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いえらぶCLOUDの情報漏えいの可能性|部屋探しをした人の氏名・連絡先・希望条件 対象と確かめること 2026

@SOHO編集部
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いえらぶCLOUDの情報漏えいの可能性|部屋探しをした人の氏名・連絡先・希望条件 対象と確かめること 2026

この記事のポイント

  • ✓いえらぶの情報漏洩について
  • ✓2026年4月8日の第一報と4月30日の第二報をもとに整理
  • ✓不動産会社が使う「いえらぶCLOUD」への不正アクセスで

いえらぶの情報漏洩について、不動産会社向けのクラウドサービスを提供する株式会社いえらぶGROUPは2026年4月8日、同社のクラウドサービスに第三者による不正アクセスがあり、データが不正に取得されたと発表しました。2026年4月30日の第二報では、流出した可能性のある情報として、物件探しをした個人と法人とのやり取りの履歴の一部に含まれる氏名、メールアドレス、電話番号、住所、希望物件の条件などが挙げられています。クレジットカード情報、要配慮個人情報、マイナンバー情報の流出の事実は確認されていないと書かれています。 不動産会社で部屋や家を探したことがある人がまずすることは、いえらぶGROUPや不動産会社からの個別の案内が届いていないかを確かめること、不動産会社やポータルサイトを名乗る心当たりのない電話やメール、郵便に注意すること、分からなければいえらぶGROUPの専用窓口に確かめることの3つです。

2026年11月1日時点で、いえらぶGROUPのニュース一覧に出ているこの件の発表は、2026年4月8日の第一報と4月30日の第二報の2本です。いえらぶCLOUDを使っていた不動産会社などは、それぞれのウェブサイトで自社のお客様への影響を発表しています。この記事は、いえらぶGROUPと、各社の公式発表を11月1日に開き直して確かめた範囲で書いています。報道の数字や推測は入れていません。件数は、いえらぶGROUPの発表には書かれていません。

いえらぶCLOUDへの不正アクセスで何が起きたのか

いえらぶCLOUDは、株式会社いえらぶGROUPが不動産会社向けに提供しているクラウドサービスです。いえらぶGROUPのサイトには「いえらぶは宅建業者ではありません」とあり、同社自身が部屋を貸したり売ったりするのではなく、不動産会社の業務を支える仕組みを提供する立場です。第二報のお詫びの相手としては、不動産会社、ポータルサイト運営企業、エンドユーザー(部屋探しをする人)が挙げられています。

部屋探しをする人の多くは、いえらぶCLOUDという名前を知らないはずです。後の節で紹介するとおり、アットホームは、いえらぶCLOUDを通じて連携各社のサービスに問い合わせた一部のお客様の情報が漏えいした可能性があると説明しています。いえらぶCLOUDを使っている不動産会社に、直接またはポータルサイトを通じて問い合わせた人の情報が、今回の件にかかわりうる、ということです。

第二報の骨子は次のとおりです。

  • 2026年4月5日に、悪意のある第三者によるシステムへの不正アクセスと、システムの脆弱性が発端となって、データ流出のインシデントが起きた
  • 外部の専門機関による調査の結果、社内の調査の内容と違いは認められなかった
  • 外部のサイトを調べたところ、流出していた情報との関連の可能性が極めて高いと認められた
  • 攻撃者は、インフォスティーラーなどを使って、いえらぶGROUPの顧客(不動産会社など)のアカウント情報を盗んでいた可能性が高い
  • 流出した可能性のある情報は、物件探しをした個人と法人とのやり取りの履歴の一部に含まれる、氏名、メールアドレス、電話番号、住所、希望物件の条件など

脆弱性とは、システムの作りの弱いところで、攻撃に使われるおそれのある穴のことです。インフォスティーラーとは、パソコンに入り込んで、ブラウザに保存されたIDやパスワードなどを盗み出すマルウェア(悪意のあるプログラム)のことです。

いえらぶGROUPは「流出した可能性のある情報」「含まれる可能性のある情報」という言い方をしています。この記事でも、流出したと言い切らずに書きます。

公表の経緯と、2026年11月1日時点で分かっていること

いえらぶGROUPの発表と、各社の発表の日付を表にまとめます。

日付 出来事
2026年4月5日 不正アクセスとシステムの脆弱性が発端となり、データ流出のインシデントが起きる
2026年4月6日 異常なアクセスを検知して遮断。アクセスされた箇所を修正し、社内調査を始める
2026年4月8日 不正アクセスと情報漏えい、外部サイトへの流出のおそれを検知。同じ日に個人情報保護委員会と警察へ報告し、外部の専門家による調査を始める。第一報を公表
2026年4月24日 一誠商事が、自社のお客様の情報の一部に流出の可能性があると発表
2026年4月30日 いえらぶGROUPが第二報を公表
2026年5月1日 アットホーム、日本財託グループ、イオンモール(イオンハウジング)がそれぞれ発表
2026年6月15日 イオンモールが、イオンハウジングネットワーク加盟店についての第2報を発表

第一報の時点では、「社外関係者に関する情報および当社に関する情報が不正に読み出されたことを確認しました」とだけ書かれており、どの情報が対象かは分かっていませんでした。第二報で、物件探しをした人とのやり取りの履歴の一部が対象だと分かりました。

2026年11月1日時点で、いえらぶGROUPのニュース一覧を第一報の後から確かめたところ、第二報より後のこの件の発表は見つかりませんでした。対象の件数、補償、調査の最終報告についての発表もありません。

なお、問い合わせの電話番号が、第一報と第二報で変わっています。第一報では050-5794-1573、第二報では0120-962-963です。この記事では、新しい第二報の番号を載せます。古い番号を載せたままの会社の発表もあるので、電話するときは第二報の番号を使うと確実です。

第一報と第二報で分かったことの違い

検索で古い記事を読むと、第一報の時点の内容だけが書かれていることがあります。第一報と第二報で何が変わったかを並べておきます。

項目 第一報(2026年4月8日) 第二報(2026年4月30日)
起きたこと 第三者による不正アクセスを確認し、データが不正に取得されたことが判明 不正アクセスとシステムの脆弱性が発端のデータ流出インシデント
対象の情報 社外関係者に関する情報と、当社に関する情報が不正に読み出された 物件探しをした人とのやり取りの履歴の一部(氏名、メールアドレス、電話番号、住所、希望物件条件など)
確認されていない情報 記載なし クレジットカード情報、要配慮個人情報、マイナンバー情報など
原因 記載なし 顧客のアカウント情報がインフォスティーラーなどで盗まれていた可能性が高い
電話窓口 050-5794-1573 0120-962-963

第一報では、いえらぶGROUPが2026年4月6日に不正アクセスの可能性に気づいて初動の調査を始め、4月8日から本格的な調査に入ったと書かれていました。第二報では、発生は4月5日、異常なアクセスの検知と遮断は4月6日と、日付がより細かく示されています。

第二報で大きく分かったのは、対象の情報の中身と、原因の見立てです。部屋探しをした人にとって大事なのは第二報の内容なので、この記事では第二報を中心に書いています。

流出した可能性のある情報と、確認されていない情報

第二報に書かれた項目を表にします。

区分 項目
流出した可能性のある情報 氏名、メールアドレス、電話番号、住所、その他希望物件条件など。物件探しをした個人と法人とのやり取りの履歴の一部
流出の事実が確認されていない情報 クレジットカード情報、要配慮個人情報、マイナンバー情報など
件数 発表に記載なし

第二報の原文は次のとおりです。

含まれる可能性のある情報は、氏名、メールアドレス、電話番号、住所、その他希望物件条件など、物件探しをされた個人様と法人様とのやり取り履歴の一部で、クレジットカード情報や、要配慮個人情報、マイナンバー情報などの流出事実は確認されておりません。 出典: 株式会社いえらぶGROUP「【第二報】当社のクラウドサービスへの不正アクセスに関する調査状況および今後の対応について」

「法人様」とは、ここでは物件探しの相手になった不動産会社などを指すと読めます。つまり、部屋探しをした人が不動産会社とやり取りした内容の一部が対象、ということです。

希望物件の条件とは、探している地域、家賃や価格の範囲、間取り、入居の時期などのことです。こうした情報は、それだけでは名前ほど目立ちませんが、引っ越しを考えていることや、およその予算が分かる情報でもあります。後の節で、この点に便乗した連絡への備えを書きます。

要配慮個人情報とは、病歴や犯罪の経歴など、知られると差別や偏見につながるおそれのある情報として、法律で特に慎重な扱いが求められている情報のことです。これらの流出の事実は確認されていないと書かれています。

原因は顧客のアカウント情報の盗用と、システムの脆弱性

第二報では、原因について2つのことが書かれています。

1つめは、悪意のある第三者によるシステムへの不正アクセスと、システムの脆弱性が発端だったことです。脆弱性の中身は書かれていません。

2つめは、攻撃者がインフォスティーラーなどを使って、いえらぶGROUPの顧客、つまりいえらぶCLOUDを使っている不動産会社などのアカウント情報を盗んでいた可能性が高いことです。

また、攻撃者はインフォスティーラー等を用い、当社クライアントのアカウント情報を窃取していた可能性が高いことが判明しております。 出典: 株式会社いえらぶGROUP「【第二報】当社のクラウドサービスへの不正アクセスに関する調査状況および今後の対応について」

まとめると、いえらぶCLOUDを使う側のパソコンから盗まれたIDとパスワードと、システムの弱いところの両方が使われた、という説明です。どの不動産会社のパソコンから盗まれたのかは書かれていません。日本財託グループの発表でも、いえらぶGROUPの第二報と同じ経緯が紹介されています。

いえらぶGROUPの対応と再発防止策

第二報に書かれている対応は次のとおりです。

  • 問い合わせのあった不動産会社には、いえらぶGROUPの担当者が順次対応
  • 対象となる個人には、順次、個別に案内
  • 連絡先が分からないなどで個別の通知が難しい場合は、第二報の公表をもって案内に代える
  • 心当たりのない電話やメールなどに注意するよう呼びかけ
  • 不審な連絡を受けた場合は、専用窓口へ連絡するよう案内

再発防止策としては、次の5つが挙げられています。

  • 脆弱性の根本的な修正
  • 多要素認証の導入
  • アクセスの監視と遮断の強化
  • IP制限機能の無償化
  • 従業員への情報セキュリティ教育の強化

多要素認証とは、IDとパスワードに加えて、スマートフォンに届く確認コードなど別の手段も使ってログインする仕組みのことです。IP制限機能とは、決められた場所(会社のネットワークなど)からしかログインできないようにする機能のことです。この機能を無償にしたことで、使う不動産会社が追加の費用なしで、決めた場所以外からのログインを止められるようになったと読めます。

第一報と第二報には、お詫びの品や金銭での補償についての記載はありません。2026年11月1日時点でも、補償についての発表は出ていません。漏えいで補償が出る場合と出ない場合の考え方は、情報漏洩の補償はもらえるのか|お詫び金・ポイントの例と利用者が確かめることで整理しています。

イオンモール、アットホームなど、各社の発表

いえらぶCLOUDを使っていた会社や、データの連携をしていた会社が、それぞれ発表を出しています。2026年11月1日時点で公式のページを開いて確かめられた範囲をまとめます。ここに載っていない会社も、いえらぶCLOUDを使っている可能性があります。

イオンモール(イオンハウジング)

イオンモール株式会社のハウジング事業推進部は、イオンハウジング事業を手がけています。2026年5月1日の第1報で、イオンハウジングのイオンモール直営店がいえらぶCLOUDを使っており、2026年4月29日付でいえらぶGROUPから、データが不正に取得されたことが判明したとの報告を受けたと発表しました。対象となる情報は「氏名、メールアドレス、電話番号、住所連絡先等」で、クレジットカード情報とマイナンバー情報の流出の事実は確認されていないとしています。イオンモールのシステムへの直接的な侵害は確認されていないとも書かれています。

2026年6月15日の第2報では、イオンハウジングネットワーク加盟店が使ういえらぶCLOUDについても、2026年5月29日付で、データが不正に取得されたことが判明したとの報告を受けたと発表しています。発表には、次の13店舗が挙げられています。

店舗 運営する会社
イオンハウジング イオンモール高崎店 株式会社メイクワン
イオンハウジング イオンモール与野店 株式会社フォーメンバーズ
イオンハウジング イオンモール川口店 株式会社フォーメンバーズ
イオンハウジング イオンモール上尾店 K'sエステート株式会社
イオンハウジング 市川妙典店 株式会社フォーメンバーズ
イオンハウジング イオンモール津田沼North店 株式会社君津住宅
イオンハウジング イオン新浦安ショッピングセンター店 株式会社ネクストステージ
イオンハウジング 八丁堀店 株式会社フォーメンバーズ
イオンハウジング 福井市店 株式会社住まいのKOEI
イオンハウジング イオンモール茨木店 オクトパスワークス株式会社
イオンハウジング JR淡路店 株式会社Cozy
イオンハウジング イオンモール神戸南店 株式会社スマートスタイル
イオンハウジング イオンモール筑紫野店 株式会社福岡エージェンシー

加盟店各社のシステムへの直接的な侵害は確認されていないとしています。イオンモールの発表は、イオンハウジングの第1報と第2報で読めます。

アットホーム

不動産情報サイトを運営するアットホーム株式会社は、2026年5月1日に「他社サービスにおける個人情報の漏えいと弊社サービスへの影響について」を発表しました。アットホームはいえらぶGROUPとデータの連携をしており、自社のシステムが不正アクセスを受けた事実と、自社が持つ個人情報の漏えいは確認されていないとしています。そのうえで、いえらぶGROUPの第二報で、いえらぶCLOUDを通じて、アットホームを含む連携各社のサービスに問い合わせた一部のお客様の情報が漏えいした可能性があると報告されている、と書いています。個別の影響の有無は、いえらぶGROUPの窓口に問い合わせるよう案内しています。発表の中で、2026年4月10日にもお知らせを出したことに触れています。

つまり、アットホームのサイトで物件を見て、いえらぶCLOUDを使っている不動産会社に問い合わせた人の情報が、いえらぶCLOUDの側で対象になりえる、という整理です。アットホームの発表はこちらのお知らせで読めます。

日本財託グループ

日本財託グループは、日本財託管理サービスが賃貸仲介の仕組みとしていえらぶCLOUDを一部使っていると発表しています。いえらぶGROUPから2026年4月30日付で第二報を受け取り、流出した可能性のある部屋探しをした客の情報として、第二報と同じ項目を挙げています。個人情報が流出したおそれのある客には、いえらぶGROUPと連携して、順次個別にメールなどで連絡するとしています。日本財託管理サービスとしても、委託先へのセキュリティの要件の見直しと監督体制の強化に取り組むと書いています。発表は日本財託グループの新着情報にあります。

一誠商事

一誠商事株式会社は2026年4月24日に、いえらぶGROUPから報告書を受け取り、自社が扱うお客様の情報の一部にも流出の可能性があるとの報告を受けたと発表しました。流出の可能性がある情報は、一誠商事を通じて部屋探しなどのサービスを使った客に関する情報だとしています。問い合わせはいえらぶGROUPの専用窓口へ、と案内しています。発表は一誠商事のインフォメーションにあります。一誠商事の発表に載っている電話番号は、いえらぶGROUPの第一報のときの番号です。

自分が対象かを確かめる方法

いえらぶGROUPは件数も、使っていた不動産会社の一覧も公表していません。そのため、自分が対象かどうかは、次の順番で確かめます。

1. 不動産会社とのやり取りを思い出す

賃貸や売買の物件を探して、不動産会社に問い合わせたり、来店して相談したりしたことがあるかを思い出します。ポータルサイト経由の問い合わせも含みます。発表には、どの期間のやり取りが対象かは書かれていません。

2. 不動産会社やいえらぶGROUPからの案内を探す

いえらぶGROUPは、対象となる個人に順次個別に案内するとしています。日本財託グループのように、不動産会社がいえらぶGROUPと連携して連絡するとしている会社もあります。部屋探しに使ったメールアドレスの受信箱で、「いえらぶ」「不正アクセス」「個人情報」などの語を検索します。迷惑メールのフォルダも見ます。

3. やり取りした不動産会社の発表を確かめる

やり取りした不動産会社のウェブサイトに、いえらぶCLOUDについてのお知らせが出ていないかを見ます。この記事で挙げた会社のほかにも、多くの不動産会社が発表を出しています。会社のサイトの「お知らせ」「ニュース」の欄に載っていることが多いです。

4. 分からなければ専用窓口に聞く

いえらぶGROUPの専用窓口で、個別の影響の有無を確かめられます。アットホームや一誠商事、イオンモールも、いえらぶGROUPの窓口への問い合わせを案内しています。

部屋探しをした人がすること

流出した可能性のある項目に合わせて、要ることだけを書きます。

不動産会社やポータルサイトを名乗る連絡に気をつける

氏名、住所、電話番号、メールアドレスに加えて、希望物件の条件がそろうと、不動産会社を名乗る連絡が本物らしく見えやすくなります。たとえば次のような連絡です。

  • 「ご希望の条件に合う物件が出ました。申込金を今日中に振り込めば押さえられます」という電話やメール
  • 「入居審査のために、運転免許証の画像と口座の情報を送ってください」というメール
  • 「個人情報流出のお詫びに仲介手数料を割り引くので、本人確認のためにカード番号を」という連絡
  • 「引っ越しの見積もりを無料で」とうたう、知らない業者からの電話

本物の不動産会社かどうかは、相手が自分の希望条件を知っているかどうかでは判断できません。今回の件では、まさにその条件が流出した可能性があるからです。お金や本人確認の書類の話が出たら、相手の言う番号ではなく、自分で調べた不動産会社の代表番号にかけ直して確かめます。

いえらぶGROUPも、心当たりのない電話や郵送物、電子メールが届いたときは応答や開封に注意するよう呼びかけ、不審な連絡を受けた場合は窓口に連絡するよう案内しています。

住所と電話番号への備え

住所が知られると、郵便やチラシ、訪問による勧誘が届くことがあります。住所が漏れたかもしれないときに起きることと、その備えは、個人情報が流出して住所が漏れたときの対応|起きることと防ぎ方の順番にまとめています。電話番号については、電話番号の流出チェックの方法|流出したらどうなるかと迷惑電話・SMSへの備えで、迷惑電話やSMSへの備え方を説明しています。

メールのリンクと添付ファイルに気をつける

メールアドレスも対象です。不動産会社やポータルサイトを名乗るメールで、「物件の資料はこちら」「契約書をご確認ください」とファイルを開かせたり、ログインさせたりするものには気をつけます。メールの見分け方は、フィッシング詐欺メールの見分け方|5秒で振り分ける手順と開いた後の対処が参考になります。

パスワードはどうするか

第二報には、部屋探しをした人がログインに使うパスワードが対象だとは書かれていません。ポータルサイトの会員のパスワードについても触れられていません。今回の件だけを理由にパスワードを変える必要は示されていませんが、ポータルサイトで同じパスワードを他のサービスにも使っているなら、使い回しをやめておくと安心です。

これから部屋探しをする人が気をつけること

今回の件を知って、これから不動産会社に問い合わせるのをためらう人もいるかもしれません。部屋探しでは、どうしても名前や連絡先、希望の条件を伝える必要があります。そのうえで、伝える情報を少し整理しておくと、何かあったときの影響を小さくできます。

  • 最初の問い合わせでは、名前とメールアドレス、希望の条件だけを伝え、住所や勤め先、年収などは内見や申し込みの段階になってから伝える
  • 本人確認の書類(運転免許証など)の画像は、申し込みを決めた不動産会社にだけ、その会社の決めた方法で送る。メールの返信で送るよう求められたら、送り方を電話で確かめる
  • 複数の不動産会社に同じ物件を問い合わせるときは、どの会社にいつ問い合わせたかをメモしておく。後から「どの会社から連絡が来たのか」を確かめやすくなる
  • 申込金や手付金の振り込みは、契約の内容と振込先の名義を不動産会社の窓口で確かめてから行う

申し込みのときに求められる書類や費用は、物件や会社によって違います。迷ったら、急がずに不動産会社の店舗に電話して確かめることが一番の備えです。「今日中に振り込まないと物件がなくなる」と急がされる連絡は、本物であっても一度立ち止まって確かめてかまいません。

不動産会社で働く人が確かめること

いえらぶGROUPの第二報では、攻撃者がいえらぶCLOUDを使う側のアカウント情報を盗んでいた可能性が高いとされています。不動産会社でいえらぶCLOUDを使っている人は、自分の会社の守りも見直しておく必要があります。

  • 第二報で再発防止策として挙げられた多要素認証を、自社のアカウントで有効にしているか
  • 無償になったIP制限の機能を使い、決めた場所以外からのログインを止められているか
  • いえらぶCLOUDにログインするパソコンで、ブラウザにパスワードを保存していないか
  • 退職した人のアカウントが残っていないか
  • 自社のお客様から問い合わせがあったときに、誰が答えるか、いえらぶGROUPのどの窓口につなぐかを決めているか

イオンモールや日本財託グループ、一誠商事のように、自社のサイトで影響を発表した会社もあります。自社のお客様にどう知らせるかは、いえらぶGROUPの担当者と相談して決めることになります。

インフォスティーラーから自分のパソコンを守る

今回の原因の1つとされたインフォスティーラーは、不動産会社に限らず、個人のパソコンも狙います。ブラウザに保存されたIDとパスワード、ログインしたままの状態を保つための情報などを盗み、攻撃者に送ります。盗まれた情報は、別のサービスへのログインに使われることがあります。

個人でできる守り方を挙げます。

  1. ソフトは公式のサイトやアプリストアからだけ入れる。無料をうたう改造版のソフトや、出どころの分からない道具は入れない
  2. メールの添付ファイルは、心当たりがあるものでも、送り主に確かめてから開く
  3. 大事なサービスのパスワードは、ブラウザではなくパスワード管理アプリに保存し、アプリ自体を多要素認証で守る
  4. メールやネットバンキング、ネット通販のアカウントには、多要素認証やパスキーを設定する
  5. パソコンのOSとブラウザ、ウイルス対策ソフトを最新の状態に保つ

パスワードが盗まれたかもしれないときの対処の順番は、パスワードが漏洩したらどうなる|変更の順番と使い回しの見直し方で説明しています。

問い合わせ窓口

いえらぶGROUPの第二報に載っている窓口は次のとおりです。

項目 内容
窓口 株式会社いえらぶGROUP 本件に関するお問い合わせ専用窓口
フォーム いえらぶGROUPのお問い合わせ専用フォーム
電話番号 0120-962-963
受付時間 平日9:45から19:00

イオンハウジングで相談した人は、イオンモールの発表にある窓口も使えます。

項目 内容
窓口 イオンモール株式会社 総務部(個人情報保護に関する問い合わせ)
電話番号 043-212-6450(代表)
受付時間 平日10:00から17:00(土日祝日を除く)
加盟店の場合 加盟店各社が受け付ける。店舗の一覧と連絡先はイオンハウジングのサイトに掲載

問い合わせるときは、部屋探しをした時期、問い合わせた不動産会社の名前、使った氏名とメールアドレス、電話番号を手元に用意しておくと話が早く進みます。不審な連絡が来ている場合は、その日時と相手の名乗り、番号やアドレスも控えておきます。

発表に書かれていないこと

2026年11月1日時点で、発表に書かれていないことを整理しておきます。

  • 流出した可能性のある情報の件数
  • いえらぶCLOUDを使っていて影響を受けた不動産会社の数と一覧
  • どの期間のやり取りが対象か
  • 外部のサイトに出ていた情報がどのようなものか
  • 脆弱性の中身と、どの顧客のアカウントが盗まれたか
  • お詫びの品や補償の有無

これらを推測で埋めずに、いえらぶGROUPのニュース一覧と、やり取りした不動産会社のお知らせを時々確かめるのが確実です。

特に件数は、検索で見つかる記事によって書き方がまちまちです。いえらぶGROUPの公式発表には件数が書かれていないため、件数を挙げている記事を見かけても、それが公式の数字ではないことを覚えておきます。自分が対象かどうかは、件数ではなく、個別の案内と窓口で確かめるのが確実です。各社の発表に書かれた内容も、それぞれの会社のお客様についてのもので、いえらぶCLOUDを使うすべての会社に同じことが当てはまるとは限りません。

在宅で仕事をする人が気をつけたいこと

今回の件で注目したいのは、攻撃者がインフォスティーラーなどで、サービスを使う側のアカウント情報を盗んでいた可能性が高い、とされている点です。サービスそのものがどれだけ守られていても、使う人のパソコンからIDとパスワードが盗まれれば、正面からログインされてしまいます。

在宅で仕事をする人は、取引先から管理画面のIDとパスワードを預かることがあります。不動産会社の物件の入力やポータルサイトへの掲載を在宅で請け負う人なら、まさにいえらぶCLOUDのような仕組みにログインする立場かもしれません。その場合、自分のパソコンが入り口になりうる、ということです。

次の手順が役に立ちます。

  1. 取引先から預かったIDとパスワードを、ブラウザに保存しない。インフォスティーラーはブラウザに保存されたパスワードを狙う
  2. パスワード管理アプリを使い、マスターパスワードと多要素認証で守る
  3. 取引先のサービスに多要素認証やIP制限の機能があるなら、使えるように取引先に相談する。多要素認証の種類と導入の考え方はMFA(多要素認証)導入のメリットと製品比較|2026年の認証セキュリティ決定版が参考になる
  4. 仕事用のパソコンで、出どころの分からないソフトや、無料をうたう道具を入れない

個人情報保護委員会は、事業者が個人データの漏えいやそのおそれを起こしたときの報告の決まりを公開しています。外部からの不正アクセスでデータが盗まれた場合や、本人の数が1,000人を超える場合などが、報告が要る例として挙げられています。詳しくは個人情報保護委員会の漏えい等の対応とお役立ち資料にあります。

仕事で使うパソコンとスマートフォンの基本の守り方は、情報漏洩を防ぐ!個人事業主が最低限やっておくべきPC・スマホのセキュリティ対策にまとめています。

在宅ワークの現場から見た、預かったアカウントの扱い

フリーランスや在宅ワークの市場を長く見てきた運営者の立場から言えば、取引先から長く仕事を任される人は、預かったアカウントの扱いが丁寧です。仕事が終わったら預かったIDの削除を報告する、取引先のパスワードは自分で決めず取引先に変えてもらう、多要素認証の設定を自分から提案する、といった小さな手順を回している人ほど、発注者は安心して管理画面を任せます。

今回の件は、使う側のアカウント情報が盗まれた可能性が高いとされています。仕事で他社の仕組みにログインする人は、自分のパソコンの守りが取引先の守りでもある、と考えておくとよいでしょう。

情報を守る知識を仕事に生かす道もあります。AI・マーケティング・セキュリティのお仕事では、在宅でできるセキュリティ関連の仕事の種類と、求められる知識を紹介しています。

よくある質問

Q. いえらぶを使ったことがないのですが、対象になりますか?

いえらぶCLOUDは不動産会社が使う仕組みなので、部屋探しをする人が自分で使うことは多くありません。流出した可能性があるのは、いえらぶCLOUDを使う不動産会社とのやり取りの履歴の一部です。不動産会社に問い合わせたことがあれば、その会社のお知らせを確かめ、分からなければいえらぶGROUPの専用窓口(0120-962-963、平日9:45から19:00)に聞いてください。

Q. アットホームで物件を問い合わせました。アットホームから漏れたのですか?

アットホームは、自社のシステムが不正アクセスを受けた事実と、自社が持つ個人情報の漏えいは確認されていないと発表しています。そのうえで、いえらぶCLOUDを通じて、アットホームを含む連携各社のサービスに問い合わせた一部のお客様の情報が漏えいした可能性があるとしています。個別の影響は、いえらぶGROUPの窓口で確かめるよう案内されています。

Q. クレジットカードを止める必要はありますか?

2026年4月30日の第二報では、クレジットカード情報の流出の事実は確認されていないと書かれています。今回の件だけを理由にカードを止める必要は示されていません。ただし、明細に身に覚えのない請求があれば、今回の件と関係があるかにかかわらず、すぐにカード会社へ連絡してください。

Q. 不動産会社から物件の案内の電話が来ました。本物か分かりません?

流出した可能性のある情報には、希望物件の条件も含まれているため、相手が条件を知っていても本物とは限りません。申込金の振り込みや本人確認の書類を求められたら、その場で応じず、一度切ってから、自分で調べた不動産会社の代表番号にかけ直して確かめてください。不審な連絡は、いえらぶGROUPの窓口に知らせることもできます。

この記事について

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編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年11月1日
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