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名鉄協商の不正アクセス|カリテコ会員・駐車場利用者 お客様情報漏えいのおそれ 2026

@SOHO編集部
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名鉄協商の不正アクセス|カリテコ会員・駐車場利用者 お客様情報漏えいのおそれ 2026

この記事のポイント

  • ✓名鉄協商の情報漏洩について
  • ✓2026年7月2日の第1報と7月28日の公表
  • ✓9月3日時点の個別案内の状況をもとに整理

名鉄協商の情報漏洩について、名鉄協商株式会社は2026年7月2日にサーバーへの第三者による不正アクセスを公表し、7月28日に、複数のサーバーへの攻撃が確認され、お客様情報について外部漏洩のおそれがあることが否定できない状況だと発表しました。個別の案内を送った対象は、9月3日時点でカーシェア「カリテコ」の会員、名鉄協商パーキングの月ぎめ駐車場の契約者と地主・仲介会社、MKPポイントカード会員、名鉄カナエルショップの利用者など11の区分に広がっています。 2026年11月1日時点で分かっていることは、お客様情報が外部に流出したことを示す事実は確認されていないこと、そして9月3日時点の個別案内の実施状況が本件の最新の公表で、それより後の続報は名鉄協商の新着情報に掲載されていないことです。 対象の人がまずすることは、MKPポイントカード会員ならパスワードの見直し、カリテコ会員ならカードの利用明細の確認、そして名鉄協商や金融機関を名乗る電話・メール・郵便に応じないことです。

この記事は、2026年11月1日時点で名鉄協商の新着情報の一覧と、そこからリンクされているサービスごとのお知らせを開き直して確かめた内容だけで書いています。報道の数字や推測は入れていません。件数は公式に示されていないため書いていません。

名鉄協商で何が起きたのか

名鉄協商は、名古屋市中村区に本社がある名鉄グループの会社で、「名鉄協商パーキング」の駐車場、カーシェア「カリテコ」、シェアサイクル「カリテコバイク」、カーリース、保険代理店などの事業を手がけています。今回の件は、これらの事業で使っていたサーバーが不正アクセスを受けたものです。

2026年7月2日の第1報によると、経緯は次のとおりです。

  • 2026年6月23日、サーバーへの不審なアクセスを検知し、一部のサーバーが停止したため、直ちにシステムの切り離しとネットワークの遮断を実施した
  • 外部の専門機関に支援を求めて調査した結果、6月19日にランサムウェアによる不正アクセスの痕跡を確認した
  • 第1報の時点では、外部への情報漏洩の事実は確認されていなかった

ランサムウェアとは、会社のコンピューターに入り込んでデータを暗号化し、元に戻すことと引き換えにお金を要求する不正なプログラムのことです。最近はデータを外へ持ち出したうえで脅す手口もあります。

その後、7月28日の公表で、調査の結果、複数のサーバーに対する攻撃が確認され、お客様情報について外部漏洩のおそれがあることが否定できない状況だと分かったと発表されました。ただし、同じ公表で、お客様情報が外部に流出したことを示す事実は確認されていないとも書いています。

「漏えいのおそれ」「否定できない」は、会社の発表そのものの表現です。情報が持ち出されたと確定したわけではなく、その可能性を打ち消せない段階だということです。それでも、対象になり得る人が先に備えておくことには意味があります。

公表の経緯と分かったこと

名鉄協商の新着情報に掲載された本件の主な発表を、日付順に並べると次のようになります。

日付 発表 分かったこと
2026年6月26日 各種Webサイトにおけるシステム障害の状況 6月23日8時頃から、駐車場の検索サイト、カーリースの会員向けサイト、カリテコなどで障害
2026年7月2日 不正アクセスによるシステム障害発生に関するお知らせ(第1報) 6月19日にランサムウェアによる不正アクセスの痕跡を確認。外部への情報漏洩の事実は確認されていない
2026年7月6日 システム障害に関する相談窓口(コールセンター)開設 電話での相談窓口を開設
2026年7月22日 一部サービス再開のお知らせ カリテコの新規入会などを再開
2026年7月28日 不正アクセスに伴うお客様情報漏洩のおそれに関するお知らせ 複数サーバーへの攻撃を確認。外部漏洩のおそれが否定できない。個別の案内を郵送などで順次実施
2026年8月6日、8月12日、9月3日 個別案内の実施状況 案内を送った区分を順に公表。9月3日時点で11の区分

2026年10月21日には、セキュリティ対策のためにWebサイトを一時停止するお知らせが出ていますが、このお知らせは、メンテナンスが不正アクセスや個人情報の漏えいに起因するものではないと明記しています。10月27日にWebサイトの再開が知らされています。検索でこれらのお知らせを見かけても、新たな漏えいの話ではないので混同しないでください。

2026年11月1日時点で、本件の個別案内の実施状況として掲載されている最新のものは9月3日時点のものです。それより後に、新たな区分の追加や、漏えいの有無が確定したという続報は掲載されていません。続報を確かめるときは、名鉄協商の7月28日の公表と新着情報の一覧を見るようにしてください。

止まったサービスと再開の状況

今回の件は、情報の漏えいのおそれだけでなく、サービスが長く止まったことでも利用者に影響が出ています。2026年6月26日のお知らせでは、6月23日8時頃から障害が起き、次のようなWebサイトや機能が使えない状態だと説明されていました。

  • 名鉄協商パーキングの関連サイト(時間貸しの検索サイトの一部機能など)
  • カーリースの会員向けサイト「ビジカーネット」
  • カリテコとカリテコバイクの一部の機能
  • 「アワーオフィス」「アワーセールス」などのアワーシリーズの一部

7月22日のお知らせでは、カリテコの新規入会のお申し込みと、マイページからの契約内容の変更手続き、カリテコバイクの法人プランの新規登録、MKPビジネスカードの利用明細の閲覧などが再開したと案内されています。駐車サービス券やMKPギフトカードは臨時のフォームで注文を受け付け、ECサイト「名鉄カナエルショップ」でのマンスリーパスポートの販売は止まったまま、専用フォームでの抽選販売に切り替えたとも書かれています。8月10日には、カリテコバイクのサービス再開も知らされています。

MKPポイントカードのお知らせでは、サービスは安全性を最優先に段階的に再開する予定で、すべてのサービスの復旧は年内を目標としていると書かれています。2026年11月1日時点でも、一部の機能が元どおりになっていない可能性があります。

サービスが止まっている間は、ふだんと違う手順の案内が出ることがあります。臨時のフォームや抽選販売のように、本物の案内でも見慣れない形になることがあるため、偽の案内と見分けにくくなります。案内を受けたら、名鉄協商や各サービスの公式サイトの新着情報に同じ案内が載っているかを確かめてから手続きをしてください。

個別の案内を送った対象の区分

9月3日時点の「お客様情報漏えいのおそれに関する個別案内の実施状況」では、案内を送った区分と送付の日付が次のとおり示されています。

区分 案内を送った日
カーシェア「カリテコ」会員(個人) 7月10日、7月23日
カーシェア「カリテコ」会員(法人) 8月20日
名鉄協商パーキング オーナー(地主・仲介会社) 8月3日
名鉄協商パーキング 月ぎめ駐車場の利用者 8月6日
MKPポイントカード会員 8月4日
駐車サービス券およびMKPギフトカードの購入者 9月3日
名鉄カナエルショップの利用者 8月10日
ゴントランシェリエ オンラインストアの利用者 8月20日
旧保険代理店システムに登録があった客 8月26日
「WEBナビ名鉄のハイキング」賞品引き換えの申込者 8月12日
「名鉄ミューズポイントからmanacaチャージ券への交換サービス」の申込者 8月12日

区分が多いのは、名鉄協商が自社の事業だけでなく、名古屋鉄道から委託された業務や、「ゴントランシェリエ」のオンラインストアなども手がけていたためです。最後の2つの区分は、名古屋鉄道が名鉄協商に業務の一部を委託していたサービスで、名古屋鉄道も自社のサイトでお知らせを出しています。

案内の手段について、7月28日の公表は「郵送等」としています。MKPポイントカード会員のお知らせでは、8月上旬に個別にメールで案内を送ったと書かれています。区分によって郵送とメールが分かれていることになります。また、多くの区分で、宛先不明などで案内が届かなかった人がいたため、各サービスのサイトにもお知らせを掲載したと説明しています。

サービスごとの漏えいのおそれがある情報

各サービスのお知らせに書かれている項目を整理すると次のようになります。区分によって項目が大きく違うので、自分が使っていたサービスの行を確かめてください。

区分 漏えいのおそれがある情報 含まれない、または関係ないと書かれていること
カリテコ会員(個人) 入会申込書に記載した氏名、住所、生年月日、電話番号、メールアドレス、運転免許証情報。一部の客はクレジットカード情報を含む可能性。退会済みの会員を含む 記載なし
カリテコ会員(法人) 取引開始の当時に提供した法人名、住所、連絡先、代表者の情報、口座情報、利用登録した社員の免許証情報 記載なし
月ぎめ駐車場の契約者 申し込みの際に提供した氏名、住所、電話番号、引落口座情報(登録されている場合)、車両情報 記載なし
駐車場の地主・仲介会社 契約当初に提供した氏名、住所、電話番号、振込口座情報(登録されている場合) 記載なし
MKPポイントカード会員 会員登録の際に入力した氏名、住所、性別、生年月日、電話番号、メールアドレス、パスワード ポイントチャージに使うクレジットカード情報は外部サービスを使っており漏洩のおそれはない。駐車場の利用は切り離されたシステムで本件と関連はない
名鉄カナエルショップの利用者 商品の発送先として登録した氏名、郵便番号、住所、電話番号、注文商品。一部の客はメールアドレスを含む可能性 記載なし
ゴントランシェリエ オンラインストアの利用者 商品の配送先として登録があった客の氏名、住所、電話番号 記載なし
旧保険代理店システムに登録があった客 氏名、住所、生年月日、電話番号、保険会社名、証券番号、補償内容など 記載なし
WEBナビ名鉄のハイキングの申込者 2023年6月から2026年5月に賞品引き換えを申し込んだ際の氏名、住所、電話番号、メールアドレス、ポイント情報(景品交換履歴) 記載なし
名鉄ミューズポイントからmanacaチャージ券への交換の申込者 2019年4月から2026年6月に申し込んだ際の氏名、住所 名鉄ミューズカードのクレジットカード番号や口座情報などは含まれない

駐車サービス券とMKPギフトカードの購入者については、9月3日の実施状況に区分の名前が載っていますが、この記事を書くために確かめた範囲では、項目を示したお知らせへのリンクは添えられていませんでした。項目は個別の案内で確かめてください。

MKPポイントカード会員の項目について、公式のお知らせから該当部分を引用します。

会員登録の際に入力いただいた情報 〔氏名、住所、性別、生年月日、電話番号、メールアドレス、パスワード〕 ※ポイントチャージにご利用のクレジットカード情報は外部サービスを利用しており、漏洩のおそれはございません。 出典: point.mkp.jp

原因について発表で分かっていること

第1報に書かれている原因は、名鉄協商が運用するサーバーへの第三者による不正アクセスです。外部の専門機関の調査で、6月19日にランサムウェアによる不正アクセスの痕跡が確認されたとされています。6月23日に不審なアクセスを検知するより前、6月19日の時点で痕跡があったということです。

7月28日の公表では、複数のサーバーに対する攻撃が確認されたと書かれています。名古屋鉄道のお知らせでは、賞品引き換えや交換サービスの申込者の個人情報を保存していたサーバーも対象であったと説明されています。

どこから侵入されたのか、どのような弱点が使われたのか、攻撃者から金銭の要求があったのかといった点は、名鉄協商の発表には書かれていません。名古屋鉄道のお知らせでは、情報が外部に流出したことを示す事実や、攻撃者によって情報が公開されている事実は、現時点では確認されていないとしています。書かれていないことは推測で埋めず、公表されていないこととして受け止めてください。

名鉄協商の対応

発表に書かれている対応を整理すると次のようになります。

区分 内容
実施済み システムの切り離しとネットワークの遮断
実施済み 影響範囲の特定と被害拡大の防止、外部の専門機関(セキュリティ会社など)と連携した調査
実施済み 警察と関係当局への相談・報告(名古屋鉄道のお知らせでは個人情報保護委員会と所轄警察署へ報告)
実施済み 情報漏洩のおそれがある客への個別の案内(9月3日時点で11の区分)
実施済み 相談窓口(個人情報対応 専用ダイヤル)の開設
進行中 システムの復旧。MKPポイントカードのお知らせでは、すべてのサービスの復旧は年内を目標
これから 外部の専門機関の助言を踏まえた原因の確認と再発防止のためのセキュリティ対策の強化

MKPポイントカードのお知らせには、システム障害の期間中に使えなかった「誕生月クーポン」の補填や、障害期間中の駐車場の利用分のポイント付与などを、復旧後に行う予定だと書かれています。これはサービスが止まっていたことへの対応で、漏えいのおそれへの補償として書かれたものではありません。漏えいのおそれに対する補償やお詫びの品についての記載は、確かめた範囲の発表にはありません。発表にないことは、この記事でもあるとは書きません。補償について知りたいときは、専用ダイヤルで確かめるのが確実です。

自分が対象かを確かめる方法

対象になり得るのは、上の表の区分に当てはまる人です。思い当たるサービスを書き出してみてください。名鉄協商の事業は名古屋を中心とした東海地方に多いため、地域の人は複数の区分に当てはまることもあります。たとえば、月ぎめ駐車場を契約しながらMKPポイントカードも使っていた人は、2つの区分のそれぞれで案内を受けている可能性があります。届いた案内は区分ごとに分けて保管しておくと、後で窓口に確かめるときに迷いません。

  • カリテコに入会したことがある人(退会した人も含む)
  • 名鉄協商パーキングの月ぎめ駐車場を契約していた人
  • 名鉄協商パーキングに土地を貸している地主、仲介している会社
  • MKPポイントカードの会員登録をした人
  • 名鉄カナエルショップで商品を買った人
  • ゴントランシェリエのオンラインストアで注文した人、注文者の指定で商品を受け取った人
  • 名鉄協商の保険代理店を通じて保険に入っていた人
  • WEBナビ名鉄のハイキングの賞品引き換え、または名鉄ミューズポイントのmanacaチャージ券への交換を申し込んだ人

ゴントランシェリエの区分では、注文した人だけでなく、贈り物として商品を受け取った人も対象になり得ると書かれています。自分では注文していなくても、知人からゴントランシェリエの商品を贈られたことがある人は関係するかもしれません。

まずは郵便物とメールの受信箱で、名鉄協商からの「お詫びとご報告」の案内が届いていないかを確かめます。引っ越しやメールアドレスの変更で案内が届いていない可能性もあり、会社もそのことを想定して各サイトにお知らせを掲載しています。届いていないが心当たりがある場合は、専用ダイヤルに電話して確かめるのが確実です。

電話をかけるときは、使っていたサービスの名前、登録した氏名と住所、会員番号や契約番号(分かれば)を用意しておくと話が早く進みます。逆に、名鉄協商を名乗って電話がかかってきた場合は、その場で答えずに切ってください。月ぎめ駐車場やMKPポイントカードのお知らせには、セキュリティの観点から会社が電話などで客の情報を聞くことは一切ないと書かれています。

サービス別に利用者がすること

漏えいのおそれがある項目に合わせて、要ることだけを区分ごとに整理します。

MKPポイントカード会員はパスワードを見直す

MKPポイントカード会員の項目には、パスワードが含まれています。お知らせには、パスワードがどのような形で保存されていたかは書かれていません。同じパスワードをほかのサービスでも使っている場合は、そちらのパスワードを先に変えてください。使い回しをしていると、漏れたパスワードで別のサービスに不正にログインされるおそれがあります。

MKPポイントカードのサイトにログインできる状態であれば、そちらのパスワードも変えておくと安心です。パスワードが漏れたかもしれないときの変更の順番は、パスワードが漏洩したらどうなる|変更の順番と使い回しの見直し方 2026で説明しています。

カリテコ会員はカードの明細と免許証の扱いに気をつける

カリテコの個人会員の項目には、運転免許証情報が含まれ、一部の客はクレジットカード情報が含まれる可能性があるとされています。退会済みの会員も対象です。

クレジットカードの明細は、しばらくの間はふだんより気にかけて確かめてください。少額の身に覚えのない請求は、不正利用の手始めであることがあります。見慣れない請求があれば、カードの裏面に書かれた番号でカード会社に連絡します。明細の見方と連絡の仕方は、クレジットカードの不正利用の確認方法|明細の見方と身に覚えのない請求への対処 2026にまとめています。

運転免許証の情報が出回ると、本人になりすました契約の申し込みに使われるおそれがあります。お知らせには「運転免許証情報」とだけ書かれていて、どの項目までが含まれるかは示されていません。身に覚えのない契約やローンの通知が届いたら、すぐに窓口や警察に相談してください。免許証の情報が漏れたときの考え方は、免許証の情報が漏洩したら|再発行は必要かと悪用を防ぐためにすること 2026で詳しく説明しています。カリテコの個人会員のお知らせは、カリテコのお知らせで読めます。

月ぎめ駐車場の契約者と地主は口座を名目にした連絡に注意する

月ぎめ駐車場の契約者の項目には引落口座情報(登録されている場合)と車両情報が、地主と仲介会社の項目には振込口座情報(登録されている場合)が含まれます。

一般に、口座番号が分かっただけで他人がお金を引き出すことはできません。気をつけたいのは、口座の情報や駐車場の契約内容を知っていることを材料にした連絡です。たとえば「駐車場料金の引き落としができなかった。別の口座に振り込んでほしい」という電話や郵便は、本物らしく見えやすくなります。地主向けのお知らせでは、会社や公的機関、金融機関を名乗る不審な電話、メール、郵便物に注意し、身に覚えのない口座開設や契約の通知があったら、窓口か最寄りの警察署、消費生活センターに相談するよう呼びかけています。

駐車場の料金の振込先が変わったという連絡が来たら、その連絡に書かれた番号ではなく、専用ダイヤルに電話して確かめてください。

保険代理店の顧客は保険会社を装った連絡に注意する

旧保険代理店システムに登録があった客の項目には、保険会社名、証券番号、補償内容などが含まれます。保険の内容を知っている相手からの連絡は、本物の保険会社や代理店からのものに見えやすくなります。

「保険料の返金がある」「契約の更新に手続きが要る」と言われて、口座番号や暗証番号を聞かれたら応じないでください。契約している保険会社の公式サイトに載っている番号に自分から電話して確かめます。

発送先や配送先が対象の人は郵便と電話に注意する

名鉄カナエルショップ、ゴントランシェリエのオンラインストア、ハイキングの賞品引き換え、manacaチャージ券への交換の区分は、氏名と住所、電話番号が中心です。カナエルショップでは注文商品も含まれます。

住所と電話番号、買った物が分かると、「ご注文の商品について確認したい」と装う電話や、偽の請求書の郵送に使われることがあります。住所が出回ったときに起きやすいことと備えの順番は、個人情報が流出して住所が漏れたときの対応|起きることと防ぎ方の順番で詳しく説明しています。

名鉄協商を装った連絡の見分け方

区分ごとに項目は違いますが、多くの区分で氏名、住所、電話番号が含まれています。そのため、名鉄協商や名古屋鉄道、金融機関、公的機関を名乗る連絡が本物らしく見えやすくなります。各サービスのお知らせで呼びかけられている注意点を、見分け方の形に整理しておきます。

こういう連絡が来たら 考え方
名鉄協商を名乗る電話で、氏名や生年月日、口座番号の確認を求められた 月ぎめ駐車場やMKPポイントカードのお知らせには、会社が電話などで客の情報を聞くことは一切ないとある。答えずに切り、専用ダイヤルにかけ直す
「お詫びの返金がある」として、カード番号や暗証番号を求められた 漏えいのおそれへの返金や補償は、確かめた範囲の発表に書かれていない。応じない
メールやSMSのリンクから、ログインやパスワードの再設定を求められた 各サービスのサイトには、自分で保存したブックマークや公式アプリから入る
身に覚えのない口座開設や契約の通知が届いた 地主向けのお知らせのとおり、窓口か最寄りの警察署、消費生活センターに相談する

本物の案内は、区分ごとに郵送かメールで届いています。案内が届いたときは、差出人が名鉄協商になっているか、書かれた問い合わせ先が専用ダイヤル(0120-353-276)と同じかを確かめてください。案内の中に、別の電話番号やURLが書かれていて、そこで個人情報やカード番号の入力を求めるものは疑ってかかるのが安全です。

家族と住んでいる人は、家族にも一声かけておきましょう。月ぎめ駐車場の契約やカリテコの入会を家族の誰かの名義でしていると、その家族あてに連絡が来ることがあります。「名鉄協商から電話が来ても、その場では何も答えず、本人に知らせる」と決めておくだけで、だまされる余地が小さくなります。

不審な連絡を受けたら、日時、相手の名乗った名前、電話番号、話の内容をメモしておくと、窓口や警察に相談するときに役立ちます。お金をだまし取られた場合は、最寄りの警察署か、警察の相談専用電話「#9110」に相談してください。

名古屋鉄道のサービスを使っていた人が確かめること

最後の2つの区分は、名古屋鉄道のサービスです。名古屋鉄道は2026年8月12日に、WEBナビ名鉄のハイキングの利用者向けのお詫びとご報告(名古屋鉄道と名鉄協商の連名)と、名鉄ミューズポイントサイトの「業務委託先における不正アクセスに伴うお客さま情報漏えいの可能性について」を出しています。

いずれも、名古屋鉄道が名鉄協商に業務の一部を委託しており、その業務で使っていたサーバーが対象だったと説明しています。ハイキングの区分は賞品の引き換えと送付の業務、ミューズポイントの区分はmanacaチャージ券への交換のサービスです。

対象の期間は区分で違います。

  • WEBナビ名鉄のハイキングは、2023年6月から2026年5月までに賞品の引き換えを申し込んだ人
  • 名鉄ミューズポイントからmanacaチャージ券への交換は、2019年4月から2026年6月までに申し込んだ人

名鉄ミューズポイントのお知らせでは、対象は氏名と住所で、それ以外の名鉄ミューズカードの情報(クレジットカード番号や口座情報など)は含まれないと明記しています。ミューズカードを持っているだけで、交換のサービスを申し込んでいない人は、この区分には当たりません。

名古屋鉄道の2つのお知らせはどちらも、個人情報保護委員会に報告していると書いています。ハイキングのお知らせでは、所轄の警察署にも報告していると書かれています。名古屋鉄道からの連絡を装った不審な電話やメール、郵便にも注意するよう呼びかけています。電車の利用やポイントの案内を装った連絡が来たら、名鉄お客さまサポートセンターなど公式の窓口で確かめてください。

問い合わせ窓口

本件の問い合わせ窓口は、名鉄協商の各お知らせに次のとおり書かれています。

窓口 電話番号 受付時間
名鉄協商お客様相談窓口(個人情報対応 専用ダイヤル) 0120-353-276(通話料無料) 平日9時から17時(土日祝を除く)

名古屋鉄道が委託していた2つのサービス(WEBナビ名鉄のハイキング、名鉄ミューズポイントからmanacaチャージ券への交換)については、名古屋鉄道のお知らせに、名鉄お客さまサポートセンター(0570-02-5151、受付時間は9時から18時)も窓口として書かれています。

第1報の時点では、お問い合わせフォームが窓口として案内されていました。現在は、漏えいのおそれについては上の専用ダイヤルが案内されています。

名鉄協商を名乗る電話やメールを受けて、本物かどうか迷ったときも、相手が伝えてきた番号ではなく、この表の番号に自分からかけて確かめてください。

法人でカリテコを使っている会社の担当者がすること

カリテコの法人会員の区分には、法人名、住所、連絡先、代表者の情報、口座情報に加えて、カリテコに利用登録した社員の免許証情報が含まれています。法人の担当者は、会社としての対応と、社員への連絡の両方が要ります。

  • カリテコに利用登録していた社員(退職者を含む)を洗い出し、免許証の情報が含まれる可能性があることを伝える
  • 会社の口座あてに、名鉄協商や金融機関を名乗る不審な連絡が来ていないかを経理の担当と確かめる
  • 代表者あてに、名鉄協商を装った郵便や電話が来たときの確かめ方(専用ダイヤルにかけ直す)を社内で共有する

社員の免許証の情報は、会社が社員から預かって登録したものです。社員にとっては、自分が気づかないうちに対象になっている情報なので、会社から早めに知らせることが大切です。社員向けに不審なメールや電話への注意を広める方法として、偽のメールを使った訓練もあります。進め方は、社員のセキュリティ意識を向上させるフィッシングメール模擬訓練の効果|2026年最新の従業員教育ガイドで紹介しています。

在宅で仕事をする人が顧客の情報を扱う立場にあるとき

在宅で仕事を請け負う人の中には、駐車場の管理会社や小売の会社から、契約者の名簿の入力、発送先の整理、問い合わせへの返信といった仕事を受けている人もいます。今回のように、1つの会社が多くの事業や委託業務を抱えていると、ひとたびサーバーが攻撃を受けたときに対象の区分が広がります。

個人情報保護委員会の「漏えい等の対応とお役立ち資料」のページでは、事業者に漏えい等の報告が義務づけられる場合として、要配慮個人情報が含まれる場合、財産的な被害が生じるおそれがある場合、不正の目的をもって行われたおそれがある場合、本人の数が1,000人を超える場合などが挙げられています。ランサムウェアなどでデータが暗号化され元に戻せなくなった場合も、例として示されています。発覚したら、まずは速やかに報告するよう求めています。詳しくは個人情報保護委員会の漏えい等の対応のページにまとまっています。

名古屋鉄道の2つのサービスのように、業務を委託した側も、委託先で起きた件について自社の客に知らせています。仕事で顧客の情報を預かる側になったら、預かった名簿を保存する場所、作業後の削除の方法、異変に気づいたときの連絡先を、仕事の始めに取引先と決めておくことが大切です。

個人情報の扱いで分からないことがあるときは、個人情報保護委員会の個人情報保護法相談ダイヤル(03-6457-9849、受付時間は9時30分から17時30分、土日祝日と年末年始を除く)に相談できます。

長く在宅の仕事を見てきた立場から

在宅ワークとフリーランスの仲介を2004年から続けてきた運営者として見てきた限りでは、地域の会社が持つ顧客の名簿は、駐車場、物販、保険といった別々の事業のものが、同じ社内の仕組みに集まっていることが少なくありません。外部の人が手伝う仕事も、名簿の一部を受け取って入力や発送の準備をする形が多くあります。

受け手として信頼される人は、どの事業の名簿を、どの範囲で預かっているかを自分でも把握しています。今回のように対象の区分が後から増えていく件では、預かった名簿の範囲が分かっているだけで、取引先への報告がずっと早くなります。

在宅で受けられるセキュリティの仕事の種類と探し方は、@SOHOのAI・マーケティング・セキュリティのお仕事で紹介しています。顧客の情報を扱う仕事を探すときも、預かる範囲と削除の手順を契約の段階で決められる相手かを確かめておくと安心です。

よくある質問

Q. 名鉄協商の駐車場を時間貸しで使っただけでも対象ですか?

9月3日時点で個別の案内を送った区分には、時間貸しの利用者という区分はありません。MKPポイントカードのお知らせでは、駐車場の利用には名鉄協商のサーバーと切り離されたシステムを使っており、駐車場の利用から情報漏洩のおそれはないと書かれています。ただし月ぎめ駐車場の契約者やMKPポイントカード会員は対象の区分に入っています。

Q. カリテコを退会していても対象になりますか?

カリテコの個人会員のお知らせには、現会員だけでなく退会済みの会員の情報も含むと書かれています。項目は入会申込書に記載した氏名、住所、生年月日、電話番号、メールアドレス、運転免許証情報で、一部の客はクレジットカード情報を含む可能性があります。案内が届いていない場合は、専用ダイヤル0120-353-276で確かめてください。

Q. MKPポイントカードのパスワードは変えたほうがよいですか?

MKPポイントカード会員の漏えいのおそれがある情報には、氏名や住所などとあわせてパスワードが含まれています。同じパスワードをほかのサービスで使っている場合は、そちらを先に変えてください。ポイントチャージに使うクレジットカード情報は外部サービスを使っており、漏洩のおそれはないとされています。

Q. 名鉄協商の問い合わせ先はどこですか?

名鉄協商お客様相談窓口(個人情報対応 専用ダイヤル)の0120-353-276(通話料無料)で、受付時間は平日9時から17時(土日祝を除く)です。名古屋鉄道が委託していたハイキングの賞品引き換えとmanacaチャージ券への交換については、名鉄お客さまサポートセンター0570-02-5151(9時から18時)も案内されています。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年11月1日
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