が答えやすいように、締めで返信の方法や期限を示します。

  • お手数ですが、ご回答いただけますと幸いです。
  • ご不明な点がございましたら、遠慮なくお申し付けください。
  • 恐れ入りますが、ご都合のよい日時を2つか3つお知らせいただけますでしょうか。
  • 念のため、ご確認いただけますと幸いです。
  • お手すきの際に、ご返信いただければ幸いです。

「お手すきの際に」は、急ぎではないことを伝える言い方です。期限がある場合に使うと、相手が後回しにしてしまうことがあるので、期限がある質問では日付を書きます。

質問が複数ある場合は、本文で番号を付けて並べ、締めで「上記3点について、ご回答いただけますと幸いです」と数を示すと、答え漏れを防げます。

催促するときの締めの例文

返信や支払いが遅れている相手への催促は、相手を責める印象を与えないように締めることが大切です。

  • 行き違いでご連絡をいただいておりましたら、ご容赦ください。
  • ご多忙のところ恐縮ですが、ご確認いただけますと幸いです。
  • 恐れ入りますが、11月5日(水)までにご返信いただけますでしょうか。
  • お忙しいところ重ねてのご連絡となり、失礼いたしました。

「行き違いでご連絡をいただいておりましたら、ご容赦ください」は、催促の締めの定番の一文です。相手がすでに対応しているかもしれない可能性に配慮し、角を立てずに催促できます。

催促のメールでは、最初の依頼の日付と内容を本文で示したうえで、締めで新しい期限を伝えます。期限は、相手が対応できる余裕のある日付にします。

お詫びするときの締めの例文

お詫びのメールでは、締めでもう一度お詫びの気持ちを伝え、今後の対応を約束します。

  • このたびはご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。
  • 今後はこのようなことがないよう、再発の防止に努めてまいります。
  • 重ねてお詫び申し上げます。
  • まずはメールにて、お詫び申し上げます。
  • 何卒ご容赦くださいますよう、お願い申し上げます。

お詫びの締めで避けたいのは、「今後ともよろしくお願いいたします」で軽く終えることです。お詫びの内容によっては、関係を続ける前提で話していると受け取られ、反省が伝わりにくくなります。まずはお詫びと再発防止の約束で締め、関係を続けるお願いは、問題が解決した後のメールに回すのが無難です。

大きな迷惑をかけた場合は、メールだけで済ませず、電話や訪問でお詫びすることも考えます。その場合の締めは、「改めてお電話にてお詫び申し上げます」のように、次の行動を示します。

お断りするときの締めの例文

相手の依頼や提案をお断りするメールでは、締めで今後の関係を大切にしたい気持ちを伝えます。

  • ご期待に沿えず、誠に申し訳ございません。
  • せっかくのお申し出をお断りすることになり、大変心苦しく存じます。
  • 今回は見送らせていただきますが、またの機会がございましたら、ぜひよろしくお願いいたします。
  • 何卒ご理解いただけますと幸いです。

お断りの締めでは、断る理由を繰り返さないことがこつです。理由は本文で一度伝えれば十分で、締めで繰り返すと言い訳のように聞こえます。締めでは、断ることへのお詫びと、今後の関係への前向きな一言だけを伝えます。

「またの機会に」と書くときは、本当に次の機会を考えている場合に限ります。次の機会がないのに書くと、相手に期待させてしまい、後で再び断ることになります。

返信が要らないことを伝える締めの例文

連絡や報告のメールで、相手に返信の手間をかけさせたくないときは、締めで返信が不要であることを伝えます。

  • なお、本メールへのご返信は不要です。
  • ご確認いただければ、ご返信には及びません。
  • 特に問題がなければ、ご返信は不要です。
  • ご返信のお気遣いは無用です。

「ご返信は不要です」は、目上の相手には少し突き放した印象になることがあります。その場合は「ご返信には及びません」「ご返信のお気遣いは無用です」と言い換えると、柔らかくなります。

返信が要らないことを伝えると、相手のメールの処理が1件減ります。忙しい相手ほど、この一文をありがたく感じます。ただし、確認してほしい内容がある場合は、「ご確認いただければ」と添えて、読んでほしいことは伝えます。

季節や相手を気づかう締めの例文

親しい取引先や、長く付き合いのある相手には、季節や体調を気づかう一言を締めに添えると、温かい印象になります。

  • 朝晩冷え込む季節となりました。どうぞご自愛ください。
  • 暑い日が続きますので、くれぐれもご自愛ください。
  • 年末に向けてご多忙のことと存じますが、お体にはお気をつけください。
  • 皆さまのご健康とご活躍をお祈り申し上げます。

「ご自愛ください」は「自分の体を大切にしてください」という意味です。「お体をご自愛ください」と書くと、「体」が重なるため、「ご自愛ください」だけで使います。

季節の言葉は、季節がずれると不自然になります。送る時期に合った言葉を選び、使い回しの定型文にならないように気をつけます。急ぎの依頼やお詫びのメールでは、季節の一言はかえって場違いになるため、用件に合った締めを優先します。

社内メールとチャットの締め

社内の連絡では、社外ほど丁寧な締めは必要ありません。むしろ、長い締めは読む手間を増やします。社内メールの締めは、次のような短い形が使いやすいでしょう。

  • 以上です。よろしくお願いします。
  • ご確認をお願いします。
  • 何かあれば声をかけてください。
  • 明日の朝までに対応します。

社内のチャットでは、締めの言葉を書かないことも珍しくありません。チャットは短いやり取りが続く道具なので、1回ごとに「よろしくお願いいたします」を付けると、かえって読みにくくなります。最初の依頼の書き込みだけに「よろしくお願いします」を付け、その後のやり取りでは用件だけを書く、という使い分けが一般的です。

ただし、社内でも、相手が上の立場の人だったり、初めてやり取りする他部署の人だったりする場合は、メールと同じように丁寧に締めます。社内か社外かよりも、相手との関係と、その連絡で何をお願いしているかで、締めの丁寧さを決めるのがこつです。

複数の人に送るときの締め

同じメールを複数の人に送るときは、締めで「誰に何をしてほしいのか」を書き分けます。宛先に5人並んでいるのに「ご確認のほどよろしくお願いいたします」とだけ書くと、全員が「誰かが確認するだろう」と考え、結局誰も動かないことがあります。

締めの書き分けの例は、次のとおりです。

  • 山田様には、資料のご確認をお願いいたします。佐藤様、鈴木様には、ご参考までにお送りしております。
  • 出欠のご連絡は、10月31日(金)までに田中までお願いいたします。
  • ご意見のある方は、本メールに全員への返信でお知らせください。

宛先に入れた人と、写しとして入れた人の役割も、締めで伝わるようにしておくと親切です。一般に、宛先に入れた人には対応をお願いし、写しとして入れた人には共有のために送る、と使い分けます。

社外の多くの人に一度に送るときは、互いのメールアドレスが見えないように送る方法を選ぶ必要があります。この場合も、締めに「本メールは、説明会にお申し込みいただいた皆さまにお送りしております」と、なぜこのメールが届いたのかを書いておくと、受け取った人が安心できます。

締めの後に入れる署名の書き方

締めの言葉の後には、署名を入れます。署名は、相手が返信や電話をするときに必要な情報をまとめたものです。

社外向けの署名には、次の項目を入れるのが一般的です。

  • 会社名と部署名
  • 氏名(読み方が難しい場合は、ふりがなも)
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • 会社の住所やウェブサイト(必要に応じて)

署名は、5行から6行ほどに収めると読みやすくなります。飾りの記号を多く使った署名は、相手の画面で崩れて見えることがあるので、控えめにします。

締めの言葉と署名の間には、1行の空白を入れると、どこまでが本文かが分かりやすくなります。返信を重ねるうちに署名が何度も引用されて長くなる場合は、2回目以降の返信では署名を短くしても構いません。

締めの前に書く「まとめの一文」

長いメールでは、締めの言葉の前に、本文の要点をまとめた一文を入れると、相手が内容を思い出しやすくなります。

例として、打ち合わせの日程と持ち物を伝えるメールでは、締めの前に次のような一文を入れます。

「以上、11月7日(金)14時から、御社の会議室での打ち合わせとなります。当日は、見積書を2部お持ちいたします。」

このように、日時や数字など、相手が後で確かめたい情報を締めの前にもう一度書いておくと、相手はメールを読み返さずに済みます。とくに、本文で説明が長くなったメールほど効果があります。

まとめの一文は、本文の内容を短く言い直すだけで、新しい情報は入れません。新しい情報を締めの近くに書くと、読み落とされやすくなるからです。

国の文書の書き方の目安を示した文化庁の公用文作成の考え方では、通知などの文書は前文、主文、末文の3段で作られることが多く、具体的な手続きや処理の方法に触れる必要がある場合に末文を置く、と説明されています。メールでも、相手に手続きをお願いする場合は、締めの近くに手順や期限をもう一度示すと、相手が迷わずに動けます。

日程調整やお祝い、お見舞いの締め

ここまでの場面のほかにも、仕事のメールには締めに迷いやすい場面があります。

日程を調整するメールでは、候補の日時を示したうえで、締めで返事の方法を伝えます。

  • ご都合のよい日時をお知らせいただけますと幸いです。
  • 上記の日程でご都合が合わない場合は、ご希望の日時をお知らせください。
  • 日程が決まりましたら、会議の案内を改めてお送りいたします。

取引先の昇進や開業などをお祝いするメールでは、相手の今後の活躍を願う言葉で締めます。

  • ますますのご活躍を心よりお祈り申し上げます。
  • 貴社のさらなるご発展をお祈り申し上げます。

相手やその家族の病気やけがを知ってお見舞いを送るメールでは、返信の負担をかけない一言を添えます。

  • 一日も早いご回復をお祈り申し上げます。
  • くれぐれもご無理をなさらないでください。ご返信はお気遣いなく。

お見舞いのメールでは、仕事の依頼を書かないのが基本です。急ぎの用件がある場合は、相手の上司や代わりの担当者に連絡します。

英語のメールの締め

海外の取引先とのやり取りでは、英語のメールを書くこともあります。英語のメールでは、本文の最後に締めの一言と、署名の前に置く結びの言葉を書くのが一般的です。

本文の最後の一言には、次のような表現がよく使われます。

  • I look forward to hearing from you.(ご返信をお待ちしております)
  • Please let me know if you have any questions.(ご不明な点があればお知らせください)
  • Thank you for your time.(お時間をいただきありがとうございます)

署名の前に置く結びの言葉は、相手との関係によって使い分けます。改まった場面では「Sincerely,」、一般的な仕事のやり取りでは「Best regards,」や「Kind regards,」がよく使われます。親しい相手には「Best,」と短くすることもあります。

日本語の「よろしくお願いいたします」にぴったり当てはまる英語はありません。英語では、何をお願いしたいのかを具体的に書き、そのうえで結びの言葉を添える、と考えると書きやすくなります。

相手との関係で使い分ける

同じ締めの言葉でも、相手との関係によって、丁寧さの度合いを調整します。

相手 丁寧さの目安 締めの例
社内の同僚 簡潔でよい よろしくお願いします。
社内の上司 丁寧に よろしくお願いいたします。
社外の取引先 丁寧に 引き続きよろしくお願いいたします。
社外の目上の相手、初めての相手 とくに丁寧に 何卒よろしくお願い申し上げます。

社内の同僚に「何卒よろしくお願い申し上げます」と書くと、かえってよそよそしく感じられることがあります。反対に、初めての取引先に「よろしくです」と書くのは失礼に当たります。

関係が深まるにつれて、締めの言葉を少しずつ簡潔にしていくのは自然なことです。ただし、相手が丁寧な言葉で書いてくる場合は、それに合わせるのが無難です。迷ったときは、相手から届いたメールの締めと同じくらいの丁寧さにそろえると、ちぐはぐな印象を避けられます。

避けたい締めの言い回し

締めの言葉で、よく使われるものの、気をつけたい言い回しを紹介します。

毎回同じ言葉だけで締める

「よろしくお願いいたします」は便利な言葉ですが、毎回これだけで終わると、相手に何をお願いしているのかが伝わりにくくなります。依頼の内容を前に添えて「ご確認のほど、よろしくお願いいたします」とするだけで、伝わり方が変わります。

「了解しました」で締める

「了解しました」は、目上の相手には失礼だと感じる人がいる言葉です。社外や目上の相手には「承知しました」「かしこまりました」を使うと、気にする人がいても安心です。

「させていただきます」を重ねる

「確認させていただきます。返信させていただきます」と、「させていただく」を重ねると、くどい印象になります。文化庁の「敬語の指針」では、「させていただく」は、基本的には自分の側が行うことを、相手などの許可を受けて行い、そのことで恩恵を受けるという事実や気持ちのある場合に使われる、と説明されています。相手の許可が関係ない場面では、「確認いたします」「返信いたします」で十分で、そのほうが簡潔に伝わります。

「ご苦労さまです」を目上の相手に使う

「ご苦労さまです」は、目上の人が目下の人をねぎらう言葉として受け取られることがあります。社外の相手や上司への締めに使うのは避け、「お疲れさまでした」「ありがとうございました」に言い換えます。社外の相手には、「お疲れさまです」より「お世話になっております」「ありがとうございました」のほうが一般的です。

感嘆符や顔文字を使う

親しみを込めたつもりでも、締めに「!」や顔文字を使うと、仕事の連絡として軽く見えることがあります。社外の相手や、まだ関係の浅い相手には使わず、言葉で気持ちを伝えます。

長すぎる締め

締めの言葉が3行も4行も続くと、本文の用件が埋もれてしまいます。締めは1文から2文で十分です。

社外の問い合わせに返信するときの締め

会社の窓口として、社外からの問い合わせに返信するときは、締めで「次に何が起きるか」と「困ったときの連絡先」を示します。

  • ご不明な点がございましたら、本メールにご返信ください。
  • 手続きが完了しましたら、改めてご連絡いたします。
  • 商品の到着まで、今しばらくお待ちいただけますと幸いです。
  • このたびはお問い合わせいただき、誠にありがとうございました。

担当者が複数いる窓口では、締めの言葉を含めた返信のひな形を用意しておくと、誰が返信しても同じ品質で対応できます。ひな形は、問い合わせの種類ごとに作り、季節や状況に合わせて定期的に見直します。

問い合わせの件数が増えると、誰がどの問い合わせに返信したのか、返信が終わっていないものはどれかが分かりにくくなります。そうした場面で候補になるのがHalictです。Halictは、受付から対応までを1つにまとめるフォームのサービスです。公式サイトによると、フォームから届いた1件ごとに担当と状況が残り、返信も同じ画面から送れて、相手がメールを開いたかどうかまで記録されます。たとえば問い合わせのフォームを用意し、届いた問い合わせに担当者を割り当てて「受付」「回答中」「完了」の状況を付ければ、返信の漏れを防ぎやすくなります。料金は、メンバー1人までのフリープランが0円で、フォームの数と回答の数は無制限です。メンバー3人までのスタータープランは月額2,980円、10人までのチームプランは月額7,800円(いずれも税抜)で、チームプランではメールのひな形も使えます。なお、Halictは問い合わせの受付と返信を管理する道具で、文面そのものを考えてくれる道具ではありません。Halictは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

締めの言葉を書いた後に確かめること

締めの言葉を書いたら、送信の前に次の点を確かめます。

  1. 本文の用件と、締めの依頼の内容が合っているか
  2. 期限を書いた場合、日付と曜日が合っているか
  3. 相手との関係に合った丁寧さになっているか
  4. 締めが長すぎないか(1文から2文に収まっているか)
  5. 署名が締めの後に正しく入っているか

送信の前に、締めの一文だけを声に出して読んでみるのも効果的です。声に出すと、敬語の重なりや、言い回しの不自然さに気づきやすくなります。

とくに、別のメールから締めの文を写して使うときは、依頼の内容や期限が前のメールのまま残っていないかに注意します。「先日はありがとうございました」のような一文が、関係のない相手へのメールに残っていると、使い回しが相手に伝わってしまいます。

文章の力が活きる仕事

ビジネスメールを正確に、気配りをもって書ける力は、多くの仕事で重宝されます。

社外への案内文や契約に関わる文書を作る仕事では、言葉の選び方が仕事の質を左右します。ビジネス文書・契約書作成のお仕事では、文書づくりの仕事の中身と求められる力が紹介されています。顧客からの問い合わせにメールで応える仕事に関心があるなら、カスタマーサポート・事務全般のお仕事も参考になります。

役所に出す書類の作成や手続きの代理を担う国家資格には、行政書士があります。依頼者とのやり取りでも、正確で丁寧な文章を書く力が欠かせません。

業務委託の現場で見えること

在宅ワークとフリーランスの仲介を長く続けてきた運営者として見てきた限りでは、継続して仕事を頼まれる人ほど、メールの締めで「次に何をするか」をはっきり書いています。「明日の17時までに修正版をお送りします」「ご確認いただけましたら、次の工程に進みます」のように、締めで次の行動と時期を示す連絡は、依頼する側にとって安心感があります。

反対に、作業の品質は高いのに、締めが毎回「よろしくお願いします」だけで、相手に何を求めているのかが伝わらず、確認の往復が増えてしまう例も見てきました。顔を合わせない取引では、締めの一文が、仕事の進めやすさを左右します。

仲介の手数料がかからない直接の取引では、依頼する側は同じ予算でより多くを頼め、受ける側は手取りが厚くなります。その分、やり取りを自分たちで進める場面が増えます。締めで次の行動を示す習慣は、誤解を減らし、双方が気持ちよく続けられる取引の土台になります。

よくある質問

Q. 「よろしくお願いいたします」だけで締めるのは失礼ですか?

失礼ではありませんが、相手に何をお願いしているのかが伝わりにくくなることがあります。「ご確認のほど」「ご検討のほど」のように依頼の内容を前に添えると、締めの意味がはっきりします。社外の目上の相手や初めての相手には、「何卒よろしくお願い申し上げます」と、より丁寧な形にすると安心です。

Q. 「取り急ぎ」で締めるのは目上の相手に失礼ですか?

「取り急ぎ」には「とりあえず急いで」という意味があるため、目上の相手には軽い印象を与えることがあります。社内や親しい取引先なら問題ありませんが、目上の相手には「まずはメールにてご報告申し上げます」「略儀ながらメールにてお礼申し上げます」のように言い換えると、より丁寧になります。

Q. メールの締めに「拝啓」「敬具」は必要ですか?

ビジネスメールでは、頭語と結語は使わないのが一般的です。宛名とあいさつで始め、締めのあいさつと署名で終えます。お詫び状や案内状を手紙の形で作り、メールに添付して送るような場合には、「拝啓」と「敬具」、「謹啓」と「謹白」のように、正しい組み合わせで使います。

Q. 返信が不要なことはどう伝えればよいですか?

締めに「なお、本メールへのご返信は不要です」と書くのが基本です。目上の相手には、「ご返信には及びません」「ご返信のお気遣いは無用です」と書くと、柔らかい印象になります。ただし、確認してほしい内容がある場合は、「ご確認いただければ」と添えて、読んでほしいことは伝えておきます。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年1月24日最終更新:2026年10月24日
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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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