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Vue.jsの資格|認定試験と学び方

@SOHO編集部
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Vue.jsの資格|認定試験と学び方

この記事のポイント

  • ✓Vue.jsの公式と連携したVue.js Certificationが代表的です
  • ✓Mid-LevelとSeniorの2つのレベル
  • ✓オンライン試験の監督の仕組み

Vue.js の資格を調べている人は、フロントエンドの仕事で Vue.js を使っていて腕前を形にしたい人か、これから Vue.js を学んで転職や業務委託の仕事につなげたい人のどちらかであることが多いはずです。先に結論を書くと、Vue.js そのものを対象にした資格で、公式と連携しているのは「Vue.js Certification」の1つです。日本の国家試験に Vue.js 専用のものはありません。

この記事では、Vue.js Certification の仕組み、2つのレベルの違い、試験の受け方、料金の確かめ方、国家試験や他の資格との組み合わせ、資格に頼らず技術力を示す方法、学ぶ順番までを整理します。試験の内容は、試験を運営する Certificates.dev の公式ページと、Vue.js の公式ドキュメントで確かめたものだけを書いています。

Vue.js の資格は何があるか

Vue.js(ビュー・ジェイエス)とは、Web サイトや Web アプリの画面を作るための JavaScript のフレームワーク(よく使う機能をまとめた土台の仕組み)のことです。Vue.js の公式ドキュメントでは、Vue を「ユーザーインターフェースの構築のための JavaScript フレームワーク」と説明しています。

公式と連携した Vue.js Certification

Vue.js の資格として最もよく名前が挙がるのが、Vue.js Certification です。Vue.js Certification の公式ページでは「The official Vue.js certification, built with the Vue core team.」、つまり Vue.js のコアチームと一緒に作った公式の認定と紹介されています。提供しているのは Certificates.dev という認定試験のサービスで、ページには Vue School という学習サービスが Vue.js の組織と協力して作っていることも書かれています。Vue.js の公式サイトの上部のメニューからも、このページに移動できます。

公式ページによると、試験の問題とコーディングの課題は、Vue.js の作者である Evan You 氏がレビューしています。また、売上の25%が Vue.js とそのコアチーム、フレームワークの開発の支援に使われると明記されています。資格を取ることが、使っている技術の開発を支えることにもつながる仕組みです。

国家試験や他の資格との違い

日本の国家試験である情報処理技術者試験は、特定の製品やフレームワークに偏らず、IT 全般の知識を問う試験です。Vue.js の書き方そのものは出題されません。一方、Vue.js Certification は Vue.js の使い方に特化していて、実際にコードを書く課題が含まれます。

そのため、Vue.js の技術力を示したいなら Vue.js Certification、Web の仕組みやセキュリティ、データベースなどを含めた土台を示したいなら国家試験、という使い分けになります。両方を持っていると、フレームワークの技術と全体の基礎の両方を示せます。

Vue.js Certification の2つのレベル

公式ページでは、試験は2つのレベルに分かれています。

レベル 試験時間 出題の形 想定する人
Mid-Level Vue.js Developer 135分 30問の選択問題と105分のコーディング課題 Vue.js の開発者として、フレームワークを十分に使いこなせることを示したい人
Senior Vue.js Developer 105分 30問の選択問題と75分のコーディング課題 シニアの開発者としての適性を示したい人

Mid-Level の位置づけ

Mid-Level は、公式ページで「フレームワークをその能力の限りまで使いこなし、Vue.js の開発者として最良の結果を出せる力があることを示す」レベルと説明されています。料金のページでは「Level 1」とも表記されていて、最初に目指すレベルです。日々の業務で Vue.js を使ってコンポーネント(画面の部品)を作り、状態を管理し、画面を組み立てている人が対象になります。

Senior の位置づけ

Senior は、シニアの Vue.js 開発者としての適性を示したい人に向けたレベルで、上級の概念や、その立場で求められる要素が出題されると説明されています。試験時間は Mid-Level より短く設定されていますが、問われる内容はより深くなります。大きなアプリの設計や、チームの中で技術の判断をする立場を目指す人の目標になります。

どちらを受けるかの決め方

公式ページには「Which level should I try?」として、無料の診断(Free Assessment)が用意されています。どちらのレベルを受けるか迷う場合は、まず無料の診断で自分の現在の位置を確かめるのが確実です。実務で Vue.js を使った経験が浅い人は Mid-Level から始め、合格後に Senior を目指す順番が自然です。

試験の受け方と監督の仕組み

受験の3つのステップ

公式ページでは、資格取得までの流れを3つのステップで説明しています。

  1. 試験の準備ガイド(Preparation Guide)で、試験の要件と求められる内容を確かめる
  2. 必要に応じて、自習用の教材やライブの集中講座で学ぶ(任意)
  3. オンラインで試験を受ける。選択問題と実践的なコーディング課題で構成され、自宅など都合のよい場所で好きなときに受けられる

試験会場に行く必要がなく、自分のパソコンで受験できるのが特徴です。ただし、オンラインで受ける分、監督の仕組みが厳格に決められています。

オンライン試験の監督

Certificates.dev の試験監督の説明ページによると、試験中は次のような監督が行われます。

  • パソコンのカメラで試験の全体を録画する。作業する場所を見せるため、カメラを部屋の中で一周させる
  • パソコンの画面を録画し、許可されていない Web サイトや資料やアプリを見ていないかを確かめる
  • 外付けのモニターはすべて外し、本体の画面1つだけで受ける
  • 音声を録音し、他の人から口頭で助けを受けていないかを確かめる
  • 試験の前に、政府が発行した公的な身分証明書を提示して本人確認をする
  • 録画を AI で分析して疑わしい行動を洗い出し、そのあと人の目で確かめる

結果は、通常は翌日、遅くとも10営業日以内に届くと案内されています。

受験前の準備

監督の説明ページでは、受験の前に、カメラとマイクとインターネットの接続を確かめること、静かで明るい部屋を選ぶこと、身分証明書を手元に用意すること、外付けのモニターを外すこと、試験のルールと手順を事前に確かめることが推奨されています。日本で受ける場合は、身分証明書として何が使えるかを、申し込む前に公式の案内で確かめておくと安心です。案内のページは英語で書かれているので、規約や手順は翻訳の機能も使いながら丁寧に読んでおきましょう。

料金の確かめ方

Vue.js Certification の料金は米ドルで表示されています。2026年11月1日に公式ページで確かめた Mid-Level の個人向けの表示は、次の3つのパッケージでした。

  • 試験のみ(Exam Only)は198ドル(割引前は220ドル)。準備ガイドと Discord のコミュニティへの参加と試験の受験券が含まれる
  • 試験と準備教材のセット(Exam & Preparation bundle)は399ドル(割引前は499ドル)。自習用の教材、課題の解答のソースコード、模擬試験、1回の無料の再受験が加わる
  • 試験と準備教材と集中講座のセット(Exam, Preparation & Bootcamp bundle)は599ドル(割引前は999ドル)。3回のライブの集中講座と、2回の無料の再受験が加わる

表示の金額は割引の期間によって変わり、日本円で払う額は為替の動きによっても変わります。申し込む前に必ず公式の料金ページで現在の金額と含まれる内容を確かめてください。会社の研修費で受ける場合は、チーム向けの料金も用意されています。

どのパッケージを選ぶか

すでに業務で Vue.js を使っていて、公式ドキュメントを読み慣れている人は、試験のみで十分なことが多いでしょう。Vue.js を学び始めて日が浅い人や、一度で合格できるか不安な人は、模擬試験と無料の再受験がついたセットを選ぶと、費用の見通しが立てやすくなります。料金だけで決めるより、自分がどこでつまずきそうかを先に考えるほうが、結果として無駄が少なくなります。

独学と講座のどちらで準備するか

Vue.js Certification の準備は、独学でも講座でも進められます。公式ページでは、準備の方法として、自分のペースで学ぶ自習用の教材と、専門家が試験の範囲を説明するライブの集中講座の2つが任意の選択肢として用意されています。

独学が向いている人

業務で Vue.js を1年以上使っていて、公式ドキュメントを自分で調べる習慣がある人は、独学で十分に準備できることが多いでしょう。準備ガイドで試験の範囲を確かめ、普段の業務で触れていない機能を公式ドキュメントで読み、手元で小さなコードを書いて動きを確かめる、という進め方です。費用を試験のみのパッケージに抑えられるのが利点です。

独学で気をつけたいのは、自分の得意な範囲ばかりを繰り返してしまうことです。準備ガイドの項目を一覧にして、理解した項目に印をつけていくと、苦手な範囲を見落としにくくなります。

教材や講座が向いている人

Vue.js を学び始めて日が浅い人や、英語の資料を一人で読み進めるのに不安がある人は、自習用の教材や講座のついたセットが向いています。公式ページの説明では、自習用の教材は各レベルの試験に備えるのに十分な知識が得られるように作られており、課題の解答のソースコードも提供されます。解答のコードを読み、自分の書き方と比べることで、書き方の癖や抜けている考え方に気づけます。

模擬試験を必ず使う

どちらの方法で準備する場合も、本番の前に試験の形式に慣れておくことが大切です。セットに含まれる模擬試験(Trial Exam)は、本番の前に技術と知識を試せるものと説明されています。コーディングの課題は時間の制限の中で解く必要があるため、時間配分の練習として使うと効果的です。

試験の前に知っておきたい Vue.js の現状

Vue 2 はサポートが終わっている

Vue.js を学ぶときに最初に確かめたいのが、どのバージョンで学ぶかです。公式ドキュメントには次のように書かれています。

今ここに表示されているのは、Vue 3 のドキュメントです! Vue 2 のサポートは 2023 年 12 月 31 日 に終了しました。 出典: ja.vuejs.org

Vue 2 の終了の案内では、Vue 2 は新しい機能や更新や修正を受けなくなったものの、既存の配布の経路では引き続き入手できると説明されています。つまり、古いシステムでは Vue 2 が動き続けている一方で、新しく学ぶなら Vue 3 が前提です。資格の勉強も、Vue 3 の公式ドキュメントにそって進めることになります。

2つの API スタイル

Vue 3 の公式ドキュメントでは、コンポーネントの書き方として2つの API スタイル(オプション API とコンポジション API)が紹介されています。同じカウンターの例でも、次のように書き方が違います。

import { createApp, ref } from 'vue'

createApp({
  setup() {
    return { count: ref(0) }
  },
}).mount('#app')

上はコンポジション API の書き方の例で、ref を使って値の変化を追跡します。Certificates.dev が公開している学習用のまとめ(Cheat Sheets)にも、コンポジション API や TypeScript と組み合わせた書き方の資料が並んでいます。既存の業務でオプション API しか使っていない人は、試験の前にコンポジション API の書き方にも慣れておくと安心です。

前提となる知識

公式ドキュメントでは、HTML、CSS、JavaScript の基礎知識があることが前提とされ、フロントエンドの開発をまったく経験したことがなければ、基本を学んでから戻ってくるのでもよいと案内されています。Vue.js の資格を目指す前に、JavaScript の基本の文法と、ブラウザで画面が表示される仕組みを理解しておくと、学ぶ速さが変わります。

Vue.js の周辺の技術も学んでおく

実際の仕事で Vue.js を使うときは、Vue.js 本体だけでなく、周辺の道具と組み合わせて開発します。資格の勉強の範囲を超える部分もありますが、仕事につなげるなら一緒に学んでおくと役に立ちます。

画面の切り替えと状態の管理

複数の画面を持つアプリでは、画面の切り替え(ルーティング)を担う Vue Router と、アプリ全体で共有するデータ(状態)を管理する Pinia がよく使われます。Vue.js Certification の公式ページには、Pinia と Vue Router の作者である Vue.js コアチームのメンバーが、資格は Vue.js の技術を確かめる価値のある手段だとする推薦の言葉を寄せています。資格の勉強でコンポーネントの基本を固めたら、この2つを使って画面が複数あるアプリを作ってみると、実務に近い経験になります。

Nuxt と TypeScript

Vue.js を土台にした Nuxt は、サーバー側での表示や、検索エンジンに読まれやすいサイトを作る仕組みを備えたフレームワークです。Certificates.dev の試験監督の説明ページでは、同じ監督の仕組みが Vue、Nuxt、Angular、JavaScript の各試験で使われていると書かれており、Vue.js のほかにも関連する技術の認定が用意されていることが分かります。

また、最近の開発では、型(データの種類)を決めて書く TypeScript と Vue.js を組み合わせることが増えています。Certificates.dev の学習用のまとめにも、TypeScript と Vue.js の書き方の資料があります。求人や案件の募集要項を読むと、Vue.js と並んで Nuxt や TypeScript の経験が書かれていることがよくあります。どの組み合わせが求められているかを確かめてから学ぶ範囲を決めると、勉強した時間が仕事につながりやすくなります。

チームで受験する場合

会社でまとめて受験する場合は、チーム向けの料金が用意されています。公式ページでは、チームで資格を取ることの利点として、士気や生産性や技術の幅が上がることが挙げられています。同じ準備ガイドで学ぶと、コードの書き方の判断がそろい、レビューの指摘の基準も共有しやすくなります。受験の前後に、チームの中で学んだ内容を共有する時間を設けると、資格の効果がチーム全体に広がります。

Vue.js の資格を取るメリットと注意点

メリット

Vue.js Certification の公式ページでは、取得のメリットとして、複雑なアプリを作る知識と技術を示せること、他の候補者との差をつけやすくなること、チームの士気や生産性や技術の幅が上がることが挙げられています。

実務の面から見ると、最大の利点は、学ぶ範囲が決まることです。Vue.js は公式ドキュメントが充実している一方で、範囲が広く、どこまで理解すればよいかが分かりにくい技術です。試験の準備ガイドという地図があることで、普段の業務では触れない機能まで含めて、抜けなく学べます。業務で使う機能だけを覚えている状態から、仕組みを理解して使える状態へ進むきっかけになります。

もう1つの利点は、学ぶ過程そのものが仕事の質を上げることです。たとえば、値の変化がどの順番で画面に反映されるかを理解していると、画面の表示が崩れる原因を早く見つけられます。コンポーネントの分け方の原則を知っていると、あとから機能を加えるときに直す箇所が少ない設計にできます。こうした理解は、資格の合否とは別に、日々の開発の速さと品質に表れます。資格を目標にすることで、普段なら後回しにしがちな基礎の学び直しに時間を確保できる点も見逃せません。

注意点

注意したいのは、日本の求人で Vue.js Certification の名前が条件として書かれていることは多くない点です。採用や発注の判断では、実際に作ったものや担当した開発の経験が重視されます。資格は、その経験を補う材料として使うのが現実的です。

もう1つの注意点は、案内も試験も英語が中心であることです。英語のドキュメントを読むことに慣れていない人は、試験の準備と並行して、英語の技術文書を読む練習が必要になります。ただ、Vue.js の公式ドキュメントには日本語版があり、基本の理解は日本語で進められます。

国家試験やほかの資格との組み合わせ

Vue.js の資格だけでは示せない力を、ほかの資格で補う考え方もあります。

情報処理技術者試験で土台を示す

IPA の基本情報技術者試験は、IT を使ったサービスやシステムを作る人に必要な基本的な知識と技能を問う国家試験です。パソコンで受けるCBT方式で随時実施されていて、受験手数料は7,500円(消費税込み)です。アルゴリズムやネットワークやセキュリティの基礎を幅広く問うため、フロントエンドの開発者がバックエンドやインフラの話をするときの共通の言葉を身につけられます。

フロントエンドの開発では、入力された値の扱いや、外部の API との通信でセキュリティを考える場面が多くあります。基本情報技術者試験で学ぶセキュリティの基礎は、Vue.js で画面を作るときにもそのまま役に立ちます。

受験の時期には注意が必要です。IPA は、試験のシステムの入れ替えのため、基本情報技術者試験、情報セキュリティマネジメント試験、IT パスポート試験の3つについて、2026年12月28日以降は試験の実施を一時休止すると案内しています。試験会場によっては、それより前に休止となる場合もあります。再開の時期は決まり次第知らせるとされており、2027年1月以降の実施については2026年秋ごろにウェブページで知らせると書かれています。これから受験を考えている人は、IPA の試験のページで最新の受験の日程を確かめてから計画を立ててください。年内に受けたい人は、申し込みの際に選べる試験日が2026年12月27日までに限られている点も確かめておきましょう。

データやマーケティングの資格と組み合わせる

Vue.js で作った画面がどう使われているかを数字で確かめる力があると、開発の提案が具体的になります。アクセス解析の資格は、Googleアナリティクス認定資格の資格ガイドで試験の内容と学び方が整理されています。画面の改善を、利用者の動きのデータで説明できるようになると、開発だけでなく改善の提案まで任されやすくなります。

AI を使った機能を画面に組み込む仕事に関心がある人は、ディープラーニングの知識を問うE資格(JDLA ディープラーニング エンジニア)も選択肢です。データ分析や機械学習の分野とエンジニアの仕事の違いは、データサイエンティスト AI機械学習の違いと年収・資格・成功ロードマップで、役割と必要な資格の違いが説明されています。

資格に頼らず技術力を示す方法

Vue.js の仕事では、資格よりも「何を作れるか」が判断の中心になります。資格と並行して、次のような形で技術力を示す準備を進めておくと効果的です。

作品を公開する

自分で作った小さなアプリを公開し、ソースコードを GitHub などで見られるようにしておくと、発注者や採用の担当者が実力を直接確かめられます。作品は大きなものである必要はありません。入力フォームの検証、外部の API からデータを取ってきて一覧にする画面、画面の状態を管理する仕組みなど、実務でよく使う機能を1つずつ丁寧に作ったもののほうが、評価する側には分かりやすくなります。

作品の見せ方は、資格をポートフォリオに活かす方法|クラウドソーシングで選ばれるプロフィール術で、資格と作品を組み合わせたプロフィールの作り方が紹介されています。資格は作品の説明の一部として書き、作品で実力を見せる形が理想です。

作った理由と判断を書き残す

作品には、どんな課題を解決するために作ったか、なぜその書き方や構成を選んだかを短く書き添えます。たとえば「一覧の件数が多くても動作が重くならないよう、表示する範囲だけを描画する仕組みにした」のように、判断の理由が書かれていると、技術を理解して使っていることが伝わります。Vue.js Certification の勉強で学んだ内容を、作品の中で実際に使って説明できると、資格と実力が結びつきます。

技術記事を書く

学んだことを記事にまとめて公開するのも、技術力を示す方法の1つです。公式ドキュメントを読んで理解した仕組みを、自分の言葉で説明し直す過程で、理解の浅い部分が見つかります。Certificates.dev も、コンポーザブル(再利用できる処理のまとまり)の書き方や、大きなアプリのフォルダの構成などの記事を公開しています。こうした記事を読み、自分の作品に取り入れた結果を書くと、学びが形に残ります。

Vue.js を学ぶ順番

これから Vue.js を学ぶ人に向けて、資格の受験までの順番を整理します。

  1. HTML、CSS、JavaScript の基本を学ぶ。公式ドキュメントが前提としている知識なので、ここを飛ばさない
  2. Vue.js の公式ドキュメント(日本語版)のガイドを最初から読み、サンプルを手元で動かす
  3. 小さなアプリを1つ作り、コンポーネントの分け方と状態の管理を体験する
  4. コンポジション API の書き方に慣れ、TypeScript と組み合わせた書き方も試す
  5. Vue.js Certification の無料の診断で自分の位置を確かめ、準備ガイドで範囲を確認する
  6. 準備ガイドの範囲で苦手な部分を公式ドキュメントで学び直し、コーディングの課題を時間を計って練習する
  7. 試験の環境(カメラ、マイク、身分証明書、外付けモニターの取り外し)を整えて受験する

コーディングの課題は時間の制限があるため、開発の道具(エディタの補完や、よく使う書き方の雛形)に頼らずに、基本の書き方を自分の手で書けるようにしておくことが大切です。普段の業務で生成 AI の補助を使っている人ほど、試験の前に自分の力だけで書く練習を挟んでおくと安心です。

結果が出たあとにすること

合格したとき

合格したら、まず認定証に書かれた正式な名称と取得した日付を控えておきます。職務経歴書、業務委託のプロフィール、ポートフォリオのサイトに同じ表記で書くと、読む人が混乱しません。名称だけを並べるのではなく、「Mid-Level の準備で学んだコンポジション API の設計を、担当した管理画面の改修に使った」のように、資格の勉強が実務にどうつながったかを1文で添えると、評価する側に伝わりやすくなります。

合格したあとも、Vue.js は更新が続きます。公式ドキュメントの更新や、新しいバージョンの案内を定期的に読む習慣をつけておくと、資格を取った時点の知識が古くなるのを防げます。Mid-Level に合格した人は、次の目標として Senior を考えるのも1つの方法です。

不合格だったとき

不合格だった場合は、どの範囲で点を落としたかを振り返り、準備ガイドの該当する項目を公式ドキュメントで学び直します。公式ページの説明では、教材のついたセットには1回または2回の無料の再受験が含まれています。試験のみのパッケージを選んだ人は、再受験の扱いを公式の案内で確かめてから次の計画を立ててください。

コーディングの課題で時間が足りなかった場合は、知識よりも書く速さが課題であることが多いものです。よく使う書き方(コンポーネントの定義、値の変化の追跡、親子のコンポーネントの間のデータの受け渡しなど)を、何も見ずに書けるまで繰り返し練習すると、本番での時間の使い方が変わります。1回で合格できなくても、試験で出た範囲を知ったうえで学び直せるので、次の受験では準備の的を絞れます。

資格を仕事にどうつなげるか

フロントエンドの仕事で生かす

Vue.js の資格を持っていることは、Vue.js を使っている会社や案件に応募するときの入口の信用になります。職務経歴書やプロフィールには、資格の正式な名称(たとえば Certified Mid-Level Vue.js Developer のように、認定証に書かれた名称)と取得した年月を書き、そのうえで Vue.js を使って作ったものや担当した機能を具体的に書きます。

デザインと開発の両方に関わる人は、デザイナーの仕事の相場も知っておくと、仕事の受け方の幅が広がります。働き方ごとの単価の幅はデザイナーの年収・単価相場で確かめられます。Web の画面を作る仕事は、デザインと実装の間を橋渡しできる人が重宝されます。

セキュリティや AI の分野へ広げる

フロントエンドの技術は、セキュリティや AI を使ったマーケティングの分野でも使われます。入力画面の安全性を確かめる仕事や、AI を組み込んだ画面を作る仕事などです。仕事の種類と求められる知識は、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事で整理されています。

運営者の視点から見た Vue.js の仕事

在宅ワークとフリーランスの仲介を20年以上続けてきた立場から見ると、Web の画面を作る仕事で長く声がかかる人には共通点があります。それは、使っている技術の変化を追い続けていることです。Vue 2 から Vue 3 への移行のように、フレームワークは数年ごとに大きく変わります。古い書き方のままの人は、既存のシステムの保守の仕事は受けられても、新しい開発の仕事からは少しずつ遠ざかっていきます。資格の勉強は、この変化を定期的に追いかけるきっかけとして使えます。

発注者と受け手が直接やり取りする取引では、中間の手数料が乗らない分、同じ予算で発注者は多く頼めて、受け手の手取りも厚くなります。手数料0%で直接取引できる環境では、受け手が報酬の一部を資格の受験や学び直しに回しやすくなり、それがさらに技術の質を上げる循環につながりやすくなります。

教えることが得意な人は、学ぶ人を支える側に回る道もあります。プログラミングや資格の学習を手伝う仕事は、家庭教師・受験・資格サポートのお仕事で仕事の内容と進め方を確かめられます。Vue.js の資格は、公式ドキュメントで基礎を固め、作品で実力を見せ、資格でその裏付けを示す、という順番で使うと、仕事の機会に最もつながりやすくなります。

よくある質問

Q. Vue.js に国家資格はありますか?

Vue.js 専用の国家資格はありません。Vue.js を対象にした資格で公式と連携しているのは、Certificates.dev が提供し、Vue.js のコアチームと協力して作られた Vue.js Certification です。IT 全般の基礎を示したい場合は、IPA の基本情報技術者試験などの国家試験と組み合わせる方法があります。

Q. Vue.js Certification の試験は日本から受けられますか?

試験はオンラインで行われ、自宅など都合のよい場所から受験できると公式ページで案内されています。受験中はカメラと画面の録画、音声の録音、公的な身分証明書による本人確認が行われます。案内は英語で書かれているので、使える身分証明書や受験の手順を申し込む前に公式の案内で確かめてください。

Q. Vue.js Certification の料金はいくらですか?

料金は米ドルで表示されていて、Mid-Level の試験のみのパッケージや、教材と再受験がついたセットなど複数の種類があります。表示の金額は割引の期間によって変わり、日本円での支払額は為替でも変わります。申し込む前に公式の料金ページで現在の金額と含まれる内容を確かめてください。

Q. Vue 2 で学んだ知識は資格の勉強に使えますか?

コンポーネントやテンプレートの考え方など、Vue 2 で学んだ基本の多くは Vue 3 でも通じます。ただし、Vue 2 のサポートは2023年12月31日に終了しており、学ぶなら Vue 3 が前提です。コンポジション API など Vue 3 で広く使われる書き方は、公式ドキュメントで学び直しておくと安心です。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年2月25日最終更新:2026年11月2日
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