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週次レビューのやり方|その週のタスクを振り返り、翌週の予定を組み直す手順

@SOHO編集部
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週次レビューのやり方|その週のタスクを振り返り、翌週の予定を組み直す手順

この記事のポイント

  • ✓週次レビューのやり方を
  • ✓GTDの考え方に沿って「頭と手元を空にする」「最新の状態にする」「先のことを考える」の3つの段階に分け
  • ✓30分から1時間で終わる手順で説明します

週次レビューとは、週に1回、決まった時間を取って、その週にやったこと、やり残したこと、翌週にやることを見直す習慣のことです。毎日のタスクに追われていると、目の前の作業はこなせても、締め切りの迫った大きな仕事や、誰かへの返事の約束を見落としがちです。週に1回立ち止まって全体を見渡すことで、翌週の予定を落ち着いて組み直せます。

この記事では、週次レビューのやり方を、タスク管理の方法として知られるGTDの考え方に沿って、3つの段階に分けて手順で説明します。紙のノートでもアプリでも進められる形にしているので、道具を問わず始められます。チームでタスクを共有して振り返りたい場合は、カンバンやガントなど8種類のボードで仕事を見渡せるPinatecaのような道具を使う方法にも触れます。

週次レビューとは何か

週次レビューという言葉が広く知られるようになったのは、アメリカのコンサルタントのデビッド・アレン氏が考えたタスク管理の方法、GTD(Getting Things Done)からです。タスク管理の解説を続けている個人のサイトでは、次のように説明されています。

週次レビューというのはその名の通り週に一回自分の生活を振り返ることです。デヴィッド・アレン氏が考案した「GTD」というタスク管理手法で用語が使われて以来一般的になりました。 出典: jmatsuzaki.com

GTDは、気になっていることをすべて頭の外に書き出し、決まった手順で整理して、安心して目の前の仕事に集中できる状態を作る方法です。GTDの公式サイトでは、5つの段階として、Capture(気になることを集める)、Clarify(それが何かを見極める)、Organize(決まった場所に整理する)、Reflect(見直す)、Engage(実行する)を挙げています。日本語の呼び方は解説によって少しずつ違いますが、週次レビューは、このうちの4つ目の「見直す」の中心となる習慣です。

毎日の振り返りとの違いは、見る範囲の広さです。毎日の振り返りでは、その日にやることと、明日の予定を確かめる程度で終わります。週次レビューでは、進行中のすべての仕事、人に頼んでいること、いつかやりたいことまで、手元にある情報をひと通り見直します。日々の小さな確認では拾いきれない漏れを、週に1回まとめて拾い上げるのが週次レビューの役割です。

週次レビューで得られること

週次レビューを続けると、次のような変化が生まれます。

1つ目は、見落としが減ることです。メモに書いたまま忘れていた用事、会議で引き受けたまま手を付けていない仕事、返事を待っているまま催促し忘れていた連絡。こうしたものが、週に1回は必ず目に入るようになります。

2つ目は、翌週の予定に無理がなくなることです。1週間の予定を見渡してから仕事を割り振るので、特定の日に締め切りが集中していることに前もって気づけます。気づくのが前日では手遅れでも、1週間前なら、ほかの仕事を前倒しする、相手に相談して締め切りをずらす、といった手を打てます。

3つ目は、頭が軽くなることです。「何か忘れている気がする」という落ち着かない感覚は、やることが頭の中にしかないときに生まれます。週次レビューで手元の記録を最新にしておけば、記録を見れば全部そこにある、という安心感が生まれ、目の前の作業に集中しやすくなります。

4つ目は、大きな目標に手を付けられることです。日々の仕事は急ぎのものから片づけるので、急ぎではないが大切なこと(勉強、仕組みの改善、新しい企画)は後回しになりがちです。週次レビューの時間に、そうした仕事の次の一歩を決めておくと、少しずつでも前に進められます。

始める前に決めておくこと

週次レビューを始める前に、次の3つを決めておきます。

曜日と時間

週次レビューは、毎週同じ曜日の同じ時間に行うと習慣になりやすくなります。よく選ばれるのは、金曜日の午後と、日曜日の夜か月曜日の朝です。

金曜日の午後は、その週の記憶が新しいうちに振り返れるのが利点です。週末に仕事のことを考えずに済むという人も多くいます。一方で、金曜日の午後は急な仕事が入りやすく、予定がつぶれやすい時間でもあります。

月曜日の朝は、週の始まりに予定を組み直せるのが利点です。ただし、月曜日の朝は会議やメールの対応が重なりやすく、落ち着いて時間を取るのが難しい職場もあります。

どちらが正解ということはないので、自分の仕事の流れの中で、邪魔の入りにくい時間を選びます。選んだら、カレンダーに毎週の予定として登録し、ほかの予定と同じように扱います。

かける時間

最初は1時間を見ておくと安心です。慣れてくると、30分ほどで終わるようになります。2時間も3時間もかかる週次レビューは、続きません。時間がかかりすぎる場合は、手順のどこかで細かく見すぎているか、日々の記録が足りていないかのどちらかです。

見直す場所

週次レビューで見るものを、あらかじめ一覧にしておきます。たとえば、手帳やカレンダー、タスク管理のアプリ、メールの受信箱、メモ帳、机の上の書類入れ、スマートフォンのメモ、チャットのブックマークなどです。人によって、やることが書き留められている場所は意外に多く散らばっています。一覧にしておくと、見直し漏れを防げます。

週次レビューで見直す3つの一覧

週次レビューを短い時間で終わらせるには、日ごろから手元の記録をいくつかの一覧に分けておくのが近道です。GTDでよく使われる一覧のうち、週次レビューでとくに大切なのは次の3つです。

進行中の仕事の一覧

1回の作業では終わらず、複数の作業が必要な仕事を並べた一覧です。GTDでは「プロジェクト」と呼ばれます。「来月の展示会の準備」「ホームページの作り直し」「引っ越し」のように、仕事でも私用でも、2つ以上の作業が要るものはここに書きます。

この一覧には、仕事の名前だけを書き、細かな作業はタスクの一覧に書きます。週次レビューでは、この一覧の1つ1つについて、次にやる作業がタスクの一覧にあるかを確かめます。

待っていることの一覧

人に頼んだこと、返事を待っていることを並べた一覧です。「経理に請求書の確認を頼んだ(10月7日)」「取引先からの見積もりの返事待ち(10月9日に依頼)」のように、誰に、何を、いつ頼んだかを書いておきます。

頼んだ日を書いておくのが大切です。週次レビューで見直したとき、頼んでから1週間以上たっているものは、催促や確認の連絡を入れる目安になります。待っていることを自分の記録に残しておかないと、相手が忘れていても気づけず、締め切りの直前になって慌てることになります。

いつかやりたいことの一覧

今すぐにはやらないが、いつかやりたいことを並べた一覧です。読みたい本、学びたいこと、いずれ取り組みたい企画などを書きます。

この一覧があると、思いついたことを忘れる心配がなくなり、今やるべきことに集中しやすくなります。週次レビューでは、この一覧を眺めて、今なら始められるものがあれば進行中の仕事に移し、もう興味のなくなったものは消します。

週次レビューの手順:3つの段階

GTDの公式サイトで公開されている週次レビューのチェックリストは、全体を「Get Clear(頭と手元を空にする)」「Get Current(最新の状態にする)」「Get Creative(先のことを考える)」の3つの段階に分けています。チェックリストの原文は、GTDの公式サイトで公開されているPDFで読めます(英語)。ここでは、この3つの段階に沿って、具体的な手順を説明します。原文の項目をそのまま訳すのではなく、日本の職場や在宅の働き方に合わせて、取りかかりやすい言葉に置き換えています。

段階1:頭と手元を空にする

最初の段階では、散らばっているものを1か所に集め、頭の中にあるものを書き出します。

  1. 机の上や鞄の中の書類、名刺、領収書、手書きのメモを、1つの箱やトレイに集める
  2. 集めたもの、メールの受信箱、会議のメモ、留守番電話のメッセージを1つずつ確かめ、必要な行動をタスクの一覧に書き写す
  3. 頭の中にある「気になっていること」を、思いつく限り書き出す(まだ記録していない仕事、約束、心配ごと、思いつき)

3つ目の書き出しは、週次レビューの中でもっとも効果の大きい作業です。「来週までに見積もりを出すと言った」「歯医者の予約を取らなければ」「あの資料の続きが気になる」など、仕事か私用かを問わず、気になっていることを全部紙に書きます。書き出すまでの時間は5分から10分で区切り、思いつかなくなったら次へ進みます。

この段階で受信箱を空にするといっても、すべてのメールに返事をする必要はありません。メールを1通ずつ見て、必要な行動をタスクの一覧に書き写せば、メール自体は保管用のフォルダに移してかまいません。受信箱を「やることの置き場」ではなく「届いたものを一時的に受ける場所」として扱うのがこつです。

段階2:最新の状態にする

次の段階では、手元の記録を1つずつ見直して、今の状態に合わせて直します。

  1. タスクの一覧を見て、終わったものに印を付ける。続きの作業があれば書き加える
  2. 先週のカレンダーを見て、会議や打ち合わせで決まったこと、やり残したことを拾い上げる
  3. 来週以降のカレンダーを見て、準備が必要な予定を見つけ、準備のタスクを書き加える
  4. 人に頼んでいることや返事を待っていることの一覧を見て、催促が必要なものに印を付ける
  5. 進行中の仕事(複数の作業からなるもの)を1つずつ見て、それぞれに「次にやること」が少なくとも1つあるかを確かめる

5つ目は、とくに大切な確認です。進行中の仕事なのに、次にやることが決まっていないものは、止まっている仕事です。「資料を作る」のような大きな言葉のままでは、手を付けにくいままです。「先月の売上の数字を経理からもらう」のように、すぐに取りかかれる具体的な一歩を決めます。

カレンダーの見直しでは、先週と来週の2週間を見るのが基本ですが、締め切りの大きな仕事がある場合は、1か月先まで目を通しておくと安心です。

段階3:先のことを考える

最後の段階では、すぐにはやらないが、いつかやりたいことを見直し、新しい考えを書き留めます。

  1. 「いつかやりたいこと」の一覧を見て、今なら始められるものがあれば、進行中の仕事に移す。もう興味のないものは消す
  2. 新しく思いついた企画や改善のアイデアを書き留める

この段階は、時間が足りないときに飛ばされがちです。しかし、ここを毎週続けると、日々の仕事に追われているだけでは生まれない、新しい仕事の種が少しずつ育ちます。5分だけでも時間を取ります。思いついたことを一覧に書いておくだけでも、数か月後に読み返したとき、当時は形にならなかった考えが、今の仕事の中で生かせることに気づく場面があります。

そのまま使える週次レビューのチェックリスト

ここまでの手順を、毎週そのまま使えるチェックリストにします。紙に印刷するか、タスク管理のアプリに繰り返しのタスクとして登録しておくと便利です。

段階 確かめること 目安の時間
頭と手元を空にする 書類とメモを1か所に集める 5分
頭と手元を空にする 受信箱とメモを見て、行動をタスクの一覧に写す 10分
頭と手元を空にする 気になっていることを書き出す 5分
最新の状態にする タスクの一覧の終わったものに印を付ける 5分
最新の状態にする 先週と来週のカレンダーを見る 10分
最新の状態にする 頼んでいること、待っていることを確かめる 5分
最新の状態にする 進行中の仕事に次の一歩があるかを確かめる 10分
先のことを考える いつかやりたいことの一覧を見る 5分
先のことを考える 新しいアイデアを書き留める 5分

合計で約1時間です。慣れるにつれて、1つ1つの確認が速くなり、30分ほどに縮まっていきます。

振り返りの質問の例

GTDのチェックリストは、手元の記録を最新にすることが中心です。これに加えて、1週間の働き方そのものを振り返る質問を2つか3つ用意しておくと、週次レビューが次の週の改善につながります。

使いやすい質問の例です。

  • 今週、うまくいったことは何か。それはなぜうまくいったのか
  • 今週、思うように進まなかったことは何か。何が妨げになったのか
  • 来週、1つだけ変えるとしたら何を変えるか

答えは、1つの質問につき1行か2行で十分です。長く考え込む必要はありません。たとえば「午前中に集中する時間を取れた日は、資料づくりが進んだ」「急な依頼を断れず、予定していた作業が後ろにずれた」「来週は、午前の2時間は通知を切って作業する」のように書きます。

この振り返りを毎週続けると、自分の働き方の癖が見えてきます。毎週のように「急な依頼で予定がずれた」と書いているなら、予定に余白を取る、依頼の受け方を見直す、といった手を打つべきだと分かります。記録を残すことで、感覚ではなく事実で働き方を直せるようになります。

初めての週次レビューの進め方

初めての週次レビューは、ふだんよりも時間がかかります。これまで記録していなかったことを一度に書き出し、散らばっていたメモや書類を整理するためです。2時間から3時間ほどかかると考えて、時間に余裕のある日に始めるのがおすすめです。

初回の流れは次のとおりです。

  1. 机の上、鞄の中、引き出しのメモや書類をすべて1か所に集める
  2. メールの受信箱、スマートフォンのメモ、チャットの保存したメッセージを見て、やることを書き出す
  3. 頭の中にある気になっていることを、思いつく限り書き出す
  4. 書き出したものを、進行中の仕事、タスク、待っていること、いつかやりたいことの一覧に振り分ける
  5. 来週の予定を組み直す

初回は、書き出したものの多さに驚く人がほとんどです。それだけ多くのことを頭の中に抱えていたということです。全部を一度に片づけようとせず、まずは書き出して一覧に分けるところまでで十分です。2回目からは、1週間分の新しいものを整理するだけになるので、時間はぐっと短くなります。

翌週の予定を組み直す

週次レビューの最後に、翌週の予定を組み直します。ここまでで集めて整理したタスクを、翌週の5日間に割り振る作業です。

まず、カレンダーにすでに入っている会議や予定を確かめ、実際に作業に使える時間がどのくらいあるかを見ます。会議の多い週は、作業の時間が思っているより少ないものです。

次に、翌週に必ず終わらせることを3つ選びます。全部を均等にやろうとすると、どれも中途半端に終わりがちです。「これだけは終わらせる」という3つを決め、それぞれをどの日のどの時間にやるかをカレンダーに書き込みます。作業の時間をカレンダーに予定として確保しておくと、ほかの予定に押し出されにくくなります。

残りのタスクは、空いている時間に進めるものとして一覧に残しておきます。週の途中で急な仕事が入っても、優先する3つが決まっていれば、何を後回しにするかを迷わずに判断できます。

週次レビューの例:金曜日の午後の45分

具体的な流れを、事務の仕事をしている人の金曜日の午後を例に見てみます。

16時、カレンダーに登録しておいた「週次レビュー」の時間になったら、チャットの通知を切り、机の上の書類と付箋を1つのトレイに集めます。付箋には「A社に資料の送付」「備品の発注」と書いてあり、どちらもタスクの一覧に写して、付箋は捨てます。メールの受信箱を上から見て、返事が必要なもの3通をタスクの一覧に書き、ほかは保管用のフォルダに移します。ここまでで15分です。

次に、タスクの一覧で今週終わったものに印を付け、先週と来週のカレンダーを見ます。来週の水曜日に部署の会議があり、資料の準備が要ることに気づいたので、「会議資料の数字を集める」を月曜日の午前に入れます。待っていることの一覧を見ると、経理への確認が頼んでから8日たっていたので、月曜日の朝に確認の連絡を入れるタスクを加えます。ここまでで20分です。

最後に、いつかやりたいことの一覧を眺め、「表計算の関数の勉強」を来月から始めることにして、進行中の仕事に移します。来週必ず終わらせる3つ(会議資料、A社への送付、備品の発注)を決めて、カレンダーに作業の時間を入れます。振り返りの質問に1行ずつ答えて、16時45分に終了です。

このように、1つ1つの作業は小さなものです。決まった順番で淡々と進めれば、1時間かからずに1週間分の見直しが終わります。

週次レビューが続かない原因と立て直し方

週次レビューは、始めるより続けるほうが難しい習慣です。続かなくなる原因と、その立て直し方を挙げます。

1つ目の原因は、完璧にやろうとすることです。すべての項目を丁寧に見ようとして2時間かかり、次の週に面倒になってやめてしまう、という流れです。最初から全部をやろうとせず、「タスクの一覧を見る」「来週のカレンダーを見る」の2つだけでも続けるほうが、何もしないよりずっと効果があります。

2つ目の原因は、時間を守れないことです。急な仕事や予定が入って、週次レビューの時間が飛ぶことはよくあります。飛んだ週は、翌日か翌々日に15分だけでも時間を取ります。思いついたことを一覧に書いておくだけでも、数か月後に読み返したとき、当時は形にならなかった考えが、今の仕事の中で生かせることに気づく場面があります。1回飛ばすと2回目も飛ばしやすくなるので、短くても続けることが大切です。

3つ目の原因は、週次レビューを特別なものと考えすぎることです。タスク管理について長く発信している書き手は、自身の経験を次のように振り返っています。

それを踏まえた上で、それでもやはり定期的に「整理整頓」を行った方がよいと、今は考えています。つまり週次レビューの必要性を認めています。 出典: note.com

週次レビューは、決まった形で厳密に行う儀式ではなく、散らかった手元を定期的に片づける「整理整頓」と考えると、気が楽になります。その週の状況に合わせて、時間をかける部分と軽く済ませる部分を変えてかまいません。

4つ目の原因は、記録の場所がばらばらなことです。タスクが手帳、アプリ、メール、付箋に分かれていると、週次レビューのたびにすべてを探して回ることになり、時間がかかります。記録の場所を少しずつ1か所に寄せていくと、週次レビューの時間も短くなります。

週次レビューを楽にする毎日の小さな習慣

週次レビューにかかる時間は、毎日の記録の仕方で大きく変わります。次の小さな習慣を続けておくと、週に1回の見直しがずっと楽になります。

1つ目は、思いついたことをすぐに1か所に書くことです。紙のメモ帳でも、スマートフォンのメモでもかまいませんが、書く場所を1つに決めておきます。思いついたことを頭の中にとどめておかず、書く場所が決まっていれば、週次レビューで探し回る必要がなくなります。

2つ目は、1日の終わりに5分だけ、翌日の予定を確かめることです。今日終わったタスクに印を付け、明日の予定とやることを確かめるだけで十分です。毎日の小さな確認が積み重なっていれば、週次レビューでは1週間分の大きな流れを見ることに集中できます。

3つ目は、頼んだことはその場で書くことです。会議や打ち合わせで誰かに何かを頼んだら、待っていることの一覧にすぐ書き込みます。週次レビューのときに思い出そうとしても、細かな依頼は記憶から抜け落ちています。

4つ目は、メールの受信箱をため込まないことです。毎日すべてに返事をする必要はありませんが、読んだメールのうち、行動が必要なものはタスクの一覧に書き写し、受信箱からは移しておきます。受信箱に何百通もたまっていると、週次レビューの最初の段階だけで時間を使い切ってしまいます。

月ごと、年ごとの見直しと組み合わせる

週次レビューは1週間という短い区切りで見直す習慣です。これに、月ごとや年ごとの見直しを組み合わせると、短い区切りでは見えにくい大きな流れも確かめられます。

月ごとの見直しでは、その月に終わった仕事、終わらなかった仕事、翌月に始める仕事を確かめます。週次レビューの記録を4回分読み返すだけでも、その月の働き方の傾向がつかめます。毎月同じ仕事が「終わらなかった」に入っているなら、その仕事の進め方か、引き受け方を見直す時期です。

年ごとの見直しでは、1年間で取り組んだこと、身につけたこと、来年取り組みたいことを考えます。いつかやりたいことの一覧の中から、来年こそ始めたいものを選ぶのもこの時間です。

週、月、年の見直しは、それぞれ見る範囲が違います。週次レビューは手元を整える時間、月ごとの見直しは進み方を確かめる時間、年ごとの見直しは方向を決める時間、と役割を分けて考えると、どの見直しで何をするかに迷いません。

紙とアプリ、どちらで進めるか

週次レビューは、紙でもアプリでも進められます。どちらが合うかは、日々のタスクをどこに記録しているかで決まります。

紙の手帳やノートでタスクを管理している人は、紙のまま週次レビューを行うのが自然です。書き出す作業は、手を動かすほうが思いつきやすいという人もいます。翌週の予定は、手帳の週のページに書き込みます。

アプリで管理している人は、アプリの中で週次レビューを行います。終わったタスクに印を付けるのも、期限を変えるのも、画面の上で済みます。繰り返しのタスクとして「週次レビュー」を登録しておけば、毎週の通知が届くので、忘れにくくなります。

個人の仕事だけなら、スマートフォンに最初から入っているリマインダーのアプリや、Googleタスクのような無料の道具でも十分に週次レビューは回せます。大切なのは、道具の機能より、毎週同じ手順で見直すことです。

チームで週次レビューを行うとき

週次レビューは個人の習慣として知られていますが、チームで行うこともできます。週に1回、チームのメンバーが集まり、それぞれの仕事の進み具合と翌週の予定を確かめる時間です。

チームの週次レビューでは、次の流れが基本になります。

  1. 先週に終わった仕事を確かめる
  2. 遅れている仕事と、その理由を確かめる
  3. 来週の締め切りと、担当を確かめる
  4. 困っていること、助けが必要なことを共有する

チームで振り返るときに問題になりやすいのが、仕事の一覧がメンバーごとにばらばらな場所にあることです。ある人は表計算、ある人は手帳、ある人はチャットのメモ、という状態では、集まっても全体が見えません。チームの仕事は、全員が同じ画面で見られる場所に記録しておくことが、チームの週次レビューを短く済ませるこつです。

チームでタスクを共有する場所として使える道具の1つがPinatecaです。公式サイトの案内では、Pinatecaはカンバン、ガント、カレンダー、リストなど8種類のボードを最初から使えるプロジェクト管理の道具で、チャットも組み込まれています。週次レビューの場面では、カンバンで「進行中」「レビュー」「完了」の列を見て先週の進み具合を確かめ、ガントで来週以降の締め切りの重なりを確かめる、という使い方ができます。5人まで無料で使え、Trelloからボードを移すこともできます。ChatGPTやClaudeから話しかけて「今週締切のカードを教えて」のようにボードの情報を読み出すこともできます。

Pinatecaは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

個人の週次レビューは紙や標準のアプリで十分に回せます。チームで仕事を共有し、担当や期限を見える形で振り返りたい段階になったら、共有のボードを使うと、集まったときに全員が同じ情報を見ながら話せます。

在宅やフリーランスで働く人の週次レビュー

在宅で働く人や、フリーランスとして複数の仕事を受けている人にとって、週次レビューはとくに役に立つ習慣です。会社の中で働いていれば、上司や同僚が予定を気にかけてくれることもありますが、1人で働く場合は、自分の予定を見張る人は自分しかいません。

複数の依頼者から仕事を受けている場合は、週次レビューの「最新の状態にする」段階で、依頼者ごとに仕事を見直すと漏れを防げます。依頼者ごとの締め切り、待っている返事、請求のタイミングを1つの一覧で確かめます。テストや検証の仕事のように細かい作業が多い分野では、作業の進み具合を依頼者に週に1回報告する習慣を、週次レビューの最後に組み込んでおくのも有効です。こうした仕事の内容は、QA・テスト・コードレビューのお仕事で確かめられます。

2004年から在宅ワークと業務委託の仲介を続けてきた運営者として見てきた限りでは、長く仕事を続けている人ほど、週に1回の見直しの時間を大切にしています。仕事を受けすぎて締め切りが重なる、という失敗は、多くの場合、1週間先の予定を見ていないことから起きます。週次レビューで翌週の空きを把握しておけば、新しい依頼を受けるかどうかを、その場で根拠を持って判断できます。無理のない受け方は、結果として依頼者の信頼につながり、継続の依頼を生みます。

フリーランスとして仕事を広げていくと、自分の仕事の管理だけでなく、依頼者の事業の進め方について相談を受ける場面も出てきます。仕事の進め方や事業の課題を整理する考え方を体系的に学びたい人には、中小企業診断士の学習が役立ちます。デザインのように締め切りの多い仕事で働き方を考えたい人は、デザイナーの年収・単価相場で、仕事の相場感もあわせて確かめておくと、受ける仕事の量を決める参考になります。

よくある質問

Q. 週次レビューは何曜日にやるのがよいですか?

決まった正解はありません。よく選ばれるのは、記憶が新しいうちに振り返れる金曜日の午後と、週の始まりに予定を組み直せる日曜日の夜か月曜日の朝です。自分の仕事の流れの中で邪魔の入りにくい時間を選び、カレンダーに毎週の予定として登録して、ほかの予定と同じように扱うと続けやすくなります。

Q. 週次レビューにはどのくらいの時間がかかりますか?

慣れないうちは1時間ほど、慣れてくると30分ほどが目安です。2時間以上かかる場合は、細かく見すぎているか、日々の記録が足りていない可能性があります。時間が取れない週は、タスクの一覧と来週のカレンダーを見るだけでも続けるほうが、何もしないよりずっと効果があります。

Q. 週次レビューで最初に何をすればよいですか?

散らばっている書類やメモを1か所に集め、メールの受信箱や会議のメモから必要な行動をタスクの一覧に書き写します。そのうえで、頭の中にある気になっていることを、仕事か私用かを問わず5分から10分で書き出します。この書き出しで、記録していなかった約束や用事が見つかることが多くあります。

Q. 週次レビューが続かないときはどうすればよいですか?

完璧にやろうとせず、項目を減らして続けることを優先します。予定が入って時間が飛んだ週は、翌日か翌々日に15分だけでも見直します。タスクの記録の場所が手帳やアプリ、付箋などに分かれていると時間がかかるため、記録の場所を少しずつ1か所に寄せていくと、見直しの時間も短くなります。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年1月21日最終更新:2026年10月20日
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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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