AWSのDevOps資格とは|認定の範囲と必要な経験と準備


この記事のポイント
- ✓AWSのDevOps資格を調べている人に向けて
- ✓AWS Certified DevOps Engineer - Professional(DOP-C02)の試験時間と問題数
- ✓6つのコンテンツ分野と配点
AWSのDevOpsの資格を調べると、「Professional」という上位の区分にあること、試験時間が180分と長いことが分かり、自分の経験で受けてよいのか迷う人が多いはずです。結論から言うと、AWSのDevOpsの資格は「AWS Certified DevOps Engineer - Professional(試験コードはDOP-C02)」という1つの認定で、AWSの公式の試験ガイドでは、AWSの環境でのプロビジョニング、運用、管理について2年以上の経験がある人を対象としています。経験が浅いうちは、開発と運用のアソシエイトの認定から順に進めると、無理なく近づけます。この記事では、DOP-C02の試験の形式と受験料、出題される6つの分野と配点、必要とされる経験、先に取っておきたい認定、勉強の進め方、有効期間と再認定までを、AWSの公式の情報をもとに順に説明します。
AWSのDevOps資格とはどんな認定か
AWS認定は、Amazon Web Servicesが自社のクラウドについての知識と技術を認定する仕組みです。その中で、DevOpsの名前が付いた認定は、AWS Certified DevOps Engineer - Professionalの1つだけです。
DevOpsという考え方
DevOpsとは、ソフトウェアを作る開発の担当(Development)と、作ったものを動かし続ける運用の担当(Operations)が協力し、ソフトウェアを速く、安全に届け続けるための考え方と取り組みのことです。開発と運用が分かれていると、新しい機能を届けるまでに時間がかかり、障害が起きたときの対応も遅れがちです。DevOpsでは、テストや本番の環境への反映を自動化し、システムの状態を常に見守り、問題が起きたらすぐに直せる仕組みを作ります。
認定が検証する力
AWSのDOP-C02の試験ガイドでは、この試験が、AWSでの分散システムとサービスのプロビジョニング、運用、管理についての技術的な専門知識を検証すると説明しています。あわせて、次のような能力も検証するとしています。
- AWSでの継続的デリバリーのシステムとその配信の方法を実装し、管理する
- セキュリティの統制、ガバナンスの手順、コンプライアンスの検証を実装し、自動化する
- AWSでのモニタリング、メトリクス、ロギングの仕組みを定義し、デプロイする
- 可用性、スケーラビリティ、自己修復性の高いシステムを実装する
- 運用の手順を自動化するための道具を設計し、管理し、保守する
プロビジョニングとは、サーバーやネットワーク、データベースなど、システムを動かすための資源を用意して使える状態にすることです。継続的デリバリーとは、作ったソフトウェアを、いつでも本番に反映できる状態に保ち続ける仕組みのことです。
Professionalという区分の位置付け
AWS認定は、難しさと対象によって、Foundational、Associate、Professional、Specialtyなどの区分に分かれています。AWSの試験ガイドの一覧では、Professionalの認定は、複雑な技術的な作業を行い、高度な技術と経験を検証したい人を対象としていると説明されています。DevOps Engineer - Professionalは、この区分に入る上位の認定です。
試験の形式と受験料
まず、DOP-C02の試験の形式と費用を確かめておきます。
試験の概要
AWSのAWS Certified DevOps Engineer - Professionalのページと試験ガイドによると、試験の概要は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験コード | DOP-C02 |
| 試験時間 | 180分 |
| 問題数 | 75問(採点対象65問、採点対象外10問) |
| 出題形式 | 択一選択問題と複数選択問題 |
| 受験の方法 | ピアソンVUEのテストセンター、またはオンライン監督付き試験 |
| 言語 | 英語、日本語、韓国語、中国語(簡体字) |
| 合格の基準 | 100から1,000の換算スコアで750以上 |
AWSのページでは、韓国語の試験は2026年12月31日で廃止されると案内されています。日本語で受ける人には影響はありませんが、試験の言語の扱いは変わることがあるので、申し込む前に確かめておきます。
受験料
AWSの試験の料金のページでは、Professionalの区分の試験の料金は300USD、日本円では40,000円と案内されています。税が加わる場合があり、料金は1回の受験あたりです。180分の試験に40,000円かかるので、何度も受け直すことのないよう、準備を整えてから申し込むのが現実的です。
採点の仕組み
試験の75問のうち、採点の対象になるのは65問で、残りの10問は、今後の試験に使えるかを確かめるための採点対象外の問題です。どの問題が採点対象外かは、受験する人には分かりません。答えなかった問題は不正解として扱われ、推測で答えても減点はないので、分からない問題も必ずどれかを選んで答えます。
試験ガイドでは、補整のスコアリングの方式が使われていて、分野ごとの合格の線はなく、試験全体のスコアで合否が決まると説明されています。苦手な分野があっても、ほかの分野で補えば合格できる仕組みですが、6つの分野が幅広く出題されるため、大きな穴を残さないことが大切です。
出題される6つの分野と配点
DOP-C02の試験ガイドでは、出題の範囲が6つのコンテンツ分野に分けられ、それぞれに配点の重みが決められています。
分野と重みの一覧
| コンテンツ分野 | 重み |
|---|---|
| 1. SDLCのオートメーション | 22% |
| 2. 設定管理とIaC | 17% |
| 3. レジリエントなクラウドソリューション | 15% |
| 4. モニタリングとロギング | 15% |
| 5. インシデントとイベントへの対応 | 14% |
| 6. セキュリティとコンプライアンス | 17% |
分野1:SDLCのオートメーション
SDLCとは、ソフトウェア開発ライフサイクルの略で、ソフトウェアを計画し、作り、テストし、本番に届け、保守するまでの一連の流れのことです。この分野では、コードの変更をきっかけに、ビルド、テスト、デプロイまでを自動で進める仕組み、いわゆるCI/CDのパイプラインの作り方が問われます。配点が22%と最も大きい分野なので、パイプラインの設計と、デプロイの方法の違いをしっかり理解しておく必要があります。
分野2:設定管理とIaC
IaCとは、Infrastructure as Codeの略で、サーバーやネットワークなどの構成を、手作業ではなくコードで定義して作る考え方のことです。コードで定義しておけば、同じ構成を何度でも同じように作れ、変更の履歴も残せます。この分野では、構成をコードで管理する方法や、複数のアカウントや地域にまたがって構成を展開する方法が問われます。
分野3:レジリエントなクラウドソリューション
レジリエントとは、障害が起きても止まりにくく、止まっても早く元に戻れる性質のことです。この分野では、システムの可用性を高める設計、負荷に応じて規模を変える仕組み、障害から復旧する方法などが問われます。
分野4:モニタリングとロギング
モニタリングは、システムの状態を数値で見守ること、ロギングは、システムが出す記録を集めて保存することです。この分野では、必要なメトリクスとログを集め、分析し、異常に気づける仕組みを作る方法が問われます。
分野5:インシデントとイベントへの対応
インシデントとは、システムの障害や、サービスの質が落ちる出来事のことです。この分野では、異常を検知したときに自動で通知したり、決められた対処を自動で実行したりする仕組みが問われます。
分野6:セキュリティとコンプライアンス
この分野では、アクセスの権限の管理、セキュリティの統制の自動化、決まりに沿って運用されているかを確かめる仕組みなどが問われます。コンプライアンスとは、ここでは、会社や業界が定めた決まりにシステムが沿っていることを指します。
分野ごとに押さえたいAWSのサービス
DOP-C02の試験ガイドには、試験の対象になるAWSのサービスの一覧があります。一覧はすべてを網羅したものではなく、変わることもあると書かれていますが、勉強の範囲を決めるときの手がかりになります。ここでは、一覧に載っているサービスの中から、6つの分野と関わりの深いものを整理します。
自動化とデプロイに関わるサービス
コードの変更から本番への反映までを自動にする仕組みでは、AWS CodePipeline、AWS CodeBuild、AWS CodeDeploy、AWS CodeArtifactなどが一覧に載っています。CodePipelineは、ビルド、テスト、デプロイの流れをつなぐサービス、CodeBuildはコードをビルドしてテストするサービス、CodeDeployはアプリケーションをサーバーなどに配るサービスです。どの順番で何を自動にするか、失敗したときにどう元に戻すかを、組み合わせで考えられるようにしておきます。
構成をコードで管理するサービス
構成のコード化では、AWS CloudFormationとAWS CDKが一覧に載っています。CloudFormationは、構成をテンプレートの形で書いて資源をまとめて作るサービスで、CDKは、普段使っているプログラミングの言語で構成を書けるようにする道具です。複数のアカウントを管理する仕組みとして、AWS Organizations、AWS Control Tower、AWS Service Catalogも一覧にあります。
監視と対応に関わるサービス
監視とログの分野では、Amazon CloudWatch、Amazon CloudWatch Logs、AWS X-Ray、AWS CloudTrailなどが一覧に載っています。CloudWatchはメトリクスとログを集めて見守るサービス、X-Rayはアプリケーションの中で処理がどう流れたかを追うサービス、CloudTrailはAWSの操作の記録を残すサービスです。異常を検知したあとの対応では、Amazon EventBridgeやAWS Systems Managerが関わります。EventBridgeは、出来事をきっかけに別の処理を動かす仕組みで、決められた対処の自動化によく使われます。
守りと決まりに関わるサービス
セキュリティとコンプライアンスの分野では、AWS Config、Amazon GuardDuty、Amazon Inspector、AWS KMS、AWS IAM アイデンティティセンターなどが一覧に載っています。AWS Configは、資源の設定が決まりに沿っているかを記録して確かめるサービスで、決まりに外れた設定を見つけて自動で直す仕組みとも組み合わせられます。
サービスの名前を覚えるだけでは足りない
試験では、サービスの名前そのものよりも、「どの組み合わせなら要件を満たせるか」が問われます。サービスごとに、何ができて何ができないか、ほかのサービスとどうつながるかを、実際に手を動かして確かめておくと、長い問題文の条件にも落ち着いて答えられます。
必要とされる経験
DOP-C02は、経験のある人を対象にした試験です。受ける前に、自分の経験が試験の想定に合っているかを確かめておきます。
試験ガイドが想定する受験者
DOP-C02の試験ガイドでは、受験の対象となる人について、次のように書かれています。
受験対象者には、AWS 環境でのプロビジョニング、運用、管理に関する 2 年以上の経験が必要です。また、ソフトウェア開発ライフサイクルとプログラミングおよび/またはスクリプティングの経験も必要です。 出典: docs.aws.amazon.com
同じガイドでは、IT全般の知識と経験として、高度に自動化されたインフラストラクチャを作った経験、オペレーティングシステムを管理した経験、最新の開発と運用の手順や手法の経験が挙げられています。AWSの知識としては、AWSのインフラストラクチャを守るためのセキュリティの経験が必要とされています。
試験の範囲に入らないこと
試験ガイドには、受験者に求められていない仕事の例も示されています。
- 高度なネットワークの知識(高度なルーティングの方法、フェイルオーバーの手法など)
- 開発者に高度なセキュリティの助言をすること
- データベースの設計、クエリ、性能の最適化
- フルスタックのアプリケーションのコードを開発すること
つまり、DOP-C02は、ネットワークやデータベースの専門家の試験ではなく、システムを自動で届け、見守り、守る仕組みを作る人の試験だということです。
受験の条件ではなく目安
試験ガイドの「2年以上の経験」は、受験するための条件ではなく、試験の難しさの目安です。経験が2年に満たなくても受験することはできます。ただ、問題の多くは、実際の運用の場面を想定した長い文章で出され、複数の正しそうな選択肢から最も適切なものを選ぶ形です。実務でパイプラインや監視の仕組みを触った経験がないと、選択肢の違いを判断しにくいため、経験の少ない人は、先に関連する認定で基礎を固めてから挑むほうが確実です。
先に取っておきたい認定
DOP-C02の前に、どの認定を取っておくと準備がしやすいかを整理します。
開発と運用のアソシエイトの認定
DOP-C02の範囲は、開発の知識と運用の知識の両方にまたがります。AWSの試験ガイドの一覧には、Associateの区分として、次の認定が載っています。
- AWS Certified Developer - Associate(DVA-C02):AWSでのアプリケーションの開発と保守の技術を検証する
- AWS Certified CloudOps Engineer - Associate(SOA-C03):AWSでのデプロイ、管理、運用の技術を検証する
運用の側のアソシエイトの認定は、以前はSysOps Administrator - Associateという名前で知られていましたが、今の試験ガイドの一覧では、CloudOps Engineer - Associate(SOA-C03)として案内されています。古い記事では以前の名前で紹介されていることがあるので、申し込むときは今の名前で探します。
取る順番の例
AWSを使い始めたばかりの人なら、次の順番が考えられます。
- AWS Certified Cloud Practitioner:AWSのクラウドの全体の理解を確かめる
- Developer - AssociateかCloudOps Engineer - Associate:開発か運用のどちらか、自分の仕事に近いほうから取る
- もう一方のアソシエイトの認定:開発と運用の両方の基礎をそろえる
- DevOps Engineer - Professional:両方の知識を組み合わせた上位の認定に挑む
すでにAWSの実務の経験がある人は、Cloud Practitionerを飛ばして、アソシエイトの認定から始めても構いません。
認定を持っていると受験料の割引がある
AWSのよくある質問では、再認定やアップグレードをすると、追加の試験が50%割引になると案内されています。割引のバウチャーは、AWS認定のアカウントの「特典」の欄から使えます。アソシエイトの認定を取ってからDOP-C02に進む場合は、この特典が使えるかを確かめておくと、受験料の負担を抑えられます。
勉強の進め方
DOP-C02の勉強は、範囲が広く、実務の判断を問う問題が多いため、計画を立てて進めることが大切です。AWSの公式ページでは、4つの段階の準備の進め方が示されています。
公式が示す4つの段階
AWSの認定のページでは、AWS Skill Builderという学習の場を使った、次の4つの段階が案内されています。
- 試験形式の問題を解いて、試験の内容を理解する(試験ガイドを確かめ、公式の練習問題を解く)
- AWSの知識と技術を見直す(足りない分野のデジタルの講座を受け、実際に手を動かす演習で練習する)
- 試験に向けて復習し、練習する(分野ごとのトピックを確かめ、試験形式の問題とフラッシュカードで弱点を見つける)
- 試験の準備の状況を確かめる(公式の模擬試験を受ける)
最初に問題を解いてみることで、自分が何を知らないのかが分かり、その後の勉強の的を絞れます。
実際に手を動かす
DOP-C02の問題は、サービスの名前を覚えているだけでは解けません。コードの変更から自動でデプロイされるパイプラインを作る、構成をコードで定義して環境を作り直す、ログから異常を検知して通知を出す、といった作業を、自分のAWSのアカウントで実際に試しておくと、選択肢の違いが具体的に分かるようになります。演習の環境を使うときは、使い終わった資源を削除し、思わぬ料金がかからないように気を付けます。
長い問題文に慣れる
DOP-C02の問題は、会社のシステムの状況と要件が数行にわたって書かれ、その条件を満たす最も適切な方法を選ぶ形が中心です。180分で75問を解くので、1問あたりにかけられる時間は2分あまりです。問題文から「最もコストが低い」「運用の手間が最も少ない」「最も早く復旧できる」といった条件を素早く読み取り、それに合う選択肢を選ぶ練習を、模擬試験で重ねておきます。
勉強の期間の目安
勉強の期間は、AWSの経験と、すでに持っている認定によって大きく変わります。開発と運用のアソシエイトの認定をすでに持ち、実務でAWSを使っている人なら、2か月前後の計画から考え、公式の模擬試験の結果を見て調整すると無理がありません。経験が少ない人は、アソシエイトの認定の勉強から始めることになるので、全体で半年ほどの計画を立てると無理がありません。
勉強でつまずきやすいところ
DOP-C02の勉強では、多くの人が同じようなところでつまずきます。あらかじめ知っておくと、勉強の計画に生かせます。
デプロイの方法の違い
アプリケーションを本番に反映する方法には、全部を一度に入れ替える方法、少しずつ入れ替える方法、新しい環境を別に用意して切り替える方法など、いくつかの種類があります。それぞれ、反映にかかる時間、障害が起きたときの影響の大きさ、元に戻す速さ、費用が違います。問題文の「停止時間をできるだけ短くしたい」「問題があればすぐに元に戻したい」といった条件から、どの方法が合うかを判断できるように、方法ごとの長所と短所を表にして整理しておくと覚えやすくなります。
複数のアカウントと地域にまたがる構成
DOP-C02では、1つのアカウントだけでなく、複数のアカウントや地域にまたがってシステムを管理する場面がよく出ます。アカウントごとに権限を分ける考え方や、同じ構成を複数の地域に展開する方法は、小さな個人の環境ではなかなか試せないため、理解が浅くなりがちです。公式の講座や演習の環境を使って、複数のアカウントを扱う仕組みに触れておくと、問題の場面を想像しやすくなります。
「最も適切な」答えを選ぶこと
選択肢の多くは、どれも一応は要件を満たせるように見えます。その中から、運用の手間、費用、速さ、安全性などの条件を最もよく満たすものを選ぶのが、Professionalの試験の難しいところです。模擬試験で間違えた問題は、正解の理由だけでなく、ほかの選択肢がなぜ選ばれないのかまで説明できるようにしておくと、本番での判断の精度が上がります。
長い試験での集中力
180分の試験は、集中力を保つのが大変です。模擬試験も本番と同じ時間で通して解き、途中で疲れやすい時間帯を知っておくと、本番で時間の配分を調整できます。迷った問題には印を付けて先に進み、最後にまとめて見直すと、時間切れを防げます。
申し込みと受験の当日
DOP-C02は、テストセンターでも、自宅などからのオンライン監督付き試験でも受けられます。
予約の流れ
AWSの試験の料金のページによると、予約はAWS認定のアカウントから行い、ピアソンVUEの画面で試験の日時と場所を選びます。予約の変更は、予約の時刻の24時間前までなら行え、1つの予約について2回まで変更できると案内されています。試験の24時間前を過ぎてからの取り消しや欠席には、返金がありません。
オンライン監督付き試験の時間
オンライン監督付き試験は、すべてのAWS認定の試験で使えます。ただし、日本語の監督が付くのは、月曜日から土曜日の午前9時から午後4時(日本時間)までと案内されています。日本語の監督で受けたい人は、この時間の中で予約を取ります。オンラインで受ける場合は、部屋の環境やパソコンの条件に決まりがあるので、事前にピアソンVUEの案内で確かめておきます。
試験中の言語の切り替え
日本語の試験では、試験中に切り替えの機能を使って、問題を英語で見ることができると案内されています。翻訳の表現が分かりにくいと感じた問題は、英語の原文で確かめると、意味を取り違えずに済むことがあります。AWSのサービスの名前は、試験の中で短い名前で書かれることがあり、短い名前と正式な名前の一覧は、試験の「ヘルプ」のボタンから確かめられると、公式のページで説明されています。
不合格だったとき
AWSのよくある質問によると、不合格になった場合は、その日から14日が過ぎると再び受験できます。スコアレポートには、分野ごとの成績を示す表が含まれる場合があるので、弱かった分野を確かめ、次の受験までにその分野を重点的に練習します。
有効期間と再認定
AWS認定は、一度取れば一生有効というわけではありません。
有効期間は3年
AWSのよくある質問では、認定は3年ごとに更新、つまり再認定を受ける必要があると案内されています。クラウドのサービスは変化が速く、3年たつと新しいサービスや機能が増えているためです。
再認定の考え方
再認定の具体的な方法は、AWS認定の再認定のページで案内されています。DOP-C02のような上位の認定を持っていると、関連する下位の認定の扱いが変わる場合もあるので、自分が持っている認定の有効期限をアカウントで確かめ、期限が近づいたら早めに準備を始めます。再認定のときにも、50%の割引の特典が使えるかを確かめておきます。
DevOpsの資格を仕事に生かす
DOP-C02は、クラウドでの開発と運用を自動化する力を示す認定です。持っていることで、仕事の幅を広げるきっかけになります。
社内での役割
会社の中では、開発のチームと運用のチームの間に立ち、デプロイの自動化や監視の仕組みを整える役割を任されることが増えます。手作業で行っていた本番への反映や、障害のときの対応を自動化できれば、チーム全体の負担を減らせます。
DevOpsの役割では、技術だけでなく、チームの進め方を変える力も求められます。たとえば、本番への反映を週に1回まとめて行っていたチームが、小さな変更をその日のうちに反映できるようになるには、テストの自動化、レビューの手順、障害のときに元に戻す手順をそろえて整える必要があります。認定の勉強で学ぶ考え方は、こうした仕組みを提案するときの根拠として使えます。提案するときは、反映にかかっていた時間や障害の件数など、変える前の状態を数字で記録しておくと、改善の効果を示しやすくなります。
業務委託での働き方
クラウドの構築や運用の自動化は、業務委託やフリーランスの案件としても多く見られる分野です。パイプラインの構築、構成のコード化、監視の仕組みづくりなど、作業の範囲を区切って依頼されることが多く、在宅で進められる案件もあります。案件を受けるときは、本番の環境への権限の範囲、障害が起きたときの連絡の体制、作業の記録の残し方を、契約の前に依頼者と決めておきます。
在宅の仕事で見るクラウドの資格
クラウドの技術は、在宅で受けられるIT系の仕事の中でも、需要の大きい分野の1つです。
運営者として見てきた傾向
20年にわたって在宅ワークとフリーランスの仲介を続けてきた運営者として見てきた限りでは、インフラや運用の案件で長く依頼が続く人ほど、作業の手順と結果を文書で残し、依頼者がいつでも状況を確かめられるようにしています。自動化の仕組みは、作った人がいなくなると誰も直せなくなる心配があるため、引き継げる形で残す人ほど信頼されます。中間のマージンが乗らない直接の取引では、こうした丁寧さがそのまま次の依頼と受け手の手取りにつながり、依頼者にとっても同じ予算で長く任せられる相手が見つかる関係になります。
関連する技術の資格
DevOpsの仕事では、アプリケーションをコンテナという単位で動かす技術もよく使われます。Docker認定資格(DCA)は、コンテナの技術の知識を問う認定で、AWSの認定とあわせて学ぶと、構築と運用の仕事の幅が広がります。セキュリティや運用の自動化の知識を生かせる仕事はAI・マーケティング・セキュリティのお仕事で、資格の学習の経験を生かして受験する人を支える仕事は家庭教師・受験・資格サポートのお仕事で紹介しています。AWSのDevOpsの認定は、クラウドの仕事で一段上の役割を目指すための、分かりやすい目標になります。
よくある質問
Q. AWSのDevOpsの資格の受験料はいくらですか?
AWS Certified DevOps Engineer - Professional(DOP-C02)はProfessionalの区分の試験で、AWSの試験の料金のページでは300USD、日本円では40,000円と案内されています。税が加わる場合があり、料金は1回の受験あたりです。ほかの認定を持っていると割引の特典が使える場合があるので、認定のアカウントで確かめてください。
Q. DOP-C02を受けるのに必要な経験はどれくらいですか?
AWSの試験ガイドでは、AWSの環境でのプロビジョニング、運用、管理について2年以上の経験と、ソフトウェア開発ライフサイクルとプログラミングやスクリプティングの経験がある人を対象としています。これは受験の条件ではなく難しさの目安なので、経験が少ない人はアソシエイトの認定から順に進めると確実です。
Q. DOP-C02の前に取っておくとよい認定はありますか?
DOP-C02の範囲は開発と運用の両方にまたがるため、AWS Certified Developer - AssociateとAWS Certified CloudOps Engineer - Associateを先に取っておくと準備がしやすくなります。運用のアソシエイトの認定は、以前はSysOps Administrator - Associateという名前で知られていました。
Q. AWSのDevOpsの資格に有効期限はありますか?
AWSのよくある質問では、AWS認定は3年ごとに再認定を受ける必要があると案内されています。再認定やアップグレードをすると、追加の試験が50%割引になる特典もあります。持っている認定の有効期限は認定のアカウントで確かめ、期限が近づいたら早めに準備を始めてください。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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