無料で使えるアンケート作成サイトの選び方と、回答の集め方の違い

@SOHO編集部
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無料で使えるアンケート作成サイトの選び方と、回答の集め方の違い

この記事のポイント

  • ✓アンケート作成サイトを無料で使うときの選び方を
  • ✓Googleフォーム・Microsoft Forms・Questant・SurveyMonkeyの無料の範囲と上限から整理します
  • ✓無料で足りる場面と足りなくなる場面

アンケート作成サイトを無料で使いたいと考えて調べ始めると、候補が多すぎて手が止まります。どのサービスも「無料」「かんたん」と書いてあるのに、実際に使ってみると、質問の数に上限があったり、回答は集まっても画面で見られる件数が限られていたり、結果をファイルに書き出せなかったりします。違いが出るのは作る画面ではなく、回答が集まった後です。

この記事では、無料で使える代表的なアンケート作成サイトの上限を公式の記載で確かめたうえで、目的別の選び方、回答の集め方の違い、無料で足りる場面と足りなくなる場面を順番に整理します。後半では、集めた回答に担当を決めて返信まで送れるフォームのHalictにも触れます。結論を先に書くと、無料のアンケート作成サイトは「何問聞くか」「何件集めるか」「集めた後に何をするか」の3点で選べば、大きく外すことはありません。

アンケート作成サイトが無料で使われるようになった背景

ひと昔前まで、アンケートは紙に印刷して配り、回収した用紙を表計算ソフトに手で打ち込むものでした。100人分の回答を入力するだけで半日がかりになり、記入漏れや読み取れない字の扱いにも悩まされました。Webのアンケート作成サイトが広がったのは、この入力と集計の手間が丸ごと消えるからです。

いまでは、GoogleやMicrosoftのように、アカウントを持っていれば誰でも無料で使えるフォームの道具が当たり前に用意されています。調査会社が提供するアンケート専用のサービスにも無料プランがあり、個人の副業、町内会や保護者会、小さな教室、社内の満足度調査まで、費用をかけずに始められるようになりました。

一方で、無料で使える範囲はサービスによってはっきり違います。調査会社のサービスは、無料プランで質問の数や結果の見られる件数を絞り、有料プランで上限を外す形が多くなっています。汎用のフォームの道具は、上限はゆるやかですが、集計や分析の機能は最低限です。どちらが優れているということではなく、作られた目的が違うのです。

教育の現場でも同じことが起きています。オンライン授業のあとに受講者の感想を集める、保護者に面談の希望日を聞く、体験授業の申込みを受ける。こうした用途の多くは無料の範囲で足ります。ただし、授業の改善のために数百人規模の回答を細かく分析したい、回答した人一人ひとりに返事をしたい、となった途端に、無料の範囲では手が回らなくなります。

アンケート作成サイトを選ぶときに大事なのは、「どのサービスが一番いいか」ではなく、「自分の用途がどのサービスの無料の範囲に収まるか」を先に確かめることです。次の節から、その確かめ方を具体的に見ていきます。

無料で使える代表的なアンケート作成サイトと、無料の範囲

ここでは、利用者の多い4つのサービスについて、無料の範囲を公式の記載で確かめた内容を並べます。料金や上限は変わることがあるので、使い始める前に各社の公式ページをもう一度開いて確かめてください。

サービス 無料で使う条件 質問の数 回答の扱い 結果の書き出し
Googleフォーム Googleアカウント 上限の記載なし 1フォームあたり最大50万件 スプレッドシート連携・CSV
Microsoft Forms Microsoftアカウント 1フォームあたり最大200問 個人の無料アカウントは最大200件 Excelで開ける
Questant 無料会員登録 1アンケートあたり10問まで 画面で見られるのは100件まで 無料プランは不可
SurveyMonkey 無料のベーシックプラン 公式で確認 表示できる回答数に制限あり 有料プランで拡張

Googleフォーム

Googleフォームは、Googleアカウントがあれば無料で使えるフォームの道具です。アンケート、テスト、申込みフォームを作り、回答を自動で集計したグラフで確認できます。回答はGoogleスプレッドシートに自動で書き込むよう設定でき、CSV形式でダウンロードすることもできます。

2026年9月から、Googleフォームには新しい上限が設けられました。Googleフォームの公式ヘルプには、1つのフォームにつき合計保存容量は最大1GB、回答は最大50万件と書かれています。上限に達したあとも回答を受け付けたい場合は、既存の回答をダウンロードして削除する必要があります。個人や小さな団体の用途で50万件に届くことはまずありませんが、長く使い続ける申込みフォームでは覚えておきたい点です。

Microsoft Forms

Microsoft Formsは、Microsoftアカウントで使えるフォームの道具です。Microsoftの公式サポートページによると、1つのフォームに入れられる質問は最大200問、作成できるフォームは最大400個です。注意したいのは回答の件数で、Hotmail・Outlook.comなどの個人用アカウントでは、無料アカウントのフォームが受け取れる回答は最大で200件、有料アカウントで最大1,000件とされています。会社や学校のアカウントでは上限が大きく変わるので、どのアカウントで作るかを最初に確かめてください。

Questant(クエスタント)

Questantは、調査会社のマクロミルが提供するアンケート専用のサービスです。公式サイトは次のように紹介しています。

年間30,000件を超えるネットリサーチ国内実績No.1の「マクロミル」のノウハウがつまったセルフアンケートツール「Questant(クエスタント)」。 初心者でもまるで画面と会話をするように、かんたん、直感的に無料でWebアンケート作成ができます。 出典: questant.jp

料金ページで確かめると、無料プランでもアンケートの作成数は無制限ですが、1アンケートあたりの質問は10問まで、Web画面で見られる回答結果は100件までで、結果のCSVダウンロードは無料プランでは使えません。有料の通常プランは年額50,000円(税別)からです。テンプレートが70種類以上あり、調査の設計に慣れていない人が型から作れる点は大きな利点です。

SurveyMonkey(サーベイモンキー)

SurveyMonkeyは、海外で広く使われているアンケートのサービスで、日本語でも使えます。無料のベーシックプランがあり、公式の料金ページには、ベーシックプランではアンケートごとに表示できる回答数が制限されていると書かれています。具体的な上限は、ベーシックアカウントに登録またはログインすると表示される形です。チーム向けの有料プランは、公式の表示で1ユーザーあたり月額4,370円(3ユーザーから、年1回払い)からとなっています。

回答の集め方で、向いているサイトが変わる

アンケート作成サイトを選ぶとき、多くの人は作る画面の使いやすさで比べます。しかし実際に差が出るのは、回答を「どうやって集めるか」の部分です。集め方は大きく3つに分かれます。

集め方1:URLを配って、知っている相手に答えてもらう

受講者、顧客、保護者、社員など、すでにつながりのある相手にURLを送って答えてもらう方法です。メール、LINE、チャット、紙に印刷したQRコードなど、配る手段は何でも構いません。個人や小さな団体のアンケートのほとんどはこの形で、GoogleフォームやMicrosoft Formsの無料の範囲で十分に回ります。

この集め方で気をつけたいのは、回答率です。URLを1回送っただけでは、回答は思ったほど集まりません。締め切りの2日前に一度だけ声をかける、授業や会の最後に3分間だけ回答の時間を取る、といった工夫のほうが、サイト選びよりも回答数に効きます。

集め方2:Webサイトに埋め込んで、不特定の人に答えてもらう

自分のWebサイトやブログにアンケートを埋め込み、訪れた人に答えてもらう方法です。Googleフォームには埋め込み用のコードを取得する機能があり、無料のまま使えます。ただし、埋め込んだフォームの見た目はサイトのデザインとそろえにくく、スマートフォンでの表示も確かめておく必要があります。

集め方3:調査会社のモニターに答えてもらう

自分では回答者を集められないとき、調査会社が抱えているモニター(アンケートに答える登録者)に配信してもらう方法です。たとえばQuestantには、マクロミルのモニターに向けて配信するパネル調査があり、公式サイトには「10問×100人で1万円」といった目安が示されています。この部分は有料ですが、アンケートを作る機能自体は無料プランで共通です。

商品の名前の候補を世の中の人に評価してもらいたい、地域の人の意見を偏りなく聞きたい、といった用途はこの集め方が向いています。知り合いに答えてもらう集め方では、どうしても回答者の顔ぶれが偏るからです。

教材を作っている人の場合、受講者の声は集め方1で、市場の声は集め方3で、と使い分けることが多くなります。最初から1つのサービスで全部をこなそうとせず、集め方ごとに道具を分けて考えると、選ぶ基準がはっきりします。

回答を集めやすくする配り方の工夫

どのサイトで作っても、回答が集まらなければ意味がありません。ここでは、無料の範囲でできる、回答率を上げるための配り方の工夫を整理します。

冒頭に「何分で終わるか」を書く

アンケートを開いた人が最初に気にするのは、どれくらい時間がかかるかです。「所要時間は約3分です」「全7問です」と冒頭に書くだけで、途中でやめる人が減ります。書いた時間を守るために、作り手のほうも質問の数を意識するようになります。

送る時間帯を選ぶ

社会人向けなら平日の昼休みや夕方、保護者向けなら子どもが寝た後の夜、学生向けなら授業の直後、というように、相手が画面を見ている時間に送ると回答が集まりやすくなります。メールで送る場合は、件名に締め切りの日付を入れておくと、後回しにされにくくなります。

スマートフォンで答えやすい形にする

いまはアンケートの多くがスマートフォンで答えられています。表の形で並ぶ質問(縦に項目、横に評価が並ぶもの)は、画面の小さい端末では横に流れて見づらくなります。配る前に自分のスマートフォンで開き、指で無理なく答えられるかを確かめます。

結果を返すことを約束する

「集まった結果は、次回の講座の冒頭でお伝えします」のように、答えた人に結果を返すことを約束すると、自分の声が届くと感じてもらえます。一度約束したら、必ず守ることが次回の回答率につながります。

目的別に見た、無料のアンケート作成サイトの選び方

ここまでの内容を、よくある目的ごとに整理します。迷ったときは、この並びの中から自分の目的に一番近いものを探してください。

イベントや授業の感想を集めたい

回答者は数十人から100人程度、質問は5問から10問程度、という用途です。Googleフォームが最も手軽です。回答が自動でグラフになるので、そのまま報告資料に使えます。Microsoft Formsも使えますが、個人の無料アカウントで作る場合は回答が200件までという上限を意識しておきます。

申込みや出欠を受け付けたい

氏名、連絡先、参加の可否を集める用途です。これもGoogleフォームで足ります。回答をスプレッドシートに書き込む設定にしておけば、名簿がそのまま作れます。定員がある場合は、定員に達したところで手動で回答の受け付けを止める運用が必要です。

本格的な市場調査をしたい

設問の分岐(回答によって次の質問を変える)やクロス集計を使いたい、調査会社のモニターに配信したい、という用途です。Questantのような調査会社のサービスが向いています。ただし無料プランは10問までで、画面で見られる回答は100件までなので、本番の調査では有料プランかパネル調査の費用を見込んでおきます。

顧客満足度を定期的に測りたい

同じ質問を毎月や毎四半期に繰り返し、変化を追う用途です。回答を1つの表に積み上げていけるGoogleフォームとスプレッドシートの組み合わせが扱いやすくなります。回答数が数千件規模になる場合は、表が重くなる前に期ごとにシートを分けておくと後で困りません。

回答した人に返事をしたい

問い合わせ、要望、相談のように、回答の一つひとつに対応が必要な用途です。ここで初めて、一般的なアンケート作成サイトでは手が足りなくなります。この用途は、後の節で詳しく扱います。

無料のアンケート作成サイトを使うメリットと注意点

メリット

最大のメリットは、言うまでもなく費用がかからないことです。紙の印刷代と郵送費、入力の手間がなくなるだけでも、小さな団体にとっては大きな違いになります。また、回答が集まった瞬間に自動で集計されるので、締め切りの翌日には結果を共有できます。

もう1つのメリットは、試しながら作れることです。質問の文言を変えたり、選択肢の順番を入れ替えたりしても、お金はかかりません。本番の前に数人の知り合いに答えてもらい、分かりにくい質問を直してから配る、という手順を気軽に踏めます。

注意点1:上限は「作れる数」より「見られる数」に出る

前の節で見たとおり、無料プランの上限は、作れるアンケートの数ではなく、質問の数や見られる回答の数に設けられていることが多くあります。回答そのものは集まっていても、画面で見られるのは一部だけ、ということが起こりえます。配る前に、想定する回答数が無料の範囲に収まるかを確かめてください。

注意点2:個人情報の扱いを決めておく

氏名、メールアドレス、電話番号を集めるなら、それは個人情報です。何のために使うのかをアンケートの冒頭に書き、目的の外では使わないことを守ります。回答のスプレッドシートを誰と共有しているかも確認しておきます。Googleフォームの公式ヘルプには、フォームの共同編集者はリンクされたスプレッドシートにもアクセスできると書かれています。共同編集者を外すときは、フォームとスプレッドシートの両方から外す必要があります。

注意点3:サービスの終了や仕様の変更に備える

無料のサービスは、提供元の判断で仕様が変わることがあります。Googleフォームに2026年9月から上限が設けられたのもその一例です。大切な回答は、定期的にCSVなどで手元に保存しておくと安心です。

注意点4:質問を増やしすぎない

無料で何問でも作れるとなると、つい質問を増やしてしまいます。しかし質問が多いほど、途中でやめる人が増えます。授業の感想なら5問前後、満足度調査でも10問前後に抑えると、最後まで答えてもらいやすくなります。

回答の集計と分析は、どこまで無料でできるか

アンケートは集めて終わりではありません。集まった回答をどう読み解くかで、アンケートの価値が決まります。無料の範囲でできる集計の深さも、サービスによって違います。

自動の集計とグラフ

GoogleフォームもMicrosoft Formsも、回答が集まると質問ごとに円グラフや棒グラフを自動で作ります。「満足」「やや満足」といった選択肢の割合を見るだけなら、この画面で十分です。報告資料に貼るときは、画面の写しを撮るか、グラフをコピーして使います。

スプレッドシートでの集計

もう一歩踏み込みたいときは、回答をスプレッドシートやExcelに書き出して集計します。たとえば「年代別に満足度を比べる」のように、2つの質問を掛け合わせて見る集計(クロス集計)は、ピボットテーブルという機能を使えば無料の表計算ソフトで作れます。Googleフォームはスプレッドシートとつながっているので、この作業がそのまま始められます。

自由記述の読み方

「ご意見をご自由にお書きください」のような自由記述の回答は、グラフにはなりません。数十件なら全部読むのが一番の近道です。読みながら、似た内容の回答に同じ印(たとえば「時間が長い」「資料が見にくい」)を付けていくと、どんな声が多いかが見えてきます。件数が多い場合は、表計算ソフトの列に分類を書き込み、分類ごとに件数を数えると傾向がつかめます。

有料にする価値が出るのはどこか

Questantのような調査会社のサービスは、有料プランで結果画面のクロス集計やフィルタ、集計ソフト向けのデータの書き出しなどを用意しています。数百件以上の回答を何度も切り口を変えて分析するなら、表計算ソフトで毎回作り直すより時間が節約できます。反対に、年に数回、100件程度のアンケートを取るだけなら、無料のサービスと表計算ソフトの組み合わせで足ります。

オンライン授業の受講者アンケートを集計していた頃、毎回「どの単元が分かりにくかったか」を選択式で聞き、自由記述で理由を書いてもらっていました。選択式の集計は自動のグラフで一瞬でしたが、時間がかかったのは自由記述のほうで、似た意見を分類する作業に毎回2時間ほど使っていました。最初から「分かりにくかった理由」も選択肢で用意しておけば、その手間の大半は省けたはずです。集計のしやすさは、道具よりも質問の作り方で決まる部分が大きいと感じています。

集めた回答に返信まで行うなら、フォームの選び方が変わる

ここまでは、アンケートを「集めて集計する」用途を中心に見てきました。ところが実際には、アンケートの形で受け付けたものに一人ひとり対応が必要になる場面が少なくありません。体験授業の申込み、講座への質問、商品への要望、仕事の相談。どれもフォームで受け付けるのは同じですが、届いた後に「誰が」「いつまでに」「何と返すか」を決めなければなりません。

無料のアンケート作成サイトでこの用途を回すと、たいてい次のような運用になります。

・回答をスプレッドシートに書き込む
・表の右端に「担当」「対応状況」「返信日」の列を手で作る
・返信はメールソフトを開いて、表を見ながら1通ずつ書く
・返信したら、表に戻って「対応済み」と打ち込む

件数が少ないうちはこれで回りますが、週に数十件届くようになると、返信の漏れ、二重の返信、誰が対応しているか分からない、という問題が出てきます。表とメールソフトを行き来している間に、どこまで進んだかが分からなくなるのです。

このような場面で使える選択肢の1つが、フォームを作り、届いた回答を担当・ステージ・タグつきで管理し、同じ画面から返信まで送れるHalictです。公式サイトによると、作りたいフォームを言葉で伝えるとAIが質問の構成まで下書きし、回答者には1画面に1問ずつ表示されます。テキスト・選択肢・評価・日付・メールなど12種類の項目を使え、自動返信も設定できます。

料金ページで確かめると、無料のフリープランは1人で使う前提で、フォームの数も回答の数も無制限、ステージ管理・自動返信・CSVの書き出しが含まれます。複数人で共有する場合は、メンバー3人までのスタータープランが月額2,980円(税抜)で、Googleスプレッドシートとの連携もこのプランから使えます。一斉メールと開封の計測、Teams・Slack・Chatworkへの通知は、メンバー10人までのチームプランの機能です。ChatGPTやClaudeからフォームを作ったり、集まった回答を読んだりすることもできます(MCPという仕組みでつなぎます)。

Halictは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

選び分けの目安としては、集計してグラフにするのが目的ならGoogleフォームやQuestant、届いた一件ごとに担当を決めて返信するのが目的ならHalictのような受付向けのフォーム、と考えると分かりやすくなります。Googleフォームで十分に回っている間は、無理に乗り換える必要はありません。表の右端に手で列を追加し始めたときが、道具を見直す合図です。

質問文でつまずきやすい5つの点

どのアンケート作成サイトを選んでも、質問文の書き方で回答の質が大きく変わります。無料か有料かに関係なく、はじめて作る人がつまずきやすい点を5つ挙げます。

1つの質問で2つのことを聞いている

「講座の内容と講師の説明に満足しましたか」という質問は、内容には満足したが説明は分かりにくかった人が答えられません。このように1つの文で2つのことを聞く質問は、回答が何を意味しているのか後から読み取れなくなります。「講座の内容に満足しましたか」「講師の説明は分かりやすかったですか」の2問に分けるのが基本です。

答えを誘導している

「多くの方にご好評いただいている土曜クラスに、参加したいと思いますか」のように、質問の中に作り手の期待が入っていると、回答は実際より良い方向に傾きます。「土曜クラスに参加したいと思いますか」と、事実だけで聞きます。

選択肢が重なっている、または抜けている

年齢を「20〜30歳」「30〜40歳」と区切ると、30歳の人はどちらを選べばよいか迷います。「20〜29歳」「30〜39歳」のように境目を重ねないのが基本です。反対に、どれにも当てはまらない人が出る場合は「その他」や「当てはまるものはない」を用意します。選択肢の抜けは、答えずに途中でやめる原因にもなります。

単一回答と複数回答を取り違えている

「よく使う連絡手段を教えてください」と聞くなら、メールとLINEの両方を使う人が多いはずです。1つしか選べない形(単一回答)にすると、回答者は迷ったうえで、どちらか一方だけを選びます。複数選べる形(複数回答)にするのか、「最もよく使うものを1つ」と書いて単一回答にするのかを、集計の仕方と合わせて決めておきます。複数回答は集計の手順が単一回答と違うので、この段階で決めておくと後で困りません。

必須の質問が多すぎる

すべての質問を必須にすると、1問でも答えにくい質問があったときに、回答者はそこで送信をあきらめます。必須にするのは、集計に欠かせない質問と、返信に必要な連絡先だけにとどめます。

どれも、作ったあとに自分で一度答えてみると気づける点です。作り手の頭の中では意味が通っていても、はじめて読む人には別の意味に読めることがあります。家族や同僚に1回だけ答えてもらい、「迷った質問はあったか」を聞くだけで、たいていの問題は配る前に見つかります。

はじめてのアンケートを無料で作る手順

最後に、どのサービスを選んでも共通する、アンケート作りの手順を整理します。ここを押さえておけば、サイトの使い方に迷うことはあっても、アンケートそのものの出来で失敗することは減ります。

手順1:アンケートの目的を1文で書く

「次の講座の時間帯を決めるために、受講者の希望を聞く」のように、何を決めるためのアンケートなのかを1文で書きます。目的に関係のない質問は、ここで外せます。

手順2:結果をどう使うかから質問を逆算する

「平日夜と土曜午前のどちらが多いか」を知りたいなら、その2つを選択肢にした質問が必要です。結果の表やグラフを先に思い浮かべ、それを作るために必要な質問だけを並べます。

手順3:選択式を中心にし、自由記述は1〜2問にする

前の節で書いたとおり、自由記述は集計に時間がかかります。選択式で聞けることは選択式で聞き、自由記述は「その他、ご意見があればお書きください」のように最後に1つ設ける程度にとどめます。

手順4:テスト回答をしてから配る

作り終えたら、自分と身近な人で2〜3回テスト回答をします。スマートフォンで表示が崩れないか、必須にした質問が答えにくくないかを確かめ、テストの回答は本番前に削除します。

手順5:締め切りと結果の共有方法を伝える

配るときは、締め切りの日付と、結果をどう共有するかを添えます。「結果は来月の講座でお伝えします」と書いておくだけで、答える側の動機が変わります。

この5つの手順は、GoogleフォームでもMicrosoft FormsでもQuestantでも同じです。サービスごとの操作は公式ヘルプを見れば分かりますが、目的と質問の設計はどのサービスも代わりにやってはくれません。

アンケートの設計と集計を仕事として見る

アンケートを作り、集計し、結果を報告書に整えるところまでの作業は、外部に頼まれることの多い仕事でもあります。小さな会社や教室では、アンケートを取りたい気持ちはあっても、質問の設計や集計に時間を割けないことが多いからです。

質問の設計から分析までを担う仕事は、Webサイトの改善と結びつくことも少なくありません。サイトの訪問者に満足度を聞き、その結果から改善策を提案する仕事は、Webサイトコンサル・保守・分析のお仕事で扱われている分析の仕事に近いものです。アンケートの結果を報告書や企画書の形に整える作業は、契約書・資料・企画書作成のお仕事にある資料作成の仕事と重なります。

調査の設計や分析を専門に深めたい人は、研究職の働き方と報酬の水準を研究者の年収・単価相場で確かめておくと、自分の目指す位置が見えやすくなります。経営の課題をデータから整理して助言する立場まで視野に入れるなら、中小企業診断士の資格ガイドに、試験の内容と仕事の範囲がまとめられています。

フリーランス・在宅ワークの市場を長く見てきた運営者の立場から言えば、アンケートの仕事で長く続く人ほど、集計表を納品して終わりにしていません。「この結果から次に何をするか」を1枚にまとめ、依頼者が翌週から動ける形にして渡しています。依頼者が本当に欲しいのはグラフではなく、次の一手の判断材料だからです。中間の手数料がかからない直接のやり取りであれば、依頼者は同じ予算で分析のあとの提案まで頼みやすくなり、受ける側も手元に残る報酬が厚くなります。依頼者と受け手の双方にとって、無駄の少ない形だと言えます。

無料のアンケート作成サイトは、うまく選べば、費用をかけずに人の声を集める強力な道具になります。何問聞くか、何件集めるか、集めた後に何をするか。この3点を先に決めてから選べば、無料の範囲で足りるのか、どこから先にお金や別の道具が必要になるのかが、はっきり見えてきます。

よくある質問

Q. 無料のアンケート作成サイトで一番手軽なのはどれですか?

Googleアカウントを持っているなら、Googleフォームが最も手軽です。質問を並べてURLを配るだけで回答が集まり、自動でグラフになります。回答はスプレッドシートに書き込めるので、名簿や集計表もそのまま作れます。1つのフォームで受け取れる回答は最大50万件なので、個人や小さな団体の用途で上限に困ることはまずありません。

Q. Microsoft Formsの無料版で注意することはありますか?

Hotmail・Outlook.comなどの個人用アカウントで作ったフォームは、無料アカウントでは受け取れる回答が最大200件です。それを超える回答が見込まれる場合は、会社や学校のアカウントを使うか、別のサービスを検討してください。質問は1フォームあたり最大200問、フォームは最大400個まで作れます。

Q. Questantの無料プランでは何ができますか?

アンケートの作成数は無制限で、70種類以上のテンプレートを使えます。ただし1アンケートあたりの質問は10問まで、Web画面で見られる回答結果は100件までで、結果のCSVダウンロードは無料プランでは使えません。短いアンケートを少人数で取る用途なら無料プランで足ります。

Q. アンケートの回答に一人ずつ返信したいときはどうすればよいですか?

少ない件数なら、回答をスプレッドシートに書き込み、担当と対応状況の列を作ってメールで返信する運用で回ります。件数が増えて返信の漏れや二重の返信が気になり始めたら、届いた回答ごとに担当と状況を管理し、同じ画面から返信できる受付向けのフォームの道具を検討すると手間が減ります。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年1月26日最終更新:2026年10月19日
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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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