秘書検定の副業の始め方

朝比奈 蒼
朝比奈 蒼
秘書検定の副業の始め方

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この記事のポイント

  • 秘書検定 副業 始め方を4段階に分けて解説します
  • 初回稼働に入るという順番と
  • 各段階で具体的に何をやるか

秘書検定 副業 始め方で検索した人が知りたいのは、たぶん「結局、何から手をつければいいのか」だと思います。結論から言うと、順番は4段階です。売り物を決める、見せる材料を作る、応募する、初回稼働に入る。この順番を守れば、資格を持っている人なら1ヶ月前後で1件目に届きます。逆に、この順番を飛ばして先に応募だけを繰り返すと、返信が来ないまま数ヶ月が過ぎます。実際、そうなっている人がかなり多い。この記事では、各段階で具体的に何をやるかを、日数の目安つきで整理します。

前提の確認:秘書検定は「必須」ではなく「加点」である

始め方の話に入る前に、市場の実態を1つだけ共有しておきます。ここを誤解したまま動くと、方向がずれます。

在宅の秘書業務、いわゆるオンライン秘書の案件では、秘書検定は必須要件になっていないことがほとんどです。実際、現役で活動している人の発信を見ても、資格なしで始めた人が多数派です。

実際、私も秘書検定や簿記など、オンライン秘書として必要な資格は持っていませんで、これから、オンライン秘書になりたい人は安心してください。 出典: hishosuppl.com

正直なところ、「資格があれば有利」という前提で動くと、期待外れになります。資格の有無で選考が決まる案件は、全体のごく一部です。

では持っている意味がないのかというと、そうではありません。効き方が違うだけです。秘書検定が効くのは、選考の入口ではなく、実務経験の薄さを補うところです。応募者が2人並んで、どちらも実務経験が浅い。片方は「事務職の経験があります」だけ、もう片方は「秘書検定2級を保有しており、文書の書式と敬語の使い分け、機密情報の扱い方を体系的に学んでいます」と書いている。後者が選ばれます。

つまり、秘書検定は「加点」です。加点は、土台があってはじめて効きます。土台とは、この記事で説明する4段階のことです。

段階1:売り物を決める(目安1日目から5日目)

最初にやるのは、応募ではありません。自分が何を売るのかを決めることです。ここを飛ばすと、応募文が「何でもやります」になり、まず通りません。

業務の棚卸しを紙に書き出す

これまでの職歴で扱ったことのある業務を、作業レベルまで分解して書き出します。「事務」ではなく、「請求書の発行」「電話の一次対応」「会議資料のスライド作成」「経費精算の入力」「日程調整のメール」というように。

職歴が浅い人でも、学生時代のアルバイトや、家庭で扱ってきた事務作業が対象になります。学校のPTAで名簿を管理していた、町内会の会計を担当していた。これらは立派な実務です。

書き出したら、3つに分類します。すぐに対応できるもの、少し慣れが要るもの、やったことがないもの。応募文に書くのは、最初の2つだけです。

対応できる時間帯を先に決める

これが、多くの人が後回しにして失敗するポイントです。

在宅の秘書案件では、募集要項に「平日9時から17時の間で連絡が取れること」という条件が入っていることが珍しくありません。この条件は、スキルより先に効きます。合わなければ、どれだけ資格を持っていても採用されません。

だから、応募の前に自分の稼働可能な時間を確定させます。曜日と時間帯を紙に書く。家族の予定、本業の勤務時間、家事の時間を差し引いて、実際に手が空く枠を出す。ここで無理をすると、稼働が始まってから破綻します。

目安として、月20時間の案件であれば、週5日で1日1時間程度です。副業として始めるなら、最初は月10時間から20時間の案件を1件だけ持つ形が現実的です。

保有している級によって、書き方を変える

秘書検定には3級、2級、準1級、1級があります。級によって、応募文での見せ方を変えたほうが効きます。

3級を持っている場合は、級そのものを前に出すより、学んだ内容を具体的に書くほうが効果的です。「ビジネス文書の書式と敬語の使い分けを学んでいます」という書き方にする。級を書くこと自体は問題ありませんが、それだけでは判断材料になりません。

2級は、実務での区切りとして扱われることが多い級です。募集要項に「秘書検定2級以上歓迎」と書かれるのも、この級が基準になっているためです。持っているなら、級名をそのまま書いて構いません。

準1級と1級は、面接試験があり、対応の実技が含まれます。ここまで持っている場合は、研修や教材作成の案件に応募するときの根拠として強く効きます。単なる事務代行より、マナーを教える側の案件を狙ったほうが単価が上がります。

いずれの級でも、共通して書くべきなのは「その学習範囲が、この案件のどこで役に立つか」の一文です。資格名だけを書いて終わる応募文が非常に多いのですが、読む側はその資格の中身を知りません。翻訳する一文を必ず添えてください。

業務の一覧と時間帯を1枚にまとめる

棚卸しと時間帯が出たら、A4で1枚のメモにまとめます。これが応募文の材料になります。この1枚があるかないかで、応募にかかる時間が10分の1になります。

在宅で引き受けられる秘書業務の種類そのものを網羅的に知りたい場合は、業務ごとの中身と難易度を整理した記事が参考になります。仕事の型が分かっていると、棚卸しの精度が上がります。

段階2:見せる材料を作る(目安6日目から12日目)

売り物が決まったら、それを相手に見せる形にします。

プロフィール文は3ブロックで書く

在宅ワーク求人サイトや業務委託マッチングサービスに登録すると、プロフィール欄があります。ここを埋めるのが最初の作業です。

構成は3ブロックです。1つ目のブロックで、対応できる業務を箇条書きにする。2つ目で、稼働可能な時間帯と、連絡の取れる時間を書く。3つ目で、使えるツールと保有資格を書く。

自己紹介や志望動機は要りません。業務委託の募集を見ている人が読みたいのは、この3つだけです。「几帳面な性格で」「人と接するのが好きで」といった性格の説明は、正直なところ読まれていません。

文字数は400字前後。長く書くほど良いと思われがちですが、逆です。読み手は数十人分を流し読みしています。

サンプルとして出せる成果物を1つ作る

実務経験が浅い人ほど、ここが効きます。

作るのは、たとえば議事録のサンプルです。適当な公開セミナーの動画を見て、決定事項と担当者と期限を抜き出した議事録を1枚作る。あるいは、架空の会社の会議資料を5枚のスライドにまとめる。中身は架空で構いません。見せたいのは、整った文書を作れるという事実だけです。

依頼主から見ると、これがあるかないかで判断のしやすさがまるで違います。文章で「丁寧に作成します」と書かれるより、実物を1枚見るほうが早い。

サンプルを作るときの注意点が1つあります。実在の企業名や、前職で扱った実際のデータを使わないこと。守秘義務に触れます。架空の会社名と架空の数値で作れば、その心配はありません。依頼主が見たいのは中身の真実性ではなく、文書としての整い方です。

作ったサンプルは、PDFにしてクラウドのファイル共有に置き、閲覧リンクを応募文に添えます。ファイルを添付する形だと、開いてもらえないことがあります。リンクなら、その場で見てもらえます。

使うツールを触っておく

在宅の秘書案件で使われるツールは、だいたい決まっています。表計算ソフト、プレゼンソフト、オンライン会議ツール、チャットツール、クラウドのファイル共有。これに加えて、経理系ならクラウド会計ソフトが入ります。

触ったことがないものは、無料プランで登録して1時間ほど操作してみてください。応募時に「使用経験あり」と書けるかどうかで、選択できる案件の幅が変わります。

もう1つ、環境の確認も済ませておきます。オンライン会議に耐える回線速度があるか。マイクとカメラが使えるか。作業する場所が、周囲の音を拾わないか。在宅の秘書業務では、依頼主との定例会議や、依頼主に代わっての電話対応が入ることがあります。ここが整っていないと、受けられる案件が限られます。

高価な機材は要りません。有線のイヤホンマイクが1つあれば十分です。ただし、パソコン内蔵のマイクだけで会議に出ると、音質の悪さが評価に響きます。数千円で解決する問題なので、先に済ませておいてください。

段階3:応募する(目安13日目から25日目)

ここでようやく応募です。準備に12日かけているのは、遠回りに見えて最短だからです。

探す場所は3系統ある

1つ目は、オンライン秘書サービスの運営会社に登録する形です。研修があり、業務の進め方を教えてもらえます。未経験から入るには向いています。ただし会社が間に入るため、自分が受け取る額は抑えられます。

2つ目は、在宅ワーク求人サイトや業務委託マッチングサービスで、依頼主を直接探す形です。条件を交渉できるのが利点です。注意点は手数料で、報酬から16.5%から20%を差し引くサービスが少なくありません。年間100万円分を受注すると、20万円近くが消える計算です。これ、始める前に知っておいたほうがいい。

3つ目は、知人からの紹介です。条件はもっとも良くなりますが、待っていても来ません。副業を始めることを、競合しない範囲で周囲に伝えておくのが唯一の準備です。

個人的には、1件目は2つ目の系統で作り、実績ができたら手数料0%で直接やり取りできる場に移していくのが、もっとも合理的だと考えています。手数料の差は、稼働時間を増やさずに手取りを増やす唯一の方法です。

応募文は4項目だけ書く

書くのは4つです。この案件で担当できる業務。稼働可能な時間帯。使えるツール。保有資格。

順番が大事です。募集要項に資格の記載がある案件では、資格を冒頭に持ってきます。記載がない案件では、担当できる業務を冒頭に置き、資格は末尾に回します。募集文をよく読まずに毎回同じ文面を送っている人が多いのですが、これは通りません。

分量はA4で1枚以内。志望動機は不要です。

何件出すか

目安として、2週間で15件から20件です。1件出して返事を待つ、という進め方だと時間がかかりすぎます。

返信率は、実務経験の有無で大きく変わります。経験が浅い段階では、10件出して1件から2件の返信という水準を想定しておいてください。これは実力の問題ではなく、母数の問題です。

出す件数を確保するために、応募文は使い回せる形にしておきます。4項目のうち、稼働時間帯とツールと資格は固定です。案件ごとに書き換えるのは「この案件で担当できる業務」の部分だけ。ここだけを募集要項に合わせて差し替えれば、1件あたり5分で出せます。

ただし、全文コピーで出すのは避けてください。募集要項に書かれている業務名を、こちらの応募文の中でそのまま使う。この一手間があるかどうかで、読まれ方が変わります。

登録型と直接受注型、どちらから入るか

オンライン秘書サービスの運営会社に登録する形と、依頼主を直接探す形。この2つは性質が違うので、比較しておきます。

登録型の利点は、研修と手順書があることです。業務の進め方、報告のフォーマット、使うツールが決まっており、迷う場面が少ない。依頼主とのトラブルが起きても、会社が間に入ります。仕事が途切れにくいのも利点です。

欠点は、受け取る額が抑えられることと、担当する業務を自分で選びにくいことです。会社の取り分が乗るため、依頼主が支払っている額と自分が受け取る額の差が大きくなります。

直接受注型の利点は、条件を自分で決められることです。単価も、業務範囲も、稼働時間も交渉できます。依頼主と直接やり取りするため、評価がそのまま次の依頼につながります。

欠点は、最初の1件を取るまでが自力だということです。契約書の確認も、業務の設計も、トラブルの対応も自分で行います。

結論としては、実務経験がまったくない人は登録型で3ヶ月ほど型を覚え、その後に直接受注へ移るのが安全です。事務職の経験がある人は、最初から直接受注で構いません。型はすでに持っているので、登録型に払う取り分が見合いません。

面談で聞かれること、こちらから聞くこと

応募が通ると、多くの場合オンラインで30分ほどの面談があります。ここで聞かれることは、だいたい決まっています。

対応できる業務の範囲。稼働できる時間帯と、連絡が取れる時間。使ったことのあるツール。同時に受けている案件の数。そして、返信までにどれくらいの時間がかかるか。

最後の項目が、意外と重視されます。在宅の秘書業務では、依頼主は「投げた依頼がいつ動くか」を知りたい。「平日は3時間以内に一次返信します」と具体的に答えられる人は、それだけで信頼されます。

逆に、こちらから聞くべきことも決まっています。月の稼働時間の上限。業務が集中する時期があるか。報酬の支払サイクル。連絡に使うツール。そして、前任者がいた場合、その人がどこで詰まっていたか。

最後の質問は、ぜひ聞いてみてください。答えの中に、その案件で本当に求められていることが出てきます。「返信が遅かった」なら速度が価値になり、「言われたことしかやらなかった」なら提案が価値になる。ここを外すと、どれだけ丁寧に作業しても評価されません。

段階4:初回の稼働に入る(目安26日目から30日目)

返信が来て、面談を経て、契約に進みます。

契約前に決めておく4点

第一に、業務の範囲。担当する業務を一覧にして、含まれないものも書き出します。「資料作成は含むがデザイン制作は含まない」というように。

第二に、稼働時間の数え方。月何時間か。待機時間やチャットの確認は含むのか。超過したらどうするのか。ここを決めていない案件は、実稼働が契約時間を大きく超えます。

第三に、秘密保持。秘書業務は依頼主の顧客情報や意思決定に触れます。秘密保持契約を交わすのが基本です。

第四に、報酬の支払期日。2024年に施行されたフリーランス保護新法により、発注事業者は成果物を受領した日から60日以内のできる限り短い期間内に報酬を支払う義務を負っています。書面が出てこない場合は、こちらから条件を整理したメールを送り、合意の記録を残してください。

最初の2週間でやること

稼働が始まったら、最初の2週間は「聞く」ことに時間を使ってください。

依頼主が何を優先しているか、どの会議は動かせないか、誰からの連絡を最優先するか。こういった暗黙の基準は、マニュアルには書かれていません。最初に聞いておけば、その後は確認せずに判断できるようになります。

逆に、最初から自己判断で進めると、修正のやり取りが増えて、双方の時間が削られます。遠慮せずに聞いたほうが、結果的に早い。

1件目が終わったあと、2件目をどう取るか

始め方の話は、1件目で終わりではありません。むしろ2件目の取り方で、その後の収入が決まります。

1件目を納めた直後が、いちばん動きやすいタイミングです。理由は2つあります。

1つは、実績として書けるようになるからです。「議事録作成を月4回、3ヶ月継続して担当」と具体的に書ける。守秘義務があるので依頼主の社名は出せませんが、業種と業務内容までは書けることが多い。契約時に「業種名までの記載は可能か」を確認しておくと、後で使えます。

もう1つは、依頼主から次の依頼が出やすいからです。同じ依頼主が、別の業務を追加で頼んでくるケースは珍しくありません。1件目の納品時に「他にお困りの作業があればご相談ください」と一言添えるだけで、追加の話が出ることがあります。営業をしているという感覚は要りません。相手は、頼める範囲を知りたいだけです。

2件目を別の依頼主から取る場合は、1件目とは性質の違う業務を選ぶのが定石です。1件目が時間の読める業務(議事録、資料作成)だったなら、2件目は依頼主の動きに合わせる業務(日程調整、メール対応)にする。同じ性質のものを2件持つと、忙しい時期が重なります。

そして、2件目からは単価を上げてください。1件目の実績があるので、根拠を示せます。「同種の業務を3ヶ月担当した経験があります」と書いたうえで、1件目より2割ほど高い条件を提示する。ここで上げておかないと、3件目でも上がりません。

始める前に済ませる事務手続き

副業として始める場合の手続きを整理します。

会社員であれば、まず就業規則を確認します。副業禁止か、許可制か、届出制か。許可制なら、業務内容と稼働時間を書いて申請します。本業と競合しない業務であれば、通ることが多いです。

税務については、副業の所得が年間20万円を超えると、給与所得者でも確定申告が必要になります。開業届の提出は必須ではありませんが、青色申告を選ぶ場合は事前の届出が要ります。判断の基準や手続きの詳細は、国税庁の案内が一次情報です。

記帳は、freeeマネーフォワードのようなクラウド会計を使えば、副業の規模なら十分に回ります。月に1回、30分ほどの入力で済みます。

つまずきやすい3つのポイント

始め方の手順を守っていても、詰まるところは決まっています。

1つ目は、単価を下げすぎることです。「経験がないから安くしよう」と考えて、時給1,000円を切る条件で受けてしまう。これをやると、次の案件でも単価を上げられなくなります。相場としては時給1,200円から2,000円程度の募集が中心です。最初でも、この下限は割らないほうがいい。

2つ目は、業務範囲が広がっていくことです。秘書業務は境目が曖昧で、「ついでにこれも」が積み重なります。契約時に一覧で決めておき、追加依頼が来たら「その分の時間を追加してよいか」を確認する。この確認は、嫌がられません。むしろ、時間を管理できる人だと評価されます。

範囲を守るための具体的な言い方も用意しておきます。「承知しました。こちらは契約に含まれていない作業ですので、今月の残時間で対応するか、来月分に回すかをご相談させてください」。この一文を用意しておくと、断るのではなく調整する形で処理できます。角が立ちません。

3つ目は、1件目が決まらないまま準備を続けてしまうことです。プロフィールを何度も書き直し、サンプルを作り込み、応募しない。これがいちばん多い。準備は12日で切り上げて、応募に移ってください。応募して返信が来ないほうが、次の改善点が分かります。

収入の目安と、伸ばし方の順番

初期の収入水準についても触れておきます。

副業で月5万円を目指すなら、週10時間程度の稼働が一つの目安です。専門スキルを身につけて単価が上がれば、同じ稼働時間でも収入を伸ばすことが可能です。 出典: salesmatchpro.com

ここで重要なのは、後半の一文です。稼働時間を増やす方向と、単価を上げる方向は別だということ。副業である以上、稼働時間には上限があります。伸ばすなら単価の側です。

単価を上げる順番は決まっています。まず、時間の読める業務(議事録、資料作成、経費入力)で実績を作る。次に、判断を伴う業務(日程調整、メールの代理対応)に広げる。最後に、専門性のある業務(英語対応、経理、研修教材の作成)に移る。この順で、時給は段階的に上がっていきます。

もう1つ、収入を安定させる観点も付け加えておきます。単発の依頼だけで組むと、月ごとの振れ幅が大きくなります。月額固定の契約を1件持っておくと、その振れ幅が小さくなる。金額としては月20時間で3万円前後が一つの目安です。これを土台に置いて、単発の依頼を上乗せしていく形が、副業としてはもっとも管理しやすい構成です。

なお、額面と手取りが違うという話は、単価を考えるうえで避けて通れません。手数料20%のサービスで月3万円を受け取ると、手元に残るのは2万4,000円です。同じ働き方でも、直接取引なら6,000円多く残る。年間では7万円を超える差になります。稼働時間を増やさずに手取りを増やせる手段は、実のところこれくらいしかありません。

職種データから見えてくる、次に伸ばす方向

在宅ワークの案件を長く扱ってきた立場から見ると、秘書業務から広がる方向は2つあります。

1つは、文書の側です。議事録や資料を整えられる人は、そのまま企業のオウンドメディアや社内報の編集に移れます。単価の水準を確認するなら、著述家,記者,編集者の年収・単価相場に全国の分布が出ています。秘書業務の時給と比べると、伸びしろの大きさが分かります。

もう1つは、調整と相談の側です。人と人の間に立って話を整える力は、秘書業務で毎日使っているものです。キャリア・副業・人生相談のお仕事には、対話や助言を軸にした案件がまとまっており、どういう募集が出るかを確認できます。

自分の持っている級が何を担保しているかを確認したい場合は、秘書検定の資格ガイドに試験内容と実務での活かし方が整理されています。応募文で資格を説明するときの言葉が拾えます。

副業の始め方そのものを体系的に押さえたい人は、業種を問わない共通の手順をまとめた副業 始め方ガイド!星野ゆいが教える失敗しない4ステップとおすすめが、登録から初回受注までの流れを整理しています。この記事の4段階と重なる部分が多いので、あわせて読むと迷いが減ります。

運営者として20年この市場を見てきて言えるのは、続く人と続かない人の差は、スキルではなく設計にあるということです。続く人は、契約時に範囲と時間を決め、確認の回数を決め、単価の下限を決めています。決めていない人は、依頼が来るたびに消耗して、半年で辞めます。

秘書検定 副業 始め方の答えは、資格をどう見せるかではありません。売り物を決め、材料を作り、応募し、範囲を決めて稼働に入る。この4段階を、順番通りにやることです。資格は、その各段階で効いてくる加点材料として使ってください。

よくある質問

Q. 秘書検定を持っていれば未経験でも案件は取れますか?

取れます。ただし資格だけでは通りません。対応できる業務を作業レベルまで分解し、稼働可能な時間帯を明示し、議事録や資料のサンプルを1つ用意する。この3点が揃った状態で応募すると、返信率が変わります。資格は実務経験の薄さを補う加点として機能します。

Q. 初案件までにどれくらいの期間がかかりますか?

準備に12日ほど、応募期間に2週間ほどで、1ヶ月前後が目安です。応募は2週間で15件から20件を出す前提で考えてください。実務経験が浅い段階では10件で1件から2件の返信という水準が現実的で、母数を確保することが期間短縮につながります。

Q. 最初の案件の時給はいくらに設定すべきですか?

在宅の秘書業務では時給1,200円から2,000円程度の募集が中心です。経験がないからと1,000円を切る条件で受けると、次の案件でも単価を上げにくくなります。初回でも下限は割らず、その代わり業務範囲を絞って確実に納めるほうが次につながります。

Q. 会社員が副業として始める場合、何を確認すればよいですか?

まず就業規則で副業が禁止か許可制か届出制かを確認します。許可制なら業務内容と稼働時間を記載して申請してください。税務面では副業の所得が年間20万円を超えると確定申告が必要です。青色申告を選ぶ場合は事前の届出が要ります。

この記事について

@SOHO
編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

公開:2026年4月21日最終更新:2026年9月1日
朝比奈 蒼

この記事を書いた人

朝比奈 蒼@SOHO編集部

ITメディア編集者

IT系メディアで編集・ライティングを担当。クラウドソーシング業界の動向やサービス比較など、客観的な視点での記事を執筆しています。

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