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Teamsのカレンダー共有|チームの予定と作業をそろえて見る方法

@SOHO編集部
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Teamsのカレンダー共有|チームの予定と作業をそろえて見る方法

この記事のポイント

  • ✓チームスカレンダー共有の方法を
  • ✓Microsoft公式の手順で整理
  • ✓Outlookグループ予定表の違いとアクセス権の選び方

Teamsのカレンダー共有を調べ始めると、「予定表」「チャネル予定表」「グループ予定表」「Outlook」と似た言葉が次々に出てきて、結局どれを使えばチームの予定がそろって見えるのか分からなくなりがちです。この記事では、チームスカレンダー共有のやり方をMicrosoftの公式サポートに書かれている手順だけで整理し、目的ごとにどの方法を選べばよいかを先に結論として示します。

結論から書くと、Teamsで「誰がいつ空いているか」をそろえて見たいなら個人の予定表の共有、「チーム全員が参加する行事や締め切り」を1か所で見たいならチャネル予定表が向いています。一方で、会議の予定と、誰がどの作業をいつまでに終えるかという進み具合は、カレンダーだけでは追い切れません。後半では、会議はTeamsの予定表で、作業はタスク管理の道具で、という分け方も扱います。作業の側を見える形にする道具の1つとして、ボードの種類にカレンダーとガントチャートを持つPinatecaにも触れます。

チームスカレンダー共有がややこしく感じる理由

Teamsの予定表は、Teamsが独自に持っているカレンダーではありません。中身は、Microsoft 365のメールと予定表を担うExchange Online(Outlookの裏側で動いているサーバーの仕組み)に保存されている予定です。Teamsの画面から会議を入れても、Outlookから会議を入れても、同じ予定表に記録されます。この関係を知らないまま操作すると、「Teamsで共有したのにOutlookにも出てきた」「Outlookで見えていた同僚の予定がTeamsでは見えない」といった混乱が起きます。

もう1つの理由は、Teamsでは長く「他の人の予定表を開いて見る」ことが標準ではできなかったことです。Microsoftのサポートページには、今もはっきりこう書かれています。

現在、Teams では、Outlook で可能な限り、他の個人の予定表の表示やサブスクライブはサポートされていません。 ただし、チームと共有するチャネル予定表を作成することも、Outlook グループ予定表を追加することもできます。 出典: Microsoft サポート「他のユーザーの予定表を表示する」

つまり、Outlookのように同僚の予定表を自由に並べて購読する使い方は、Teamsでは公式に「Outlookほどではない」と案内されている領域です。その代わりに用意されているのが、チャネルに予定表を付ける方法と、Outlookのグループ予定表をタブとして表示する方法です。さらに、新しいTeamsの予定表には、自分の予定表を相手に共有する画面も用意されています(手順はMicrosoft サポート「Microsoft Teams で予定表を共有する」に載っています)。

チームの予定を共有したい人が実際に求めているものは、大きく分けて次の3つです。

  • 会議を入れるときに、メンバーの空いている時間を確かめたい
  • チーム全員が関わる行事や締め切りを、1つのカレンダーで見たい
  • 誰がどの作業をいつまでに進めるかを、予定と同じ画面でそろえて見たい

1つ目と2つ目はTeamsとOutlookの予定表の機能で応えられます。3つ目は予定表だけでは難しく、作業を管理する道具と組み合わせて考えるのが現実的です。この記事はこの3つの順で進めます。

Teamsでカレンダーを共有する3つの方法

Microsoftのサポートページに載っている、Teamsでチームの予定をそろえて見るための方法は3つあります。それぞれ「共有されるもの」と「見える人」が違うので、まずは違いを押さえてから手を動かすと迷いません。

方法 共有されるもの 見える人 向いている場面
個人の予定表を共有する 自分の予定表 共有した相手 空き時間の確認、上司や秘書との予定の受け渡し
チャネル予定表を追加する チャネルで作った予定 チームのメンバー全員 チーム全体の行事、定例会、リリース日
Outlookグループ予定表をタブにする Microsoft 365グループの予定表 グループのメンバー 部署の共有予定、既にOutlookで使っている予定表

方法1 自分の予定表を相手に共有する

新しいTeamsでは、予定表の画面から自分の予定表を組織内の人に共有できます。公式の手順は次のとおりです。

  1. Teamsの左側で予定表を選ぶ
  2. 「その他のオプション」から「共有」を選ぶ
  3. 共有したい相手のメールアドレスか名前を入れる
  4. 相手に渡すアクセスのレベルを選ぶ
  5. 「共有」を選ぶ

アクセスのレベルは後の節で詳しく扱います。この方法は「自分の予定を相手に見せる」ためのもので、チーム全員の予定を1画面に集める仕組みではありません。メンバー全員が互いに共有し合えば全員の予定が見えるようになりますが、人数が多いと設定の手間がかかり、新しく人が入るたびに共有し直す必要があります。少人数のチームや、上司と部下、代理で会議を入れる人とのあいだで使うのが向いています。

方法2 チャネル予定表を追加する

チャネル予定表は、Teamsのチャネルにタブとして付ける共有のカレンダーです。Microsoft サポート「共有チャネル予定表を追加する」には「チャネル予定表にはチーム全体からアクセスできます」と書かれています。手順は次のとおりです。

  1. 予定表を作りたいチームとチャネルを開く
  2. 上部の「アプリを開く」を選ぶ
  3. 検索欄に「Channel」と入れ、「チャネル カレンダー」を選ぶ
  4. 「チャネルカレンダー タブを追加する」を選ぶ
  5. タブの名前を入れて「保存」を選ぶ

チャネル予定表に入れた予定は、そのチャネルのメンバーに共有されます。定例会、締め切り日、展示会や納品日のように、チームの全員が知っておくべき日付を1か所に集めるのに向いています。一方で、個人的な予定や外出の予定まで入れ始めると見にくくなるので、「チーム全員に関係する予定だけを入れる」と最初に決めておくのがコツです。

方法3 Outlookのグループ予定表をタブとして表示する

組織でOutlookを使っていて、Microsoft 365グループ(部署やプロジェクトごとに作る、メールと予定表を共有する単位)の予定表が既にある場合は、それをTeamsのタブとして表示できます。公式の手順はこうです。

  1. Outlook on the webで「メール」を開き、左側で共有したいグループを選ぶ
  2. 「予定表」ボタンを選び、アドレスバーのURLをコピーする
  3. Teamsのチャネルで「アプリを開く」を選ぶ
  4. 「Web サイト」を検索して選び、「Web サイト タブを追加する」を選ぶ
  5. タブの名前を入れ、コピーしたURLを貼り付けて「保存」を選ぶ

この方法は、既にOutlook側で部署の予定表を運用している組織が、Teamsからも同じ予定表を開けるようにするためのものです。新しく予定表を作るのではなく、既存のものを見える場所に並べる方法だと考えると分かりやすくなります。

共有するときのアクセス権の選び方

自分の予定表を共有するときに選べるアクセスのレベルは、Microsoftのサポートページで次の5段階が案内されています。

レベル 相手ができること
取り込み中の時間を表示可能 予定が入っている時間帯だけが「取り込み中」として見える
タイトルと場所を表示可能 予定のタイトルと場所まで見える
すべての詳細を表示可能 説明や出席者を含むすべての内容が見える
編集可能 予定の表示、編集、削除ができる
委任可能 予定の表示、作成、変更、削除に加え、代理で会議出席依頼を作成し、招待に応答できる

チームで空き時間を確かめるだけなら、「取り込み中の時間を表示可能」で足りることがほとんどです。会議を入れる側に必要なのは「この時間は空いているか」であって、予定の中身ではないからです。予定のタイトルまで見せると、人事面談や病院の予定のように他の人に知られたくない内容まで見えてしまうことがあります。

「タイトルと場所を表示可能」は、外出や客先訪問が多いチームで、誰がどこにいるかを把握したいときに役立ちます。「すべての詳細を表示可能」は、同じ案件を一緒に進めている近いメンバーに限るのが安全です。

「編集可能」と「委任可能」は、相手が自分の代わりに予定を動かせる権限です。秘書やアシスタントが上司の予定を管理する場合など、役割としてはっきりしているときだけに使います。チームの全員に編集権限を渡すと、誰がいつ予定を動かしたのか分からなくなり、かえって予定の食い違いが増えます。

なお、サポートページには「一部の共有アクセス許可は、組織によって設定されたポリシーに応じて制限される場合があります」とも書かれています。選択肢が出てこない、共有ボタンが押せないといった場合は、操作の誤りではなく、組織の管理者が設定で制限している可能性があります。その場合は自分で回避しようとせず、社内のIT担当者に相談するのが確実です。

予定が見えない、共有できないときの確認ポイント

チームスカレンダー共有でつまずく場面は、だいたい決まっています。慌てて設定を変える前に、次の順で確かめると原因に早くたどり着けます。

共有したのに相手から見えない

まず、共有した相手が同じ組織のアカウントでサインインしているかを確かめます。公式の手順は「組織内のユーザーを招待して」予定表を共有する前提で書かれています。個人用のMicrosoftアカウントや、別の会社のアカウントでサインインしている相手には、同じようには共有できないことがあります。

次に、選んだアクセスのレベルを確かめます。「取り込み中の時間を表示可能」で共有した場合、相手の画面には予定のタイトルが出ず、時間帯がふさがっていることだけが見えます。これは不具合ではなく、そう設定した結果です。

チャネル予定表の予定が一部の人に届かない

チャネル予定表は、そのチャネルにアクセスできるメンバーのためのものです。プライベートチャネル(チームの中でも招待された人だけが入れるチャネル)や、途中から参加した人では、見え方が違うことがあります。チームのメンバーに入っているか、該当のチャネルに参加しているかを最初に確かめます。

Outlookでは見えるのにTeamsでは見えない

最初に引用したとおり、Teamsは他の個人の予定表を開いて購読する機能について、Outlookと同じ水準を公式には案内していません。同僚の予定表を何人分も並べて見たい場合は、Outlookの予定表を使い、Teamsではチャネル予定表やグループ予定表で全体の予定を見る、という分担にしたほうが早く解決します。

新しいTeamsと古いTeamsで画面が違う

Teamsは画面の作りが更新され続けています。ネット上の解説記事の画像と自分の画面が違うときは、古い画面の記事を見ている可能性があります。この記事の手順はMicrosoftのサポートページの今日時点の記載にそろえていますが、迷ったときはTeamsの中の「ヘルプ」から最新のサポートページを開くのが確実です。

会議の予定と作業の締め切りは分けて考える

チームスカレンダー共有を調べている人の多くは、最終的に「チームの動きを1つの画面で把握したい」と考えています。ところが、ここでよく起きるのが、作業の締め切りまでTeamsの予定表に予定として入れてしまう運用です。

予定表は「その時間にその場にいる」ためのものです。会議、面談、外出、休暇のように、時間を占有する出来事を記録するのに向いています。一方で「金曜までに見積書を出す」「来週中にデザイン案を3つ作る」といった作業は、時間を占有するわけではなく、期限までのどこかで進めるものです。これを予定として入れると、次のような困りごとが出てきます。

  • 作業の予定が会議と同じ見た目で並び、空き時間の確認が正しくできなくなる
  • 作業が終わったかどうかが予定表からは分からない
  • 担当者が変わったときに、予定を作り直す手間がかかる
  • 期限が延びるたびに予定を動かすので、履歴が残らない

そこで、会議や外出のように時間を占有するものはTeamsの予定表に、作業とその期限はタスク管理の道具に、と分けるのが現実的です。Microsoft 365の中では、TeamsにPlannerというタスク管理のアプリを追加して、チャネルのタブとして作業を一覧にする方法がよく使われています。Planner以外にも、スプレッドシートで「作業名、担当者、期限、状態」の4列の表を作り、チャネルのファイルタブで共有するだけでも、予定表と作業を分ける効果は十分に出ます。

まずはスプレッドシートで足りる場面

メンバーが3人から5人程度で、作業の数が週に10件前後なら、スプレッドシートの表で十分に回ります。列は「作業名」「担当者」「期限」「状態(未着手、進行中、確認待ち、完了)」の4つから始め、週に1回の定例会で表を上から確かめます。表を共有する場所をTeamsのチャネルのタブに決めておけば、「最新版はどれか」で迷うこともありません。

この段階で道具を増やしすぎると、入力する場所が分散してかえって追い切れなくなります。表で回っているうちは表で十分です。

表では追い切れなくなったときの候補

一方で、メンバーが増えたり、外部の業務委託の人が加わったり、作業の数が週に数十件になったりすると、表では「誰が何を抱えているか」「どの作業が遅れているか」が見えにくくなります。このとき、作業をカードとして扱い、担当と期限と進み具合を共有できるボード型の道具に移すと見通しがよくなります。

その候補の1つがPinatecaです。公式サイトによると、Pinatecaはカンバン、ガントチャート、カレンダー、リストなど8種類のボードとチャットを持つプロジェクト管理の道具で、5人まで、ボード10個までなら期限なしで無料で使えます。カレンダーボードでは締め切りのあるカードを月間のカレンダーに並べ、締め切りが集中している週を見つけられます。ガントボードでは作業の期間が横棒で並び、今日の線より左で終わっていない作業が遅れとして見えます。6人目、または11個目のボードからは、スタンダードプランで1人あたり月額500円(年払いなら月額400円、いずれも税抜)です。なお、TeamsやOutlookの予定表と予定を同期する機能は公式サイトに記載がないため、会議はTeamsの予定表、作業の締め切りはPinatecaのボード、と役割を分けて使う形になります。

Pinatecaは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

共有を始める前にチームで決めておく5つのこと

カレンダーの共有は、設定そのものは数分で終わります。うまくいくかどうかを分けるのは、設定の前にチームで何を決めておくかです。次の5つを最初の定例会で10分ほど話し合っておくと、あとから「そんなつもりではなかった」という行き違いを防げます。

  1. 目的。空き時間を確かめるためか、チーム全体の行事を知らせるためか、どちらか一方に絞る
  2. 方法。個人の予定表の共有、チャネル予定表、グループ予定表のどれを使うか
  3. 見せる範囲。アクセスのレベルをどこまでにするか。迷ったら「取り込み中の時間を表示可能」から始める
  4. 入れるもの。チャネル予定表に入れてよい予定の種類と、入れない予定の種類
  5. 管理する人。予定表のタブを作った人と、共有の範囲を見直す人を決める

特に5つ目は見落とされがちです。チャネル予定表のタブを作った人が異動すると、誰がその予定表を整えているのか分からなくなり、古い予定が残ったままになります。管理する人を1人決め、その人が半年に1回、終わった予定や使わなくなったタブを片付けるだけで、カレンダーは読みやすい状態を保てます。

目的を1つに絞る理由もあります。「空き時間を見たい」と「チームの行事を知らせたい」を1つの予定表で両方満たそうとすると、個人の予定とチームの予定が混ざり、どちらの目的にも使いにくくなります。空き時間は個人の予定表で、チームの行事はチャネル予定表で、と目的ごとに場所を分けるのが、長く使えるカレンダーの基本です。

共有の範囲を変える、やめるときの考え方

Microsoftのサポートページには、共有相手に付与するアクセス権は「いつでも変更できます」と書かれています。共有は一度設定したら終わりではなく、チームの状況に合わせて見直すものだと考えておくと、設定のハードルも下がります。

見直しのきっかけになるのは、次のような場面です。

  • メンバーが異動したり、退職したりしたとき
  • 業務委託の契約が終わったとき
  • 代理で予定を管理してくれていたアシスタントが替わったとき
  • 共有していた予定表に、顧客名や人事の予定が入るようになったとき

このうち、異動や退職は共有の解除を忘れやすい場面です。組織のアカウントが削除されれば共有も実質的に止まりますが、同じ組織の中で別の部署に移った場合は、共有がそのまま残ります。前の部署の予定が見え続けることは、本人にとっても前の部署にとっても望ましくありません。異動の手続きのチェックリストに「予定表の共有の見直し」を1行加えておくと、確実に片付けられます。

権限を下げるときは、相手に一言伝えてから変えるのが丁寧です。急に予定のタイトルが見えなくなると、相手は不具合だと思って問い合わせてくることがあります。「来月から空き時間だけの共有に切り替えます」と事前に知らせておけば、余計なやり取りが生まれません。

予定表を印刷して配るときの手順

在宅と出社が混ざるチームでは、紙で予定を確かめたい人がいることもあります。Teamsには予定表を印刷する機能があり、Microsoftのサポートページで手順が案内されています。

  1. Teamsで予定表を選ぶ
  2. 左側のウィンドウで、印刷したい予定表を選ぶ
  3. 「その他のオプション」から「印刷」を選ぶ
  4. 予定表のドロップダウンで、印刷する予定表を選ぶ。複数の予定表を重ねて印刷したいときは「選択した予定表」を選ぶ
  5. 表示(週、稼働日など)、レイアウト、時間範囲を選ぶ
  6. 必要に応じて「ミニ月」や「詳細な議題の印刷」を選び、「印刷」を選ぶ

「詳細な議題の印刷」を選ぶと、会議の説明や出席者の一覧まで紙に出ます。社外の人の名前や打ち合わせの中身が含まれることがあるので、配る相手を考えて選びます。会議室の入口に貼る、受付に渡すといった使い方なら、詳細を外して時間とタイトルだけにしておくのが安全です。印刷した予定表は、その時点の予定を写したものにすぎないので、日付を書き込んでおき、古い紙が残らないように週ごとに差し替えます。

チームの規模と働き方ごとのおすすめの組み合わせ

ここまでの方法を、チームの規模と働き方ごとに組み合わせると、次のように整理できます。自分のチームに近いものから試すと、無理なく始められます。

3人から5人の小さなチーム

全員が互いに予定表を「取り込み中の時間を表示可能」で共有し合えば、会議の時間を決めるのに困ることはほとんどありません。チーム全体の行事は、チャネル予定表を1つ作って入れます。作業は共有のスプレッドシートで十分です。設定にかかる時間は1人あたり数分で、新しい道具を覚える必要もありません。

10人から30人の部署

全員が互いに個人の予定表を共有し合うのは手間がかかるので、空き時間の確認は会議を入れるときの予定表の画面に任せ、チーム全体の予定はチャネル予定表か、既にあるOutlookのグループ予定表に集めます。作業はPlannerなどのタスク管理の道具に移し、チャネルのタブに並べておくと、予定と作業を同じチャネルの中で切り替えて見られます。

社外の業務委託メンバーが加わるチーム

在宅の業務委託やフリーランスの人が加わるチームでは、相手が同じ組織のアカウントを持っていないことがよくあります。この場合、Teamsの予定表の共有は組織内の人を前提にしているため、社外の人にまで同じように予定を見せるのは難しくなります。社外の人とは、会議の招待をその都度送り、作業の締め切りは双方がアクセスできるタスク管理の道具で共有する、という分け方が現実的です。

1人で複数のチームを掛け持ちする人

本業の部署と横断のプロジェクトを掛け持ちしている人は、チャネル予定表が複数のチームに分かれて存在することになります。それぞれのチャネルを開かないと予定が見えないため、どこかの締め切りを見落としやすくなります。この場合は、自分に関係するチーム全体の予定を、週の初めに自分の予定表へ書き写すか、各チームの予定表のタブを開く曜日と時間を決めて習慣にするのが確実です。

掛け持ちの人の予定は、どちらのチームからも「空いているはず」と思われがちです。自分の予定表を「取り込み中の時間を表示可能」で両方のチームに共有しておけば、片方のチームの会議がもう片方から見えるようになり、二重に予定を入れられることが減ります。掛け持ちの多い人ほど、共有の範囲を広く、見せる中身は少なく、という設定が向いています。

また、掛け持ちの人に作業を頼むときは、相手がどのチームの仕事をどれだけ抱えているかが、頼む側からは見えません。期限を決める前に「今週ほかに抱えている締め切りはあるか」を一言聞くだけで、無理な日程を組むことを避けられます。予定表の共有は、こうした確認の手間を減らすための道具であって、確認そのものを不要にするものではありません。

社外の人と組むときの補足

業務委託の人に作業を頼むときは、予定表よりも「何を、いつまでに、どの状態で渡すか」が伝わっていることのほうが大切です。締め切りと完成の条件が1か所に書かれていれば、細かい予定を共有しなくても仕事は進みます。

チームで共有カレンダーを運用するときのルール例

共有の方法を決めても、入れ方がばらばらだとカレンダーはすぐに読めなくなります。チームで最初に次のようなルールを決めておくと、半年後も使い続けられるカレンダーになります。

予定のタイトルの付け方をそろえる

チャネル予定表に入れる予定は、「【定例】営業会議」「【締切】A社見積提出」「【休み】佐藤」のように、先頭に種類を付けると一目で区別できます。種類は5つ程度までにとどめます。種類が多すぎると、どれを付けるかで迷い、結局付けなくなります。

チャネル予定表に入れるものを決める

チャネル予定表には「チーム全員に関係する予定だけ」を入れます。個人の外出や面談は個人の予定表に入れ、チャネル予定表には入れません。この線を最初に決めておかないと、数か月でチャネル予定表が個人の予定で埋まり、本当に大事な締め切りが埋もれます。

作業の締め切りは予定表に入れない

前の節で書いたとおり、作業とその期限はタスク管理の道具に入れます。例外として、納品日や公開日のように「その日に何かが起きる」日付は、チャネル予定表にも入れてかまいません。作業の途中の期限まで予定表に入れないことがポイントです。

共有のアクセス権を年に1回見直す

異動や退職、業務委託の契約終了があったときに、共有したままになっている予定表がないかを確かめます。特に「すべての詳細を表示可能」以上で共有した相手は、年に1回は一覧を見直します。予定表には顧客名や打ち合わせの内容が含まれることが多く、共有範囲の見直しは情報管理の基本です。

在宅ワークのチームで予定共有が大切になる背景

在宅勤務やリモートワークでは、同じ部屋にいれば自然に分かった「今あの人は会議中か」「午後は外出しているか」が見えなくなります。チャットで「今いいですか」と聞く回数が増え、返事を待つあいだに作業が止まる、という小さな待ち時間がチーム全体に積み重なります。予定表を共有し、空き時間が見えるようにするだけで、この待ち時間の多くは減らせます。

国もテレワークの導入を支援しており、制度によっては働き方の見直しにかかる費用の一部を助成するものもあります。テレワークの導入を考えている事業者向けの助成制度は、テレワーク 助成金 2026で整理しています。予定の共有のような小さな仕組みづくりも、在宅で働くチームを支える土台の1つです。

また、介護や福祉の事業所のように、現場とバックオフィスが分かれている職場では、予定の共有と記録のデジタル化を同時に進めるケースが増えています。現場の記録をデジタルにする取り組みと補助金については、介護・福祉事業所のDX化2026|IT導入補助金で介護記録を完全デジタル化が参考になります。

在宅の仕事の現場から見えること

2004年から在宅ワークとフリーランスの仲介を続けてきた運営者として見てきた限りでは、長く続く業務委託の関係ほど、細かい予定を共有することよりも「締め切りと完成の条件」を最初に1か所に書いておくことに時間を使っています。発注する側と受ける側が同じ会社のカレンダーを見られないのは、在宅の仕事ではむしろ普通のことです。だからこそ、予定表で相手の空き時間を探るより、作業の期限と状態をお互いが確かめられる場所を用意しておくほうが、関係は長続きします。

もう1つ見えてくるのは、仲介の手数料が乗らない直接のやり取りでは、同じ予算でも発注する側はより多くの作業を頼め、受ける側の手取りは厚くなるということです。手数料0%で直接取引できる関係では、締め切りや作業の範囲を当事者同士で直接すり合わせるので、予定と作業を共有する仕組みの良し悪しが、そのまま仕事の質に表れます。

Teamsやタスク管理の道具を使ってチームの動きを見える形にする仕事は、それ自体が専門の仕事にもなっています。業務の進め方をAIや道具で整える支援の仕事はAIコンサル・業務活用支援のお仕事で、業務に合わせた仕組みを作る仕事はアプリケーション開発のお仕事で紹介しています。業務の改善を体系的に学びたい人には、経営と業務の両面から助言できる国家資格として中小企業診断士の資格ガイドも参考になります。チームの予定と作業をそろえて見る工夫は、在宅で働く人にとっても、在宅の人と組む会社にとっても、仕事を前に進めるための基本の技術です。

よくある質問

Q. Teamsで同僚の予定表を一覧で見ることはできますか?

Microsoftのサポートページでは、Teamsは他の個人の予定表の表示や購読をOutlookほどにはサポートしていないと案内されています。同僚の予定を並べて見たい場合はOutlookの予定表を使い、Teamsではチャネル予定表やOutlookのグループ予定表のタブでチーム全体の予定を見る、という分担が確実です。

Q. 予定表を共有するとき、どのアクセスレベルを選べばよいですか?

空き時間の確認だけなら「取り込み中の時間を表示可能」で足ります。予定の中身が見えないため、面談などの個人的な予定も守れます。外出先まで共有したいときは「タイトルと場所を表示可能」、代理で予定を管理してもらう相手にだけ「編集可能」や「委任可能」を選ぶのが安全です。

Q. チャネル予定表には何を入れるのがよいですか?

定例会、納品日、公開日、チームの行事のように、チーム全員に関係する予定だけを入れるのがおすすめです。個人の外出や面談まで入れると数か月で予定が埋まり、大事な締め切りが見えにくくなります。予定のタイトルの先頭に種類を付けると、一目で区別できます。

Q. 社外の業務委託メンバーとも予定を共有できますか?

Teamsの予定表の共有は、公式の手順では組織内のユーザーを招待する前提で書かれています。社外の人とは会議の招待をその都度送り、作業の締め切りや進み具合は双方がアクセスできるタスク管理の道具で共有する形が現実的です。共有の範囲は組織の設定でも変わるので、社内のIT担当者に確かめてください。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年1月13日最終更新:2026年11月4日
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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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