キャディーさんのバイトはどんな仕事か|未経験からの覚え方と向き不向き


この記事のポイント
- ✓キャディーさんのバイトを考えている人に向けて
- ✓コースでの仕事の中身と1日の流れ
- ✓未経験からコースと用語を覚える順番
キャディーさんのバイトは、ゴルフ場の広いコースを回りながら、お客さんのプレーを支える仕事です。ゴルフをしたことがなくても始められる求人が多く、学生や主婦、本業を持つ人、定年後の人まで、さまざまな人が働いています。一方で、コースの中を長い時間歩くこと、天候に左右されること、ゴルフのルールや用語を覚える必要があることなど、始める前に知っておきたい点もあります。この記事では、キャディーさんのバイトの仕事の中身、1日の流れ、未経験からの覚え方、安全の備え、向き不向き、求人の探し方までを順に整理します。
キャディーさんのバイトはどんな仕事か
キャディーさんは、ゴルフ場でお客さんの組に付き添い、コースを一緒に回りながらプレーを手助けする仕事です。主な仕事は次のとおりです。
- お客さんのクラブを運ぶ(乗用カートに積んで運転するゴルフ場が多い)
- お客さんが打つ前に、残りの距離や方向、池やバンカーなどの位置を伝える
- お客さんが使うクラブを渡し、使い終わったクラブを受け取って拭く
- 打ったボールの行方を見て、落ちた場所を伝える
- グリーン(カップのある芝の短い場所)で、ボールの汚れを拭き、転がる方向の読み方を手伝う
- 打球が人のいる方向に飛んだときに、大きな声で危険を知らせる
- 前後の組との間隔を見て、プレーの進み具合を整える
- 芝の削れた跡を直す、バンカーの砂をならすなど、コースを整える
キャディーさんの役割は、ただ荷物を運ぶことではありません。お客さんが気持ちよくプレーできるように、先回りして準備し、必要な情報を伝え、コースの安全と進行を保つことが求められます。
ゴルフ場によって仕事の範囲が違う
キャディーさんの仕事の範囲は、ゴルフ場によって違います。1組に1人のキャディーさんが付く形が一般的ですが、ゴルフ場によっては、お客さんのクラブを担いで歩く形や、乗用カートを使わずに手押しのカートで回る形もあります。最近は、キャディーさんを付けずにお客さんだけで回る「セルフプレー」を選べるゴルフ場も増えており、キャディーさんが付くのは、希望したお客さんの組や、競技の大会などに限られることもあります。
キャディーさんを頼むお客さんの事情
セルフプレーを選べるゴルフ場が増える中でも、あえてキャディーさんを頼むお客さんがいます。その事情を知っておくと、どんな手助けが求められているかが分かりやすくなります。
例えば、初めて回るコースで、距離や池の位置が分からず不安なお客さん、ゴルフを始めたばかりで、ルールやマナーに自信がないお客さん、取引先との接待で、進行や細かな気配りを任せたいお客さん、競技の大会で、正確な距離の情報やグリーンの読みを求めるお客さん、などです。
初心者のお客さんには、ルールやマナーをていねいに伝えることが喜ばれます。接待の組では、お客さん同士の会話を邪魔しないよう控えめに動き、進行を滞らせないことが求められます。競技の大会では、決まりに沿った正確な情報が求められます。同じキャディーさんの仕事でも、お客さんの事情によって力を入れるところが変わるのです。
1日の仕事の流れ
キャディーさんのバイトの1日の流れを、一般的な例で説明します。
朝の準備
ゴルフ場の朝は早く、お客さんのスタートの時間に合わせて出勤します。出勤したら、制服に着替え、その日に担当する組と、スタートの時間を確かめます。担当の組のクラブを乗用カートに積み、本数を確かめ、タオルやボールを拭く道具、スコアカードなどを準備します。
スタート前のあいさつ
スタートの前に、担当するお客さんにあいさつし、クラブの本数を一緒に確かめます。お客さんの名前と顔、クラブの特徴を覚えておくと、コースの上でクラブを渡すときに迷いません。
前半の9ホール
コースは18ホールで1ラウンドとされることが多く、前半の9ホールと後半の9ホールに分かれます。前半の9ホールでは、お客さんに付き添い、距離や方向を伝え、クラブを渡し、ボールの行方を追い、グリーンで手助けをします。
昼の休憩
前半の9ホールを終えると、お客さんは昼食の休憩を取ることが多く、その間にキャディーさんも休憩します。休憩の間に、後半のスタートの時間を確かめ、クラブを整えておきます。
後半の9ホールと片付け
後半の9ホールを回り終えたら、お客さんと一緒にクラブの本数を確かめ、クラブをきれいにして返します。乗用カートを決められた場所に戻し、道具を片付けて、その日の仕事を終えます。ゴルフ場によっては、1日に2組を担当することもあります。
ゴルフ場での雇われ方
キャディーさんのバイトは、ゴルフ場に直接雇われる形が一般的です。正社員のほか、パートやアルバイトとして、週に数日、土日だけ、といった働き方を選べる求人があります。
給与の決まり方は、ゴルフ場によって違います。時間で決まる時給の形のほか、担当した組の数に応じて決まる形もあります。ゴルフ場は、春と秋の気候のよい時期や、土日と祝日に混み合うため、こうした時期に働ける人を求める求人が多くなります。
雇われて働く場合は、働き始める前に労働条件通知書を受け取り、次の点を確かめておきます。
- 給与の決まり方(時給か、担当した組の数か)と、支払いの時期
- 勤務する曜日と、出勤の時間
- 雨や雪でお客さんの予約が取り消された日の扱い
- 制服や靴の貸し出しの有無
- 交通費の支給の有無と、ゴルフ場までの送迎の有無
ゴルフ場は、駅から離れた場所にあることが多く、車での通勤が必要になる場合があります。ゴルフ場によっては、最寄りの駅から送迎のバスを出しているところもあるので、通勤の方法は応募の前に確かめておきましょう。
収入の見通しの立て方
キャディーさんのバイトの収入は、季節と天候に大きく左右されます。春と秋の土日は担当する組が多くなる一方、雨や雪でお客さんの予約が取り消されると、その日の仕事がなくなることもあります。給与が担当した組の数で決まる形のゴルフ場では、この影響がそのまま収入に表れます。
収入の見通しを立てるときは、1か月の中で働ける日数だけでなく、天候で仕事がなくなる日があることを考えに入れておきます。雨の日の扱い(出勤した場合に別の仕事があるのか、休みになるのか)も、ゴルフ場ごとに違うので、採用のときに確かめておきましょう。通勤に車を使う場合は、燃料代などの費用も合わせて考えます。
研修の中身
ゴルフ場では、働き始める前や、働き始めてすぐに研修があるのが一般的です。研修では、ゴルフ場の決まり、接客の基本、クラブの扱い方、乗用カートの運転の仕方、安全の決まりなどを学びます。そのあと、先輩のキャディーさんに付いて実際にコースを回り、仕事の流れを体で覚えていきます。
研修の期間や内容はゴルフ場によって違いますが、1人で組を担当できるようになるまでには、何度もコースを回る経験が必要です。研修の期間の給与の扱いも、採用のときに確かめておきましょう。
未経験からの覚え方
キャディーさんのバイトは、未経験から始められる求人が多い仕事です。ゴルフ場では、働き始めてから研修があり、先輩のキャディーさんに付いてコースを回りながら仕事を覚えるのが一般的です。覚えることを、順番に整理します。
1. ゴルフ場の決まりと接客の基本
最初に覚えるのは、ゴルフ場の決まりと、お客さんへのあいさつや言葉づかいなどの接客の基本です。ゴルフ場には、服装や、コースの中での振る舞い方に独自の決まりがあることが多く、キャディーさんはお客さんに決まりを伝える立場にもなります。
2. クラブの名前と使い方
ゴルフのクラブには、ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアン、ウェッジ、パターなどの種類があり、それぞれ打てる距離が違います。お客さんから「7番」と言われたら、7番アイアンをすぐに渡せるように、クラブの名前と形を覚えます。
3. コースの特徴
担当するゴルフ場のコースについて、ホールごとの距離、池やバンカーの位置、グリーンの傾きなどを覚えます。最初はコースの図を見ながら回り、何度も回るうちに、どこにボールが落ちやすいか、どこが危ないかが分かるようになります。
4. ゴルフのルールとマナー
ゴルフには、ボールが池に入ったとき、コースの外に出たときなどの決まりがあります。お客さんから聞かれたときに答えられるよう、基本のルールを覚えておきます。プレー中に静かにする、他の人の打つ線の上に立たない、といったマナーも大切です。
5. 距離の見方とグリーンの読み方
経験を積むと、残りの距離を見て、お客さんに合ったクラブを勧めたり、グリーンでボールがどう曲がるかを伝えたりできるようになります。ここまでできると、お客さんから頼りにされるキャディーさんになります。
自分でゴルフをする必要はあるか
キャディーさんとして働くのに、自分がゴルフをできる必要はありません。ただし、自分でクラブを握ってみると、お客さんがどんな気持ちでプレーしているのか、どの場面で迷いやすいのかが分かりやすくなります。ゴルフ場によっては、従業員が練習場やコースを利用できる制度を設けているところもあります。
最初の1か月で戸惑いやすいこと
働き始めて最初の1か月は、覚えることが多く、戸惑う場面もあります。よくあるものと、乗り越え方を整理します。
お客さんの名前とクラブを覚えられない
1つの組には複数のお客さんがいて、それぞれのクラブを預かります。最初は、誰がどのクラブを使っているのかを覚えるのに苦労します。スタートの前に、お客さんの服の色や帽子とクラブのカバーの特徴を結び付けて覚える、メモを取る、といった工夫が役立ちます。
ボールの行方を見失う
打ったボールは小さく、速く飛ぶため、慣れないうちは行方を見失いがちです。打つ瞬間から目を離さず、落ちた場所の近くにある木や目印を覚えておくと、ボールを探しやすくなります。見失ったときは、正直にお客さんに伝え、一緒に探します。
進行が遅れて焦る
前の組との間が空いてしまうと、ゴルフ場から進行を急ぐよう求められることがあります。お客さんを急かしすぎると気分を損ねてしまうため、次に使うクラブを先に用意する、カートを次の場所へ先回りさせる、といった準備で時間を縮めます。
どの場面でも、分からないことは先輩に聞き、失敗したことは次に活かすことの積み重ねで、少しずつ慣れていきます。
お客さんに喜ばれる気配り
キャディーさんの仕事の評価は、お客さんがその日を気持ちよく過ごせたかで決まります。お客さんに喜ばれる気配りの例を挙げます。
- 次に使いそうなクラブを、いくつか持ってお客さんのそばで待つ
- 雨の日は、グリップ(クラブの握る部分)が濡れないようにタオルで覆う
- グリーンでは、お客さんのボールの汚れを素早く拭き、打つ順番を伝える
- プレーがうまくいかないお客さんに、責めるような言葉をかけない
- 初めてゴルフ場に来たお客さんには、ルールやマナーをていねいに伝える
- 帰りには、クラブの本数を一緒に確かめ、忘れ物がないかを伝える
お客さんの中には、何度も同じゴルフ場に通う人もいます。前に担当したお客さんの名前や好みを覚えておくと、次に担当したときに喜ばれ、指名を受けることもあります。
季節ごとの仕事の違い
ゴルフ場の仕事は、季節によって様子が大きく変わります。
春と秋は、気候がよくゴルフをする人が増えるため、ゴルフ場が最も混み合う時期です。キャディーさんの仕事の量も多くなり、土日や祝日は特に忙しくなります。
夏は、暑さが厳しく、早朝のスタートの組が増えることがあります。熱中症への備えが欠かせず、日焼けへの対策も必要です。
冬は、地域によってはコースが雪で閉じられることがあります。寒さが厳しい日は、防寒具を重ね、手先が冷えないよう工夫します。雪の多い地域のゴルフ場では、冬の間は仕事が少なくなることもあるので、通年で働けるかどうかを応募の前に確かめておきましょう。
覚えておきたい用語
キャディーさんの仕事で、よく使う用語を整理します。
- ティーグラウンド:各ホールで最初に打つ場所
- フェアウェイ:ティーグラウンドからグリーンまでの、芝が短く刈られた場所
- ラフ:フェアウェイの周りの、芝が長い場所
- バンカー:砂の入ったくぼみ
- ハザード:池やバンカーなど、プレーを難しくする場所
- グリーン:カップのある、芝がとても短く刈られた場所
- ピン:カップに立てられた旗
- OB:コースの外の、プレーしてはいけない区域
- パー:そのホールで基準とされる打数
- ディボット:打ったときに削れた芝の跡
用語は、働き始めてから先輩の会話の中で自然に覚えていくものですが、事前に意味を知っておくと、最初の研修の内容が頭に入りやすくなります。
安全の備え
キャディーさんの仕事は、屋外で長い時間を過ごし、ボールが飛び交うコースの中を動き回る仕事です。安全のために、次の点に気をつけます。
打球の事故を防ぐ
ゴルフのボールは、硬く、速い速度で飛びます。お客さんが打つときは、打つ人より前に出ない、打つ方向に立たない、という決まりを必ず守ります。ボールが人のいる方向に飛んだときは、大きな声で知らせます。前の組との距離が十分に空くまで、お客さんに打つのを待ってもらうことも、キャディーさんの大切な役目です。
乗用カートの運転
乗用カートを運転するゴルフ場では、カートの運転の仕方を研修で学びます。坂道や、雨で濡れた道では、速度を落として運転します。カートから身を乗り出さない、お客さんが乗り降りするときは止まってから動かさない、といった基本を守ります。
暑さへの備え
夏のゴルフ場は、日差しをさえぎるものが少なく、気温が高くなります。熱中症を防ぐことは、キャディーさん自身にとっても、お客さんにとっても大切です。令和7年には労働安全衛生規則が改正され、熱中症を生ずるおそれのある作業を行う事業者に、報告の体制や、症状が悪化しないための措置の手順を定めることが求められるようになりました。
事業者は、暑熱な場所において連続して行われる作業等熱中症を生ずるおそれのある作業を行うときは、あらかじめ、作業場ごとに、当該作業からの離脱、身体の冷却、必要に応じて医師の診察又は処置を受けさせることその他熱中症の症状の悪化を防止するために必要な措置の内容及びその実施に関する手順を定め、当該作業に従事する作業従事者に対し、当該措置の内容及びその実施に関する手順を周知させなければならない。 出典: e-Gov法令検索 労働安全衛生規則
働き始めるときは、ゴルフ場で熱中症の疑いがあるときに誰に報告するのか、どこで体を冷やすのかを確かめておきましょう。こまめに水分と塩分をとる、帽子をかぶる、体調が悪いと感じたらすぐに伝える、といった基本も大切です。厚生労働省の職場における熱中症予防のページに、ガイドラインや予防の資料がまとめられています。
雷と天候の急変
ゴルフ場は、周りに高い建物が少なく、雷の危険がある場所です。雷が近づいたときは、ゴルフ場の決まりに従ってプレーを中断し、お客さんを避難の場所へ案内します。天候が急に変わったときの対応も、研修で確かめておきます。
服装と持ち物
キャディーさんの制服は、ゴルフ場から貸し出されることが多く、帽子や雨具も用意されている場合があります。自分で用意するものとしては、歩きやすく滑りにくい靴(ゴルフ場から指定がある場合はそれに従う)、季節に合わせた下着や防寒具、飲み物、日焼け止め、汗を拭くタオルなどがあります。
コースの中では、お客さんの近くで動くため、身だしなみも大切です。髪をまとめる、香りの強い化粧品を避けるなど、ゴルフ場の決まりに従います。
コースの上で起こりやすい場面と対応
クラブが見つからない
ホールを移るときに、クラブを置き忘れることがあります。クラブを渡したら、受け取るまで覚えておく、ホールを離れる前にクラブの本数を確かめる、といった習慣で防げます。見つからないときは、前のホールに戻って探し、それでも見つからない場合は、ゴルフ場の決まりに従って報告します。
お客さんから強く言われる
プレーがうまくいかないとき、キャディーさんの距離の伝え方やクラブの勧め方に不満を言うお客さんもいます。言い返さず、落ち着いて受け止め、次のホールで改めて情報を伝えるようにします。強い言葉が続くなど、1人で対応するのが難しいときは、ゴルフ場の担当者に相談します。
急に具合が悪くなる人がいる
お客さんや自分が、暑さや体調の変化で具合が悪くなることもあります。すぐにプレーを止めて日陰で休んでもらい、ゴルフ場の決まりに従って報告します。必要なときは、ためらわずに救急車を呼びます。
学生・主婦・定年後の人の働き方
キャディーさんのバイトは、さまざまな立場の人が働いている仕事です。それぞれの立場で、働き方の考え方を整理します。
学生は、授業のない土日や長い休みの時期に集中して働く人が多くいます。早朝の出勤が多いので、前の日の夜に予定を入れすぎないことが大切です。体を動かしながら接客の経験を積めるので、就職活動で話せる経験にもなります。
子育て中の人は、子どもが学校や保育園に行っている平日の日中に働く人が多くいます。ただし、ゴルフ場は朝が早いので、子どもの送り出しと出勤の時間が重ならないかを確かめておく必要があります。
定年後の人は、自然の中で体を動かしながら働けることを魅力に感じて始める人がいます。体力に合わせて勤務の日数を調整し、暑さの厳しい日は無理をしないことが大切です。年金を受け取りながら働く場合は、働き方によって年金や税金の扱いが変わることがあるので、年金事務所や税務署で確かめてください。
キャディーさんの経験を活かせる仕事
キャディーさんの仕事で身につく力は、ほかの仕事にも活かせます。相手が何を求めているかを先回りして考える力は、ホテルやレストランなど、接客の仕事全般で役立ちます。コースや天候の状況を見て判断する力、時間の進み具合を管理する力は、イベントの運営や、観光の案内の仕事にも通じます。
ゴルフが好きになった人の中には、ゴルフ場のほかの仕事(受付やレストラン、コースの整備)に移る人や、ゴルフの用品の販売の仕事に進む人もいます。
向いている人と、向いていない人
向いている人
- 体を動かすことが好きで、屋外で過ごすのが苦にならない人
- 人と話すことが好きで、お客さんに気を配れる人
- 早起きが苦にならない人
- 決まりや手順を覚え、確実に守れる人
- 自然の中で働くことに魅力を感じる人
向いていない人
- 暑さや寒さにとても弱い人
- 長い時間歩くことや、立ち続けることが難しい人
- 早朝の出勤が難しい人
キャディーさんの仕事は、コースを回る間、ずっとお客さんと一緒にいる仕事です。お客さんの中には、プレーがうまくいかずに機嫌が悪くなる人や、初めてゴルフ場に来て不安を感じている人もいます。相手に合わせて言葉をかけ、気持ちよく1日を過ごしてもらえるよう気を配れる人ほど、この仕事を楽しめます。接客の言葉づかいを基本から確かめたい人は、ビジネス文書検定の資格ガイドで、敬語と文書の基本を学べる試験の内容を紹介しています。
副業やダブルワークで確かめること
キャディーさんのバイトは、土日や祝日に求人が多いため、平日に本業を持つ人がダブルワークとして選ぶこともあります。その場合は、次の点を確かめておきます。
本業の就業規則
会社員が副業としてキャディーさんのバイトをする場合は、本業の会社の就業規則で副業の扱いを確かめます。厚生労働省のモデル就業規則では、副業は原則として認めつつ、事前に届け出る形になっています。実際の決まりは会社ごとに違うので、人事の担当者に確かめてください。公務員は、兼業に許可が必要です。
労働時間の通算
キャディーさんのバイトは、ゴルフ場に雇われて働く形です。そのため、本業と副業の労働時間は、労働基準法第38条第1項により通算されます。本業で週40時間働いている人が、土日にキャディーさんのバイトをすると、その時間は時間外労働として扱われることがあります。厚生労働省の副業・兼業のページに、ガイドラインと解説の資料がまとめられています。両方の勤め先に、もう一方での働き方を申告しておきましょう。
体力の配分
キャディーさんの仕事は、1日に長い距離を歩くことが多く、体力を使います。平日に本業で働き、土日もキャディーさんのバイトをすると、休む日がなくなり、疲れがたまります。月に何日は完全に休む日を作るなど、無理のない予定を組むことが大切です。
お金の申告
本業の会社で年末調整を受けている人は、副業の給与の収入が年間20万円を超えると、所得税の確定申告が必要です。20万円以下でも、住民税は住んでいる市区町村への申告が必要です。副業先の給与は、扶養控除等申告書を出していないと、高めの税額が差し引かれることがあり、その分は確定申告で精算できます。
長く続けるためのコツ
キャディーさんのバイトを長く続けている人には、いくつかの共通する習慣があります。1つ目は、体の手入れを欠かさないことです。仕事のあとに足や腰を休める、よく眠る、季節の変わり目は体調の変化に気を配る、といった基本が、長く働く土台になります。
2つ目は、コースの知識を少しずつ深めていくことです。担当するたびに、ボールが落ちやすい場所や、お客さんが迷いやすい場面を覚えていくと、案内の質が上がり、仕事が楽しくなります。
3つ目は、先輩や同僚との情報の共有です。どのホールで進行が遅れやすいか、どのお客さんがどんな案内を好むかといった情報は、職場の中で共有されることが多く、自分1人で覚えるより早く身につきます。
求人の探し方
キャディーさんのバイトの求人は、次のような方法で探せます。
- 通える範囲にあるゴルフ場のホームページの採用のページを見る
- 求人サイトで「キャディ」「ゴルフ場」などの言葉で探す
- ハローワークの求人を探す
- ゴルフ場に直接問い合わせる
ゴルフ場は、春のシーズンの前や、秋のシーズンの前に人を募集することが多くあります。気になるゴルフ場があれば、募集の時期を問い合わせておくとよいでしょう。
面接の準備
面接では、勤務できる曜日と時間帯、早朝の出勤ができるか、通勤の方法、体力に自信があるか、接客の経験があるか、といったことが確かめられることが多いです。
志望の理由は、体を動かすことが好き、自然の中で働きたい、人と接する仕事がしたい、など、自分の気持ちを具体的に伝えます。ゴルフの経験がない場合も、正直に伝えたうえで、覚える意欲があることを伝えれば問題ありません。接客の経験がある人は、お客さんにどのように接してきたかを具体的に話すと、仕事への向き合い方が伝わります。
運営者として見てきた、接客の仕事が長く続く人の共通点
在宅ワークとフリーランスの仲介を2004年から続けてきた運営者として見てきた限りでは、キャディーさんのような、人に付き添う接客の仕事が長く続く人は、相手が何を求めているかを先回りして考える習慣を持っています。お客さんが次に使うクラブを用意しておく、迷っている様子を見たら声をかける。こうした小さな気配りの積み重ねが、お客さんからの信頼と、職場での評価につながっています。
また、体を使う仕事と、在宅でできる仕事を組み合わせている人もいます。週末はキャディーさんのバイトで体を動かし、平日の夜は在宅で事務や文書の仕事を受けるといった形です。在宅の仕事で依頼する側と直接やり取りできる仕組みを選べば、仲介の手数料が引かれない分、受け手の手取りが厚くなり、依頼する側も同じ予算で頼める範囲が広がります。手数料の負担が少ない取引の形は、金額の大きさより、双方が長く続けやすいという点で効いてきます。
キャディーさんの仕事で身につく、相手に合わせた言葉づかいと気配りは、ほかの接客の仕事や事務の仕事にも通じる力です。言葉づかいと文書の基本を一段と磨きたい人は、ビジネス文書検定で基礎を確かめておくと、働き方を広げるときの助けになります。自分の体力と予定に合った働き方で、コースでの仕事を楽しんでいきましょう。
よくある質問
Q. ゴルフをしたことがなくてもキャディーさんのバイトはできますか?
できます。未経験から始められる求人が多く、働き始めてから研修があり、先輩のキャディーさんに付いてコースを回りながら仕事を覚えるのが一般的です。クラブの名前、コースの特徴、基本のルールと用語を順番に覚えていきます。自分でゴルフをする必要はありませんが、経験があると、お客さんの気持ちが分かりやすくなります。
Q. キャディーさんのバイトは体力が必要ですか?
必要です。1ラウンドの間、コースの中を長い時間歩いたり立ったりし、夏は暑さ、冬は寒さの中で働きます。乗用カートを使うゴルフ場でも、お客さんのボールの位置まで歩く場面は多くあります。最初は勤務の日数を少なめにして、体を慣らしていくとよいでしょう。
Q. 土日だけキャディーさんのバイトをするときに気をつけることは?
本業の就業規則で副業の扱いを確かめ、必要なら届け出ます。キャディーさんのバイトはゴルフ場に雇われる形なので、本業と副業の労働時間が通算されます。休む日がなくなると疲れがたまるので、月に何日は完全に休む日を作ってください。副業の給与が年間20万円を超える場合は確定申告が必要です。
Q. キャディーさんの仕事で危ない場面はありますか?
ボールが当たる事故、乗用カートの運転中の事故、熱中症、雷などに注意が必要です。お客さんが打つときは前に出ない、打つ方向に立たない、という決まりを守ります。熱中症の疑いがあるときの報告先や、雷のときの避難の決まりは、働き始めるときにゴルフ場で確かめておきましょう。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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