Macのカレンダーで予定を色分けする方法と、Googleカレンダーとの色の違い

@SOHO編集部
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Macのカレンダーで予定を色分けする方法と、Googleカレンダーとの色の違い

この記事のポイント

  • ✓Macのカレンダーで予定を色分けする方法を
  • ✓予定の移動の順に整理します
  • ✓色がカレンダー単位で決まるMacと

撮影、編集、納品、打ち合わせ、私用の予定がカレンダーの中で同じ色で並んでいると、どれが仕事でどれが休みなのか、一目では分かりません。Macのカレンダーで予定を色分けしたいのに、予定を開いても色を選ぶ欄が見当たらず、手が止まっている方もいるはずです。

結論から言うと、Macのカレンダーで予定を色分けするには、用途ごとにカレンダーを分けて作り、それぞれのカレンダーに色を付けます。Macのカレンダーでは、予定の色はその予定が属しているカレンダーの色で決まるからです。予定1つだけの色を変えたいときは、別の色のカレンダーへ予定を移します。この点が、予定ごとに色を選べるGoogleカレンダーとの一番大きな違いです。この記事では、Appleの公式ユーザガイドとGoogleカレンダーのヘルプに書かれている内容をもとに、色分けの手順と、2つのカレンダーの色の扱いの違いを整理します。手順は2026年10月9日時点の macOS Tahoe 26 のユーザガイドに沿っています。

Macのカレンダーは「カレンダー単位」で色が決まる

最初に、Macのカレンダーの色の仕組みを公式の説明で確かめます。Appleのカレンダーユーザガイドには、次のように書かれています。

カレンダーのカラーを変更すると、そのカレンダーのすべての予定のカラーが変更されます。予定を別のカラーにしたい場合は、カレンダー全体のカラーを変更するか、別のカラーが設定されているカレンダーに予定を移動します。 出典: support.apple.com

ここでいう「カレンダー」とは、アプリ全体のことではなく、予定を入れる箱のことです。Macのカレンダーアプリの中には「仕事」「家族」「趣味」のように複数の箱を作ることができ、それぞれに1つの色が割り当てられます。予定は必ずどれか1つの箱に入っていて、その箱の色で表示されます。

つまり、Macのカレンダーで色分けをするということは、「どんな箱を作り、どの予定をどの箱に入れるか」を決めることと同じです。予定の画面に色を選ぶ欄がないのは不具合ではなく、そういう設計だからです。予定の詳細を開くと右上に色の付いたポップアップメニューがありますが、ここで選んでいるのは色ではなく、予定を入れるカレンダーのほうです。

この仕組みを最初に理解しておくと、色分けの作業はずっと楽になります。「予定ごとに色を付ける」と考えると操作が見つからずに迷いますが、「色の付いた箱を用意して、予定を振り分ける」と考えれば、やることは3つだけです。

  1. 用途ごとにカレンダー(箱)を作る
  2. それぞれのカレンダーに色を付ける
  3. 予定を正しいカレンダーに入れる、または移す

この記事の手順も、この順番で進めます。

色分けがスケジュール管理で効く理由

色分けの手順に入る前に、なぜ色分けが役に立つのかを整理しておきます。理由が分かっていると、どんな箱を何個作ればよいかを決めやすくなります。

フリーランスや副業で仕事を受けている人のカレンダーには、性質の違う予定が混ざります。撮影の仕事を例にとると、現場に出向く撮影、自宅で行う画像の編集とレタッチ、納品の締め切り、クライアントとの打ち合わせ、機材の受け取り、そして私用の予定です。これらが同じ色で並んでいると、1週間の表示を開いても「外に出る日」と「家で作業できる日」の区別がつきません。

色を分けておくと、週の表示を開いた瞬間に、外出の予定が何日あるか、編集の時間がどれだけ確保できているかが見えます。たとえば撮影を赤、編集を青、締め切りを紫と決めておけば、赤が3日続いた週は編集の青が足りなくなっていることにすぐ気づけます。

撮影の仕事を始めたばかりのころによくある失敗が、撮影の予定だけを入れて、編集の時間をカレンダーに入れないことです。商品撮影は、1商品5カットで撮影そのものは短く済んでも、レタッチと書き出しに撮影の2倍から3倍の時間がかかることがあります。撮影の予定しか見えていないと、空いているように見える日に次の撮影を入れてしまい、編集が締め切りに間に合わなくなります。編集の時間を別の色で入れておくだけで、こうした詰め込みは防げます。

もう1つの理由は、表示と非表示の切り替えです。Macのカレンダーでは、カレンダーごとにチェックボックスで表示を切り替えられます。仕事の打ち合わせ中は私用のカレンダーを隠し、家族の予定を確認するときは仕事のカレンダーを隠す、といった使い方ができます。色分けのために箱を分けておくと、この切り替えも同時にできるようになります。

色分けの効果は、予定の数が多いほど大きくなります。1週間の予定が10件を超えたあたりから、色のない表示では全体が読み取りにくくなるので、そのころが箱を分け始める目安です。

色分けの準備として用途ごとにカレンダーを作る

ここからは手順です。まず、色を分けたい用途ごとにカレンダーを作ります。Appleのユーザガイドに沿った手順は次のとおりです。

  1. Macでカレンダーアプリを開きます
  2. メニューバーで「ファイル」>「新規カレンダー」と選択します
  3. カレンダーの名前を入力して、Returnキーを押します

作ったカレンダーは、左側のカレンダーリストに並びます。左側にリストが見えない場合は、「表示」>「カレンダーリストを表示」と選択します。ユーザガイドには「カレンダーはそれぞれ異なるカラーになります」と書かれていて、新しく作ったカレンダーには最初から別の色が割り当てられます。

どのアカウントの中に作るかに注意する

Macのカレンダーアプリには、iCloud、Google、Exchangeなど、複数のアカウントのカレンダーをまとめて表示できます。新しいカレンダーは、選んでいるアカウントの中に作られます。ユーザガイドには、特定のアカウントにカレンダーを追加できない場合は、そのアカウントのプロバイダのWebページで追加するよう書かれていて、Googleカレンダーを作る場合はgoogle.comにアクセスするよう案内されています。

Googleのアカウントで仕事の予定を管理している場合は、ブラウザでGoogleカレンダーを開き、左側の[他のカレンダー]の横にある「他のカレンダーを追加」アイコンから[新しいカレンダーを作成]を選びます。Googleカレンダーのヘルプによると、新しいカレンダーはブラウザからのみ作成でき、作成したカレンダーはブラウザとアプリの両方に表示されます。

いくつ作るかの目安

箱を作りすぎると、予定を入れるたびにどの箱に入れるか迷うようになります。最初は5つから7つ程度に絞るのが扱いやすい数です。撮影の仕事なら、次のような分け方が考えられます。

カレンダー名 入れる予定 色の例
撮影 現場に出向く撮影 赤
編集 レタッチ、書き出しの作業時間 青
締め切り 納品日、請求の期限 紫
打ち合わせ オンラインや対面の打ち合わせ 緑
私用 家族、通院、休み 灰色

分け方の基準は「その予定を見たときに、何をする時間かが分かること」です。クライアントごとにカレンダーを作る方法もありますが、取引先が増えるたびに箱が増えて管理しきれなくなるため、作業の種類で分けるほうが長く続きます。

カレンダーの色を変える手順

カレンダーを作ったら、それぞれに分かりやすい色を付けます。Appleのユーザガイドに書かれている手順は次のとおりです。

  1. Macでカレンダーアプリを開きます
  2. Controlキーを押しながら、カレンダーリストでカレンダーの名前をクリックします
  3. プリセットカラーをクリックして選択するか、「カスタムカラー」を選択して「カラー」ウインドウから色を選びます

プリセットカラーとは、最初から用意されている基本の色のことです。赤、オレンジ、黄、緑、青、紫、茶色などが並んでいて、クリックするだけで色が変わります。

カスタムカラーで細かく色を決める

用意された色だけでは似た色が並んでしまうときは、「カスタムカラー」を使います。「カラー」ウインドウでは、色相の輪から色を選んだり、数値で色を指定したりできます。たとえば「撮影」は濃い赤、「締め切り」は明るい赤のように、同じ系統の色で濃さを変えると、関連のある予定がまとまって見えます。

ただし、色が似すぎると区別がつかなくなります。画面の明るさや、外部ディスプレイの色の出方によっても見え方が変わるため、カスタムカラーを使うときは、ノートの画面と外部ディスプレイの両方で見分けられるかを確かめてから決めてください。

名前も合わせて変えておく

色と一緒に、カレンダーの名前も分かりやすくしておきます。名前を変えるときは、カレンダーリストでカレンダーの名前をダブルクリックし、新しい名前を入力します。ユーザガイドには、「カレンダー」という名前のExchangeカレンダーは名前を変更できないと書かれています。会社のExchangeアカウントを使っている場合は、この点に注意してください。

色だけでなく名前でも区別がつくようにしておくと、色の見分けがつきにくい人や、白黒で印刷したときにも予定の種類が分かります。

予定1つだけの色を変えたいときは別のカレンダーへ移す

Macのカレンダーでは、予定1つの色だけを変えることはできません。予定の色を変えたいときは、その予定を別の色のカレンダーへ移します。Appleのユーザガイドの「予定を別のカレンダーに移動する」には、必須の予定は赤、任意の予定は黄のように色分けしたい場合は、予定の種類ごとにカレンダーを作り、カレンダーの間で予定を移動するよう書かれています。

移し方は次の2つです。

  1. 予定をダブルクリックして開き、右上にある色分けされたポップアップメニューから移動先のカレンダーを選ぶ
  2. カレンダーリストの移動先のカレンダーに、予定をドラッグする

予定を移すと、予定の色は移動先のカレンダーの色に変わります。

複数の予定をまとめて移す

同じ種類の予定がいくつもある場合は、まとめて移すと早く済みます。ユーザガイドによると、Commandキーを押しながら予定をクリックして複数選び、Controlキーを押しながら選んだ予定の1つをクリックしてから、「カレンダー」>「移動先のカレンダー名」と選びます。

あるカレンダーのすべての予定を別のカレンダーに移したいときは、一方のカレンダーを書き出して、もう一方のカレンダーに読み込む方法が案内されています。色分けを始める前に1つのカレンダーにすべての予定を入れていた場合は、この方法で一度に整理できます。

アカウントをまたいで移すときの注意

予定をiCloudのカレンダーから会社のExchangeのカレンダーへ移すなど、アカウントをまたいで移すときは注意が必要です。ユーザガイドには、Exchangeでは一部のオプションが使えないため、予定の情報の一部が「メモ」の欄に保存されることがあると書かれています。仕事用と私用でアカウントが分かれている場合は、移したあとに予定の中身が崩れていないかを確かめてください。

色分けを見やすくする表示の工夫

色分けができたら、表示の切り替えを組み合わせて使いやすくします。

カレンダーごとに表示と非表示を切り替える

ユーザガイドの「Macでカレンダーを表示する/非表示にする」によると、「表示」>「カレンダーリストを表示」と選んだあと、カレンダーリストのチェックボックスを選択するか外すことで、カレンダーごとに表示を切り替えられます。Commandキーを押しながらチェックボックスをクリックすると、すべてのカレンダーの表示をまとめて切り替えられます。

たとえば、仕事の見積もりを出すときは「撮影」と「編集」だけを表示して作業量を確かめ、週末の予定を家族と相談するときは「私用」だけを表示する、という使い方ができます。

カレンダーグループでまとめる

カレンダーの数が増えたら、グループにまとめる方法もあります。ユーザガイドによると、カレンダーリストの「このMac内」のセクションで、「ファイル」>「新規カレンダーグループ」と選ぶとグループを作れます。グループにカレンダーを入れるには、カレンダーをグループ名にドラッグします。

ただし、カレンダーグループを作れるのは「このMac内」のセクションだけです。ユーザガイドには、カレンダーリストに「このMac内」が表示されていない場合は、カレンダーがiCloudなどのアカウント内にあると書かれています。iCloudやGoogleのカレンダーをグループにまとめることはできないので、アカウントのカレンダーを中心に使っている場合は、カレンダーの名前の付け方で整理するほうが確実です。

色を変えられないカレンダーもある

ユーザガイドには、誕生日カレンダーや「Siriからの提案」カレンダーなど、色を変更できないカレンダーもあると書かれています。こうしたカレンダーの色と自分で作ったカレンダーの色が似ている場合は、自分のカレンダーのほうの色を変えて区別します。

Googleカレンダーとの色の違い

ここで、Googleカレンダーの色の扱いと比べます。Googleカレンダーでは、カレンダー全体に色を付けられるのに加えて、予定1つずつにも色を付けられます。

Googleカレンダーのヘルプ「予定を作成する」には、予定の作成時にカレンダーに表示する色を選べること、そして既存の予定はパソコンで右クリックして色を選べることが書かれています。同じヘルプには、他のユーザーにカレンダーを変更する権限を与えていない限り、予定に設定した色は自分以外には表示されないとも書かれています。

カレンダー全体の色は、パソコンでGoogleカレンダーを開き、左側の[マイカレンダー]で対象のカレンダーの横にあるその他アイコンをクリックして、色を選ぶか、カスタム色を追加するアイコンから指定します。

2つの違いを表にまとめると、次のとおりです。

比べる点 Macのカレンダー Googleカレンダー
カレンダー全体の色 変えられる 変えられる
予定1つずつの色 変えられない(別のカレンダーへ移す) 変えられる(右クリックで選ぶ)
好きな色の指定 カスタムカラーで指定 カスタム色で指定
新しいカレンダーの作成 アプリの「ファイル」から作れる(アカウントによる) ブラウザからのみ作れる
予定の色の見え方 予定が属するカレンダーの色 予定に付けた色が優先される

2つを併用するときに起きやすいこと

GoogleのアカウントをMacのカレンダーアプリに追加して使っている人は多いはずです。このとき気をつけたいのが、Googleカレンダーで予定1つずつに付けた色の扱いです。Appleのユーザガイドの説明では、Macのカレンダーの予定の色は、その予定が属しているカレンダーの色で決まります。そのため、Googleカレンダーで予定ごとに付けた色を、Macのカレンダーで同じように見分けられるとは限りません。ブラウザでは色分けされて見えていた予定が、Macでは同じ色で並んで見える、ということが起こり得ます。

両方の画面で同じ色分けを見たい場合は、Googleカレンダーの側でも、予定ごとの色ではなく「用途ごとのカレンダーを作り、カレンダーに色を付ける」方法にそろえるのが確実です。カレンダー単位で色を付けておけば、どちらの画面でも色の意味が変わりません。

運用を決める前に、実際の画面で1件だけ試してみてください。Googleカレンダーで予定に色を付け、Macのカレンダーでどう見えるかを確かめてから、どちらの方法でそろえるかを決めると、あとでやり直す手間を省けます。

色分けのルールを長く続けるコツ

色分けは、作った直後よりも、数か月使い続けたあとに崩れやすくなります。予定を入れるたびにどの箱に入れるかを迷うようになったら、ルールの見直しどきです。続けるためのコツを3つ挙げます。

1つ目は、色の意味を文字で残しておくことです。「赤は外出、青は自宅作業、紫は締め切り」のように、色の意味をメモに書いておきます。半年後に見返したとき、なぜこの色にしたのかを思い出せなくなるのはよくあることです。

2つ目は、迷ったときに入れる箱を決めておくことです。どの箱にも当てはまらない予定は、とりあえず「その他」に入れると決めておけば、予定を入れる手が止まりません。月に一度「その他」を見直して、同じ種類の予定が3件以上あれば新しい箱を作ります。

3つ目は、色の明るさで重要度を表すことです。同じ赤でも、濃い赤は動かせない予定、薄い赤は動かせる予定、と決めておくと、急な依頼が入ったときにどの予定をずらせるかがすぐ分かります。

撮影の現場では、雨天で撮影が延期になることがあります。延期の可能性がある屋外撮影を薄い赤、屋内のスタジオ撮影を濃い赤にしておくと、天気予報を見た時点で、どの予定を組み直す必要があるかが一目で分かります。

色の選び方で見やすさが変わる

どの色をどの箱に割り当てるかで、カレンダーの見やすさは大きく変わります。色を決めるときに気をつけたい点を整理しておきます。

まず、見分けにくい色の組み合わせを避けることです。赤と緑、青と紫、黄と薄いオレンジは、画面の明るさや見る人によっては区別がつきにくい組み合わせです。色の感じ方には個人差があり、本人は見分けられても、カレンダーを共有している家族や同僚には同じ色に見えていることもあります。共有するカレンダーでは、色だけに頼らず、カレンダーの名前や予定のタイトルの頭に「【撮影】」「【締切】」のような短い言葉を付けておくと、誰が見ても予定の種類が分かります。

次に、明るさの差をつけることです。濃い色と薄い色を交互に割り当てると、色合いが近くても区別しやすくなります。ダークモードで使う場合は、背景が暗くなるため、濃い青や濃い紫が沈んで見えにくくなります。ライトモードとダークモードを切り替えて使っている人は、両方の表示で見分けられるかを確かめておきます。

最後に、目立たせたい予定に強い色を使うことです。締め切りのように見落としたくない予定には、赤や紫のような強い色を、私用や移動のように背景として眺めればよい予定には、灰色や薄い色を割り当てます。すべての箱に強い色を使うと、かえってどこを見ればよいかが分からなくなります。

色の候補に迷ったら、まず3色だけで始めるのも1つの方法です。「動かせない予定」「仕事の作業時間」「私用」の3つに分けるだけでも、白一色の画面よりはるかに読み取りやすくなります。慣れてきたら、必要に応じて箱を分けていきます。

1週間の予定を色分けする例

ここで、撮影の仕事をしている人の1週間を例に、色分けの使い方を具体的に追ってみます。

月曜日は、午前に商品撮影の現場があり、午後は自宅で前の週の撮影分を編集します。午前の撮影を「撮影」の赤、午後の編集を「編集」の青で入れます。火曜日と水曜日は終日編集の作業日なので、青の時間帯を9時から17時まで入れておきます。木曜日の午前にはクライアントとの打ち合わせがあるので「打ち合わせ」の緑で入れ、午後に別の撮影を赤で入れます。金曜日は納品の締め切りなので、「締め切り」の紫で終日の予定を入れます。土曜日と日曜日は「私用」の灰色で家族の予定を入れます。

こうして入れた1週間を週の表示で眺めると、赤が2つ、青が3日分、紫が金曜日に1つ並びます。ここで新しい撮影の依頼が水曜日に入った場合、水曜日の青を削ると金曜日の締め切りに編集が間に合わない、ということが色を見ただけで判断できます。依頼を受けるなら翌週に回してもらう、という返事をその場で出せます。

色分けをしていないと、水曜日の欄に「作業」とだけ書かれていて、空いているように見えてしまいがちです。編集の時間も予定として入れ、色で区別しておくことが、引き受けすぎを防ぐいちばん簡単な方法です。

月の表示に切り替えると、1か月の中で赤が集中している週と、青が足りない週が見えます。撮影が月の前半に偏っているなら、後半に編集の時間がまとめて必要になる、というように、先の予定の組み方まで考えられるようになります。

色分けを見積もりと請求に生かす

色分けしたカレンダーは、予定を確認するだけでなく、仕事の見積もりや請求の見直しにも使えます。

1か月が終わったら、カレンダーを月の表示にして、色ごとに使った時間をざっくり数えます。たとえば「撮影」が合計12時間、「編集」が合計30時間、「打ち合わせ」が合計8時間だったとします。撮影の料金だけで見積もっていた場合、実際には撮影の約2.5倍の時間を編集に使い、さらに打ち合わせにも時間を割いていたことが分かります。

この数字があれば、次の見積もりでは編集の時間を含めた料金を出せます。撮影1時間あたりの料金で考えていた人が、編集と打ち合わせを含めた合計50時間で売上を割り直すと、実際の1時間あたりの金額が想定よりずっと低かった、ということはよくあります。

請求のときにも、色分けは役に立ちます。クライアントから「作業時間の内訳を教えてほしい」と頼まれたとき、カレンダーの青の予定を拾えば、いつ何時間編集したかをすぐに示せます。作業時間の記録を別に付けるのが面倒な人でも、カレンダーに色分けして予定を入れておくだけで、ある程度の記録が自然に残ります。

ただし、カレンダーの予定は「予定していた時間」であって、実際に作業した時間とは限りません。予定より長くかかった日は、その日のうちに予定の終わりの時刻を直しておくと、月末に数えたときの数字が実際に近づきます。

箱を減らしたくなったときの整理の仕方

色分けを続けていると、使わなくなった箱や、似た用途で2つに分かれてしまった箱が出てきます。箱を減らすときは、予定を移してから箱を削除する、という順番で進めます。

まず、残すほうのカレンダーへ予定を移します。数件なら、予定を開いて右上のポップアップメニューから移動先を選ぶか、カレンダーリストへドラッグします。件数が多いときは、Appleのユーザガイドにあるとおり、一方のカレンダーを書き出してもう一方のカレンダーに読み込みます。

予定を移し終えたら、空になったカレンダーを削除します。ユーザガイドによると、カレンダーリストでカレンダーの名前をクリックし、「編集」>「削除」と選びます。削除する前に、本当に予定が残っていないかを、そのカレンダーだけを表示した状態で確かめてください。予定が残ったまま削除すると、その予定も一緒に見えなくなります。

削除できないカレンダーもあります。ユーザガイドには、一部のカレンダーは削除できないこと、委任されたカレンダーは削除できないがメインのウインドウに表示しないようにはできること、アカウントにカレンダーが1つしかない場合は最後のカレンダーを削除できないことが書かれています。Googleのアカウントのカレンダーが削除できない場合は、ブラウザでGoogleカレンダーを開いて操作するよう案内されています。

箱を減らしたら、色の意味を書いたメモも合わせて直しておきます。色とメモが食い違っていると、半年後に見返したときにまた迷うことになります。

Googleの色をそのままMacで見たいときの候補

Googleカレンダーで予定ごとに色を付ける使い方に慣れていて、その色分けをMacでもそのまま見たいという人には、Googleカレンダーと同期できるMac用のカレンダーアプリが候補になります。そうした候補の1つが、Mac専用のカレンダーアプリCaltimate(カルティメイト)です。

公式サイトによると、CaltimateはGoogleカレンダーと同期し、複数のGoogleアカウントの予定をまとめて表示・編集でき、色もそのまま反映されると案内されています。予定はGoogle側に保存され、設定や認証情報は使っているMacの中だけに保存されると説明されています。対応するのは macOS 14以降で、14日間はすべての機能を無料で試せます。続けて使う場合の料金は、月額600円、年額4,400円、買い切り7,400円(いずれも税込)から選べ、1つのライセンスでMac 3台まで使えると書かれています。

Caltimateは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

標準のカレンダーアプリで十分かどうかは、Googleカレンダーの予定ごとの色を使っているかで決まります。カレンダー単位の色分けで足りるなら、この記事の手順だけで追加の費用はかかりません。

予定の色分けから見える仕事の回し方

最後に、フリーランスや副業の市場を長く見てきた運営者の視点から、予定の管理と仕事の続け方の関係を考えます。

運営者として見てきた限りでは、長く仕事が続く人ほど、受けた仕事の量よりも「自分がどの作業にどれだけ時間を使っているか」を把握しています。カレンダーの色分けは、その把握をいちばん手軽に始められる方法です。1か月分の予定を色で眺めると、打ち合わせの青が多すぎて作業の時間が削られている、移動の時間が思ったより長い、といった偏りが見えます。偏りが見えれば、料金の決め方や受ける仕事の選び方を見直すきっかけになります。

もう1つの実感は、仲介の手数料がかからない直接の取引では、時間の使い方がそのまま手取りの厚さにつながるということです。手数料0%で直接取引できる場では、依頼する側は同じ予算でより多くの作業を頼め、受ける側は受け取る金額が目減りしません。そのうえで、編集や移動の時間まで含めて見積もれるようになれば、1時間あたりに残る金額はさらに安定します。

写真や画像の仕事の単価を考えるときは、デザイナーの年収・単価相場のような職種別の相場が参考になります。業務の進め方そのものを整える仕事に関心があれば、ツールの導入や使い方の定着を手伝うAIコンサル・業務活用支援のお仕事や、業務用のアプリを作るアプリケーション開発のお仕事も、予定の管理と同じく「時間の使い方を整える」ことに関わる仕事です。

経営の相談を受ける立場から、事業者の時間の使い方を見直す支援をする道もあります。そうした仕事の代表的な資格が中小企業診断士です。在宅で仕事をする人が使える支援制度については、テレワーク 助成金 2026で整理しています。

まずは今週の予定を、作業の種類ごとに3色から5色で分けてみてください。1週間分を色で眺めるだけで、空いているように見えていた時間の使い道が、これまでとは違って見えてくるはずです。

よくある質問

Q. Macのカレンダーで予定1つだけの色を変えられますか?

予定1つだけの色を直接変えることはできません。Macのカレンダーでは、予定の色はその予定が属しているカレンダーの色で決まります。色を変えたいときは、目的の色のカレンダーを作り、予定を開いて右上のポップアップメニューからそのカレンダーを選ぶか、カレンダーリストへドラッグして移します。

Q. カレンダーの色を好きな色にするにはどうすればよいですか?

Controlキーを押しながらカレンダーリストでカレンダーの名前をクリックし、表示されたメニューで「カスタムカラー」を選びます。「カラー」ウインドウが開くので、そこから好きな色を選べます。誕生日カレンダーや「Siriからの提案」カレンダーのように、色を変えられないカレンダーもあります。

Q. Googleカレンダーで付けた予定ごとの色はMacでも同じに見えますか?

同じに見えるとは限りません。Googleカレンダーでは予定ごとに色を付けられますが、Macのカレンダーは予定の色をカレンダー単位で決める仕組みです。両方で同じ色分けを見たい場合は、Googleカレンダー側でも用途ごとにカレンダーを作り、カレンダーに色を付ける方法にそろえるのが確実です。

Q. 色分けのためにカレンダーはいくつ作ればよいですか?

最初は5つから7つ程度に絞るのが扱いやすい数です。箱を作りすぎると、予定を入れるたびにどれに入れるか迷うようになります。クライアントごとではなく、撮影、編集、締め切り、打ち合わせ、私用のように作業の種類で分けると、取引先が増えても箱が増えずに長く続けられます。

この記事について

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編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年2月9日最終更新:2026年10月11日
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この記事を書いた人

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フリーランス・在宅ワークの専門メディア

@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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