MacでWebP画像を変換する方法|JPGやPNGにして開く手順


この記事のポイント
- ✓MacでWebP画像をJPGやPNGに変換する方法を
- ✓プレビュー・Finderのクイックアクション・ターミナルのsipsで説明します
- ✓複数の画像を一括で変換する手順
Webサイトから保存した画像の拡張子が「.webp」になっていて、資料に貼れない、印刷ソフトで開けない、取引先に送ったら「開けません」と返ってきた。MacでWebPを変換したい人の多くは、こうした場面にいます。結論から書くと、WebPをJPGやPNGにするのは、Macに最初から入っているアプリだけでできます。Finderの右クリックで済む方法もあり、何十枚もの画像を一括で変換することもできます。反対に、JPGやPNGをWebPにするには標準のアプリだけでは足りないので、その方法も別に説明します。ターミナルで一括変換する方法では、フォルダとターミナルを1つの画面で扱えるMac用のファイル管理アプリAtriensにも触れます。
WebPとはどんな画像の形式か
変換の手順に入る前に、WebPがどういう形式で、なぜ最近よく見かけるようになったのかを押さえておくと、変換が必要な場面と、変換しないほうがよい場面を見分けられるようになります。
Webを速くするためにGoogleが作った形式
WebP(ウェッピー)は、Googleが開発した画像の形式です。Googleの開発者向けのページでは、WebPを「ウェブ上の画像に対する高品質な可逆圧縮と非可逆圧縮を実現する、モダンな画像形式」と説明しています。可逆圧縮とは画質を落とさずに容量を小さくする方法、非可逆圧縮とは見た目に分かりにくい部分を削って容量をさらに小さくする方法のことです。
同じページの英語版には、WebPの可逆圧縮の画像はPNGより26%小さく、非可逆圧縮の画像は同じ画質のJPEGより25%から34%小さいと書かれています。画像の容量が小さいほどWebページは速く表示されるので、多くのWebサイトが写真やイラストをWebPで配信するようになりました。
保存するとWebPになる理由
Webサイトの画像を右クリックして保存したとき、WebPのファイルになるのは、そのサイトがWebPで画像を配信しているからです。同じ画像でも、見ているブラウザによってJPGで届いたりWebPで届いたりすることがあります。ブラウザがWebPに対応していれば、サイトは容量の小さいWebPを選んで送る、という仕組みのサイトが多いためです。
つまり「保存したら勝手に変な形式になった」のではなく、サイトが配信していた形式のまま保存された、というのが実際のところです。
WebPで困る場面
WebPは主要なブラウザでは問題なく表示されますが、ブラウザの外では対応していないソフトがまだあります。よく困るのは次のような場面です。
- 古いバージョンの画像編集ソフトやオフィスソフトで開けない
- 印刷用のデータを作るソフトや、印刷会社の入稿で受け付けてもらえない
- WebサイトやECサイトの管理画面の画像のアップロード欄が、JPGとPNGしか受け付けない
- 取引先がWindowsの古い環境で、ダブルクリックしても開けない
こうした場面では、相手が確実に開けるJPGかPNGに変換してから渡すのが確実です。
保存した画像の形式と大きさを確かめる方法
変換する前に、手元の画像が本当にWebPなのか、どれくらいの大きさなのかを確かめておくと、変換の形式やサイズを迷わずに選べます。Macでは、追加のソフトを使わずに次の2つの方法で確かめられます。
Finderの「情報を見る」で形式と容量を見る
Finderで画像を選び、Command+Iを押すと「情報」のウインドウが開きます。「種類」の欄に「WebPイメージ」のように形式が表示され、「サイズ」の欄に容量が表示されます。拡張子は「.jpg」なのに中身はWebP、というファイルがまれにあり、その場合は相手のソフトで開けない原因になります。拡張子だけで判断せず、「種類」の欄を見るのが確実です。
同じウインドウの「詳細情報」には、画像の縦と横のピクセル数も表示されます。ピクセル数は画像のきめの細かさの目安で、横1,000ピクセルなら資料に貼るには十分、印刷で大きく使うには足りない、というように使い道を判断できます。
プレビューのインスペクタで詳しく見る
プレビューで画像を開き、「ツール」から「インスペクタを表示」を選ぶと、画像の大きさ、色の情報、ファイルの容量などを一覧で見られます。変換の前と後で同じ画面を開いて比べると、ピクセル数が変わっていないか、容量がどれだけ変わったかを確かめられます。
Webから保存した画像は、表示されていた大きさより小さいことがよくあります。サイトがスマホ向けに小さく配信していた場合、保存した画像を資料で大きく引き伸ばすと、ぼやけて見えます。インスペクタでピクセル数を確かめ、足りなければ元の画像を相手からもらう、という判断をこの段階でしておくと、後で作り直す手間がかかりません。
変換する前に決めておくこと
WebPを何に変換するかで、仕上がりの容量と画質が変わります。用途に合わない形式を選ぶと、容量が大きすぎて送れない、画質が落ちて使えない、ということが起きます。
JPGとPNGの選び方
| 用途 | 向いている形式 | 理由 |
|---|---|---|
| 写真を資料やメールに貼る | JPG | 容量が小さく、ほとんどの環境で開ける |
| 文字や線がくっきりした図、ロゴ | PNG | 境目がにじまない |
| 背景が透明な画像 | PNG | 透明の部分を保てる(JPGは透明にできない) |
| さらに編集する素材 | PNG | 保存し直しても画質が落ちない |
写真ならJPG、図や背景が透明な画像ならPNG、と覚えておけば大きく外れません。
透明な背景はJPGにすると消える
WebPは背景を透明にした画像も扱えます。商品の切り抜き画像やロゴのように背景が透明なWebPをJPGに変換すると、JPGは透明を表現できないので、透明だった部分が白などの色で塗られます。透明のまま使いたいなら、必ずPNGを選んでください。
商品写真の切り抜きを扱っていると、「JPGにしたら白い四角が付いてしまった」という相談はよく出てきます。原因のほとんどはこの点です。
元の画質以上にはならない
WebPの非可逆圧縮で保存された画像は、すでに一部の情報が削られています。PNGに変換しても、削られた情報は戻りません。PNGにすると容量は大きくなりますが、画質が良くなるわけではない点は覚えておいてください。Webから保存した小さな画像を印刷用に大きく使いたい場合は、変換ではなく、元の大きな画像を相手からもらうのが正しい手順です。
変換しなくてよい場面もある
WebPを見かけるたびに変換する必要はありません。自分のMacで画像を見るだけ、ブラウザで表示するだけ、Webサイトにそのまま載せ直すだけ、という使い方なら、WebPのままのほうが容量が小さく済みます。最近のmacOSのプレビューやSafari、主要なブラウザはWebPをそのまま表示できます。
変換が必要になるのは、WebPに対応していないソフトや相手に渡すときです。「誰が、どのソフトで開くのか」を先に考え、相手の環境が分からないときだけJPGやPNGにする、と決めておくと、作業が無駄に増えません。
方法1:プレビューでJPGやPNGに書き出す
最も基本の方法は、画像と書類を表示するMacのアプリ「プレビュー」で書き出すやり方です。最近のmacOSでは、WebPの画像をダブルクリックするとプレビューで開けます。
手順
- WebPの画像をプレビューで開きます。
- 画面上部の「ファイル」から「書き出す」を選びます。
- 「フォーマット」のメニューで「JPEG」または「PNG」を選びます。
- JPEGを選んだときは、画質の目盛りを調整します。
- 保存先と名前を決めて「保存」をクリックします。
Appleのプレビューのユーザガイドでは、書き出しで選べる形式が次のように説明されています。
「フォーマット」ポップアップメニューをクリックして、HEIC、JPEG、JPEG-2000、OpenEXR、PDF、PNG、またはTIFFを選択します。 出典: support.apple.com
この一覧にWebPは入っていません。プレビューはWebPを開いて別の形式に書き出すことはできますが、WebPとして書き出すことはできない、ということです。
画質の目盛りの考え方
JPEGを選ぶと「品質」の目盛りが出ます。右に寄せるほど画質が高く容量が大きくなり、左に寄せるほど容量が小さく画質が落ちます。資料やメールに貼るだけなら真ん中より少し右、印刷や拡大を考えるなら右端に近い位置が目安です。目盛りを動かすと、その下にファイルの容量の見込みが表示されるので、送る相手の環境に合わせて調整できます。
「保存」ではなく「書き出す」を使う
「ファイル」メニューの「保存」は、開いているファイルをそのまま上書きする操作で、形式は変わりません。形式を変えるときは必ず「書き出す」を選びます。書き出しなら元のWebPも残るので、画質が気に入らなければ何度でもやり直せます。
方法2:プレビューで複数のWebPを一括で書き出す
ECサイトの商品画像や、Webサイトの素材をまとめて保存したときは、WebPが何十枚もあることがあります。プレビューで1つのウインドウに全部を開けば、一度に書き出せます。
手順
- Finderで変換したいWebPをすべて選びます。
- 選んだ画像のどれかをControlキーを押しながらクリックし、「このアプリケーションで開く」から「プレビュー」を選びます。
- プレビューのウインドウの左側に縮小画像が並ぶので、そこでCommand+Aを押して全部を選びます。
- 「ファイル」から「選択したイメージを書き出す」を選びます。
- 保存先のフォルダを選び、「オプション」で形式をJPEGかPNGにして「選択」をクリックします。
左側に縮小画像が出ていないときは、「表示」メニューから「サムネール」を選ぶと表示されます。
一括で書き出すときのコツ
保存先には、新しく作った空のフォルダを選びます。元のWebPと同じフォルダに書き出すと、名前が同じで拡張子だけ違うファイルが混ざり、どれを使えばよいか分からなくなります。
一度に数百枚を開くとプレビューが重くなることがあるので、枚数が多いときは50枚ずつのように分けて書き出すと、途中で止まりにくくなります。数百枚を毎回変換するなら、後で説明するターミナルの方法のほうが手早く済みます。
方法3:Finderのクイックアクション「画像を変換」
アプリを開かずに、Finderの右クリックだけで変換する方法です。macOS Monterey以降のFinderには、画像の形式とサイズを変える「画像を変換」というクイックアクションがあります。
手順
- Finderで変換したいWebPを選びます。複数を選んでもかまいません。
- Controlキーを押しながらクリックし、「クイックアクション」を選びます。
- 「画像を変換」を選びます。macOSのバージョンによっては「その他」の中にあります。
- 形式(JPEG、PNG、HEIF)と画像のサイズを選んで、変換のボタンをクリックします。
ソフトウェアのニュースを扱うサイトでも、この操作が次のように紹介されています。
▲フォーマット(JPEG/PNG/HEIF)と画像サイズ(小/中/大/実際のサイズ)を選び、「JPEGに変換」ボタンをクリックすると変換が行われます。 出典: softantenna.com
AppleのMacユーザガイドでも、クイックアクションの「画像を変換」で画像を別の形式や小さいサイズに変換できると説明されています。
変換したファイルの場所
変換したファイルは、元の画像と同じフォルダに、同じ名前で拡張子だけが変わった形で作られます。元のWebPは残ります。画像のサイズで「実際のサイズ」を選べば元の大きさのまま、「小」「中」「大」を選べば縮めて変換されます。
Webから保存した画像を数枚だけ資料に貼りたい、というときは、この方法が最も手数が少なくて済みます。
拡張子が見えないときは表示する
Finderで拡張子が表示されていないと、どれがWebPでどれがJPGか見分けにくくなります。Finderの「設定」を開き、「詳細」の中の「すべてのファイル名拡張子を表示」にチェックを入れると、すべてのファイルの拡張子が表示されます。変換の前後で形式が変わったかを確かめるためにも、表示しておくと便利です。
方法4:ターミナルのsipsで一括変換する
数百枚のWebPを毎回同じ形式に変換する人には、macOSに最初から入っている「sips」というコマンドが向いています。sipsは画像の形式やサイズを変えるための標準の道具で、フォルダの中の画像を1行のコマンドでまとめて変換できます。
1枚を変換する
ターミナルを開き、画像のあるフォルダに移動してから次のように打ちます。
sips -s format jpeg photo.webp --out photo.jpg
PNGにしたいときは「jpeg」の部分を「png」に、出力の名前を「photo.png」に変えます。
フォルダの中のWebPを一括で変換する
変換後の画像を入れるフォルダを作ってから、そこへ一括で書き出します。
mkdir jpg
sips -s format jpeg *.webp --out jpg
「--out」に作ったフォルダを指定すると、元の名前のまま拡張子が変わったファイルがそのフォルダにそろいます。
Googleが公開しているWebPの見本の画像(550×368ピクセル、約30KB)で試したところ、JPGにすると約69KB、PNGにすると約306KBになりました。WebPがどれだけ小さく保存されていたかが分かる数字です。PNGにすると容量が10倍ほどになることもあるので、用途を考えて形式を選んでください。
macOSのsipsはWebPに書き出せない
macOS 27のsipsで扱える形式を確かめると、WebPは読み込みはできても書き出しには対応していません。sipsでできるのは「WebPからJPGやPNGへ」の方向だけで、「JPGやPNGからWebPへ」は別の道具が必要です。その方法は、この後の「反対にJPGやPNGをWebPに変換する方法」の節で説明します。
フォルダとターミナルを同じ画面で扱う
ターミナルに慣れていない人がつまずくのは、コマンドそのものより「画像のあるフォルダに移動する」ところです。フォルダを見ながらコマンドを打ちたい人の候補の1つに、Mac用のファイル管理アプリAtriensがあります。公式サイトによると、フォルダの一覧とターミナルが1つの画面にあり、フォルダを切り替えるとターミナルも一緒にそのフォルダへ切り替わるので、移動のコマンドを打つ必要がありません。WebPのフォルダを開いた状態で、上のsipsのコマンドをそのまま打てます。Mac単体で使う機能は期限なく無料で、アカウントの登録も要りません。iPhoneやiPadから自宅のMacを操作する機能を使う場合だけ、月額780円、年額6,800円、または買い切り14,800円(いずれも税込)の有料プランになります。動作環境はmacOS 14以降、Apple Silicon搭載のMacです。
Atriensは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。
毎回の変換を右クリック1回にする工夫
同じ変換を毎日のように繰り返すなら、自分専用の右クリックの項目を作っておくと、手数がさらに減ります。macOSに入っている「ショートカット」アプリを使う方法です。
ショートカットアプリでクイックアクションを作る
AppleのMacユーザガイドでは、ショートカットアプリで作ったショートカットを、Finderのクイックアクションのメニューに追加できると説明しています。ショートカットアプリには画像の形式を変える動作が用意されているので、「選んだ画像をJPEGに変換して、決まったフォルダに保存する」という流れを1つのショートカットとして作れます。
作ったショートカットの設定で、クイックアクションとして使う、Finderで使う、という項目を有効にすると、Finderで画像を右クリックしたときのクイックアクションの一覧に表示されます。標準の「画像を変換」では毎回形式とサイズを選ぶ必要がありますが、自分で作れば選ぶ手間も省けます。
どこまで自動にするかを決める
自動にするほど手数は減りますが、その分、間違った設定のまま何十枚も変換してしまう危険も大きくなります。最初は標準の「画像を変換」で何度か試し、いつも同じ形式とサイズを選んでいると分かってから、ショートカットにするのがおすすめです。
ショートカットに変換後の画像を保存するフォルダを決めておく場合は、元の画像と別のフォルダにします。元のファイルを上書きする設定にすると、変換に失敗したときに元に戻せません。作ったショートカットは、本番の画像で使う前に、コピーした画像で動きを確かめてください。
反対にJPGやPNGをWebPに変換する方法
自分のWebサイトやブログに載せる画像を軽くしたいときは、反対にJPGやPNGをWebPにしたくなります。前の節までで説明したとおり、Macの標準のアプリではWebPに書き出せないので、Googleが公開している道具を使います。
Googleのcwebpを使う
Googleは、WebPを作るためのコマンド「cwebp」を公開しています。Macでは、Homebrew(Macにコマンドの道具を入れるための仕組み)を使っている人なら、ターミナルで「brew install webp」と打つと入ります。入れた後は次のように変換します。
cwebp -q 80 photo.jpg -o photo.webp
「-q 80」は画質の指定で、0から100の数字で決めます。数字が大きいほど画質が高く、容量も大きくなります。Webに載せる写真なら75から85あたりから試し、見た目と容量を比べて決めるのが現実的です。WebPの道具の詳しい説明は、GoogleのWebPの公式ページにあります。
ブラウザで変換する道具を使う
コマンドを入れたくない人は、ブラウザで画像を変換できるWebの道具を使う方法もあります。たとえばGoogleが公開している「Squoosh」は、ブラウザに画像をドラッグすると、形式と画質を選んで変換前と変換後を見比べながら書き出せます。
ただし、Webの道具を使うときは、その道具が画像をどこで処理するのかを確かめてください。顧客から預かった写真や、まだ公開していない商品の画像は、Macの中だけで変換できる方法を選ぶほうが安全です。
WebPにする前に確かめること
自分のサイトの画像をWebPにする前に、サイトの仕組みがWebPのアップロードに対応しているかを確かめます。ブログのサービスやECサイトの管理画面によっては、WebPを受け付けない、または自動でWebPに変換して配信してくれるので自分で変換する必要がない、ということがあります。管理画面のヘルプで、受け付ける形式と、アップロードした画像を自動で圧縮するかどうかを確かめてから作業を始めると、無駄な手間がかかりません。
Before/Afterで見る形式ごとの容量
変換の方法が分かったら、実際にどれくらい容量が変わるのかを知っておくと、形式を選ぶときに迷いません。sipsの節で使ったGoogleの見本の画像を例に整理します。
| 形式 | 容量の目安 | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| 元のWebP | 約30KB | Webでの表示 |
| JPGに変換 | 約69KB | 資料やメールに貼る |
| PNGに変換 | 約306KB | 編集用の素材 |
| PNGからcwebpで画質80のWebPに戻す | 約31KB | 自分のサイトに載せる |
同じ見た目の画像でも、形式によって容量が10倍ほど変わります。Webに載せる画像は小さいほどページが速く表示され、資料に貼る画像は相手が開けることが優先されます。どの形式が正しいかは決まっておらず、使う場所に合わせて選ぶ、というのが基本の考え方です。
商品写真で気を付けること
ECサイトの商品写真は、画質と容量のつり合いが売れ行きに関わります。容量を小さくしすぎると、拡大したときに布の織り目や金属の質感がつぶれて、実物の良さが伝わりません。反対に容量が大きすぎると、スマホで見たときに表示が遅くなり、ページを閉じられてしまいます。
画質を決めるときは、パソコンの大きな画面だけでなく、スマホでも拡大して確かめるのがおすすめです。商品の細部が分かるか、色が実物とずれていないかを、変換の前と後で並べて見比べてください。
変換するときの注意点
変換は数クリックで終わりますが、仕事で使う画像では、変換した後に確かめておきたい点があります。
他人の画像を勝手に使わない
Webサイトから保存した画像は、多くの場合、そのサイトの運営者や撮影者に権利があります。形式を変換しても権利は変わりません。資料やサイトに使う前に、使ってよい画像かどうかを確かめてください。自社や取引先の画像を変換する場合でも、相手から受け取った用途の範囲で使います。
色の見え方を確かめる
画像には、色の基準を示す「カラープロファイル」という情報が付いていることがあります。変換の方法によっては、この情報の扱いが変わり、変換した後の色が少し違って見えることがあります。商品の色が大事な画像は、変換の前後で同じ画面に並べて、色がずれていないかを確かめてから使ってください。
特に、ECサイトの商品写真で色がずれると、届いた商品と写真の色が違うという問い合わせや返品の原因になります。変換した画像は、パソコンの画面だけでなく、スマホでも開いて見比べてください。画面によって色の出方が違うので、複数の画面で大きくずれていなければ、変換による色の変化は問題ない範囲だと判断できます。
元のファイルを残す
変換に満足できなかったときにやり直せるよう、元のWebPは残しておきます。特に、画質を下げてJPGやWebPにしたファイルから元の画質に戻すことはできません。元のファイルを削除するのは、変換したファイルが目的の場所で問題なく使えることを確かめてからにしてください。
変換した画像を仕事で渡すときの整え方
変換が終わったら、相手に渡す前にもうひと手間かけると、受け取った側の作業が減ります。画像をやり取りする仕事で、最低限そろえておきたい点を挙げます。
ファイル名と枚数をそろえる
Webから保存した画像は、「image-01.webp」「a8f3c2.webp」のように、中身の分からない名前になっていることがよくあります。変換するついでに、「2026-10_商品A_正面.jpg」のように日付と内容が分かる名前に変えておくと、相手は開かなくても目的の画像を探せます。名前の中に空白や「/」のような記号を入れないほうが、Windowsやサーバに移したときに困りません。
何枚もの画像を送るときは、1つのフォルダに入れ、Finderで右クリックして「圧縮」を選び、zipという1つのファイルにまとめて渡すと送り漏れが防げます。メールやメッセージには「商品写真を15枚、JPG形式でお送りします」のように枚数と形式を書き添えてください。
大きさと容量を受け取る側に合わせる
画像を渡す前に、相手がどこで使うのかを聞いておくと、形式と大きさを一度で決められます。ECサイトの管理画面なら、多くの場合、画像の容量や縦横のピクセル数に上限があり、上限を超えるとアップロードできません。プレゼンの資料に貼るだけなら、横1,000から2,000ピクセルほどあれば画面いっぱいに表示しても粗くなりにくく、容量も扱いやすい大きさに収まります。
大きさを変えたいときは、プレビューの「ツール」から「サイズを調整」を選ぶと、幅と高さをピクセルで指定して縮められます。縦横の比率を固定する項目にチェックを入れておけば、画像がゆがみません。縮めた後に「書き出す」でJPGやPNGにすれば、大きさと形式を同時に整えられます。
印刷に使う画像は、Web用とは考え方が違います。印刷では画面よりも細かいきめが必要なので、Webから保存した小さな画像を変換しても足りないことがほとんどです。印刷会社や依頼主に必要な大きさを確かめ、足りなければ元のデータをもらうよう伝えるのが、仕事として正しい対応です。
どの方法を選べばよいか
ここまでの方法を、やりたいことと枚数で整理します。
| やりたいこと | 向いている方法 |
|---|---|
| WebPを数枚だけJPGやPNGにしたい | Finderのクイックアクション |
| WebPを数十枚、画面で確かめながら変換したい | プレビューの一括書き出し |
| WebPを数百枚、毎回同じ設定で変換したい | ターミナルのsips |
| JPGやPNGをWebPにしたい | Googleのcwebp、またはブラウザで動く変換の道具 |
迷ったら、まずFinderのクイックアクションを試してください。元のファイルが残り、追加のソフトも要らないので、失敗しても困りません。
画像を扱う仕事から見えること
WebPの変換は、Webサイトの更新やECサイトの運営、資料作りを手伝う仕事で毎日のように出てくる作業です。依頼主から届く画像の形式はばらばらで、受け取った側が用途に合わせてそろえることになります。
画像の形式を整えたり、受け取ったデザインデータを手直ししたりする作業そのものを請け負う仕事もあります。デザインデータ変換・修正のお仕事では、印刷用やWeb用にデータを整える仕事の中身と、受けるときに求められるスキルを紹介しています。形式ごとの違いを説明でき、相手の環境で確実に開ける形で納品できることは、画像を扱う仕事の基本の力です。
2004年から在宅ワークとフリーランスの仲介を続けてきた運営者として見てきた限りでは、画像の仕事で長く依頼が続く人ほど、納品の形式と容量を相手に合わせています。「ECサイト用にWebPで、資料用にJPGでも用意しました」という一言が、次の依頼につながっていきます。中間の手数料が乗らない直接の取引では、依頼主は同じ予算でより多くの作業を頼め、受ける側は手元に残る額が厚くなります。小さな作業でも丁寧に納めることが、その関係を長く続ける土台になります。
画像の加工や編集を仕事にしていきたい人は、デザイナーの年収・単価相場で、デザインの仕事の単価の幅と経験による違いを確かめておくと、どんな仕事から受けていくかを考えるときの目安になります。
よくある質問
Q. MacでWebPを開けないときはどうすればよいですか?
最近のmacOSであれば、WebPはプレビューで開けます。ダブルクリックで開かない場合は、Controlキーを押しながらクリックし、「このアプリケーションで開く」から「プレビュー」を選んでください。それでも開けない場合は、macOSが古い可能性があるので、ソフトウェア・アップデートで新しいバージョンにしてから試します。
Q. WebPをJPGに変換すると画質は落ちますか?
JPGは保存のときに容量を小さくするため、わずかに画質が落ちます。プレビューで書き出すときに「品質」の目盛りを右に寄せれば、見た目の差はほとんど分からなくなります。画質を一切落としたくない場合や、さらに編集する素材にする場合は、PNGを選んでください。ただし、元のWebP以上の画質にはなりません。
Q. 背景が透明なWebPを変換するとどうなりますか?
JPGに変換すると、JPGは透明を表現できないため、透明だった部分が白などの色で塗られます。商品の切り抜き画像やロゴのように透明のまま使いたい画像は、PNGに変換してください。Finderのクイックアクションでもプレビューでも、形式でPNGを選べば透明の部分を保ったまま変換できます。
Q. JPGやPNGをWebPにするには何を使えばよいですか?
Macの標準のプレビューやsipsではWebPに書き出せないため、Googleが公開しているcwebpというコマンドを使うか、ブラウザで動く変換の道具を使います。cwebpはHomebrewで入れられ、画質を数字で指定して変換できます。預かった画像を扱う場合は、Macの中で変換できるcwebpのほうが安全です。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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