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らしんばんの個人情報漏えいの可能性|買取の口座・本人確認書類の番号 確かめること 2026

@SOHO編集部
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らしんばんの個人情報漏えいの可能性|買取の口座・本人確認書類の番号 確かめること 2026

この記事のポイント

  • ✓らしんばんの情報漏洩について
  • ✓2026年10月1日の発表と10月9日の追記
  • ✓2026年9月14日から16日の不正アクセスで漏えいした可能性がある項目(買取の口座

らしんばんの情報漏洩について、アニメやマンガのグッズの買取と販売を手がける株式会社らしんばんは2026年10月1日、同社が運営するサービスが第三者による不正アクセスを受け、お客様の情報の一部が外部に漏えいした可能性があると発表しました。不正アクセスの対象期間は2026年9月14日から16日までで、対象となる情報には氏名、住所、電話番号、生年月日、本人確認書類の種別と番号、買取申込み時に入力された銀行の口座番号と名義などが含まれます。対象の人数や件数は発表に書かれていません。 対象かどうかは、らしんばんから個別に届くメールで分かります。メールが届いた人がまずすることは、金融機関やらしんばんを名乗る連絡で暗証番号やパスワードを答えないこと、銀行口座の入出金を見直すこと、自分の名義で身に覚えのない契約が申し込まれていないかに気を配ることの3つです。

2026年11月1日時点で、らしんばんのお知らせの一覧に出ている今回の件の発表は、10月1日の「お知らせとお詫び」と同じ日の「Q&A」の2本です。お知らせとお詫びには10月9日に追記があり、クレジットカード情報とパスワード、免許証を含む本人確認書類の画像は漏えいしていないこと、マイナンバーは取得も保管もしていないことが書き加えられました。原因の詳しい説明や、補償、お詫びの品についての記載は、11月1日時点の発表にはありません。

この記事は、2026年11月1日時点でらしんばんの公式のお知らせを開き直して確かめた内容だけで書いています。報道の数字や推測は入れていません。

らしんばんの不正アクセスで何が起きたのか

らしんばんは、アニメ、マンガ、ゲームのグッズや同人誌などの中古品を扱う専門店です。全国の店舗のほか、通信販売の「らしんばんオンライン」と、品物を送って売る「通信買取」を運営しています。

10月1日の発表の骨子は次のとおりです。

  • 同社が運営するサービスが、第三者による不正アクセスを受けた
  • お客様の情報の一部が外部に漏えいした可能性があることが判明した
  • 不正アクセスの対象期間は2026年9月14日から16日まで
  • 不正アクセスを検知してからシステムの改修とセキュリティの確認を行い、この期間より後に不正アクセスは発生していない
  • 警察への相談と、個人情報保護委員会への報告を行った
  • 対象となる客には、個別にメールを送っている

発表の冒頭の文は、次のとおりです。

このたび、当社が運営するサービスにおきまして、第三者による不正アクセスを受け、お客様の情報の一部が外部に漏えいした可能性があることが判明いたしました。 現在はシステムの改修および不正アクセスの遮断に対応し、警察への相談、個人情報保護委員会への報告を行っております。 出典: 株式会社らしんばん「【重要】不正アクセスによる個人情報漏えい可能性に関するお知らせとお詫び」

会社の言い方は「漏えいした可能性」です。漏えいしたと確かめられたわけではなく、可能性があると分かった段階の表現なので、この記事でもそのまま扱います。

発表は、不正アクセスを受けたサービスの名前を挙げていません。ただ、対象となる情報には、買取の明細や買取金額、買取申込み時の口座と並んで、注文内容や注文金額、配送先も入っています。買取と通信販売の両方に関わる情報が並んでいることになります。どの情報が含まれるかは、その人が使ったサービスや使い方によって違うと書かれています。

公表の経緯と、それぞれの発表で分かったこと

2026年11月1日時点で、らしんばんのお知らせの一覧から確かめられる流れは次のとおりです。

日付 発表・出来事 分かったこと
2026年9月14日から16日 不正アクセスの対象期間 この期間より後に不正アクセスは発生していない
2026年9月23日 当社をかたりLINEへ誘導するメールに関する注意喚起 注文がキャンセルになったとして、返金のためにLINEへの登録を求めるメールが客に届いていると確認。不正アクセスの可能性を含めて調査中
2026年10月1日 不正アクセスによる個人情報漏えい可能性に関するお知らせとお詫び 外部に漏えいした可能性、対象期間、対象となる情報の一覧、警察への相談と委員会への報告、専用の問い合わせフォーム
2026年10月1日 不正アクセスおよび個人情報漏えいの可能性に関するQ&A 対象者には順次メール、対象期間より前に使った客の一部も対象、LINEやPayPayに誘導するメールへの注意
2026年10月9日 お知らせとお詫びに追記 クレジットカード情報とパスワードの漏えいはない。マイナンバーは取得・保管していない。免許証を含む本人確認書類の画像の漏えいはない

9月23日の注意喚起は、今回の不正アクセスの発表より前に出たものです。そこでは、らしんばんをかたって返金の手続きのためにLINEへの登録を求めるメールが届いていること、らしんばんがLINEへの登録や返金の手続きを案内することはないこと、不正アクセスの可能性も含めて調べていることが書かれていました。10月1日のQ&Aでも、LINEやPayPayへの誘導リンクを含むメールについて、同社がメールからLINEやPayPayに誘導して登録を促すことはないと改めて書かれています。この偽メールと不正アクセスの関係について、会社はそれ以上の説明をしていません。

10月9日の追記は、それまで「対象となる情報」の一覧だけが示されていたところに、含まれない情報をはっきりさせる内容です。追記の前に発表を読んだ人は、カード情報や免許証の画像についての説明を見ていない可能性があるので、もう一度お知らせのページを開いて確かめておくと安心です。

11月1日時点で、対象の人数や原因の詳しい内容を示す続報は出ていません。続報を確かめるときは、検索結果に出てくる記事ではなく、らしんばんのお知らせとお詫びのページと、同社のお知らせの一覧を見てください。

漏えいした可能性がある情報と、含まれない情報

10月1日の発表と10月9日の追記に書かれている情報を、会社の表現どおりに分けると次のようになります。

区分 項目
漏えいした可能性がある情報 氏名(姓・名、フリガナを含む)
漏えいした可能性がある情報 郵便番号、住所
漏えいした可能性がある情報 メールアドレス、電話番号
漏えいした可能性がある情報 生年月日、性別、職業
漏えいした可能性がある情報 本人確認書類の種別と番号情報
漏えいした可能性がある情報 会員番号
漏えいした可能性がある情報 買取明細(品名・数量・単価)、買取金額
漏えいした可能性がある情報 買取申込み時に入力された銀行名、支店、口座番号、名義
漏えいした可能性がある情報 注文内容(品名・数量・価格)、注文金額、決済方法
漏えいした可能性がある情報 配送先氏名、配送希望日時、伝票番号
漏えいした可能性がある情報 付与ポイント数
漏えいした可能性がある情報 買取にかかわる同意書画像
漏えいはないとされた情報 クレジットカード情報
漏えいはないとされた情報 パスワード
漏えいはないとされた情報 免許証を含む、本人確認書類画像
本件の対象ではないとされた情報 マイナンバー(取得・保管していない)

一覧は「当該サービスをご利用されたお客様情報およびお届け先情報に含まれる以下の情報」とされています。全員の情報がこの項目すべてそろって漏れた可能性がある、という意味ではありません。Q&Aでも、漏えいの恐れがある情報のうち、客がサービスを使うときに記入したり提出したりした情報が対象になると説明されています。たとえば、通信販売で買い物をしただけの人には買取の口座は登録されていないはずですし、買取だけを使った人には注文内容はないはずです。

本人確認書類については、言葉の違いに気をつけてください。漏えいした可能性があるのは「本人確認書類の種別と番号情報」です。たとえば「運転免許証」という種別と、その免許証の番号のような情報です。一方、免許証などの書類を写した画像は、漏えいしていないと追記されています。番号は含まれるけれど、写真や画像は含まれない、という整理です。

口座番号と本人確認書類の番号が含まれることの意味

今回の一覧で特に気をつけたいのが、買取申込み時に入力した銀行の口座の情報と、本人確認書類の番号です。中古品の買取では、法律に基づいて売り手の本人確認が求められ、買取代金を振り込むために口座を登録します。通信買取を使ったことがある人は、この2つを入力している可能性が高いと考えられます。

口座番号と名義が第三者に知られた場合に考えられるのは、その情報を使って本物らしく見せる連絡です。銀行や決済サービスを名乗り、「口座で不審な取引がありました」「確認のため暗証番号を入力してください」といった連絡が来るおそれがあります。口座番号や名義が正しく書かれていると、本物の連絡だと思い込みやすくなります。

本人確認書類の番号と、氏名、住所、生年月日がそろうと、本人になりすまそうとする手口に使われるおそれがあります。ただし、口座の開設やローンの申込みが番号だけで通るかどうかは、それぞれの会社の本人確認の方法によって違い、ここで一律に言うことはできません。最近の手続きでは、書類の画像や顔写真、本人あての郵送物などを組み合わせて確かめることが多く、今回は書類の画像は漏えいしていないとされています。

心配しすぎる必要はありませんが、何もしないのも落ち着かないはずです。後の節で、口座と本人確認書類の番号について、すぐできる備えを具体的に並べます。免許証の情報が漏れたときの考え方は、免許証の情報が漏洩したら|再発行は必要かと悪用を防ぐためにすること 2026でも詳しく説明しています。

同意書画像も一覧に入っています。本人確認書類の画像とは別の項目として扱われている点に注意してください。買取の手続きで同意書を提出した人は、その同意書に何を書いたかを思い出しておきましょう。同意書に書いた人の氏名や連絡先があれば、その人にも一声かけておくと、不審な連絡が届いたときにあわてずに済みます。

原因について発表で分かっていること

原因について、2026年11月1日時点の発表で分かっているのは次の範囲です。

  • 同社が運営するサービスが、第三者による不正アクセスを受けた
  • 不正アクセスの対象期間は2026年9月14日から16日まで
  • 検知したあとにシステムの改修とセキュリティの確認を行い、それより後に不正アクセスは発生していない
  • 原因と影響範囲を調査している

どこから入られたのか、どのような手口だったのかは、発表に書かれていません。原因は調査中と発表されている、というのが11月1日時点の正確な言い方です。

利用者の側でできることは、手口が何であっても変わりません。らしんばんの件で漏えいした可能性がある情報は、連絡先と本人確認、お金の受け取りに関わるものが中心です。そのため、備えの中心はパスワードの変更よりも、届く連絡を見分けることと、口座や契約の動きに気を配ることになります。

らしんばんの対応

10月1日の発表と10月9日の追記から、らしんばんの対応を整理すると次のようになります。

対応 内容
不正アクセスへの対応 不正アクセスの遮断、システムの改修、セキュリティの確認
調査 原因と影響範囲の調査、再発防止に向けた対応
届け出 警察への相談、個人情報保護委員会への報告
対象者への連絡 漏えいの可能性がある客へ、個別にメールで順次案内
問い合わせ 個人情報に関する専用お問い合わせフォームを設置
追記 10月9日に、含まれない情報を追記

対象者への連絡は、個別のメールで行われています。Q&Aによると、事実確認ができしだい順次送っているので、メールがまだ届いていない人は少し待ってほしいとされています。

補償やお詫びの品、ポイントの付与についての記載は、11月1日時点の発表にはありません。書かれていないことを、ここで推し量ることはしません。

今回の発表で分かるのは、会社が新しい事実を新しいページとして出すのではなく、10月1日のお知らせとお詫びのページに追記する形で伝えていることです。10月9日の追記もそうでした。そのため、続報を確かめるときは、お知らせの一覧に新しい題が増えていないかを見るだけでなく、10月1日のページそのものを開き直して、追記の日付が増えていないかも見ておくと確実です。

また、個別のメールを受け取った人は、そのメールを削除せずに残しておきましょう。後で専用のフォームから問い合わせるときや、不審な連絡と見比べるときに、本物の案内がどのような差出人と文面だったかを確かめる手がかりになります。

自分が対象かを確かめる方法

らしんばんの発表では、個別にメールを受け取った客が「漏えいの可能性がある」客とされています。自分が対象かどうかは、このメールが届いたかどうかで判断します。

確かめるときに気をつけたい点は次のとおりです。

  • 対象期間の9月14日から16日に使っていなくても、対象になることがある。Q&Aでは、それ以前に使った客の一部も対象になると書かれている
  • メールが届いていなくても、まだ順次送っている途中の可能性がある
  • メールが届いた場合でも、どの項目が対象になるかは、その人が使ったサービスや使い方によって違う
  • 届いたメールが本物かどうかは、メールの中のリンクではなく、らしんばんのサイトを自分で開いて確かめる

自分が対象かを会社に尋ねたい場合は、個人情報に関する専用お問い合わせフォームを使います。対象者の確認と本人確認が必要になるため、個別の問い合わせはフォームから受け付けるとされています。フォームへは、らしんばんのお知らせとお詫びのページにあるリンクからたどってください。

あわせて、次の点を手元で確かめておくと、後の判断がしやすくなります。

  • らしんばんで使ったのは、通信販売か、通信買取か、店舗か
  • 通信買取で口座を登録したことがあるか、それはどの銀行のどの口座か
  • 本人確認でどの書類(運転免許証など)を使ったか
  • 同意書を提出したことがあるか
  • らしんばんに登録したメールアドレスと電話番号はどれか

会社が公開した問答で示された答え

らしんばんは、10月1日のお知らせとは別に、「不正アクセスおよび個人情報漏えいの可能性に関するQ&A」というページを公開しています。利用者が迷いやすい点に、会社が直接答えたものです。内容を、問いごとに要点だけ並べます。

問い 会社の答えの要点
漏えいした情報を知りたい お知らせとお詫びのページで確かめてほしい
自分の情報は漏えいしているか 該当の客には順次メールしている。専用の問い合わせ窓口を設けた
メールが届いたが、どの情報が対象か 使ったサービスや使い方で違う。サービスを使うときに記入・提出した情報が対象。カード番号とパスワードは対象外
9月14日から16日に使っていないのにメールが届いた それ以前に使った客の一部も対象。調査で可能性がある客へ送っている
免許証の画像は漏えいしているか 免許証を含む本人確認書類の画像の漏えいはない
クレジットカード番号は漏えいしているか 漏えいはない
パスワードは漏えいしているか 今回漏えいした情報に含まれていない
LINEやPayPayへの誘導リンクを含むメールが届いた メールからLINEやPayPayに誘導して登録を促すことはない。URLを押さず削除を
お詫びのメールが届かない場合は対象外か 可能性がある人へ順次案内している。少し待ってほしい
知らない番号やアドレスから連絡があった。今回の件が原因か 直接の関係があるかは会社では把握できない。開封や返答をしないでほしい

この中で見落としやすいのは、対象期間と利用の時期の関係です。不正アクセスがあったのは9月14日から16日ですが、その3日間に使った人だけが対象になるわけではありません。会社のシステムに残っていた、それ以前の利用者の情報の一部も対象になると答えています。「その頃は使っていないから関係ない」と考えず、メールが届いたら対象として備えてください。

最後の問いへの答えも大切です。知らない番号や送信元から連絡が来ても、それが今回の件によるものかどうかは、会社にも分からないとされています。原因がどこにあるかを考えるより、届いた連絡には開封や返答をしないという対応を先に取るほうが確実です。

メールが届いた人がすること

漏えいした可能性がある項目に合わせて、すぐできることを順に並べます。

金融機関やらしんばんを名乗る連絡で、暗証番号やパスワードを答えない

らしんばんは、メール、SMS、電話などでパスワードやクレジットカード情報を尋ねることはないと明記しています。銀行や決済サービスも、電話やメールで暗証番号を聞くことは通常ありません。口座番号や名義が正しく書かれた連絡が来ても、それだけで本物だと判断せず、その金融機関の公式サイトや通帳、キャッシュカードに書かれた番号から自分で問い合わせ直します。

買取で登録した口座の入出金を見直す

通信買取で口座を登録した人は、その口座の入出金の記録を、通帳かネットバンキングで見直します。身に覚えのない引き落としや、知らない会社からの口座振替の登録の知らせがないかを見ます。不審な動きがあれば、すぐにその銀行に連絡します。ネットバンキングを使っている人は、ログインのパスワードを他のサービスと分け、ワンタイムパスワード(1回限り使える確認用の番号)や多要素認証を設定しておきます。

自分の名義で身に覚えのない契約が申し込まれていないかに気を配る

本人確認書類の番号が含まれる可能性があるため、身に覚えのない契約の連絡に注意します。クレジットカード会社や携帯電話会社、消費者金融から、申し込んだ覚えのない審査や契約の連絡、郵便が届いたら、無視せずにその会社の公式の窓口に確かめます。信用情報機関に本人開示を申し込むと、自分の名義でのローンやクレジットの申込みや契約の記録を確かめる方法もあります。

住所あての郵便と電話に気を配る

住所と電話番号も一覧に入っています。らしんばんを名乗る郵便物や、知らない番号からの電話、SMSに注意します。住所が漏れたときに起きることと備えは、個人情報が流出して住所が漏れたときの対応|起きることと防ぎ方の順番で、電話番号については電話番号の流出チェックの方法|流出したらどうなるかと迷惑電話・SMSへの備え 2026で詳しく説明しています。

しなくてよいこと

発表の範囲では、次のことは急いでする必要はありません。

  • クレジットカードの停止や再発行(カード情報の漏えいはないとされている)
  • マイナンバーカードに関する手続き(マイナンバーは取得・保管していないとされている)
  • らしんばんのパスワードの変更(パスワードは漏えいした情報に含まれていないとされている)

ただし、らしんばんと同じパスワードを他のサービスでも使っている人は、今回の件とは別に、使い回しをやめておくと安心です。

らしんばんを装う連絡の具体例と見分け方

今回の件では、不正アクセスの発表より前の9月23日の時点で、らしんばんをかたる偽メールの注意喚起が出ていました。10月1日のお知らせでも、同社や第三者を装ったメール、SMS、郵便、電話が来る可能性があると書かれています。

発表やQ&Aで実際に触れられている手口は次のとおりです。

  • 注文がキャンセルになったとして、返金のためにLINEへの登録を求めるメール
  • LINEやPayPayへの誘導リンクを含むメール

らしんばんは、メールからLINEやPayPayに誘導して登録を促すことはないとしています。LINEへの登録や連絡を求めて返金の手続きを案内することもないと書かれています。このようなメールが届いたら、リンクを押さず、削除してください。

ほかに、今回の状況に便乗して考えられる文面の型には次のようなものがあります。

  • 「買取代金の振込に不備がありました。口座情報を再登録してください」
  • 「情報漏えいのお詫びとして返金します。こちらから手続きしてください」
  • 「本人確認のため、免許証の写真を送ってください」
  • 「お客様の口座が不正に使われています。暗証番号を確認させてください」

見分けるときに見る点は次のとおりです。

  1. 返金やお詫びを理由に、LINEやPayPay、別のサイトへの登録を求める連絡は疑う
  2. 期限を区切って急がせる文面は、まず疑う
  3. パスワード、カード番号、暗証番号、本人確認書類の写真を求める連絡には応じない
  4. メールの送信元の表示名ではなく、実際のアドレスのドメイン(@より後ろの部分)を見る
  5. 届いた内容を、らしんばんのお知らせの一覧に同じ内容が載っているかで確かめる

LINEに誘導して返金をうたう手口の流れは、LINE副業詐欺の手口|友だち追加から入金までの流れと見分け方で扱っている手口とよく似ています。友だち追加をさせ、そこから別の支払いや個人情報の入力に誘う流れです。

もし偽のページに口座の暗証番号やネットバンキングのパスワードを入力してしまった場合は、すぐにその銀行に連絡し、口座の利用を止めてもらう相談をします。カード番号を入力してしまった場合は、カードの裏面にある電話番号からカード会社に連絡します。

メールが届いてから1か月の見直しの順番

漏えいした可能性がある情報が多いと、何から手をつければよいか迷いがちです。すぐすることと、しばらく続けることを分けて、時期ごとに並べます。

メールが届いた日にすること

  1. 届いたメールが本物かを、らしんばんのサイトを自分で開いて確かめる
  2. 通信買取で口座を登録したことがあるかを思い出し、あればその銀行とどの口座かをメモにする
  3. 本人確認でどの書類を使ったかを思い出す
  4. 家族の誰かが同じ住所や電話番号でらしんばんを使っていれば、その人にも知らせる

1週間のうちにすること

  1. 買取で登録した口座の入出金を、通帳かネットバンキングで見直す
  2. ネットバンキングのパスワードが他のサービスと同じなら変え、多要素認証を設定する
  3. らしんばんと同じパスワードを他のサービスで使っていれば、今回の件とは別に変えておく
  4. 届いた不審なメールやSMSがあれば、日時と内容をメモに残してから削除する

1か月ほど続けること

  1. 口座の入出金を、ふだんより少し頻繁に見る
  2. 身に覚えのない審査や契約の連絡、郵便が届いていないかに気を配る
  3. らしんばんのお知らせの一覧を、ときどき開いて続報がないかを見る

続報で対象の項目や原因が新たに分かったら、その内容に合わせて見直しの中身を変えます。たとえば、ほかの項目が加わった場合は、その項目に合わせた備えを追加します。反対に、何も起きないまま時間が過ぎても、漏えいした可能性がある情報は消えるわけではありません。不審な連絡に答えないという構えは、しばらく続けておきましょう。

問い合わせ窓口

今回の件の問い合わせ先は、10月1日のお知らせに次のとおり載っています。

名称 受付 対応時間
個人情報に関する専用お問い合わせフォーム 受付随時 平日10時から18時

電話の窓口は、発表に載っていません。個別の問い合わせには対象者の確認と本人確認が必要なため、専用のフォームから受け付けるとされています。フォームは、らしんばんのお知らせとお詫びのページのリンクからたどってください。メールやSNSで送られてきたリンクから開かないほうが安全です。

お知らせには、メールやWebページに書いた内容以外については、個別に答えられない場合があること、内容を確認したうえで担当者から順次回答することも書かれています。問い合わせるときは、次の点を先にメモにしておくと話がまとまりやすくなります。

  • らしんばんに登録した氏名とメールアドレス
  • 個別のメールが届いたかどうか、届いた日
  • 使ったサービス(通信販売、通信買取、店舗)
  • 不審な連絡が届いていれば、その日時と内容
  • 確かめたいこと(自分が対象か、どの項目が対象か、など)

在宅で仕事をする人が気をつけること

グッズの売り買いは趣味の範囲のことですが、在宅で業務委託の仕事を受けている人は、報酬の振込先と同じ口座を買取の受け取りに使っていることがあります。その場合、今回漏えいした可能性がある口座は、仕事の報酬が入る口座でもあります。取引先を名乗って「振込先の確認」を求める連絡が来ても、正しい口座番号が書かれているからといって、本物だと判断しないでください。

在宅で働く人は、取引先から顧客の名簿、原稿、デザインのデータなどを預かる立場になることもあります。自分のアカウントが乗っ取られると、預かった取引先の情報まで外に出るおそれがあります。

個人情報保護委員会の漏えい等の対応のページでは、事業者に委員会への報告が義務づけられる場合として、要配慮個人情報(病歴など、とくに慎重に扱う情報)を含む漏えい等、不正に使われるとお金の被害が出るおそれがある漏えい等、不正の目的で行われたおそれがある漏えい等、本人の数が1,000人を超える漏えい等が挙げられています。不正アクセスによる漏えいは、不正の目的で行われたおそれがある例として示されています。報告は発覚したら速やかに行い、不正の目的で行われたおそれがある場合は発覚日から60日以内とされています。今回、らしんばんも個人情報保護委員会へ報告したと発表しています。

業務委託で個人情報を扱う人が、自分の端末やアカウントから預かった情報を漏らしてしまった場合、まず対応を迫られるのは委託元の取引先です。どこまでが自分の責任になるかは契約の内容や事情で変わるので、ここでは断定できません。それでも、気づいた時点ですぐ取引先に伝えることが、取引先が必要な手続きを進めるうえで欠かせない点は変わりません。個人情報保護法について一般的な相談をしたいときは、個人情報保護委員会の個人情報保護法相談ダイヤル(03-6457-9849、受付時間9時30分から17時30分、土日祝日と年末年始を除く)があります。

今回の件をきっかけに、仕事で使う口座とアカウントについて次の点を見直しておくと安心です。

  • 報酬の振込先の口座を、趣味の買取や通販の受け取りと分けるか
  • 取引先からの振込先の変更や確認の連絡を、どの手段で確かめ直すかを決めているか
  • 仕事のメールやクラウドストレージのパスワードを、他のサービスと分けているか
  • 仕事で使うアカウントに多要素認証を設定しているか
  • 取引先から預かったデータを、必要がなくなったあとも手元に残していないか

フリーランス・在宅ワークの仲介を長く続けてきた運営者として見てきた限りでは、長く取引が続く人ほど、納品物の質だけでなく、お金と情報の扱い方で信頼を得ています。振込先の確認を必ず別の手段で取り直す、仕事と趣味の口座やアカウントを分ける、といった地味な手当てが、そのまま取引先からの評価につながっていきます。中間の手数料が乗らない直接の取引では、こうした信頼が次の依頼と手取りの厚さに結びつきます。

アカウントを守る力を仕事に生かす

情報の守り方は、自分の身を守る知識であると同時に、仕事として求められる力でもあります。企業の中には、社員向けのセキュリティの研修資料の作成、利用者向けの注意喚起の文面づくり、社内のアカウントの棚卸しの手伝いなどを、外部の人に頼むところがあります。今回のような事案を公式の発表から正確に読み取り、「何が含まれて何が含まれないか」「利用者は何をすればよいか」を整理する作業も、その一つです。

セキュリティの仕事を在宅で受けたい場合、いきなり専門的な診断の仕事を目指す必要はありません。まずは自分の口座とアカウントの管理を整え、事案の発表を正確に読む習慣をつけるところから始められます。@SOHOのAI・マーケティング・セキュリティのお仕事では、在宅で受けられるセキュリティ関連の仕事の種類と探し方を紹介しています。

らしんばんの件は、2026年11月1日時点で対象者への個別のメールが順次送られ、原因と影響範囲の調査が続いている段階です。メールが届いた人は、金融機関やらしんばんを名乗る連絡で暗証番号やパスワードを答えないこと、買取で登録した口座の入出金を見直すこと、身に覚えのない契約の連絡に気を配ることの3つを先に済ませ、続報はらしんばんのお知らせの一覧で確かめてください。

よくある質問

Q. らしんばんの情報漏洩で、自分が対象かはどうやって分かりますか?

らしんばんから個別にメールを受け取った人が、漏えいの可能性がある人とされています。メールは事実確認ができしだい順次送られているので、まだ届いていない人もいます。不正アクセスの対象期間は2026年9月14日から16日ですが、それより前に使った人の一部も対象です。確かめたいときは、お知らせのページから専用お問い合わせフォームを使ってください。

Q. 免許証の写真を送ったことがありますが、漏れていますか?

10月9日の追記で、免許証を含む本人確認書類の画像の漏えいはないとされています。ただし、本人確認書類の種別と番号の情報は、漏えいした可能性がある項目に入っています。氏名や住所、生年月日とあわせて悪用される手口に備え、身に覚えのない契約や審査の連絡が届いたら、その会社の公式の窓口に確かめてください。

Q. 買取の振込に使った口座はどうすればよいですか?

口座番号と名義は漏えいした可能性がある項目に入っています。まず、その口座の入出金を通帳かネットバンキングで見直し、身に覚えのない動きがあればすぐ銀行に連絡します。口座番号が正しく書かれた連絡でも、暗証番号やパスワードは答えないでください。らしんばんは、メールや電話でパスワードやカード情報を尋ねることはないと明記しています。

Q. 返金のためにLINEに登録するよう求めるメールが届きました。本物ですか?

らしんばんは、メールからLINEやPayPayに誘導して登録を促すことはないとしています。9月23日にも、注文のキャンセルと返金を理由にLINEへの登録を求めるメールについて注意喚起を出しています。リンクを押さず、LINEへの登録や返信、個人情報の入力をしないで、メールを削除してください。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年11月1日
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