AWS認定デベロッパーアソシエイトとは|出題範囲と勉強の進め方

@SOHO編集部
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AWS認定デベロッパーアソシエイトとは|出題範囲と勉強の進め方

この記事のポイント

  • ✓DVAの資格(AWS Certified Developer - Associate)を調べている人に向けて
  • ✓2026年12月1日で終わるDVA-C02と新しいDVA-C03の切り替え
  • ✓仕事での生かし方をAWSの公式の案内をもとに整理します

DVAの資格を調べている人の多くは、AWSを使った開発の仕事をしていて、自分の知識を形にして示したい、あるいはAWSの開発の案件に応募するための材料がほしいと考えているはずです。DVAとは、AWSの認定試験「AWS Certified Developer - Associate」の試験コードの略で、AWSのサービスを使ったアプリケーションの開発、テスト、デプロイ、デバッグの力を問う試験です。この記事を読む前にまず押さえておきたいのは、試験が切り替わる時期に当たっていることです。AWSの公式のページによると、現在の試験DVA-C02の最終受験日は2026年12月1日で、新しい版のDVA-C03の受験登録は2026年10月27日から始まります。この記事では、試験の基本の情報、出題の範囲、切り替えの時期にどちらを受けるかの考え方、勉強の進め方、仕事での生かし方までを、AWSの公式の案内をもとに整理します。

DVAの資格が注目される背景

クラウドとは、サーバーやデータベースなどのコンピュータの資源を、インターネット越しに必要な分だけ借りて使う仕組みのことです。AWS(Amazon Web Services)は、その代表的なサービスの1つで、企業の業務システムからWebのサービスまで、幅広く使われています。

開発者に求められる力が変わってきた

以前のWebのアプリケーションの開発では、サーバーを用意し、その上にアプリケーションを載せる作業が中心でした。クラウドが広がった今は、サーバーを自分で管理しない仕組み(サーバーレス)や、コードの変更を自動で試して本番に反映する仕組み(CI/CD)を使いこなす力が、開発者にも求められるようになっています。サーバーレスとは、サーバーの管理をクラウドの事業者に任せ、開発者はコードを書くことに集中できる仕組みのことで、AWSではAWS Lambdaが代表的なサービスです。

DVAの位置づけ

AWSの認定には、基礎のFoundational、中級のAssociate、上級のProfessional、特定の分野のSpecialtyという段階があります。DVAはAssociateの段階の試験の1つで、開発者の役割を担う人を対象にしています。AWSの公式のページでは、この認定は、ITやクラウドの開発の職務に携わる人がAWSの認定を始めるための最適な出発点になると説明されています。

同じAssociateの段階には、設計を問うソリューションアーキテクト、運用を問うSysOpsアドミニストレーター、データの仕組みを問うデータエンジニアの試験もあります。DVAは、その中で、コードを書いてAWSのサービスとつなぐ力に重点がある試験です。

同じ段階のほかの試験との選び方

Associateの段階の試験は、どれから受けてもかまいません。自分の仕事に近いものから選ぶと、勉強の内容が実務とつながり、理解が早く進みます。

  • 毎日コードを書いていて、AWSのサービスをプログラムから使っている人:DVA
  • システムの全体の構成を考えたり、提案したりする機会が多い人:ソリューションアーキテクト
  • 動いているシステムの監視や運用、障害の対応を担っている人:SysOpsアドミニストレーター
  • データを集めて加工し、分析の基盤を作る仕事をしている人:データエンジニア

複数の試験を受けるつもりなら、1つ目の合格で次の試験が50%割引になる仕組みを使えます。たとえば、DVAを取ってからソリューションアーキテクトに進むと、開発の目線で覚えたサービスの知識を、設計の目線で学び直すことになり、知識が立体的になります。フリーランスで開発の案件を受ける人にとっては、開発と設計の両方を示せると、任される工程の幅が広がります。

DVAの試験の基本の情報

AWSの公式の認定のページに載っている試験の概要を表にします。

項目 内容
正式な名前 AWS Certified Developer - Associate
段階 Associate
試験時間 130分
問題数 65問(択一選択問題または複数選択問題)
受験料 150米ドル
受験の方法 ピアソンVUEのテストセンター、またはオンラインの監督付き試験
言語 英語、日本語、韓国語、ポルトガル語(ブラジル)、中国語(簡体字)、スペイン語(ラテンアメリカ)

出典は AWSの認定のページ です。日本語で受けられるので、英語に不安がある人でも挑戦しやすい試験です。受験料は 150米ドル で、円での支払い額は為替によって変わります。

合格の基準

試験ガイドによると、結果は100から1,000の換算スコアで報告され、合格スコアは720です。65問のうち、スコアに影響する設問は50問で、残りの15問はスコアに影響しない採点対象外の設問です。どの設問が採点対象外かは、受験者には分かりません。

試験には補整スコアリングという方式が使われていて、分野ごとの合格の線はなく、試験全体のスコアで合否が決まります。つまり、苦手な分野があっても、ほかの分野で補えば合格できる仕組みです。未解答の設問は不正解になり、推測で答えても減点はないので、分からない問題も必ず何かを選んで答えます。

受験の対象者

試験ガイドでは、受験の対象者として、AWSのサービスを使ったアプリケーションの開発と保守に1年以上の実務の経験がある人が想定されています。少なくとも1つの高水準のプログラミング言語に習熟していること、アプリケーションのライフサイクルの管理を理解していることなども挙げられています。

AWSの公式のページには、ITの業務の経験がない人は、まず基礎のAWS Certified Cloud Practitionerを取ってクラウドとサービスの基礎の知識を身につけることを勧めるとも書かれています。

有効期間と割引

認定は3年間有効です。期限が切れる前に、この試験の最新の版に合格するか、上位のAWS Certified DevOps Engineer - Professionalを取ると、再認定を受けられます。また、AWSの認定を1つ取ると、次に受けるAWSの認定試験が 50% 割引になると案内されています。

DVA-C02からDVA-C03への切り替え

2026年10月の時点で、DVAを考えている人が最初に決めなければならないのは、今の版と新しい版のどちらを受けるかです。

公式に案内されている日程

AWSの認定のページには、次のように書かれています。

この試験は更新中です。更新版 (DVA-C03) の受験登録は、2026 年 10 月 27 日から開始されます。現在の試験 (DVA-C02) の最終受験日は 2026 年 12 月 1 日です。 出典: aws.amazon.com

DVA-C03の詳しい情報と試験対策の資料は、10月27日に公開されると案内されています。この記事を書いた時点では、DVA-C03の出題の範囲や配分はまだ公開されていません。

どちらを受けるかの考え方

立場別に、考え方を整理します。

  • すでにDVA-C02の勉強を進めていて、11月中に受けられる人:DVA-C02の最終受験日の2026年12月1日までに受ける
  • これから勉強を始める人:DVA-C03の試験ガイドが公開されるのを待ち、新しい範囲で勉強する
  • 勉強の途中で、12月1日に間に合うか分からない人:DVA-C03の試験ガイドを見て、DVA-C02との違いの大きさを確かめてから決める

DVA-C02の最終受験日の近くは、テストセンターの予約が取りにくくなるおそれがあります。DVA-C02で受けると決めた人は、早めに日時を予約しておくと安心です。どちらの版で合格しても、認定の名前は同じAWS Certified Developer - Associateです。

新しい版で重みが増しそうな分野の手がかり

DVA-C02の試験ガイドには、「新たなトピック」として、採点対象外の問題として出題される可能性のある分野が挙げられています。AI支援の開発ツールを使ったコードの生成やレビュー、AIのサービスをアプリケーションに組み込むときのセキュリティのリスクの対策、AIのツールを使ったテストの自動化やエラーの分析などです。試験ガイドには、こうした分野は能力の進化し続ける分野を反映していると書かれています。DVA-C03の範囲がどうなるかは公開を待つ必要がありますが、AIを使った開発の流れに関心を持っておくことは、どちらの版を受けるにしても損はありません。

DVA-C02の4つの出題分野

ここからは、DVA-C02の試験ガイドに載っている4つの分野を、中身で見ていきます。DVA-C03でも、開発、セキュリティ、デプロイ、改善という大きな柱は参考になるはずです。

分野1:AWSのサービスによる開発(32%)

最も配分の大きい分野です。タスクは3つです。

  • AWSでホストされているアプリケーションのコードの開発
  • AWS Lambda用のコードの開発
  • アプリケーションの開発でのデータストアの使用

具体的には、AWSのSDK(ソフトウェア開発キット)を使ってサービスを呼び出すコードの書き方、Lambdaの関数の設定やほかのサービスとのつなぎ方、DynamoDBなどのデータベースの使い方が問われます。SDKとは、プログラムからAWSのサービスを操作するための部品の集まりのことです。

分野2:セキュリティ(26%)

タスクは次の3つです。

  • アプリケーションとAWSのサービスの認証や認可の実装
  • AWSのサービスを使った暗号化の実装
  • アプリケーションのコードでの機密のデータの管理

認証は「誰であるかを確かめること」、認可は「その人に何を許すかを決めること」です。IAM(AWSのアクセスの権限を管理する仕組み)のロールやポリシーの考え方、パスワードやAPIのキーのような秘密の情報をコードに直接書かずに扱う方法、データの暗号化の方法が中心になります。

分野3:デプロイ(24%)

タスクは4つです。

  • AWSにデプロイするアプリケーションの成果物の準備
  • 開発環境でのアプリケーションのテスト
  • デプロイのテストの自動化
  • AWSのCI/CDのサービスを使ったコードのデプロイ

デプロイとは、作ったアプリケーションを実際に動く環境に反映することです。CI/CDとは、コードの変更を自動で組み立てて試し、本番の環境まで届ける仕組みのことで、AWSにはそのためのサービスがそろっています。

分野4:トラブルシューティングと最適化(18%)

タスクは3つです。

  • 根本の原因の分析の支援
  • オブザーバビリティ(観測しやすさ)のためのコードの考案
  • AWSのサービスと機能を使ったアプリケーションの最適化

オブザーバビリティとは、動いているアプリケーションの状態を、ログや数値、処理の流れの記録から外側で把握できるようにしておくことです。不具合が起きたときに、どこで何が起きたのかをすばやく突き止められるコードの書き方が問われます。

試験の対象外の仕事

試験ガイドには、受験者に求められていない仕事も書かれています。分散システムやデータベースの構造の設計、CI/CDのパイプラインの設計と作成、IAMのユーザーとグループの管理、サーバーとOSの管理などは、この試験の範囲外です。設計そのものはソリューションアーキテクトの試験、運用はSysOpsの試験の領域だと考えると、DVAの範囲が整理しやすくなります。

開発者の目線で押さえたいAWSの主なサービス

試験の範囲には多くのAWSのサービスが出てきます。すべてを同じ深さで覚える必要はありません。開発者が日常的に使う主なサービスを、役割ごとに整理しておくと、問題文を読んだときに何を問われているのかが見えやすくなります。

アプリケーションを動かすサービス

  • AWS Lambda:サーバーを管理せずにコードを動かすサービス。イベントをきっかけに関数が呼び出される
  • Amazon API Gateway:外部からのHTTPの呼び出しを受け付け、Lambdaなどにつなぐ窓口
  • Amazon ECSやAWS Fargate:コンテナという単位でアプリケーションを動かす仕組み

データを保存するサービス

  • Amazon DynamoDB:キーと値で大量のデータを高速に読み書きするデータベース
  • Amazon S3:ファイルや画像などを保存する仕組み
  • Amazon RDS:リレーショナルデータベースを使うためのサービス

サービス同士をつなぐサービス

  • Amazon SQS:処理を待つ仕事を順番に預かる仕組み(キュー)
  • Amazon SNS:1つの通知を複数の受け手に届ける仕組み
  • Amazon EventBridge:さまざまな出来事をきっかけに処理を動かす仕組み

安全を守るサービス

  • AWS IAM:誰に何を許すかを決める権限の仕組み
  • AWS Secrets Manager:パスワードやAPIのキーなどの秘密の情報を安全に保管する仕組み
  • AWS KMS:データの暗号化に使う鍵を管理する仕組み
  • Amazon Cognito:アプリケーションの利用者の登録やサインインを扱う仕組み

反映と観測のサービス

  • AWS CodePipeline、CodeBuild、CodeDeploy:コードの組み立て、テスト、反映を自動で進める仕組み
  • Amazon CloudWatch:ログや数値を集めて監視する仕組み
  • AWS X-Ray:処理がどのサービスをどの順番で通ったかを追いかける仕組み

対象のサービスの正式な一覧は、試験ガイドの「対象のAWSサービス」の節に載っています。上の整理は全体を眺めるためのもので、勉強の最後には必ず試験ガイドの一覧と突き合わせてください。

勉強でつまずきやすい点と対策

DVAの勉強では、多くの人が同じような場所でつまずきます。あらかじめ知っておくと、時間の無駄を減らせます。

似たサービスの違いがあいまいになる

SQSとSNS、Secrets ManagerとSystems Managerのパラメータストアのように、役割が近いサービスは、問題文の条件で答えが変わります。違いを表にして、「順番に処理したいならどちらか」「1つの通知を複数に届けたいならどちらか」のように、使う場面と結びつけて覚えると混乱が減ります。

権限の考え方が抽象的に感じる

IAMのポリシーやロールは、文章で読むだけでは分かりにくい分野です。実際にLambdaの関数を作り、権限が足りないときにどんなエラーが出るかを一度体験すると、理解が一気に進みます。エラーの文面を読み、どの権限を追加すれば動くのかを自分で考える練習が、試験の問題を解く力にもなります。

問題文の条件を読み落とす

問題文には「最も費用を抑えて」「運用の手間を最小にして」「最も安全に」のような条件が付いていることがよくあります。どの選択肢も動きはするが、条件に最も合うのは1つだけ、という問題が多いので、条件の言葉に線を引くつもりで読む習慣をつけておきます。

勉強の範囲が広がりすぎる

AWSのサービスは数が多く、調べ始めると範囲がどこまでも広がります。勉強に迷ったら、試験ガイドのタスクの一覧に戻り、今調べていることがどのタスクに当たるのかを確かめます。タスクに結びつかない内容は、合格してから学んでも遅くありません。

費用を抑えて手を動かすための工夫

AWSで手を動かして学ぶとき、気になるのが料金です。使った分だけ料金がかかる仕組みなので、学びのための環境でも、次の点に気をつけておくと安心です。

予算の通知を設定しておく

AWSには、使った金額が決めた額を超えそうになると通知する仕組みがあります。勉強を始める前に、少額の予算と通知を設定しておくと、思わぬ請求に早く気づけます。

使い終えた資源は削除する

試しに作ったデータベースやサーバー、保存したファイルは、使い終えたら削除します。特に、時間で料金がかかる資源は、置いたままにすると料金が積み重なります。手順を書き出しておき、学び終えるたびに片付ける習慣をつけると安全です。

無料で試せる範囲を公式で確かめる

AWSには、一定の範囲で無料で試せる仕組みがあります。無料の範囲や条件は変わることがあるので、使う前にAWSの公式の料金のページで、そのときの条件を確かめてください。

DVAの資格を取るメリットと限界

試験を受けるかどうかを決める前に、メリットと限界の両方を見ておきます。

メリット1:AWSの開発の知識を体系的に学べる

普段の仕事では、使っているサービスの、使っている機能だけを覚えていることがよくあります。試験の範囲を一通り学ぶと、使ったことのない機能や、よりよい書き方を知るきっかけになります。たとえば、秘密の情報の扱い方や、Lambdaの関数の設定の勘所は、知っているかどうかで不具合や事故の起きやすさが変わります。

メリット2:知識を客観的に示せる

業務委託の案件に応募するとき、AWSの経験は自己申告になります。公式の認定は、その知識を第三者が確かめた証明になります。AWSの公式のページでも、認定を受けた人は、同僚や顧客からの信頼が高まったと報告していると紹介されています。

メリット3:上位の認定への足がかりになる

AWSの公式のページでは、DVAのあとに取る認定として、SysOpsアドミニストレーター、DevOps Engineer - Professional、データエンジニアが挙げられています。DVAの勉強で身につけた知識は、こうした上位の試験の土台になります。

限界:資格だけで仕事が決まるわけではない

試験は選択式で、実際にシステムを作る力そのものを測るものではありません。案件で評価されるのは、どんなシステムを作り、どんな問題を解決したかです。資格は入口の材料で、実務の経験や成果物と組み合わせて初めて力を発揮します。

勉強の進め方

ここからは、DVAに向けた勉強の進め方を、手順で整理します。AWSの公式のページにある4つのステップの考え方をもとにしています。

手順1:試験ガイドを読む

最初に、受ける版の試験ガイドを読み、分野ごとのタスクを確かめます。試験ガイドは、どんな知識が問われるかの地図です。読みながら、自分が実務で触れたことのあるタスクと、触れたことのないタスクに印を付けておくと、勉強の重点が見えてきます。

試験では一部のAWSのサービスに短縮した名前が使われ、短縮名と正式な名前の一覧は試験の「ヘルプ」から確かめられると、公式のページに書かれています。サービスの名前の一覧に、試験の前に目を通しておくと迷いが減ります。

手順2:公式の練習問題で試験の形に慣れる

AWSの学習のサイトであるAWS Skill Builderには、公式の練習問題(Official Practice Question Set)があります。最初に解いてみると、問題文の長さや、選択肢の作られ方が分かります。不正解の選択肢は、知識が足りない受験者が選んでしまいそうな、もっともらしい答えになっていると試験ガイドに書かれています。

手順3:足りない知識を手を動かして埋める

印を付けたタスクのうち、触れたことのないものは、実際にAWSのアカウントで手を動かして学びます。たとえば、次のような小さなアプリケーションを1つ作ると、4つの分野にまんべんなく触れられます。

  • APIの呼び出しを受けてLambdaの関数を動かし、結果をDynamoDBに保存する
  • APIのキーやパスワードは、コードに書かずに秘密の情報を管理するサービスから読み込む
  • コードの変更をリポジトリに入れると、自動でテストして反映する流れを作る
  • ログと数値を記録し、エラーが起きたら原因をたどれるようにする
import json
import os
import boto3

table = boto3.resource("dynamodb").Table(os.environ["TABLE_NAME"])

def handler(event, context):
    body = json.loads(event["body"])
    table.put_item(Item={"id": body["id"], "title": body["title"]})
    print(json.dumps({"level": "info", "message": "saved", "id": body["id"]}))
    return {"statusCode": 200, "body": json.dumps({"ok": True})}

この短いコードの中にも、テーブルの名前を環境変数から読む、ログを決まった形で出す、といった試験で問われやすい考え方が含まれています。手を動かすときは、使ったサービスの料金に注意し、試し終えたら不要な資源を削除しておきます。

手順4:模擬試験で仕上がりを確かめる

最後に、公式の模擬試験(Official Practice Exam)で、本番に近い形で仕上がりを確かめます。間違えた問題は、なぜその選択肢が正しいのかを、AWSの公式のドキュメントで確かめ直します。問題の答えを覚えるのではなく、理由を説明できるようにしておくことが、本番で初めて見る問題に対応する力になります。

勉強の時間の目安

試験ガイドが想定する受験者は、AWSでの開発の実務の経験が1年以上ある人です。実務でAWSを使っている人なら、1か月から2か月ほど、毎日1時間から2時間の勉強が1つの目安です。AWSを使った経験が少ない人は、Cloud Practitionerで基礎を固めてから進むと、遠回りに見えて近道になります。

受験の当日に向けた準備

勉強の中身とは別に、受験の段取りで失敗しないための準備があります。

テストセンターとオンラインのどちらを選ぶか

受験は、ピアソンVUEのテストセンターか、自宅などからのオンラインの監督付き試験のどちらかを選べます。オンラインの場合は、カメラで部屋の様子を確かめる手順があり、机の上に余計な物を置かない、ほかの人が部屋に入らないといった条件を守る必要があります。家族と暮らしていて静かな時間を確保しにくい人は、テストセンターを選ぶと安心です。

予約と身分証明書の確認

受験の予約は、AWSの認定のアカウントから行います。予約の前に、アカウントに登録した氏名が、当日に提示する身分証明書の表記と一致しているかを確かめておきます。身分証明書の条件や、予約の変更と取り消しの期限は、AWSの認定のページの「情報とポリシー」で案内されています。オンラインで受ける場合は、使うパソコンとネットワークが条件に合うかを、事前に確かめる手順もあります。当日になって受けられないという事態を防ぐため、予約を入れたら早めに確かめておくと安心です。

時間の使い方

65問を130分で解くので、1問あたり2分ほど使えます。問題文が長い問題もあるので、最初の1回目は分かる問題から答え、迷った問題には印を付けて後で見直す流れが安全です。

結果の受け取り

結果は、試験が終わってから一定の時間のあとに、AWSの認定のアカウントで確かめる形です。合格すると、デジタルのバッジを経歴書やプロフィールに載せられます。

仕事や案件探しでの生かし方

資格を取ったあと、それを仕事にどう結びつけるかを考えておくと、勉強の目的がはっきりします。

経歴書には成果物と並べて書く

経歴書やプロフィールには、資格の名前だけでなく、AWSのどのサービスを使って何を作ったかを並べて書きます。

  • AWS Certified Developer - Associate 取得
  • LambdaとDynamoDBを使ったAPIを設計から実装まで担当
  • CI/CDの仕組みを整え、手作業の反映をなくして作業の時間を減らした

このように書くと、読む人は資格が実務のどこに結びついているかをすぐに理解できます。

周辺の分野に広げる

AWSの開発の経験は、AIやセキュリティの分野の仕事にも広げられます。AI・マーケティング・セキュリティのお仕事 では、AIの活用やセキュリティの診断などの仕事の種類と、求められる経験がまとめられていて、クラウドの開発の経験を次の分野に広げるときの見取り図になります。

AIの分野の役割の違いを知りたい人には、データサイエンティスト AI機械学習の違いと年収・資格・成功ロードマップ が参考になります。データサイエンティストとAIエンジニア、機械学習エンジニアの違いと、それぞれに合う資格の考え方が説明されています。機械学習の知識を体系的に示したい場合は、日本ディープラーニング協会の E資格(JDLA ディープラーニング エンジニア) も選択肢になります。

教える仕事につなげる

AWSの認定の勉強の経験は、教える仕事にも生かせます。資格の勉強の進め方の相談に乗ったり、プログラミングの学習を伴走したりする仕事は、在宅でも行われています。家庭教師・受験・資格サポートのお仕事 では、資格の取得を支える仕事の種類と進め方が紹介されています。

クラウドの開発の仕事を長く見てきて分かること

在宅ワークとフリーランスの仲介を2004年から続けてきた運営者の立場から見ると、クラウドの開発の仕事を長く続けている人には共通点があります。資格の勉強で学んだことを、自分の手で試した記録として残していることです。どのサービスで何を作り、どこでつまずき、どう解決したか。その記録は、面談の場で資格の名前よりもずっと多くを語ります。

また、長く依頼が続く人ほど、依頼する側の費用にも気を配っています。クラウドは使った分だけ料金がかかるので、不要な資源を残さない、料金が膨らみやすい設定を避ける、といった配慮ができる人は、安心して任されます。仲介の手数料がかからない直接の取引なら、依頼する側は同じ予算でより多くの作業を頼め、受ける側の手取りも厚くなります。費用を気にかける姿勢は、その関係を長く続ける理由の1つになります。

研究開発の職種まで視野に入れて、専門性と収入の関係を考えたい人は、研究者の年収・単価相場 が参考になります。研究職の収入の幅と、専門性が評価される場面が整理されています。

DVAは、AWSのサービスを使った開発の力を示すための試験です。2026年12月1日でDVA-C02が終わり、DVA-C03に切り替わる時期なので、受ける版を先に決め、その版の試験ガイドに沿って勉強を進めてください。受験料や試験の内容は変わることがあるので、申し込みの前にAWSの公式のページで最新の案内を確かめてから進めてください。

よくある質問

Q. DVAの資格は日本語で受けられますか?

受けられます。AWSの公式の認定のページでは、AWS Certified Developer - Associateの対象言語として、英語、日本語、韓国語、ポルトガル語(ブラジル)、中国語(簡体字)、スペイン語(ラテンアメリカ)が挙げられています。試験はピアソンVUEのテストセンターか、オンラインの監督付き試験で受けられます。申し込みのときに受験の言語を選びます。

Q. DVAの受験料と合格点を教えてください?

AWSの公式のページでは、受験料は150米ドルとされています。円での支払い額は為替によって変わります。試験ガイドでは、結果は100から1,000の換算スコアで示され、合格スコアは720です。分野ごとの合格の線はなく、試験全体のスコアで合否が決まります。AWSの認定を1つ持っていると、次の試験が50%割引になります。

Q. DVA-C02とDVA-C03はどちらを受ければよいですか?

AWSの公式のページによると、DVA-C02の最終受験日は2026年12月1日で、DVA-C03の受験登録は2026年10月27日から始まります。すでにDVA-C02の勉強が進んでいて期日までに受けられるならDVA-C02、これから始めるならDVA-C03の試験ガイドの公開を待って新しい範囲で勉強するのが無理のない選び方です。

Q. AWSを使った経験がなくてもDVAに合格できますか?

試験ガイドでは、受験の対象者としてAWSのサービスを使った開発と保守に1年以上の実務の経験がある人が想定されています。ITの業務の経験がない人には、まず基礎のAWS Certified Cloud Practitionerを取ることがAWSの公式のページで勧められています。経験が少ない場合は、実際にAWSで小さなアプリケーションを作りながら学ぶと理解が深まります。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年7月28日最終更新:2026年10月18日
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