Backlogの使い方を課題の登録から進捗の確認まで、初めて触る人向けに順を追って


この記事のポイント
- ✓Backlogの使い方を
- ✓ボードとガントチャートでの進捗の確認まで
- ✓初めて触る人向けに順を追って解説します
職場や取引先から「Backlogで進めます」と言われ、招待のメールが届いた。開いてみたものの、課題、状態、マイルストーンと見慣れない言葉が並び、どこから触ればよいか分からない。Backlogの使い方を調べる人の多くは、こうした状況にいるはずです。
Backlogは、ヌーラボが提供するプロジェクト管理とタスク管理のサービスです。最初に覚えることは、それほど多くありません。課題を登録する、担当者と期限を決める、状態を変える、コメントでやりとりする。この4つが分かれば、日々の仕事は回せます。
この記事では、Backlogの使い方を、課題の登録から進捗の確認まで、初めて触る人向けに順を追って説明します。料金プランと、2027年1月1日から始まるプランの改定にも触れます。少人数のチームで、ボードやガントチャートを無料から使える別の道具を探している人向けに、Pinatecaにも触れます。
Backlogでまず覚える言葉
Backlogには独特の言葉がいくつかあります。最初にこれを押さえておくと、画面の意味が分かりやすくなります。
| Backlogの言葉 | 意味 |
|---|---|
| スペース | 会社やチームごとに用意される、Backlogの入れ物全体 |
| プロジェクト | 案件や部署ごとに作る作業の単位。課題や資料はプロジェクトの中にある |
| 課題 | やるべき作業のこと。一般的なタスク管理の「タスク」にあたる |
| 状態 | 課題が今どの段階にあるか。標準は未対応、処理中、処理済み、完了の4つ |
| 担当者 | その課題を実際に進める人。1つの課題に1人だけ |
| 期限日 | その課題をいつまでに終えるか |
| マイルストーン | 期限のある大きな区切り。リリースや納品などの目標の日 |
| 子課題 | 1つの課題を分けた、小さな課題 |
公式ヘルプでは、課題について次のように説明しています。
Backlogではタスクのことを「課題」と呼びます。やるべき作業(タスク)が発生したら課題を登録しましょう! 出典: Backlog ヘルプセンター
「課題」と聞くと、何か問題が起きたように感じるかもしれませんが、Backlogでは普段の作業すべてを課題と呼びます。「請求書を送る」も「デザインの案を作る」も、1つずつの課題です。
招待されたら、最初にやること
職場や取引先から招待された場合は、Backlogのアカウントを作り、招待されたスペースとプロジェクトに入ります。最初にやっておくとよいのは次の3つです。
自分の名前と通知を確かめる
ほかのメンバーから見える自分の名前が、相手に分かる名前になっているかを確かめます。取引先と一緒に使う場合は、会社名や屋号が分かる形にしておくと、誰がコメントしたかが伝わりやすくなります。あわせて、課題の担当者になったときやコメントが付いたときに、メールなどの通知が届く設定になっているかも確かめます。
プロジェクトのホームを見る
参加したプロジェクトのホームを開くと、最近の更新や、自分が担当している課題の一覧が見られます。最初は、自分が担当になっている課題があるか、期限が近いものはどれかを確かめるところから始めます。
プロジェクトの決まりを聞く
Backlogは使い方の自由度が高い分、チームごとに決まりがあることが多くあります。課題の件名の付け方、状態をいつ変えるか、確認の依頼をどう出すか。最初にチームの決まりを聞いておくと、迷わずに済みます。
課題を登録する
自分で作業を頼んだり、自分の作業を記録したりするときは、課題を登録します。公式ヘルプによると、「課題の追加」をクリックすると課題の追加画面が開き、「件名」「詳細」「担当者」「期限日」の4つを入力します。
件名は「何をどうするか」を書く
公式ヘルプは、件名だけを読めば何をどうすれば終わるかが分かるように付けることを勧めています。「〇〇を××する」と、動詞と対象を入れるのがコツです。
- よくない例:パッケージ
- よい例:新商品のパッケージデザインを制作する
件名があいまいだと、担当者は詳細を読みに行かないと何をすればよいか分かりません。一覧の画面では件名しか見えないことが多いので、件名だけで仕事が分かるようにします。
詳細には、補足と完了の条件を書く
詳細には、作業を進めるために必要な情報と、何をもって完了とするかを書きます。メールの本文のような長い文章ではなく、箇条書きで短く書くと読みやすくなります。
- 作業の目的
- 守る条件(サイズ、文字数、使う素材など)
- 参考の資料や画像
- 完了の条件(誰の確認を受けたら完了か)
担当者は1人だけ
公式ヘルプによると、担当者は1人だけ設定でき、2人以上は設定できません。担当者が複数いると、誰の責任かがあいまいになり、作業の遅れや放置につながるからです。2人以上で作業を分けたいときは、子課題を作ってそれぞれに担当者を付けます。担当者以外の人に知らせたいときは、「課題の追加をお知らせしたいユーザー」に追加して通知します。
期限日は仮でも入れる
期限日が決まっていないと、課題は後回しにされがちです。公式ヘルプも、期限が分からないときは仮で設定してあとで直すよう勧めています。
1つの作業に1つの課題
複数の作業を1つの課題にまとめると、どこまで終わったかが分からなくなります。作業を進めるうちに用件が増えたら、子課題を作って分けます。
課題を受け取ったら、状態を変えて進める
自分が担当者になった課題は、状態を変えながら進めます。標準の状態は、未対応、処理中、処理済み、完了の4つです。
状態の意味と変えるタイミング
| 状態 | 意味 | 変えるタイミング |
|---|---|---|
| 未対応 | まだ手を付けていない | 課題が登録されたとき |
| 処理中 | 作業を進めている | 作業に取りかかったとき |
| 処理済み | 自分の作業は終わり、確認を待っている | 確認を依頼するとき |
| 完了 | すべて終わった | 確認が済んだとき、自分で完了と判断できるとき |
公式ヘルプのガイドでは、作業に取りかかったら状態を「処理中」に変えることを勧めています。着手した課題とまだの課題が分かれ、チーム全体の進み具合が見えやすくなるからです。すぐに着手できないときは、「了解しました」とコメントしておくと、依頼した人が安心します。
コメントでやりとりする
作業の途中で相談したいことや、決まったことは、課題のコメントに書きます。メールやチャットに分けてやりとりすると、あとから経緯を追えなくなります。コメントの中で「@」を使ってメンバーを指定すると、その人にお知らせが届きます。期限を延ばすことになったら、コメントで理由を書き、期限日も直します。
確認を依頼するときは担当者を変える
自分の作業が終わっても、上司や取引先の確認が必要な場合があります。公式ヘルプのガイドでは、状態を「処理済み」にし、担当者を確認する人に変える流れが紹介されています。確認した人は、問題がなければ「完了」に、直しが必要なら修正点をコメントして「処理中」に戻し、担当者を元の人に戻します。
このように、その時点で課題を前に進める責任のある人を担当者にしておくのが、Backlogの使い方のコツです。担当者を変えずに進めると、止まったときに誰が動くべきかが分からなくなります。
状態を自分たちで追加する
標準の4つで足りないときは、「レビュー待ち」「入金待ち」のような状態を追加できます。公式ヘルプによると、状態は8つまで追加でき、標準の4つと合わせて12個まで設定できます。ただし、状態の追加と変更は有料プランの機能で、追加できるのは管理者とプロジェクト管理者です。
課題の書き方の例
課題の書き方は、実際の例で見ると分かりやすくなります。Webサイトの記事の制作を外部の書き手に頼む場合を例にします。
件名:「在宅ワークの始め方」の記事の初稿を書く
詳細:
- 目的:在宅ワークを始めたい会社員向けに、始めるまでの手順を伝える
- 文字数:本文6,000字程度
- 入れてほしい内容:仕事の探し方、契約の注意点、確定申告の基本
- 参考の資料:社内の取材メモ(添付のファイル)
- 完了の条件:初稿を提出し、編集担当の確認を受けたら完了
担当者:書き手
期限日:初稿の提出日
このように書いておくと、書き手は課題を開くだけで何をすればよいかが分かります。編集担当が確認するときも、完了の条件と見比べて判断できます。修正を頼むときは、コメントに直してほしい箇所と理由を書き、状態を処理中に戻して担当者を書き手に変えます。
子課題で大きな作業を分ける
大きな作業は、子課題に分けて進めます。親の課題に全体の目的と期限を書き、子課題に個別の作業を書く形です。
たとえば「新商品のページを公開する」という親の課題の下に、「商品の写真を撮影する」「商品の説明文を書く」「ページのデザインを作る」「ページを公開する」という子課題を作ります。子課題ごとに担当者と期限日を付ければ、誰がどこまで進めているかが分かります。
子課題をさらに分けたいこともあります。料金ページによると、子課題の下に作る孫課題は、プレミアムプランとプラチナプランの機能として載っています。スタンダードプラン以下では、子課題の段階までで作業を分ける前提で、課題の大きさを決めます。
課題以外の機能で、情報をまとめる
Backlogには、課題のほかにも、プロジェクトの情報をまとめる機能があります。
Wikiとドキュメント
議事録、作業の手順、決まったルールのように、課題ではないけれどチームで共有したい情報は、Wikiやドキュメントにまとめます。料金ページでは、ドキュメントの機能はスタータープラン以上の各プランに入っています。課題のコメントに何度も同じ説明を書いているなら、Wikiにまとめてリンクを貼るほうが効率的です。
ファイルの共有
デザインの案や資料のファイルは、課題に添付するか、プロジェクトのファイルの機能で共有します。プランごとに使える容量が決まっているので、大きな動画などを扱う場合は、容量の上限を確かめておきます。
Gitによるソースコードの管理
ソフトウェアの開発では、Backlogの中でソースコードを管理し、課題と結び付けて使うこともできます。どの修正がどの課題に対応しているかを追えるので、開発のチームでBacklogが選ばれる理由の1つになっています。
進み具合を確かめる
課題が増えてきたら、一覧やボード、ガントチャートで全体の進み具合を確かめます。
課題の一覧で絞り込む
課題の一覧では、担当者、状態、期限日などで絞り込めます。毎朝、自分が担当で、完了になっていない課題を期限の近い順に並べて見る習慣を付けると、抜けを防げます。チームの進み具合を見るときは、期限を過ぎている課題や、長く未対応のままの課題を確かめます。
ボードで状態を見る
ボードは、状態ごとの列に課題のカードが並ぶ画面です。カンバンと呼ばれる形で、カードを動かして状態を変えられます。どの段階に課題がたまっているかが一目で分かります。料金ページによると、ボード(カンバンボード)はスタータープラン以上の各プランに入っています。
ガントチャートで期間を見る
ガントチャートは、課題の期間を横向きの棒で並べた画面です。課題どうしの期間の重なりや、締切に向けた全体の流れが見られます。料金ページによると、ガントチャートはスタンダードプラン以上で使え、スタンダードプランでは表示の範囲が6か月分です。ガントチャートに課題を表示するには、開始日と期限日を入れておく必要があります。
マイルストーンで区切りを決める
納品日やリリースの日のような大きな区切りは、マイルストーンとして登録し、関係する課題をそのマイルストーンに結び付けておきます。区切りごとに、どの課題が終わっていないかを確かめられます。
1日の使い方の流れ
Backlogに慣れるまでは、1日の中でいつ何をするかを決めておくと、使い忘れが減ります。担当者として使う人の1日の流れの例です。
朝:自分の課題を確かめる
仕事を始めたら、まず自分が担当の課題の一覧を開き、期限の近い順に並べます。今日中に終えるもの、今日着手するものを決め、着手するものの状態を処理中にします。夜のあいだに付いたコメントがあれば、返事が必要なものから返します。
日中:作業の区切りでコメントを残す
作業の途中で分かったことや、相談したいことは、その都度課題のコメントに書きます。相手の返事を待つ間は、別の課題を進めます。作業が終わったら、状態を処理済みにして確認を依頼するか、自分で判断できるなら完了にします。
夕方:状態と期限日を見直す
1日の終わりに、自分の課題の状態が実際と合っているか、期限日に無理がないかを見直します。明日に回すものは、コメントで「明日の午前に対応します」と残しておくと、依頼した人が安心します。この見直しを5分ほど続けるだけで、チームから見た自分の作業の見え方が大きく変わります。
プロジェクトを作る側が最初に決めること
自分がBacklogを導入する立場なら、プロジェクトを作る前に決めておくことがあります。
プロジェクトの分け方
案件ごとに分けるか、部署ごとに分けるかを決めます。プランによって作れるプロジェクトの数に上限があるので、細かく分けすぎないようにします。現在のスタータープランは5プロジェクトまで、フリープランは1プロジェクトまでです。
参加する人と権限
社内の人だけで使うのか、取引先や外部の協力者も招くのかを決めます。外部の人を招く場合は、見せてよい情報の範囲を考えて、プロジェクトを分けることも検討します。
種別とカテゴリーの決め方
課題には、作業の種類を表す種別や、分類のためのカテゴリーを付けられます。最初から細かく作りすぎると、選ぶのが面倒になって使われなくなります。最初は3〜5種類ほどに絞り、使いながら増やしていきます。
初めて使うチームが決めておきたい運用の決まり
Backlogは、使い方の決まりがあいまいなまま始めると、すぐに課題が散らかります。チームで最初に決めておきたい点を挙げます。
件名の付け方をそろえる
「〇〇を××する」の形にそろえるほか、取引先の名前や案件の番号を件名の先頭に付けるかどうかを決めます。検索や絞り込みがしやすくなります。
状態を変えるタイミングをそろえる
処理中にするのは着手したとき、処理済みにするのは確認を依頼するとき、完了にするのは確認が済んだとき、と決めておきます。人によって使い方が違うと、ボードの見え方が実際とずれていきます。
相談の場所を決める
課題に関する相談は課題のコメントに、課題にならない雑談や全体の連絡は別の場所に、と決めます。決めておかないと、大事な決定がチャットに流れて見つからなくなります。
期限を過ぎた課題の扱いを決める
期限を過ぎた課題を誰がいつ見直すかを決めます。週に1回、チームで期限切れの課題を確かめ、期限を延ばすか、やめるかを決める時間を作ると、放置された課題が減ります。
初めて使う人がつまずきやすい点
Backlogを使い始めた人がつまずきやすい点と、その対処を挙げます。
通知が多すぎて大事なものを見落とす
課題が増えると、通知も増えます。自分が担当の課題と、自分宛てのコメントだけはすぐに見られるようにし、それ以外は1日に数回まとめて見る、と決めておくと、見落としが減ります。通知の受け取り方は個人の設定で変えられるので、多すぎると感じたら見直します。
状態を変え忘れる
作業を始めたのに状態が未対応のまま、終わったのに処理中のまま、という状態の変え忘れはよく起きます。作業を始めるとき、終わるときに必ず課題を開く習慣を付けます。1日の終わりに、自分の担当の課題の状態を見直す時間を数分取るのも効果があります。
コメントが長くなる
相談がこじれると、1つの課題のコメントが長くなり、何が決まったのか分からなくなります。決まったことは、課題の詳細の欄に追記しておくと、あとから来た人もすぐに分かります。話が別の作業に広がったら、新しい課題を作って分けます。
期限日が実際の予定とずれる
期限日を入れたあとに予定が変わっても、期限日を直さないまま放置されることがあります。予定が変わったら、コメントで理由を書き、期限日を直します。期限日が実際の予定と合っていないと、ガントチャートや一覧の情報も役に立たなくなります。
チャットやメール、表計算との使い分け
Backlogを入れても、チャットやメール、表計算のソフトがなくなるわけではありません。どの話をどこでするかを決めておくと、情報が散らばりません。
チャットは速い相談、Backlogは記録
ちょっとした確認や、急ぎの連絡はチャットが向いています。ただし、チャットで決まったことが作業に関わるなら、その内容を課題のコメントに残します。チャットの会話は流れていき、あとから探すのが難しいからです。「詳しくは課題のコメントに書きました」とチャットで知らせる形にすると、記録と速さを両立できます。
メールは社外への正式な連絡
Backlogに招いていない取引先への連絡や、契約や請求のような正式なやりとりはメールで行います。メールで受けた依頼をBacklogの課題にするときは、メールの要点を課題の詳細に書き写し、元のメールの日付を添えておきます。
表計算は一覧の加工や集計
課題の一覧を集計したり、報告用に加工したりするときは、表計算のソフトを使うこともあります。ただし、表計算のファイルで作業の状態を別に管理し始めると、Backlogの情報とずれていきます。作業の状態の正しい記録はBacklogに一本化し、表計算は集計や報告の用途に限ります。
Backlogの料金プラン
Backlogの料金は、スペース単位で決まります。公式の料金ページ(価格はすべて税抜)によると、現在のプランは次のとおりです。
| プラン | 月払いの料金(税抜) | 主な上限と機能 |
|---|---|---|
| フリー | 0円 | 最大10ユーザー、1プロジェクト |
| スターター | 2,700円 | 30ユーザー、5プロジェクト、容量1GB、カンバンボード |
| スタンダード | 16,000円 | ユーザー数無制限、100プロジェクト、容量30GB、ガントチャート |
| プレミアム | 27,000円 | ユーザー数とプロジェクト数が無制限、容量100GB、プロジェクト横断のガントチャート |
| プラチナ | 75,000円 | プレミアムの機能に加え、容量300GB、高度なセキュリティ |
年払いにすると5%安くなります。どのプランの「無料で試す」からも、プラチナプランの30日間の無料トライアルが始まります。
2027年1月1日からプランが変わる
Backlogは、2027年1月1日からプランを新しくすると公式ブログで告知しています。
2027年1月1日から、Backlogのプランが新しくなります。既存のお客様については、2027年1月1日以降の最初の契約更新日に、新しいプランでの契約更新になります。 出典: Backlogブログ
告知によると、現在のプランの新規契約は2026年12月31日で終わり、新しいプランはエコノミー、ビジネス、プロフェッショナルの3つになります。月払いの料金(税抜)は、エコノミーが月額21,000円(15ユーザー、30プロジェクトまで)、ビジネスが月額36,300円、プロフェッショナルが月額100,000円です。
フリープランも、2027年1月1日に新しいフリープランに切り替わり、ユーザーの上限が10名から5名になります。すでに6〜10名で使っている場合はそのまま使えますが、新しくユーザーを追加できなくなります。スタータープランを使っているスペースは、適用開始日までに利用状況に合わせてプランの変更を検討するよう案内されています。これからBacklogを契約する人や、無料で使っている人は、この改定の内容を確かめてから計画を立てる必要があります。
Backlogが合わないと感じたときの選択肢
Backlogは、ソフトウェアの開発や制作の現場で広く使われ、課題の管理、Gitによるソースコードの管理、Wikiなど、チームの情報を1か所に集める機能が揃っています。一方で、使う人数が少ないチームや、ガントチャートを無料から使いたいチームにとっては、プランの選び方で迷う場面もあります。
合う使い方、合いにくい使い方
Backlogが特に合うのは、確認と修正を何度も繰り返す仕事を、担当者を入れ替えながら進めるチームです。ソースコードの管理やWikiまで1つのサービスにまとめたい開発のチームにも向いています。
一方で、数人のチームで、まずはボードとガントチャートで作業と締切を見えるようにしたい、という使い方なら、ほかの道具も比べる価値があります。2027年の改定で、フリープランは5名まで、スタータープランは現在の形での新規契約が終わります。少人数で使う場合は、必要な機能とかかる費用を、改定後の内容で見比べておきます。
少人数でボードやガントを使いたいときの選択肢
選択肢の1つが、Pinatecaです。公式サイトによると、カンバン、ガント、カレンダー、リスト、ディスカッション、グリッド、時間割、リソースの8種類のボードがあり、5人まではすべてのボードとチャットを無料で使えます。無料プランのボードは10個までで、6人目または11個目のボードから有料のスタンダードプラン(1人あたり月額500円・税抜、年払いなら月額400円)になります。カードの近くでチャットができ、ChatGPTやClaudeから話しかけてボードを読んだりカードを動かしたりすることもできます。
Backlogのように、ソースコードの管理まで1つにまとめる道具ではありません。作業の流れと締切を見えるようにし、チームの会話を作業の近くに残したい、という少人数のチームで比べてみるとよい道具です。Pinatecaは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。
在宅や業務委託でBacklogに招かれたときの心得
フリーランスや業務委託で仕事を受けると、依頼主のBacklogに招かれることがよくあります。社員とは違う立場で使うときに気をつけたい点があります。
見られる範囲を確かめる
業務委託で招かれた場合、見られるプロジェクトや機能が限られていることがあります。自分に見えている範囲で作業を進め、必要な情報が見えないときは、依頼主に権限の追加を頼みます。
作業の記録は課題に残す
依頼主とのやりとりは、できるだけ課題のコメントに残します。仕様の変更や追加の依頼も、コメントで受けておくと、あとで作業の範囲や請求の話をするときの記録になります。
状態の更新をこまめにする
社外の人の作業は、依頼主から見えにくいものです。着手したら処理中にし、終わったら処理済みにして確認を依頼する、という流れをこまめに守ると、依頼主は安心して任せられます。
契約の範囲を超える依頼が来たとき
課題で次々に作業を頼まれるうちに、最初の契約の範囲を超える依頼が混ざることがあります。課題が登録された時点で、契約の範囲に入っているかを確かめ、範囲の外なら、コメントで「この作業は当初の範囲の外になるため、別途お見積もりします」と伝えます。課題のコメントに残しておけば、あとで請求の話をするときにも、いつ何を頼まれたかが分かります。
終わった案件の情報の扱い
案件が終わったあとも、依頼主のBacklogに招かれたままになっていることがあります。仕事が終わったら、預かった資料を自分の手元から削除するか、契約で決めた方法で返し、依頼主にアカウントの扱いを確かめます。依頼主の情報を守る姿勢は、次の依頼にもつながります。
Backlogを使う仕事と、在宅の働き方
Backlogのようなプロジェクト管理の道具を使いこなせると、在宅や業務委託で受けられる仕事の幅が広がります。Webサイトの制作の現場では、デザイン、コーディング、原稿の確認を課題で回すことが多く、ホームページ・ブログ制作のお仕事でも、こうした道具を使って進める案件が見られます。記事の制作を請け負うSEO記事・ブログ・コピーライティングのお仕事でも、原稿の提出と修正の依頼を課題で管理する依頼主があります。
道具の使い方を人に教える仕事もあります。プログラミングやWebの道具の使い方を教えるプログラミング・Webレッスンのお仕事では、プロジェクト管理の道具の基本を説明できることが強みになります。デザインの仕事の単価の傾向はデザイナーの年収・単価相場で確かめられます。社内の業務をデジタルの道具に置き換える取り組みには、テレワーク 助成金 2026で紹介している制度が使える場合もあります。
在宅ワークとフリーランスの仲介を20年続けてきた運営者として見てきた限りでは、依頼主から長く仕事を任される人ほど、こうした道具の上での振る舞いが丁寧です。課題の状態をこまめに変え、確認の依頼では担当者を切り替え、決まったことをコメントに残す。それだけで、依頼主は進み具合を聞く手間がなくなり、「この人に任せると楽」と感じます。仲介の手数料が乗らない直接取引なら、依頼主は同じ予算で多くの作業を頼め、受ける側は手取りが厚くなります。手数料0%で直接取引できる場では、こうした信頼の積み重ねが次の依頼につながっていく様子がよく見られます。
Backlogの使い方は、課題を登録し、担当者と期限を決め、状態を変えながらコメントでやりとりする、という流れが基本です。まずは自分の担当の課題から状態をこまめに変えるところから始めてください。プランを選ぶときは、2027年1月1日からの改定の内容も確かめておきましょう。
よくある質問
Q. Backlogの「課題」とは何ですか?
Backlogでは、やるべき作業のことを「課題」と呼びます。一般的なタスク管理のタスクにあたり、問題が起きたときだけでなく、日々の作業すべてを課題として登録します。課題には件名、詳細、担当者、期限日を入れ、状態を未対応、処理中、処理済み、完了と変えながら進めます。担当者は1つの課題に1人だけ設定できます。
Q. Backlogは無料で使えますか?
現在はフリープランがあり、公式の料金ページでは最大10ユーザー、1プロジェクトまで使えると案内されています。ただし、2027年1月1日から新しいフリープランに切り替わり、ユーザーの上限は5名になると公式ブログで告知されています。すでに6〜10名で使っている場合はそのまま使えますが、新しくユーザーを追加できなくなります。
Q. Backlogでガントチャートを使うにはどうすればよいですか?
公式の料金ページによると、ガントチャートはスタンダードプラン以上で使え、スタンダードプランでは表示の範囲が6か月分です。ガントチャートに課題を表示するには、課題に開始日と期限日を入れておく必要があります。複数のプロジェクトをまたいで見るガントチャートは、プレミアムプラン以上の機能です。
Q. Backlogで確認を依頼するときは、どう操作すればよいですか?
自分の作業が終わったら、課題の状態を処理済みにし、担当者を確認する人に変えます。確認した人は、問題がなければ完了に、直しが必要なら修正点をコメントに書いて処理中に戻し、担当者を元の人に戻します。その時点で課題を前に進める人を担当者にしておくと、止まったときに誰が動くべきかがすぐに分かります。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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