Visaからのメールは本物か|カード会員に届くメールの正体と偽メールの見分け方 2026


この記事のポイント
- ✓Visaを名乗るメールが本物か迷ったときの確かめ方
- ✓Visaは公式に「eメールでカード会員の個人情報を確認することは決してない」と明言しています
- ✓カード会員に届くメールの多くはカード会社から来ること
Visaは公式ページ「「Visa」を騙るメールや電話にご注意ください」で、「Visaは、いかなる場合も、eメールでカード会員の個人情報および機密情報を確認することは決してございません」と明言しています。Visa自身が送信元として公式に挙げているのは、キャンペーン「Visa割」の連絡の「@offers-exchange.com」と「@hit-bits.com」のドメインだけです(2026年11月1日時点)。 ただし、差出人のアドレスはだれでも偽れるので、ドメインが合っていても本物とは限りません。 カードの利用や請求の連絡は、Visaではなくカードを発行したカード会社から届くので、メールのリンクは押さず、カード会社の公式アプリか、自分でブックマークした会員サイトで確かめてください。
この記事では、Visaという国際ブランドとカード会社の違い、Visaが公式に「しない」と明言していること、Visaが公式に載せている偽メールの例、Visa割の連絡の見分け方、リンクを押してしまった後にすることを、Visaの公式ページと公的機関の資料をもとに順番に説明します。どれも2026年11月1日に公式ページを開き直して確かめた内容です。
Visaとカード会社の違い
「Visaからメールが来た」と感じたとき、まず知っておきたいのは、Visaとカード会社は別の会社だということです。財布の中の Visa のカードを見ると、Visa のマークとは別に、カード会社や銀行の名前が書かれているはずです。この、カードを作って会員に渡している会社を「カード発行会社」と呼びます。Visa はカードの決済の仕組みを世界中に提供している会社で、こうした会社は「国際ブランド」と呼ばれます。
Visa の公式サイトのサポートのページには、次のように書かれています。
Visaは、カード名義人か加盟店のアカウントを開設せず、サービスを行うことはなく、アクセスすることもできません。これは、当社のクライアントである金融機関(銀行)を通じて行います。各金融機関は、Visa カードの発行、明細書の管理方法など、独自の基準を持っています。 出典: Visa サポート
つまり、カードの申し込み、利用明細、請求、利用限度額、不正利用の調査といったことは、Visa ではなく、カードを発行した金融機関やカード会社が受け持っています。カードを使ったときの利用通知、毎月の請求の確定のお知らせ、不正利用の疑いの連絡なども、本物であればカード発行会社から届きます。
「Visaを名乗るメール」の見え方
そうすると、Visa 本体の名前で「お客様の Visa カードが利用停止になりました」「Visa カードの本人確認が必要です」と届くメールは、カードの仕組みから見て不自然だということが分かります。カードの利用を止めたり、本人確認をしたりするのは、カード発行会社の仕事だからです。
一方で、カード発行会社のメールの件名や本文に「Visa」という言葉が入っていることはありえます。カード発行会社からの案内の中で、カードのブランドとして「Visa」の名前が出てくるのは自然なことです。ですから、「Visa」という言葉が入っているかどうかではなく、そのメールが自分のカードの発行会社から届いたものかどうかを、発行会社の公式アプリや会員サイトで確かめることが大切です。
自分のカードの発行会社がどこかは、カードの表面か裏面に書かれた会社名で分かります。カード会社ごとのメールの確かめ方は、楽天カードからのメールは本物か|不正利用・リスクの可能性の通知と偽メールの見分け方 2026やdカードからのメールは本物か|利用停止・不正利用のお知らせを装う偽メールの見分け方 2026でも説明しています。
Visaが公式に「しない」と明言していること
偽の連絡を見分けるいちばん確かな手がかりは、会社が「こういうことはしない」と公式に書いていることです。Visa は、この点をはっきり書いています。
Visaは、いかなる場合も、eメールでカード会員の個人情報および機密情報を確認することは決してございません。 カード会員は、このような個人情報の提供を要求するeメールを受けとられても、カード番号や有効期限、暗証番号といったクレジットカード情報、銀行口座などの個人情報を絶対に提供しないようご注意下さい。 出典: Visa 「Visa」を騙るメールや電話にご注意ください
同じページは、こうした不審なメールを受け取ったら、返信をせずに削除し、添付ファイルが付いていても決して開かないよう求めています。万が一被害にあった場合は、最寄りの警察署に連絡するよう書かれています。
サポートのページのよくある質問「Visaを名乗る者から連絡がありました。これは本物ですか、詐欺ですか?」にも、情報を求める電話やEメールを受けても情報を提供しないこと、そして Visa は個人情報を求めてカード名義人に電話することはなく、Eメールを送ることもないと書かれています。
電話でも連絡しない
同じ注意喚起のページには、電話についての注意もあります。電話で「Visa株式会社」や「Visaカード」を名乗り、「Visaカードが不正利用されており、保険申請を行う」「Visaカードの更新と増額の為」などと説明して、カード番号、有効期限、暗証番号などを聞き出す事案が起きているとしています。そのうえで、こうした電話は Visa とは一切関係がなく、Visa ではカード会員に直接電話をすることはないと明言しています。
メールと電話の両方について「Visa からは個人情報を求めて連絡しない」と書かれているので、Visa を名乗ってカードの情報を求めてくる連絡は、どちらの手段でも応じなくてよいということです。
Visaを名乗る電話がかかってきたら
偽メールの後に電話がかかってきたり、電話の後に偽メールが届いたりと、メールと電話を組み合わせる手口もあります。Visa を名乗る電話がかかってきたら、次のように対応してください。
- カードの番号、有効期限、暗証番号、裏面の3桁の番号は、どんな理由を言われても答えない。
- 「折り返しはこの番号に」と言われても、その番号にはかけない。いったん電話を切る。
- カードの裏面に書かれたカード発行会社の番号に、自分で電話をかけ直し、そのような連絡をしたかどうかを確かめる。
Visa の注意喚起のページは、不審な電話には一切答えないよう呼びかけています。サポートのページのよくある質問には、Visa を名乗る詐欺の電話について、Visa に通報できる窓口があることも案内されています。
Visaが公式に載せている偽メールの例
Visa の注意喚起のページには、Visa Japan を騙る詐欺メールの例が載っています(ページに日付の表示はありません。2026年11月1日に掲載を確かめました)。差出人は「Visa Japan」、件名は「このメッセージは緊急であなた宛です」というものです。
本文は、銀行から多くの苦情があったとして、銀行口座への侵入やカードでの購入の試みを防ぐために、カードを「高保護システム」に登録するよう求め、フォームへの記入を促すものです。そして、12時間以内に登録しなければ中断されると締めくくられています。
この例から分かる偽メールの型
この例には、偽メールでよく使われる型が詰まっています。
- 差出人名に有名な会社の名前を使う(Visa Japan)
- 件名で「緊急」「あなた宛」と強調して、すぐに開かせようとする
- 「苦情があった」「保護のため」と不安をあおる
- フォームへの記入でカードの情報を集めようとする
- 「12時間以内」と短い期限を付けて、考える時間を与えない
Visa は前の節で見たとおり、メールでカード会員の個人情報を確認することはないと明言しています。差出人が Visa を名乗り、カードの情報の入力を求めてくるメールは、この明言と食い違うので、それだけで偽物と判断してかまいません。
偽メールの全体的な見分け方は、フィッシング詐欺メールの見分け方|5秒で振り分ける手順と開いた後の対処でも説明しています。
Visa自身が送るメール:Visa割の連絡
Visa 本体が個人の会員にメールを送る場面が、まったく無いわけではありません。Visa の公式サイトで案内されているキャンペーン「Visa割」がその例です。Visa割は、持っている Visa のカードを事前に登録しておくと、対象のお店でタッチ決済を使ったときにキャンペーンの特典を受けられる仕組みで、登録にはメールアドレスとカード番号が必要です。
Visa割の連絡が届くドメイン
Visa割の登録方法のページには、「Visaを装ったフィッシング詐欺にご注意ください」という注意があります。
Visa割キャンペーンでは、カード番号(16桁)およびメールアドレス以外の情報、例えば、カードの有効期限やCVV(カード裏面の3桁)の入力を求めることはございません。弊社からの本キャンペーンに関するご連絡は、ドメインが「@offers-exchange.comもしくは@hit-bits.com」からのe-mailのみとなり、SMSでご連絡することはございません。 出典: Visa Visa割登録方法
ここから、Visa割について次の3つが分かります。
| 項目 | 公式の案内 | 載っている公式ページ |
|---|---|---|
| Visa割の連絡の送信元 | ドメインが「@offers-exchange.com」もしくは「@hit-bits.com」の e-mail のみ | Visa割登録方法、Visa割のよくある質問 |
| SMS での連絡 | しない | 同上 |
| 入力を求める情報 | カード番号(16桁)とメールアドレスだけ。有効期限や CVV(カード裏面の3桁)は求めない | 同上 |
| 認証メールが届かないときの受信設定 | 「@offers-exchange.com」のドメインを受信許可リストに追加する | Visa割のよくある質問 |
ドメインとは、メールアドレスの「@」より後ろの部分のことです。Visa割のよくある質問にも、「Visaのキャンペーンサイトからメールが届きましたが、有効期限やCVV(カード裏面の3桁)の入力を求められました。本物のメールなのでしょうか」という問いに対して、同じ内容の回答が載っています。
Visa割を名乗るメールの確かめ方
Visa割の登録をしていない人に、Visa割を名乗るメールが届いたら、それだけで疑う理由になります。登録している人でも、次の点を確かめてください。
- メールのリンクは押さず、送信元のアドレスを@より後ろまで表示させる。「@offers-exchange.com」か「@hit-bits.com」でなければ削除してよい。
- ドメインが合っていても、カードの有効期限や CVV(カード裏面の3桁)の入力を求めていたら、公式の案内と食い違うので偽物と考える。
- SMS で Visa割の連絡が届いたら、公式は SMS では連絡しないと書いているので、リンクを押さずに削除する。
- キャッシュバックの状況などを確かめたいときは、Visa の公式サイトの Visa割のページを自分で開き、そこからログインする。
Visa割の登録方法のページによると、2026年2月4日からパスワードでのログインが導入されています。パスワードは、登録したメールアドレスに届く認証メールから設定する仕組みです。この認証メールも、自分でパスワードの設定を始めたときにだけ届くものなので、身に覚えのない認証メールのリンクは押さないでください。
登録方法のページには、新しく登録するときに届く認証メールの件名が「Visa割 新規登録メール認証のお知らせ」であることも書かれています。本物の認証メールは、自分で登録ボタンを押した直後に届くものです。登録の操作をしていないのに、この件名やよく似た件名のメールが届いた場合は、だれかがメールアドレスを入力したか、偽メールの可能性があるので、リンクは押さずに削除してください。
カード会社からの通知が届くこともある
Visa割の登録方法のページには、カード発行会社や加盟店によっては、メールアドレスを登録した後やカードを使ったときに、登録したメールアドレスに通知が届く場合があるとも書かれています。この通知は、Visa ではなくカード発行会社や加盟店から届くものです。確かめるときは、通知を送ってきたカード会社の公式アプリや会員サイトを自分で開いてください。
カードの本人認証の画面と偽サイトの違い
ネットで買い物をするとき、カードの番号を入れた後に、パスワードや確認コードを求める画面が出ることがあります。これはカードの本人認証の仕組みで、Visa の公式サイトでは「3-Dセキュア」(以前の名前は VISA認証サービス、VbV)として説明されています。この仕組みを知っておくと、偽メールの「登録しないと使えなくなる」という脅しに惑わされにくくなります。
Visa のサポートのページのよくある質問には、消費者として3-Dセキュアに登録する必要はなく、認証はカード発行金融機関(銀行や信用組合などの金融機関)が取り扱うと書かれています。うまく機能しないときは、カードに書かれた電話番号を使って、カード発行金融機関か銀行に問い合わせるよう案内されています。
ここから分かるのは、「Visa の認証サービスに登録してください」「本人認証の再登録が必要です」と Visa を名乗って求めてくるメールは、公式の説明と合わないということです。前に紹介した Visa 公式の偽メールの例でも、カードを「高保護システム」に登録するよう求めていました。本人認証の画面は、自分で買い物をしている途中に、買い物の流れの中で出てくるものです。メールのリンクから開いたページで本人認証のパスワードや確認コードを入力するよう求められたら、偽サイトを疑ってください。
デビットカードやプリペイドカードの場合
Visa のマークは、クレジットカードだけでなく、デビットカードやプリペイドカードにも付いています。Visa のサポートのページでは、カードが使えない理由として、デビットカードの口座残高の不足や、プリペイドカードの残高の不足も挙げられていて、詳しくは各カード発行会社に問い合わせるよう書かれています。
デビットカードやプリペイドカードでも、考え方はクレジットカードと同じです。カードの利用や残高、停止についての連絡は、カードを発行した銀行や会社から届きます。デビットカードは銀行の口座から代金がすぐに引き落とされるので、偽サイトでカードの情報を入力してしまったら、口座のお金が使われる前に、すぐに発行している銀行に連絡してカードを止めてもらってください。Visa の「カードの紛失・盗難」のページのよくある質問にも、紛失や盗難にあった Visa デビットを取り消す方法についての項目があります。
アドレスが合っていても本物とは限らない理由
Visa割の連絡のドメインを知っていても、それだけで本物と決めることはできません。メールの差出人(From)の欄は、手紙の封筒の裏に書く差出人の名前に近いもので、送る側が書き換えられます。警察庁はフィッシング対策のページでこう説明しています。
電子メールは、仕様上、受信者から見える「送信元名称」や「送信元メールアドレス」を変更することが容易であるため、実在の企業等になりすますことができます。したがって、メールソフトに表示される「送信元名称」や「送信元メールアドレス」だけを見てメールの真偽を判断することは困難です。 出典: 警察庁 フィッシング対策
スマートフォンのメールアプリでは、差出人の名前だけが大きく表示され、アドレスはタップしないと見えないことも多いものです。差出人名が「Visa」「Visa Japan」になっていることは、何の証拠にもなりません。アドレスを見るのは、明らかにおかしいものを外すための入口と考え、本物かどうかはカード会社の公式アプリや会員サイトで決めてください。
リンクを押さずに本物かを確かめる手順
Visa の名前が出てくるメールが届いたら、次の順で確かめます。
- 本文のリンク、ボタン、添付ファイルは開かず、差出人のアドレスを@より後ろまで表示させる。
- カードの番号、有効期限、暗証番号、CVV、銀行口座などの入力や返信を求めていないかを見る。Visa を名乗ってこれらを求めていれば、Visa の明言と食い違うので偽物と判断してよい。
- カードの利用、請求、利用停止、本人確認についての連絡なら、カードに書かれた発行会社の名前を確かめ、その会社の公式アプリか、自分でブックマークした会員サイトを開いてログインする。
- 会員サイトやアプリのお知らせ、利用明細に、メールと同じ内容が出ているかを確かめる。出ていなければ、メールは削除する。
- それでも分からないときは、カードの裏面に書かれたカード発行会社の電話番号に、自分で電話して問い合わせる。
3番目と5番目で「カード発行会社」に確かめるのは、カードの利用や請求を受け持っているのが発行会社だからです。Visa のサポートのページにも、カードが使えないときは各カード発行会社に問い合わせるよう書かれています。
カード裏面の電話番号を控えておく
Visa の「カードの紛失・盗難」のページは、国内での紛失や盗難のときは、すぐにカード発行会社に連絡するよう案内したうえで、事前にカード発行会社の名前、カスタマーサービスの電話番号、Visa カードの番号を書き留めて、カードとは別の場所に保管しておくよう勧めています。
偽メールへの備えとしても、この控えは役に立ちます。メールに書かれた電話番号ではなく、自分で控えた発行会社の番号に電話すれば、偽の窓口につながる心配がありません。
海外にいるときに届いた場合
海外旅行や海外出張の最中は、カードを使う場面が増え、「海外での不審な利用を検知しました」といった連絡が届くと、本物かどうかを確かめる余裕がなくなりがちです。Visa の「カードの紛失・盗難」のページは、出発前に、カード発行会社の名前、連絡先の電話番号、Visa カードの番号、滞在する国や地域から使える Visa グローバル・カスタマー・アシスタンス・サービスのフリーダイヤルの番号を書き留め、カードとは別に保管しておくよう勧めています。
旅先で Visa やカード会社を名乗るメールが届いても、手順は国内と同じです。メールのリンクは押さず、控えておいた番号に自分で電話をかけるか、カード発行会社のアプリで利用明細を確かめてください。携帯電話やホテルの電話から国際電話をかけると料金がかかる場合があることも、同じページに書かれています。Visa のサポートのページのよくある質問には、海外でカードを使うことをカード発行金融機関に知らせる必要があるかどうかは、カード発行金融機関のサイトで確かめるよう書かれています。旅行の前に、発行会社のサイトで確かめておくと安心です。
ショートメール(SMS)で届いたとき
Visa の公式ページで、Visa 自身が SMS を送る場面として案内されているものは、2026年11月1日時点で確かめた範囲では見つかりませんでした。反対に、Visa割については「SMSでご連絡することはございません」と明記されています。
そのため、Visa を名乗る SMS が届いても、「この番号なら本物」と言えるものはありません。カードの利用確認の SMS は、届くとしてもカード発行会社から届くものです。本文の URL は押さず、発行会社の公式アプリか会員サイトで確かめてください。SMS を使って偽サイトに誘う詐欺はスミッシングと呼ばれ、本文と URL のどこを見ればよいかはスミッシング詐欺の見分け方|SMSの本文とURLで判定する手順で説明しています。
押してしまった・入力してしまったときにすること
偽メールのリンクを押してしまっても、何を入力したかで、することが変わります。落ち着いて、次の順で対応してください。
- 開いたページはすぐに閉じる。それ以上は何も入力しない。
- カードの番号、有効期限、CVV、暗証番号のどれかを入力した場合は、すぐにカードの裏面に書かれたカード発行会社の電話番号に連絡し、カードを止めてもらう。
- カード会社の会員サイトの ID やパスワードを入力した場合は、自分でブックマークした会員サイトか公式アプリからログインし、パスワードを変える。同じパスワードをほかのサービスでも使っていれば、そちらも変える。
- 会員サイトやアプリで利用明細を見て、身に覚えのない利用がないかを確かめる。あれば、カード発行会社に伝える。
- 偽メールは、後で相談するときのために、すぐには消さずに残しておく。スクリーンショットも撮っておくとよい。
カード発行会社に連絡できないとき
Visa の「カードの紛失・盗難」のページは、国内であれば直ちにカード発行会社に連絡してカードの停止と再発行の手続きをするよう案内したうえで、カード発行会社に連絡できない場合は、Visa グローバル・カスタマー・アシスタンス・サービスが紛失・盗難の報告や緊急のカード再発行の手続きを手伝うと書いています。このサービスは、世界中どこでも年中無休24時間体制で対応するとされています。電話番号は、同じページで電話をかける国を選ぶと表示されます。
ただし、国内にいる場合の基本は、カード発行会社への連絡です。発行会社の窓口が混み合っていても、まずはカードの裏面の番号にかけてください。
Visa の「Visaで安心・安全にオンライン ショッピング」のページには、Visa ゼロライアビリティという考え方も紹介されています。カードの紛失、盗難、不正利用があった場合でも不正な請求のリスクを取り除くというものですが、同じページは、特定のコマーシャルカード(法人向けのカードなど)や、Visa が処理しない取引などには当てはまらないこと、カード会員は不正利用があった場合は直ちに発行金融機関に知らせる必要があることを添えています。補償の詳しい条件は、カード発行会社によって違うので、発行会社に確かめてください。入力した情報ごとの対応は、フィッシング詐欺で入力してしまったら|カード番号・パスワード・住所ごとにすぐすること 2026で詳しく説明しています。
公的な相談窓口と報告先
カード発行会社の窓口とは別に、公的な相談先もあります。
- 警察相談専用電話「#9110」:全国共通の短縮ダイヤルで、かけた地域を受け持つ都道府県警察の総合窓口につながる。警察庁の資料「警察相談専用電話「#9110」」によると、携帯電話からも使え、土日祝日と夜間は当直や音声案内などで対応している。
- 消費者ホットライン「188」:局番なしの188にかけると、近くの消費生活センターなどの相談窓口を案内してもらえる。消費者庁の「消費者ホットライン」のページで案内されている。
- フィッシング対策協議会への報告:フィッシングと思われるメールを受け取ったら、リンクを押さずに、協議会の「フィッシングの報告」のページにある報告受付のアドレスへ転送できる。SMS は転送できないので、スクリーンショットをメールに添付して送るよう案内されている。
フィッシング対策協議会は、クレジットカードの情報を入力してしまった場合は、すぐにカード会社の紛失・盗難の窓口へ連絡し、利用の停止と、必要に応じてカードの再発行の手続きをするよう案内しています。Visa の注意喚起のページも、被害にあった場合は最寄りの警察署へ連絡するよう書いています。
受信設定で許可するドメイン
Visa割の登録で認証メールが届かないときについて、Visa割のよくある質問は、迷惑メールのフォルダーやスパムのフォルダーを確かめ、正しいメールアドレスを入力しているかを確かめるよう書いています。そのうえで、一部の携帯電話会社のメールをはじめ、メールの設定によっては認証が使えない場合があるとして、「@offers-exchange.com」のドメインを受信許可リストに追加するか、迷惑メールのドメイン指定を解除するよう案内しています。変えても受け取れない場合は、ほかのメールアドレスを用意するよう書かれています。
カード会社からの利用通知などが届かない場合は、Visa ではなく、それぞれのカード発行会社の案内に沿って受信設定をします。受信を許可するドメインはカード会社ごとに違うので、発行会社の公式サイトで確かめてください。
許可したドメインから届いても、確かめ方は変わらない
受信を許可するというのは、そのドメインのメールを迷惑メールとして振り分けないようにする設定です。「そのドメインのメールは安全」と認める設定ではありません。差出人のアドレスは偽れるので、許可したドメインを名乗る偽メールが届く可能性もあります。受信設定は本物のメールを見落とさないためのもので、偽メールを見分けるためのものではないと覚えておいてください。
家族や職場で同じメールを受け取ったとき
Visa のカードは、家族それぞれが別のカード会社のものを持っていることもよくあります。家族に「Visa から緊急のメールが来た」と相談されたら、まずそのカードの発行会社がどこかを一緒に確かめ、その会社のアプリや会員サイトで確かめるよう伝えてください。「Visa は、メールでカードの情報を確かめることはない」という公式の明言を家族で共有しておくと、慌てて入力してしまうことを防げます。
会社のパソコンや会社のメールアドレスで、Visa や法人カードの会社を名乗るメールを受け取った場合は、自分で判断する前に、社内の情報システムの担当者や経理の担当者に知らせるのが基本です。同じ偽メールがほかの社員にも届いている可能性があり、1人の報告で全員への注意につながります。社員向けの訓練の考え方は、社員のセキュリティ意識を向上させるフィッシングメール模擬訓練の効果|2026年最新の従業員教育ガイドで紹介しています。
在宅で働く人が仕事のメールアドレスで受けるときの注意
在宅で仕事をしている人は、仕事の経費を Visa のカードで払い、カード会社や Visa割の連絡を仕事用のメールアドレスで受け取っていることもあります。そうすると、取引先からの請求書や納品の連絡と、Visa やカード会社を名乗る偽メールが、同じ受信箱に並ぶことになります。
仕事のメールアドレスのパスワードや、経費の支払いに使うカードの情報を偽サイトに入力してしまうと、被害は自分だけで済まないことがあります。取引先とのやり取りが読まれたり、経費の支払いが止まって取引先への支払いが遅れたりするおそれがあるからです。カードやポイントの連絡は個人用のアドレス、仕事の連絡は仕事用のアドレスと分けておくと、偽メールが仕事の受信箱に紛れ込む機会を減らせます。
2004年から在宅ワークとフリーランスの仲介を続けてきた@SOHOの運営で見てきた範囲でも、アカウントやカードの被害は「納期前の忙しい時間に、急ぎの連絡に見えるメールを開いてしまう」という形で起きやすい傾向があります。見分ける力を鍛えるより、「メールのリンクからはログインもカードの入力もしない」という手順を先に決めておくほうが確実です。問い合わせ対応やメールの扱いに慣れている人には、カスタマーサポート・事務全般のお仕事のように在宅で受けられる仕事もあり、セキュリティの知識を生かしたい人はAI・マーケティング・セキュリティのお仕事で仕事の種類を確かめられます。
最後に、この記事で確かめた内容を振り返ります。2026年11月1日時点で、Visa は「いかなる場合も、eメールでカード会員の個人情報および機密情報を確認することは決してない」と明言し、Visa を名乗ってカードの情報を求める電話もしないとしています。Visa 自身の送信元として公式に挙がっているのは、Visa割の連絡の「@offers-exchange.com」と「@hit-bits.com」だけで、Visa割では SMS での連絡もしません。カードの利用や請求の連絡はカード発行会社から届くので、届いたメールが本物かを決めるのは、アドレスではなく、カード発行会社の公式アプリや会員サイトを自分で開いて、同じ内容が出ているかどうかです。
よくある質問
Q. Visaからカード会員にメールが届くことはありますか?
Visaは公式ページで、いかなる場合もeメールでカード会員の個人情報や機密情報を確認することは決してないと明言しています。Visa自身の送信元として公式に挙がっているのは、キャンペーン「Visa割」の連絡の「@offers-exchange.com」と「@hit-bits.com」だけです(2026年11月1日時点)。カードの利用や請求の連絡はカード発行会社から届きます。
Q. 「Visaカードが利用停止になりました」というメールは本物ですか?
カードの利用停止や本人確認を受け持っているのは、Visaではなくカードを発行したカード会社です。Visa本体の名前でこうした連絡が届くのは不自然です。リンクは押さず、カードに書かれた発行会社の公式アプリか会員サイトを自分で開き、同じお知らせが出ているかを確かめてください。
Q. Visa割のメールでカードの有効期限やCVVを求められました。本物ですか?
Visa割の公式ページは、カード番号(16桁)とメールアドレス以外の情報、たとえば有効期限やCVV(カード裏面の3桁)の入力を求めることはないと書いています。連絡は「@offers-exchange.com」か「@hit-bits.com」のドメインのメールだけで、SMSでは連絡しません。有効期限やCVVを求めるメールは入力せずに削除してください。
Q. 偽メールにカード番号を入力してしまったら、どこに連絡すればよいですか?
まず、カードの裏面に書かれたカード発行会社の電話番号に連絡し、カードを止めてもらってください。Visaの公式ページも、国内での紛失や盗難のときは直ちにカード発行会社に連絡するよう案内しています。発行会社に連絡できない場合は、Visaグローバル・カスタマー・アシスタンス・サービスが手続きを手伝うとされています。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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