MacからNASに接続する手順と、つながらないときに確かめること

@SOHO編集部
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MacからNASに接続する手順と、つながらないときに確かめること

この記事のポイント

  • ✓MacからNASに接続する手順を
  • ✓Finderの「ネットワーク」から入る方法と「サーバへ接続」にsmb://のアドレスを入力する方法に分けて
  • ✓Appleのユーザガイドに沿って解説します

MacからNASに接続したいのに、Finderのどこから入ればよいのか分からない。以前はつながっていたのに、macOSを更新したら急につながらなくなった。この記事は、そんな状態で調べている人に向けて書きました。

MacからNASへの接続は、Appleのユーザガイドに書かれた手順どおりに進めれば、難しい作業ではありません。つまずく原因の多くは、アドレスの書き方、ネットワークの違い、古い接続方式の3つに集約されます。この記事では、接続の手順を2つの方法に分けて説明したあと、つながらないときに確かめる順番を整理します。NASのフォルダを、Macの中のフォルダや外付けディスクと同じ画面で整理したい人向けに、Macのファイル管理アプリAtriensにも後半で触れます。

MacとNASがつながる仕組みを先に押さえる

手順に入る前に、MacとNASがどうやってつながっているのかを簡単に押さえておきます。ここを知っておくと、つながらないときに原因を絞り込みやすくなります。

NAS(ネットワーク・アタッチト・ストレージ)とは、家庭や事務所のネットワークにつないで使う、ファイルの保管専用の機器のことです。パソコンに直接ケーブルでつなぐ外付けディスクと違い、同じネットワークにいる複数のパソコンやスマホから、同じファイルを読み書きできます。

MacがNASのファイルを読み書きするときは、「プロトコル」と呼ばれる通信の決まりごとを使います。AppleのMacユーザガイドによると、Macは、Windowsのファイル共有などで使われるSMB/CIFS、NFS、FTP、WebDAVといったサービスを実行しているサーバに接続できます。家庭用や小さな事務所向けのNASの多くは、SMBに対応しています。

もう1つ、Mac独自のAFPというプロトコルもありました。かつてはMacとNASの接続によく使われていましたが、Appleは現在、AFPを推奨していません。この点は、macOSの更新でつながらなくなる原因の1つなので、後の節で詳しく説明します。

接続のときに必要になるのは、次の3つの情報です。

  1. NASの名前またはIPアドレス(ネットワーク上の住所にあたる番号)
  2. 接続したい共有フォルダの名前
  3. NASに登録してあるユーザー名とパスワード

この3つは、NASの管理画面か、NASを設定した人に聞けば分かります。手元にそろえてから次に進むと、途中で止まらずに済みます。

接続の前に確かめておくこと

接続の作業を始める前に、次の4つを確かめておきましょう。インフラの仕事で現場に入るときも、私は最初にこの順番で状況を確かめます。

1. MacとNASが同じネットワークにいるか

Appleのユーザガイドでは、接続するにはサーバとMacが同じネットワーク上にある必要があると説明されています。家の中でも、Wi-Fiのルーターが2台あって別々のネットワークになっていると、Finderの一覧にNASが出てこないことがあります。Macがつながっているネットワークは、Appleメニューの「システム設定」で、サイドバーの「ネットワーク」から確かめられます。接続の種類の横にあるインジケータが緑色になっていれば、ネットワークには接続されています。

2. NASの電源が入っていて、ネットワークにつながっているか

当たり前のようですが、NASが省電力のために休止していたり、再起動の途中だったりすることがあります。NASの本体のランプや管理画面で、動いているかを確かめます。

3. NASでSMBのファイル共有が有効になっているか

NASの管理画面で、SMB(Windowsのファイル共有と書かれていることもあります)が有効になっているかを確かめます。設定の場所はメーカーによって違うので、NASのマニュアルを見てください。

4. 共有フォルダに、使うユーザーのアクセス権があるか

NASでは、共有フォルダごとに、誰が読めて誰が書けるかを設定します。接続には成功したのに、フォルダの中が見えない、ファイルを保存できないという場合は、アクセス権の設定を見直します。

この4つがそろっていれば、接続はほぼ問題なく進みます。

NASのIPアドレスと共有フォルダ名を調べる方法

接続に必要な情報のうち、いちばん分かりにくいのがNASのIPアドレスです。NASを自分で設定していない場合や、何年も前に設定して忘れてしまった場合は、次の方法で調べます。

1つ目は、NASのメーカーが用意している設定用のアプリやWebの画面を使う方法です。多くのメーカーは、同じネットワーク上のNASを自動で探して、IPアドレスを表示してくれる道具を用意しています。NASのマニュアルや、メーカーのサポートページで名前を確かめてください。

2つ目は、ルーターの管理画面を見る方法です。家庭用のルーターには、つながっている機器の一覧を表示する画面があります。そこにNASの名前とIPアドレスが表示されていることが多いです。ルーターの管理画面の開き方は、ルーターの本体のラベルやマニュアルに書かれています。

3つ目は、NASの本体に表示画面がある機種なら、その画面で確かめる方法です。ボタンを押すとIPアドレスが表示される機種もあります。

共有フォルダの名前は、NASの管理画面の共有フォルダの一覧で確かめます。管理画面に入るには、NASの管理者のユーザー名とパスワードが必要です。事務所のNASのように、自分が管理者でない場合は、管理している人に、共有フォルダの名前と自分のユーザー名を教えてもらいましょう。

調べた情報は、パスワードを除いてメモしておくと、次に接続し直すときやMacを買い替えたときに役立ちます。パスワードは、Macのキーチェーンやパスワード管理のアプリに保存しておき、メモには書かないようにします。

方法1:Finderの「ネットワーク」から接続する

いちばん手軽なのは、Finderのサイドバーにある「ネットワーク」から、一覧に表示されたNASを選んで接続する方法です。Appleのユーザガイド「Macを共有コンピュータおよびサーバへ接続する」に沿って説明します。

  1. Dockのアイコンをクリックして、Finderのウインドウを開きます
  2. サイドバーの「場所」セクションで「ネットワーク」をクリックします
  3. 接続したいNASをダブルクリックし、「別名で接続」をクリックします
  4. 接続方法を選び、求められたらユーザー名とパスワードを入力します
  5. 使いたい共有フォルダを選びます

サイドバーの「場所」セクションに項目が表示されないときは、「場所」という文字の上にポインタを重ねると、表示を切り替えるボタンが出てきます。

接続方法の選択では、「ゲスト」と「登録ユーザ」が出てきます。ゲストは、NAS側でゲストのアクセスが許可されている場合に、パスワードなしで入る方法です。仕事のファイルを保管しているNASなら、ゲストのアクセスは切っておき、登録ユーザとして入るのが基本です。

この方法は、同じネットワークの中でNASが自分の存在を知らせている場合に使えます。一覧にNASが表示されないときは、次の方法2で、アドレスを直接入力して接続します。

方法2:「サーバへ接続」にsmb://のアドレスを入力する

一覧に出てこないNASや、毎回同じNASに確実に接続したい場合は、アドレスを直接入力する方法が確実です。

  1. Finderで、メニューバーの「移動」から「サーバへ接続」を選びます
  2. 「サーバアドレス」の欄に、NASのアドレスを入力します
  3. 「接続」をクリックします
  4. 求められたら、ユーザー名とパスワードを入力し、共有フォルダを選びます

アドレスの書き方は、Appleのユーザガイドに形式が示されています。SMBで接続する場合は、次のどちらかの形です。

・smb://NASの名前/共有フォルダ名
・smb://NASのIPアドレス/共有フォルダ名

たとえば、NASのIPアドレスが192.168.1.20で、共有フォルダの名前が「work」なら、「smb://192.168.1.20/work」と入力します。共有フォルダの部分を省いて「smb://192.168.1.20」とだけ入力した場合は、ユーザー名とパスワードを入力したあとで、共有フォルダを一覧から選べます。

名前とIPアドレスのどちらを使うか迷ったら、まずIPアドレスで試すのがおすすめです。名前で接続できないのに、IPアドレスなら接続できる場合は、名前を調べる仕組みの側に原因があると切り分けられます。

ただし、家庭のルーターは、NASに割り当てるIPアドレスを自動で変えることがあります。ある日突然つながらなくなったら、NASのIPアドレスが変わっていないかを確かめてください。NASの管理画面やルーターの設定で、NASのIPアドレスを固定しておくと、この問題を避けられます。

毎回の接続を楽にする3つの方法

NASは一度接続しても、Macを再起動したりスリープから戻したりすると、接続が切れていることがあります。毎回アドレスを入力し直すのは面倒なので、再接続を楽にする方法を知っておきましょう。Appleのユーザガイドでは、次の方法が紹介されています。

1つ目は、アップルメニューの「最近使った項目」から、最近使ったサーバを選ぶ方法です。

2つ目は、Finderの「移動」から「サーバへ接続」を開き、「サーバアドレス」の欄の右端にあるポップアップメニューから、最近使ったサーバを選ぶ方法です。

3つ目は、よく使うサーバを登録しておく方法です。「サーバへ接続」の画面でアドレスを入力し、追加のボタンをクリックすると、よく使う項目のリストに加わります。また、接続した共有フォルダを選んで、Finderの「ファイル」から「サイドバーに追加」を選ぶと、Finderのサイドバーにも表示されるようになります。

私は、仕事で使うNASの共有フォルダを、案件ごとにサイドバーに登録しています。どのフォルダがどのNASのどの共有にあるのかを毎回思い出さなくて済むので、作業に入るまでの時間が短くなります。

つながらないときに確かめる順番

ここからは、接続できないときに確かめることを、Appleのユーザガイド「Macを別のコンピュータに接続できない場合」の内容に沿って整理します。上から順に確かめていくと、原因を絞り込めます。

Finderの設定を確かめる

NASに接続しているのに、デスクトップやFinderのサイドバーに表示されない場合は、Finderの設定を確かめます。Finderのメニューの「Finder」から「設定」を開き、「一般」と「サイドバー」のそれぞれで、「接続中のサーバ」にチェックが入っているかを見ます。ここが外れていると、接続できていても表示されません。

名前ではなくDNS名かIPアドレスを試す

接続先の名前で見つからない場合は、DNS名かIPアドレスが必要なことがあります。方法2で説明したIPアドレスでの接続を試してください。

NASが使える状態かを確かめる

NASがシステムの終了や再起動の途中だったり、ネットワークから外れていたりする可能性があります。時間をおいて再接続を試すか、NASの管理画面で状態を確かめます。

同じネットワークにいるかを確かめる

ユーザガイドでは、SMBのサーバに接続する場合、Macと同じローカルネットワークまたはサブネットワークにあることを確かめるよう案内されています。サブネットワークとは、1つのネットワークをさらに区切った小さな単位のことです。Wi-Fiのゲスト用のネットワークにMacがつながっていると、NASとは別のネットワーク扱いになり、見えないことがあります。

ファイアウォールを確かめる

ユーザガイドには、Windows(SMB/CIFS)のサーバでファイアウォールが有効になっていると接続できないことがある、とも書かれています。NASにファイアウォールの機能がある場合は、SMBの通信が許可されているかを確かめます。

それでも解決しないとき

ここまで確かめても接続できない場合は、ほかのパソコンやスマホからNASに接続できるかを試します。ほかの機器からは接続できるなら、原因はMacの側にあると絞り込めます。どの機器からも接続できないなら、NASかネットワークの側に原因があります。

NASの管理画面に、接続の記録やエラーの記録を表示する画面があれば、そこも確かめます。パスワードを何度も間違えたために、NASの側で一時的に接続を拒否していることもあります。

機器を再起動するときは、順番に気をつけます。NASは、ファイルを書き込んでいる途中で電源を切るとデータが壊れるおそれがあるので、必ず管理画面やメーカーの手順に従って終了させます。そのうえで、ルーター、NAS、Macの順に起動し直すと、IPアドレスの割り当てが整理されて解決することがあります。それでも直らなければ、NASのメーカーのサポートに、試したことを順番に伝えて相談してください。

私が以前、取引先の事務所で冷や汗をかいたのは、Macの接続先がゲスト用のWi-Fiになっていたことに気づかず、30分ほどNASの設定を疑い続けたときでした。NASの側は何も悪くなく、Macのネットワークを切り替えただけで一瞬でつながりました。それ以来、まずMacがどのネットワークにいるかを見るところから始めています。

macOSの更新でつながらなくなったときはAFPを疑う

以前はつながっていたNASが、macOSを更新したあとに急につながらなくなった。この場合は、接続にAFPを使っていなかったかを確かめてください。

AppleはTime Machineのバックアップ先について説明したサポートページで、AFPの扱いを次のように書いています。

Apple Filing Protocol(AFP)経由でのNASデバイスへのTime Machineバックアップ、またはNASデバイスとのその他のデータ転送は推奨されておらず、macOS 27以降ではサポートされていません。 出典: support.apple.com

つまり、macOS 27以降のMacでは、AFPでNASとファイルをやり取りすることはできません。サーバアドレスを「afp://」で始めていた人や、NASの側でAFPだけを有効にしていた人は、SMBに切り替える必要があります。

切り替えの手順は、次のとおりです。

  1. NASの管理画面で、SMBのファイル共有を有効にします
  2. Macの「サーバへ接続」で、アドレスを「smb://」で始まる形に直して接続します
  3. よく使う項目やサイドバーに、古い「afp://」の接続が残っていれば、新しいものに置き換えます

古いNASのなかには、SMBの新しい版に対応していない機種もあります。その場合は、NASのメーカーのサポートページで、ファームウェア(機器の中で動くソフトウェア)の更新が出ていないかを確かめてください。更新が終わっている古い機種は、買い替えを考える時期かもしれません。

Time MachineのバックアップをNASに取る

NASを使う大きな理由の1つが、MacのバックアップをTime Machineで自動的に取ることです。Appleのサポートページ「Time Machineで使えるバックアップディスク」では、SMBのネットワークプロトコル経由のTime Machineに対応する他社製のNASにバックアップできると書かれています。

設定の流れは次のとおりです。

  1. NASの側で、Time Machine用の共有フォルダを用意し、Time Machineへの対応を有効にします(設定の場所はNASのマニュアルを見てください)
  2. Macで、方法1か方法2の手順でその共有フォルダに一度接続します
  3. Macの「システム設定」でTime Machineの設定を開き、バックアップディスクとしてNASの共有フォルダを選びます

Appleのサポートページでも、Time Machineで使うための設定については、NASのマニュアルを参照するよう案内されています。NASのメーカーごとに、Time Machine用の共有フォルダの作り方が違うためです。

注意したいのは、Time Machine用の共有フォルダの容量です。何も制限をかけないと、バックアップが増えるにつれてNASの容量をすべて使ってしまうことがあります。NASに容量の上限を設定する機能があれば、Time Machine用のフォルダに上限をかけておくと、ほかの共有フォルダに影響が出ません。

また、バックアップを取っているから安心、とは言い切れません。NAS自体が故障すれば、バックアップも一緒に失われます。仕事のデータを扱うなら、NASとは別の場所にもう1つ控えを取っておくのが、インフラの仕事をしてきた立場からの強いおすすめです。

日本語のファイル名と転送の速さの悩み

NASを使い始めた人からよく聞くのが、日本語のファイル名の扱いと、ファイルのコピーの遅さです。NASの販売元であるアイ・オー・データ機器の記事でも、Macで使うときの課題としてこの2つが挙げられています。

こうした課題を解決するため、今回はMacBook Airを使用し、LinuxベースのNASとWindowsベースのNASを実際に接続して比較検証を行いました。接続構成は、MacBook Air → スイッチングハブ → NAS機器という標準的なネットワーク環境です。 出典: iodata.jp

同じ記事では、日本語のファイル名が文字化けするトラブルは、NAS側の文字コードの設定とmacOSの仕様が一致していない場合に起こりやすいと説明されています。文字コードとは、文字をコンピュータの中でどんな番号で表すかの決まりのことです。文字化けが起きたら、NASの管理画面で文字コードに関する設定がないかを確かめてください。

転送の速さは、いちばん遅いところで決まります。NASの性能が高くても、MacがWi-Fiで接続していれば、Wi-Fiの速さが上限になります。動画や大きな写真を頻繁にやり取りするなら、Macを有線でつなぐと改善することが多いです。有線の端子がないMacは、USB-Cに挿すLANアダプターを使う方法があります。

ファイル名の扱いでもう1つ気をつけたいのは、記号です。Macでは使える記号でも、NASの側で使えない記号があると、コピーの途中で止まることがあります。仕事のファイルは、英数字と日本語、ハイフンとアンダースコアくらいに絞って名前を付けておくと、トラブルを避けやすくなります。

Finderでは整理しにくいとき:NASとMacのフォルダを1つの画面に並べる

NASに接続できるようになると、次に困るのが整理です。Finderでは、NASの共有フォルダ、Macの書類フォルダ、外付けディスクが、それぞれ別の場所として表示されます。1つの案件の資料が、NASとMacと外付けディスクに分かれていると、行き来するたびにサイドバーを探すことになります。

こうした整理の悩みに向けたアプリの1つがAtriensです。公式サイトによると、Atriensのサイドバーでは、NASの素材も、外付けディスクの録画も、書類フォルダの中の企画書も、1つの案件の下にまとめて並べられます。iCloudやGoogleドライブ、外付けディスクも同じサイドバーに表示されます。サイドバーは「どこに何があるか」の見取り図で、並べ替えてもファイルの実体はもとの場所から動きません。

このほか、開いているフォルダでそのままコマンドを打てるターミナル、タブと分割表示、zipの作成と展開、重複したファイルを探す機能などがあります。対応はmacOS 14以降で、Mac単体で使う機能は期限なく無料、アカウントの登録も要りません。iPhoneやiPadから自宅のMacを操作する機能は有料で、公式サイトの料金表では月額780円、年額6,800円、買い切り14,800円(いずれも税込)と示されています。

NASへの接続そのものは、この記事で説明したFinderの手順で行います。Atriensは、接続したあとのフォルダを、自分の仕事の分け方で並べ直すための道具として考えると分かりやすいです。

Atriensは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

これからNASを選ぶMacユーザーが確かめたい点

まだNASを持っていない人や、古いNASからの買い替えを考えている人に向けて、Macで使う前提で確かめておきたい点をまとめます。どのメーカーが良いかではなく、仕様のどこを見るかの話です。

1つ目は、SMBへの対応です。この記事で説明したとおり、macOS 27以降のMacではAFPが使えません。製品の仕様表で、SMBの新しい版に対応しているかを確かめます。

2つ目は、Time Machineへの対応です。Appleのサポートページでは、SMB経由のTime Machineに対応したNASにバックアップできるとされています。製品の説明やメーカーのサポートページに、Time Machineへの対応が明記されているかを見ておきましょう。

3つ目は、有線のネットワーク端子の速さです。大きなファイルを頻繁にやり取りするなら、NASの端子の速さと、ルーターやスイッチングハブの速さがそろっているかを確かめます。どこか1か所でも遅いと、そこが上限になります。

4つ目は、ディスクの台数と、故障への備えです。ディスクを2台以上入れて、1台が壊れてもデータが残るように設定できる機種があります。ただし、これはディスクの故障への備えであって、誤って削除したファイルや、NAS本体の故障への備えにはなりません。別の場所への控えは、これとは別に用意します。

5つ目は、メーカーのサポートの期間です。ファームウェアの更新がいつまで提供されるかは、安全に長く使えるかどうかに直結します。購入前に、メーカーのサポートページで、同じシリーズの古い機種にいつまで更新が出ていたかを見ておくと、目安になります。

仕事でNASを使うときの安全の考え方

最後に、仕事のファイルをNASで扱うときに、最低限そろえておきたい安全の考え方をまとめます。

1つ目は、ゲストのアクセスを切ることです。方法1の節で触れたとおり、ゲストを許可していると、同じネットワークにいる人なら誰でも共有フォルダに入れる状態になります。家族や来客がWi-Fiを使う環境では、特に気をつけてください。

2つ目は、ユーザーごとにアクセス権を分けることです。取引先から預かったデータを保管するフォルダは、自分だけが読み書きできるようにしておきます。家族と共有する写真のフォルダとは、ユーザーもフォルダも分けておくと安心です。

3つ目は、NASのパスワードを初期設定のまま使わないことです。管理者のパスワードは、ほかのサービスと使い回さない、長いものに変えておきます。

4つ目は、ファームウェアを更新することです。NASのメーカーは、見つかった弱点を修正する更新を出しています。管理画面で更新の通知が出たら、仕事に支障のない時間に適用します。

5つ目は、外出先からNASに入る設定を安易に有効にしないことです。インターネットからNASに直接入れるようにすると便利な反面、攻撃の対象にもなります。どうしても必要な場合は、NASのメーカーが用意している公式の方法を使い、設定の意味を理解してから有効にしてください。

在宅のIT系の仕事と、ファイル管理の力

NASの接続やファイルの整理は、在宅で仕事を受けるときにも役に立つ知識です。

たとえば、企業のネットワークやセキュリティを扱う仕事では、この記事で触れたプロトコル、アクセス権、ファイアウォールの考え方が基本になります。どんな仕事が募集されているのかは、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事で確かめられます。社内のファイル管理の仕組みを整える延長で、生成AIを業務に取り入れる手伝いをするAIコンサル・業務活用支援のお仕事に進む人もいます。ファイルを扱う仕組みそのものを作りたい人は、アプリケーション開発のお仕事で開発の仕事の広がりを見ておくとよいでしょう。

写真や動画の素材をNASで管理しているデザイナーの方も多いはずです。デザイナーの年収・単価相場を見ると、案件ごとの単価の目安が分かります。素材の量が増えるほど、整理と保管の仕組みが仕事の速さを左右します。

インフラの仕事を長く続けてきて感じるのは、障害の多くは機器の故障より、設定の思い込みから起きるということです。NASがつながらないとき、NASの故障を疑う前に、Macのネットワーク、アドレス、プロトコルを順に確かめる。この順番を身につけておくだけで、復旧までの時間は大きく変わります。

フリーランス・在宅ワークの市場を20年運営してきた立場から見ると、こうした「当たり前の確認を順番どおりにやる」人ほど、取引先から長く頼られています。取引先と直接やり取りする働き方なら、仲介の手数料が乗らない分、依頼する側は同じ予算でより多くを頼め、受ける側は手取りが厚くなります。手数料0%の直接取引は、信頼を積み重ねた人ほど、その差を実感しやすい形です。

よくある質問

Q. MacからNASに接続するときのアドレスはどう書けばよいですか?

Appleのユーザガイドでは、SMBで接続する場合「smb://NASの名前/共有フォルダ名」または「smb://NASのIPアドレス/共有フォルダ名」の形式が示されています。Finderの「移動」から「サーバへ接続」を開き、サーバアドレスの欄に入力します。共有フォルダ名を省くと、ログイン後に一覧から選べます。

Q. Finderの「ネットワーク」にNASが表示されないのはなぜですか?

MacとNASが別のネットワークにいる、NASが休止や再起動の途中である、などが考えられます。Appleのユーザガイドでは、SMBのサーバは同じローカルネットワークまたはサブネットワークにあることを確かめるよう案内されています。一覧に出ない場合でも、「サーバへ接続」にIPアドレスを入力すると接続できることがあります。

Q. macOSを更新したらNASにつながらなくなりました。原因は何ですか?

接続にAFPを使っていた可能性があります。Appleのサポートページでは、AFP経由でのNASとのデータ転送は推奨されておらず、macOS 27以降ではサポートされていないと書かれています。NASの管理画面でSMBを有効にし、アドレスを「smb://」で始まる形に直して接続し直してください。

Q. NASにTime Machineでバックアップできますか?

Appleのサポートページによると、SMBのネットワークプロトコル経由のTime Machineに対応する他社製のNASにバックアップできます。設定方法はNASのマニュアルを参照するよう案内されています。NAS自体が故障するとバックアップも失われるため、仕事のデータは別の場所にも控えを取っておくと安心です。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年2月14日最終更新:2026年10月14日
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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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