いまでや(IMADEYA)の個人情報流出の可能性|注文客の名前・メールアドレス フィッシングメールに注意 2026


この記事のポイント
- ✓いまでや(IMADEYA)の情報漏洩について
- ✓2026年8月21日の第1報と10月15日の第2報をもとに整理
- ✓注文客の名前・メールアドレス・注文番号・注文金額が流出した可能性
いまでやの情報漏洩について、日本酒やワインを扱う酒販店「IMADEYA」を運営する株式会社いまでやは、2026年8月21日に、お客様の注文情報が外部の第三者に流出した可能性が高いと第1報で発表しました。流出した可能性があるのは、お客様の名前、メールアドレス、注文番号、注文金額です。10月15日の第2報では、原因が注文履歴の管理に使っていた連携アプリの認証情報の不正取得だったと判明し、クレジットカード情報が漏洩していないことは確認済みと発表されています。 IMADEYAで買い物をしたことがある人がまずすることは、いまでやを名乗るメールのリンクを開かないこと、偽のサイトでカード番号を入力した心当たりがあればすぐカード会社に連絡すること、そしてカードの利用明細に覚えのない請求がないかを確かめることです。
2026年11月1日時点で、いまでやの公式サイトのお知らせ一覧とPR TIMESの発表一覧に、10月15日の第2報より後の続報は掲載されていません。流出した人数や件数の確定値は、2026年11月1日時点で公表されていません。IMADEYA ONLINE STOREでの販売と新規会員登録は停止が続いており、12月上旬に再開する予定と発表されています。この記事は、いまでやの公式発表を開き直して確かめた内容だけで書いています。報道の数字や推測は入れていません。
いまでや(IMADEYA)の情報流出で何が起きたのか
株式会社いまでやは、千葉市中央区に本社がある酒類の販売会社です。「IMADEYA」の名前で、オンラインストア「IMADEYA ONLINE STORE」と、千葉本店や都内、軽井沢、名古屋などの実店舗を運営しています。
今回の件は、いまでやを装ったフィッシングメールが、実際に買い物をしたお客様に届いたことから発覚しました。第1報によると、2026年8月20日の夜、いまでやを装った不審なメールを受け取ったという問い合わせが、お客様から30件ほど寄せられました。そのメールには、受け取った本人の氏名、注文番号、注文金額が正確に書かれていました。無作為にばらまかれたメールではなく、いまでやが持つ注文情報が第三者に取得された可能性が高いと判断し、いまでやは同じ日から調査と対応を始めています。
フィッシングメールとは、実在する会社を装って偽のサイトへ誘導し、カード番号やパスワードを入力させてだまし取るメールのことです。今回のメールは本物の注文番号や金額が書かれていたため、受け取った人が本物と思い込みやすい作りでした。
発表の骨子は次のとおりです。
- 2026年8月20日夜、いまでやを装ったフィッシングメールを受信したという問い合わせが、お客様から30件ほど寄せられた
- メールには、受け取った本人の氏名、注文番号、注文金額が正確に書かれていた
- 名前、メールアドレス、注文番号、注文金額が流出した可能性が高い(第1報)
- フィッシングサイトでクレジットカード情報などを入力したお客様が、8月21日の時点で2名確認された
- 原因は、注文履歴の管理に使っていた自社構築のShopify連携アプリのアクセストークンが、第三者に不正に取得・悪用されたこと(第2報)
- 本件でクレジットカード情報が漏洩していないことは確認済み(第2報)
- IMADEYA ONLINE STOREと新規会員登録は12月上旬に再開予定(第2報)
発表で使われている言葉は、第1報が「流出した可能性が高い」、第2報が「外部流出」「不正に取得された」です。第2報では、第三者が注文情報と顧客情報を不正に取得した事案であることを確認したと書かれています。ただし、どのお客様の情報がどこまで取得されたのかという範囲と件数は、2026年11月1日時点でも公表されていません。この記事では、範囲の分からない部分を言い切らず、発表の言葉どおりに書きます。
公表の経緯と2026年11月1日時点で分かっていること
いまでやは、この件について2本の発表を出しています。どちらもPR TIMESで配信され、オンラインストアのお知らせにも掲載されました。
| 日付 | 発表 | 分かったこと |
|---|---|---|
| 2026年8月20日 | (公表なし) | フィッシングメールの問い合わせが30件ほど寄せられ、調査と対応を開始 |
| 2026年8月21日 | お客様情報の外部流出の可能性に関するお詫びとお知らせ(第1報) | 名前、メールアドレス、注文番号、注文金額が流出した可能性が高い。原因は特定できていない。カード情報を入力した人が2名 |
| 2026年10月15日 | お客様情報の外部流出に関するお詫びとお知らせ(第2報) | 原因は連携アプリのアクセストークンの不正取得。カード情報の漏洩がないことを確認。12月上旬に再開予定 |
第1報の全文は、PR TIMESのお客様情報の外部流出の可能性に関するお詫びとお知らせ(第1報)で、第2報の全文はお客様情報の外部流出に関するお詫びとお知らせ(第2報)で読めます。オンラインストアのお知らせにも、第2報の概要を伝える【第二報】個人情報流出の可能性に関するお詫びが掲載されています。
2026年11月1日時点で、いまでやのオンラインストアのお知らせ一覧を開き直すと、10月15日の第2報のあとに「重要」として掲載されているのは、10月21日の「緊急メンテナンスに伴う公式アプリ一時停止のお知らせ」と、10月28日の「【重要】IMADEYA公式アプリ サービス再開のお知らせとご報告」の2本です。PR TIMESのいまでやの発表一覧にも、第2報より後の流出の続報はありません。
10月21日と28日の2本は、8月の流出とは別の件です。いまでやの発表によると、10月21日から、利用している基盤ソフトウェア(PHP)に重大な脆弱性が確認されたことを受けて、予防的な措置として公式アプリを一時停止していました。脆弱性とは、ソフトウェアの設計や作りに残った弱点で、攻撃者に悪用されるおそれがあるもののことです。10月28日に、ソフトウェアの更新と必要なセキュリティ対応が終わったとしてアプリの提供を再開し、この件に伴う不正アクセスや個人情報の漏えいなどは確認されていないと発表しています。8月の流出の続報として読まないよう注意してください。
第1報には、調査の進み具合に応じて、対象となるお客様の範囲、流出した情報の項目、原因と再発防止策をあらためて報告し、対象が特定できたお客様には個別に連絡すると書かれています。第2報では原因が示されましたが、範囲の特定と個別の連絡については、2026年11月1日時点で新しい発表はありません。第2報には、現時点で確認できていない事項についても、分かった内容に応じてあらためて報告すると書かれています。
流出した可能性がある情報と、漏洩していない情報
第1報が「流出した可能性が高い」と挙げた項目と、第2報で漏洩していないと確認された項目を分けると、次のようになります。
| 区分 | 項目 | 発表での扱い |
|---|---|---|
| 流出した可能性が高い | お客様の名前 | 第1報で挙げられた項目 |
| 流出した可能性が高い | メールアドレス | 第1報で挙げられた項目 |
| 流出した可能性が高い | 注文番号 | 第1報で挙げられた項目 |
| 流出した可能性が高い | 注文金額 | 第1報で挙げられた項目 |
| 漏洩していない | クレジットカード情報 | 第2報で「漏洩していないことは確認済み」 |
| 本件の対象外 | 飲食店の情報、取引先・生産者の情報 | 第1報で「対象外と考えております」 |
| 影響なし | 飲食店専用の発注サイト「i-Web」 | 第2報の概要で「別のシステムを使用しており、本件の影響はございません」 |
クレジットカード情報について、第1報の時点では「取得されていない可能性があると考えております」という推定でした。理由として、フィッシングサイトがお客様にカード情報の入力を求める内容だったことが挙げられていました。カード情報をすでに持っていれば、わざわざ入力させる必要はないという考え方です。第2報では、これが確認できた事実になりました。
本件によってクレジットカード情報が漏洩していないことは確認済みです。第1報では確認が取れていなかったため推定としてお伝えしておりましたが、今回、確認できた事実としてご報告いたします。 出典: prtimes.jp
ただし、これは「いまでやのシステムからカード情報が持ち出されていない」という意味です。フィッシングサイトに自分でカード情報を入力してしまった人の情報は、偽サイトを作った側に渡っています。第1報の時点で、そうした人が2名確認されています。2つは別の話なので、混同しないようにしてください。
第2報は、第三者が取得したものを「Shopify上の注文情報・顧客情報」と書いています。第1報の4項目以外に、たとえば住所や電話番号、生年月日が含まれるかどうかは、どちらの発表にも書かれていません。この記事では、書かれていない項目について、漏れたとも漏れていないとも書きません。IMADEYA ONLINE STOREでは年齢確認のために生年月日を含む会員登録が購入の条件になっていますが、生年月日が今回の対象かどうかは発表に記載がありません。気になる場合は、後の節で紹介する窓口で確かめてください。
対象になる可能性がある人
第1報は、対象となる可能性のあるお客様を次のように説明しています。
- IMADEYAのオンラインストアで購入したお客様
- 実店舗で会員情報を提示して購入したお客様
対象となる実店舗として挙げられているのは、千葉本店、GINZA SIX、錦糸町PARCO、千葉エキナカ、清澄白河、軽井沢、松坂屋名古屋の7店舗です。オンラインストアだけでなく、店頭で会員証を見せて買い物をした人も含まれる点に注意してください。会員証を見せずに店頭で現金やカードで買っただけの人が対象かどうかは、発表に書かれていません。
フィッシングメールが届いた人について、第1報は、8月21日の時点で確認できたメールはいずれも直近の数日以内に購入したお客様に送られたものだったとしています。一方で、影響が及ぶ範囲は特定できていないとも書かれています。いまでやが使うShopifyで管理している購入履歴のうち、実際に流出した範囲については、外部の専門調査機関が調べていると説明されていました。
Shopifyとは、ネットショップを作って運営するための海外のサービスです。商品の管理や注文の受け付け、顧客の管理などをまとめて行えます。いまでやのオンラインストアは、このShopifyの上で作られています。
範囲が特定できていない以上、IMADEYAで買い物をしたことがある人は、自分が対象である前提で備えるのが安全です。直近に買い物をしていなくても、注文の履歴がShopifyに残っていれば、範囲に入る可能性はあります。必要な備えは後の節で紹介するように、どれも難しいものではありません。
原因として判明したアクセストークンの不正取得
第1報の時点では、原因は特定できていないとされていました。いまでやが利用するシステムや、スマレジ、クロスモールなどの外部連携サービスへの不正アクセスの可能性も含めて調査を始めた、という段階でした。
10月15日の第2報で、原因が次のように説明されています。いまでやが注文履歴の管理のために自社で作ったShopify連携アプリで使っていた、Shopify Admin APIのアクセストークンが、第三者に不正に取得・悪用されていました。第三者はこの認証情報を使い、海外のIPアドレスからAPIを通じてアクセスし、Shopify上の注文情報と顧客情報を不正に取得したことが確認されています。
言葉を順に言い換えます。APIとは、あるシステムが別のシステムの情報を読み書きするための窓口のことです。アクセストークンとは、その窓口を使うときに「このアプリには情報を読む権限がある」と示すための合い言葉のような認証情報で、第2報も「連携アプリがShopify上の情報にアクセスするための認証情報」と説明しています。この合い言葉を他人に知られると、その人は正規のアプリになりすまして情報を読み出せます。
第2報によると、今回確認された不正取得の経路は、すでに遮断されています。再開に向けて、今回使われた連携アプリだけでなく、ほかの連携アプリについても同じような漏洩や不正利用のリスクがないかを確かめているとされています。アクセストークンがどのように第三者の手に渡ったのかは、第2報に書かれていません。この記事でも推測しません。
なお、第1報で調査の対象として名前が挙がったスマレジやクロスモールは、あくまで可能性を含めて調べるという意味で挙げられたものです。第2報で原因として示されたのは自社構築のShopify連携アプリのアクセストークンで、スマレジやクロスモールに原因があったとは書かれていません。
いまでやの対応
第1報と第2報に書かれている、いまでやの対応は次のとおりです。
第1報の時点で実施済みとされた対応です。
- IMADEYA ONLINE STOREを一時停止し、メンテナンス中の表示に切り替えた。コーポレートサイトがオンラインストアの傘下にあるため、コーポレートサイトも一時的に閉じた
- システムの管理権限を縮小し、すべての管理者のパスワードを変更して二段階認証を設定した
- 外部システムとのデータ連携を停止した
- 利用しているシステムの提供事業者に事象を共有し、調査を依頼した
- 直近に購入したお客様とメールマガジン会員に、注意を呼びかけるメールを送った
- ウェブサイトと公式SNSで注意を呼びかけた
- フィッシングサイトの停止に向けて関係機関に通報した
- フィッシングサイトでカード情報を入力した2名のお客様に個別に連絡し、対応を進めた
第1報の時点で実施中とされた対応は、外部の専門調査機関による原因の究明、個人情報保護委員会への報告、影響範囲の特定の3つです。
第2報の時点では、不正取得の経路を遮断し、ほかの連携アプリも含めて点検と安全確認を進めているとされています。オンラインストアの概要のお知らせでは、全商品を在庫0にして購入と決済をできなくし、商品の閲覧だけができる状態にしていること、新規会員登録の機能を一時的に停止していることが説明されています。どちらも12月上旬の再開を予定しており、再開の日程は確定しだいサイトや公式SNSで案内するとしています。確認の状況によって予定を変える場合も、その理由と見通しを知らせると書かれています。
お詫びの金品やポイントなどの補償については、2026年11月1日時点の発表に記載がありません。補償の一般的な考え方は、情報漏洩の補償はもらえるのか|お詫び金・ポイントの例と利用者が確かめることでほかの事案の例とともに紹介しています。いまでやの件で補償があるかどうかは、この記事では推測しません。
自分が対象かを確かめる方法
2026年11月1日時点で、いまでやは対象となるお客様の範囲を特定したとは発表していません。そのため、自分が対象かどうかを確定させる方法は、今のところありません。できることは次の3つです。
1つ目は、いまでやから届いたメールを確かめることです。第1報によると、いまでやは直近に購入したお客様とメールマガジン会員に、注意を呼びかけるメールを送っています。また、対象が特定できたお客様には個別に連絡するとしています。届いたメールが本物かどうかは、送信元のドメインで見分けます。いまでやは、公式のドメインは「imadeya.co.jp」であり、これ以外のドメインから送られたメールはいまでやが発信したものではないと案内しています。
2つ目は、自分が受け取ったメールの中に、いまでやを名乗る不審なメールがないかを見ることです。今回のフィッシングメールは、本物の注文番号と金額が書かれていたと発表されています。そうしたメールが届いていれば、自分の注文情報が第三者の手に渡った可能性が高いと考えられます。
3つ目は、窓口に問い合わせることです。自分の注文が範囲に入るのか、届いたメールが本物なのか判断が付かないときは、いまでやのカスタマーサポートで確かめられます。窓口の詳細は後の節にまとめています。
漏れた可能性のあるメールアドレスが、ほかの漏えい事件にも含まれていないかを調べたい場合は、Have I Been Pwnedの使い方|メールアドレスとパスワードの漏洩を確認する方法と、大手クラウドの過去の漏洩で紹介している無料のサービスが使えます。ただし、いまでやの件が収録されているとは限らないので、いまでやの件の対象かどうかの判断には使えません。
IMADEYAで買い物をした人がすること
流出した可能性があるのは、名前、メールアドレス、注文番号、注文金額です。ここから起こりうるのは、本物らしく見える偽のメールが届くことです。漏れた項目に合わせて、要る対策だけを挙げます。
- いまでやを名乗るメールのリンクを開かない。届いたメールは、本文中のリンクを開かずに削除するよう、いまでやが呼びかけています。
- 送信元のドメインを確かめる。いまでやの公式のドメインは「imadeya.co.jp」です。これ以外のドメインから届いたメールには、返信せず、書かれた連絡先にも連絡しないよう案内されています。
- メールでカード情報の入力を求められても応じない。いまでやは、メールでクレジットカード情報の入力をお願いすることはないと明言しています。「配送ラベル発行のため、お届け先の確認が必要」といった内容でカード情報の入力を求めるメールは、すべていまでやと無関係だとしています。
- 偽のサイトでカード情報を入力してしまった場合は、すぐにカードの裏面に書かれた番号からカード会社に連絡し、カードの利用停止と再発行の手続きをとる。あわせて、利用明細に覚えのない請求がないかを確かめる。
- 偽のサイトでIMADEYAのアカウントのパスワードなどを入力してしまった場合は、そのパスワードを、ほかのサービスで使い回していないかを見直す。
注文番号と金額が正確に書かれたメールは、本物と思い込みやすいものです。けれども、本物の情報が書かれていることは、そのメールが本物である証拠にはなりません。今回はまさに、本物の情報を持った第三者が偽のメールを送ってきた事案です。「自分の注文番号を知っているから本物だ」と考えないことが、いちばんの守りになります。
いまでやは第1報で、すでにメールを開いた場合でも、情報を入力していなければ直ちに被害が生じるものではないと考えられる、としています。開いてしまっただけなら、慌てずにメールを削除すれば十分です。
カードの利用明細の見方や、覚えのない請求を見つけたときの手順は、クレジットカードの不正利用の確認方法|明細の見方と身に覚えのない請求への対処 2026で紹介しています。少額の請求を何度か重ねてくる手口もあるので、金額の小さい請求も見落とさないようにしてください。
偽のメールとサイトの見分け方
今回の件で届いたフィッシングメールは、受け取った人の氏名、注文番号、注文金額が正確に書かれていた点が特徴です。こうした偽メールを見分けるには、本文の中身ではなく、本文以外の手がかりを見ます。
最初に見るのは、送信元のアドレスです。表示名が「IMADEYA」になっていても、実際のアドレスのドメインが「imadeya.co.jp」でなければ、いまでやのメールではありません。スマホのメールアプリでは表示名しか見えないことがあるので、送信者の名前を押して、アドレスの全体を表示させて確かめます。
次に見るのは、求められている行動です。いまでやは、メールでカード情報の入力を求めることはないと案内しています。「配送ラベルの発行」「お届け先の確認」「支払いの再手続き」などを理由に、カード番号の入力を求めるメールは、それだけで偽物と判断してよい材料です。
3つ目は、リンクの行き先です。リンクを押す前に、パソコンならマウスを重ねて、スマホなら長押しして、行き先のアドレスを確かめます。いまでやのドメインではないアドレスが出たら、開かずに閉じます。ただし、行き先の表示も偽装されることがあるので、気になる注文はメールのリンクからではなく、ブックマークしたオンラインストアから自分で入って確かめるのが確実です。なお、2026年11月1日時点では、オンラインストアでの購入と決済そのものが停止されています。いまでやの名前で「今すぐ購入できます」「決済の手続きをしてください」と案内するメールが届いた場合は、それだけで疑ってよい状況です。
フィッシングメールの見分け方の手順は、フィッシング詐欺メールの見分け方|5秒で振り分ける手順と開いた後の対処でも詳しく紹介しています。今回のように本物の情報が混ざったメールでも、送信元と求められる行動を見る、という手順は変わりません。
家族で同じ住所やメールアドレスを使って注文している場合は、家族にも今回の件を伝えておくと安心です。届いたメールを見て「注文したものの確認だろう」と考え、入力してしまうことを防げます。
オンラインストアの再開までに気をつけること
いまでやは、IMADEYA ONLINE STOREでの販売と新規会員登録を12月上旬に再開する予定としています。再開を待つこの期間は、偽の案内が本物らしく見えやすい時期でもあります。
たとえば「オンラインストアの再開に先立ち、会員情報の再登録をお願いします」「再開記念のクーポンを受け取るには、カード情報の確認が必要です」といった文面のメールが届いても、すぐに応じないでください。いまでやは、再開の日程と使えるサービスの詳細は、確定しだい自社のウェブサイトと公式SNSなどで案内するとしています。再開の知らせを受け取ったら、メールのリンクからではなく、自分でブックマークしたオンラインストアや、いまでやの公式SNSを開いて、同じ案内が出ているかを確かめるのが確実です。
もう1つ気をつけたいのは、今回の流出と、10月21日から28日までの公式アプリの一時停止を結び付けた偽の案内です。公式アプリの停止は、基盤ソフトウェアの脆弱性への予防的な措置で、いまでやは、この件に伴う不正アクセスや個人情報の漏えいなどは確認されていないと発表しています。「アプリの不具合で情報が漏れたので、再設定してください」のように、2つの件を混ぜた連絡が届いた場合は、公式の発表と食い違っているので疑ってかかってください。
また、第1報は、実店舗で会員情報を提示して購入したお客様も対象に含まれると明記しています。店頭で会員証を見せて買い物をしている人は、オンラインストアを使っていなくても対象になりうることを覚えておいてください。店頭でしか買い物をしていないから自分は関係ない、とは考えず、ほかの購入者と同じように備えておくのが安全です。
再開後にオンラインストアへログインしたら、登録しているメールアドレスと届け先の情報に、覚えのない変更がないかを一度確かめておくと安心です。パスワードをほかのサービスと同じにしている場合は、この機会に別のものに変えておきましょう。
問い合わせ窓口
この件の問い合わせ先として、いまでやは第2報で次の窓口を案内しています。
| 窓口 | 連絡先 | 受付時間 |
|---|---|---|
| 株式会社いまでや カスタマーサポート | メール [email protected] | 平日9時から17時(第2報の記載) |
| 株式会社いまでや カスタマーサポート | 電話 0570-015-111 | 平日9時から17時(第2報の記載) |
第1報でも同じメールアドレスと電話番号が案内され、受付時間は「平日のみ9:00〜17:00」と書かれていました。一方、オンラインストアの画面に表示されている通常の問い合わせの対応時間は、2026年11月1日時点で「平日 10:00~15:00(土祝日除く)」となっています。案内によって時間の書き方が違うので、電話をかける前に、オンラインストアの最新の表示も確かめておくと確実です。営業時間外に送ったメールへの対応は、翌営業日以降になると案内されています。
問い合わせるときは、届いた不審なメールの件名、送信元のアドレス、受け取った日時を手元に用意しておくと話が早く進みます。不審なメールに書かれた電話番号やアドレスに連絡するのは避け、必ず上の公式の窓口を使ってください。
在宅で仕事をする人が気をつけること
IMADEYAは、お酒を贈り物として使う人も多い店です。在宅で仕事をしている人が、取引先への贈答品をIMADEYAで手配していた場合、注文の情報に取引先の名前が含まれていることもあります。届け先の情報が今回の対象かどうかは発表に書かれていませんが、仕事の関係で注文した覚えがある人は、取引先の担当者に偽のメールへの注意を一言伝えておくと丁寧です。
もう1つ、ネットショップを自分で運営している人にとっては、今回の原因そのものが参考になります。今回の件は、ショップのシステムと別のアプリをつなぐための認証情報が他人の手に渡り、そこから注文と顧客の情報が読み出されたものでした。ネットショップに外部のアプリやサービスをつないでいる人は、どのアプリにどの情報を読む権限を与えているか、使っていないアプリの連携が残っていないか、管理者のアカウントに二段階認証が設定されているかを見直しておくと、同じ形の被害を防ぐ助けになります。いまでやも、対応として管理権限の縮小と全管理者の二段階認証の設定を挙げています。
個人情報保護委員会は、事業者が個人データを漏えいさせた、またはそのおそれがある場合のうち、一定の要件に当たるものについて、委員会への報告と本人への通知を義務づけています。要件には、不正の目的で行われたおそれがある行為による漏えいや、本人の数が1,000人を超える漏えいなどが含まれます。個人でネットショップを運営している人や、在宅で顧客の情報を扱う仕事を受けている人も、個人情報を扱う事業者として同じ決まりの中にいます。詳しくは、個人情報保護委員会の漏えい等の対応とお役立ち資料で確かめられます。個別の事情でどう扱われるかは、委員会の相談窓口で確認してください。
仕事に使うアカウントの守り方としては、パスワードに加えて別の手段で本人であることを確かめる多要素認証が基本になります。考え方と製品の選び方は、MFA(多要素認証)導入のメリットと製品比較|2026年の認証セキュリティ決定版で紹介しています。小さな事業者が使える支援の考え方は、中小企業のサイバーセキュリティ対策2026|IT導入補助金で防御力を強化する方法にまとまっています。
本物そっくりの偽メールに備える習慣が、仕事の信頼を守る
今回のいまでやの件は、本物の注文番号と金額が書かれた偽のメールが届いたことで発覚しました。受け取った30件ほどの人が不審に思って問い合わせたことが、早い発覚につながっています。本物の情報が書かれていても「おかしい」と感じたら確かめる、という1人ひとりの行動が、被害の広がりを抑えたと言えます。
フリーランスや在宅ワークの市場を2004年から見てきた立場から言えば、取引先から長く信頼される人ほど、自分の受信箱を守る習慣を日ごろから持っています。請求書や支払いの連絡がメールで届いたとき、送信元を確かめ、気になればメール以外の方法で確かめる。その積み重ねが、自分だけでなく取引先を守ることにもつながります。社内や取引先とこうした確かめ方をそろえる方法としては、偽のメールを使った訓練があり、中身は社員のセキュリティ意識を向上させるフィッシングメール模擬訓練の効果|2026年最新の従業員教育ガイドで紹介しています。
セキュリティに関わる仕事を在宅で受けたい場合も、最初の一歩は、こうした事案の発表を正確に読み、何が分かっていて何が分かっていないのかを分けて説明できるようになることです。@SOHOのAI・マーケティング・セキュリティのお仕事では、在宅で受けられるセキュリティ関連の仕事の種類と探し方を紹介しています。
いまでやは、確認できていない事項についても、分かった内容に応じてあらためて報告するとしています。2026年11月1日時点では、第2報より後の続報は出ていません。IMADEYAで買い物をしたことがある人は、オンラインストアのお知らせを時々確かめ、いまでやを名乗るメールは送信元を見てから扱う、という基本を続けてください。
よくある質問
Q. IMADEYAで買い物をしましたが、自分が対象かどうかはどうすれば分かりますか?
2026年11月1日時点で、いまでやは対象となるお客様の範囲を特定したとは発表していません。対象はオンラインストアで購入した人と、実店舗で会員情報を提示して購入した人とされています。対象が特定できた人には個別に連絡するとしているので、imadeya.co.jp から届くメールを確かめ、判断が付かなければカスタマーサポートに問い合わせてください。
Q. クレジットカードの番号は漏れていますか?
いまでやは2026年10月15日の第2報で、本件によってクレジットカード情報が漏洩していないことは確認済みと発表しています。ただし、偽のサイトに自分でカード番号を入力した場合は、その情報が偽サイトを作った側に渡っています。心当たりがあれば、カード裏面の番号からカード会社に連絡し、利用停止と再発行の手続きをとってください。
Q. 自分の注文番号が書かれたメールが届きました。本物ですか?
注文番号や金額が正確でも、本物とは限りません。今回の件では、第三者が取得した本物の注文情報を使った偽のメールが送られています。送信元のドメインが imadeya.co.jp かを確かめ、カード情報の入力を求める内容なら応じないでください。いまでやは、メールでカード情報の入力をお願いすることはないと明言しています。
Q. IMADEYAのオンラインストアはいつから使えますか?
2026年10月15日の第2報で、IMADEYA ONLINE STOREでの販売と新規会員登録は12月上旬に再開する予定と発表されています。再開日程は確定しだい、いまでやのウェブサイトと公式SNSで案内するとしています。2026年11月1日時点では、商品の閲覧はできますが、購入と決済はできない状態です。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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SNS運用・経理・広告など、業務のアウトソーシング(外注)を検討する企業・個人向け。費用相場・依頼の流れ・失敗しない選び方