高校生ができる副業|法律と学校の決まりを踏まえた選び方

中西 直美
中西 直美
高校生ができる副業|法律と学校の決まりを踏まえた選び方

この記事のポイント

  • ✓高校生でもできる副業を
  • ✓法律と校則と保護者の同意という3つの前提から整理しました
  • ✓年齢制限でつまずく場面

「高校生でもできる副業を探しているけれど、何が大丈夫で何がだめなのかわからない」。そう感じて調べている方が多いと思います。保護者の方から「子どもが副業を始めたがっているが、心配だ」というご相談をいただくこともあります。大丈夫ですよ。高校生が自分で収入を得ることは、法律で一律に禁じられているわけではありません。ただ、守るべき決まりが3つ重なっています。法律、学校の決まり、そして保護者の同意です。この記事では、その3つを順番に確認したうえで、在宅でできることの選び方と、危ない話の見分け方をお話しします。

最初に知ってほしい、働くときの法律の決まり

法律の話から始めます。難しく感じるかもしれませんが、覚えることは多くありません。

まず、働ける年齢です。労働基準法では、満15歳になった日以後の最初の3月31日が終わるまでは、原則として働かせてはいけないと定められています。つまり、中学を卒業した後の4月からは、法律上は働けるということです。高校生であれば、この条件は満たしています。

次に、時間の決まりです。18歳未満の人には、大人とは違う保護のルールがあります。

午後10時から午前5時までの深夜に働くことは、原則として禁止されています。深夜のコンビニや飲食店のシフトに入れないのは、お店が意地悪をしているのではなく、法律で決まっているからです。

1日8時間、1週40時間を超えて働かせることも、原則としてできません。18歳未満は、残業や休日労働も原則禁止です。

それから、危険な作業や有害な作業に就かせることも制限されています。重い物を扱う作業、危険な機械の操作などです。

働き始めるときには、年齢を証明する書類(住民票記載事項証明書など)を職場に提出します。これは会社が備え付ける義務を負っているもので、求められたら出す必要があります。

もうひとつ大事なのが、契約の話です。2022年4月から成年年齢は18歳になりました。つまり、18歳未満の高校生は未成年者です。未成年者が保護者(法定代理人)の同意を得ないでした契約は、原則として取り消すことができます。これは高校生を守るための仕組みです。

ただ、この仕組みには裏の面もあります。保護者の同意がないと契約できないため、多くのサービスが18歳未満の登録を断っています。ここが、高校生が在宅の仕事を探すときに最初につまずく壁になります。

副業・兼業に関する国の考え方は厚生労働省の案内にまとまっていますが、高校生の場合は年少者保護の規定が優先します。

学校の決まりと、保護者の同意をどう整えるか

法律で働けても、学校の決まりは別です。ここを飛ばすと、後で困ることになります。

高校のアルバイトに関する規定は、大きく3つに分かれます。禁止、許可制(届出が必要)、自由。校則や生徒手帳に書かれているので、まず自分の学校の文面を読んでください。

ここで、よくあるご相談を挙げます。「在宅でパソコンで稼ぐなら、アルバイトじゃないから校則には引っかからないのでは」というものです。

残念ながら、この理屈は通らないことが多いです。校則で「アルバイト」と書かれていても、学校が問題にしているのは「学業に支障が出ること」と「生徒が不利益を受けること」です。在宅の作業でも、収入が発生していれば同じ扱いになる学校が少なくありません。

ですから、勝手に判断しないで、担任の先生に聞いてみてください。言いにくいと感じるかもしれませんが、後から見つかるほうが、はるかに話が大きくなります。聞くときは「禁止されていますか」ではなく「こういうことを考えているのですが、届出が必要ですか」と具体的に伝えると、話が早く進みます。

保護者の同意も、形式ではなく実質的に必要です。理由は3つあります。

1つめ。多くのサービスが、18歳未満の登録に保護者の同意を求めます。同意がないまま年齢を偽って登録すると、規約違反でアカウントが停止され、それまでの報酬が受け取れなくなることがあります。

2つめ。報酬を受け取るには銀行口座が必要です。未成年の口座開設や、既にある口座の使い方について、保護者の関わりが出てきます。

3つめ。トラブルが起きたときに、1人では解決できません。報酬が支払われない、相手から無理な要求をされる。こういう場面で、保護者が事情を知っていることが助けになります。

保護者に話すときのコツをお伝えします。「やりたい」だけでは心配されます。何をするのか、週に何時間か、いくらくらいになりそうか、勉強への影響をどう抑えるか。この4つを紙に書いて見せてください。反対されにくくなります。

サービスの年齢制限で、つまずきやすいところ

ここは具体的に整理しておいたほうが、無駄な時間を使わずに済みます。

在宅の仕事を仲介するサイトやアプリには、それぞれ年齢の条件があります。多くは「18歳以上」または「18歳未満は保護者の同意が必要」となっています。中には、18歳未満を一律で登録不可としているところもあります。

規約の確認は、必ず自分で行ってください。SNSで「高校生でも登録できる」と書かれていても、規約が変わっていることがあります。見るのは「利用規約」または「会員規約」の中の、年齢に関する条項です。

つまずきやすい点を、順に挙げます。

本人確認。 報酬を受け取る前に、身分証の提出を求められることがあります。学生証では足りず、マイナンバーカードや健康保険証が必要になる場合があります。ここで保護者に相談せずに進めると、後で止まります。

振込先の口座。 保護者名義の口座を使えるかどうかは、サービスによって違います。使えない場合、本人名義の口座を作る必要があります。

報酬の受け取りに最低金額がある。 1,000円や5,000円といった下限が設定されていることがあります。少額で始めた場合、しばらく手元には入りません。

年齢を偽るとどうなるか。 アカウントの停止と、報酬の没収が規約に定められていることが多いです。それだけでなく、発注した相手にも迷惑がかかります。ここは、絶対にやらないでください。

スマートフォンだけで始められる、という説明はよく見かけます。

そこで注目したいのが「副業」です。スマホ1台あれば、学業と両立しながら月1万円を稼ぐことも十分に可能です。 出典: infoq.jp

道具としてはそのとおりです。ただ、道具があることと、登録できることは別です。年齢条件と保護者の同意を先に片付けてから、道具の話に進んでください。順番を逆にすると、時間だけが過ぎてしまいます。

在宅でできることを、負荷と安全性で分けて考える

高校生が在宅でできることを、種類ごとに整理します。収入の大きさではなく、負荷と安全性で並べます。

アンケート・モニター型。 アンケートに答えてポイントを受け取る形です。年齢条件が緩いものがあり、始めるのが簡単です。収入は小さく、月に数百円から数千円程度が現実的な範囲です。作業が単調なので、続けるには向き不向きがあります。

フリマでの売買。 自分のいらなくなったものを売る形です。多くのサービスで18歳未満は保護者の同意が必要とされています。注意したいのは、仕入れて売る形(転売)に進むと、話が変わることです。継続的に利益を出す売買は事業とみなされる場合があり、税金の扱いも変わります。また、チケットの高額転売は法律で禁止されています。

イラスト・デザインの受注。 絵が描ける人には向いています。年齢条件のあるサービスが多いので、保護者の同意を整えたうえで登録してください。大事なのは、著作権の扱いです。「納品したイラストの権利をどこまで渡すのか」を、依頼を受ける前に確認してください。後から「勝手に別の用途に使われた」というトラブルになります。

文章を書く仕事。 自分が調べたことをまとめて記事にする仕事です。学校の勉強と重なる部分があり、調べる力と書く力が伸びます。ただ、単価は低めで、慣れるまで時間がかかります。どういう形の仕事なのかは主婦がWebライターで在宅収入を得る方法|子育てと両立する働き方【2026年版】に、始め方と注意点がまとまっています。対象読者は違いますが、仕事の中身と流れは同じです。

動画編集。 需要があり、覚えると長く使えます。無料のソフトから始められます。ただ、1本に時間がかかるため、試験期間との両立が難しくなりがちです。

プログラミング。 収入を得るまでに時間がかかりますが、高校生のうちに始める価値が最も大きい領域だと思います。どんな仕事が発注されているかはアプリケーション開発のお仕事を見るとイメージがつかめます。

ここで、安全性の観点から避けてほしいものも挙げます。

投資、FX、暗号資産の取引。未成年では口座を開けないことが多く、開けたとしても損失のリスクが大きい。「勉強のため」と言われても、高校生が始める必要はありません。

個人間で直接やり取りする仕事のうち、住所や本名を伝える必要があるもの。仲介サービスを通さない取引は、トラブルが起きたときに守ってもらえません。

アルバイトと在宅の副業、どちらから始めるか

迷っている方に、判断の材料をお伝えします。

アルバイトの良いところ。 時給が決まっていて、働いた時間の分だけ確実にお金が入ります。仕事の内容が明確で、教えてくれる人がいます。労働基準法で守られていて、労災保険も適用されます。そして、人と関わる経験が得られます。

アルバイトの難しいところ。 時間が固定されるので、試験期間や部活と重なります。深夜のシフトに入れないため、選べる時間帯が限られます。

在宅の副業の良いところ。 時間を自分で決められます。通学の負担がありません。作業の内容を自分で選べます。

在宅の副業の難しいところ。 最初は収入が小さいか、まったく出ないことがあります。仕事を教えてくれる人がいません。年齢条件でつまずきやすい。そして、労災や最低賃金の保護がありません。

私がお伝えしたいのは、どちらが優れているかではなく、目的で選んでほしいということです。

すぐにお金が必要なら、アルバイトのほうが確実です。将来使えるスキルを身につけたいなら、在宅の作業を少しずつ試すほうが積み上がります。両方やるという選択もありますが、高校生の時間は限られているので、最初は1つに絞ることをおすすめします。

こういう相談がよくあります。「友達が在宅で稼いでいると言っているので、自分も焦っている」。その気持ちは自然です。ただ、人の話は盛られていることが多い。焦って始めると、判断が甘くなります。

実際、こんな相談がインターネット上にも出ています。

高校生の息子がパソコンのアフィリエイトで月200万程稼いでいるそうなのですがあり得ますか? そういう方面に疎いので何か危険なことをしているか心配で質問しました。 アフィリエイトとはリンクを貼ってそこから購入したら報酬が貰える、という認識で合ってますか? 出典: detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

この金額が本当かどうかは、私にはわかりません。ただ、こういう話を聞いて焦る必要はまったくありません。人と比べる相手は、半年前の自分だけで十分です。

危ない誘いを見分ける、5つのサイン

高校生を狙った勧誘は、実際にあります。手口には共通点があるので、覚えておいてください。

サイン1: お金を先に払わせる。 「登録料」「教材費」「システム利用料」「ツール代」。仕事を始める前にお金を払う必要がある話は、断ってください。まともな依頼で、受け手が先にお金を払うことはありません。

サイン2: 収入を保証する。 「誰でも月10万円」「1日30分で稼げる」。成果が保証される仕事は存在しません。

サイン3: 内容を説明しない。 「詳しくはDMで」「LINEで話しましょう」。まず内容を公開の場で説明できない仕事は、避けてください。

サイン4: 急がせる。 「今日だけ」「あと3人」。考える時間を奪うのが目的です。一晩置くと言って、その場で決めないでください。

サイン5: 銀行口座や身分証を渡させる。 これは特に危険です。口座を他人に渡すと、犯罪に使われて、あなた自身が罪に問われることがあります。「口座を貸すだけで報酬」という話は、犯罪への加担です。絶対に応じないでください。

それから、「荷物を受け取って転送するだけ」「歩いて現金を運ぶだけ」のような話も、犯罪の実行役として使われる手口です。高収入をうたう募集の中に混ざっています。

もし怖い思いをしたり、お金を払ってしまったりしたときは、すぐに保護者か先生に話してください。1人で抱えると、状況が悪くなります。消費者ホットライン(188)や地域の消費生活センターでも相談できます。未成年者の契約は取り消せる場合があるので、早く相談するほど選択肢が残ります。

あなたは一人じゃありません。だまされたことを恥ずかしいと感じる必要もありません。悪いのは、だました側です。

お金と税金の話を、必要な範囲だけ

税金の話は、知らないままにしておくと後で困ることがあります。必要な部分だけお話しします。

アルバイトの給与の場合。 給与から所得税が引かれていることがあります。年間の収入が少なければ、確定申告をすることで戻ってくる場合があります。

扶養の話。 保護者が受けている扶養控除は、あなたの所得が一定額以下であることが条件です。給与だけの場合、2026年分(令和8年分)は年収136万円以下であれば、扶養親族の要件を満たします。2025年分(令和7年分)までは123万円以下でした。この金額を超えると、保護者が納める税額が増えます。

高校生がこの金額に届くことは多くありませんが、長期休みに集中して働くと近づくことがあります。年間の合計で見る必要があるので、収入の記録をつけておいてください。

給与ではない収入の場合。 イラストの依頼、記事の作成、アフィリエイト、フリマでの継続的な売買。これらは給与ではないため、扱いが変わります。収入から経費(材料費、通信費の一部など)を引いた額が一定額を超えると、確定申告が必要になります。

税制は改正が続いているので、正確な金額はその年の国税庁の案内で確認してください。判断に迷ったら、保護者と一緒に税務署の相談窓口に行くのがいちばん確実です。無料で相談できます。

記録をつけること。 これはぜひ習慣にしてください。いつ、どこから、いくら入ったか。何に使ったか(道具や材料)。ノートでもスマートフォンのメモでも構いません。後から思い出そうとすると、必ず抜けます。

報酬が支払われないとき。 やり取りの記録(依頼内容、金額、納品した日)を残しておけば、話し合いの根拠になります。仲介サービスを通していれば、運営に相談できます。直接取引だと、この助けがありません。だから、最初は仲介サービスを通す形から始めてください。

勉強との両立を、仕組みで作る

両立できるかどうかは、意志の強さではなく、時間の置き方で決まります。

まず、上限を決めてください。週に何時間までにするか。おすすめは、最初の3か月は週5時間までです。少なすぎると感じるかもしれませんが、これで足ります。

次に、曜日と時間を固定してください。「空いた時間にやる」は、続きません。逆に「火曜と木曜の20時から1時間」と決めると、体が慣れます。

そして、試験前は休むと先に決めておいてください。依頼を受ける仕事の場合は、試験の日程を伝えて、その期間は受注しないようにします。「受けたのに間に合わない」が、いちばん信頼を失う失敗です。

睡眠を削ることは、絶対に避けてください。高校生の時期の睡眠不足は、勉強の効率だけでなく、心の状態にも影響します。夜にやろうとして眠れなくなるくらいなら、朝の30分に移したほうがずっと効率的です。

呼吸を整えるように、少しずつでいいんです。1日に15分だけ手を動かす。それを2か月続ける。この積み上げのほうが、週末に5時間やって次の週にやめてしまうより、確実に前に進みます。

作業の記録もつけてみてください。何分やったか、何をしたか。1行でいいです。振り返ったときに、自分が進んでいることが見えます。これは心を支えてくれます。

保護者や先生に、進み具合を話してみるのもおすすめです。隠れてやっていると、続かないことが多いんです。応援してくれる人がいると、それだけで続けやすくなります。

迷ったときの判断軸を、4つに絞る

選択肢が多すぎて決められない、というときは、この4つで比べてください。

軸1: 規約と校則で、いまの自分が正式にできるか。 ここが引っかかるものは、どれだけ魅力的でも外します。年齢条件を偽る前提のものは候補に入れません。

軸2: 保護者に説明できるか。 「何をするのか」を1分で説明できないなら、自分でも理解していない可能性があります。説明できるまで調べてから始めてください。

軸3: 半年後に残るものがあるか。 作ったもの、書いたもの、覚えた操作。手元に残るものがある作業は、収入が小さくても価値があります。ポイントを受け取るだけの作業は、残るものが少ない。

軸4: つらくなったときに、すぐ止められるか。 契約期間の縛りがない、違約金がない、辞めるときに誰にも迷惑がかからない。この条件を満たすものから始めてください。

この4つで残ったものが、あなたにとっての候補です。他人のおすすめ一覧より、この4軸で選んだほうが確実です。

資格を取ったほうがいいのか、という質問もよくいただきます。高校生の段階では、資格より「手を動かした経験」のほうが効きます。ただ、学習の順番を整える枠組みとしては役に立ちます。資格がある場合とない場合で仕事の受けやすさがどう変わるかは、資格なしでも始められる副業 vs 資格ありで単価が上がる副業|どっちが正解?に整理されています。文書作成の正確さを客観的に示したいなら、ビジネス文書検定のような検定が、社会に出てからも説明材料になります。

始める前に整えておきたい、5つの準備

実際に動き出す前に、やっておくと後が楽になることを5つお伝えします。どれも1日でできることです。

準備1: 保護者との合意を、文字にしておく。 口約束だけだと、後で「そんな話は聞いていない」になりがちです。何をするのか、週に何時間までか、収入をどう使うのか。この3つを紙に書いて、保護者と一緒に確認してください。反対されたときも、書いたものがあると話が前に進みます。

準備2: 連絡用のメールアドレスを分ける。 普段使っているアドレスをそのまま使うと、依頼の連絡が友達のメッセージに埋もれます。仕事用に1つ作って、通知をオンにしておく。返信が早い人は、それだけで信頼されます。

準備3: 作業する場所と時間を決める。 ベッドの上で作業すると、集中が続かず、睡眠にも影響します。机で、決まった時間に。30分でいいので、同じ場所で同じ時間にやってみてください。習慣になると、やる気を待たずに始められます。

準備4: 記録のつけ方を決める。 いつ、誰から、何を頼まれて、いくらで、いつまでに出すのか。この5つを1行で書けるようにしておいてください。ノートでもスマートフォンのメモでも構いません。これは、税金の話が出たときにも役立ちますし、依頼の内容で行き違いが起きたときの根拠にもなります。

準備5: 作ったものを残す場所を作る。 イラストでも文章でも、作ったものは必ず保存しておいてください。無料で使えるサービスでまとめておくと、次の依頼を受けるときに「こういうものを作れます」と見せられます。実績がない状態から抜け出す一番早い方法は、頼まれていないものを自分で作って並べておくことです。

この5つが整っていると、最初の1件を受けたときに慌てません。逆に、整っていないまま依頼を受けると、慣れない作業と慣れない連絡が同時に来て、苦しくなります。焦らなくて大丈夫です。準備に1週間かけても、失うものは何もありません。

高校生のうちに身につけると、後で効くこと

最後に、少し先の話をします。

いま副業として稼げる金額は、正直なところ小さいです。月3,000円かもしれません。でも、そこで身につくものは、金額とは比例しません。

依頼された内容を正確に理解する力。期限までに出す習慣。わからないことを質問する力。自分の作業を記録して振り返る習慣。この4つは、社会に出てからずっと使います。

運営者として長くこの市場を見てきた限りでは、在宅の仕事で長く続く人は、特別な才能を持っている人ではありません。連絡が早く、確認が丁寧で、約束した日に出す人です。この3つは、高校生のうちから練習できます。そして、練習した人は強い。

技術を身につける方向を選ぶなら、早く始めることに意味があります。Webの制作は独学の道筋がはっきりしているので、Webデザイナー初心者必見!失敗しない学習方法から転職まで徹底解説を読んで、学ぶ順番を決めてみてください。将来どのくらいの報酬になる仕事なのかを知りたければ、ソフトウェア作成者の年収・単価相場や著述家,記者,編集者の年収・単価相場で相場の幅を見ておくと、いまの学習の意味が見えてきます。

いま需要が伸びている領域を知っておくのも、進路を考える材料になります。企業が生成AIをどう業務に取り入れるかという分野では、人手が足りていません。どんな仕事が発注されているかはAI・マーケティング・セキュリティのお仕事で見ることができます。高校生のうちに触っておくと、数年後の選択肢が広がります。

運営者として見てきて、もうひとつお伝えしたいことがあります。収入は、額面より手元に残る額で見るほうがいいんです。仲介が何層も入る仕事は、同じ働きでも受け手に届く金額が薄くなります。一方で、依頼する人と受ける人のあいだに中間マージンが乗らない手数料0%の関係では、同じ予算で依頼者はより多く頼めますし、受け手の手元には厚く残ります。同じ働きに対して残る額が厚いかどうか。長く続けている方は、そこを見ています。

いま焦らなくて大丈夫です。法律と学校の決まりを確認して、保護者に話して、週5時間から始める。それだけで、十分に前に進んでいます。

よくある質問

Q. 高校生が副業をするのは法律違反になりますか?

なりません。労働基準法では、満15歳になった日以後の最初の3月31日が終わった後は働けると定められており、高校生はこの条件を満たします。ただし18歳未満は午後10時から午前5時の深夜労働が禁止で、1日8時間・1週40時間を超える労働も原則できません。学校の校則と保護者の同意は別途必要です。

Q. 在宅の副業なら校則に引っかからないのでは?

引っかかることが多いです。校則で「アルバイト」と書かれていても、学校が問題にしているのは学業への支障と生徒の不利益なので、在宅の作業でも収入が発生していれば同じ扱いになる学校が少なくありません。自分で判断せず、担任の先生に具体的な内容を伝えて確認してください。

Q. 18歳未満でも登録できるサービスはありますか?

サービスごとに条件が違い、「18歳以上」または「18歳未満は保護者の同意が必要」が多く、一律で登録不可のところもあります。必ず利用規約の年齢に関する条項を自分で確認してください。年齢を偽って登録すると、アカウント停止と報酬の没収につながります。

Q. いくら稼ぐと税金や扶養に影響しますか?

給与だけの場合、2026年分は年収136万円以下であれば保護者の扶養親族の要件を満たします(2025年分までは123万円以下)。イラストや記事作成など給与でない収入は、経費を引いた額が一定額を超えると確定申告が必要です。税制は改正が続くため、金額は国税庁の案内で確認するか、保護者と税務署に相談してください。

この記事について

@SOHO
編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

公開:2026年3月19日最終更新:2026年9月20日
中西 直美

この記事を書いた人

中西 直美@SOHO編集部

産業カウンセラー・キャリアコンサルタント

大手人材会社でキャリアカウンセラーとして15年間従事した後、フリーランスの産業カウンセラーとして独立。在宅ワーカーのメンタルヘルスケアを専門に活動しています。

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