ミニモで美容院のお客様を集める仕組みと、掲載するスタイリストが確かめたい点

@SOHO編集部
@SOHO編集部
ミニモで美容院のお客様を集める仕組みと、掲載するスタイリストが確かめたい点

この記事のポイント

  • ✓ミニモで美容院のお客様を集める仕組みを
  • ✓掲載するスタイリストの側から整理します
  • ✓掲載は無料で予約1件ごとに手数料がかかる仕組み

ミニモは、美容院やネイルサロンのお客様が、サロンではなくスタイリスト個人を選んで予約できるサービスです。美容院で働くスタイリストの中には、指名のお客様を増やしたい、カットモデルを集めたい、独立や業務委託に向けて自分のお客様を持ちたいといった理由で、ミニモへの掲載を考える人が少なくありません。

ただ、掲載する前に知っておきたいことは意外に多くあります。手数料はいくらかかるのか、どんなメニューなら載せられるのか、キャンセルが出たときはどう扱われるのか、どんな書き方をすると利用を止められるのか。この記事では、ミニモの公式のヘルプとガイドライン(2026年10月5日時点)をもとに、掲載するスタイリストの側から、お客様を集める仕組みと確かめておきたい点を整理します。

スタイリスト個人で集客する時代になった背景

美容院の集客は、長くお店の名前で行うのが一般的でした。お店が集客サイトに掲載し、来店したお客様をスタイリストが担当する、という形です。ところが近年は、SNSでスタイリスト個人の作品を見て予約するお客様が増え、「どのお店か」より「誰に切ってもらうか」で選ぶ流れがはっきりしてきました。

働き方の面でも変化があります。お店に雇われて働く形だけでなく、業務委託でお店の席を借りて働く形や、シェアサロンを使って独立する形が広がり、スタイリスト自身が集客を担う場面が増えています。自分でお客様を集められるかどうかが、収入や働き方の選択肢に直接つながるようになりました。理容・美容師の年収・単価相場では、理容師と美容師の年収や単価の相場が整理されていますが、同じ技術を持っていても、集客の力によって受け取る報酬に差が出やすい職業です。

ミニモは、こうしたスタイリスト個人の集客を支える場の1つです。運営は株式会社MIXIで、公式の紹介ページでは「サロンスタッフ直接予約サービス」と説明されています。美容院だけでなく、ネイル、まつげ、眉毛、エステ・リラクの施術者も掲載しています。

ミニモでお客様が集まる仕組み

ミニモの紹介ページでは、お客様にとっての特徴として、次の3つが挙げられています。

様々な美容メニューをサロンスタッフごとに予約できる 来店前にサロンスタッフにメッセージで相談ができる コスパよく施術が受けられる 出典: minimodel.jp

この3つは、掲載するスタイリストの側から見ると、お客様に選ばれる理由をそのまま表しています。

1つ目は、スタイリスト個人の口コミや得意な施術で選ばれることです。お店の規模や立地ではなく、プロフィール、作品の写真、口コミの内容で比べられます。若手のスタイリストでも、得意な施術がはっきりしていれば、指名につながりやすい仕組みです。

2つ目は、来店前のメッセージで相談できることです。仕上がりのイメージを事前にすり合わせられるので、初めてのお客様でも不安を減らせます。スタイリストにとっては、カウンセリングの一部を来店前に済ませられる利点があります。

3つ目は、ミニモ限定の価格や特典付きのメニューがあることです。紹介ページでは、急な空き枠を埋めたいスタイリストと当日行きたいお客様をつなぐ「直前割メニュー」、技術の向上や撮影のためのモデルを募集する「練習モデルメニュー」も紹介されています。練習モデルメニューは、特別な価格や無料で施術を受けられることもあるとされ、カットモデルやカラーモデルを集めたいアシスタントやジュニアスタイリストに使われています。

掲載を始めるまでの流れと審査

ミニモに掲載するには、ミニモのアプリでアカウントを作り、掲載者としての情報を登録して、運営の審査を受けます。審査が終わると、プロフィールとメニューを公開して予約を受け付けられるようになります。

登録するときに入れる氏名は、公開されない本人の情報として扱われ、審査が完了した後は変えられないと、掲載者向けガイドラインに書かれています。登録した後のアカウントの譲渡や共有もできません。公開するプロフィールの名前も、本人の名前が分かる形にする必要があり、公開しない氏名とかけ離れていると、運営から連絡が来ることがあります。

審査にかかる時間について、ヘルプでは「おおむね翌日を目途に完了」としつつ、登録の状況や、4月・5月のような入社や異動の時期には数日かかると案内されています。審査の結果はミニモからのメッセージで届くので、登録した後はメッセージをこまめに確かめます。

審査の段階で、サービスの趣旨と違う掲載と判断された内容は、掲載を断られます。後の節で書く掲載できない施術や、メニューの書き方の決まりを、登録の前に読んでおくと、やり直しの手間が減ります。審査のときに情報を間違えた場合の対処もヘルプに案内があるので、気づいたら早めに確かめてください。

勤めている美容院の情報を入れる場面もあるので、登録の前に、お店にミニモを使ってよいか、どの席や時間で受けてよいかを確かめておくことが大切です。お店の了解がないまま個人で受け付けると、後から働き方の取り決めとぶつかることがあります。

掲載は無料。手数料は予約が確定したときにかかる

ミニモの費用の仕組みは、掲載するだけなら無料で、予約が入ったときに手数料がかかる形です。公式のヘルプでは、次のように案内されています。

掲載は無料です。 ミニモの手数料は、お客様がご予約されたメニューの料金に応じて発生いたします。 出典: help.chatplus.jp

手数料の額は、メニューの料金によって4段階に分かれています。ヘルプに掲載されている金額は、次のとおりです(すべて税込)。

メニューの料金 ミニモの手数料
0円 110円
1円〜2,200円 440円
2,201円〜6,600円 660円
6,601円以上 880円

この表から分かるのは、手数料が料金に対する割合ではなく、段階ごとの定額だという点です。たとえば6,600円のカットなら手数料は660円で料金の10%ですが、6,601円以上のメニューは一律880円なので、15,000円のカラーとカットのセットなら約6%になります。反対に、2,200円の前髪カットでは440円で料金の20%にあたります。単価の低いメニューほど、手数料の重さが大きくなる仕組みです。

0円の練習モデルメニューでも、予約1件につき110円の手数料がかかる点も覚えておきたいところです。カットモデルを毎月20人集めるなら、手数料は1か月あたり2,200円になります。

手数料の締めと支払いについては、ヘルプで「月末締め、翌4日に確定」「支払い期限は利用した月の翌月末まで」と案内されています。手数料は予約が確定した時点で発生しますが、月々の請求は来店日を基準に集計されます。

キャンセルが出たときの手数料の扱い

手数料の仕組みで、特に確かめておきたいのがキャンセルの扱いです。ミニモのヘルプとキャンセルのガイドラインでは、キャンセルの理由によって手数料の扱いが分かれています。

お客様の事情によるキャンセル(お客様都合キャンセル)は、手数料がかかりません。当日になってお客様の都合で施術を受けないと連絡があった場合や、連絡なく来店しなかった無断キャンセルも同じ扱いです。

一方、スタイリストの側の事情によるキャンセル(サロン都合キャンセル)は、施術したときと同じ額の手数料がかかります。ガイドラインでは、サロン都合キャンセルにあたる例として、次のようなものが挙げられています。

・自分の体調不良や私用で施術できなくなった
・ほかの予約と重なった、予約の設定を誤った
・スタイリストの都合で日時の変更を頼んだが、お客様の都合が合わなかった
・料金や条件の書き漏れや変更を理由に、お客様がキャンセルを希望した
・お客様は時間どおりに来たが、店の状況で施術できなかった

施術がなかった場合は、来店日時から72時間以内にキャンセルの処理をする決まりです。72時間を過ぎるか、施術済みの処理をすると、キャンセルの申告ができなくなります。

もう1つ注意したいのが、返金した場合の扱いです。ヘルプでは、一部でも施術をした場合は、料金を受け取らなかったり返金したりしても、キャンセルの処理はせずに予約を完了させるよう案内されています。返金を理由にした手数料の取り消しは行っていないとされています。

ガイドラインに沿わないキャンセルの処理をすると、利用を停止されることがあります。本来はサロン都合キャンセルになる予約を、当日キャンセルや無断キャンセルとして処理するのは避けてください。

手数料を引いた手取りを計算してみる

手数料の段階が分かったら、自分が出すメニューで、手数料を引いた後にいくら残るかを計算しておきます。料金の決め方によって、同じ1件の予約でも手元に残る割合が変わるからです。

たとえば、次の3つのメニューを出す場合を考えます。

メニュー 料金 手数料 手数料を引いた額 料金に対する手数料の割合
前髪カット 2,200円 440円 1,760円 20%
カット 6,600円 660円 5,940円 10%
カットとカラー 13,200円 880円 12,320円 約7%

前髪カットのような単価の低いメニューは、手数料の割合が大きくなります。一方、6,601円以上のメニューは手数料が一律なので、料金が高いほど割合は下がります。料金を決めるときは、6,600円と6,601円のように段階の境目に近い金額を避ける、低い単価のメニューは来店のきっかけとして割り切る、といった考え方ができます。

ただし、この計算は手数料だけを引いたものです。業務委託でお店の席を借りて働いている場合は、お店との取り決めによる歩合や席の使用料、薬剤や材料の費用もかかります。お店に雇われて働いている場合は、売上の扱いそのものがお店との取り決めで決まります。ミニモの手数料だけで判断せず、自分の働き方で実際に手元に残る金額まで計算しておくことが大切です。

1か月の手数料の合計も見ておきます。カットモデルの0円のメニューを20件、6,600円のカットを10件受けた月なら、手数料は2,200円と6,600円で合計8,800円になります。月ごとの請求額が予想と大きく違わないか、ヘルプで案内されている支払い専用ページで内訳を確かめる習慣を付けておくと安心です。

手数料の支払い方法と、請求書の扱い

手数料の支払い方法は、個人で支払う場合と、お店でまとめて支払う場合で分かれています。個人の場合について、ヘルプでは、クレジットカードかコンビニで支払え、どちらも「お支払い専用ページ」から手続きする後払いの形だと案内されています。手続きは月ごとに行い、コンビニで支払ったときの受付の控えは、領収書の代わりとして保管するよう書かれています。

支払い専用ページで、お店の名前が表示されている請求は、個人では支払えないとされています。その場合はお店に連絡して支払いを相談します。お店に所属して使う場合は、手数料をお店が払うのか自分が払うのかを、最初に取り決めておくと行き違いを防げます。

業務委託や個人事業として働いている場合、ミニモの手数料は、確定申告で事業の経費として扱えるかを確かめる費用の1つになります。ヘルプでは、インボイス制度に対応した請求書は紙では発行していないものの、支払い専用ページで請求書の宛名を設定したうえで、月ごとの請求書を画面に表示し、画像やPDFにして保存できると案内されています。経費としての扱いは、働き方や取引の内容で変わるので、詳しくは税務署や税理士に確かめてください。

すぐ予約と予約リクエストの違いと、守る決まり

ミニモの予約の受け方には、「すぐ予約」と「予約リクエスト」の2つがあります。それぞれに決まりがあり、繰り返し違反するとアカウントを止められることがあると、予約のガイドラインに書かれています。

すぐ予約は、スタイリストが開けた日時に、お客様がその場で予約を確定できる形です。お客様は「予約できた=その日に必ず施術を受けられる」と考えて申し込むので、開ける日時は確実に受けられる日時に限ります。すぐ予約に対して「まだ確定していません」「こちらからの返信後に確定します」と案内することや、お客様の承諾なく日時を変えることは禁止されています。受けられなくなった日時は、自分で予約枠を閉じて管理します。

予約リクエストは、お客様が希望の日時を送り、スタイリストが確定するかキャンセルするかを選ぶ形です。お客様の希望と違う日時で確定することは禁止されており、申し込みから48時間以上、確定もキャンセルもしないままにしておくことも禁止です。未対応が繰り返されると、利用に制限がかかります。希望の日時で受けられないときは、受けられる日時を伝えたうえでキャンセルの処理をし、改めて予約してもらうよう案内します。

どちらの形を使う場合も、予約の管理はスタイリスト自身の責任です。本業の美容院の予約とミニモの予約が重なると、サロン都合キャンセルになり、手数料がかかるうえ、お客様の信頼も失います。複数の予約の経路を使うなら、1つの予定表にまとめて管理することが欠かせません。

掲載できる施術と、掲載を断られるもの

ミニモの掲載者向けガイドラインでは、掲載できない施術や情報が例として挙げられています。美容院のスタイリストが特に確かめておきたいのは、次の点です。

・出張や訪問で行う施術
・講習、レッスン、スクール、セミナーなど
・商品の販売
・求人の募集
・治療行為や医療行為、医療器具を使う施術

これらはあくまで例で、該当しない施術でも運営の判断で掲載を断られることがあると書かれています。

資格と届出の確認も必要です。ガイドラインでは、美容業や理容業は、資格のない人による施術や、届出のない場所での施術はできないと説明されています。美容師の免許が必要な施術の例として、ヘアカット、まつげエクステ、眉毛カット、メイクが挙げられており、保健所に届け出た美容所や理容所以外での施術は原則として認められていません。ミニモの利用規約でも、施術に必要な免許を持たずに登録した場合は、アカウントの登録を断るとされています。

自宅の一室で施術したい、お客様の家に出向いて施術したい、という場合は、美容所としての届出や出張での施術の扱いが関わってきます。どのような形なら認められるかは、地域や施術の内容で変わるので、施術を行う場所を管轄する保健所に確かめてください。

カットモデルや練習モデルを集めるときの注意

ミニモを使うスタイリストの中でも、特にアシスタントやジュニアスタイリストに多いのが、カットモデルやカラーモデルを集める使い方です。紹介ページでも、技術の向上や撮影のためのモデル募集のメニューとして、練習モデルメニューが紹介されています。

モデルを集めるときに気をつけたいのは、メニューの書き方の決まりです。モデルのメニューであっても、料金は材料費などを含めた金額で書き、施術の内容をはっきり書きます。「金額は相談後に決定」のような書き方や、担当者が変わる可能性がある書き方は、ガイドラインで禁止されています。練習のための施術であることや、時間が通常より長くかかることは、注意事項の欄に分かりやすく書いておくと、来店後の行き違いを防げます。

髪の長さや状態の条件があるメニューで、条件に合わないお客様から予約が入った場合は、キャンセルのガイドラインで「お客様都合キャンセル」として扱える例に挙げられています。たとえば「ロングヘア限定のメニューにショートヘアの人から予約が入った」場合です。条件はメニューや注意事項に事前に書いておくことが前提なので、受けられる条件ははっきり書いておきます。

撮影した写真を作品として使う場合は、お客様から掲載の許可を得ることが欠かせません。メニュー画像のガイドラインでも、お客様の顔が写る写真を使うときは許可をもらって設定するよう書かれています。どこに、どの範囲で載せるかを来店時に説明し、同意を得てから撮影します。

0円のモデルメニューでも、予約1件ごとに110円の手数料がかかります。練習の回数を多く確保したい時期は、手数料の合計も見込んでおきます。

プロフィールとメニューの書き方で注意すること

ミニモのガイドラインには、プロフィールとメニューの書き方について、細かな禁止事項が並んでいます。知らずに書いてしまいやすいものを整理します。

プロフィールで注意すること

公開するプロフィールは、自分の名前が分かる形で書きます。「スタッフ1」のような個人が分からない登録や、根拠を示さない「◯◯No.1」のような書き方は禁止されています。プロフィールの画像に、SNSなど外部のサービスへ誘導するQRコードを入れることも禁止です。アカウントの譲渡や、1つのアカウントを複数人で使うこと、複数のアカウントを持つことも認められていません。

メニューで注意すること

メニューの料金は、材料費など必ずかかる費用をすべて含めた金額で書きます。「金額は相談後に決定」のように内容が分からないメニュー、税別での案内、指名料などの手数料を別にお客様に請求することは禁止されています。メニューに書いた料金と実際の料金が違うことも、もちろん認められません。

外部のサービスへの誘導も禁止です。ガイドラインでは、LINEやSNS、メール、電話など、予約や連絡の手段になるものの情報を掲載したり誘導したりすることが禁止事項として挙げられています。ヘルプでも、掲載だけを行ってほかの予約サイトなどに誘導することは違反とされています。ミニモで出会ったお客様に、別の予約の窓口を案内するのは避けてください。

表現の決まりもあります。「No.1」「永久」「絶対」のような、不当景品類及び不当表示防止法(うそや大げさな表示を禁じる法律)に触れる書き方や、「美白」「脂肪燃焼」のように、医薬品などの効き目をうたう言い方を規制する法律に触れる書き方は禁止されています。

口コミとの付き合い方

ミニモでは、来店日時を過ぎると、お客様がスタイリストへの口コミを投稿できます。スタイリストは、投稿された口コミに返信できます。

口コミのガイドラインでは、施術に至らなかった予約についての投稿、見返りを目的にした投稿、スタイリストの関係者による投稿、スタイリストが内容を指示した投稿などは、ガイドラインに沿わない投稿とされています。友人や家族に頼んで口コミを書いてもらうことは避けてください。

返信を書くときは、お客様の本名や電話番号、住所などの個人情報を書かないことが求められています。厳しい内容の口コミが届いた場合も、感情的に反論せず、来店へのお礼と、改善のために何をするかを短く書くほうが、ほかのお客様からの印象は良くなります。口コミは、これから予約を考えているお客様が読むものだと考えて返信します。

運営が不適切と判断した投稿は、予告なく削除や非公開になることがあり、削除される前の内容は確認できないとされています。大切な口コミのやり取りは、必要に応じて自分で控えを保存しておくと安心です。

お店でまとめて使うサロンツールと、ポイントでの支払い

ミニモには、スタイリストが個人のアプリで使う形のほかに、お店でまとめて管理するための「ミニモサロンツール」があります。ヘルプでは、サロンツールの利用は、審査が終わったアプリのアカウントから申請し、サロンツールの審査を経て、サロンIDとパスワードがメールで届く流れだと案内されています。審査には数日ほどかかるとされています。

サロンツールでは、お店に所属するスタッフの管理や予約の管理、お店の共通の情報の登録などを行えます。手数料の請求も、お店向けと個人向けで手続きが分かれており、お店でまとめて支払う形にもできます。複数のスタイリストがミニモを使っているお店では、誰の予約がどれだけ入っているか、手数料の負担をどう分けるかを、サロンツールで見える形にしておくと管理が楽になります。

もう1つ、お客様がミニモのポイントを施術料金に使える「ポイント支払い受付」という機能もあります。ヘルプでは、この機能を使うにはサロンツールの登録が必要で、スタイリストやお店の負担金はないと案内されています。お客様が使ったポイントの分は、後日、登録した口座に「ポイント精算金」として振り込まれ、振込手数料はミニモが負担するとされています。

ポイントで支払いたいお客様にとっては、ポイント支払い受付をしているかどうかが選ぶ理由の1つになることがあります。使う場合は、店頭での精算の流れをスタッフ全員が分かるようにしておきます。

掲載を休みたいとき、やめたいときの扱い

産休や育休、引っ越し、お店の移籍などで、しばらく予約を受けられない時期もあります。ガイドラインでは、掲載を公開しているのに「予約受付停止中」「休業中」と書いておくことは禁止されており、予約を受けない場合は掲載を非公開にするよう案内されています。

ヘルプによると、掲載を非公開にすると、お客様の検索結果には表示されず、新しいお客様からは掲載の情報を見られなくなりますが、ほかの機能はそのまま使えます。予約の履歴があるお客様からは、予約はできないものの、掲載の情報は見られる状態になります。進行中の予約があれば、メッセージのやり取りも続けられます。

休む前に、すでに入っている予約をどうするかを先に決めます。スタイリストの都合で取り消す場合はサロン都合キャンセルとなり、手数料がかかるので、休む時期が決まった時点で予約枠を閉じ、新しい予約が入らないようにしておくのが確実です。

掲載する前に決めておきたい5つのこと

ここまでの仕組みと決まりを踏まえて、ミニモに掲載する前に決めておきたいことを5つに整理します。

  1. 勤めている美容院の了解を取る。お店によっては、個人での集客や、お店の席を使った個人の予約の受け付けに決まりがあります。業務委託で働いている場合も、契約の内容を確かめます。
  2. 何を目的に使うかを決める。カットモデルを集めるのか、指名の新しいお客様を増やすのか、空き時間を埋めるのかで、出すメニューと価格が変わります。
  3. メニューごとの手数料を計算する。料金の段階によって手数料の割合が変わるので、出すメニューの料金を決めたら、手数料を引いた手取りを計算しておきます。
  4. 予約の管理の方法を決める。お店の予約とミニモの予約を1つの予定表で管理し、重なりを防ぐ仕組みを先に作ります。
  5. 来店後の関係づくりを決める。ミニモで出会ったお客様に、ミニモの中でどうやって次の予約につなげるかを考えます。

特に1つ目は、後からトラブルになりやすい点です。お店の名前や席を使って個人のお客様を受ける以上、お店との取り決めを先に済ませておくことが、長く続けるための前提になります。

自分の予約の窓口を持ちたいときの選択肢

ミニモは新しいお客様と出会う場として使い、それとは別に、SNSで知ってくれたお客様や、もともと自分を指名してくれている常連のお客様のための予約の窓口を持ちたい、というスタイリストもいます。独立やシェアサロンでの開業を考えている場合は、なおさらです。ただし、プロフィールとメニューの書き方の節で書いたとおり、ミニモの中で別の予約の窓口に誘導することは禁止されているので、自分の予約の窓口は、自分のSNSや名刺など、ミニモの外での案内に限って使います。

その条件で探すときの候補の1つとして、小さなお店向けの予約システムのRizaflowがあります。公式の料金ページによると、フリープランは初期費用・月額ともに無料で、予約は月50件まで、スタッフ1名まで使えます。予約カレンダーと予約フォーム、予約完了・リマインダー・御礼のメール、お客様が自分で変更や取り消しをできるキャンセル用のURL、会員マイページ、顧客管理までフリープランに含まれています。予約が増えてきた場合は、ライトプラン(月額3,300円・税込、予約は月300件まで)、スタッフ指名とシフト管理が加わるスタンダードプラン(月額7,700円・税込、予約は月1,000件・スタッフ10名まで)と段階的に上げられます。集客サイトではないので、新しいお客様を連れてくる機能はありません。

Rizaflowは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

ミニモのように新しいお客様と出会える場と、自分の窓口とでは、役割が違います。どちらか一方に決めるのではなく、それぞれの決まりを守ったうえで、何のために使うかを分けて考えるのが現実的です。

美容の仕事の働き方の広がりと、集客の力の価値

フリーランスや在宅ワークの仕事の募集を長く見てきた運営者の立場から言えば、個人の技術を売る仕事で長く続く人ほど、新しいお客様を集めることより、一度来てくれたお客様に「次もこの人に頼みたい」と思ってもらうことに時間を使っている傾向があります。集客サイトは出会いのきっかけを作ってくれますが、2回目、3回目の来店につなげるのは、施術の腕と、来店前後のやり取りの丁寧さです。

仲介の手数料がかからない直接のやり取りでは、同じ予算でお客様はより良い施術を受けられ、施術する側は手取りが厚くなります。集客サイトの手数料は出会いの費用として払う価値がありますが、その後の関係を自分の力で続けられるかどうかで、同じ売上でも手元に残る金額が変わってきます。

美容の知識を活かす仕事は、サロンでの施術だけではありません。健康・美容・ファッション相談のお仕事では、美容や健康の相談に乗る仕事の内容が紹介されています。施術の経験を、オンラインでの相談や記事の監修に活かす働き方もあります。

お店としての道具の整え方を考えるなら、美容・サロン業界のDX2026|予約管理 × 顧客管理 × 決済のSaaS一括導入で、予約と顧客と決済の管理をまとめて整える考え方を確かめられます。独立して設備をそろえる場合は、美容室・サロン向け補助金2026年版|設備投資・内装リフォームに使える制度で、内装や設備に使える制度の概要を確かめておくと、開業の費用の見通しが立てやすくなります。まずは自分のメニューごとの手数料と手取りを書き出し、ミニモを何のために使うかを決めるところから始めてみてください。

よくある質問

Q. ミニモに掲載するのに費用はかかりますか?

ミニモの公式のヘルプによると、掲載は無料です。予約が確定したときに、メニューの料金に応じた手数料がかかります。手数料は税込で、0円のメニューが110円、1円から2,200円が440円、2,201円から6,600円が660円、6,601円以上が880円です。手数料は月末締めで翌月4日に確定し、利用した月の翌月末までに支払います。

Q. お客様がキャンセルした場合も手数料はかかりますか?

お客様の事情によるキャンセルは、当日のキャンセルや無断キャンセルも含めて、手数料はかかりません。一方、スタイリスト側の体調不良や予約の設定の誤りなどによるサロン都合キャンセルは、施術したときと同じ額の手数料がかかります。施術がなかった場合は、来店日時から72時間以内にキャンセルの処理をする決まりです。

Q. ミニモで出張や自宅での施術を掲載できますか?

ミニモの掲載者向けガイドラインでは、出張や訪問で行う施術は掲載できない例として挙げられています。また、ヘアカットやまつげエクステなどは、原則として保健所に届け出た美容所での施術が必要と説明されています。自宅で施術したい場合は、施術を行う場所を管轄する保健所に、届出の要否と条件を確かめてください。

Q. ミニモのプロフィールにSNSやLINEの案内を書いてもよいですか?

ミニモのガイドラインでは、LINEやSNS、メール、電話など、予約や連絡の手段になる外部のサービスの情報を掲載したり誘導したりすることは禁止されています。プロフィール画像に外部へ誘導するQRコードを入れることも禁止です。違反が確認されると利用を止められることがあるので、ミニモの中での案内は、ミニモの機能の範囲にとどめてください。

この記事について

@SOHO
編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年2月3日最終更新:2026年10月6日
@SOHO編集部

この記事を書いた人

@SOHO編集部

フリーランス・在宅ワークの専門メディア

@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

@SOHOで仕事を探してみませんか?

手数料0%・登録無料のクラウドソーシング。フリーランスの方も企業の方も、今すぐ始められます。

関連記事

カテゴリから探す

クラウドソーシング入門

クラウドソーシング入門

クラウドソーシングの基礎知識・始め方・サイト比較

職種別ガイド

職種別ガイド

職種・スキル別の案件獲得方法と単価相場

副業・在宅ワーク

副業・在宅ワーク

副業・在宅ワークの始め方と対象者別ガイド

フリーランス

フリーランス

フリーランスの独立・営業・実務ノウハウ

お金・税金

お金・税金

確定申告・節税・経費・ローンなどお金の知識

スキルアップ

スキルアップ

プロフィール・提案文・単価交渉などのテクニック

比較・ランキング

比較・ランキング

サービス比較・おすすめランキング

AI活用

AI活用

職種別にChatGPT・生成AIを活用して業務効率化・収益化するノウハウ

最新トレンド

最新トレンド

市場動向・法改正・AIなど最新情報

発注者向けガイド

発注者向けガイド

クラウドソーシングで外注・人材探しをする企業・個人向け

転職・キャリア

転職・キャリア

転職エージェント・転職サイト比較・キャリアチェンジ

看護師の転職・求人

看護師の転職・求人

看護師の転職・派遣・単発バイト・副業など働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

薬剤師の転職・求人

薬剤師の転職・求人

薬剤師・登録販売者の転職・派遣・パートなど働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

介護職の転職・求人

介護職の転職・求人

介護職・介護福祉士・ケアマネジャー・訪問介護員の転職・派遣・夜勤など働き方のガイド

保育士の転職・求人

保育士の転職・求人

保育士・保育補助・幼稚園教諭の転職・派遣・パートなど働き方のガイド

医療職の転職・求人

医療職の転職・求人

医師・産業医・リハビリ職・歯科衛生士・管理栄養士・医療事務の転職や働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

保険

保険

生命保険・医療保険・フリーランスの保険設計

採用・求人

採用・求人

無料求人掲載・採用コスト削減・人材募集の方法

オフィス・ワークスペース

オフィス・ワークスペース

バーチャルオフィス・コワーキング・レンタルオフィス

法律・士業

法律・士業

契約トラブル・士業独立開業・フリーランス新法

シニア・50代

シニア・50代

シニア世代のキャリアチェンジ・副業・年金

セキュリティ

セキュリティ

サイバーセキュリティ・脆弱性対策・情報保護

金融・フィンテック

金融・フィンテック

暗号資産・決済・ブロックチェーン・金融テクノロジー

ガジェット・機材

ガジェット・機材

フリーランスに役立つPC・デバイス・周辺機器

子育て×働き方

子育て×働き方

子育てと在宅ワークの両立・保育園・時間管理

補助金・助成金

補助金・助成金

個人事業主・フリーランスが使える公的補助金・助成金・給付金の申請ガイド

M&A・事業売却

M&A・事業売却

会社売却・事業承継・事業譲渡を考える経営者向け。売却の流れ、税金、従業員への伝え方、仲介会社の選び方

アウトソーシング・外注ガイド

アウトソーシング・外注ガイド

SNS運用・経理・広告など、業務のアウトソーシング(外注)を検討する企業・個人向け。費用相場・依頼の流れ・失敗しない選び方