ラオス語のECの商品説明と越境


この記事のポイント
- ✓ラオス語 翻訳 EC 副業として商品説明や問い合わせ対応を在宅で受けるときに
- ✓定型化できる作業とできない作業の切り分け
- ✓表示に関する法律の確認点までを整理しました
ラオス語ができる人が「ラオス語 翻訳 EC 副業」と検索するとき、頭の中にあるのはたぶんこういう疑問です。商品説明を訳すだけの仕事なら単価が安いのではないか。そもそもラオス語圏に向けたネット通販の需要なんてあるのか。
先に結論を書きます。この仕事は、商品説明を一点ずつ訳す作業として受けると割に合いません。ところが、定型化できる部分とできない部分を切り分けて、定型部分を仕組みごと引き受ける形にすると、まったく別の仕事になります。これ、知らない人が本当に多いんです。
この記事では、ラオス語圏に向けた通販の実情、商品説明のどこが定型化できてどこができないのか、点数からどう見積もるのか、問い合わせ対応が付いてきたときの扱い、そして表示に関する法律で確認が要る点を順に整理します。ラオス語の学習法や検定の話は扱いません。すでにラオス語が読み書きできる人が、それを在宅の収入に換えるための実務の話です。
ラオス語圏に向けた通販という市場
まず、市場の輪郭を押さえます。ここを誤解したまま案件を探しても、探す場所がずれます。
話者は思っているより多い
ラオス語はラオスの公用語ですが、話者はラオス国内だけにいるわけではありません。
ラオス語はラオスの公用語で、話者数は約3200万人。ラオ語とも呼ばれています。ラオスで300万人、タイで2700万人に使用され、東北タイではイサーン方言と呼ばれています。インターブックスでは世界85言語2500名以上の翻訳者を抱え、25年以上の多言語翻訳とDTPの豊富な経験と実績があります。 出典: interbooks.co.jp
つまり、ラオス国内の300万人だけを見て市場の大小を判断するのは早すぎるということです。タイ東北部の話者を含めると規模が変わります。ただし、東北タイの読み書きはタイ文字で行われることが多く、ラオス文字で書いた文章がそのまま届くわけではありません。ここは案件ごとに、誰に向けて何の文字で出すのかを確認する必要があります。
この確認を最初にしないまま作業を始めると、納品後に「これでは読めない」と言われることがあります。発注側もこの違いを知らないことが多いので、こちらから聞くのが安全です。
発注が出てくる三つの方向
一つ目は、日本の企業がラオスや周辺国に向けて商品を出す動きです。日用品、化粧品、健康食品、中古品。現地の通販サイトやSNS上の販売に商品情報を載せるために、説明文のラオス語版が要ります。
二つ目は、日本国内に住むラオス語話者に向けた販売です。技能実習生や特定技能で在留する人が増え、日本国内で買い物をする層としての存在感が出てきました。食材、通信、送金、日用品。この層に向けた案内を多言語化する企業からの依頼です。
三つ目は、現地の企業や個人が日本の商品を仕入れて売る動きです。この場合は日本語からラオス語へという方向だけでなく、逆方向の依頼、つまり現地の問い合わせを日本語に訳す作業も混ざります。
どの方向かによって、求められる文体も、納期の感覚も、単価の水準も変わります。案件の説明文を読むときは、まずこの三つのどれなのかを見分けてください。
定型化できる部分と、できない部分
ここが記事の核心です。商品説明という一つの塊に見えるものは、実際には性質の違う要素が混ざっています。
定型化できる部分
次の要素は、一度決めれば以降は機械的に処理できます。
サイズと重量の表記。単位、桁区切り、小数点の書き方を最初に決めてしまえば、あとは当てはめるだけです。素材と成分の名称。綿、ポリエステル、ステンレス、といった語は対応表を作れば固定できます。カラー名。色の名前は商品ごとに増えますが、基本色を押さえておけば大半は処理できます。
配送と支払いに関する説明。返品の条件、保証の期間、問い合わせ先の案内。これらは商品が変わっても文面がほとんど変わりません。注意書きの定型文。取り扱い上の警告、保管方法、対象年齢。
こうした部分は、商品点数が100点あっても、実際に翻訳の判断が要るのは最初の数点だけです。二点目以降は照合と当てはめの作業になります。だから、ここを一点ずつの翻訳として単価をもらう形にすると、発注側にとっては割高で、受け手にとっては単調で報われない仕事になります。
定型化できない部分
一方で、次の要素は毎回考える必要があります。
商品の魅力を伝えるコピー。日本語の商品説明には、直訳しても意味をなさない表現が多く含まれます。「上質な」「こだわりの」「職人が丁寧に」。これらは、そのまま訳すと現地では何も言っていない文章になります。何がどう良いのかを具体的な事実に置き換える作業が必要です。
生活文脈に依存する説明。日本の住環境や食習慣を前提にした説明は、置き換えないと通じません。押入れ用の収納、こたつ、だし。これらは説明を足すか、別の言い方にするかの判断が要ります。
サイズ感の伝え方。衣類のサイズ表記は国によって基準が違い、数字だけを訳しても選べません。実寸を併記する、対象となる体格を書き添えるといった工夫が必要になります。
法律に関わる表記。効能や効果に触れる表現、価格の見せ方、比較の書き方。ここは後の項でまとめて扱いますが、機械的に訳してはいけない領域です。
切り分けを見積もりに反映する
この二つを分けずに「商品説明の翻訳」として一括で受けると、定型部分の単調さと非定型部分の重さが平均されて、どちらの側から見ても納得のいかない金額になります。
実務で機能しているのは、次のような分け方です。定型部分については、初回に用語集とスタイルガイドを作る工数をまとめて請求し、二回目以降は点数あたりの安い単価で回す。非定型部分については、点数ではなく時間、または一点あたりの高めの単価で受ける。
この提案ができると、発注側の反応が変わります。総額が下がるうえに品質がそろうので、断る理由がないからです。そして受ける側は、単調な作業に時間を取られずに済みます。
見積もりの立て方
金額の話に入ります。ECの案件は、文字数で見積もると失敗しやすい構造を持っています。
点数と項目で数える
商品説明は、一点あたりの文字数が小さく、点数が多いという形をしています。文字単価で計算すると、一点あたりの金額が数百円という水準になり、やり取りの手間だけで消えます。
だから、点数と項目で数えます。一点あたりに含まれる項目、たとえば商品名、キャッチコピー、仕様表、注意書きの四つをまとめて一単位とし、その単位あたりの単価を出す。この形にすると、細かい項目が増えたときに「項目が増えたので単価が上がります」と説明できます。
初回のセットアップは別勘定にします。用語集の作成、スタイルガイドの整備、テンプレートの用意。これらは一度きりですが、後の全点数の品質を決める作業です。ここを無償でやってしまうと、以降ずっと安い単価のまま働くことになります。
見積もり前に確認すること
受注前に聞くべき点を挙げます。
商品の点数と、今後の追加予定。継続するのかどうかで、初回投資の考え方が変わります。原稿の形式。CSVかExcelか、それとも管理画面に直接入力するのか。作業のしやすさが大きく変わる部分です。既存のラオス語版があるか。あるなら、それにそろえるのか作り直すのかを決める必要があります。
画像内の文字を扱うか。商品画像に日本語が焼き込まれている場合、それをどうするかは翻訳とは別の作業です。誰が対応するのかを最初に決めます。そして、問い合わせ対応が含まれるかどうか。これは次の項で扱います。
表記ゆれをまとめて直す作業
点数が多い案件では、途中で表記のゆれが発生します。同じ素材名が二通りに訳されている、単位の書き方が混在している、といった状態です。
これを一点ずつ直すと膨大な時間がかかります。実務では、置換の一覧を作って一括で処理します。この作業は表計算ソフトの機能を使いこなせるかどうかで所要時間が桁違いに変わる部分で、MOS Excel(Microsoft Office Specialist)で問われるような関数やデータ処理の知識がそのまま効いてきます。資料の見せ方まで含めて整えたい場合はMOS PowerPoint(Microsoft Office Specialist)の範囲も参考になります。翻訳の仕事なのに表計算の話をするのは奇妙に見えるかもしれませんが、ECの案件では作業時間の半分がファイルの処理だということが実際にあります。
作業の流れを工程に分ける
受注が決まったら、進め方を工程に分けます。ここを型にしておくと、点数が増えても崩れません。
第一工程 サンプルを先に作る
いきなり全点数に手を付けないでください。まず3点から5点を選んで仕上げ、依頼者に見せます。選ぶのは、いちばん単純な商品と、いちばん説明が難しい商品の両方です。
この段階で決まることがたくさんあります。文体を敬体にするか常体にするか。単位の書き方。カタカナ語をそのまま音写するか、意味で訳すか。商品名を訳すか原語のまま残すか。これらを最初の数点で確定させておけば、残りは判断が要りません。
逆に、全点数を訳し終えてから方針の指摘を受けると、やり直しの量が絶望的になります。サンプル段階での確認は、依頼者にとっても時間の節約です。相手が急いでいても、この工程だけは省かないでください。
第二工程 定型部分をまとめて処理する
方針が決まったら、定型部分だけを先に全点数分処理します。仕様表、注意書き、配送の説明。ここは商品ごとに読み込む必要がなく、一括で置き換えられます。
順番が大切です。定型を先に片付けると、残りは判断の要る部分だけになります。集中力の使いどころが後半に寄るので、疲れて雑になる時間帯に単純作業が残っている状態を避けられます。
第三工程 判断が要る部分を書く
商品ごとのコピーと、生活文脈に依存する説明を仕上げます。ここは一点ずつ考える必要があるため、時間がかかります。まとまった集中時間が取れるときに回してください。
このとき、迷った箇所は無理に決めずに印を付けて先に進みます。似た迷いが後の商品でも出てくることが多く、まとめて見たほうが判断がそろうからです。
第四工程 通しで確認する
全部を並べて読み返します。ここで見るのは訳文の良し悪しではなく、そろっているかどうかです。同じ素材名が二通りになっていないか。単位の書き方が混ざっていないか。数字と原稿が一致しているか。
数字の確認は独立した工程にしてください。価格、サイズ、容量、対象年齢。これらを本文と切り離して、原稿と一つずつ突き合わせます。読みながら確認しようとすると、文章の意味に気を取られて数字を見落とします。
第五工程 納品と引き継ぎ
納品時には、訳文だけでなく、判断の記録を添えます。決めた方針の一覧と、迷った箇所とその理由。この記録があると、依頼者が社内で確認するときに使えますし、次回の追加分でも同じ方針を再現できます。
この記録が、継続受注の理由になります。別の作業者に頼むと方針がゼロからになると分かれば、依頼者は同じ人に頼み続けます。
ファイルの扱いで起きる事故
ラオス文字を扱うECの案件では、翻訳の中身とは関係のないところで事故が起きます。よく見るものを挙げます。
もっとも多いのが文字コードです。ファイルの保存形式がUTF-8になっていないと、依頼者が開いた時点で全文が読めない状態になります。表計算ソフトでCSVを扱う場合、標準の設定で保存すると別の形式になることがあり、これが原因の問い合わせが実際によく発生します。納品前に、別のパソコンやスマートフォンで開いて確認するのが確実です。
次に多いのが、フォントの問題です。ラオス文字は母音記号と声調記号が基線の上下に付きます。フォントによっては行の高さが足りず、記号が切れて表示されます。管理画面に入力する形式の案件では、実際の商品ページのプレビューで確認してください。テキストエディタ上で正常でも、Webページ上で崩れることがあります。
三つ目が、文字数の制限です。EC の管理画面には、商品名や説明文の入力欄に文字数の上限が設定されていることがあります。ラオス文字は記号が独立した文字として数えられる場合があり、見た目の長さと内部の文字数が一致しません。上限に引っかかって末尾が切れるという事故が起きます。上限の有無を先に確認し、余裕を持たせて書いてください。
四つ目が、改行の位置です。ラオス文字は語の間に空白を置きません。自動折り返しに任せると、語の途中で行が割れます。読めなくなるわけではありませんが、読みにくさが商品の印象に直結します。重要な箇所は手で改行位置を指定します。
五つ目が、コピーしたときの記号の欠落です。テキストを別のソフトに貼り付けると、一部の記号が失われることがあります。納品前に文字数を数えて、元と一致するかを確認する工程を入れておくと気づけます。
これらは全部、語学力とは無関係の失点です。そして、依頼者から見ると「ラオス語が読めないので気づけない」種類の失敗でもあります。だからこそ、こちらが確認する仕組みを持っていることが信頼になります。
案件の探し方と、最初の一件
ラオス語のEC案件は、母数が小さいので、待っているだけでは出会えません。動き方を分けます。
一つ目の経路は、在宅ワーク求人サイトや業務委託マッチングサービスへの登録です。プロフィールには、ラオス語ができることだけでなく、扱えるファイル形式と、商品登録の経験の有無を書いてください。発注側が知りたいのは、言語よりも「作業を任せられるか」です。
二つ目は、越境の販売を手がけている事業者に直接あたる経路です。すでに英語や中国語での展開をしている企業は、次の言語を検討していることがあります。ラオス語が候補に入るかどうかは分かりませんが、少なくとも多言語化の必要性は理解しています。話が通じやすい相手です。
三つ目は、EC の運用代行を請け負っている会社です。この種の会社は、商品登録や在庫管理をまとめて引き受けており、多言語対応の部分だけを外注したいと考えていることがあります。翻訳会社に頼むより、実務を分かっている個人に頼みたいという需要があります。
最初の一件を取るときに効くのは、見本です。公開されている商品ページを一つ選び、ラオス語版を自分で作って見せる。このとき、訳文だけでなく、どういう方針で訳したかの説明を日本語で添えます。ラオス語が読めない相手でも、説明の部分は読めるので判断ができます。
見本を作るときは、あえて難しい商品を選んでください。単純な商品では差が出ません。生活文脈の説明が必要なもの、サイズ感が伝わりにくいもの、注意書きが多いもの。こうした商品で「ここはこう処理しました」と示せると、能力が伝わります。
問い合わせ対応が付いてくる場合
商品説明の翻訳を受けていると、途中から「問い合わせの返信も見てもらえないか」と頼まれることがあります。これは別の仕事です。分けて考えてください。
何が違うのか
商品説明は、時間をかけて作り、一度作れば残ります。問い合わせ対応は、決まった時間内に返す必要があり、一件ごとに消えていきます。前者は成果物型、後者は稼働型です。
稼働型の仕事を成果物型の単価で受けると、拘束時間が報酬に反映されません。「何かあったら連絡します」という形の依頼は、実質的に待機時間を無償で提供していることになります。
受けるなら決めること
対応する時間帯を決めます。日本時間の何時から何時まで、平日のみか土日を含むか。返信の期限を決めます。受信から何時間以内に返すのか。件数の上限を決めます。月あたり何件までが基本料金に含まれ、それを超えたらどうするのか。
そして、判断が必要な問い合わせをどう扱うかを決めます。返金の可否、配送トラブルの補償、商品の不具合。これらは翻訳者が判断してよい事柄ではありません。「訳して依頼者に上げる、判断は依頼者が行う」という線を引いておかないと、いつのまにか意思決定まで背負わされます。
問い合わせ対応そのものを職種として見るなら、EC運用代行・商品登録のお仕事にどんな業務が含まれるかが整理されています。商品登録、在庫管理、受注処理、顧客対応。翻訳はそのうちの一部であり、周辺の業務まで見えていると、どこまで受けるかを自分で選べるようになります。運営そのものの設計に関わる領域はEC/D2C・店舗運営コンサルのお仕事にまとめられていて、単価の水準はこちらのほうが高くなります。
表示に関する法律で確認が要る点
ここは慎重に扱う必要がある領域です。訳し方が法律の問題になることがあります。
商品の表示については、不当景品類及び不当表示防止法、いわゆる景品表示法が、実際より著しく優良だと誤認させる表示や、有利だと誤認させる表示を規制しています。日本語の原文が問題のない表現でも、訳した結果として強い断定になってしまうと、表示としての性質が変わる可能性があります。
健康食品、化粧品、医療機器などについては、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律、いわゆる薬機法に、効能や効果の表現に関する定めがあります。日本語の原文で慎重に避けられている表現を、訳語の選択によって効能の断定に見せてしまうことがあり得ます。
通信販売の表示については、特定商取引に関する法律に、事業者が表示すべき事項の定めがあります。返品の可否や条件、送料、支払方法。これらの記載が訳出の過程で抜け落ちると、表示義務の観点で問題が生じる可能性があります。
ここで大切なのは、翻訳者が法律の判断をしないことです。「この表現は問題ないか」を自分で決めず、疑わしい箇所を印を付けて依頼者に上げる。そして、どの法律のどの観点で気になったのかを書き添える。この形にしておけば、判断の責任は依頼者側にとどまります。
なお、海外向けの販売では、相手国の表示規制も関わってきます。日本の法律だけを見ていれば足りるわけではありません。この点も含めて、最終的な表示内容の確認は依頼者側で行ってもらう必要があります。※ 実際に指摘を受けた場合や、契約書に表示責任に関する条項が含まれている場合は、弁護士に相談してください。
契約の面では、成果物に起因して第三者から請求を受けたときの負担をどう分けるかが問題になります。翻訳者が表示内容の適法性まで保証する形の条項が入っていないかを、署名前に確認してください。範囲を限定する一文を入れてもらうだけで、負う責任の大きさがまったく変わります。法律は、条件を決めておいた人の味方をします。
現地語での検索と、書き方の関係
商品説明は読まれる前に、見つけられる必要があります。ここに翻訳者が関われる余地があります。
現地の利用者が実際に使っている語と、辞書的に正しい語は一致しないことがあります。商品カテゴリの呼び方、素材の呼び方、日本製を指す言い方。ここを現地の実感に合わせられるのは、その言語で生活している人だけです。
だから、商品名やカテゴリ名を訳すときは、直訳した語と、実際に使われている語の両方を提示して依頼者に選んでもらう形にすると価値が出ます。「辞書ではこの語ですが、現地の販売ページでは別の語が使われています」という情報は、翻訳会社の一般的な納品物には含まれません。ここが差別化になります。
検索されるための書き方という観点そのものは、SEO対策・MEO対策の副業で稼ぐ方法|必要なスキルと案件相場で扱われている考え方が土台になります。言語が変わっても、探している人が使う語で書くという原則は変わりません。
一件を継続案件に育てる
ECの翻訳は、単発で終わらせるにはもったいない仕事です。商品は増え続け、季節ごとに入れ替わり、キャンペーンのたびに文言が要ります。一度入り込めば、継続の余地が大きい分野です。
品質の工程を自分から示す
翻訳を専門に扱う会社は、複数の目を通す体制を設けていることを明示しています。
株式会社インターブックスは、高品質なラオス語翻訳サービスを提供しています。ラオス語はラオスの公用語であり、観光、国際協力、インフラ、貿易、教育、文化交流の分野で重要な役割を果たします。当社では、各分野に精通した専門翻訳者が翻訳を担当し、ラオス語ネイティブによる校閲・校正を実施。さらに4段階のチェック体制を整えることで、正確かつ自然な翻訳を実現します。契約書、ウェブサイト、パンフレット、マニュアル、マーケティング資料など幅広い文書に対応可能。ラオス語翻訳はぜひインターブックスにお任せください。 出典: interbooks.co.jp
個人で受ける場合、同じ体制を作ることはできません。ですが、工程を明示することはできます。前の項で挙げた五つの工程を、そのまま提案書に書けばよいのです。サンプル確認、定型処理、判断部分の執筆、通し確認、記録の納品。
依頼者が個人への発注をためらう理由は、価格ではなく、品質が読めないことです。工程が書かれていれば、何がどう担保されるのかが見えます。これは実績がない段階でも示せる材料です。
追加分を受けやすくしておく
最初の納品で終わらせないための工夫があります。
納品時に、次に発生しそうな作業を挙げておきます。「今回対象外だった画像内の文字について、対応が必要になった際はご相談ください」「季節の入れ替えで文言の差し替えが出る場合、用語集をそのまま使えます」。売り込みではなく、状況の共有として書きます。
そして、用語集を渡す形にしておきます。渡してしまうと他の人に頼まれるのではないか、と心配する人がいますが、実際には逆です。用語集を渡した相手からは、次も依頼が来ます。渡さない人は、その一件で関係が終わります。継続の理由になるのは囲い込みではなく、次を頼みやすい状態を作っておくことです。
納期の感覚を合わせる
越境の案件では、納期の感覚が合わないことがあります。日本側は現地の商戦期に間に合わせたい。ところがその日程が、翻訳の分量に対して現実的でないことがあります。
急ぎの依頼が来たときは、全部を同じ品質で仕上げようとせず、優先順位を提案してください。売れ筋の上位商品だけ先に仕上げ、残りは後日。あるいは、定型部分だけ先に入れて、コピーは後から差し替える。この提案ができると、無理な納期で品質を落とすことも、断って関係を切ることも避けられます。
急ぎの対応には割増を設定しておくのが実務では一般的です。通常の1.3倍から1.5倍といった水準です。最初に決めておけば、急ぎのたびに交渉する必要がなくなります。
運営者として見てきたこと
在宅ワークの仲介を長く運営してきた立場から、この分野について二つ書きます。
一つ目は、単価が上がっている人は「訳す量」ではなく「決める量」を増やしているということです。商品説明の翻訳は、単純作業に見える部分が多い仕事です。そこだけを引き受けると、量をこなす以外に収入を増やす方法がなくなります。ところが、用語の方針を決める、表記の基準を作る、疑わしい表示に印を付ける、といった判断の部分を引き受けると、置き換えのきかない役割になります。同じラオス語の力でも、どの部分を担うかで報酬の伸び方がまったく違います。
二つ目は、手取りの構造です。ECの案件は継続することが多く、月あたりの金額が積み上がります。だからこそ、仲介の手数料が乗るかどうかの差が年単位で大きく効いてきます。手数料0%で直接やり取りできる場では、同じ予算で依頼側はより多くの点数を頼めて、受け手の手元にはより多く残ります。運営者として見てきた限りでは、長く続いている人ほど、新しい案件を探し続けるより、一つの発注元と長く付き合える関係を作ることに時間を使っています。
言語ごとの市場の違いも意識しておくと、期待値がずれません。案件数の多い言語での戦い方は英語翻訳の副業ガイド|TOEIC何点から仕事ができる?や中国語翻訳の副業ガイド|需要が高いジャンルと単価の目安に整理されています。案件が多い言語では単価の競争になり、少ない言語では出会う機会そのものが課題になる。ラオス語は後者なので、探し続けるより、一度つながった相手に対して価値を積み上げるほうが効率が良い、という結論になります。
収入の目安を考えるときは、近い職種の統計が手がかりになります。文章を扱う職種の水準は著述家,記者,編集者の年収・単価相場で確認できます。文章を書く力そのものを仕事にする道もあり、教える側に回る選択肢は翻訳・ライティングレッスンのお仕事に整理されています。
商品説明の翻訳は、地味に見えて、実は仕組みを作る余地がいちばん大きい分野です。次に依頼が来たら、一点いくらで答える前に、定型と非定型に分けた提案を出してみてください。相手の反応が変わるはずです。
よくある質問
Q. ラオス語のEC翻訳は単価が安いのではないですか?
一点ずつの翻訳として受けると割に合いません。定型部分は初回に用語集とスタイルガイドを作る工数としてまとめて請求し、二回目以降は点数あたりの単価で回す。訴求コピーなど判断が要る部分は別単価にする。この切り分けを提案できると、総額を抑えつつ手取りを厚くできます。
Q. ラオス語で書けばタイ東北部の読者にも届きますか?
話者数としてはタイ東北部のほうが多いものの、読み書きはタイ文字で行われることが多く、ラオス文字の文章がそのまま読まれるとは限りません。誰に向けてどの文字で出すのかを、案件の開始前に依頼者へ確認する必要があります。
Q. 効能や価格の表現はどこまで訳してよいですか?
景品表示法や薬機法、特定商取引法に表示に関する定めがあり、訳語の選び方で表示の性質が変わることがあります。翻訳者が適法性を判断せず、気になった箇所に印を付けて理由とともに依頼者へ上げ、最終判断は依頼者側で行ってもらう形が安全です。
Q. 問い合わせ対応も一緒に頼まれたらどうすればよいですか?
商品説明が成果物型なのに対し、問い合わせ対応は稼働型で性質が違います。対応する時間帯、返信の期限、月あたりの件数上限を決め、返金や補償など判断が必要な内容は訳して依頼者に上げるだけにとどめる、という線引きを契約時に決めてください。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを20年運営。編集部が事実確認のうえ公開しています。

この記事を書いた人
長谷川 奈津@SOHO編集部
行政書士・元企業法務
企業法務で数多くのフリーランス契約を扱った経験を活かし、フリーランス向けの法律・契約・権利に関する記事を執筆。「法律はあなたの味方です」がモットー。
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