Java検定2級の内容|出題範囲と仕事で評価される場面


この記事のポイント
- ✓Java検定2級として知られるJavaプログラミング能力認定試験2級の内容を
- ✓在宅で受けるリモートWebテストの準備
- ✓次の試験日程の順に整理しました
Javaの勉強を始めて基本の文法が分かってきたころ、力を試す目標として「Java検定2級」を考える人は多くいます。ただ、「Java検定」という呼び名は、実はいくつかの試験をまとめて指す言い方で、調べていくと名前の違う試験が混ざって出てきます。どの試験の2級なのかを取り違えると、勉強の範囲も申し込みの手順も変わってしまいます。
一般に「Java検定2級」と呼ばれているのは、サーティファイが実施しているJavaプログラミング能力認定試験の2級です。この記事では、2026年10月17日時点の公式の情報をもとに、2級の認定基準、出題形式、試験時間、受験料、在宅で受ける方法、次の試験の日程を整理します。そのうえで、オラクル認定のJava資格との違い、独学の進め方、そして仕事で評価される場面までを説明します。
「Java検定」と呼ばれる試験は1つではない
まず、名前の整理から始めます。Javaに関する資格として広く知られているのは、主に次の2つの系統です。
1つ目は、サーティファイの情報処理能力認定委員会が主催するJavaプログラミング能力認定試験です。1級、2級、3級の3つの級があり、「Java検定」と呼ばれるときは、多くの場合この試験を指しています。この記事で扱う2級も、この試験の2級です。
2つ目は、Javaの開発元であるオラクルが実施しているオラクル認定のJava資格です。日本語の試験では、入門のBronze、開発初心者向けのSilver、中上級者向けのGoldという段階に分かれています。級の数字ではなく、金属の名前で段階を表すのが特徴です。
この2つは、主催する団体も、試験の作りも、受け方も違います。Javaの資格を調べていて「2級」という言葉が出てきたら、サーティファイの試験のことだと考えてかまいません。一方で、「Silver」「Gold」という言葉が出てきたら、オラクル認定の話です。後の節で2つの違いを詳しく比べます。
Javaプログラミング能力認定試験2級の概要
サーティファイの公式サイトによると、Javaプログラミング能力認定試験の目的は、Javaに関する基本の知識を持ち、オブジェクト指向に基づくアプリケーションのプログラムを作れる能力を認定することとされています。オブジェクト指向とは、プログラムを「もの」の単位に分けて組み立てる考え方のことで、Javaを学ぶうえで中心になる考え方です。
2級の認定基準は、公式サイトで次のように示されています。
Java™に関する一般的な知識を有し、小規模なプログラムが適切に書ける。オブジェクト指向についての一般的な概念を理解している。 出典: sikaku.gr.jp
3級の認定基準は「基本的な知識を有し、簡単なプログラムが書ける」、1級は「オブジェクト指向に基づく分析・設計により業務システムの流れを把握し、変更仕様に従ってプログラムの保守ができる」とされています。2級は、その間にあたり、基本の文法を覚えた段階から、自分で小さなプログラムを組み立てられる段階へ進んだことを示す級だと言えます。
試験の基本の情報を、公式サイトの記載から整理すると次のとおりです。
| 項目 | 2級の内容 |
|---|---|
| 主催 | サーティファイ情報処理能力認定委員会 |
| 受験資格 | 学歴、年齢等に制限なし |
| 出題形式 | 多肢選択式、テーマ別の大問7問 |
| 試験時間 | 90分 |
| 合格基準 | 得点率60%以上 |
| 受験料(税込) | 6,900円 |
| 個人の受け方 | リモートWebテストによる在宅・在社受験 |
受験料は、3級が5,700円、1級が8,300円(いずれも税込)です。公式サイトには、累計の受験者数が84,789名(2026年3月31日時点)、2025年度の平均の合格率が66.8%と掲載されています。この合格率は全級の平均の数字なので、2級だけの合格率とは限らない点に注意してください。
2級の出題の形と、学ぶべき内容
2級は、多肢選択式で、テーマ別の大問が7問出題されます。公式サイトでは、Javaのプログラミングに必要な知識と技能を、出題の範囲に従って出題し、その中にはプログラムの空欄を補う問題も含まれると説明されています。
空欄を補う問題とは、プログラムの一部が空欄になっていて、そこに入る正しい書き方を選択肢から選ぶ形の問題です。プログラムが何をしようとしているのかを読み取り、そのために必要な処理を選ぶ力が問われます。単に文法を覚えているだけではなく、プログラム全体の流れを追えるかどうかが点数を分けます。
認定基準の「小規模なプログラムが適切に書ける」「オブジェクト指向についての一般的な概念を理解している」から考えると、少なくとも次のような内容は、自分で読み書きできる状態にしておく必要があります。
- 変数とデータの型、計算や比較の書き方
- 条件で処理を分ける書き方と、同じ処理を繰り返す書き方
- 配列など、複数のデータをまとめて扱う方法
- クラスとオブジェクトの関係。クラスは設計図、オブジェクトはその設計図から作った実物、と考えると分かりやすくなります
- メソッドの作り方と呼び出し方
- 継承の考え方。あるクラスの性質を引き継いで、新しいクラスを作る仕組みのことです
- インタフェースの考え方。クラスが「どんな操作を持つべきか」だけを決めておく仕組みのことです
- 例外処理。プログラムの実行中に起きた問題に、どう対応するかを書く仕組みのことです
正確な出題の範囲は、公式サイトの「出題範囲」のページで確かめてください。サーティファイは、サンプル問題を申請によって閲覧できるようにしているので、勉強を始める前に一度目を通しておくと、どの程度の深さで問われるのかがつかめます。
在宅で受けるリモートWebテストの準備
2級を個人で受ける場合は、「リモートWebテスト」による在宅・在社の受験になります。公式サイトによると、リモートWebテストは、2つのカメラとAIによる不正の監視の仕組みを備えた受験のシステムで、全国どこからでも受けられます。会場まで出かける必要がない一方で、受験の環境を自分で整える必要があります。
公式サイトで、受験のときに用意するものとして挙げられているのは次の5つです。
- インターネットの接続環境。安定させるため、有線LANでの接続がすすめられています。Wi-Fiを使う場合は、事前に通信の状況を確かめます
- 受験用の端末(パソコンまたはタブレット)。試験の途中で電池が切れないよう、充電のケーブルにつないでおきます
- スマートフォンと充電用のケーブル。スマートフォンはサブカメラとして使います
- スマートフォンのスタンド。スマートフォンを縦向きに設置できるものを用意します
- 静かな個室。自宅などの完全な個室で受験します
端末にカメラやマイクが内蔵されていない場合は、外付けのものを用意する必要があります。
受験までの流れは、まず「資格受付ONLINE」でアカウントを登録し、マイページに顔写真を登録します。次にマイページから受験を申し込み、試験の画面の操作体験で、通信やカメラ、マイクにエラーが出ないかを事前に確かめます。公式サイトでは、この操作体験を受験の前に必ず行うよう案内されています。
2級の試験の当日は、13時から15時の間の好きな時点で受験を始められます。機器の設置が終わってから試験時間の計測が始まり、90分で終了します。合否の通知は、公式サイトの公開試験の案内によると、試験の後1か月をめどにメールで届きます。合格者には、オープンバッジとデジタル認定証明書が発行されます。オープンバッジとは、資格を持っていることをインターネット上で証明できるデジタルの証明書のことで、SNSのプロフィールや電子メールの署名などで示せます。
次の試験の日程と申し込みの注意点
公式サイトの公開試験の案内によると、2026年の2級の公開試験は、6月7日(日)の第69回で実施され、9月6日(日)の第70回では2級は実施されませんでした。次の2級の公開試験は、2027年1月17日(日)の第71回で、申し込みの受付期間は2026年11月3日から2027年1月10日までです。結果の発表は2027年2月3日(水)の予定とされています。
この日程から分かるのは、2級の公開試験は毎回実施されるわけではないということです。3級は第69回、第70回、第71回のすべてで実施されていますが、2級は第70回で実施されていません。受けたい回に2級があるかどうかを、必ず公式サイトの日程表で確かめてください。
申し込みで気をつけたい点は、次のとおりです。
- 受験料の入金の時点で、受験の申し込みが完了する。入金を忘れると申し込みが成立しません
- クレジットカードでの決済の途中で手続きを中断すると、申し込みが自動で取り消される
- 同じ試験の同じ級を2回目以降に受ける場合は、前回の合否の結果を受け取ってから申し込む
- 試験の時間が重ならなければ、2級と3級を同じ日に受けられる
なお、1級の公開試験は、2024年6月の第63回を最後に休止されています。2級に合格した後、1級を目指したいと考えている人は、受験の方法を公式サイトで確かめておく必要があります。企業や学校などの団体での受験の制度は、引き続き案内されています。
受験の当日に気をつけること
在宅のリモートWebテストでは、当日の準備がそのまま試験の結果に響きます。試験の開始の時間帯に間に合うよう、余裕を持って準備を始めます。
まず、試験の前に、パソコンの更新やアプリの通知が出ないようにしておきます。試験の途中で更新が始まると、受験を続けられなくなるおそれがあります。不要なアプリは閉じておき、通信が安定しているかも確かめます。
次に、机の上と部屋の状態です。公式サイトでは、持ち込みが禁止されている物品を移動するなど、受験の環境を整えるよう案内されています。何が禁止されているかは、資格受付ONLINEのマイページの案内に書かれているので、前日までに読んでおきます。
受験の途中でエラーやトラブルが起きた場合は、事務局へ電話するよう案内されています。トラブルの対応にかかった分の試験時間は、必要に応じて延長できるとされています。慌てて操作を続けるより、まず事務局に連絡するほうが確実です。連絡先は、公式サイトの公開試験の案内などで事前に控えておきます。
オラクル認定のSilverとの違い
Javaの資格を比べるときによく出てくるのが、「Java検定2級とオラクル認定のSilverのどちらを受けるべきか」という疑問です。両者の違いを整理しておきます。
オラクル認定のSilverは、オラクルの公式サイトで「Javaアプリケーション開発に必要とされる基本的なプログラミング知識を有し、上級者の指導のもとで開発作業を行うことができる開発初心者向け資格」と説明されています。Java SE 11に対応したSilverの日本語の試験は、Java SE 11 Programmer I(1Z0-815-JPN)で、試験時間は180分、出題数は80問、合格ラインは63%と示されています。
| 項目 | Javaプログラミング能力認定試験2級 | オラクル認定 Silver SE 11 |
|---|---|---|
| 主催 | サーティファイ | オラクル |
| 試験時間 | 90分 | 180分 |
| 問題の数 | テーマ別の大問7問 | 80問 |
| 合格の目安 | 得点率60%以上 | 63% |
| 受け方 | 在宅のリモートWebテスト | 受験チケットを購入し、配信の監督付きで受験 |
試験の作りを比べると、Silverのほうが問題の数も時間も多く、Javaの文法や仕様の細かい部分まで幅広く問われます。オラクルの公式の試験内容の一覧には、文字列の操作、配列、クラスの宣言、継承、インタフェース、ラムダ式、例外処理、モジュール・システムなどが並んでいます。一方、Javaプログラミング能力認定試験2級は、大問ごとにテーマのあるプログラムを読み解く形で、プログラムの流れを追う力が問われます。
どちらを選ぶかは、目的によって変わります。Javaを使う開発の仕事を目指していて、業界で広く知られた資格を持ちたいなら、オラクル認定を目標にする人が多く見られます。一方、Javaを学び始めて間もなく、まずは自分の理解を確かめたい、在宅で手軽に受けたいという人には、Javaプログラミング能力認定試験の3級や2級が入りやすい選択肢です。2級で基礎を固めてからSilverに進む、という順番を取る人もいます。
なお、オラクル認定の試験は、Javaの版ごとに入れ替わることがあります。オラクルの公式サイトには、Java SE 21に対応した試験も掲載されています。受ける前に、オラクル大学の試験一覧と配信終了の試験一覧で、目当ての試験が今も受けられるかを必ず確かめてください。
独学の進め方
Javaプログラミング能力認定試験2級は、独学で合格を目指す人も多い試験です。ここでは、独学の進め方を順に説明します。
1. 3級の範囲が身についているかを確かめる
2級は3級より一段上の内容です。変数、条件分岐、繰り返し、配列といった基本の文法があやふやなまま2級の勉強に入ると、プログラムの流れを追う途中でつまずきます。3級の範囲の問題を解いてみて、迷わずに答えられるかを最初に確かめます。不安があるなら、先に3級を受けるのも1つの方法です。
2. 実際にプログラムを書いて動かす
Javaの試験の勉強で一番大切なのは、テキストを読むだけで終わらせないことです。テキストに出てきたプログラムを、自分のパソコンで実際に書いて、動かしてみます。動かしてみると、テキストを読んだだけでは気づかなかった誤りや、思い違いが見つかります。わざと一部を書き換えて、結果がどう変わるかを試すと、理解がさらに深まります。
3. プログラムを読む練習をする
2級では、プログラムの空欄を補う問題が出ます。こうした問題に強くなるには、他の人が書いたプログラムを読む練習が効果的です。テキストや問題集のプログラムを、1行ずつ「この行で変数の値はどうなるか」を紙に書きながら追っていくと、プログラムの流れを頭の中で再現する力がつきます。
4. 時間を計って問題を解く
試験時間は90分で、大問が7問あります。1問あたりにかけられる時間はおよそ12分から13分です。問題集や過去の問題を使って、本番と同じ時間を計って解く練習をしておくと、時間配分の感覚がつかめます。1問に時間をかけすぎて、最後の問題に手がつかないという失敗を防げます。
5. 在宅の受験環境を早めに試す
リモートWebテストは、受験の環境が整っていないと受けられません。試験の直前になって、カメラが認識されない、通信が不安定といった問題が見つかると、勉強どころではなくなります。申し込んだら早めに操作体験を済ませ、機材の準備を整えておきます。
2027年1月の試験に向けた学習の計画の例
次の2級の公開試験は2027年1月17日(日)です。この記事の時点から数えると、約3か月あります。3級の範囲がおおむね身についている人を想定して、学習の計画の例を示します。
10月の後半から11月の前半までの約3週間は、2級の範囲の知識を一通り学ぶ期間にあてます。クラスとオブジェクト、継承、インタフェース、例外処理など、オブジェクト指向に関わる部分を中心に、テキストを読みながら実際にプログラムを書いて動かします。1日に学ぶ時間を決めるより、「今週は継承まで」のように週ごとに進む範囲を決めると、忙しい日があっても調整しやすくなります。
11月3日に申し込みの受付が始まったら、早めに申し込みと入金を済ませます。同時に、リモートWebテストの操作体験も終えておきます。受験の環境の問題は、早く見つかるほど対処の時間が取れます。
11月の後半から12月の中ごろまでは、問題集を解く期間です。最初は時間を気にせず、1問ずつ確実に解き、間違えたところはテキストに戻って確かめます。解説を読んで分かったつもりにならず、同じ問題を数日後にもう一度解いて、本当に解けるようになったかを確かめます。
12月の後半から試験の前日までは、本番と同じ90分を計って問題を解く練習と、苦手なところの見直しにあてます。申し込みの受付は2027年1月10日までですが、ぎりぎりに申し込むと、入金の手続きなどで慌てることになります。年末年始は予定が立て込みやすいので、勉強の時間をどこで確保するかも先に決めておきます。
勉強の進み具合は、ノートや表に記録しておくと便利です。学んだ範囲、解いた問題の数、間違えた問題の番号を書き残しておけば、試験の前の見直しで、どこを重点的に復習すればよいかがすぐに分かります。間違えた理由を「文法を覚えていなかった」「プログラムの流れを読み違えた」「時間が足りなかった」のように分けて書いておくと、自分の弱いところの傾向も見えてきます。
この計画は一例です。3級の範囲に不安がある人は、最初の2週間を3級の範囲の見直しにあて、全体を前に倒して進めるとよいでしょう。
勉強に使う道具をそろえる
Javaの勉強には、プログラムを書いて動かすための道具が必要です。2級の試験そのものは多肢選択式なので、試験の中でプログラムを動かすことはありません。ただ、勉強の段階では、実際に動かして確かめることが欠かせません。
まず必要なのは、JDK(Java Development Kit)です。JDKとは、Javaのプログラムを機械が実行できる形に変換したり、実行したりするための道具一式のことです。パソコンにJDKを入れると、書いたプログラムを動かせるようになります。
次に、プログラムを書くための道具です。初めのうちは、文字を書くためのエディタと、コマンドを打つ画面があれば十分です。公式サイトによると、1級の実技試験はJava SE8とテキストエディタで対応できる作りになっており、統合開発環境と呼ばれる高機能な道具を使わなくても試験の準備ができるとされています。2級の勉強でも、まずは簡単な道具で、プログラムを書いて、変換して、実行する流れを自分の手で体験しておくと、Javaの仕組みの理解が深まります。
慣れてきたら、統合開発環境を使うと、書き間違いを教えてくれたり、プログラムを1行ずつ止めながら動かせたりして、勉強の効率が上がります。ただし、道具が自動で直してくれることに頼りすぎると、試験の空欄を補う問題で迷うことがあります。自分で書く練習と、道具に助けてもらう練習を、両方しておくのがよいでしょう。
3級、2級、1級の違い
Javaプログラミング能力認定試験の3つの級の違いを、公式サイトの記載から整理しておきます。
3級は、Javaに関する基本の知識を持ち、簡単なプログラムが書けること、オブジェクト指向の基本の概念を理解していることが認定基準です。多肢選択式で、テーマ別の大問6問、試験時間は60分、受験料は5,700円(税込)です。
2級は、この記事で説明してきたとおり、一般的な知識を持ち、小規模なプログラムが適切に書けること、オブジェクト指向の一般的な概念を理解していることが認定基準です。大問7問、90分、6,900円(税込)です。
1級は、オブジェクト指向に基づく分析と設計(UML)により業務システムの流れを把握し、変更の仕様に従ってプログラムの保守ができることが認定基準です。UMLとは、プログラムの設計を図で表すための共通の書き方のことです。1級は、パソコンを使う実技試験で、事前に公開されている約2,200行のテーマのプログラムに、仕様の変更や追加に対応する問題が出ます。試験時間は150分、受験料は8,300円(税込)です。
3つの級を比べると、3級と2級は「プログラムを読んで理解する力」を、1級は「実際の業務のプログラムを直す力」を問う試験だと言えます。2級は、読む力を固める最後の段階にあたります。
2級の勉強でつまずきやすいところ
2級の勉強を進める中で、多くの人がつまずくところがあります。前もって知っておくと、対処しやすくなります。
1つ目は、オブジェクト指向の考え方です。クラス、オブジェクト、継承、インタフェースといった言葉の意味は覚えても、なぜその仕組みが必要なのかが分からないまま進んでしまう人は少なくありません。身近なものに置き換えて考えると理解しやすくなります。たとえば、「動物」というクラスを基にして、「犬」と「猫」というクラスを作る。どちらも「鳴く」という操作を持つが、鳴き方はそれぞれ違う。こうした例を自分で作ってプログラムにしてみると、仕組みの意味が見えてきます。
2つ目は、例外処理です。プログラムの実行中にエラーが起きたときに、どう対応するかを書く仕組みですが、正常に動くプログラムばかり書いていると、練習の機会がありません。わざとエラーが起きるようなデータを与えてみて、例外処理がどう働くかを確かめる練習をしておきます。
3つ目は、長いプログラムを読むことへの慣れです。大問では、ある程度の長さのあるプログラムが示されます。最初から全部を細かく読もうとすると時間が足りなくなります。まず問題文で何を問われているかを確かめ、その答えに関わる部分を重点的に読む、という読み方を練習しておくと、時間内に解けるようになります。
仕事で評価される場面
Javaプログラミング能力認定試験2級に合格すると、仕事の場でどのように評価されるのでしょうか。資格がそのまま仕事を保証するものではない、という前提のうえで、評価されやすい場面を整理します。
学んできたことを示す材料として
開発の仕事の経験がまだ少ない段階では、どこまでJavaを理解しているかを相手に伝える手段が限られます。2級の合格は、少なくとも「小規模なプログラムが適切に書け、オブジェクト指向の一般的な概念を理解している」という認定基準を満たしたことを示します。学び始めて間もない人が、学習の成果を示す材料の1つとして使えます。
自分で作ったものと組み合わせて
開発の仕事で一番見られるのは、実際に何を作れるかです。資格の勉強で身につけた知識を使って、小さなアプリケーションを作り、その内容を説明できるようにしておくと、資格の合格と合わせて力を伝えやすくなります。作ったプログラムを人に見せられる形で公開しておくと、なお伝わりやすくなります。
学び続ける姿勢を示すものとして
開発の分野では、新しい技術や道具が次々に出てきます。資格の勉強を続けていることは、自分で学び続ける姿勢を示すことにもつながります。2級に合格した後、オラクル認定のSilverや、別の言語の資格に進んでいけば、学びの積み重ねとして示せます。
開発の仕事の種類や、どのような案件があるかは、アプリケーション開発のお仕事で確かめられます。Javaは、業務のシステムやWebのサービスの開発で長く使われてきた言語で、こうした分野の仕事で基礎の力として求められることが多くあります。
合格した後に続けたい学び
2級に合格したら、次に何を学ぶかを考えます。進み方は大きく3つあります。
1つ目は、同じJavaをより深く学ぶ道です。オラクル認定のSilverやGoldに進めば、Javaの文法や標準の機能を、より細かく、より広く学べます。業務のシステムの開発でJavaを使う仕事を目指すなら、自然な進み方です。
2つ目は、Javaを使って実際に何かを作る道です。資格の勉強は、どうしても問題を解くことが中心になります。合格した後は、小さなアプリケーションを1つ、最初から最後まで自分で作ってみると、試験では問われなかった力、たとえばデータの保存や画面の作り方、エラーへの備え方が身につきます。
3つ目は、別の言語や分野に広げる道です。Javaで身につけたオブジェクト指向の考え方は、他の多くの言語にも通じています。データベースの扱いや、Webの仕組みなど、開発の仕事で一緒に求められる知識を学んでいくと、できる仕事の幅が広がります。
どの道に進む場合も、学んだことを記録し、作ったものを人に見せられる形で残しておくと、後で仕事を探すときの材料になります。
運営者として見てきた、資格と仕事のつながり
在宅ワークとフリーランスの仲介を20年以上運営してきた立場から見ると、開発の仕事を受け続けている人は、資格の名前よりも、依頼された内容を正確に理解して、期待どおりのものを納めることを大切にしています。資格の勉強で身につけた「プログラムの流れを正確に読む力」は、他の人が書いたプログラムを引き継いで直す仕事や、決められた仕様に合わせて機能を加える仕事で、そのまま役に立ちます。
また、資格の勉強を通じて、分からないことを自分で調べて解決する習慣が身についている人は、仕事でも頼りにされやすい傾向があります。開発の仕事では、初めて触る技術に出会うことが日常的にあるからです。仲介の手数料が乗らない直接の取引であれば、同じ予算で依頼する側はより多くの作業を頼め、受ける側の手取りも厚くなります。資格を入口にして、小さな仕事から実績を重ねていくことが、開発の仕事を続けていく近道です。
Javaで学んだプログラムの考え方は、AIを業務に取り入れる仕組みづくりの仕事や、システムの安全を守る仕事にも通じています。AIを使った業務の見直しを支える仕事はAIコンサル・業務活用支援のお仕事で、セキュリティに関わる仕事はAI・マーケティング・セキュリティのお仕事で紹介しています。調査や分析の仕事にプログラムの力を生かしたい人は、研究者の年収・単価相場も報酬の目安を考える材料になります。
よくある質問
Q. Java検定2級はどの試験のことですか?
一般に「Java検定2級」と呼ばれているのは、サーティファイが実施するJavaプログラミング能力認定試験の2級です。1級、2級、3級の3つの級があります。オラクルが実施するJavaの認定資格は、Bronze、Silver、Goldという名前で段階が分かれており、級の数字は使われていません。調べるときは、どちらの試験の話かを確かめてください。
Q. 2級の試験時間と受験料はいくらですか?
公式サイトによると、2級の試験時間は90分で、多肢選択式のテーマ別の大問7問が出題されます。受験料は6,900円(税込)で、合格基準は得点率60%以上です。個人で受ける場合は、在宅で受けられるリモートWebテストになります。受験料や日程は改定されることがあるので、申し込む前に公式サイトで確かめてください。
Q. 次の2級の試験はいつですか?
公式サイトの公開試験の案内では、次の2級の試験は2027年1月17日(日)の第71回で、申し込みの受付期間は2026年11月3日から2027年1月10日までです。2級は毎回実施されるわけではなく、2026年9月の第70回では実施されませんでした。受けたい回に2級があるかを日程表で確かめてください。
Q. 2級とオラクル認定のSilverはどちらを受けるべきですか?
目的によって変わります。開発の仕事を目指していて業界で広く知られた資格を持ちたいなら、オラクル認定を目標にする人が多く見られます。学び始めて間もなく、在宅で手軽に理解を確かめたいなら、Javaプログラミング能力認定試験の2級が入りやすい選択肢です。2級で基礎を固めてからSilverに進む順番もあります。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
関連記事
カテゴリから探す

クラウドソーシング入門
クラウドソーシングの基礎知識・始め方・サイト比較

職種別ガイド
職種・スキル別の案件獲得方法と単価相場

副業・在宅ワーク
副業・在宅ワークの始め方と対象者別ガイド

フリーランス
フリーランスの独立・営業・実務ノウハウ

お金・税金
確定申告・節税・経費・ローンなどお金の知識

比較・ランキング
サービス比較・おすすめランキング

AI活用
職種別にChatGPT・生成AIを活用して業務効率化・収益化するノウハウ

最新トレンド
市場動向・法改正・AIなど最新情報

発注者向けガイド
クラウドソーシングで外注・人材探しをする企業・個人向け

転職・キャリア
転職エージェント・転職サイト比較・キャリアチェンジ

看護師の転職・求人
看護師の転職・派遣・単発バイト・副業など働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

薬剤師の転職・求人
薬剤師・登録販売者の転職・派遣・パートなど働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

介護職の転職・求人
介護職・介護福祉士・ケアマネジャー・訪問介護員の転職・派遣・夜勤など働き方のガイド

保育士の転職・求人
保育士・保育補助・幼稚園教諭の転職・派遣・パートなど働き方のガイド

医療職の転職・求人
医師・産業医・リハビリ職・歯科衛生士・管理栄養士・医療事務の転職や働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

保険
生命保険・医療保険・フリーランスの保険設計

採用・求人
無料求人掲載・採用コスト削減・人材募集の方法

オフィス・ワークスペース
バーチャルオフィス・コワーキング・レンタルオフィス

法律・士業
契約トラブル・士業独立開業・フリーランス新法

シニア・50代
シニア世代のキャリアチェンジ・副業・年金

セキュリティ
サイバーセキュリティ・脆弱性対策・情報保護

金融・フィンテック
暗号資産・決済・ブロックチェーン・金融テクノロジー

経営・ビジネス
経営戦略・ガバナンス・事業承継・知財

ガジェット・機材
フリーランスに役立つPC・デバイス・周辺機器

子育て×働き方
子育てと在宅ワークの両立・保育園・時間管理

補助金・助成金
個人事業主・フリーランスが使える公的補助金・助成金・給付金の申請ガイド

M&A・事業売却
会社売却・事業承継・事業譲渡を考える経営者向け。売却の流れ、税金、従業員への伝え方、仲介会社の選び方

アウトソーシング・外注ガイド
SNS運用・経理・広告など、業務のアウトソーシング(外注)を検討する企業・個人向け。費用相場・依頼の流れ・失敗しない選び方







