夫婦でスケジュールを共有するときの道具の選び方と、続けやすい決め方

@SOHO編集部
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夫婦でスケジュールを共有するときの道具の選び方と、続けやすい決め方

この記事のポイント

  • ✓夫婦でスケジュールを共有するときの道具の選び方を
  • ✓Googleカレンダー
  • ✓iPhoneのiCloudカレンダー

夫婦でスケジュールを共有したいと思っても、「どのアプリを使えばいいのか」「何をどこまで共有すればいいのか」で止まってしまう人は多いはずです。保育園のお迎え、通院、実家への帰省、仕事の出張。予定が増えるほど、口頭やLINEのやり取りだけでは抜け漏れが起きます。

結論から言うと、夫婦のスケジュール共有は「2人ともすでに使っている道具に寄せる」のが一番続きます。2人ともAndroidやGmailならGoogleカレンダー、2人ともiPhoneならiCloudカレンダー、端末がばらばらで予定についての会話も一緒にしたいならTimeTree、という選び方が基本です。仕事でMacを使い、Googleカレンダーの予定をMacで素早く確かめたい人には、CaltimateのようなMac専用のカレンダーアプリも選択肢になります。

この記事では、それぞれの道具の共有の仕組みを公式の記載で確かめたうえで、共有の範囲の決め方、予定の書き方のルール、続かなくなったときの立て直し方までを整理します。

夫婦のスケジュール共有が必要になる場面

夫婦のスケジュール共有が必要になるのは、たいてい生活が少し複雑になったときです。2人とも働いていて、子どもが生まれた。どちらかの親の通院の付き添いが始まった。どちらかが在宅勤務と出社を行き来するようになった。こうした変化が重なると、「その日、どっちが迎えに行くんだっけ」という確認が毎日のように発生します。

共有していない状態で起きやすいのは、次のような行き違いです。

・同じ日に2人とも遅くなる予定を入れてしまい、お迎えの人がいない
・子どもの予防接種の予約を、もう1人が知らなかった
・週末の予定を片方が決めてしまい、もう片方の予定とぶつかる
・「言った」「聞いていない」の言い合いになる

予定を共有しておけば、こうした行き違いの多くは「カレンダーを見れば分かる」状態で防げます。大事なのは、カレンダーを口頭の確認の代わりにするのではなく、口頭の確認を減らすための土台にすることです。予定を入れる前に一度カレンダーを見る、という習慣が2人にできれば、それだけでぶつかる回数は大きく減ります。

もう1つ見落とされがちなのが、家事や育児の「段取り」の負担です。予定を覚えておき、必要なものを準備し、相手に伝える。この見えにくい作業が片方に偏ると、不満がたまっていきます。カレンダーに予定を入れることは、この段取りを2人で見える形にすることでもあります。

道具を選ぶ前に決めておく3つのこと

アプリを比べる前に、2人で決めておきたいことが3つあります。ここを決めずにアプリから選ぶと、入れたものの使われない、という結果になりがちです。

1. 何を共有するか

夫婦の予定のすべてを共有する必要はありません。共有したいのは、相手の行動に影響する予定です。

・家族全員の予定(行事、帰省、旅行)
・子どもの予定(保育園や学校の行事、習い事、通院)
・相手に頼みたいこと(お迎え、宅配の受け取り)
・自分の帰宅が遅くなる日、出張、飲み会

逆に、仕事の会議の1つ1つや、友人との個人的な予定の中身までを共有する必要はないことが多いはずです。「いつ家にいないか」が分かれば足りる予定は、詳細を見せない形で共有するという方法もあります。

2. 誰が書き込むか

両方が書き込むのか、片方が書き込んでもう片方は見るだけなのか。理想は両方が書き込むことですが、最初は予定の多い側が中心に書き込み、もう片方は見て確かめる係から始めても構いません。

3. どの端末で見るか

2人ともスマートフォンだけで見るのか、仕事のパソコンでも見るのか。iPhoneとAndroidが混ざっているか。この組み合わせで、選べる道具が決まります。

たとえば、片方がiPhoneでもう片方がAndroidなら、iCloudカレンダーよりGoogleカレンダーかTimeTreeが向いています。2人とも仕事でパソコンを使い、昼間に家族の予定を確かめたいなら、パソコンのブラウザやカレンダーアプリでも見られるGoogleカレンダーが便利です。反対に、2人とも予定はスマートフォンでしか見ないなら、操作が分かりやすいアプリを優先して構いません。この3つを決めてから道具を比べると、候補は自然に1つか2つに絞られます。

主な道具の共有の仕組みを比べる

ここからは、夫婦のスケジュール共有でよく使われる道具を、公式の記載をもとに比べていきます。

道具 向いている組み合わせ 費用 特徴
Googleカレンダー Android同士、Gmailを使う夫婦、端末が混在 無料 権限を細かく選べる。ファミリーのカレンダーもある
iCloudカレンダー iPhone同士 無料 iPhoneとMacの標準のカレンダーでそのまま使える
TimeTree 端末が混在、予定について会話したい 無料(プレミアムは有料) 予定ごとにやり取りができる。カレンダーを相手ごとに分けられる

Googleカレンダー

Googleカレンダーは、Googleのアカウントがあれば無料で使えます。共有の仕組みは、公式ヘルプにこう書かれています。

そのユーザーに許可するカレンダーの表示範囲や権限を指定できます。 そのユーザーにメールが届きます。ユーザーがメール内のリンクをクリックすると、カレンダーが表示されます。 カレンダーの共有はいつでも停止できます。 出典: Google カレンダー ヘルプ カレンダーを共有する

権限は5段階から選べます。予定がある時間枠だけを見せる「予定の表示(時間枠のみ、詳細は非表示)」、名称や場所まで見せる「予定の詳細の表示」、非公開の予定以外を編集できる「変更可能」、予定を編集し共有している人も確認できる「予定の詳細を変更、表示可能」、他の人との共有まで任せる「予定の変更および共有の管理」です。夫婦の共有では、自分のメインのカレンダーは「時間枠のみ」か「詳細の表示」で見せ、家族の予定は別に作ったカレンダーで2人とも編集できるようにする、という組み合わせが使いやすい形です。

Googleには、ファミリー グループを作ると「ファミリー」というカレンダーが自動で作られる仕組みもあります。公式ヘルプによると、ファミリーのメンバーはこのカレンダーを表示し、予定を変更できます。ただし、既定ではメンバーが予定を作成、編集、削除しても通知は届かないと書かれています。相手が予定を追加したことに気づけるよう、予定を入れたら一声かける習慣と組み合わせるのがおすすめです。

iPhoneのiCloudカレンダー

2人ともiPhoneを使っているなら、iPhoneに最初から入っている「カレンダー」で、iCloudのカレンダーを共有できます。Appleのサポートページによると、共有したいiCloudカレンダーの横の情報のボタンから「人を追加」を選び、名前かメールアドレスを入れて招待します。共有するには、相手の連絡先にメールアドレスが登録されている必要があります。

共有したあとは、相手ごとに「編集を許可」をオンかオフにでき、共有をやめることもできます。また、共有しているカレンダーを誰かが変更すると通知が届き、不要なら「通知をカスタマイズ」から「共有カレンダーの変更」をオフにできると説明されています。相手の変更に気づきやすいのは、夫婦の共有では利点です。

TimeTree

TimeTreeは、予定の共有に特化したアプリです。公式サイトでは、カレンダーを作って招待するだけで共有でき、家族、サークル、クラスのように相手ごとにいくつもカレンダーを持てると紹介されています。iPhoneとAndroidが混ざっている夫婦でも、同じアプリで使えるのが強みです。

無料で使えますが、公式サイトによると、TimeTreeプレミアムを月額300円、年額では3,000円で購入すると、広告なしで、ファイル添付、予定の並べ替え、予定のバーチカル表示などが使えます。プレミアムは初月無料と案内されています。

権限と見せ方の決め方

道具を決めたら、次は権限と見せ方です。ここで失敗すると、見せるつもりのない予定が相手に見えたり、相手の大事な予定を誤って消してしまったりします。

実は私自身、仕事でこの失敗をしたことがあります。開発の仕事で取引先とGoogleカレンダーを共有したとき、権限を「予定の詳細の表示」にしたまま、自分のメインのカレンダーを渡してしまいました。病院の予約の名称まで相手に見えていたことに、数日後に気づいたのです。カレンダーの共有は、一度渡すと「何が見えているか」を自分の画面から意識しにくくなります。夫婦の間でも同じことが起きます。

失敗を防ぐための考え方は、「カレンダーを用途ごとに分け、それぞれに権限を決める」です。

・家族の予定のカレンダー … 2人とも編集できる
・自分のメインのカレンダー … 相手には時間枠だけ、または詳細まで見せる
・仕事のカレンダー … 共有しない、または時間枠だけ見せる

Googleカレンダーでは、新しいカレンダーはブラウザからだけ作れると公式ヘルプに書かれています。パソコンでGoogleカレンダーを開き、左側の「他のカレンダー」の横の追加アイコンから「新しいカレンダーを作成」を選び、名前を付けて作成します。作ったカレンダーはスマートフォンのアプリにも表示されます。「わが家」のような名前のカレンダーを1つ作り、それを相手と共有するのが分かりやすい始め方です。

もう1つ大切なのが、相手のカレンダーの予定を勝手に消さないことです。編集できる権限があると、うっかり相手の予定を動かしたり消したりできてしまいます。「相手が入れた予定は、相手に確かめてから動かす」というルールを、最初に一言決めておきましょう。

共有を始める日の進め方

道具と権限が決まったら、実際に共有を始めます。ここでは、Googleカレンダーで家族用のカレンダーを作って共有する場合を例に、始める日の流れを紹介します。

ステップ1. 家族用のカレンダーを作る

パソコンのブラウザでGoogleカレンダーを開き、左側の「他のカレンダー」の横の追加アイコンから「新しいカレンダーを作成」を選びます。名前は「わが家」「家族」のように、2人とも迷わないものにします。

ステップ2. 相手を招待する

作ったカレンダーの右側にあるその他アイコンから「設定と共有」を開き、「共有する相手」の「ユーザーやグループを追加」で相手のメールアドレスを入れます。権限は、2人とも予定を入れられるよう「予定の変更および共有の管理」か「予定の詳細を変更、表示可能」を選び、「送信」を押します。公式ヘルプによると、共有した相手にはメールが届き、メールの中のリンクを押すとカレンダーが表示されます。

ステップ3. 相手の画面で表示されているか確かめる

相手のスマートフォンのアプリで、新しいカレンダーが表示されているかを一緒に確かめます。メールが見つからないときは、迷惑メールのフォルダを見てもらうか、相手を共有の一覧から外してもう一度追加します。この方法も公式ヘルプで案内されています。

ステップ4. 最初の1週間の予定を一緒に入れる

共有できたら、その場で翌週の予定を2人で入れてみます。予定名の書き方や色をこのときに決めると、ルールが自然に身につきます。最初から1か月分を入れようとすると疲れるので、まずは1週間で十分です。

ステップ5. 自分のカレンダーの見せ方を決める

家族用のカレンダーとは別に、自分のメインのカレンダーを相手に見せるかどうかを決めます。見せる場合は、権限を「予定の表示(時間枠のみ、詳細は非表示)」にしておけば、予定の中身を見せずに、空いている時間だけを伝えられます。

続けやすい予定の書き方のルール

共有を始めた夫婦がつまずくのは、たいてい書き方がばらばらなことです。同じ「保育園」の予定でも、片方は「お迎え」、片方は「保育園18時」と書くと、ぱっと見て意味が取りにくくなります。最初に、短いルールを決めておくと長く続きます。

予定名の頭に誰の予定かを付ける

「夫:出張」「妻:通院」「子:歯医者」のように、予定名の頭に誰の予定かを付けると、色を見なくても分かります。家族全員の予定は「全員:帰省」とします。

色は人ごとに分ける

カレンダーの色を人ごとに決めておくと、月の表示でもひと目で誰の予定が多いかが分かります。子どもの予定も1色決めておくと、行事が重なる時期が見えやすくなります。

頼みたいことは予定として入れる

「この日、お迎えをお願い」のような依頼は、口頭やメッセージだけで伝えると忘れられます。依頼したい内容を予定として入れ、相手に一声かける。この2つをセットにすると、伝わったかどうかがはっきりします。

時間が未定の予定も仮で入れる

「来週のどこかで実家に行く」のような未定の予定も、仮で入れておきます。予定名に「仮」と付けておけば、相手は「その週は空けておいたほうがよさそうだ」と判断できます。

予定の場所とメモを使い分ける

持ち物や連絡先のような細かい情報は、予定のメモに書きます。予定名は短く、詳細はメモ、と分けておくと、月の表示でも見やすくなります。

仕事の予定と家庭の予定の分け方

共働きの夫婦で一番難しいのが、仕事の予定と家庭の予定の扱いです。会社のカレンダーを家族と共有することは、会社の規則で認められていないことも多く、無理に混ぜると情報の扱いで問題になりかねません。

Googleカレンダーの公式ヘルプにも、職場や学校のアカウントで使うカレンダーの場合、共有できるかどうかは管理者が決めると書かれています。会社のアカウントのカレンダーは、まず共有できない前提で考えたほうが安全です。

現実的な方法は、次のどちらかです。

・仕事の予定のうち、家庭に影響するものだけを個人のカレンダーに書き写す(「夫:遅番」「妻:出張」など)
・仕事の予定は共有せず、帰宅の時刻だけを家族のカレンダーに入れる

どちらの方法でも、予定の名称に会社の情報や取引先の名前を書かないことが大切です。家族のカレンダーに入れるのは、「いつ家にいないか」「何時に帰れるか」だけで足ります。

在宅勤務が多い人は、「在宅だが会議中」の時間を家族に知らせたいこともあるでしょう。その場合も、会議の内容ではなく「会議中(声をかけないで)」のように、家族にとって必要な情報だけを書きます。

Macで仕事をする人が予定を確かめやすくする方法

仕事でMacを使っている人は、日中はスマートフォンより先にMacの画面を見ています。家族の予定をMacで確かめにくいと、結局スマートフォンを開いて確かめることになり、それが面倒で共有のカレンダーを見なくなる、ということが起きがちです。

GoogleカレンダーをMacで見る方法としては、ブラウザでGoogleカレンダーを開く方法と、Macの標準の「カレンダー」アプリにGoogleのアカウントを追加する方法があります。どちらも無料ですが、ブラウザのタブに埋もれてしまったり、予定を入れるたびに画面を何度も操作したりするのが面倒に感じる人もいます。

Mac専用のカレンダーアプリを使う選択肢

こうした人の候補の1つが、Caltimate(カルティメイト)です。公式サイトによると、macOS 14以降に対応したMac専用のカレンダーアプリで、Googleカレンダーと同期し、複数のGoogleアカウントをまとめて表示、編集できます。予定そのものはGoogle側に保存されると書かれているので、夫婦で共有しているGoogleカレンダーの予定も、自分の仕事用のアカウントの予定も、1つの画面で並べて確かめられます。

予定の入力は、「明日15時 商談」のように書くか話すだけで、日時、場所、繰り返し、通知まで読み取ってくれると紹介されています。キーボードの操作で、どのアプリを開いていても入力の画面を呼び出せます。仕事、個人のようなカレンダーの表示の組み合わせを保存して切り替えられる機能もあり、仕事中は仕事のカレンダーだけ、帰宅前は家族のカレンダーも重ねて見る、という使い分けができます。

料金は、公式サイトによると14日間はすべての機能を無料で試せ、そのあとも無料版として予定の作成、変更、削除などを使い続けられます。ライセンスが必要なのは、書類やWebからの取り込み、日程調整の予約ページ、複数カレンダーへの同時登録の3つで、月額600円、年額4,400円、買い切り7,400円(いずれも税込)から選べます。1つのライセンスでMac 3台まで使えると書かれています。

Caltimateは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

なお、Caltimateが同期するのはGoogleカレンダーで、公式のよくある質問ではiCloudカレンダーとの同期は案内されていません。夫婦の共有をiCloudカレンダーで行っている場合は、Macの標準の「カレンダー」アプリで見るほうが合っています。また、Mac専用のアプリなので、スマートフォンでは各社のカレンダーアプリを使うことになります。

共有が続かなくなる原因と立て直し方

夫婦のスケジュール共有は、始めるより続けるほうが難しいものです。続かなくなる原因はだいたい決まっています。

片方しか書き込まない

予定を入れるのがいつも同じ人だと、入れる側は「自分ばかり」と感じ、入れない側は「見ればいい」と考えがちです。この状態が続くと、入れる側が疲れて共有が止まります。立て直すには、「自分の予定は自分で入れる」という最低限のルールに戻り、相手の予定を代わりに入れるのをやめることです。

通知が多すぎて見なくなる

相手が予定を入れるたびに通知が来ると、通知そのものを切ってしまいます。通知は「予定の直前の通知」だけにし、追加や変更の通知は切って、代わりに週に1回カレンダーを一緒に見る時間を作るほうが長続きします。

書き方がばらばらで読めない

前の節で紹介した書き方のルールが崩れると、見ても意味が分からなくなります。月に1回、ルールを見直す時間を取り、使わなくなったルールは捨て、必要になったルールを加えます。

週に1回の確認の時間を作る

一番効くのは、週に1回、5分でいいので2人でカレンダーを見る時間を作ることです。日曜の夜に翌週の予定を一緒に眺めるだけで、ぶつかっている予定や、誰も担当が決まっていない予定に気づけます。カレンダーは見せ合う道具であると同時に、話し合うきっかけでもあります。

子どもの予定と家族の行事の扱い

子どもがいる夫婦では、子どもの予定の管理が共有の中心になります。保育園や学校の行事、習い事、予防接種、健診。数が多いうえに、持ち物や提出物まで付いてくるのが子どもの予定の特徴です。

子ども用のカレンダーを1つ作る

子どもの予定は、親それぞれのカレンダーに入れるのではなく、子ども用のカレンダーを1つ作って2人とも編集できるようにします。子どもが2人以上いる場合は、子どもごとに分けるか、予定名の頭に名前を付けて区別します。

学校や園の年間予定は届いた日に入れる

年度の初めに配られる年間の行事予定は、届いた時点で一度にカレンダーに入れておきます。運動会や面談の日が早めに見えていれば、仕事の調整もしやすくなります。

持ち物と締め切りは前日の通知で

「明日は体操服」「提出物の締め切り」のような予定は、前日の夜に通知が来るように設定しておくと、朝になって慌てることが減ります。

祝日や地域の行事を重ねて表示する

祝日のカレンダーを重ねて表示しておくと、連休や振替休日の計画が立てやすくなります。地域の行事や学校の公開カレンダーがあれば、それも重ねて表示しておくと、家族の予定と一緒に見られます。

子どもが大きくなってスマートフォンを持つようになったら、子ども自身にも家族のカレンダーを見せるかどうかを考える時期です。部活や塾の予定を子どもが自分で入れるようになれば、親が代わりに入れる手間が減り、子どもにとっても予定を自分で管理する練習になります。見せる範囲や編集の権限は、年齢に合わせて少しずつ広げていくと安心です。

場面ごとの使い方の例

ルールを決めても、実際の生活でどう使うかが想像しにくいかもしれません。よくある場面を3つ取り上げて、共有のカレンダーの使い方を具体的に紹介します。

子どもが急に熱を出したとき

保育園から「熱があるのでお迎えを」と連絡が来たとき、まず見るのが家族のカレンダーです。その日の2人の予定が並んでいれば、どちらが抜けやすいかがすぐに分かります。会議が詰まっている側ではなく、調整しやすい側が迎えに行く、と短いやり取りで決められます。翌日以降の病児保育や在宅勤務の予定も、決まった時点でカレンダーに入れておくと、相手が自分の予定を組み直しやすくなります。

帰省や旅行の計画を立てるとき

連休の帰省は、2人の休みと、子どもの行事と、相手の実家の都合が重なる難しい予定です。候補の日程を「仮:帰省」として入れておき、両方の実家に確かめてから本決まりにすると、話が行き違いません。交通機関の予約をした日、予約番号は予定のメモに書いておくと、当日に慌てずに済みます。

親の通院の付き添いが始まったとき

どちらかの親の通院に付き添う必要が出てきたら、付き添いの予定を家族のカレンダーに入れ、担当を予定名に書きます。「夫:父の通院付き添い」のように書いておけば、その日の家事や子どもの送り迎えをもう片方が引き受ける、という調整が自然にできます。通院が定期的になる場合は、繰り返しの予定として入れておくと、毎回入れ直す手間が省けます。

どの場面にも共通するのは、「決まったらすぐ入れる」「仮の予定も入れる」「担当を書く」の3つです。この3つが2人の習慣になれば、口頭での確認はぐっと減ります。

共有するときに気をつけたい距離感

スケジュールの共有は便利な反面、使い方によっては相手を窮屈にさせることもあります。夫婦であっても、それぞれに自分の時間や付き合いがあります。共有の目的は、相手の行動を見張ることではなく、2人の予定をぶつけないことです。

予定の中身を問い詰めない

時間枠だけを共有している相手に、「この時間は何の予定」と毎回聞くと、共有そのものが重荷になります。見せていない中身には、相手なりの理由があると考えましょう。必要なら、相手が話したくなったときに聞けば十分です。

共有をやめる自由も残す

一度共有を始めたら、やめられないと感じると負担になります。Googleカレンダーの公式ヘルプにあるように、共有はいつでも停止できます。iCloudカレンダーでも、共有の相手を削除できます。「合わなければ見直そう」と最初に話しておくと、気楽に始められます。

1人の時間も予定として守る

忙しい夫婦ほど、どちらかの1人の時間が削られがちです。「夫:1人の時間」「妻:ジム」のように、自分のための時間も予定として入れておくと、相手もその時間を尊重しやすくなります。予定の共有は、相手の時間を守るための道具でもあります。

費用をかけるかどうかの判断

ここまで紹介した道具は、どれも無料で始められます。有料の機能やアプリを検討するのは、無料の範囲で困ることがはっきりしてからで遅くありません。

判断の目安は次のとおりです。

・広告が気になって見るのが面倒になっている … TimeTreeのプレミアム(月額300円、年額3,000円)を検討する
・予定に書類や画像を添付したい … TimeTreeのプレミアムのファイル添付が候補になる
・仕事でMacを使い、Googleカレンダーへの入力の手間を減らしたい … Caltimateのように、無料版から試せるMac専用のアプリを検討する
・家族の予定と仕事の予定を1つの画面で見たい … 使っているカレンダーの組み合わせで選ぶ

費用をかける前に、まず無料の範囲で2週間ほど使ってみて、「何に困っているか」を書き出してみてください。困りごとがはっきりしていれば、それを解決する機能にだけお金を払えば済みます。逆に、困りごとがはっきりしないまま有料のアプリを入れると、機能を使いこなせずに終わりがちです。

家庭の予定管理から見える仕事のかたち

最後に、少し視点を広げます。夫婦や家族の予定の管理は、仕事の世界でいう「プロジェクト管理」とよく似ています。誰が、いつまでに、何をするのか。予定と担当と期限を見える形にする。この考え方は、家庭でも職場でも変わりません。

予定の共有や業務の段取りを整える仕組みづくりは、仕事としての需要もあります。中小企業で、紙やホワイトボードで回していた予定管理をデジタルの道具に移す手伝いをしたり、AIを使って日程調整や事務の手間を減らす方法を助言したりする仕事です。こうした業務の改善をAIで支える仕事は、AIコンサル・業務活用支援のお仕事で、依頼の中身や求められる力が紹介されています。カレンダーや予約のようなアプリそのものを作る仕事は、アプリケーション開発のお仕事で取り上げられています。

技術の流行は数年で入れ替わりますが、「人と人の予定をどう合わせるか」という課題は変わりません。カレンダーのアプリも、同期の仕組みや入力の手段は変わっても、権限の設計や見せ方の工夫といった考え方はそのまま生き続けます。使いやすい画面を考える仕事の報酬の水準は、デザイナーの年収・単価相場で確かめられます。

フリーランスと在宅ワークの市場を20年見てきた運営者の立場から言えば、こうした仕組みづくりの仕事で長く頼られる人は、道具を入れて終わりにせず、「使い続けられるルール」まで一緒に考える人です。夫婦のカレンダーと同じで、道具は入れた日より、半年後に使われているかどうかで価値が決まります。そして、仲介の手数料がかからない直接の取引であれば、依頼する側は同じ予算でその運用の支援まで頼みやすくなり、受ける側は手取りが厚くなります。手数料0%で直接つながれる環境は、こうした息の長い支援の仕事を続けやすくしてくれます。

よくある質問

Q. 夫婦でスケジュールを共有するなら、どのアプリを選べばよいですか?

2人ともすでに使っている道具に寄せるのが続けやすい選び方です。2人ともiPhoneならiCloudカレンダー、AndroidやGmailを使っているならGoogleカレンダー、端末が混ざっていて予定ごとにやり取りもしたいならTimeTreeが候補になります。どれも無料で始められます。

Q. 自分の予定を全部相手に見せずに共有することはできますか?

できます。Googleカレンダーでは、共有の権限を「予定の表示(時間枠のみ、詳細は非表示)」にすると、予定がある時間だけが相手に見え、名称や場所は見えません。家族の予定は別に作ったカレンダーで2人とも編集できるようにし、自分のカレンダーは時間枠だけ見せる組み合わせが使いやすい形です。

Q. 会社のカレンダーを家族と共有してもよいですか?

会社の規則で認められていないことが多いので、まず共有できない前提で考えるのが安全です。Googleのヘルプにも、職場や学校のアカウントでは共有できるかどうかを管理者が決めると書かれています。家庭に影響する予定だけを個人のカレンダーに書き写し、会社や取引先の情報は書かないようにします。

Q. 夫婦のスケジュール共有が続かないときはどうすればよいですか?

片方しか書き込まない、通知が多すぎる、書き方がばらばら、の3つが主な原因です。自分の予定は自分で入れる、追加や変更の通知は切って直前の通知だけにする、予定名の頭に誰の予定かを付ける、といったルールに戻します。週に1回、5分だけ2人でカレンダーを見る時間を作ると立て直しやすくなります。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年1月25日最終更新:2026年10月11日
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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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