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dカードからのメールは本物か|利用停止・不正利用のお知らせを装う偽メールの見分け方 2026

@SOHO編集部
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dカードからのメールは本物か|利用停止・不正利用のお知らせを装う偽メールの見分け方 2026

この記事のポイント

  • ✓dカードからのメールやSMSが本物かを
  • ✓dカード公式の「不正懸念取引通知サービス」に載る送信元([email protected]
  • ✓0120-605-360など)とリンク先URLで確かめる方法を整理

dカードからのメールやショートメッセージ(SMS)が本物かどうかは、dカード公式サイトの「不正懸念取引通知サービス」のページで確かめられます。2026年10月30日時点で、このページには、dカードが不正利用のおそれのある取引を見つけたときに送る通知の件名と送信元が、カード番号の頭の4桁ごとに表で載っています。メールの送信元は「[email protected]」、SMSの送信元は「DOCOMO FG」、または「0120-605-360」「06-7636-9442」と書かれています。

同じサイトの「【注意喚起】当社を装った不審なメールやSMSにご注意ください」のページは、dカードからの案内でクレジットカード番号(16桁)の入力を求めることはない、と明記しています。この記事では、公式に案内されている送信元とリンク先、それだけで判断を終えてはいけない理由、「利用停止」「不正利用のお知らせ」「お客様情報の確認」を名乗る偽物の見分け方、入力してしまった後にすることまでを、初めての人に通じる言葉で順番に説明します。

dカードが公式に案内している送信元(2026年10月30日時点)

最初に、dカード公式サイトで確かめられた送信元を整理します。ここに載せたものは、すべて dカード公式サイトとドコモ公式サイトに書かれているものです。他の解説サイトに載っている一覧は写していません。

dカードの「不正懸念取引通知サービス」のページは、カード番号の頭の4桁によって、通知の送り方が2つに分かれると説明しています。手元のカードの番号の頭の4桁を見て、どちらに当たるかを確かめてください。

カード番号の頭の4桁 通知の方法 件名(冒頭の一文) 送信元
4980、5302、5334 SMS 【dカード】カードのご利用確認にご協力をお願い致します 0120-605-360、06-7636-9442
4363、5344、5365 SMS ■[dカード]ご利用内容確認およびお取引保留のお知らせ■ など DOCOMO FG
4363、5344、5365 メッセージR [dカード]ご利用内容確認およびお取引保留のお知らせ など メッセージR
4363、5344、5365 メール 同上 [email protected]
4363、5344、5365 アプリ 【重要】お取引保留のお知らせ など dカードアプリ

あわせて知っておきたいのが、dカードが2023年7月にリニューアルしていることです。dカードの注意喚起のページには、2023年7月にリニューアルした旨と、新しいカードへの切り替えを申し込んだ会員がリニューアル前のカードの利用停止や再発行を望む場合は、dカードセンター紛失盗難デスクに連絡するよう書かれています。古いカードと新しいカードを両方持っている時期があった人は、届いた通知がどちらのカードについてのものかを、番号の下4桁で確かめるとよいでしょう。

4363、5344、5365で始まるカードについては、取引を保留したことを知らせる通知と、カードの利用を一時停止したことを知らせる通知(件名に「ご利用一時停止のお知らせ」と入るもの)の2種類があり、送信元はどちらも同じです。

同じページは、本物の通知に載るリンク先も明記しています。4980、5302、5334で始まるカードの利用確認のURLは「s.vpass.jp」から、4363、5344、5365で始まるカードは「dcard.docomo.ne.jp」から始まる、と書かれています。注意喚起のページにも、正しいリンク先は「dcard.docomo.ne.jp」か「s.vpass.jp」から始まるURLだとあります。

なお、dカードの運営会社は、2026年7月1日に株式会社NTTドコモから、ドコモの完全子会社である株式会社NTTドコモ・フィナンシャルグループに変わりました。dカード公式サイトのお知らせによると、サービスの中身に実質的な変更はなく、会員の手続きも不要です。SMSの送信元の「DOCOMO FG」は、この会社の名前を表したものだと考えると分かりやすいでしょう。

キャンペーンのお知らせや明細の案内など、不正懸念取引通知サービス以外のメールについて、送信元アドレスをすべてまとめた一覧は、2026年10月30日時点の dカードの公式の案内に記載が見つかりませんでした。そうしたメールを本物か迷ったときは、アドレスで判断しようとせず、後の節で説明するように dカードアプリや dカードサイトを自分で開いて確かめてください。

送信元が本物と同じでも、それだけでは安心できない理由

表と同じ送信元が表示されていれば本物、と考えたくなりますが、そこで判断を終えるのは危険です。メールの差出人の名前とアドレスは、送る側がかなり自由に書き換えられるからです。

警察庁の「フィッシング対策」のページは、この点を次のように説明しています。

電子メールは、仕様上、受信者から見える「送信元名称」や「送信元メールアドレス」を変更することが容易であるため、実在の企業等になりすますことができます。したがって、メールソフトに表示される「送信元名称」や「送信元メールアドレス」だけを見てメールの真偽を判断することは困難です。 出典: npa.go.jp

フィッシングとは、実在の会社を名乗って偽のサイトに連れて行き、IDやパスワード、カード番号を入力させて盗み取る手口のことです。dカードの注意喚起のページも、dカードが実際に送る案内とよく似た不審なメールやSMSが、不特定の人に送られて個人情報を盗まれる被害が報告されている、と書いています。

見た目をまねる手口は、差出人だけではありません。注意喚起のページは、表面上は正しい表記に見えても、公式ではない偽サイトに飛ぶ場合があるとして、スマートフォンでリンクを長押しするなどして、開く前にURLが偽装されていないかを確かめるよう案内しています。ドコモの「フィッシングの事例」のページに載っている偽のSMSにも、「d-card」で始まる本物に似せたURLが付いたものが並んでいます。

そこで、dカードからの連絡が本物かどうかは、次の2段階で考えます。

  1. 送信元と件名、リンク先が、公式ページの表と違うなら、偽物を強く疑う
  2. 表と一致していても、心配なときは本文のリンクを使わず、dカードアプリや、自分でブックマークした dカードサイトから開いて同じ内容が表示されているかを確かめる

2つ目の確かめ方は、dカード自身も案内しています。不正懸念取引通知サービスのページには、フィッシングメールやSMSが心配な人は、dカードサイトの「ご利用状況確認」から確認するように、と書かれています。

不正利用を確かめる本物の通知の流れ

検索で多い「不正利用のお知らせ」「利用停止」という言葉は、本物の通知にも出てきます。だからこそ、本物の通知がどういう流れで、何を求めてくるのかを知っておくと、偽物との違いが見えます。dカードの「不正懸念取引通知サービス」のページに書かれている流れを、カードの種類ごとに整理します。

4980、5302、5334で始まるカードの場合は、次の流れです。

  1. SMSで「【dカード】カードのご利用確認にご協力をお願い致します」という通知が届く
  2. 本文の利用確認用のリンク(s.vpass.jp から始まるもの)を押して、dアカウントにログインする
  3. 対象の取引について、自分(または家族)の利用かどうかを答える

4363、5344、5365で始まるカードで、本文に利用確認のURLがある通知の場合は、次の流れです。

  1. SMS、メッセージR、メール、アプリのいずれかで「ご利用内容確認およびお取引保留のお知らせ」などの通知が届く
  2. 本文のリンク(dcard.docomo.ne.jp から始まるもの)から dアカウントにログインする
  3. 対象の取引が自分の利用かどうかを答える

どちらの流れでも、公式ページは「ご利用確認においてクレジットカード番号(16桁)の入力を求めることはありません」と書いています。求められるのは、dアカウントでのログインと、取引に心当たりがあるかどうかの回答だけです。

もう1つ、見分ける手がかりになる記載があります。4363、5344、5365で始まるカードについて、公式ページは次のように書いています。

弊社からお送りしている不正懸念取引通知サービスには「対象カードグレード」「対象カード番号下4桁」を表示しております。 カード情報の記載がない、または情報が誤っている場合は、フィッシングメール/SMSの可能性がありますのでご注意ください。 出典: dcard.docomo.ne.jp

カードグレードとは、dカード、dカード GOLD などのカードの種類のことです。届いた通知に、手元のカードの種類と番号の下4桁が正しく書かれているかを見るだけでも、偽物をかなり見分けられます。

本文に利用確認のURLがない通知もあります。この場合は、取引を確かめるためにカードの利用を一時停止しているので、通知に書かれた問い合わせ先に電話するよう案内されています。そのときも、公式ページは、dカードサイトの「電話でのお問い合わせ」に載っている番号と違いがないかを確かめてから電話するよう書いています。通知に書かれた番号を、そのまま信じてかけないことが大切です。

自分の利用ではないと答えた場合、カードは一時停止され、新しい番号で再発行されます。公共料金やネットショッピングのサイトに dカードを登録している人は、新しいカードが届いたら、それぞれのサイトでカード情報を変える手続きが必要です。

dカードから電話がかかってきたとき

dカードの連絡は、メールやSMSだけではありません。不正懸念取引通知サービスのページには、電話が関わる場面が2つ書かれています。

1つ目は、4363、5344、5365で始まるカードで、通知に「自分の利用ではない」と答えた場合です。公式ページによると、カードを一時停止したうえで、dカードのモニタリング担当から手続きのために電話で連絡がある、とされています。答えた時間によっては翌日以降の連絡になるとも書かれています。つまり、自分で「利用していない」と答えた後なら、dカードから電話がかかってくること自体は不自然ではありません。

2つ目は、本文に利用確認のURLがない通知を受け取った場合で、こちらは自分から電話をかける流れです。前の節のとおり、かける前に dカードサイトの「電話でのお問い合わせ」に載っている番号と同じかを確かめ、音声ガイダンスが流れたら通知に書かれた番号を順に押すよう案内されています。

反対に、自分が何も答えていないのに突然「dカードの不正利用が見つかった」と電話がかかってきて、その場でカード番号や暗証番号を聞かれた場合は、いったん切ってください。そのうえで、カードの裏面の番号か、dカードサイトに載っている番号に自分からかけ直して確かめます。公式ページに書かれた利用確認の流れに、電話でカード番号の16桁を伝える場面はありません。かけ直す手間を惜しまないことが、電話を使った詐欺を防ぐ近道です。

偽メール・偽SMSが求めてくるもの

本物の通知の流れが分かると、偽物が何を狙っているかがはっきりします。dカードの注意喚起のページは、入力してしまった場合の対応として、クレジットカード番号、有効期限、セキュリティコード、dアカウントのIDとパスワードを挙げています。偽物は、こうした情報を偽のサイトで入力させようとします。

本物の利用確認で求められること 偽物が求めてくることの例
dアカウントでのログイン(公式のURLから) 16桁のカード番号の入力
取引が自分の利用かどうかの回答 有効期限、セキュリティコード(カード裏面の3桁の数字)の入力
電話の場合は、公式サイトの番号と同じかを確かめてからかける カードの暗証番号、SMSで届いたワンタイムパスワードの入力や読み上げ
「携帯番号の連携」と称する電話番号の入力
アプリのインストール

本物の利用確認の手順の中に、カード番号の16桁を入力する場面はありません。公式ページがそう明言しています。有効期限、セキュリティコード、暗証番号、ワンタイムパスワードについても、公式ページに書かれた利用確認の手順の中で入力を求める流れはありません。これらを入力させようとする画面に出会ったら、その時点で手を止めてください。

ワンタイムパスワードとは、ネットショッピングの支払いの本人確認などのために、SMSやアプリに届く使い捨ての数字のことです。これを他人に教えると、相手はその場で買い物の本人確認を通せてしまいます。電話やメッセージで誰かに読み上げる場面は、本物の手続きにはありません。

ドコモの「フィッシングの事例」のページは、偽物に共通する特徴として、利用停止や未払いなど急いで対応させようとする、意図しないアプリを入れさせようとする、ありえない金銭がもらえると期待させる、件名や本文に記号や数字が混ざって不自然、の4点を挙げています。dカードの注意喚起のページも、件名や送信元に記号や数字が混ざっていないか、日本語がおかしくないかを見るよう書いています。

dカードとドコモが注意を呼びかけている偽メール・偽SMSの例

dカードとドコモの公式ページが、2026年10月30日時点で注意を呼びかけている偽物の例を、公式の記載の範囲で整理します。件名の伏せ字の部分は、公式ページでも伏せられているものです。

偽物の文面や件名の例 誘導先・狙い 公式ページの記載
【d CARD】ご利用一時停止、携帯番号[伏せ字]の連携手続きを完了してください d-card で始まる偽のURL ドコモ「フィッシングの事例」のSMSの実例
【dカード】安全確認のため停止中。携帯番号[伏せ字]の連携手続きを完了してください 同上 同上
【d CARD】ご利用停止予告、本人確認のため[伏せ字]を至急連携してください 同上 同上
「dカードのポイント進呈」を装うメール 不正なアプリを入れさせる ドコモ「フィッシングの事例」の最新の被害情報(10月25日から増加)
キャンペーン当選を装うメール 偽サイトで個人情報を入力させる dカードの注意喚起のページの例
問い合わせ先として代表電話番号(03-5156-1111)を書いたメール 電話をかけさせる dカードの注意喚起のページ(dカードの案内メールに代表電話番号を書くことはない)

最後の行は、見落としやすい手がかりです。dカードの注意喚起のページは、dカードからの案内メールで代表電話番号を書くことはない、と明記しています。本物らしく見せるために、会社の代表番号を載せた偽メールがあるということです。

検索候補には「お客様情報の確認」という言葉もあります。2026年10月30日時点で、dカードとドコモの公式ページの事例の一覧に、この件名そのものは見当たりませんでした。ただ、ドコモの事例の一覧には「口座情報の確認」を装うメールが10月26日から増えている、という記載があり、情報の「確認」を口実に入力させる形は同じです。件名が一覧に無いからといって安心せず、カード番号や暗証番号の入力を求められた時点で偽物として扱ってください。

偽物の件名や口実は、数日単位で入れ替わります。「この件名なら安全」と覚えるより、前の節で整理した「本物が求めること」と「偽物が求めること」の違いで判断するほうが確実です。

SMSで届いた場合の見分け方

dカードの通知は、SMSで届くことが多いのが特徴です。SMSは、電話番号あてに届く短い文字のメッセージで、メールよりも本文が短く、送信元の表示もアドレスではなく名前や番号になります。

dカードの注意喚起のページは、不正懸念取引通知サービスのSMSの送信元について、正しいものを「NTT DoCoMo/DOCOMO FG など」、誤ったものを「NTTドコモ など」と、正しい例と誤った例を並べて示しています。カタカナの「ドコモ」で表示されるSMSは、本物の通知の送信元としては案内されていないということです。カード番号が4980、5302、5334で始まる人の場合は、送信元は「0120-605-360」「06-7636-9442」です。

ドコモの「本物のドコモからの連絡か確認する」のページにも、ドコモグループのSMSの送信元表示名の一覧があり、その中に「DOCOMO FG」と「NTT DoCoMo」が含まれています。同じページには、ドコモ公式のSMSに載るリンク先のドメインの一覧(2026年10月14日現在)もあり、dcard.docomo.ne.jp、d-card.jp、docomo.d-card.jp などが並んでいます。ドメインとは、URLのうち最初の「//」の後ろから次の「/」までの部分のことです。

SMSのリンクを確かめるときは、次の順で見ると間違いが減ります。

  1. リンクを押さずに、URLの文字だけを読む(長押しで中身を確かめる場合も、開いてしまわないように注意する)
  2. URLのうち、最初の「//」の後ろから次の「/」までを取り出す
  3. dカードの通知なら、dcard.docomo.ne.jp か s.vpass.jp と1文字も違わずに一致するかを見る
  4. 一致しない場合は偽物として扱い、開かない

ただし、SMSの送信元の表示も、送る側の環境によっては本物に似せられることがあります。表示名が一覧と同じでも、カード番号の入力を求められたら偽物と判断してください。ドコモの回線を契約している人には「メッセージR」で届くこともあり、ドコモの確認ページは、メッセージRはドコモが独自の仕組みで送っているのでなりすましはない、と説明しています。ドコモ全体の連絡の見分け方は、ドコモからのメールは本物か|公式の送信元とショートメールの見分け方で詳しく整理しています。

判断がつかないときの確かめ方:メールやSMSの外から開く

ここまでの材料で判断がつかない場合でも、やることは1つです。メールやSMSの中のリンク、ボタン、電話番号を使わず、自分で用意した入口から開いて確かめます。

  1. 届いたメールやSMSのリンクは押さない
  2. スマートフォンに入れている dカードアプリを開く。アプリが無ければ、ブラウザーのブックマークや、自分で入力した dcard.docomo.ne.jp から dカードサイトを開く
  3. dアカウントでログインし、「ご利用状況確認」や「ご利用明細照会」を開く
  4. 不正のおそれのある取引があれば、公式ページで説明されている「第三者による不正利用の可能性がある取引を検知しました」というバナーが表示されるかを見る。確認の対象がない場合はバナーは表示されない
  5. 明細に心当たりのない利用がないかを見る
  6. それでも分からないときは、dカードサイトの「お問い合わせ」から窓口を開き、チャットか電話で相談する

dカードの注意喚起のページも、不審な通知を受け取ってどう行動したらよいか分からないときは問い合わせるよう案内しています。電話をかけるときは、通知に書かれた番号ではなく、dカードサイトの「電話でのお問い合わせ」のページか、カードの裏面に書かれた番号を使ってください。

アプリやサイトに何も表示されていなければ、届いたメールやSMSの内容は事実ではないと考え、それ以上は対応しません。不要なメールやSMSは削除してかまいません。

リンクを押した・入力してしまったときにすること

偽のサイトに情報を入力してしまった場合は、相手がすぐにその情報を使うと考えて動きます。dカードの注意喚起のページは、入力してしまった場合は速やかにカードの利用停止か、dアカウントのIDとパスワードの変更の手続きをし、明細を定期的に確かめるよう案内しています。入力した情報ごとに、次の順で動きます。

  1. カード番号、有効期限、セキュリティコードを入力した場合は、すぐに dカードサイトの「カードの利用停止・再発行」の手続きをする。オンラインでできない場合は、dカードセンターの紛失盗難デスクに電話する
  2. dアカウントのIDやパスワードを入力した場合は、dアカウントの「ID・パスワードの変更」のページから変える。同じパスワードを他のサービスで使っていたら、そちらも変える
  3. 明細を開き、身に覚えのない利用がないかを確かめる
  4. 身に覚えのない利用があれば、dカードの「身に覚えのない明細でお困りの方」のページの流れに沿って確かめ、解決しなければ dカードに連絡する

利用停止については、注意しておきたい点が2つあります。dカードの「身に覚えのない明細でお困りの方」のページは、この手続きは一時的な利用停止ではなく、手続き後の取り消しはできない、と書いています。一度利用停止したカードは、見つかっても使えません。もう1つは、カードの利用停止だけでは、身に覚えのない明細の請求は止まらないということです。明細の確認と、利用店への問い合わせは別に進める必要があります。

補償についても、dカードの「紛失・盗難について」のページに記載があります。カードや会員番号を他人に不正利用された場合、特殊なケースを除き、届け出の日からさかのぼって90日前の利用から、会員補償制度で損害を補償すると書かれています。ただし、暗証番号が使われた取引や、90日より前の不正利用は対象外で、警察への届け出と、損害を知った日から30日以内の届け出が必要とされています。詳しい条件は会員規約で確かめてください。暗証番号を入力してしまった場合ほど、補償の扱いが変わりうるので、早めに連絡することが大切です。

クレジットカードの明細の見方と、身に覚えのない請求への対処は、クレジットカードの不正利用の確認方法|明細の見方と身に覚えのない請求への対処で、カード会社をまたいで整理しています。

相談先と報告先

自分だけで判断がつかないときや、被害が出てしまったときに頼れる窓口を整理します。いずれも2026年10月30日時点で公式ページを確かめたものです。

困っていること 相談先・報告先
届いた通知が本物か分からない、カードを止めたい dカードサイトの「お問い合わせ」(チャット、電話)、dカードセンター
カードの紛失や盗難、不正利用でカードを止めたい dカードサイトの「紛失・盗難について」(Webで24時間受付)、dカードセンター紛失盗難デスク
偽メールや偽サイトを見つけた フィッシング対策協議会の「フィッシングの報告」
支払ってしまった、契約や返金で困っている 消費者ホットライン「188」
被害の相談を警察にしたい(緊急ではない) 警察相談専用電話「#9110」、都道府県警察のサイバー犯罪相談窓口

フィッシング対策協議会の「フィッシングの報告」のページでは、Webフォームか電子メールで、受け取った偽メールや偽サイトの情報を報告できます。報告された情報は、警察などの法執行機関や、名前を使われた会社に提供する場合がある、とページに書かれています。迷惑メールのフォルダーに自動で振り分けられたメールは検知済みとみなせるので、報告の必要はないとも案内されています。

消費者ホットラインは、局番なしの188に電話すると、近くの消費生活センターなどの相談窓口につながる番号です。消費者庁の「消費者ホットライン」のページで案内されています。警察相談専用電話の#9110は、かけた場所を受け持つ都道府県警察の相談窓口につながる番号です。

前もってしておくと防ぎやすくなる設定

偽メールを見分ける力に頼りきるより、万一入力してしまっても被害が広がりにくい設定にしておくほうが確実です。dカード公式サイトの注意喚起のページと「不正ログインを防ぐために」のページで案内されている設定を、取り組みやすい順に並べます。

  1. dアカウントの2段階認証を使う。IDとパスワードに加えて、セキュリティコードの入力や、スマートフォンでのログインの可否の選択を求める仕組み
  2. dアカウントのパスキー認証を使う。パスキーとは、パスワードの代わりにスマートフォンの顔認証や指紋でログインする仕組みのことで、偽のサイトでは使えない。dアカウントには、パスワードでの認証を無効にしてパスキーだけを許す「いつもパスキー設定」もある
  3. 「カードご利用速報」を設定する。カードを使うたびに、メールやアプリで金額と日時を知らせてくれる
  4. 「あんしんご利用制限」を設定する。海外での利用やネットショッピングなどの利用を、自分で止めておける
  5. パスワードを他のサービスと使い回さない

dアカウントの案内ページは、2段階認証を次のように説明しています。

ID/パスワードに加えて、SMSやメールなどの別の方法で本人確認を行うことで、より安全にdアカウントを利用できる機能です 出典: id.smt.docomo.ne.jp

注意喚起のページによると、「カードご利用速報」と「あんしんご利用制限」は、カード番号が4363、5344、5365で始まる人だけが使え、会員ページから設定が必要です。カードご利用速報を設定しておくと、知らない利用があればすぐに気付けるので、偽の「不正利用のお知らせ」に頼らずに済みます。

在宅で働く人がカードとアカウントを守るために

@SOHO編集部は2004年から在宅ワークとフリーランスの仲介を続けてきました。その中で見てきたのは、仕事の経費の支払い、ソフトの利用料、ネットでの仕入れを、1枚のクレジットカードにまとめている人が多いということです。カードが止まると、仕事で使っているサービスの支払いまで一度に止まり、新しいカードが届くまで、登録し直しの手間もかかります。急ぎの仕事の連絡にまぎれて「利用停止」のSMSが届くと、慌てて押してしまう場面も起きやすくなります。

カードの通知は必ず dカードアプリから確かめる、カードご利用速報を設定しておく、と決めておくだけで、慌てて押す場面は減ります。顧客の情報やお金のやり取りを預かる仕事、たとえばカスタマーサポート・事務全般のお仕事では、ここまでの確認の手順は仕事の道具の1つとして身につけておく価値があります。フィッシングの見分け方や防ぎ方そのものを仕事にしたい人には、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事の案内もあります。

よくある質問

Q. dカードからの本物のメールの送信元アドレスは何ですか?

2026年10月30日時点で、dカードの「不正懸念取引通知サービス」のページは、カード番号が4363、5344、5365で始まる人へのメールの送信元を [email protected] と案内しています。ただし差出人は偽装できるので、リンクは押さず、dカードアプリや自分で開いた dカードサイトで同じ内容が表示されているかを確かめてください。

Q. 「DOCOMO FG」から届いたSMSは本物ですか?

DOCOMO FG は、dカードの公式ページが不正懸念取引通知サービスのSMSの送信元として案内している表示です。ただしSMSの表示も悪用されることがあります。本物の利用確認でカード番号の16桁を求めることはないと公式ページに明記されているので、カード番号や暗証番号を求められたら偽物と判断してください。

Q. 偽のサイトにカード番号を入力してしまいました。どうすればよいですか?

すぐに dカードサイトの「カードの利用停止・再発行」の手続きをしてください。オンラインでできなければ dカードセンター紛失盗難デスクに電話します。そのうえで明細を確かめ、身に覚えのない利用があれば公式の流れに沿って連絡します。利用停止は取り消せず、停止だけでは身に覚えのない請求は止まらない点に注意してください。

Q. 通知に書かれた電話番号にかけてもよいですか?

かける前に、dカードサイトの「電話でのお問い合わせ」に載っている番号やカードの裏面の番号と同じかを確かめてください。公式ページもそう案内しています。また、dカードからの案内メールに代表電話番号(03-5156-1111)を書くことはないと明記されているので、この番号が書かれたメールは偽物として扱ってください。

この記事について

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編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年10月31日
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