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会員登録フォームのテンプレートの作り方と、入れる項目の選び方

@SOHO編集部
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会員登録フォームのテンプレートの作り方と、入れる項目の選び方

この記事のポイント

  • ✓会員登録フォームのテンプレートの作り方を
  • ✓コミュニティなど用途別の項目例
  • ✓個人情報とメール配信の同意の取り方まで解説します

教室の生徒、店のポイント会員、団体の会員、オンラインのコミュニティ。会員を受け付けるとき、最初に用意するのが会員登録フォームです。紙の申込書をそのままWebに移そうとして、項目が多すぎたり、必要な項目が抜けたりした経験のある人は多いのではないでしょうか。

会員登録フォームは、一度作ると長く使い続けるものです。最初に項目の選び方を誤ると、使わない個人情報を集め続けたり、あとから必要な情報を全員に聞き直したりすることになります。だからこそ、自分の用途に合ったテンプレートを、項目の理由まで考えて作っておくことが大切です。

この記事では、会員登録フォームのテンプレートの作り方を、基本の項目の一覧、用途別の項目例、入れる項目の選び方、入力しやすい設計、個人情報とメール配信の同意の取り方まで順に説明します。登録が届いたあとの会員情報の管理と、名簿を更新し続けるコツも整理します。登録者ごとの連絡や対応の状況を追う作業には、受付から返信までを1つの画面で扱えるHalictという選択肢にも触れます。

会員登録フォームが使われる場面

会員登録フォームは、会員として名簿に載せる人の情報を受け付けるフォームです。使われる場面は幅広く、次のような例があります。

  • 習い事の教室やスクールの入会の申し込み
  • 店舗のポイントカードや会員の登録
  • 業界団体や協会、町内会、同窓会の会員の登録
  • オンラインのコミュニティやファンクラブへの参加の申し込み
  • メールマガジンや会報の購読の登録
  • ボランティアやサークルのメンバーの登録

紙の申込書で受け付けていたころは、書いてもらった内容を表計算ソフトに打ち込む作業が欠かせませんでした。Webのフォームにすると、入力された内容がそのまま記録され、転記の手間と書き写しの誤りがなくなります。入会の申し込みを24時間受け付けられるのも、Webのフォームの強みです。

会員登録フォームと、ログインできる会員サイトの違い

ここで1つ、区別しておきたいことがあります。この記事で扱う会員登録フォームは、会員の情報を受け付けて名簿を作るためのフォームです。会員がIDとパスワードでログインして、会員だけが見られるページを使う仕組み(会員サイト)とは別のものです。

会員サイトを作るには、ログインの仕組み、パスワードの安全な保管、会員だけに見せるページの制御などが必要で、フォームの道具だけでは作れません。会員だけに見せたい情報があるなら、会員制のサイトを作れるサービスや、会員限定のコミュニティの道具を別に検討します。まずは「名簿を作るための登録」なのか「ログインして使う会員の仕組み」なのかを、はっきりさせておきます。

テンプレートを作る前に決めておくこと

会員登録フォームのテンプレートを作る前に、次の5つを決めておきます。

1. 会員になると何ができるのか

会員の特典や、会員として受けられるサービスを書き出します。会報が届く、割引が受けられる、イベントに参加できる、講座を受講できる。できることが決まれば、そのために必要な情報が見えてきます。会報を郵送するなら住所が必要ですが、メールで送るなら住所は要りません。

2. 会員の情報を何に使うのか

集めた情報の使い道を、項目ごとに書き出します。使い道が説明できない項目は、集める理由がありません。

3. 会費の有無

会費がある場合は、支払いの方法と、支払いの確認のしかたを決めます。フォームで会費の支払いまで受け付けるのか、登録のあとに振込先を案内するのかで、フォームの作りが変わります。

4. 登録内容の変更と退会の受け付け方

住所やメールアドレスが変わったとき、会員はどうやって知らせればよいのか。退会したいときは、どこに連絡すればよいのか。登録のフォームを作るときに、変更と退会の窓口も決めておくと、会員の名簿を正しい状態に保てます。

5. 名簿を管理する担当者

登録が届いたあと、誰が内容を確かめ、誰が会員に連絡するのかを決めます。団体の役員が交代する場合は、名簿の引き継ぎの方法も考えておきます。

基本の項目テンプレート

多くの会員登録フォームで使える、基本の項目を一覧にします。ここから、用途に合わせて項目を削ったり加えたりして、自分のテンプレートを作ります。

項目 必須か任意か 入力の形式 集める理由
氏名 必須 1行の記述 会員の確認、名簿
氏名のふりがな 用途による 1行の記述 名簿の並べ替え、読み間違いの防止
メールアドレス 必須 メールアドレスの形式 連絡、登録の控えの送信
電話番号 用途による 1行の記述 急ぎの連絡
住所 用途による 郵便番号と住所の記述 郵送物の送付
生年月日または年代 用途による 日付または選択式 年齢の条件の確認、会員の傾向の把握
会員の種別 用途による 選択式 会費の区分、受けられるサービスの区別
このサービスを知ったきっかけ 任意 選択式 告知の効果の確認
お知らせの受け取り 必須 選択式 メール配信の同意
規約と個人情報の取り扱いへの同意 必須 チェックボックス 規約への同意の記録

この表の「用途による」の項目は、会員になってできることと照らして、必要かどうかを判断します。

項目ごとに説明文を添える

項目の名前だけでは、何をどう書けばいいのか迷うことがあります。迷いやすい項目には、質問の下に短い説明文を添えます。

  • 氏名:「会員証や名簿に載るお名前です。ニックネームではなく本名でご入力ください」
  • メールアドレス:「入会のご案内をお送りします。携帯電話会社のメールアドレスの場合、受信の設定によっては届かないことがあります」
  • 電話番号:「メールが届かない場合など、急ぎのご連絡にのみ使います」
  • 会員の種別:「法人で入会される場合は『法人会員』をお選びください」

説明文に使い道を書いておくと、「なぜこれを聞くのか」という不安が減り、正確に入力してもらえます。とくに電話番号や生年月日のように、聞かれると身構える項目ほど、使い道を一言添える効果が大きくなります。

用途別のテンプレート

基本の項目をもとに、よくある用途ごとのテンプレートを紹介します。

習い事の教室やスクール

  • 氏名、ふりがな、メールアドレス、電話番号
  • 受講を希望するコース(選択式)
  • 受講を希望する曜日と時間帯(チェックボックス)
  • 経験の有無と程度(選択式)
  • 受講者が未成年の場合は保護者の氏名と連絡先
  • 体験レッスンの希望(選択式)
  • 規約と個人情報の取り扱いへの同意

子どもが通う教室では、保護者の連絡先が欠かせません。受講者本人の年齢によって質問を分ける作り方にすると、大人の受講者には保護者の欄を表示せずに済みます。

店舗の会員

  • 氏名、メールアドレス
  • 誕生月(誕生月の特典を贈る場合)
  • よく利用する店舗(複数の店舗がある場合)
  • お知らせの受け取り
  • 規約と個人情報の取り扱いへの同意

店舗の会員は、項目を最小限にするのが基本です。レジの前でスマートフォンから登録してもらう場面では、項目が3つ増えるだけで登録をやめる人が出ます。誕生日の特典のために聞くなら、生年月日ではなく誕生月で足ります。

団体や協会の会員

  • 氏名、ふりがな、メールアドレス、電話番号、住所
  • 所属(会社名や学校名)
  • 会員の種別(正会員、賛助会員など)
  • 会費の支払い方法(選択式)
  • 会報の受け取り方(郵送かメールか)
  • 規約と個人情報の取り扱いへの同意

団体の会員は、会費の区分や会報の送り方が会員ごとに違うことが多く、種別を正しく受け付けることが大切です。会報を郵送しない会員からは、住所を集めないという選択肢もあります。

オンラインのコミュニティ

  • ニックネーム(コミュニティの中で表示される名前)
  • メールアドレス
  • 参加の目的や興味のあるテーマ(選択式)
  • 自己紹介(任意の記述)
  • コミュニティのルールへの同意

オンラインのコミュニティでは、本名を求めない運営も多くあります。コミュニティの中で使う名前と、運営が連絡に使う情報を分けて考えます。

メールマガジンの購読だけの登録

  • メールアドレス
  • 名前(任意)
  • 興味のあるテーマ(任意)

購読の登録は、メールアドレスだけで十分です。項目を増やすほど、登録の数は減ります。

入れる項目の選び方

テンプレートの項目は、次の3つの問いで選びます。

問い1:その項目は、何に使うのか

項目ごとに、使い道を1文で説明できるかを確かめます。「念のため」「いつか使うかもしれない」は、使い道ではありません。使い道を説明できない項目は外します。

問い2:その項目は、登録の時点で必要か

住所は郵送物を送るときに、生年月日は年齢の条件を確かめるときに必要になります。それが登録の時点でなく、もっと先の場面で必要になるなら、その場面で聞く方法もあります。登録の時点では最小限の項目にして、必要になったときに追加で聞くと、登録のハードルを下げられます。

問い3:その項目がなくても困らないか

その項目が空欄だったら、何が困るのかを考えます。困らないなら、任意の項目にするか、外します。必須の項目は、空欄だと会員として受け付けられないものだけにします。

3つの問いを当てはめた例

たとえば、地域の子ども向けスポーツクラブが「保護者の勤務先」を聞くかどうかを考えたとします。問い1の使い道は「緊急時に連絡がつかないときに勤務先へ連絡する」でした。問い2では、それは登録の時点で必要かを考え、緊急時の連絡なら携帯電話の番号を2つ(保護者2人分)聞けば足りると分かりました。問い3では、勤務先が空欄でも困らないと判断し、この項目は外すことにしました。このように、1つずつ問いを当てはめていくと、「なんとなく聞いていた項目」が減っていきます。

項目を増やしすぎたときの影響

項目が増えると、入力に時間がかかるだけでなく、回答者は「なぜこんなことまで聞くのか」と警戒します。とくに、収入や家族構成、勤務先など、会員の特典と関係のない個人的な情報は、登録をためらわせる原因になります。

入力しやすいフォームにする設計

項目の順番は、答えやすいものから

氏名やメールアドレスのように迷わず答えられる項目から始め、選択式の項目、記述式の項目の順に並べます。規約への同意は、最後にまとめて確認します。

入力の形式を合わせる

メールアドレスの欄はメールアドレスの形式に、日付の欄は日付の形式にすると、入力の誤りを減らせます。Googleフォームでは、記述式の質問にメールアドレスの形式などの入力規則を設定できます。電話番号は、ハイフンの有無で迷わないよう、説明に入力の例を書きます。

選べるものは選択式にする

都道府県、会員の種別、コースなど、答えが決まっている項目は選択式にします。文字で入力させると、表記がばらばらになり、名簿の整理に手間がかかります。

登録の控えをメールで送る

登録が終わったら、入力内容の控えをメールで送ります。会員は自分の登録内容を確かめられ、運営は入力されたメールアドレスに実際に届くことを確かめられます。控えが届かないという問い合わせがあれば、メールアドレスの入力の誤りに早く気づけます。

送信のあとに、次に起きることを伝える

送信のあとの画面には、「登録を受け付けました。3営業日以内に、入会のご案内をメールでお送りします」のように、次に何が起きるかを書きます。何も書かないと、会員は登録できたのか不安になり、問い合わせが増えます。

個人情報とメール配信の同意の取り方

会員登録フォームでは、個人情報を集めるうえでの決まりと、メールを送るうえでの決まりの両方に気を配る必要があります。

個人情報の利用目的を、登録の前に示す

個人情報保護法の第21条には、本人から直接書面で個人情報を取る場合について、次のように定められています。

個人情報取扱事業者は、前項の規定にかかわらず、本人との間で契約を締結することに伴って契約書その他の書面(電磁的記録を含む。以下この項において同じ。)に記載された当該本人の個人情報を取得する場合その他本人から直接書面に記載された当該本人の個人情報を取得する場合は、あらかじめ、本人に対し、その利用目的を明示しなければならない。 出典: laws.e-gov.go.jp

電磁的記録とは、電子的に記録されたデータのことで、Webのフォームに入力された情報もここに含まれると一般に理解されています。フォームの冒頭か、同意のチェックボックスのすぐ上に、「ご登録いただいた情報は、会員の管理、会報の送付、イベントのご案内にのみ使います」のように、使い道を書いておきます。個別の判断に迷う場合は、自社の個人情報の取り扱いの方針や、専門家に確かめるのが確実です。

広告や宣伝のメールを送るなら、事前の同意を取る

会員に新商品の案内やセールの告知などの広告や宣伝のメールを送る場合は、特定電子メール法の決まりにも気をつけます。この法律の第3条では、広告や宣伝のメールは、原則として、あらかじめ送信に同意した人などに限って送れることになっています。同じ条文では、同意を受けた事実を記録して保存することも求めています。条文はe-Govの法令検索で確かめられます。

会員登録フォームには、「お知らせメールを受け取る」「受け取らない」を本人が選べる項目を用意します。あらかじめ「受け取る」に印を付けておく形は、本人が意識しないまま同意したことになりかねないため、避けるのが無難です。また、メールには配信の停止の方法を書き、停止を求められたら送らないようにします。

規約は、読める形で示す

会員の規約がある場合は、フォームの中に全文を書くか、規約のページへのリンクを載せ、同意のチェックボックスで確認します。規約の要点(会費、退会の方法、禁止事項)だけでも、フォームの中に書いておくと、あとのトラブルを防げます。

Googleフォームでテンプレートを作る手順

無料で会員登録フォームを作るなら、Googleフォームが手軽です。一度作ったフォームは、コピーしてテンプレートとして使い回せます。

手順1:フォームを作り、項目を並べる

新しいフォームを作り、この記事の基本の項目の表から、必要な項目を並べます。氏名やメールアドレスは記述式、会員の種別やお知らせの受け取りは選択式、規約への同意はチェックボックスにします。

手順2:メールアドレスの集め方を選ぶ

公式ヘルプのフォームの回答を表示、管理するによると、メールアドレスの集め方には2つあります。[確認済み]を選ぶと、回答者のGoogleアカウントのメールアドレスが集められます。[回答者からの入力]を選ぶと、回答者が自分でメールアドレスを入力します。会員の多くがGoogleアカウントを持っていない場合は、[回答者からの入力]が向いています。

手順3:登録の控えを送る設定にする

同じヘルプによると、メールアドレスを集める設定にしたうえで、[回答のコピーを回答者に送信]を「常に表示」などにすると、回答者に回答のコピーを送れます。

手順4:回答をスプレッドシートに保存する

[回答]の[概要]から[回答の送信先を選択]を選び、スプレッドシートを作ります。このスプレッドシートが、会員の名簿の元になります。

手順5:テンプレートとしてコピーして使う

できあがったフォームは、Googleドライブでコピーを作れば、別の教室や別の年度の受付に使い回せます。コピーしたあとは、フォームの名前と説明文、受付の期間を必ず直します。

登録が届いたあとの会員情報の管理

会員登録フォームは、作って終わりではありません。登録が届いたあとの管理で、会員との関係が決まります。

登録の内容を確かめて、会員に連絡する

登録が届いたら、内容に不備がないかを確かめ、入会の案内を送ります。会費の支払いがある場合は、支払いを確認したことも伝えます。登録の数が増えると、誰に案内を送ったか、誰の支払いを確認したかを追うのが大変になります。

変更と退会を名簿に反映する

会員の住所やメールアドレスが変わったら、名簿を直します。退会の申し出があったら、名簿から外し、メールの配信も止めます。変更と退会の受け付けを専用のフォームにしておくと、名簿への反映を漏らしにくくなります。

同じ人の重複に気をつける

同じ人が2回登録したり、別のフォームから登録し直したりすると、名簿に同じ人が重複します。メールアドレスで重複を確かめ、1人にまとめます。

受付から返信までを1つの画面で扱える選択肢

登録のあとの案内、支払いの確認、変更の受け付けを、スプレッドシートとメールソフトで回していると、担当者が複数になったときに、どこまで対応したかが分からなくなりがちです。こうした場面で選択肢になるのが、フォームの道具のHalictです。

公式サイトによると、フォームで届いた回答1件ごとに担当者とステージを割り当てて管理でき、登録者への返信も同じ画面から送れます。メールアドレスをもとに、同じ人が複数のフォームに答えても1人の連絡先として束ねる機能があり、入会の登録と、あとから届く変更の申し出を同じ人の記録として見られます。参加の意思、出欠、提出物のように、登録のあとに運営側が付ける情報を項目として定義し、一覧とCSVに列として出す機能もあります。回答者はログインせずに答えられ、データは日本国内のサーバーに保存されていると、公式サイトのよくある質問に書かれています。

料金は、メンバー1人までのフリープランが0円で、フォームの数と回答の数はどのプランでも無制限と公式の料金ページに書かれています。フォームの複製は有料のスタータープラン(税抜で1か月あたり2,980円)から、運営側が付ける情報の項目と一斉メールは、有料のチームプラン(税抜で1か月あたり7,800円)から使えます。

Halictは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

Halictの公式サイトでも、集計を見るだけで終わる用途や、回答者へ個別に返信する必要がない用途ならGoogleフォームで足りると案内されています。登録を受け付けて名簿を作るだけならGoogleフォームとスプレッドシートで十分です。登録者ごとに案内や確認の連絡を続ける運営かどうかで、道具を選ぶのが確実です。

会員の個人情報を守るために

名簿を見られる人を限る

Googleフォームの公式ヘルプには、フォームを共同編集者と共有している場合、共同編集者はフォームにリンクされたスプレッドシートにもアクセスできると書かれています。共同編集者を外すときは、フォームとスプレッドシートの両方から外す必要があります。名簿を見る必要のない人を、共同編集者に加えないようにします。

名簿のファイルを増やさない

名簿をCSVで書き出して、メールで回したり、自分のパソコンに保存したりすると、個人情報のファイルがあちこちに増えます。名簿は1か所で管理し、書き出したファイルは用が済んだら削除します。

退会した人の情報の扱いを決める

退会した人の情報を、いつまで保管し、いつ削除するのかを決めておきます。会費の記録など、保管が必要な情報がある場合は、必要な項目だけを残し、それ以外は削除します。

担当者が替わるときに権限を見直す

団体の役員の交代や、スタッフの退職で担当者が替わるときは、名簿を見られる人の一覧を見直します。辞めた人のアカウントが共同編集者に残ったままになっていると、辞めたあとも名簿を見られる状態が続きます。担当者の交代を、権限の見直しの合図にする習慣をつけます。

名簿のスプレッドシートに書き込む情報を決める

名簿のスプレッドシートには、会員の対応のメモを書き込みたくなります。ただし、会員の家庭の事情や体調など、本人が知ったら嫌がるような内容を気軽に書き込むと、共有の範囲によっては多くの人の目に触れます。名簿に書くのは運営に必要な事実だけにし、個別の事情は書き方に気をつけます。

紙の申込書からWebのフォームに移すときの注意

これまで紙の申込書で会員を受け付けていた場合、Webのフォームに切り替えるときに気をつけたいことがあります。

紙の項目をそのまま移さない

紙の申込書は、何年も前に作られたまま、使わなくなった項目が残っていることがよくあります。Webに移すときは、この記事の3つの問いで項目を見直す機会にします。紙では空欄のまま出されていた項目は、使われていない項目である可能性が高いといえます。

紙の受付も残すかを決める

会員に高齢の人が多い団体や、スマートフォンを持たない人もいる教室では、Webのフォームだけにすると入会できない人が出ます。紙の申込書も残し、届いた紙の内容は運営側がフォームに入力して、名簿を1つにまとめる方法があります。

既存の会員の情報をどう扱うか

すでに紙で登録している会員の情報を、Webの名簿に移すかどうかを決めます。移す場合は、紙の申込書のときに示した使い道の範囲で使うこと、移したあとの紙の申込書を安全に保管するか処分することも決めておきます。

会員登録フォームでよくある失敗

必須の項目が多すぎる

すべての項目を必須にすると、答えたくない項目が1つあるだけで、登録そのものをやめてしまう人が出ます。必須の項目は、会員として受け付けるのに欠かせないものだけに絞ります。

確認のメールが届かない

登録の控えを送る設定にしていても、携帯電話会社のメールアドレスでは、受信の設定によって届かないことがあります。控えが届かない場合の問い合わせ先を、送信のあとの画面に書いておきます。

規約を変えたことを会員に伝えていない

会員の規約や個人情報の使い道を変えたとき、新しく登録する人のフォームだけを直して、既存の会員に知らせないままにしてしまう例があります。使い道を変えた場合は、既存の会員にも知らせる必要があるか、個人情報保護法の決まりと照らして確かめます。

古いフォームが公開されたまま残っている

年度ごとに新しいフォームを作ったのに、古いフォームの受付を止めていないと、古いフォームから登録が届き、名簿が2つに分かれます。新しいフォームを公開したら、古いフォームの受付を止めます。

具体例:小さな料理教室の会員登録フォーム

最後に、ここまでの内容を、オンラインと教室の両方で講座を開いている小さな料理教室の例で通してみます。

決めたこと

  • 会員になるとできること:講座の予約、会員向けのレシピの配信、会員価格での受講
  • 会費:なし。講座ごとに受講料を払う
  • 情報の使い道:講座の予約の管理、レシピとお知らせのメール配信
  • 郵送物:なし(住所は集めない)
  • 変更と退会:専用のフォームで受け付ける

項目

項目 必須か任意か 形式
氏名 必須 記述式
メールアドレス 必須 記述式(メールアドレスの形式)
受講の形(オンライン・教室・両方) 必須 選択式
料理の経験 任意 選択式
食物アレルギー 任意 記述式
お知らせメールの受け取り 必須 選択式(受け取る・受け取らない)
規約と個人情報の取り扱いへの同意 必須 チェックボックス

食物アレルギーは、教室で調理する講座の安全のために聞いています。健康に関わる情報なので、任意にし、講座の運営にだけ使うことを説明に書きます。郵送物がないため、住所と電話番号は集めていません。

変更と退会のフォーム

登録のフォームとは別に、メールアドレスの変更と退会を受け付ける短いフォームも用意しました。項目は、氏名、登録したメールアドレス、手続きの種類(メールアドレスの変更・お知らせメールの停止・退会)、新しいメールアドレスの4つです。退会の手続きが届いたら、名簿から外し、お知らせメールの配信先からも外します。登録のフォームの送信のあとの画面と、お知らせメールの末尾に、このフォームのURLを載せておくことで、会員は迷わずに手続きできます。

会員の仕組みづくりを仕事に生かす

会員登録フォームの設計、名簿の管理、会員への連絡の仕組みづくりは、店舗やネットショップ、団体の運営を支える仕事として需要があります。

ネットショップや販促の運営を支える仕事

ネットショップの運営では、会員登録やメール配信の仕組みを整える作業がよく含まれます。こうした仕事の内容は、EC運用代行・商品登録のお仕事で紹介しています。会員の情報を使った販促や、マーケティングの仕事については、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事で整理しています。登録フォームや会員向けのページの見た目を整えるデザインの仕事の相場は、デザイナーの年収・単価相場で確かめられます。

運営者として見てきたこと

在宅ワークとフリーランスの仲介を2004年から続けてきた運営者として見てきた限りでは、会員の管理や名簿の更新の作業を外部に任せる依頼では、入力の速さよりも、個人情報を丁寧に扱えることが信頼の決め手になります。名簿のファイルを増やさない、見られる人を限る、といった基本を守れる人には、継続して仕事が任されています。

また、中間の手数料が乗らない直接のやり取りでは、同じ予算で依頼する側は登録フォームの見直しや会員への連絡の代行まで頼みやすくなり、受ける側は手取りが厚くなります。名簿の整理という小さな作業から始まった関係が、会員の運営全体の相談に広がっていくのは、こうした双方が得をする取引が続いたときです。

会員登録フォームのテンプレートは、基本の項目から始めて、使い道を説明できる項目だけを残すことで、自分の用途に合ったものになります。登録のあとの管理と、変更や退会の受け付けまで見通して作ってみてください。

よくある質問

Q. 会員登録フォームに最低限必要な項目は何ですか?

多くの場合、氏名、メールアドレス、規約と個人情報の取り扱いへの同意の3つが最低限の項目です。郵送物を送るなら住所、急ぎの連絡が必要なら電話番号を加えます。項目ごとに使い道を説明できるかを確かめ、説明できない項目は外すと、登録しやすいフォームになります。

Q. 会員にお知らせメールを送るには同意が必要ですか?

新商品の案内やセールの告知など、広告や宣伝のメールを送る場合は、特定電子メール法により、原則として事前に送信への同意を得る必要があります。同意を受けた記録の保存も求められています。フォームに「受け取る」「受け取らない」を本人が選べる項目を用意し、配信の停止の方法もメールに書きます。

Q. Googleフォームで会員登録フォームを作るときの注意点はありますか?

メールアドレスの集め方は、会員がGoogleアカウントを持っていない場合は「回答者からの入力」を選びます。回答はスプレッドシートに保存して名簿にしますが、フォームの共同編集者はそのスプレッドシートにもアクセスできるため、名簿を見る必要のない人を共同編集者に加えないようにします。

Q. 登録のあとに住所や連絡先が変わったときはどうすればよいですか?

変更と退会を受け付ける専用のフォームを用意し、会員に案内しておくと、名簿への反映を漏らしにくくなります。届いた変更は名簿を直し、退会の申し出があれば名簿から外してメールの配信も止めます。同じ人の重複はメールアドレスで確かめて1人にまとめます。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年3月5日最終更新:2026年10月15日
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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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