Calendlyの使い方|予約ページを作って受付を始めるまでの手順


この記事のポイント
- ✓Calendlyの使い方を
- ✓アカウント登録とカレンダー連携から
- ✓予約リンクの共有まで順に解説します
Calendlyの使い方を調べている人の多くは、「メールで候補日を何往復もやり取りするのをやめたい」「相手に空いている時間を選んでもらう形にしたい」という段階にいます。Calendlyは、自分の空き時間をもとに予約ページを作り、そのURLを相手に送るだけで日程が決まる海外製の日程調整ツールです。
この記事では、アカウントを作ってから最初の予約を受け付けるまでの手順を、画面の名前に沿って順番に説明します。あわせて、無料プランでどこまでできるか、日本語で使うときにつまずきやすい点、予約が入ったあとの変更やキャンセルの扱いも整理します。手順は2026年10月時点のCalendly公式ヘルプの記載に合わせています。
Calendlyでできることと、使い始める前に知っておきたい前提
Calendlyは、Googleカレンダーや Outlook の予定表とつないで「すでに予定が入っている時間」を自動で避け、空いている時間だけを相手に見せる仕組みです。相手は予約ページで日時を選び、名前とメールアドレスを入れるだけで予約が確定します。確定した予定は自分のカレンダーにも自動で登録されるので、手で予定を書き写す必要がありません。
Calendlyでは、予約の型のことを「イベントタイプ(Event type)」と呼びます。イベントタイプとは、所要時間・場所・受付できる時間帯などをひとまとめにした予約のひな型のことです。公式ヘルプでは、次の4つの型が案内されています。
| イベントタイプ | 形 | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| One-on-one | 主催者1人と相手1人 | 面談、体験レッスン、商談 |
| Group | 主催者1人と相手複数 | 説明会、少人数のセミナー |
| Collective | 主催者複数と相手1人(全員が空いている時間だけ表示) | 複数人で出る面接 |
| Round robin | 相手1人をチームのメンバーに順番に割り振る | 営業チームの初回面談 |
個人で使い始めるなら、まずは One-on-one を1つ作れば十分です。
使い始める前に知っておきたいのは、Calendlyが海外のサービスだという点です。予約する側の画面と通知メールを自動で翻訳できる言語は、公式ヘルプの時点でフランス語・スペイン語・ドイツ語・オランダ語・ポルトガル語(ブラジル)・イタリア語・ウクライナ語の7つで、日本語は含まれていません。ブラウザの翻訳機能で読むことはできますが、公式はその正確さを保証していません。詳しくは公式ヘルプのイベントタイプの言語を変える方法に書かれています。
国内の日程調整サービスを提供している会社の解説記事でも、同じ点が注意として挙げられています。
日本で導入する場合は、いくつか注意点があります。管理画面やサポートは英語中心で、料金はドル建てです。日本の適格請求書への対応も別途確認が必要です。 出典: jicoo.com
一方で、イベント名・説明文・相手に聞く質問の文言は自分で日本語に書き換えられます。ボタンや曜日などの固定の表示が英語のまま残るだけなので、相手がビジネスで英語の画面に慣れているなら、日本語の文言を自分で書くことで実用上は困らない場面も多くあります。相手がどんな人かで判断するのが現実的です。
料金プランと、無料プランで足りるかの見分け方
Calendlyの料金は、カレンダーをつないで予約を受ける人1人ごとにかかる「席(seat)」単位の課金です。予約する側の相手にはアカウントも料金も要りません。2026年10月に公式の料金ページで確かめた金額は次のとおりです。金額はドル建てで、円の請求額は支払い時の為替とカード会社の手数料で変わります。
| プラン | 年払い(1席・1か月あたり) | 月払い(1席・1か月あたり) | 主な内容 |
|---|---|---|---|
| Free | 無料 | 無料 | イベントタイプ1つ、カレンダー連携1つ、1対1の予約、予約ページの編集 |
| Standard | $10 | $12 | イベントタイプ無制限、カレンダー連携6つ、リマインダーなどの自動化、Stripe・PayPal 連携 |
| Teams | $16 | $20 | Standard の全機能に加え、チームでの割り振り、問い合わせ内容による振り分け |
| Enterprise | 年額$15,000から | 個別見積り | 50席から。SSO、監査ログ、専任サポートなど |
AIで会議の要約を作る Notetaker と、メールで日程調整を代行する Callie は、Standard Plus(年払い$18、月払い$24)と Teams Plus(年払い$24、月払い$32)で使えます。料金ページには、この2つは現時点で英語のみの提供と明記されています。最新の金額はCalendlyの料金ページで確かめてください。
無料プランで足りるかどうかは、次の3点で判断できます。
1つ目は、受け付ける予約の種類が1つで済むかです。無料プランで作れるイベントタイプは1つだけです。「30分の無料相談」と「60分の本番の面談」のように時間や内容の違う予約を分けたいなら、Standard 以上が必要になります。
2つ目は、確認するカレンダーが1つで済むかです。仕事用と私用でカレンダーが分かれていて、両方の予定を避けたい場合、無料プランでは1つしかつなげません。
3つ目は、予約の前日にリマインダーを自動で送りたいかです。予約前のリマインダーの自動送信は、料金ページの比較表で Standard 以上の機能になっています。無断キャンセルが気になる仕事なら、ここが有料に切り替える分かれ目になります。
逆に、「月に数件の面談の日程を決めるだけ」「予約の種類は1つ」という使い方なら、無料プランのまま十分に回ります。まず無料で作ってみて、足りない機能がはっきりしてから有料に移る順番で問題ありません。
予約ページを公開するまでの全体の流れ
手順に入る前に、全体の流れを先に押さえておきます。Calendlyの設定は、次の5つの段階に分けて考えると迷いません。
- アカウントを作り、普段使っているカレンダーをつなぐ
- 受け付けてよい曜日と時間帯(Availability)を決める
- 予約のひな型(イベントタイプ)を作る
- 予約の前後の余裕と、1日の上限を決める
- 予約リンクを相手に送る、またはWebサイトに埋め込む
順番が大事なのは、2の受付時間を決めないまま3のイベントタイプを作ると、初期設定の「平日の日中」がそのまま相手に見えてしまうからです。副業で使う人の場合、本業の勤務時間に予約が入ってしまう失敗はほとんどこれが原因です。
オンラインで家庭教師をしている人の例でよく聞くのが、体験授業の受付を始めた初日に、学校の授業がある平日の午後に予約が入ってしまったという話です。受付時間を設定し忘れて、初期値のままリンクを配っていたためでした。授業を受けたい子どもが学校から帰ったあとの夕方と、土日の午前だけを受付時間にしておけば防げた失敗です。
所要時間は、作業の多さで言えば最初の設定に30分ほど見ておけば足ります。以下、段階ごとに画面の名前に沿って説明します。メニュー名は英語のまま書いているので、画面と見比べながら進めてください。
ステップ1 アカウント登録とカレンダーの連携
最初に、Calendlyの公式サイトからアカウントを作ります。Googleアカウントか Microsoft アカウントでそのまま登録すると、カレンダーの連携まで続けて進められるので手間が少なく済みます。
すでにアカウントがあって、あとからGoogleカレンダーをつなぐ場合は、公式ヘルプの手順は次のとおりです。
- Settings から Scheduling、Calendars の順に開く
- Google Calendar の横にある Connect を選ぶ
- 表示された画面でGoogleアカウントにログインし、Calendlyに戻る
- Calendars to check for conflicts(予定の重なりを確かめるカレンダー)を選ぶ
- Calendar to add events to(予約を書き込むカレンダー)を1つ選ぶ
4と5の違いは、つまずきやすいところです。「重なりを確かめるカレンダー」は、ここに予定が入っている時間を予約ページに出さないためのものです。仕事用・私用・家族の共有カレンダーなど、避けたい予定が入っているカレンダーはすべてチェックしておきます。「予約を書き込むカレンダー」は、確定した予約を登録する先です。仕事の予約なら仕事用のカレンダーを選ぶのが一般的です。
Outlook や Microsoft 365 の予定表を使っている場合も、同じ画面から Outlook を選んでつなげます。無料プランでつなげるカレンダーは1つ、Standard 以上では6つまでです。
もう1つ確かめておきたいのが、予定の「空き時間」と「予定あり」の扱いです。Googleカレンダーでは、予定ごとに「予定あり」と「空き時間」を選べます。「空き時間」にしてある予定は、Calendlyからは重なっていないものとして扱われ、その時間にも予約が入ります。終日の予定や、移動の目安として入れているだけの予定で、予約を受けたくない時間があるなら、カレンダー側で「予定あり」にしておきます。
ステップ2 受け付ける曜日と時間帯を決める
次に、予約を受け付けてよい時間を決めます。Calendlyではこれを「Schedule(スケジュール)」と呼び、曜日ごとの受付時間をまとめて保存しておく仕組みになっています。
新しくスケジュールを作る手順は次のとおりです。
- Scheduling を開き、Manage availability を選ぶ
- Schedule のメニューを開き、+ Create schedule を選ぶ
- スケジュールに名前を付けて Create を選ぶ
作ったスケジュールの中で、Weekly hours(毎週くり返す受付時間)を曜日ごとに設定します。受け付ける曜日は + で加え、受け付けない曜日は x で外します。昼休みを挟みたいときは、同じ曜日に + で時間帯を2つに分けて登録します。変更は自動で保存されます。
毎週同じではない受付をしたい場合は、Calendar view に切り替えて日付ごとに時間を指定できます。また、特定の日だけ受付時間を変えたいときは、Date-specific hours の + Hours から日付を選んで時間を変えます。祝日だけ休む、学校行事の日だけ午前を空ける、といった使い方です。
最後に、作ったスケジュールを予約のひな型に結びつけます。スケジュールの画面にある Active on のメニューで、このスケジュールを使うイベントタイプを選びます。ここを忘れると、せっかく作った受付時間が予約ページに反映されません。
本業と副業を両立している人なら、「平日は19時から22時、土曜は10時から17時」のように、本業の時間を最初から外したスケジュールを作っておくのが安全です。スケジュールは複数作れるので、「体験授業用」と「通常授業用」で受付時間を変えるといった分け方もできます。
公式ヘルプの受付時間の設定方法には、パソコンとスマートフォンのアプリそれぞれの手順が載っています。
ステップ3 イベントタイプを作る
受付時間が決まったら、予約のひな型であるイベントタイプを作ります。公式ヘルプの手順は次のとおりです。
- Scheduling のページを開く
-
- Create を選び、イベントタイプの種類を選ぶ(個人なら One-on-one)
- 右側に表示される編集画面で内容を入れる
編集画面で決める項目は次のとおりです。
| 項目 | 内容 | 決め方の目安 |
|---|---|---|
| Event name | 予約の名前 | 「30分 無料相談」のように時間と内容が分かる名前 |
| Event color | 自分の画面での色分け | 種類が増えたときに見分けやすい色 |
| Duration | 所要時間 | 実際の時間に準備の時間を含めない |
| Location | 会う場所や方法 | Zoom、Google Meet、電話、対面の住所など |
| Availability | 使うスケジュール | ステップ2で作ったもの |
| Host(s) | 主催者 | 個人なら自分 |
Location にオンライン会議を選ぶ場合、Zoom などを先に連携しておくと、予約が確定したときに会議のURLが自動で作られ、相手への確認メールに入ります。連携していないと、URLを手で送り直す手間が残ります。
予約のときに相手へ聞きたいことがあれば、編集画面下の More options から Invitee form を開き、+ Add new question で質問を加えます。公式ヘルプによると、質問は1つのイベントタイプにつき10個まで、答えの形は1行・複数行・ラジオボタン・チェックボックス・プルダウン・電話番号から選べます。Required にチェックを入れると、答えないと予約できない必須の質問になります。
体験授業の受付なら「学年」「受けたい教科」「現在困っていること」の3つを必須にしておくと、当日の準備が格段に楽になります。質問を増やしすぎると予約の途中で離れる人が増えるので、本当に事前に必要なものだけに絞るのがコツです。
作ったイベントタイプは、いつでも同じ画面から編集できます。所要時間を変えたいときも、イベントタイプを作り直す必要はありません。
ステップ4 予約の前後の余裕と、1日の上限を決める
予約を受け始める前に、2つの設定をしておくと運用がぐっと楽になります。予約の前後の余裕(Buffers)と、予約数の上限(Meeting limits)です。
Buffers とは、予約の前後に自動で確保される休憩や準備の時間のことです。設定の手順は次のとおりです。
- Scheduling のページで対象のイベントタイプを開く
- More options を選び、Limits and buffers を開く
-
- Set buffer time を選び、前後の時間を入れる
- Save changes で保存する
公式ヘルプの例では、30分の予約に前後15分ずつの余裕を付けると、予約ページに出るのは60分空いている時間だけになります。予約そのものは30分のままで、前後の15分が他の予約に取られなくなる仕組みです。授業や面談が続くと、前の時間が延びたときに次の相手を待たせてしまいます。その対策として、後ろに10分から15分の余裕を付けておくのが一般的です。
ただし、受付時間の端では余裕の時間がはみ出しても予約が入ります。公式ヘルプでは、受付時間が9時から17時で後ろに30分の余裕を付けていても、16時30分からの予約は入ると説明されています。終わりの時間を厳密に守りたい場合は、受付時間そのものを早めに締めておきます。
Meeting limits は、1日・1週・1か月あたりに受ける予約の数に上限を付ける設定です。同じく Limits and buffers の中の Meeting limits から + Set limit を選んで回数を入れます。イベントタイプごとの上限とは別に、Settings の Scheduling から Advanced availability を開くと、すべての予約を合わせた上限も決められます。副業で「平日は1日1件まで」と決めている人には欠かせない設定です。
上限に達すると、その日の空き時間は予約ページから自動で消えます。「急に予約ページに空きが出なくなった」と感じたら、まず上限に達していないかを確かめてください。
ステップ5 予約リンクを相手に送る
設定が終わったら、いよいよ予約リンクを相手に送ります。Calendlyのリンクには大きく分けて2種類あります。
1つは、自分のすべてのイベントタイプが一覧になったページ(ランディングページ)のリンクです。Scheduling を開き、右上の三点メニューから Copy link を選ぶとコピーできます。相手に予約の種類を選んでもらいたいときに使います。
もう1つは、特定のイベントタイプだけを予約できるページのリンクです。Scheduling でイベントタイプのカードにカーソルを合わせると、次の4つの送り方が表示されます。
| 送り方 | 内容 |
|---|---|
| Offer time slots | 候補の時間を選んで、その時間だけを相手に示す |
| Share availability | Gmail や Outlook から直接、予約リンク付きのメールを送る(有料プラン) |
| Create single-use link | 1回予約されると使えなくなるリンクを作る |
| Copy link | 通常の予約リンクをコピーする |
初めての相手に1回だけ面談を申し込むなら single-use link が便利です。同じリンクを使い回されて、知らない人から予約が入る心配がありません。SNSのプロフィールやWebサイトに載せ続けるなら、通常の Copy link を使います。
Webサイトを持っている場合は、予約ページをサイトの中に埋め込むこともできます。WordPress への埋め込み方は公式ヘルプに手順があります。メールの署名にリンクを入れておく、Chrome などの拡張機能からすぐにリンクを呼び出す、といった使い方もあります。
送る前に、自分で一度予約ページを開いて、時間の表示と質問の文言を確かめておきましょう。予約ページは相手の地域の時間で表示されるので、海外にいる相手とのやり取りでも時差を計算する必要はありません。逆に、相手のパソコンの時刻設定が違っていると、ずれた時間で表示されることもあります。
予約が入ったあとの変更とキャンセルの扱い
予約が確定すると、自分と相手の両方に確認メールが届き、自分のカレンダーにも予定が入ります。予約の一覧は Calendar のページで確かめられます。相手が答えた質問の内容も、ここで予約ごとに見られます。
自分の都合で日時を変えたいときは、Calendar のページで予約を選び、Reschedule を選びます。ここはプランによって動きが違います。無料プランでは、そのまま予約ページに移って新しい時間を自分で選びます。有料プランでは、次の2つから選べます。
1つ目は Share new times to meet です。今の予約を取り消し、相手に新しい時間を選び直してもらうメールを送ります。相手が1日・3日・7日のあいだ予約し直さなかったときに、催促のメールを自動で送る設定もできます。
2つ目は Reschedule meeting now です。自分で新しい時間を決めて予約を移し、相手には変更のお知らせが届きます。
Googleカレンダーとつないでいて自動同期を有効にしている場合は、Googleカレンダー側で予定の日時を動かすだけで、Calendlyの予約も変わり、相手に通知が届きます。
相手の側から変更やキャンセルをしたいときは、確認メールに入っているリンクから手続きします。キャンセルの受付期限を決めておきたい場合は、有料プランでキャンセルのルール(Cancellation policy)を設定できます。料金ページの比較表では、この機能は Standard 以上です。
キャンセルが出た時間は自動で予約ページに戻り、ほかの人が予約できるようになります。手で空き枠を戻す作業が要らないのは、電話やメールで予約を受けていたときと比べて大きな違いです。
1回だけの面談や、複数人の日程調整に使う機能
いつもの予約とは別に、その場限りの日程調整に使える機能が2つあります。
1つは One-off Meeting(1回限りの予約)です。普段のイベントタイプに当てはまらない打ち合わせを、その場で作って送れます。Scheduling で + Create を選び、More ways to meet から One-off Meeting を選びます。時間帯・所要時間・主催者を決め、カレンダーから候補の時間を選んで、名前と場所を入れればリンクが作られます。普段の受付時間の外の時間も候補にできるので、大事な取引先との打ち合わせを夜に1回だけ受けたい、といった場面で役に立ちます。
公式ヘルプによると、候補に選べる時間は3か月の範囲内です。Reserve Times を有効にすると、候補にした時間を自分のカレンダーで仮押さえでき、相手が予約すると仮の予定は自動で外れます。このリンクは一度予約されると使えなくなります。
もう1つは Meeting poll(投票で決める日程調整)です。複数の人に候補日を見せ、都合のよい時間に投票してもらって、最後に主催者が時間を決める仕組みです。+ Create から More ways to meet、Meeting poll の順に選び、候補を最大40件まで選んでリンクを送ります。投票が集まったら、Scheduling の Meeting polls タブで結果を見て、選んだ時間の Book を押せば全員に招待が届きます。
保護者会の打ち合わせや、勉強会の日程決めなど、参加者の全員がそろう時間を探したいときに向いています。料金ページの比較表を見る限り、この2つの機能は無料プランでも使えます。
日本で使うときにつまずきやすい点
最後に、日本で使うときに相談の多い点を整理しておきます。
1つ目は、予約する側の画面と通知メールが日本語にならない点です。最初の節で触れたとおり、自動で翻訳される言語に日本語は入っていません。対策としては、イベント名・説明文・質問の文言を日本語で書き、説明文の最初に「日時を選んだあと、名前とメールアドレスを入れると予約が確定します」と、操作の流れを日本語で書いておくのが効果的です。英語の画面に慣れていない年配の相手が多い仕事なら、国内の予約システムを選んだほうが問い合わせは減ります。
2つ目は、予定が入っているのに予約が入ってしまう、または空いているのに予約ページに出ない、という食い違いです。原因として多いのは、確かめるカレンダーに選んでいないカレンダーに予定が入っている、カレンダー側で予定が「空き時間」になっている、予約数の上限に達している、の3つです。公式ヘルプには、空いているはずの時間が出ないときの切り分け手順も用意されています。
3つ目は、支払いと請求書です。料金はドル建てで、日本の適格請求書(インボイス)に対応した請求書が出るとは案内されていません。会社の経費で払う場合は、経理の担当者に先に確かめておきます。
4つ目は、AIの機能です。会議の要約を作る Notetaker と、メールでの日程調整を代行する Callie は英語のみの提供で、日本語の会議や日本語のメールで使える状態ではありません。日本語で使う前提なら、これらの機能を目当てに上のプランを選ぶのは避けたほうが無難です。
5つ目は、スマートフォンでの管理です。Calendlyにはスマートフォン用のアプリがあり、受付時間の変更や予約の確認ができます。外出の多い人は入れておくと、急な予定変更にもその場で対応できます。
店舗や教室の予約を受けるなら、国内の予約システムも候補になる
Calendlyは、面談や商談のように「自分と相手の都合の合う時間を探す」用途で強みを発揮するツールです。一方で、整体やヨガの教室、個人サロン、習い事のように、決まったメニューを何人ものお客さまから継続して受ける店舗型の予約では、別の機能が欲しくなる場面があります。たとえば、通知メールが日本語であること、来店後の御礼メールやリピートの案内を自動で送れること、お客さまの来店履歴を管理できることです。
そうした使い方なら、国内の予約システムも候補に入れて比べてみてください。その1つがRizaflow(リザフロー)です。公式サイトの記載では、予約カレンダーと予約フォーム、予約完了・前日のリマインダー・御礼の自動メール、お客さま自身で変更や取り消しができるキャンセル用のURL、会員のマイページ、顧客管理が、無料のフリープランから使えます。フリープランの上限は予約が1か月あたり50件、スタッフ1名です。有料プランはライトが月額3,300円(税込)で、予約は1か月あたり300件までです。スタッフの指名やシフト管理、独自ドメインは月額7,700円(税込)のスタンダードから使えます。占い、コーチング、ヨガ、整体、ネイル、スクールなど、事前決済の要らない業態に向けて作られていると案内されています。
Rizaflowは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。
どちらが合うかは、受ける予約の形で決まります。取引先や生徒の保護者との面談の日程を決めたいならCalendly、毎月決まったお客さまの来店予約を受けて関係を続けたいなら店舗向けの予約システム、という分け方が目安です。
日程調整ツールを使いこなす人が、在宅の仕事で得をしている理由
在宅の仕事や副業の現場では、日程調整の手間が思った以上に時間を食っています。初回の面談を決めるだけでメールが3往復、4往復と続き、そのあいだに相手の熱が冷めてしまうことも珍しくありません。予約リンクを1本送れば決まる形にしておくと、この往復がなくなり、作業そのものに時間を回せます。
20年この市場を見てきた立場から言えば、長く仕事が続く人ほど、こうした事務の段取りを先に整えています。返信が早い、面談の候補がすぐに出てくる、当日の準備ができている。どれも小さなことですが、依頼する側からすると「この人に任せると楽だ」という印象につながり、次の依頼の決め手になります。特に、仲介の手数料がかからない直接のやり取りでは、日程調整から請求まで自分で回す場面が増えるため、こうした道具の使いこなしがそのまま信頼に変わります。中間の手数料が乗らない分、同じ予算で発注者はより多く頼め、受ける側は手取りが厚くなります。その関係を続ける土台が、こうした段取りの確かさです。
業務の効率化を支援する仕事では、Calendlyのようなツールの導入を手伝うこと自体が依頼になることもあります。生成AIや業務ツールを企業に導入する仕事の内容は、AIコンサル・業務活用支援のお仕事で、仕事の種類や求められる経験をまとめています。予約や受付の仕組みを自前で作る開発の仕事に関心があるなら、アプリケーション開発のお仕事が参考になります。
中小企業の業務改善を体系的に学びたい人には、経営の助言をする国家資格である中小企業診断士の資格ガイドも役に立ちます。在宅で働く人が予約ページや案内の画面を自分で整えるときは、デザインの単価相場を知っておくと外注するかどうかの判断がしやすくなります。相場はデザイナーの年収・単価相場で確かめられます。会社としてテレワークの仕組みを整える場合は、テレワーク 助成金 2026で使える助成金の考え方を整理しています。
Calendlyは、最初の30分の設定さえ済ませれば、あとは予約リンクを送るだけで日程が決まる道具です。まずは無料プランで1つのイベントタイプを作り、自分あてに予約を入れて動きを確かめるところから始めてみてください。
よくある質問
Q. Calendlyは無料でどこまで使えますか?
無料プランでは、イベントタイプを1つ作り、カレンダーを1つつないで、1対1の予約を件数の上限なく受けられます。予約ページの見た目の調整、1回限りの予約リンク、投票で決める日程調整も使えます。予約の種類を複数作る、予約前のリマインダーを自動で送る、といった機能は有料の Standard 以上が必要です。
Q. Calendlyの予約ページは日本語で表示できますか?
予約する側の画面と通知メールが自動で翻訳される言語は7つで、日本語は含まれていません。ただし、イベント名・説明文・相手への質問は自分で日本語に書けます。ボタンなどの固定の表示は英語のまま残るため、相手が英語の画面に慣れていない場合は、説明文に操作の流れを日本語で書いておくと迷われにくくなります。
Q. 予定が入っている時間に予約が入ってしまうのはなぜですか?
多い原因は3つです。予定の重なりを確かめるカレンダーにそのカレンダーを選んでいない、Googleカレンダー側でその予定が「空き時間」になっている、カレンダーの連携が切れている、のいずれかです。設定の Calendars で確かめるカレンダーを見直し、カレンダー側の予定を「予定あり」にしてから、自分で予約ページを開いて確かめてください。
Q. Calendlyの有料プランは日本円で払えますか?
料金はドル建てで、カードで払うと支払い時の為替とカード会社の手数料で円の請求額が決まります。日本の適格請求書に対応した請求書が出るとは案内されていないため、会社の経費で払う場合は、経理の担当者に処理の方法を先に確かめておくと安心です。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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