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スケジュール管理の方法|予定と作業を一つにまとめるコツ

@SOHO編集部
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スケジュール管理の方法|予定と作業を一つにまとめるコツ

この記事のポイント

  • ✓スケジュール管理の方法を
  • ✓予定と作業を分けて考えるところから整理します
  • ✓手帳・カレンダーアプリ・表計算・タスク管理の道具の比べ方

会議の時間は覚えているのに、締め切りの近い作業を忘れていた。予定は手帳に、作業は付箋に、チームの予定は共有のカレンダーに、と書く場所がばらばらで、どれを見ればよいか分からない。スケジュール管理がうまくいかない原因の多くは、能力や性格ではなく、予定と作業の扱い方が決まっていないことにあります。

この記事では、スケジュール管理の方法を、予定と作業を分けて考えるところから順に整理します。手帳、カレンダーアプリ、表計算、タスク管理の道具の比べ方、作業を予定に落とし込む手順、作業にかかる時間の見積もり方、週と日の見直しの進め方、チームでの予定の共有、続かない原因と対策までを、仕事の場面を中心に解説します。チームで作業の担当と期限を共有したい場合の選択肢として、プロジェクト管理の道具Pinatecaにも触れます。

スケジュール管理の目的は、時間の使い道を先に決めること

スケジュール管理というと、予定を忘れないように書き留めることを思い浮かべる人が多いはずです。もちろんそれも大切ですが、仕事のスケジュール管理の目的は、もう一歩先にあります。限られた時間の中で、何に、いつ、どれだけの時間を使うかを先に決めておき、締め切りに追われる前に手を打てる状態をつくることです。

うまくいかないときに起きていること

スケジュール管理がうまくいかないときは、次のどれかが起きていることがほとんどです。

  • 予定と作業が同じ一覧に混ざっていて、どれが時間の決まった約束で、どれがいつやってもよい作業なのかが分からない
  • 作業にかかる時間を短く見積もり、1日に詰め込みすぎている
  • 書く場所が複数あり、どこかに書いた予定を見落とす
  • 予定を立てたまま見直さず、計画と実際がずれていく

この記事で紹介する方法は、この4つを1つずつ解消するための手順です。

予定と作業を分けて考える

スケジュール管理の最初の一歩は、「予定」と「作業」を分けて考えることです。

区分 意味 例
予定 日時が決まっていて、その時間に動かせないもの 会議、打ち合わせ、来客、移動、通院
作業 やるべきことだが、いつやるかは自分で決められるもの 資料の作成、見積もりの作成、メールの返信、調べ物

予定は、日時が決まっているのでカレンダーに書けば管理できます。難しいのは作業のほうです。作業は締め切りがあっても、いつやるかが決まっていないので、予定の合間に後回しにされ、締め切りの直前に慌てることになります。

作業には「締め切り」と「やる日」の2つを持たせる

作業を管理するときは、締め切りの日だけでなく、「いつ手を付けるか」という、やる日も決めておきます。たとえば、金曜日が締め切りの資料なら、締め切りは金曜日、やる日は水曜日の午後、のように決めます。やる日を決めておけば、作業は予定と同じようにカレンダーに書けるようになり、予定と作業を1つの画面で見られるようになります。

スケジュール管理の道具を比べる

スケジュール管理の道具は、大きく分けて4つあります。それぞれに向く人と向かない人がいるので、自分の仕事の形に合わせて選びます。

道具 よいところ 気をつけるところ 向く場面
紙の手帳 すぐに書ける。電源も通信も要らない 書き直しが難しい。他の人と共有しにくい 1人の予定が中心で、持ち歩きたい人
カレンダーアプリ 繰り返しの予定や通知が使える。共有しやすい 作業の一覧を持ちにくい 会議や打ち合わせが多い人
表計算(Excel・スプレッドシート) 自由な形で作業の一覧を作れる 更新の手間がかかる。通知がない 作業の数が多く、一覧で管理したい人
タスク管理・プロジェクト管理の道具 作業の担当、期限、進み具合を共有できる 使い方を覚える時間がかかる チームで作業を分けて進める人

紙の手帳のよいところと弱いところ

紙の手帳は、思いついたときにすぐ書けること、画面を開かなくても一目で見渡せることが強みです。一方で、弱いところもあります。会計の道具を提供する会社の解説は、紙のスケジュール帳について次のように指摘しています。

一方で、デメリットもあります。紙のスケジュール帳は持ち歩くのが面倒になったり、修正が難しかったりすることがあります。また、紛失した場合にはデータの復元が困難です。これらの点を考慮しながら、自分に合ったスケジュール管理方法を選ぶことが大切です。 出典: biz.moneyforward.com

同じ解説では、管理の方法を選ぶときに、自分や業務の必要だけでなく、電子機器の持ち込みを禁止するといった就業規則も考える必要があると書かれています。職場によっては、スマートフォンを持ち込めない、業務の予定を個人の端末に保存してはいけない、という決まりがあるので、道具を選ぶ前に確かめておきます。

カレンダーアプリは、予定の管理に強い

カレンダーアプリは、毎週の会議のような繰り返しの予定を一度の登録で済ませられ、予定の前に通知を受け取れます。他の人とカレンダーを共有すれば、空いている時間を見て打ち合わせの日時を決めることもできます。たとえばGoogleカレンダーでは、予定を作成する方法や、カレンダーを共有する方法が公式のヘルプで案内されています。ただし、カレンダーは日時の決まったものを並べる道具なので、締め切りだけがある作業の一覧を持つのは得意ではありません。

道具は、予定用と作業用の2つまでに絞る

道具を何種類も使うと、どこに何を書いたかが分からなくなります。予定はカレンダーアプリ、作業は表計算かタスク管理の道具、のように、予定用と作業用の2つまでに絞ると、見る場所が決まります。紙の手帳を使う場合も、予定と作業のページを分けておくと同じ効果があります。

作業を予定に落とし込む手順

予定と作業を分けたら、次は作業をカレンダーの時間に落とし込みます。手順は次の5つです。

1. 抱えている作業をすべて書き出す

最初に、頭の中にある作業をすべて書き出します。仕事の作業だけでなく、「書類を出す」「問い合わせに返信する」のような小さなことも含めます。頭の中に置いたままの作業は、思い出すたびに気が散る原因になります。書き出すことで、抱えている量が目で見えるようになります。

2. 大きな作業は小さく分ける

「企画書を作る」のような大きな作業は、そのままではいつ手を付ければよいかが分かりません。「企画の目的を3行で書く」「必要な数字を集める」「構成を決める」「本文を書く」「見直す」のように、1回の作業で終えられる大きさに分けます。目安は、1つの作業が1時間から2時間で終わる大きさです。

3. 締め切りと、やる日を決める

分けた作業ごとに、締め切りとやる日を決めます。締め切りから逆算して、確認や修正にかかる日数も見込んでおきます。たとえば、金曜日に提出する企画書を上司に見てもらう必要があるなら、自分の締め切りは水曜日にしておく、という具合です。

4. カレンダーの空いている時間に入れる

やる日が決まった作業は、カレンダーの空いている時間に「作業の予定」として入れます。会議と同じように時間を確保しておくと、他の予定が入りにくくなり、作業の時間を守りやすくなります。

5. 余白の時間を残す

1日の予定をすき間なく埋めると、急な依頼や作業の遅れがあったときに、全体が崩れます。1日のうち、1時間から2時間ほどは何も入れない余白の時間として残しておきます。余白は、遅れた作業の取り戻しや、急な依頼への対応に使います。

作業の一覧の作り方

作業を管理する一覧は、表計算のシートでも、紙のノートでも作れます。大切なのは、どの作業にも同じ項目を持たせることです。次のような列を設けておくと、一覧を見ただけで、何をいつまでに、どこまで進めたかが分かります。

作業 締め切り やる日 見積もりの時間 状況 メモ
企画の目的を3行で書く 10月28日 10月26日 30分 完了 上司に確認済み
必要な数字を集める 10月28日 10月27日 1時間 進行中 経理に依頼中
構成を決める 10月29日 10月28日 1時間 未着手
本文を書く 10月30日 10月29日 2時間 未着手

状況は3つか4つに絞る

状況の欄は、「未着手」「進行中」「確認待ち」「完了」のように、3つか4つに絞ります。細かく分けすぎると、どれに当てはまるか迷って更新が止まります。「確認待ち」のように、自分以外の人の返事を待っている状態を分けておくと、催促が必要な作業が見つけやすくなります。

完了した作業は消さずに残す

完了した作業は、一覧から消さずに、別のシートや一覧の下にまとめて残しておきます。完了した作業の見積もりの時間と、実際にかかった時間を比べると、次の見積もりの精度が上がります。月末に完了した作業を見返すと、その月に何をしたかを振り返る材料にもなります。

作業にかかる時間の見積もり方

スケジュール管理がうまくいかない大きな原因が、作業にかかる時間の見積もりの甘さです。多くの人は、作業にかかる時間を短く見積もりがちです。

過去の実績で見積もる

見積もりを正確にするには、過去に同じような作業にかかった時間を記録しておくのが一番です。作業を始めた時間と終えた時間を、1週間ほど記録してみると、自分の見積もりがどれだけずれているかが分かります。見積もりより実際のほうが長くかかることが多い人は、見積もった時間に一定の割合を上乗せして予定を組むと、計画と実際のずれが小さくなります。

割り込みの時間を見込む

仕事中は、電話、メール、同僚からの相談など、予定していない割り込みが入ります。1時間の作業の予定でも、割り込みで実際には1時間半かかる、ということはよくあります。自分の1日に、どれくらいの割り込みが入るかを記録しておき、その分を見込んで予定を組みます。

集中できる時間帯に、重い作業を入れる

人によって、集中しやすい時間帯は違います。午前中に頭が働く人は、午前中に企画書や見積もりのような重い作業を入れ、午後はメールの返信や打ち合わせのような軽い作業を入れる、という分け方をすると、同じ時間でも進み方が変わります。

繰り返しの仕事と、会議の予定の入れ方

毎週、毎月の決まった仕事や、定例の会議は、スケジュールの土台になります。土台を先に固めておくと、その他の予定と作業を入れやすくなります。

繰り返しの仕事は、最初に一度で入れる

月末の請求書の作成、毎週の報告書、毎朝のメールの確認など、決まった周期で発生する仕事は、カレンダーの繰り返しの予定として一度に入れておきます。繰り返しの仕事を毎回思い出して入れようとすると、忙しい週に抜けてしまいます。

会議の前後に、準備と整理の時間をとる

会議の予定だけを入れて、その前後の時間を空けずに次の予定を入れると、資料の準備や、会議で決まったことの整理をする時間がなくなります。重要な会議の前には15分の準備の時間を、後には15分の整理の時間を入れておくと、会議で決まった作業を、その場で一覧に書き込めます。

集中する作業の時間を続けて確保する

会議や打ち合わせが細切れに入ると、まとまった作業の時間がとれなくなります。週のうち、午前中の2時間を2回か3回、会議を入れない作業の時間としてカレンダーに入れておくと、重い作業を進める時間を守れます。チームで共有のカレンダーを使っている場合は、その時間を「作業中」と表示しておくと、打ち合わせが入りにくくなります。

優先順位の付け方

作業がたくさんあるとき、どれから手を付けるかを決める必要があります。

「急ぎかどうか」と「大事かどうか」で分ける

作業を、急ぎかどうかと、大事かどうかの2つの軸で分けると、優先順位を決めやすくなります。

区分 例 扱い方
急ぎで大事 締め切りが今日の提出物、取引先からの急な問い合わせ すぐに取りかかる
急ぎではないが大事 来月の企画の準備、仕事の進め方の見直し、学習 やる日を決めてカレンダーに入れる
急ぎだが大事ではない 急ぎの資料の転送、形式的な確認の連絡 短い時間でまとめて片付ける、任せられるなら任せる
急ぎでも大事でもない 目的のない調べ物、急ぎでない片付け 余った時間にする、やめる

スケジュール管理で特に大切なのは、2つ目の「急ぎではないが大事」な作業です。この種類の作業は、締め切りが遠いので後回しにされやすく、気づいたときには急ぎの作業に変わっています。やる日を決めて、先にカレンダーに入れておくことで、締め切りに追われる状態を減らせます。

1日の最初に、その日の3つを決める

毎朝、その日のうちに必ず終える作業を3つだけ決めると、1日の過ごし方がぶれにくくなります。作業の一覧が長くても、その日に終えるべき3つが決まっていれば、割り込みが入っても戻る場所が分かります。

週と日の見直しの進め方

スケジュールは、立てたら終わりではなく、見直して初めて役に立ちます。計画と実際は必ずずれるので、ずれを早く見つけて直す仕組みをつくります。

週に1回、30分の見直し

週の終わりか初めに、30分ほどの見直しの時間をとります。見直しでは、次のことを順番に行います。

  1. 先週、終わらなかった作業を確かめ、今週のやる日を決め直す
  2. 今週の予定(会議、打ち合わせ、移動)を確かめる
  3. 今週の締め切りを確かめ、作業をやる日に割り振る
  4. 来週以降の大事な作業で、今週のうちに手を付けておくものを決める

この見直しの時間そのものを、毎週の繰り返しの予定としてカレンダーに入れておくと、忘れずに続けられます。

1日の終わりに5分の見直し

1日の終わりには、5分だけ、その日に終わった作業と終わらなかった作業を確かめます。終わらなかった理由が見積もりの甘さなのか、割り込みなのかを一言書き留めておくと、週の見直しのときに役立ちます。そのうえで、終わらなかった作業のやる日を決め直します。翌日の予定を見て、最初に取りかかる作業を決めておくと、翌朝すぐに仕事に入れます。

締め切りに遅れそうなときの動き方

どれだけ丁寧に予定を組んでも、作業が予定どおりに進まないことはあります。大切なのは、遅れそうだと気づいた時点で、早く動くことです。

気づいた時点で、残りの作業を見積もり直す

遅れに気づいたら、まず残りの作業を書き出し、それぞれにかかる時間を見積もり直します。そのうえで、締め切りまでに使える時間と比べ、間に合うかどうかを判断します。間に合わない場合は、次の3つのどれかを選びます。

  1. 他の作業の予定を後ろにずらして、この作業の時間を確保する
  2. 作業の範囲を絞って、締め切りまでに最低限の形にする
  3. 依頼した相手に連絡して、締め切りの延長を相談する

連絡は早いほど、相手の負担が小さい

締め切りの延長を相談するなら、締め切りの直前ではなく、遅れに気づいた時点で連絡します。相手にとっても、早く分かれば他の予定を調整できます。連絡するときは、遅れる理由、いつまでに出せるか、締め切りまでに出せる途中の形があるか、の3つを伝えると、相手は判断しやすくなります。

時間の使い方を記録して見直す

スケジュール管理の精度を上げるには、実際に時間を何に使ったかを知ることが近道です。予定を立てるだけでなく、ときどき実際の時間の使い方を記録してみます。

1週間だけ、30分ごとに記録する

1週間だけ、30分ごとに何をしていたかを記録します。会議、作業、メール、移動、割り込みの対応、休憩など、大まかな区分で十分です。記録してみると、メールの確認に思った以上の時間を使っている、午後の集中できる時間が会議で埋まっている、といった気づきが得られます。

記録から、予定の組み方を直す

記録で分かったことをもとに、予定の組み方を直します。メールの確認に時間がかかっているなら、1日のうちメールを見る時間を2回か3回に決める。午後の集中できる時間が会議で埋まっているなら、作業の時間を先にカレンダーに入れておく。このように、記録は、自分に合ったスケジュール管理の形を見つける材料になります。

月に1回、先の予定を見渡す

週の見直しに加えて、月に1回は、1か月から3か月先までの予定を見渡す時間をとります。大きな締め切り、繁忙期、長期の休み、取引先の決算の時期など、先の予定を早めに知っておくと、準備の作業を前倒しで入れられます。たとえば、2か月先に大きな提出物があるなら、今月のうちに材料集めの作業をやる日として入れておきます。先の予定を見渡すことで、締め切りの直前に作業が集中する状態を防げます。月の見直しの日も、繰り返しの予定としてカレンダーに入れておくと、忘れずに続けられます。

チームでの予定と作業の共有

1人のスケジュール管理ができるようになっても、チームで仕事をする場合は、それだけでは足りません。他の人の予定や作業の進み具合が分からないと、打ち合わせの日程が決まらない、作業の受け渡しで待たされる、ということが起こります。

予定はカレンダーで共有する

チームの予定は、共有のカレンダーで見えるようにしておくと、打ち合わせの日時を決めやすくなります。自分のカレンダーの中で、他の人に見せてよい予定と見せたくない予定を分けておき、見せたくない予定は「予定あり」とだけ表示する設定にしておくと、個人の予定を守りながら空き時間を共有できます。

作業は、担当と期限と進み具合を共有する

チームの作業は、誰が、いつまでに、どこまで進めているかを共有します。1つの表に作業を並べ、担当、期限、状況の列を設けるだけでも、作業の受け渡しの待ちが減ります。人数が少ないうちは、表計算のシートを共有する方法で十分です。

作業の数と人数が増えたときの候補

作業の数が増え、何人かで担当を分けて進めるようになると、表の更新が追いつかず、誰がどこまで進めたかが分からなくなりがちです。そうした場合の選択肢の1つがPinatecaです。公式サイトによると、Pinatecaには、カンバン、ガントチャート、カレンダー、リスト、ディスカッション、グリッド、時間割、リソースの8種類のボードがあり、無料プランからすべての種類を使えます。作業を1枚ずつのカードにして、カンバンのボードで進み具合を列で動かして共有でき、ガントチャートのボードでは締め切りの重なりを横棒で確かめられ、カレンダーのボードでは月と週の予定を一望できます。リソースのボードは、人やチームごとに作業の負荷の偏りを見る使い方に向いています。自分宛のメンション、担当の割り当て、締め切りは受信箱に集まるので、自分が今やるべき作業を1か所で確かめられます。料金は、5人までのチームならボード10個まで無料で、6人目または11個目のボードからはスタンダードプラン(1人あたり月額500円・税抜、年払いなら1人あたり月額400円)になると案内されています。Pinatecaは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

道具を入れるときは、全員が同じ道具を使い、作業はそこにだけ書く、という決まりを最初に決めておくことが大切です。道具を変えても、書く場所が増えるだけでは、スケジュール管理はかえって難しくなります。

仕事の種類ごとのスケジュール管理のこつ

同じスケジュール管理の方法でも、仕事の種類によって、力を入れるところが変わります。代表的な3つの仕事の形で、気をつける点を整理します。

外出や訪問が多い仕事

営業や訪問の仕事では、移動の時間が予定の大きな部分を占めます。訪問の予定を入れるときは、移動の時間も予定として入れておき、訪問と訪問の間に余裕を持たせます。訪問の後には、記録や報告の時間を短くても確保しておくと、記録が溜まって週末にまとめて書く、という状態を防げます。訪問先が近い予定を同じ日にまとめると、移動の時間を短くできます。

問い合わせや依頼に応じる仕事

事務や窓口の仕事では、予定していない依頼が1日に何件も入ります。依頼が入るたびに手を止めると、自分の作業が進みません。急ぎでない依頼は一覧に書き留めておき、1日のうち決まった時間にまとめて片付けるようにすると、作業の時間と依頼の対応の時間を分けられます。依頼を受けたときに、いつまでに対応するかを相手に伝えておくと、催促の連絡も減ります。

まとまった時間が要る制作の仕事

資料の作成、デザイン、文章の執筆、開発のような制作の仕事は、細切れの時間では進みにくい仕事です。1回の作業の時間を2時間ほどまとめて確保し、その間はメールや通知を見ないようにします。制作の仕事は、見積もりより時間がかかることが多いので、締め切りの前に見直しと修正の日を1日とっておくと、品質を落とさずに締め切りを守れます。

スケジュール管理で役立つ考え方

最後に、スケジュール管理でよく使われる考え方を3つ紹介します。どれも特別な道具は要らず、今日から試せるものです。

作業に時間の枠を決める

作業ごとに「この作業は1時間で終える」と時間の枠を決め、その枠の中で終えることを目指す考え方です。時間の枠を決めると、細部にこだわりすぎて時間を使いすぎることを防げます。枠の中で終わらなかった場合は、残りを別の日に回すか、作業の範囲を見直します。

すぐ終わる作業は、その場で片付ける

返信に数分しかかからないメールや、すぐに済む確認の連絡は、一覧に書き留めるより、その場で片付けたほうが早いことがあります。書き留めて後でやる手間のほうが大きい作業は、思いついたときに済ませます。ただし、そればかりを続けると重い作業が進まないので、重い作業の時間には使わないようにします。

終わったら、次の1つだけを決める

1つの作業が終わったら、次にやる作業を1つだけ決めてから休憩に入ると、休憩の後にすぐ仕事に戻れます。何をするか迷う時間を減らすだけでも、1日の進み方が変わります。

スケジュール管理が続かない原因と対策

スケジュール管理の方法を決めても、続かなければ意味がありません。続かない原因と、その対策を整理しておきます。

最初から細かく管理しすぎる

最初から15分単位で予定を組み、すべての作業を細かく記録しようとすると、管理そのものが負担になって続きません。最初は、予定と作業を分けること、作業にやる日を決めることの2つだけから始め、慣れてきたら見積もりの記録や週の見直しを加えていきます。

書き込む手間が大きすぎる

予定や作業を書き込むたびに、いくつもの項目を埋めなければならない形にすると、書くこと自体が面倒になって続きません。思いついた作業は、まず一言だけ書き留め、締め切りややる日は、1日の終わりの見直しのときに書き足す、という2段階にすると、書き込む手間が小さくなります。スマートフォンから一言だけ書ける道具を選ぶのも、続けるための工夫の1つです。

予定どおりに進まないと、やめてしまう

予定どおりに進まない日は必ずあります。予定どおりに進まなかったこと自体は失敗ではなく、見積もりや予定の組み方を直すための材料です。1日の終わりの見直しで、何がずれたかを確かめ、翌日の予定を組み直せば十分です。

道具を頻繁に変える

うまくいかないと、道具のせいだと考えて、別の道具に乗り換えたくなります。しかし、道具を変えるたびに、予定と作業を移し替える手間がかかり、その間に抜け漏れが起きます。道具を変えるのは、今の道具では本当にできないことがあると分かったときだけにします。

在宅やフリーランスで働く人のスケジュール管理

在宅で働く人やフリーランスは、会社の始業と終業の時間がない分、スケジュール管理を自分で組み立てる必要があります。仕事と家庭の時間の境目があいまいになりやすく、気づくと長い時間働いている、という状態になりがちです。

仕事の時間の始まりと終わりを決める

在宅で働く場合も、仕事を始める時間と終える時間を決め、カレンダーに入れておきます。終える時間を決めておくと、その時間までに終えるために、作業の優先順位を考えるようになります。

複数の取引先の締め切りを1か所で見る

フリーランスは、複数の取引先から仕事を受けることが多く、締め切りが重なりやすくなります。取引先ごとに別々に管理するのではなく、すべての締め切りを1つのカレンダーか一覧で見えるようにしておくと、重なりに早く気づけます。

休む予定も、先にカレンダーに入れる

在宅で働く人やフリーランスは、休みの日を自分で決めない限り、仕事の予定が休みの日にまで入り込みます。休みの日、家族との予定、通院、運動の時間なども、仕事の予定と同じようにカレンダーに先に入れておきます。休む予定を先に入れておけば、仕事の依頼を受けるときにも、空いている日がはっきり分かり、無理な締め切りを引き受けずに済みます。

取引先との連絡の時間を決めておく

在宅で働いていると、取引先からの連絡に、時間を問わず返したくなります。しかし、連絡のたびに手を止めると、作業の時間が細切れになります。メールやチャットを確かめる時間を、朝、昼、夕方のように決めておき、取引先にも、連絡を返す時間帯をあらかじめ伝えておくと、相手も返事の時間の見当がつき、急ぎの連絡だけを電話でもらう、という分け方ができます。

在宅ワークとフリーランスの仲介を2004年から続けてきた運営者として見てきた限りでは、長く仕事が続いている人は、仕事の速さよりも、締め切りを守ることと、遅れそうなときに早めに連絡することで信頼を得ています。早めの連絡ができるのは、スケジュールを見直して、ずれに早く気づいているからです。仲介の手数料が乗らない直接の取引では、こうした信頼が次の依頼にそのままつながり、同じ取引先と長く仕事を続けるほど、受け手の手取りも安定しやすくなります。

締め切りの多い仕事の例として、デザインの仕事の相場はデザイナーの年収・単価相場で、アプリの開発の仕事の内容はアプリケーション開発のお仕事で紹介しています。仕事の道具が増えて、月々の利用料が気になってきた人は、中小企業のSaaS費用管理術2026で、契約している道具の見直しの方法を解説しています。

よくある質問

Q. スケジュール管理は何から始めればよいですか?

まず、時間の決まった予定と、いつやるかを自分で決められる作業を分けて書き出すことから始めます。そのうえで、作業ごとに締め切りとやる日を決め、やる日をカレンダーの空いている時間に入れます。最初から細かく管理しようとせず、この2つが習慣になってから、見積もりの記録や週の見直しを加えていきます。

Q. 紙の手帳とアプリはどちらがよいですか?

どちらにもよいところがあります。紙の手帳はすぐに書けて一目で見渡せますが、書き直しや共有が難しく、なくすと元に戻せません。カレンダーアプリは繰り返しの予定や通知、共有に強い一方で、使い方に慣れる時間がかかります。職場の就業規則で端末の持ち込みが制限されていないかも確かめて選びます。

Q. 予定を立てても、いつも時間が足りなくなるのはなぜですか?

作業にかかる時間を短く見積もっていることと、割り込みの時間を見込んでいないことが主な原因です。1週間ほど作業の始めと終わりの時間を記録し、見積もりとのずれを確かめます。1日の予定をすき間なく埋めず、1時間から2時間ほどの余白を残しておくと、遅れや急な依頼に対応できます。

Q. チームのスケジュール管理はどうすればよいですか?

予定は共有のカレンダーで見えるようにし、作業は担当、期限、進み具合を1つの一覧で共有します。人数が少ないうちは、表計算のシートを共有する方法で十分です。大切なのは、全員が同じ場所に書く決まりをつくることで、書く場所が複数あると、どこかの予定や作業を見落とします。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年2月4日最終更新:2026年10月23日
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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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