Appleアカウントの2ファクタ認証|設定の確かめ方と電話番号が使えないときの対処 2026


この記事のポイント
- ✓Appleアカウント(旧Apple ID)の2ファクタ認証は
- ✓iPhoneの「設定」から自分の名前
- ✓「サインインとセキュリティ」で確かめられます
Appleアカウントの二段階認証は、Appleの画面では「2ファクタ認証」という名前です。 iPhoneなら「設定」を開いて自分の名前をタップし、「サインインとセキュリティ」を開くと、2ファクタ認証がオンになっているかを確かめられます。 信頼できる電話番号が使えなくなったときは、一時的なら使えるようになるまで待つのが最も早く、今後も使えないなら確認コードの画面から「アカウントの復旧」を始めます。
この記事では、2026年10月30日時点のAppleサポートの記事で画面の名前と手順を確かめて、次のことを順番に説明します。
- 2ファクタ認証がオンかどうかを確かめる方法と、オンにする手順
- 確認コードの受け取り方と、信頼できる電話番号の追加・変更
- 電話番号が使えないとき、パスワードを忘れたときのアカウントの復旧
- 身に覚えのない確認コードや、2ファクタ認証を名乗るメールが届いたときの対処
Appleアカウント(旧Apple ID)の2ファクタ認証とは
最初に名前を整理します。 これまで「Apple ID」と呼ばれていたアカウントは、いまは「Apple Account」(日本語ではAppleアカウント)という名前になっています。 Appleサポートの「Apple Accountのパスワードを変更する」の記事には、次のように書かれています。
Apple IDは、Apple Accountという名称になりました。これまでと同じメールアドレスまたは電話番号、パスワードでサインインできます。 出典: Appleサポート「Apple Accountのパスワードを変更する」
名前が変わっただけで、サインインに使うメールアドレスや電話番号、パスワードは同じです。 この記事では、画面の名前に合わせて「Apple Account」と書きます。
二段階認証とは、パスワードに加えて、もう1つの確認をしてからサインインさせる仕組みのことです。 Appleではこれを「2ファクタ認証」と呼んでいます。 Appleサポートの「Apple Accountの2ファクタ認証」によると、新しいデバイスやWebで初めてApple Accountにサインインするときは、次の2つが必要になります。
- Apple Accountのパスワード
- 信頼済みのデバイスに自動的に表示される、または信頼済みの電話番号に送られる6桁の確認コード
信頼済みのデバイスとは、すでに2ファクタ認証でサインインを済ませている自分のiPhone、iPad、Apple Watch、Apple Vision Pro、Macのことです。 同じ記事では、ほとんどのアカウントで2ファクタ認証がデフォルトのセキュリティ対策になっていること、Apple Payや「Appleでサインイン」など一部のサービスでは2ファクタ認証が必須であることが説明されています。
一度サインインしたデバイスでは、毎回コードを求められるわけではありません。 そのデバイスでApple Accountから完全にサインアウトしたとき、デバイスを消去したとき、セキュリティ上の理由でパスワードを変える必要があるときに、もう一度確認コードを求められます。
2ファクタ認証がオンになっているかを確かめる方法
「自分のアカウントは二段階認証になっているのか」を確かめるには、信頼できる電話番号の一覧を開くのが早道です。 Appleサポートの「Apple Accountの信頼できる電話番号と信頼できるデバイスについて」に書かれている画面の順番で開きます。
iPhoneまたはiPadの場合は、次の手順です。
- 「設定」を開いて、自分のユーザー名をタップする
- 「サインインとセキュリティ」を選ぶ
- 「2ファクタ認証」をタップし、デバイスと電話番号の一覧が表示されるかを見る
Macの場合は、次の手順です。
- Appleメニューから「システム設定」を選び、自分の名前をクリックする
- 「サインインとセキュリティ」を選ぶ
- 「2ファクタ認証」を選ぶ
Webの場合は、account.apple.comにサインインし、「サインインとセキュリティ」から「アカウントのセキュリティ」を開きます。
古いアカウントでは、2ファクタ認証ではなく、以前の仕組みである「2ステップ確認」が使われていることがあります。 Appleサポートの「Apple Accountの2ステップ確認」はアーカイブ済みの記事ですが、account.apple.comの「サインインとセキュリティ」で、「アカウントセキュリティ」の下に「2ステップ確認」と「2ファクタ認証」のどちらが表示されているかで見分けられると案内しています。 同じ記事には、2ステップ確認を使っているアカウントは、iOS 11以降かmacOS High Sierra以降のデバイスにサインインした時点で自動的に2ファクタ認証にアップデートされること、新たに2ステップ確認を設定することはできないことが書かれています。 ここ数年のiPhoneやMacを使っている人の多くは、すでに2ファクタ認証になっています。
確かめるついでに、信頼できる電話番号が今も自分で使っている番号かも見ておきます。 解約した番号や、家族に譲った番号が残っていると、いざというときに確認コードを受け取れません。
2ファクタ認証をオンにする手順と、オフにできない条件
一覧を開いて2ファクタ認証がオフになっていた場合は、その場でオンにできます。 「Apple Accountの2ファクタ認証」の記事に書かれている手順は次のとおりです。
Apple製デバイスの場合は、次の手順です。
- iPhoneまたはiPadで「設定」を開く(Macは「システム設定」)
- 「[ユーザ名]」を選び、「サインインとセキュリティ」を選ぶ
- 2ファクタ認証をオンにし、画面の案内に従う
Webの場合は、次の手順です。
- account.apple.comにアクセスし、Apple Accountにサインインする
- メールアドレスに届くコードの入力か、セキュリティ質問への回答を求められたら答える
- 「アカウントセキュリティをアップグレード」をタップし、画面の案内に従って進める
オンにするときに、確認コードを受け取る信頼できる電話番号を登録します。 2ファクタ認証を使うには、確認コードを受け取れる信頼できる電話番号を少なくとも1つ登録する必要があります。
ここで知っておきたいのが、オフにできない条件です。 同じ記事には、Apple Accountを作ったときから2ファクタ認証を使っている場合、この追加の保護は解除できないと書かれています。 2ファクタ認証を新しく有効にした場合は、登録から2週間以内であれば、アカウントのセキュリティを低くするオプションを選べます。 つまり、「apple 二段階認証 解除」と調べても、多くのアカウントでは解除する手順そのものがありません。 二段階認証が面倒に感じるときは、解除ではなく、信頼できるデバイスや電話番号を整えて、コードを受け取りやすくする方向で考えます。
2ステップ確認からの切り替えは、2ステップ確認をオフにしてから2ファクタ認証をオンにする順番です。 Macにサインインしている場合は、2ファクタ認証を設定する前にMacのログインパスワードを変えておく必要があると、2ステップ確認の記事に書かれています。
確認コードの受け取り方
新しいデバイスやブラウザでサインインすると、確認コードの入力画面が出ます。 Appleサポートの「確認コードを入手して2ファクタ認証でサインインする」によると、受け取り方は大きく2つあります。
信頼されているデバイスに表示されるコードを使う方法は、次の手順です。
- 新しいデバイスまたはブラウザでApple Accountにサインインする
- 信頼されているデバイスのどれかで、サインインの通知を確かめる
- 「許可する」を選んで確認コードを表示する
- サインインしようとしているデバイスに確認コードを入力する
この通知には、サインインが試みられたおおよその位置が地図で示されることがあります。 記事によると、この位置はIPアドレスをもとにしたもので、実際の所在地というより接続先のネットワークを反映しています。 表示された場所に覚えがなくても、サインインしているのが自分なら「許可する」をタップしてかまわないと説明されています。 反対に、自分がサインインしていないのに通知が出た場合は、「許可する」を押してはいけません。
手元に信頼されているデバイスがないときは、テキストメッセージか電話で受け取ります。
- 確認コードの画面で「コードが届いていない場合」または「デバイスにアクセスできない場合」を選ぶ
- コードを信頼された電話番号に送るオプションを選ぶ
- テキストメッセージか電話で届いた確認コードを、サインインしているデバイスに入力する
iPhoneのメッセージで「不明な差出人」のフィルタを使っている場合、確認コードはそちらに入っていることがあります。 記事では、「設定」から「アプリ」、「メッセージ」と進み、「不明な差出人」の項目で「通知を許可」をタップして、即時通知メッセージの通知をオンにする方法も案内しています。
なお、場合によってはiPhoneが信頼済みの電話番号をバックグラウンドで自動的に確認し、コードの入力が要らないこともあります。 その場合も、アカウントが2ファクタ認証で守られていることに変わりはありません。
信頼できる電話番号を追加・変更する手順
信頼できる電話番号は、確認コードを受け取るための命綱です。 「Apple Accountの信頼できる電話番号と信頼できるデバイスについて」では、複数の電話番号を持っている場合は、iPhoneに関連付けられていない番号を、追加の信頼できる電話番号にすることを勧めています。 iPhoneが唯一の信頼できるデバイスで、信頼できる電話番号を受け取れる唯一のデバイスでもある場合、そのiPhoneをなくしたり壊したりすると、確認コードを受け取れなくなるためです。
信頼できる電話番号を追加する手順は次のとおりです。
- iPhoneまたはiPadで「設定」を開き、自分のユーザー名をタップする
- 「サインインとセキュリティ」を選び、「2ファクタ認証」をタップする
- デバイスと電話番号の一覧の下にある「信頼できる電話番号を追加」をタップする
Macでは「システム設定」から自分の名前、「サインインとセキュリティ」、「2ファクタ認証」と進み、下にスクロールして「信頼できる電話番号を追加」をクリックします。 Webでは、account.apple.comの「サインインとセキュリティ」から「アカウントのセキュリティ」を開き、「信頼できる電話番号」の項目で追加や削除ができます。 Appleサポートの記事では、iPhoneの手順のこのボタンが「Add Trusted Phone Number」(信頼できる電話番号を追加)と英語で書かれています。
電話番号を変えるときは、新しい番号を追加してから、古い番号を削除する順番にします。 先に古い番号を削除すると、信頼できる電話番号がなくなる時間ができてしまいます。 携帯電話の契約を変えて番号が変わる予定があるときは、変わる前に新しい番号を追加しておきます。 家族の電話番号を2つ目の信頼できる電話番号にしておくのも1つの方法です。
新しいデバイスをアカウントに追加した直後は、そのデバイスで重要なアカウント情報を変えられるようになるまで、短い待ち時間が必要な場合があると記事に書かれています。 その間は、別の信頼できるデバイスを使って情報を更新できます。
電話番号が使えないときのアカウントの復旧
信頼できる電話番号もデバイスも使えないときの対処は、使えない期間で変わります。 「確認コードを入手して2ファクタ認証でサインインする」の記事は、次のように分けています。
一時的に使えない場合、たとえばiPhoneを修理に出している、電話番号の手続き中で数日だけSMSを受け取れない、といった場合は、数日後に使えるようになるまで待つのが、最も早くアカウントにアクセスする方法です。 使えるようになったら2ファクタ認証でサインインし、そのあとで、今後のために信頼できる電話番号を追加しておきます。
今後も使えない場合、たとえば番号を解約した、iPhoneをなくして代わりもない、といった場合は、アカウントへのアクセスの回復を試みます。
- Apple Accountへのサインインを試す
- 確認コードの画面で「コードが届いていない場合」または「デバイスにアクセスできない場合」を選ぶ
- 「Can't use [phone number]」([電話番号]が使用できません)を選ぶ
- 登録済みの信頼できる電話番号がどれも使えない場合は、アカウントへのアクセスを回復するプロセスを開始し、画面の案内に従う
この「アカウントの復旧」は、どのような本人確認の情報を出せるかによって、数日かそれ以上かかることがあります。 Appleに問い合わせても、この時間を短くすることはできないと明記されています。
パスワードを忘れた場合も、まず信頼できるデバイスや信頼できる電話番号でパスワードのリセットを試し、それでもアクセスを戻せないときにアカウントの復旧に進みます。 リセットや復旧の手続きは、iforgot.apple.comからも始められます。
アカウントの復旧の待機期間にすること・しないこと
アカウントの復旧を申し込んだあとの流れは、Appleサポートの「アカウントの復旧手続き中に想定されること」にまとまっています。
- 申し込みから72時間以内に、アクセスを戻せる具体的な日時を書いた確認メールが届く(電話番号だけを使っているアカウントではiMessage)
- 待機期間がある(数日かそれ以上)
- 準備が整うと、復旧を始めたときの電話番号に、メール、テキストメッセージ、自動音声通話のどれかで今後の手順が届く
待機中にしてはいけないこととして、記事は次の2つを挙げています。
- 待機期間を短くしてもらうためにAppleサポートへ問い合わせること(短くはできない)
- 新しいリクエストを送り直すこと(追加の情報がない限り早くならず、かえって長引くことがある)
デバイスの扱いにも注意があります。 iOS 17、iPadOS 17、またはmacOS 27以降を搭載したデバイスで復旧を始めた場合は、そのデバイスを使い続けられます。 Webで復旧を始めた場合は、待機期間中、すべてのAppleデバイスの電源を切るよう案内されています。 Apple Accountにサインインしている別のAppleデバイスを使うと、復旧のリクエストがキャンセルされるためです。 ただし、サインインしている別のデバイスでパスワードを変えられるなら、その方法でアカウントに戻れます。
確認メールが届かないときは、丸72時間待ってから迷惑メールやゴミ箱を確かめ、それでもなければiforgot.apple.comでリクエストが有効かを確かめます。 状況を確かめるときは、申し込んだときと同じメールアドレスと電話番号を入力します。 違う情報を入れると、待機期間が長引く可能性があります。
もう1つ大事なのが、申し込んだ覚えのない復旧の確認メールが届いた場合です。 記事は、第三者がアカウントにアクセスしようとしている可能性があるとして、すぐに確認メールのキャンセルのリンクを使い、パスワードの変更とセキュリティの見直しを検討するよう案内しています。 メールが本物か不安でリンクを押したくないときは、Apple Accountにサインインしている自分のデバイスでパスワードを変える方法もあります。 同じ記事には、サインインしている別のAppleデバイスでパスワードを変えると、復旧のリクエストはキャンセルされると書かれています。
復旧キーと復旧用連絡先で備える
アカウントの復旧の待ち時間を避けたい人や、守りを強くしたい人のために、Appleは「復旧キー」と「復旧用連絡先」を用意しています。
復旧キーは、28文字のコードです。 信頼できる電話番号やApple製デバイスと組み合わせて使うことで、Apple Accountへのアクセスを回復できます。 iPhoneでの設定の手順は次のとおりです。
- 「設定」で、自分のユーザー名をタップする
- 「サインインとセキュリティ」から「復旧キー」の順にタップする
- 「続ける」をタップし、画面の案内に従って復旧キーを作る
- 復旧キーを書き留めて、安全な場所に保管する
- 確認のため復旧キーを入力して、設定を終える
復旧キーには、はっきりした注意があります。 復旧キーを設定すると、Appleの通常のアカウントの復旧プロセスは使えなくなり、復旧キーと信頼できる電話番号でパスワードをリセットすることになります。 復旧キーをなくしても、Appleは復旧キーを発行できません。 さらに、パスワードアプリ、iCloud写真、メモ、iCloud Driveには復旧キーを保管しないよう案内されています。 アカウントに入れなくなると、それらのアプリも開けなくなるからです。 紙に印刷して複数の場所に分けて保管する、信頼できる家族にコピーを渡す、といった方法が勧められています。
復旧用連絡先は、家族や親しい友人など、アカウントの復旧を手伝ってもらう人を指定する仕組みです。 復旧用連絡先はあなたのアカウントにアクセスできず、6桁の復旧用コードを教えることができるだけです。 最大5人まで追加でき、iPhoneでは「設定」から自分の名前、「サインインとセキュリティ」、「復旧用連絡先」、「復旧用連絡先を追加」と進みます。 相手にもiOS 15以降のAppleデバイスとiMessageが必要です。 復旧用連絡先を設定していなくても復旧は最後まで進められますが、手伝ってもらわない場合は時間が長くなる可能性があると書かれています。
自分で管理できる自信があるなら復旧キー、身近に頼れる人がいるなら復旧用連絡先、と考えると選びやすくなります。
サインインしているデバイスを確かめ、使わないものを削除する
2ファクタ認証を整えたら、Apple Accountにサインインしているデバイスの一覧も確かめます。 Appleサポートの「Apple Accountにサインインしているデバイスを確認する」によると、一覧から削除したデバイスは、iCloudや「探す」などのサービスにアクセスできなくなり、2ファクタ認証の確認コードも表示されなくなります。
iPhoneまたはiPadでの手順は次のとおりです。
- 「設定」を開く
- 自分のユーザー名をタップし、下にスクロールしてデバイスの一覧を表示する
- デバイス名をタップして情報を確かめる
- 削除するときは「アカウントから削除」をタップし、表示されるメッセージを読んで確定する
Webでは、account.apple.comにサインインして「デバイス」を選びます。 売ったiPhone、下取りに出したiPad、使わなくなったMacが一覧に残っていたら、ここで削除します。 覚えのないデバイスがあれば、他人がサインインしている可能性があるので、削除したうえでパスワードを変えます。
身に覚えのない確認コードやサインインの通知が届いたとき
自分がサインインしていないのに、確認コードやサインインの通知が届いたら、まずは「許可しない」「誰にも教えない」が基本です。 Appleサポートの「Apple Accountの不正利用が疑われる場合」は、不正利用の兆候の1つとして、リクエストした覚えがないのに2ファクタ認証コードが届いたことを挙げています。
この場合、パスワードはすでに他人に知られている可能性があります。 2ファクタ認証のおかげでサインインは止まっていても、パスワードは変えておきます。 記事が案内している取り戻しの手順は次のとおりです。
- Apple Accountのパスワードを、ほかで使っていない強いものに変える
- パスワードを変えられてしまって自分では変えられない場合は、パスワードをリセットする
- account.apple.comで個人情報やセキュリティ情報を確かめ、知らない情報になっていれば直す
- account.apple.comの「デバイス」で、覚えのないデバイスを削除する
- 契約しているメールのサービスや携帯電話会社に、Apple Accountに関連付けたメールアドレスと電話番号の状況を確かめる(電話番号にSMSの転送が設定されていないかなど)
Appleの記事は、Appleのアカウントやデバイスを狙った詐欺についても注意しています。 Appleサポートの「フィッシングメッセージ、偽のサポート電話、その他の詐欺を含むソーシャルエンジニアリングスキームを認識し、対処する」には、次の記載があります。
Appleが、Webサイトにログインしたり、2ファクタ認証ダイアログで「同意する」をタップしたり、パスワード、デバイスパスコード、または2ファクタ認証コードを提供したり、Webサイトに入力したりするように要求することは決してありません。 出典: Appleサポート「フィッシングメッセージ、偽のサポート電話、その他の詐欺を含むソーシャルエンジニアリングスキームを認識し、対処する」
Appleサポートを名乗る電話で「アカウントが侵入されている」「確認のためにコードを教えて」と言われても、それはAppleからの依頼ではありません。 電話を切って、自分からAppleの公式のサポートに連絡します。 確認コードが勝手に届く理由と、放置してよいかの判断は、認証コードが勝手に届くのはなぜ|放置してよいかと乗っ取りを防ぐ確認 2026で、Apple以外のサービスも含めてまとめています。
「2ファクタ認証必須化のお知らせ」というメールが届いたとき
検索の候補には「2ファクタ認証必須化のお知らせ」という語も出てきます。 Appleを名乗って、2ファクタ認証が必須になったと知らせるメールが届いた人が調べていると考えられます。
2026年10月30日時点でAppleサポートを確かめた範囲では、この件名のメールについて、本物か偽物かを案内するページは見つかりませんでした。 そのため、この記事ではメールの真偽を断定しません。 Appleサポートで確かめられた事実は次のとおりです。
- ほとんどのアカウントでは、すでに2ファクタ認証がデフォルトになっている
- 2ステップ確認を使っているアカウントは、新しいOSのデバイスにサインインした時点で自動的に2ファクタ認証にアップデートされる
- Appleが2ファクタ認証などのセキュリティ機能を無効にするよう頼むことは決してない
- Appleがパスワードや2ファクタ認証コードをWebサイトに入力するよう求めることは決してない
本物でも偽物でも、とるべき行動は同じです。
- メールの本文にあるリンクやボタンは押さない
- iPhoneの「設定」から自分の名前、「サインインとセキュリティ」を開き、2ファクタ認証の状態を自分で確かめる
- 2ファクタ認証がオンで、信頼できる電話番号が正しければ、メールの内容に従ってすることはない
- リンクを押してパスワードやコードを入力してしまった場合は、すぐにApple Accountのパスワードを変え、2ファクタ認証が有効かを確かめる
Appleを装った疑わしいメールは、[email protected] に転送して報告できると、Appleの詐欺の記事に書かれています。 SMSの場合は、メッセージのスクリーンショットをメールに添付して同じアドレスに送ります。 Appleを名乗るメールの送信元や、偽の請求メールの見分け方は、Appleからのメールは本物か|公式の送信元アドレスと偽の請求メールの見分け方 2026で詳しく説明しています。
セキュリティキーと「盗難デバイスの保護」で守りを強くする
2ファクタ認証に加えて、さらに守りを強くしたい人向けの機能が2つあります。
1つ目はセキュリティキーです。 セキュリティキーとは、USBメモリやタグのような見た目の小さな外付けのデバイスで、サインインのときの本人確認に使います。 設定すると、新しいデバイスやWebでのサインインに、パスワードと、物理的なセキュリティキーか信頼できる別のApple製デバイスが必要になります。 確認コードを電話で聞き出す、偽のサイトに入力させる、といった手口が通じにくくなります。 使うには、FIDO Certifiedのセキュリティキーを少なくとも2つ用意し、サインインするすべてのデバイスをiOS 16.3、iPadOS 16.3、macOS Ventura 13.2以降にしておく必要があります。 信頼できるデバイスとセキュリティキーをすべてなくすと、アカウントから完全にロックアウトされると注意されています。
2つ目はiPhoneの「盗難デバイスの保護」です。 自宅や職場など、よく知っている場所から離れているときに、Apple Accountのパスワードの変更などの操作に1時間の待ち時間とFace IDかTouch IDでの認証を求める機能です。 iPhoneとパスコードを一緒に盗まれても、すぐにパスワードを変えられてアカウントを奪われる事態を防ぎます。 「設定」の「Face IDとパスコード」から「盗難デバイスの保護」をタップしてオン・オフを切り替えます。 iOS 17.3以降で使え、2ファクタ認証を使っていることが条件です。
在宅で働く人がApple Accountを守るために整えておくこと
Apple Accountには、iCloudに保存した写真や書類、連絡先、メール、購入したアプリやサブスクリプションの支払いがまとまっています。 仕事の資料をiCloud Driveで扱っている人や、仕事の連絡をiPhoneのメッセージで受けている人にとって、アカウントに入れなくなると、仕事がその日から止まります。
2026年10月30日時点で整えておきたいのは次の5つです。
- 2ファクタ認証がオンになっているかを、「サインインとセキュリティ」で確かめる
- 信頼できる電話番号を、今も使っている番号にし、できれば2つ目の番号を追加する
- 使っていないデバイスを、Apple Accountのデバイスの一覧から削除する
- 復旧用連絡先を設定するか、復旧キーを作って紙で保管する
- 確認コードは、Appleを名乗る相手から聞かれても誰にも伝えない
パソコンとスマートフォンをいくつも使い分ける在宅の仕事では、どの端末がどのアカウントにサインインしているかを把握しておくことが、そのまま守りになります。 不正なサインインの通知を受け取ったときの考え方は、不正ログインの通知が来たら|身に覚えのないログインの確かめ方と最初にすること 2026でも説明しています。
@SOHOを2004年から運営してきた中でも、在宅で仕事をする人にとって、iPhoneやMacのアカウントが仕事の道具そのものになる場面は年々広がってきました。 アカウントを守る備えは、そのまま仕事の信用を守る備えになります。 アプリの開発やApple製品に関わる仕事に関心がある人は、アプリケーション開発のお仕事で、どのような依頼があるかを確かめられます。
よくある質問
Q. Appleアカウントの二段階認証がオンか確かめるにはどうしますか?
iPhoneやiPadで「設定」を開いて自分の名前をタップし、「サインインとセキュリティ」から「2ファクタ認証」を開きます。信頼できるデバイスと電話番号の一覧が表示されれば有効です。Webではaccount.apple.comにサインインし、「サインインとセキュリティ」の「アカウントのセキュリティ」で確かめられます。
Q. Appleアカウントの2ファクタ認証はオフにできますか?
Appleサポートによると、Apple Accountを作ったときから2ファクタ認証を使っている場合は解除できません。新しく有効にした場合は、登録から2週間以内ならセキュリティを低くするオプションを選べます。多くのアカウントでは解除する手順がないため、信頼できる電話番号やデバイスを整えて使いやすくするのが現実的です。
Q. 信頼できる電話番号が使えなくなったらどうなりますか?
一時的に使えないだけなら、使えるようになるまで数日待つのが最も早い方法です。今後も使えない場合は、確認コードの画面で「コードが届いていない場合」から「[電話番号]が使用できません」を選び、アカウントの復旧を始めます。復旧には数日以上かかることがあり、Appleに問い合わせても短くはできません。
Q. 「2ファクタ認証必須化のお知らせ」というメールは本物ですか?
2026年10月30日時点でAppleサポートを確かめた範囲では、この件名のメールについての案内は見つかりませんでした。本物か偽物かにかかわらず、メールのリンクは押さず、iPhoneの「設定」から2ファクタ認証の状態を自分で確かめてください。Appleがセキュリティ機能を無効にするよう頼むことや、確認コードを求めることはありません。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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