NotionとSlackを連携する手順と、通知を見落とさないための設定


この記事のポイント
- ✓NotionとSlackの連携の手順を
- ✓Notion公式ヘルプに沿って解説します
- ✓Slackのメッセージをデータベースに送る方法
NotionとSlackの連携を検討されている方の多くは、「Slackで受けた依頼をNotionに書き写す手間を減らしたい」「Notionのタスクが更新されたことに気づけるようにしたい」という2つの悩みをお持ちです。ざっくり言うと、この2つはどちらも公式の連携機能で解決できます。ただし、設定の場所が2か所に分かれていること、自動の通知の一部は有料プランが前提であること、そして通知を増やしすぎると逆に見落としが増えることには注意が必要です。この記事では、Notion公式ヘルプの手順に沿って連携の設定を整理し、通知を見落とさないための運用の考え方までお伝えします。
NotionとSlackの連携でできること
最初に、連携で何ができるようになるのかを整理しておきます。Notion公式ヘルプでは、Slackとの連携を次のように説明しています。
NotionのSlackとのインテグレーションは、この2つのプラットフォーム間のシームレスなコミュニケーションを可能にします。SlackメッセージをNotionデータベースに送ったり、NotionでのアクティビティについてSlack通知を受け取ったりすることができます。 出典: notion.com
インテグレーションとは、2つのサービスをつないで、片方の操作をもう片方に反映させる仕組みのことです。できることを方向別に分けると、次の表のようになります。
| 方向 | できること | 主な使いどころ |
|---|---|---|
| SlackからNotionへ | メッセージをNotionのデータベースに送る | 依頼や要望を記録として残す |
| SlackからNotionへ | メッセージからNotionのタスクを作る | 依頼をそのまま担当者付きのタスクにする |
| NotionからSlackへ | メンションやコメントをSlackに通知する | Notionを開かなくても気づける |
| NotionからSlackへ | データベースの変更をチャンネルに通知する | 進捗の共有を自動にする |
| 双方向 | リンクを貼ると中身のプレビューが表示される | 行き来の手間を減らす |
中小企業の現場でよく見かけるのは、Slackでのやりとりの中で生まれた依頼が、そのまま流れて忘れられてしまうという状況です。依頼した側は「伝えたつもり」、受けた側は「見たけれど記録していなかった」。この行き違いを仕組みで防げるのが、連携の最大の価値です。
連携の一部だけを入れることはできない
Notion公式ヘルプのよくある質問によると、Slackとの連携を入れると、連携の機能がすべて入る形になり、一部の機能だけを選んで入れることは現時点ではできません。ただし、NotionからSlackへの通知を設定できるのはページの編集の権限を持つ人に限られるため、権限の付け方で使える範囲を調整できます。社内で導入する際は、誰に設定を任せるかを先に決めておくと混乱が少なくなります。
連携を始める前に確認しておきたいこと
設定に入る前に、確認しておきたい点が3つあります。ここを飛ばして設定を始めると、途中で管理者の承認待ちになったり、思っていた機能が使えなかったりします。
Slackのアプリの数の上限
Slackの公式の料金ページによると、無料のプランでは連携できるアプリが最大で10個までです。すでにGoogleドライブやカレンダーなどのアプリを多く連携している場合、Notionを追加する枠が残っているかを確かめてください。有料プランでは、アプリの連携に上限はありません。また、無料プランではメッセージは90日間保存されて検索でき、それより前のメッセージを見るにはアップグレードが必要です。
Slackの管理者の承認
Slackのワークスペースによっては、アプリを追加するときに管理者の承認が必要な設定になっています。社員が勝手に外部のサービスとつなげないようにするための設定です。自社のSlackであれば管理者に、取引先のSlackに招待されている場合は先方の管理者に、事前に相談してください。取引先のワークスペースに無断で連携を入れることは、信頼関係を損なう原因になります。業務委託で複数の取引先のSlackに参加している方は、自分のNotionに取引先のメッセージを送ってよいかも確かめておきましょう。秘密を守る契約の内容によっては、取引先の情報を自分の管理するサービスに写すこと自体が問題になる場合があります。
Notionのプランと権限
Notionの側では、データベースの自動化の中でSlackに通知を送る機能は、有料プランでのみ使えると公式ヘルプに書かれています。また、データベースの通知を設定するには、そのデータベースへのフルアクセスの権限が必要です。読み取りの権限があれば設定済みの通知は見られますが、自分で作ったり変えたりはできません。
手順1:NotionからSlackへの通知を設定する
まず、Notionでの動きをSlackで受け取る設定です。自分がメンションされたときや、自分のページにコメントが付いたときに、Slackに通知が届くようになります。Notion公式ヘルプの手順は次のとおりです。
- Notionのサイドバーで「設定」を開き、「通知」に移動します
- 「Slack通知」を見つけます
- 「新しいアカウントを追加する」をクリックし、Slackの認証の画面で許可します
- Slack通知の横のドロップダウンで、通知を送るSlackのワークスペースを選びます
通知の範囲を選ぶ
設定の画面では、通知の範囲を2段階で選べます。「ワークスペース内のアクティビティ」をオンにすると、次のような場面で通知が届きます。
・自分のページにコメントが付いたとき、参加しているコメントのやりとりに返信が付いたとき
・通知を設定したデータベースでプロパティが変わったとき
・ページに招待されたとき
・自分のページへのアクセスを誰かが求めたとき
「ワークスペース内のアクティビティ」をオフにすると、自分や自分のグループがメンションされたときだけ通知が届きます。最初は「メンションのみ」から始めることをおすすめします。いきなりすべての通知を受け取ると、Slackの通知の数が急に増え、本当に大事なものが埋もれてしまうからです。
通知を止めたいとき
通知を止めたいときは、同じ「設定」の「通知」から、Slack通知の横のドロップダウンで「オフ」を選びます。長期の休暇の前や、担当を外れたプロジェクトがあるときに見直す場所として覚えておくと便利です。
手順2:SlackのメッセージをNotionに送る
次は、Slackのメッセージを、Notionのデータベースに記録として送る方法です。依頼や要望、アイデアのメッセージを、流れてしまう前にNotionに残せます。
- Slackで、記録したいメッセージの右横にある縦の3点のメニューをクリックし、「Send to Notion」を選びます。チャンネルで「/notion create」と入力しても同じ画面が開きます
- 送り先のデータベースを検索するか、データベースのリンクを貼り付けます
- 新しいページのタイトルを付けます
- 必要に応じて「Add property」で、データベースの項目(担当者や期限など)を埋めます
- 送ったことをチャンネルの人に知らせたい場合は、「Confirm page creation publicly」にチェックを入れます
- 「保存」をクリックします
メニューに「Send to Notion」が見当たらないときは、「その他のメッセージのショートカット」から検索すると表示されることがあります。
スレッドの中では使えない
公式ヘルプには、「/notion create」のコマンドはチャンネルでのみ動き、Slackのスレッドの中では動かないと書かれています。スレッドの中のメッセージを送りたいときは、コマンドではなく、メッセージの横のメニューから操作してください。この点を知らずに「コマンドが効かない」と悩まれる方は少なくありません。
手順3:SlackからNotionのタスクを作る
依頼のメッセージを、担当者と期限の付いたタスクとしてNotionに登録することもできます。
- Slackで、対象のメッセージの右横のメニューから「Create task in Notion」を選びます。チャンネルで「/notion task」と入力しても開けます
- タスクを入れるNotionのプロジェクトを検索するか、リンクを貼り付けます
- タスク名、担当者、ステータス、期限、説明を入力します
- 必要なら「Confirm page creation publicly」にチェックを入れて、チャンネルに知らせます
- 「保存」をクリックします
こちらのコマンドも、チャンネルでのみ動き、スレッドの中では動きません。
誰がタスクにするかを決めておく
この機能を導入した企業でよく起きるのが、同じ依頼が2人によって重複してタスクにされることです。依頼を受けた本人がタスクにするのか、チームのまとめ役がまとめてタスクにするのかを、最初に決めておいてください。ルールは「依頼を受けた人が、その日のうちにタスクにする」のような短いもので十分です。
手順4:データベースの変更をチャンネルに自動で知らせる
ここからは、Notionの有料プランで使える機能です。データベースにページが追加されたときや、ステータスなどの項目が変わったときに、決まったSlackのチャンネルへ自動で通知を送れます。Notion公式ヘルプの手順は次のとおりです。
- Notionのデータベースの右上にある「•••」をクリックします
- 「オートメーション」を選び、「新規オートメーション」を選びます
- 名前を付けて「トリガーを追加」をクリックし、「ページの追加」や、プロパティの編集など、通知のきっかけとなる操作を選びます
- 「アクションを追加」から「Slack通知を送信」を選びます
- 通知を送るチャンネルを選びます
公式ヘルプによると、現時点では送り先に個人宛てのダイレクトメッセージは選べず、チャンネルを指定する形です。通知の文面には、太字やリンク、Notionのページや人へのメンション、通知のきっかけを作った人を差し込む変数、Slackの「@チャンネル」などを使えます。
ボタンで送る使い方
自動の通知のほかに、Notionのページやデータベースにボタンを作り、押したときにSlackへ通知を送る設定もできます。例えば、原稿のデータベースに「確認をお願いする」ボタンを用意しておけば、書き手が原稿を書き終えたときにボタンを押すだけで、編集の担当者のチャンネルに知らせが届きます。自動の通知よりも、送る人の意思がはっきりしているため、受け取る側も重要度を判断しやすくなります。
通知のきっかけは絞り込む
ここで強くお伝えしたいのは、「いずれかのプロパティが編集されたとき」を通知のきっかけにしないことです。タスクの説明文を少し直しただけでも通知が飛ぶため、1日に何十件もの通知がチャンネルに流れ、誰も読まなくなります。「ステータスが完了になったとき」「担当者が変わったとき」のように、受け取る人が行動を変える必要がある変化に絞るのが基本です。
手順5:リンクの表示を整える
連携を入れると、リンクの見え方も変わります。
SlackにNotionのリンクを貼る
SlackにNotionのページのリンクを貼ると、リンクが展開され、ページの情報が表示されます。Notionの公式ヘルプによると、AIの要約の項目があるデータベースのページなら、要約も自動で表示されます。
チャンネルの中にそのページを見る権限のない人がいる場合は、共有した人に「一部の人がアクセスできない」という案内が表示され、権限のない人にもページを共有するかどうかを選べます。ページのプレビューを消すこともできます。社外の人が入っているチャンネルで社内のページのリンクを貼るときは、この案内を読み飛ばさないよう注意してください。
NotionにSlackのリンクを貼る
反対に、SlackのメッセージのリンクをコピーしてNotionに貼り、表示されるメニューで「プレビューとして貼り付け」を選ぶと、メッセージの中身と送信日時、チャンネル、返信の件数が表示されます。議事録や仕様書のページに、決定の根拠になったSlackのやりとりを残しておくときに便利です。
Slackの相手をNotionのページに招待する
連携を入れると、Slackでつながっている相手を、Notionのページに招待しやすくなります。Notion公式ヘルプの手順では、Notionのページで「共有」をクリックし、検索欄から「Slackから連絡先情報を追加」を選んで、招待したい人を検索して「招待」をクリックします。メールアドレスを聞き直さなくても、Slackで一緒に仕事をしている相手をそのまま招待できるため、外部の協力者を案件のページに迎えるときの手間が減ります。
招待するときは、ページの権限に注意してください。案件のページに招待したつもりが、上の階層のページの権限を引き継いで、ほかの取引先の情報まで見える状態になっていた、という事故は珍しくありません。外部の方を招待するページは、社内のページとは別の場所に分けて作っておくのが安全です。
通知を見落とさないためのSlack側の設定
連携の設定が終わっても、Slack側の通知の設定が合っていなければ、結局通知は見落とされます。ここからは、Slackの公式ヘルプに沿って、見落としを減らす設定をご紹介します。
通知する内容を選ぶ
Slackでは、サイドバーの自分のプロフィール写真から「環境設定」を開き、「通知」で「通知する内容」を「すべて」か「メンションとダイレクトメッセージ」から選べます。仕事の量が多い方は「メンションとダイレクトメッセージ」にしたうえで、Notionの通知を流すチャンネルなど、見落とせないチャンネルだけを例外として「すべての新しい投稿」で通知する設定にするのが現実的です。
キーワードの通知を使う
Slackには、参加しているチャンネルで特定の言葉が使われたときに通知を受け取る、キーワードの通知があります。公式ヘルプによると、キーワードは大文字と小文字を区別しませんが、完全に一致した場合にだけ通知が届き、フォローしていないスレッドの中の言葉では通知されません。自分の担当する取引先の名前や、プロジェクトの名前を登録しておくと、メンションされていない話題にも気づけます。
通知スケジュールで時間を区切る
Slackでは、決まった曜日と時間だけ通知を受け取る通知スケジュールを設定できます。スケジュールの外の時間は通知が一時停止されます。業務委託の方や副業の方は、取引先ごとに働く時間が違うことが多いため、通知の時間を区切っておくと、夜間の通知で休めないという状況を防げます。
デスクトップとスマートフォンの通知
Slackの公式ヘルプでは、パソコンとスマートフォンの両方で同時に通知を受けたい場合は、環境設定で「アクティブ状態でもモバイル通知をすぐに受け取る」を選ぶよう案内されています。スマートフォンの側では、プロフィール写真から「通知」を開き、「モバイルに通知を送信」でスマートフォンに通知を送るタイミングも選べます。外出の多い方は、この設定を確かめておくと見落としが減ります。
仕事の種類別の使い方の例
連携の機能は同じでも、仕事の種類によって効く使い方は変わります。導入を支援してきた中でよく使われている形を、3つの例でご紹介します。
制作会社の進行管理
Webサイトや動画の制作では、取引先からの修正の依頼がSlackで細かく届きます。修正の依頼のメッセージを「Create task in Notion」でタスクにし、担当者と期限を付けて制作のデータベースに入れます。ステータスが「確認待ち」に変わったら、ディレクターのチャンネルに自動で通知が届くように設定しておけば、確認の漏れを防げます。修正の回数が多い案件ほど、依頼の記録が残っていることが、後から追加の費用を相談するときの根拠にもなります。
経理の請求書の受付
社員や外部の協力者から届く請求書や経費の申請を、Slackの専用チャンネルで受け付けている会社もあります。届いたメッセージを「Send to Notion」で経理のデータベースに送り、金額や支払いの予定日を項目として埋めていきます。支払いが済んだらステータスを「支払い済み」にし、申請した人のいるチャンネルに通知が届くようにすると、「振り込まれましたか」という問い合わせが減ります。
採用の応募の管理
採用の担当者が複数いる会社では、応募があったことを関係者に知らせる手間がかかります。応募者のデータベースにページが追加されたら、採用のチャンネルに通知が届くように設定すれば、担当者全員が同時に気づけます。ただし、応募者の個人情報を通知の文面に入れすぎないよう注意してください。通知には名前とページへのリンクだけを入れ、詳しい情報はNotionの権限のある人だけが見られる形にしておくのが基本です。
連携を社内に定着させる進め方
連携の設定は1時間もあれば終わりますが、社内に定着させるには数週間かかります。導入でつまずく企業の多くは、設定を終えた時点で満足してしまい、使い方のルールを決めないまま運用を始めています。定着させるための進め方を、4週間の流れでご紹介します。
1週目は、まとめ役の1人だけが、自分あてのメンションの通知をSlackで受け取る設定を試します。通知の量や見え方を確かめ、Slack側の通知の設定も合わせて整えます。
2週目は、1つのチームで「Send to Notion」を使い始めます。送り先のデータベースと、誰が送るかを決めておきます。この段階では、データベースの自動の通知はまだ設定しません。
3週目に、そのチームでデータベースの自動の通知を1つだけ設定します。きっかけは「ステータスが完了になったとき」のように、行動につながるものに絞ります。
4週目に、1週目から3週目で分かったことを短い社内の手順書にまとめ、ほかのチームに広げます。手順書には、送り先のデータベース、通知のチャンネル、記録の正本はNotionであること、の3点を必ず書いてください。
この進め方の狙いは、通知の量を少しずつ増やし、読まれ続ける量を見極めることです。最初から全社で一斉に始めると、通知の洪水で連携そのものが嫌われてしまいます。
連携を見直す、外すときの考え方
連携は一度設定したら終わりではありません。プロジェクトが終わったとき、チームの体制が変わったとき、取引先との契約が終わったときには、通知の設定を見直す必要があります。
まず、自分あての通知は、Notionの「設定」の「通知」で、Slack通知をオフにすれば止まります。データベースの自動の通知は、そのデータベースの「•••」から「オートメーション」を開き、該当する設定を止めるか削除します。通知の送り先のチャンネルをアーカイブしたのに、自動の通知の設定だけが残っていると、どこにも届かない通知を作り続けることになります。チャンネルを整理するときは、そのチャンネルに通知を送っている設定がないかも合わせて確かめてください。
Slack側から連携そのものを外す場合は、Slackのアプリの管理画面からNotionのアプリを取り除きます。ワークスペースの設定によっては管理者の操作が必要です。連携を外すと、Slackのメッセージから「Send to Notion」などのメニューも使えなくなるため、社内に知らせてから作業するのが丁寧です。
Notion AIでSlackの情報を探す
Notion公式ヘルプには、Notion AIがSlackのメッセージの情報から質問の答えを見つけられることも書かれています。過去のSlackのやりとりで何が決まったかを、Notionの側から探せるということです。ただし、どのチャンネルの情報を読ませるかは、権限と情報の扱いの方針に沿って決める必要があります。社外の人が入っているチャンネルや、人事の情報を扱うチャンネルを対象に含めるかどうかは、導入の前に社内で確認してください。
導入した企業で見えたつまずきと対処
ここで、NotionとSlackの連携を導入した中小企業でよく見かけるつまずきを、対処とあわせてご紹介します。
通知が多すぎて誰も読まない
最も多いつまずきです。導入の初日に、すべてのデータベースの変更をチャンネルに流す設定をしてしまい、1週間後には誰もそのチャンネルを読まなくなる、という流れです。対処は、通知のチャンネルを目的ごとに分け、きっかけを「行動が必要な変化」に絞ることです。通知の量は、1つのチャンネルにつき1日10件程度を目安にすると、読まれ続けやすくなります。
書き写しの二重管理が残る
連携を入れても、「念のため」と言ってExcelの管理表にも書き写す人が残ることがあります。記録の正本はNotionのデータベースだと決め、ほかの場所に写さないことを、導入の最初に全員で確認してください。正本が2つあると、どちらが新しいかで必ず揉めます。
通知のチャンネルで会話が始まる
Notionからの自動の通知を流すチャンネルで、通知に返信する形で相談が始まり、通知と会話が混ざってしまうこともよくあります。会話が混ざると、後から通知だけを追うのが難しくなります。通知を受けるチャンネルは「通知専用」と名前に入れ、相談は通知のメッセージのスレッドか、別の相談用のチャンネルで行うと決めておくと、どちらも読みやすい状態を保てます。
退職者や契約終了者の連携が残る
外部の協力者がSlackとNotionの両方に入っていた場合、契約が終わったあとも連携のアカウントが残っていることがあります。契約の終了時には、Slackのワークスペースから外すだけでなく、Notionのページの共有と、通知の連携も外す手順を、退出の手続きの一覧に入れておくと安心です。
アプリの行き来そのものを減らしたいときの候補
連携の設定を整えても、SlackとNotionとメールとカレンダーを別々のブラウザのタブやアプリで開いていると、行き来の手間そのものは残ります。とくに、複数の取引先のSlackとNotionに参加している業務委託の方は、アカウントの切り替えで時間を取られがちです。
そうした方の選択肢の1つが、SpaceDeckです。公式サイトによると、SpaceDeckは毎日使うWebアプリを、アプリごとに独立したログインの状態で並べて使えるmacOS専用のアプリで、Slackを2つ、Gmailを3つといった形で、それぞれログインしたまま同時に使えると説明されています。全アプリの通知を1つのベルに集める通知センターがあり、アプリごとに「通知を受け取る」「ミュート」「新着音」を変えられるほか、集中モードの間は通知音を鳴らさず、通知の履歴は残す仕組みになっています。
無料版はワークスペース1つ、1つのワークスペースあたりアプリ3つまでで、インストールから14日間はカードの登録なしですべての機能を試せます。上限を外すProは月額980円、年額8,800円、買い切り19,800円(いずれも税込)から選べ、対応するのはmacOS 12以降です。設定の同期は、自分のiCloudやGoogle Drive経由で行う作りです。詳しくはSpaceDeckの公式サイトで確かめられます。
SpaceDeckは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。
Windowsのパソコンも使う方や、SlackとNotionをそれぞれ1つずつしか使わない方は、連携の設定と各アプリの通知の設定だけで十分です。複数の取引先のアカウントを同時に開いておきたい方は、無料の体験期間で、実際に毎日使うアプリを並べて試してから判断してください。
外部の協力者と働く体制から見えること
NotionとSlackの連携は、社内だけでなく、業務委託の協力者と一緒に仕事を進める体制でこそ効果を発揮します。依頼の記録が残り、進捗が自動で共有されるため、社員と外部の協力者の間の情報の差が小さくなるからです。
外部の協力者にどんな仕事を頼めるかは、職種ごとに整理されたAI・マーケティング・セキュリティのお仕事が参考になります。ツールの連携や業務の仕組みづくりそのものを外部に頼む場合は、開発の報酬の水準をソフトウェア作成者の年収・単価相場で確かめておくと、予算を組むときの目安になります。原稿や資料づくりを頼む場合は、著述家,記者,編集者の年収・単価相場で報酬の相場を確かめられます。業務の流れそのものを見直したい場合は、経営の診断の専門家である中小企業診断士の資格の内容を知っておくと、相談先を選ぶときの判断材料になります。
在宅や業務委託の仕事の市場を長く見てきた立場から言えば、外部の協力者と長く良い関係を続けている企業ほど、「依頼の記録の場所」と「連絡の場所」がはっきり決まっています。どこを見ればよいかが分かっている協力者は迷わずに動け、確認の往復が減る分、同じ予算でより多くの仕事を進められます。中間の手数料が乗らない直接の取引では、依頼する側は予算を仕事そのものに使え、受ける側は手数料0%で直接取引できる分、手取りが厚くなります。こうした双方にとっての得は、連絡の仕組みが整っていてこそ生きてきます。
まずは、Notionからの通知を「メンションのみ」で始め、Slackのメッセージを1件Notionに送ってみてください。小さく始めて、通知の量を見ながら広げていくのが、連携を定着させるいちばん確実な進め方です。
よくある質問
Q. NotionとSlackの連携は無料プランでも使えますか?
メンションやコメントをSlackに通知する設定や、SlackのメッセージをNotionに送る機能は、Notionの無料プランでも使えます。データベースの変更をきっかけにSlackのチャンネルへ自動で通知を送る機能は、Notion公式ヘルプで有料プランのみと案内されています。Slackの無料プランは連携できるアプリが最大10個までです。
Q. /notion createのコマンドが動かないのはなぜですか?
Notion公式ヘルプによると、/notion createと/notion taskのコマンドは、Slackのチャンネルでのみ動き、スレッドの中では動きません。スレッドの中のメッセージを送りたい場合は、メッセージの右横のメニューから「Send to Notion」や「Create task in Notion」を選んでください。
Q. Notionの通知をSlackの個人宛てのメッセージに送れますか?
データベースの自動化やボタンからSlackに通知を送る場合、送り先はチャンネルを選ぶ形で、現時点では個人宛てのダイレクトメッセージは選べないと公式ヘルプに書かれています。自分へのメンションやコメントの通知は、Notionの設定の「通知」でSlack通知を有効にすると受け取れます。
Q. Slackの通知が多すぎて見落とすときはどうすればよいですか?
Slackの環境設定の「通知」で、通知する内容を「メンションとダイレクトメッセージ」にし、見落とせないチャンネルだけを例外にする方法があります。担当する取引先やプロジェクトの名前をキーワードの通知に登録し、通知スケジュールで受け取る時間を区切ると、必要な通知だけが届きやすくなります。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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