LINEで予約を受けられる無料のシステムを選ぶときに確かめる点

@SOHO編集部
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LINEで予約を受けられる無料のシステムを選ぶときに確かめる点

この記事のポイント

  • ✓LINEで予約を受ける無料のシステムを選ぶ前に確かめたい点を整理
  • ✓LINE公式アカウントの料金と通数の数え方
  • ✓リッチメニューに予約ページを結ぶ方法

LINEで予約を受ける仕組みは、無料でも作れます。ただし、「無料」の範囲はサービスによって大きく違います。LINE公式アカウントそのものは無料から使えますが、予約システムの側でLINEとつなぐ機能が有料のオプションになっていたり、予約の確認やリマインドをLINEで送ると、LINE公式アカウントの無料の通数を使ったりします。無料のまま始めるなら、「LINE公式アカウントのリッチメニューに、無料の予約システムの予約ページを結ぶ」形が、費用を抑えやすい出発点です。

この記事では、2026年10月3日にLINEヤフーと各予約システムの公式ページを開いて確かめた内容をもとに、LINEで予約を受ける方法の種類、LINE公式アカウントの料金の考え方、無料の予約システムを選ぶときに確かめる点を順に整理します。料金は改定されることがあるので、申し込みの直前にもう一度公式ページを見てください。

LINEで予約を受ける方法は4つある

「LINEで予約を受けたい」と言っても、実際の仕組みは大きく4つに分かれます。どれを選ぶかで、費用も手間も変わります。

方法 仕組み 費用の目安 向いている規模
チャットで受ける お客様がLINEで希望日時を送り、店側が手で返信して台帳に書く LINE公式アカウントの無料プランで可能 予約が月に数件から十数件
リッチメニューに予約ページを結ぶ LINEのトーク画面の下のメニューから、外部の予約ページを開いてもらう 予約システムの無料プランと組み合わせれば0円から 個人や小さな店で、予約が月に数十件
予約システムのLINE連携 予約の受付や確認、リマインドをLINEの中で行う 予約システムの有料プランやオプションが必要なことが多い スタッフが複数いる店、予約が多い店
LINEヤフーの公式の予約機能 LINE公式アカウントと同じ管理画面で予約を管理する 有料のオプション 対象の業種の店

1つ目の「チャットで受ける」は、追加の道具がいらない一方で、返信の手間がかかり、予約の取り違えや二重の予約が起きやすい方法です。店主が施術中や接客中に返信できず、お客様を待たせてしまうことも多くなります。

2つ目の「リッチメニューに予約ページを結ぶ」は、LINE公式アカウントの機能と、無料の予約システムを組み合わせる方法です。お客様はLINEのメニューから予約ページを開き、空いている日時を自分で選んで予約します。店側は返信の手間がなくなり、予約は予約システムの台帳にまとまります。

3つ目の「予約システムのLINE連携」は、予約の受付だけでなく、予約完了の通知や前日のリマインドまでLINEで送れる形です。便利な一方で、連携の機能が有料のプランやオプションになっていることが多く、「無料」で探している人がつまずきやすいところです。

4つ目は、LINEヤフーが提供する公式の予約機能です。後の節で詳しく書きますが、2026年10月時点で公式ページに出ているのは、ヘアサロン向けの有料のオプションです。

LINE公式アカウントの料金と通数の数え方

どの方法を選ぶにしても、土台になるのはLINE公式アカウントです。LINE公式アカウントとは、店や会社がLINE上でお客様とやり取りするためのアカウントで、個人のLINEとは別に開設します。

LINEヤフーの公式の料金ページ(2026年10月3日時点)では、料金プランは次の3つです。

プラン 月額固定費(税別) 無料メッセージ通数 追加メッセージ
コミュニケーションプラン 0円 200通 不可
ライトプラン 5,000円 5,000通 不可
スタンダードプラン 15,000円 30,000通 1通3円まで(従量課金)

公式ページによると、初期費用はかからず、料金プランによって使える機能に差はありません。違うのは、無料で配信できるメッセージの数と、追加で配信できるかどうかです。月額料金は月払いのみで、年払いには対応していないと案内されています。また、2026年10月1日に追加メッセージの料金が改定され、月20万通までは1通3円、20万通を超えた分は1通2.5円になったと告知されています。

ここで大事なのが、何が「通数」として数えられるかです。公式ページでは、通数は「メッセージを送った回数」×「送った友だちの数」で数えると説明されています。そのうえで、LINEチャットの送受信、応答メッセージ、あいさつメッセージは通数に数えられず、無料で使えるとされています。一方、一斉配信や絞り込み配信、ステップ配信、それに外部のシステムからLINE公式アカウントを通じてお客様に送るメッセージの一部(Messaging APIのPush APIなど)は通数に数えられます。

予約の仕組みに当てはめると、次のように整理できます。

・お客様からのチャットに返信する、自動で応答する:通数に数えられない
・予約システムから「予約が完了しました」「明日はご予約の日です」とLINEで送る:送り方によっては通数に数えられる
・休業日やキャンペーンのお知らせを友だち全員に送る:通数に数えられる

無料のコミュニケーションプランの200通は、友だちが100人いれば、全員に2回お知らせを送るだけで使い切る数です。予約の通知までLINEで送る場合は、どの送り方で数えられるのかを、予約システムの提供元に確かめておく必要があります。

無料で始めるなら「リッチメニュー+予約ページ」

費用をかけずに始めるなら、LINE公式アカウントの無料プランと、無料の予約システムを組み合わせる方法がいちばん現実的です。要になるのが、リッチメニューです。

リッチメニューとは、LINE公式アカウントのトーク画面の下に表示される、画像のメニューのことです。LINEヤフーの公式マニュアルでは、次のように説明されています。

画面を大きく占有するためユーザーの注意を引きやすく、クリエイティブと共にリンクを設定することで、LINE公式アカウントの各機能のほか、外部サイトや予約ページなどにユーザーを誘導することができます。 出典: lycbiz.com

つまり、リッチメニューの1つの区画に「予約する」という画像を用意し、リンクの先に予約システムの予約ページのURLを設定すれば、お客様はLINEのトーク画面から1回のタップで予約ページを開けます。

手順は次のとおりです。

  1. LINE公式アカウントを開設する(開設時はコミュニケーションプランになっている)
  2. 無料プランのある予約システムに登録し、メニューや営業時間、予約の枠を設定する
  3. 予約システムが発行する予約ページのURLを控える
  4. LINE公式アカウントの管理画面でリッチメニューを作り、区画の1つのアクションを「リンク」にして予約ページのURLを設定する
  5. 自分のスマートフォンで友だち追加し、メニューから予約ページが開くか、予約が予約システムの台帳に入るかを試す

この形なら、お客様とのやり取りはLINE、予約の管理は予約システム、と役割が分かれます。予約の確認やリマインドは、予約システムからメールで届くことが多いので、LINE公式アカウントの通数を使いません。

注意点は、予約の完了やリマインドをLINEで受け取りたいお客様には、この形では応えられないことです。お客様の多くがメールを見ない層なら、後の節で書くLINE連携のある有料の仕組みを検討することになります。

無料の予約システムを選ぶときに確かめる7つの点

予約システムの無料プランは、どれも「0円」と書かれていますが、中身はかなり違います。申し込む前に、次の7つの点を公式ページで確かめてください。

1. 1か月に受けられる予約の件数

無料プランには、1か月に受けられる予約の件数に上限があることが多くあります。上限を超えたときに、予約の受付が止まるのか、追加の料金で受け付けられるのか、有料プランへの切り替えが必要なのかも確かめます。予約が月に何件あるかは、今の台帳や手帳を数えれば分かります。繁忙期の月で数えておくと安心です。

2. LINEとの連携が無料プランで使えるか

ここが最も見落とされやすい点です。予約システムの紹介ページに「LINE連携」と書かれていても、その機能が無料プランで使えるとは限りません。料金表の注記まで読んで、どのプランから使えるのか、オプションの料金が別にかかるのかを確かめます。

3. 予約の確認やリマインドが何で届くか

予約完了の通知、前日のリマインド、キャンセルの受付が、メールで届くのか、LINEで届くのか、SMS(携帯電話の番号あてに送る短いメッセージ)で届くのかを確かめます。リマインドの機能そのものが有料プランからというサービスもあります。無断キャンセルが多い業種では、リマインドの有無が売上に直結します。

4. スタッフの人数と予約ページの数

無料プランは、スタッフ1名、予約ページ1つから2つまで、という形が多く見られます。施術者を指名できるようにしたい、メニューごとに予約ページを分けたい、という場合は、その機能が何プランから使えるかを見ます。

5. 決済の手数料

予約時にクレジットカードで事前に支払ってもらう機能は、無料プランでも使えることがあります。その場合でも、決済のたびに手数料がかかります。手数料の率はプランによって変わることがあるので、売上に対して何%になるかを確かめます。

6. 予約ページに表示される提供元の名前

無料プランでは、予約ページに予約システムの提供元の名前やロゴが表示されることがあります。気にならない店も多いですが、ブランドの見え方を重視するなら、表示を外せるプランを確かめます。

7. データを書き出せるか

いずれ別の予約システムに乗り換えるときに、お客様の名前や連絡先、来店の履歴を書き出せるかどうかは大切な点です。CSV(表計算ソフトで開ける形式のファイル)で書き出せるか、それが無料プランで使えるかを確かめます。乗り換えのたびにお客様の情報を手で打ち直すのは、大きな手間です。

主なサービスの無料プランでLINE連携はどこまで使えるか

名前がよく挙がるサービスについて、2026年10月3日に公式ページで確かめた範囲を整理します。

STORES 予約

STORES 予約は、公式の料金ページで、フリープラン(月額0円)は月間予約件数50件、予約ページ公開数2までと案内されています。有料プランは、年間契約の月額で、スモールが9,790円、チームが19,690円、ビジネスが28,600円、エンタープライズが66,000円(いずれも税込)です。有料プランは最短3か月以上からの契約で、単月の契約はできないと書かれています。

LINEとの連携は「LINEミニアプリ連携」という機能追加オプションで、公式ページでは、LINEからの予約受付に加え、LINE上で予約完了とリマインドの案内ができると説明されています。料金は月額4,400円(税込)で、スモールプラン以上で提供とされています。つまり、フリープランのままではLINEミニアプリ連携は使えません。

Airリザーブ

Airリザーブは、公式サイトで、フリー(0円)、ベーシック(月額5,500円)、スタンダード(月額11,000円)、プレミアム(お問い合わせ)の4つのプランが案内されています(いずれも税込)。予約の件数はプランに関わらず無制限とされています。フリープランの主な機能は、予約管理、スマートフォンでの予約管理、顧客管理、オンライン決済、予約確認メールの配信などで、予約のリマインドメールやGoogleカレンダーとの連携はベーシックからです。2026年10月3日に公式サイトを確かめた範囲では、LINEとの連携についての記載は見当たりませんでした。

LINEビューティープラス(Beautyオプション)

LINEヤフーが公式に提供しているのが、LINE公式アカウントの「Beautyオプション」です。公式ページによると、LINE公式アカウントと同じ管理画面で、LINEでの予約、予約の変更とキャンセル、予約完了とキャンセル時と前日のリマインドの自動通知(予約に関する自動通知は無料)ができ、LINEでの予約の手数料は0円とされています。対象の業種は、美容院・ヘアサロンと理容店です。

料金は税別で、初期サポート費用が30,000円、月額費用が年契約で1か月あたり14,000円、月契約で月額17,500円、スタッフが2名以上の場合は複数スタッフ利用料として月額11,000円と案内されています。無料ではありませんが、LINEの中で予約を完結させたいヘアサロンにとっては、公式が提供する選択肢として知っておく価値があります。

サービス 無料プランの予約件数 無料プランでのLINE連携 LINE連携の条件
STORES 予約 月50件 使えない スモールプラン以上+オプション月額4,400円
Airリザーブ 無制限 公式サイトに記載なし 公式サイトに記載なし
Beautyオプション 無料プランなし なし ヘアサロンと理容店向けの有料オプション

どのサービスも、リッチメニューに予約ページのURLを結ぶことはできます。LINEの中で予約を完結させたいのか、LINEは入り口として使えば十分なのかで、選ぶべきものが変わります。

「無料」のつもりで費用が出る4つの場面

無料で始めたつもりでも、運用を続けるうちに費用が出る場面があります。先に知っておくと、あとで慌てずに済みます。

1つ目は、LINE公式アカウントの通数を超えたときです。お知らせの一斉配信を月に何度も送ると、コミュニケーションプランの200通はすぐに使い切ります。200通を超えて送りたいときは、ライトプラン(月額5,000円、税別)への切り替えが必要です。予約の受付と確認だけに使い、一斉配信は月1回程度に抑えるなら、無料の範囲に収まりやすくなります。

2つ目は、予約の件数が無料プランの上限を超えたときです。上限のある無料プランでは、繁忙期だけ上限を超えることがあります。超えた月だけ有料プランに上げられるのか、最低の契約期間があるのかを確かめておきます。

3つ目は、LINE連携をあとから付けたくなったときです。最初はリッチメニューで十分と考えていても、お客様から「LINEでリマインドがほしい」と言われることがあります。そのときに必要な費用は、予約システムの有料プランとオプションの合計です。前の節のSTORES 予約の例では、スモールプランの9,790円とLINEミニアプリ連携の4,400円を合わせて、1か月あたり14,190円(税込)になります。

4つ目は、事前決済の手数料です。無料プランでも事前決済が使えるサービスは多いですが、決済のたびに手数料がかかります。STORES 予約の料金ページでは、事前クレジットカード決済の手数料はフリープランで5.2%から、スタンダードプランの加入で3.3%からと案内されています(いずれも中小特別料率の適用時)。

Googleフォームなどで自作する方法と注意点

予約システムを使わず、Googleフォームなどで予約の受付を自作し、そのURLをリッチメニューに結ぶ方法もあります。費用はかかりませんが、次の点に注意が必要です。

まず、二重の予約を防げないことです。フォームは、すでに埋まった日時を自動で選べなくする仕組みを持っていません。同じ枠に2人の予約が入ったら、店側が気づいて連絡し、日時を変えてもらう必要があります。

次に、予約の確認やリマインドを自動で送れないことです。プログラムを書いて自動の返信を作る方法もありますが、作った人が保守を続けなければならず、作った人が辞めたり忙しくなったりすると止まってしまいます。

最後に、お客様の個人情報の扱いです。名前、電話番号、来店の記録は個人情報です。フォームの回答をだれが見られる設定になっているか、スタッフの個人のアカウントに保存されていないかを確かめておく必要があります。

自作のフォームを使う場合でも、回答を集める表計算のファイルは店のアカウントで作り、共有の範囲を必要な人だけに絞っておきます。退職したスタッフがファイルを見られる状態のまま残っていないかを、半年に1回は確かめると安心です。

予約が月に数件で、1人で運営していて、日時の調整をLINEのチャットで行っても負担にならないなら、自作でも回ります。予約が月に20件、30件と増えてきたら、予約システムの無料プランに移ったほうが、結果として手間も事故も減ります。

予約システムを入れる前に決めておく店のルール

予約システムを選ぶ前に、店の側で決めておきたいことがあります。これが決まっていないと、どのシステムを選んでも設定の途中で手が止まります。

1つ目は、予約の枠の長さと、枠と枠の間の準備時間です。60分の施術なら、予約の枠を60分にするのか、片付けと準備の15分を含めて75分にするのかを決めます。準備時間を入れずに枠を並べると、前のお客様が少し延びただけで、次のお客様を待たせることになります。

2つ目は、予約の受付の締め切りです。当日の予約を受けるのか、前日の何時までにするのかを決めます。施術の準備に材料の取り寄せが要る業種では、2日前や3日前を締め切りにすることもあります。

3つ目は、キャンセルの受付の期限と扱いです。何時間前までならお客様自身でキャンセルできるのか、それを過ぎたら電話かLINEのチャットで連絡してもらうのかを決めます。キャンセル料を取る場合は、その条件を予約ページに分かりやすく書いておく必要があります。

4つ目は、予約を受ける期間です。何日先まで予約を受けるかを決めます。先の予約を広く受けすぎると、急な休みや研修の予定が入ったときに、お客様に連絡して日時を変えてもらう手間が増えます。1か月先から2か月先までに絞る店が多く見られます。

5つ目は、電話や店頭で受けた予約の扱いです。LINEから予約できるようにしても、電話で予約するお客様はいなくなりません。電話で受けた予約も、予約システムの台帳に必ず手で登録する、というルールを決めておかないと、二重の予約が起きます。

この5つを紙1枚に書き出してから予約システムの設定に進むと、どのサービスでも設定が短い時間で終わります。

お客様に予約の方法を知らせる工夫

仕組みを作っても、お客様に使ってもらえなければ意味がありません。LINEからの予約に慣れてもらうための工夫をいくつか挙げます。

まず、LINE公式アカウントのあいさつメッセージを使う方法です。あいさつメッセージとは、お客様が友だち追加したときに自動で届くメッセージのことで、前の節のとおり通数に数えられません。ここに「ご予約はトーク画面の下のメニューの『予約する』からどうぞ」と書いておけば、友だち追加の直後に予約の方法を伝えられます。

次に、店頭やレシート、名刺に、友だち追加用のQRコードを載せる方法です。会計のときに「次回のご予約はLINEからもできます」と一言添えるだけで、友だち追加の数は変わります。

さらに、応答メッセージで「予約」という言葉に反応させる方法もあります。お客様がチャットで「予約したい」と送ってきたときに、予約ページのURLを自動で返すように設定しておけば、店主が施術中でもお客様を待たせません。応答メッセージも通数に数えられないので、無料のプランのまま使えます。

導入してから1か月ほどたったら、LINEからの予約と電話の予約の割合を数えてみてください。LINEからの予約が増えていれば、電話に出られずに予約を逃すことが減っているはずです。増えていなければ、リッチメニューの画像が分かりにくくないか、あいさつメッセージで方法を伝えられているかを見直します。

業種ごとの選び方の目安

最後に、業種ごとに、どの形から始めるとよいかの目安を整理します。

ヘアサロンや理容店で、LINEの中で予約から確認まで完結させたいなら、LINEヤフーのBeautyオプションのような公式の仕組みが候補です。費用はかかりますが、かんざし連携のオプションを付ければ、ほかの予約サイトからの予約も同じ管理画面でまとめられると案内されています。

整体、ネイル、まつげ、エステなど、1人から数人で営む店なら、まずはリッチメニュー+無料の予約システムで始め、予約の件数やお客様の要望を見ながら、有料プランやLINE連携を検討する順番が無理のない進め方です。

ヨガやピラティスの教室、個人の講師、コーチング、占いなど、決まった時間の枠を販売する仕事では、予約ページで空き枠が一目で分かること、キャンセルをお客様自身でできることが大切です。キャンセルの受付をLINEのチャットで受けると、返信の手間が増えるので、予約システムのキャンセル用のURLを使える形を選ぶと楽になります。

介護や福祉の事業所で、見学や相談の予約をLINEで受けたいという相談も増えています。この場合は、ご家族が予約することが多いので、予約ページの入力項目をできるだけ少なくし、電話での予約も同じ台帳にまとめられるかを確かめておくと、職員の負担が減ります。

無料プランから有料に切り替える目安

無料で始めた仕組みを、いつ有料に切り替えるべきかも、先に目安を決めておくと迷いません。目安は次の3つです。

1つ目は、予約の件数が3か月続けて無料プランの上限の8割を超えたときです。上限ぎりぎりで運用していると、繁忙期に予約の受付が止まり、せっかくの予約を逃します。3か月続いたら、季節の波ではなく店の実力として予約が増えていると判断できます。

2つ目は、無断キャンセルの件数が気になりはじめたときです。無断キャンセルが月に2件、3件と続くなら、リマインドをメールからLINEに変える、事前決済を入れる、といった有料の機能の費用を、失った売上と比べてみます。1回の施術の単価が高い業種ほど、有料の機能の費用は早く回収できます。

3つ目は、スタッフが2人以上になったときです。無料プランの多くはスタッフ1名までなので、スタッフごとに予約を受けるなら有料プランが前提になります。

切り替えの判断は、「今いくら払っているか」ではなく、「今の仕組みで何件の予約を逃しているか」で考えるのがコツです。電話に出られなかった件数、予約の上限で断った件数、無断キャンセルの件数を1か月記録すると、有料プランの費用が高いか安いかが数字で見えてきます。

無料から試せる予約システムの候補

LINEは入り口として使い、予約の受付と確認は予約ページで行う、という形で始めるなら、無料プランの中身で選ぶのが近道です。候補の1つとして、Rizaflowがあります。

公式の料金ページによると、Rizaflowのフリープランは初期費用と月額費用が無料で、予約は月50件、スタッフ1名までです。予約カレンダーと予約フォーム、予約完了とリマインダーと御礼のメール、キャンセル用のURL、会員のマイページ、顧客管理、メールの開封の計測が含まれています。予約ページのURLは「rizaflow.com/店名」の形になります。予約が増えたときのライトプランは月額3,300円(税込、年契約なら1か月あたり2,750円)で、予約は月300件までと案内されています。公式サイトでは、占い、コーチング、ヨガ、整体、ネイル、スクールなど、決済の機能がいらない業態に向けて作られていると説明されています。

公式ページには、LINEとの連携の機能は書かれていません。予約完了やリマインダーはメールで届く仕組みなので、LINE公式アカウントのリッチメニューに予約ページのURLを結ぶ形で組み合わせることになります。料金と機能の詳細はRizaflowの料金プランと費用で確かめられます。

Rizaflowは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

予約の件数、LINEで通知を送りたいかどうか、スタッフの人数の3つを先に決めてから、ここまでの7つの点で候補を比べると、自分の店に合う形が絞れます。

予約の仕組みづくりを任せる、任される

予約の仕組みは、一度作れば終わりではありません。メニューの変更、営業時間の変更、繁忙期の枠の調整、リッチメニューの画像の差し替えなど、こまめな手入れが続きます。店主が施術や接客の合間にこれを全部こなすのは、思った以上に負担です。

そのため、LINE公式アカウントの設定、リッチメニューの画像づくり、予約システムの初期設定を外部に任せる店も増えています。予約の流れを設計し、LINE公式アカウントと予約システムをつなぐ作業は、在宅で受けられる仕事の1つです。Web・業務システム開発のお仕事では、業務の仕組みづくりを請け負う仕事の種類と進め方が紹介されています。

運営者として在宅ワークの現場を長く見てきた限りでは、こうした小さな店の仕組みづくりで長く頼られる人は、設定を終えたあとも「困ったらここを見てください」という手順書を残し、相談しやすい関係を保っています。仲介手数料のかからない直接の取引では、店は同じ予算でより多くの手入れを頼め、受ける側は手取りが厚くなります。双方が得をする関係は、こうした積み重ねから生まれます。

店の業務の仕組みを整える仕事の報酬の水準は、システムコンサルタント・設計者の年収・単価相場で確かめられます。美容やサロンの業界で予約や顧客管理、決済の仕組みをまとめて見直したい場合は、美容・サロン業界のDX2026|予約管理 × 顧客管理 × 決済のSaaS一括導入で、導入の考え方が整理されています。中小の事業者の経営の改善を支援する立場を目指すなら、中小企業診断士の資格の内容と活かし方も参考になります。

LINEで予約を受ける仕組みは、無料から始められます。大切なのは、「どこまでが無料で、どこから費用が出るか」を最初に確かめておくことです。そのうえで、予約の件数とお客様の要望に合わせて、少しずつ仕組みを育てていけば、無理のない運用が続けられます。

よくある質問

Q. LINE公式アカウントは無料でどこまで使えますか?

LINEヤフーの公式ページによると、コミュニケーションプランは月額0円で、無料のメッセージは月200通です。料金プランによって使える機能に差はなく、違うのは配信できる通数です。お客様とのチャットの送受信や応答メッセージ、あいさつメッセージは通数に数えられず無料で使えます。一斉配信などは通数に数えられます。

Q. 予約システムの無料プランでLINE連携は使えますか?

サービスによって違います。たとえばSTORES 予約のLINEミニアプリ連携は、スモールプラン以上で提供される月額4,400円(税込)のオプションで、フリープランでは使えません。紹介ページに「LINE連携」と書かれていても、料金表の注記まで読み、どのプランから使えるかを確かめてください。

Q. 予約の通知をLINEで送るとお金がかかりますか?

送り方によります。LINE公式アカウントでは、お客様のメッセージへの返信は通数に数えられませんが、外部のシステムから一方的に送るメッセージの一部は通数に数えられます。通数が無料の範囲を超えると有料プランが必要になるので、予約システムの提供元に、通知がどの方法で送られるかを確かめておくと安心です。

Q. お金をかけずにLINEで予約を受けるにはどうすればよいですか?

LINE公式アカウントの無料プランを開設し、無料プランのある予約システムで予約ページを作り、そのURLをリッチメニューのリンクに設定する方法が現実的です。お客様はLINEのメニューから予約ページを開いて予約できます。予約の確認は予約システムからメールで届くことが多いため、LINEの通数を使いません。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年2月8日最終更新:2026年10月4日
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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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