AsanaとSlackを連携する手順と、通知を増やしすぎない設定

@SOHO編集部
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AsanaとSlackを連携する手順と、通知を増やしすぎない設定

この記事のポイント

  • ✓AsanaとSlackの連携の手順を
  • ✓メッセージからのタスク作成
  • ✓/asanaのコマンド

AsanaとSlackの連携を調べている人の多くは、「Slackで頼まれた仕事がタスクに残らない」「Asanaの更新に誰も気づかない」という2つの悩みを同時に抱えています。AsanaとSlackは、Asanaが提供する公式の連携アプリ「Asana for Slack」でつなげられます。Slackのメッセージをその場でAsanaのタスクに変えたり、プロジェクトの更新をSlackのチャンネルに流したりできるので、2つの道具を行き来する手間が減ります。ただし、通知の設定を何も考えずに有効にすると、チャンネルが更新の知らせで埋まり、かえって読まれなくなります。この記事では、Asana公式ヘルプの記載に沿って連携の手順を説明し、通知を増やしすぎないための設定の考え方を整理します。タスクの管理とチームの会話を1つの道具の中で済ませたい場合の選択肢として、プロジェクト管理ツールのPinatecaにも触れます。

AsanaとSlackを連携するとできること

Asanaはタスクとプロジェクトを管理する道具、Slackはチームの会話のための道具です。役割が違うので、多くのチームは両方を使っています。問題になるのは、その間で情報が抜け落ちることです。Slackで「この資料、金曜までにお願いします」と頼まれても、Asanaに登録しなければタスクとして残りません。反対に、Asanaでタスクが完了しても、Slackにしかいない人は気づきません。

Asanaの公式ページは、連携の狙いを次のように説明しています。

Slack と Asana を連携すると、Slack 上で行った会話や出てきたアイデアを、Asana の実行可能なタスクやプロジェクトに変換し、組織全体でミッションクリティカルな業務を前進させることができます。ちょっとした質問やアクションアイテムが、期限と担当者の決まったタスクに変わります。 出典: asana.com

公式ページとヘルプに書かれている、連携でできることを整理すると次のとおりです。

  • Slackのメッセージから、新しいタスクを作る、または既存のタスクにコメントとして加える
  • Slackを離れずに新しいタスクを作り、担当者と期日を決めてプロジェクトに入れる
  • Slackに貼ったAsanaのタスクのリンクから、内容の確認や編集をする
  • タスクを完了にする、タスクにコメントする
  • 自分に割り当てられたタスクの通知を、Slackの個人用のチャンネルで受け取る
  • Asanaのプロジェクトをチャンネルにつなぎ、タスクの完了や担当者の変更などをチャンネルに流す
  • ルールを使って、Slackのメッセージからタスクを自動で作る、Asanaの更新をSlackのスレッドに返す

大きく分けると、「Slackの会話をAsanaのタスクにする向き」と「Asanaの更新をSlackに知らせる向き」の2つの流れがあります。この2つを分けて考えると、どこまで設定すればよいかが判断しやすくなります。

連携の前に確かめておくこと

設定を始める前に、料金のプランと権限を確かめておきます。ここを飛ばすと、途中で「アプリを追加できない」「通知が届かない」とつまずきます。

Asanaのプランと連携の範囲

Asanaのヘルプでは、Slackとの連携は無料のPersonalプランを含むすべてのプランで使えると案内されています。Asanaの料金ページによると、プランごとの主な違いは次のとおりです。

プラン 料金(料金ページの表示) 主な内容
Personal 無料 2人まで。リスト・ボード・カレンダーのビュー、100種類を超える無料の連携
Starter ユーザー1人あたり月額1,200円(1年ごとに請求) タイムラインとガントのビュー、オートメーション、フォーム、カスタムフィールド
Advanced ユーザー1人あたり月額2,700円(1年ごとに請求) ポートフォリオ、ゴール、リソース管理、承認と校正

無料のPersonalプランは2人までなので、3人以上のチームで本格的に使う場合はStarter以上になります。また、ヘルプによると、Slackの中でAsanaのAIと会話する機能(Slack内スマートチャット)は、Asanaの有料プランとSlackの有料プランの両方を使っている場合に限られます。最新の料金はAsanaの料金ページで確かめてください。

Slackのプランとアプリの数

Slackの料金ページでは、無料のフリープランはメッセージの履歴が90日間、使えるアプリは最大10個までと書かれています。プロプラン以上ではアプリの連携の数に上限がありません。フリープランですでにほかのアプリを多く入れている場合は、Asanaを追加する前に、使っていないアプリを整理しておく必要があります。

アプリを追加する権限

会社のSlackでは、管理者がアプリの追加を制限していることがあります。Asanaのヘルプには、インストールが許可されていないという案内が出たら、管理者に連絡して承認を求めるよう書かれています。設定の担当者は、先に管理者へ「Asana for Slackを入れてよいか」を確かめておくと進めやすくなります。

連携の手順

ここからは、Asanaのヘルプに書かれている手順に沿って、連携の始め方を説明します。画面の名前は2026年10月時点のヘルプの記載に合わせています。

手順1:Asana for Slackアプリを入れる

  1. SlackとAsanaの両方のアカウントを用意する
  2. Slackのアプリの一覧からAsana for Slackアプリを追加する
  3. Slackに表示されるAsanaのボットの案内に従い、Asanaのアカウントを認証する

認証とは、SlackがAsanaの情報を読み書きしてよいかを、自分のアカウントで許可する手続きのことです。組織の誰かがすでにこの連携を入れている場合は、Slackで再認証を求められることがあります。認証すると、新しい機能をすべて使えるようになります。

手順2:コマンドの一覧を確かめる

Slackのメッセージ欄に「/asana help」と入力すると、使えるコマンドの一覧と、ヘルプへのリンクが表示されます。最初に一度表示して、どのコマンドがあるかを見ておくと全体をつかみやすくなります。

手順3:個人の通知を有効にする

アプリを初めて入れると、Asanaからメッセージが届き、そこでAsanaの通知をオンにできます。個人用の通知は、Slackのサイドバーの左下にある「App(アプリ)」の欄の、個人用のAsanaのチャンネルに届きます。通知の設定は、Slackで「/asana settings」と入力すればいつでも変えられます。

手順4:プロジェクトとチャンネルをつなぐ

チームで同じ更新を見たい場合は、Asanaのプロジェクトの設定からSlackのチャンネルをつなぎます。この手順は、通知を増やしすぎない設定とあわせて、後の節でくわしく説明します。

古いアプリから移るとき

Asanaのヘルプには、現在のAsana for Slackは以前のAsanaアプリとは別物で、古いバージョンは廃止される予定だと書かれています。スラッシュコマンドやメッセージの操作が急に動かなくなった場合は、新しいバージョンへの移行の期間が始まったという意味です。古いアプリで設定していたチャンネルの構成は新しいアプリに引き継がれるので、同じチャンネルで通知を受け取れます。

Slackのメッセージからタスクを作る

連携でいちばんよく使うのが、Slackの会話をそのままタスクにする機能です。チャットで頼まれた仕事を、流れてしまう前に形に残せます。

メッセージの操作からタスクにする

ヘルプに書かれている手順は次のとおりです。

  1. タスクにしたいSlackのメッセージの横にある、三点リーダーのアイコンをクリックする
  2. 「Create a task(タスクを作成)」をクリックする。既存のタスクに加える場合は「Add as task comment(タスクのコメントとして追加)」を選ぶ

作られたタスクにはSlackの会話へのリンクが付くので、後から「どういう経緯で頼まれたのか」を確かめたいときに、元の会話に戻れます。

絵文字でタスクにする

メッセージに「:memo:」の絵文字でリアクションすると、そのメッセージをAsanaのタスクに変えられます。メッセージの内容とスレッドの返信は、タスクの説明に自動で入ります。会議中の短いやり取りなど、手早く残したいときに向いています。ただし、チームの全員がこの絵文字の意味を知らないと、何気なく付けたリアクションでタスクが増えてしまいます。使う場合は、チャンネルの説明欄などで決まりを共有しておきます。

コマンドで新しいタスクを作る

Slackで「/asana create」と入力すると、タスクを作るための入力欄が開きます。ここでは次のことを決められます。

  • タスクのタイトル
  • 担当者
  • 期日
  • 入れるプロジェクトと、プロジェクトの中のセクション
  • タスクの説明
  • タスクを共有するチャンネル(共有しない場合は自分だけに届くようにできる)

会話から生まれたタスクではなく、ふと思いついた仕事を登録するときに便利です。

タスクのリンクから操作する

AsanaのタスクのリンクをSlackに貼ると、タスクの内容がカードの形で表示され、その場で詳細の確認や編集ができます。プレビューが表示されない場合は、「/asana settings」で「リンクのプレビューを表示」がオンになっているかを確かめます。なお、メンバーだけに公開しているプロジェクトのタスクを、そのメンバーでない人と共有した場合、その人はタスクを編集できず、プロジェクトのオーナーにアクセスを申し込む必要があります。

個人の通知の受け取り方

ヘルプによると、個人用の通知は次のようなときに届きます。

  • 自分にタスクが割り当てられたとき、割り当てが外れたとき
  • 自分に割り当てられたタスクが完了したとき、期日が変わったとき
  • 自分のタスクの前提となるタスク(依存関係)が完了したとき、期日が変わったとき
  • 自分がフォロワーに加えられたとき、フォローしているタスクにコメントが付いたとき

依存関係とは、「このタスクが終わらないと次のタスクに進めない」というタスク同士のつながりのことです。

ヘルプには、Asanaの画面を開いて作業しているときは、個人用の通知は送られないとも書かれています。Asanaを開いている間は二重に通知が届かない作りになっているので、「Slackに届いていないから壊れている」と早合点しないようにします。

個人の通知は、自分宛てのものだけが届くので、チャンネルへの通知ほど量が増えにくい性格があります。まずは個人の通知だけを有効にし、チャンネルへの通知は必要なプロジェクトに絞ってつなぐ、という順番で始めると無理がありません。

プロジェクトの更新をチャンネルに流す設定

チームで同じ情報を見たいときは、Asanaのプロジェクトの更新をSlackのチャンネルに流します。ここが、通知が増えすぎるかどうかの分かれ目です。

つなぎ方

ヘルプに書かれている手順は次のとおりです。

  1. 連携するAsanaのプロジェクトを開き、「プロジェクト設定を編集」をクリックする
  2. 「通知」のタブに移動し、「Slack」の下にある「チャンネルを追加」を選ぶ
  3. 案内に従って、通知を送るSlackのチャンネルを選ぶ

この設定ができるのは、プロジェクトの管理者と編集できるユーザーだけです。非公開のSlackのチャンネルにつなぐ場合は、先にそのチャンネルにAsanaのボットを加えておく必要があります。

流す通知の種類を選ぶ

チャンネルをつないだら、送る通知の種類を細かく選べます。選べる種類には、タスクの完了、ステータスの更新、コメント、担当者の変更、期日の変更などがあります。

ここで全部を選ぶと、タスクに1件コメントが付くたびにチャンネルに知らせが流れます。プロジェクトのタスクが50件あり、1日に数十件のコメントが付くようなら、チャンネルはすぐに通知で埋まります。

公開の範囲に注意する

ヘルプでは、プロジェクトのメンバーでないチャンネルのメンバーが、チャンネルで共有されたタスクのリンクのプレビューを見られる場合があると注意しています。Asanaの公式ページでも、非公開のプロジェクトや目標の更新が、メンバーでない人を含むチャンネルに送られる場合があると書かれています。取引先の人が入っているチャンネルや、社外のゲストがいるチャンネルにつなぐときは、流してよい情報かを先に確かめます。

通知を増やしすぎないための考え方

連携を入れたチームが半年後によく口にするのが、「Asanaのチャンネルは誰も見ていない」という言葉です。通知が多すぎると、人は通知を読まずに既読にするようになります。そうなると、本当に大事な知らせまで見落とされます。通知を設計するときの考え方を整理します。

通知を受け取る人が動く必要があるものだけを流す

チャンネルに流す通知は、「それを見た人が何かをする必要があるもの」に絞ります。たとえば制作のチームなら、「レビュー待ちのセクションにタスクが移った」は、レビューする人が動く必要がある知らせです。一方、「タスクにコメントが付いた」は、関係者には個人の通知で届くので、チャンネルに流す必要は薄いと言えます。

個人の通知とチャンネルの通知を分ける

自分の担当の変更は個人の通知で受け取り、チャンネルにはチーム全体に関わる節目(完了、ステータスの更新)だけを流す、と役割を分けます。同じ知らせが個人の通知とチャンネルの両方に届くと、二重に読むことになり、疲れの原因になります。

通知専用のチャンネルを作る

会話のチャンネルにAsanaの通知を混ぜると、人の会話が通知に押し流されます。「#proj-サイト制作」とは別に「#proj-サイト制作-通知」のような通知専用のチャンネルを作り、会話と分けておくと、両方が読みやすくなります。

1か月に1回見直す

通知の設定は、一度決めたら終わりではありません。1か月使ってみて、読まれていない通知の種類を外します。チームのメンバーに「この通知は役に立っているか」を聞くだけでも、要らない通知が見えてきます。

通知の量の目安として、1つのチャンネルに流れる通知が1日に20件を超えるようなら、種類を絞ることを考えます。この数は決まりではありませんが、人が1日に目を通せる量には限りがあるという前提で設計することが大切です。

ルールで連携を自動にする

Asanaの「ルール」を使うと、連携の一部を自動にできます。ルールとは、「ある出来事が起きたら、決めた動きをする」という自動の決まりのことです。

ルールを使う前の準備

Slackのチャンネルでルールを使うには、先にそのチャンネルにAsanaアプリを加えます。ヘルプの手順は次のとおりです。

  1. ルールを使いたいSlackのチャンネルを開く
  2. 画面上部のチャンネル名をクリックし、「連携」をクリックする
  3. 「アプリを追加」をクリックし、Asanaを検索して「追加」をクリックする

Slackの出来事からAsanaを動かす

チャンネルに新しいメッセージが投稿されたときに、Asanaでタスクを作ったり更新したりするルールを作れます。ヘルプによると、メッセージの内容を確かめるAIの条件を加え、特定の言葉が含まれるメッセージだけをタスクにすることもできます。たとえば「依頼」という言葉が入ったメッセージだけをタスクにする、といった使い方です。

Asanaの出来事からSlackに知らせる

Asanaでタスクが作られた、特定のセクションに移った、完了になった、といったときに、Slackのチャンネルにメッセージを送ったり、特定の人にダイレクトメッセージを送ったりできます。メッセージにタスク名や担当者、期日を入れておけば、受け取った人はAsanaを開かなくても内容が分かります。

コメントを双方向にそろえる

ルールを3つ組み合わせると、SlackのスレッドとAsanaのタスクのコメントをそろえられます。新しいメッセージからタスクを作るルール、スレッドへの返信をタスクのコメントに加えるルール、タスクへの新しいコメントをスレッドに返すルールの3つです。Slackで話す人とAsanaで話す人が混ざったチームでも、会話が1つにつながります。

ルールは便利ですが、作りすぎると通知が増える原因にもなります。1つ作ったら1週間ほど様子を見て、本当に役に立っているかを確かめてから次を作るのが安全です。

チームの仕事の形ごとの設定の例

同じ連携でも、チームの仕事の形によって向いている設定は違います。ここでは、よくある3つのチームを例に、どの機能を使い、どの通知を流すかを考えてみます。

制作やデザインのチーム

制作のチームでは、依頼、制作、レビュー、修正、納品のように、仕事が段階を追って進みます。Asanaのプロジェクトを段階ごとのセクションに分け、チャンネルには「タスクの完了」と「ステータスの更新」だけを流します。レビューを頼む場面は、ルールを使って「レビュー待ちのセクションに移ったら、レビュー担当にダイレクトメッセージを送る」と決めておくと、チャンネル全体に知らせを流さずに済みます。依頼はSlackのメッセージから「タスクを作成」で登録し、元の会話へのリンクを残しておけば、修正の指示の経緯を後から追えます。

営業やカスタマー対応のチーム

営業のチームでは、Slackでの相談から生まれる「見積もりを作る」「資料を送る」といった仕事が多くなります。会話から生まれる仕事が中心なので、メッセージからタスクを作る機能がいちばん役に立ちます。チャンネルに流す通知は「期日の変更」と「担当者の変更」に絞り、顧客の名前や金額が入ったタスクの更新は、社外の人がいないチャンネルだけに流します。顧客ごとにプロジェクトを分ける場合は、全部のプロジェクトをチャンネルにつながず、動きの多い大口の案件だけをつなぐのが現実的です。

総務や経理などの管理部門

管理部門の仕事は、毎月や毎年くり返す決まった仕事が中心です。Asanaで定例のタスクを作り、期日が近づいたら担当者に知らせる形が向いています。チャンネルへの通知はほとんど要らず、個人の通知だけで回ることも多いはずです。ほかの部署から「この申請をお願いします」と頼まれる場面では、依頼用のチャンネルを1つ決め、そこに投稿されたメッセージをルールでタスクにする仕組みを作ると、依頼の受け付けがそろいます。

どのチームでも、最初に決めるべきなのは「チャンネルに流すもの」と「個人に届けるもの」の線引きです。この線引きをチームで共有しておけば、新しく入った人も迷わずに使えます。

導入の順番と、最初の1か月の進め方

連携の機能は多いので、全部を一度に使い始めると、チームのメンバーが覚えきれません。段階を分けて広げると、定着しやすくなります。

1週目:個人の通知とタスクの作成だけを使う

まずは各メンバーがAsana for Slackを入れて認証し、個人の通知を有効にします。あわせて、メッセージの三点リーダーから「タスクを作成」する操作だけを覚えてもらいます。この段階では、チャンネルへの通知もルールも使いません。操作が1つだけなら、使い慣れていない人でもすぐに覚えられます。

2週目:1つのプロジェクトだけチャンネルにつなぐ

動きの多いプロジェクトを1つ選び、通知専用のチャンネルにつなぎます。流す通知は「タスクの完了」と「ステータスの更新」の2つから始めます。1週間使ってみて、足りない知らせがあれば種類を加え、読まれていない知らせがあれば外します。

3週目:ルールを1つだけ作る

チームでいちばん手間のかかっている連絡を1つ選び、ルールで自動にします。たとえば「完了したタスクを依頼者に知らせる」「依頼用のチャンネルのメッセージをタスクにする」などです。ルールは1つずつ増やし、効果を確かめてから次に進みます。

4週目:決めごとを文字にして共有する

1か月使ってみて分かった決めごとを、チャンネルの説明欄や固定のメッセージに短く書いて共有します。「依頼はメッセージからタスクにする」「通知専用のチャンネルでは会話しない」「絵文字のメモはタスクの登録の合図」の3つ程度に絞ると、覚えやすくなります。

この順番で進めると、どの機能が自分たちのチームに合っているかを確かめながら広げられます。途中で「この機能は要らない」と分かったら、無理に使い続けず外すことも大切です。

よくあるつまずきと対処

連携を使い始めたチームがつまずきやすい点を、ヘルプの記載をもとに整理します。

アプリを追加できない

インストールが許可されていないという案内が出た場合は、Slackの管理者がアプリの追加を制限しています。管理者に連絡して、ワークスペースでAsanaを使えるように承認を求めます。Slackのフリープランでは使えるアプリが10個までなので、上限に達していないかも確かめます。

リンクのプレビューが出ない

「/asana settings」を開き、「リンクのプレビューを表示」がオンになっているかを確かめます。

チャンネルに通知が届かない

非公開のチャンネルの場合は、Asanaのボットがチャンネルに加わっているかを確かめます。また、プロジェクトの通知の設定は、プロジェクトの管理者と編集できるユーザーしか変えられません。閲覧だけの権限の人には設定の画面が見えないことがあります。

個人の通知が来ない

Asanaの画面を開いて作業している間は、個人の通知は送られません。Asanaを閉じた状態で届くかを確かめます。それでも届かない場合は、「/asana settings」で通知がオンになっているか、認証が切れていないかを見ます。

人によって通知が届いたり届かなかったりする

個人の通知は、メンバーそれぞれが自分のアカウントでAsana for Slackを認証して初めて届きます。チームの誰か1人が連携を入れただけでは、ほかのメンバーには届きません。導入のときに、全員が認証を済ませたかを確かめておきます。認証を解除した人や、Asanaのアカウントのメールアドレスを変えた人も、通知が止まる原因になります。「/asana settings」から認証の状態を確かめ、必要なら認証し直します。

コマンドが急に使えなくなった

古いアプリから新しいアプリへの移行の期間が始まった合図です。新しいAsana for Slackを入れて再認証すれば、また使えるようになります。

2つの道具を行き来すること自体が負担なとき

AsanaとSlackの連携は、すでに両方を使っているチームにとっては心強い仕組みです。一方で、チームの人数が少なく、まだどちらの道具も本格的に使っていない段階では、2つの道具を契約し、連携を設定し、通知を調整すること自体が負担になることもあります。

負担が出やすい場面

  • 3人から5人ほどの小さなチームで、AsanaのPersonalプランの2人の枠を超えてしまう
  • 会話とタスクの両方を見るために、毎日2つの画面を行き来している
  • 通知の調整を担当する人がいない

タスクと会話を1か所で扱いたいときの候補

タスクの管理とチームの会話を1つの画面で済ませたいときの選択肢の1つが、チームのプロジェクト管理ツールのPinatecaです。公式サイトの記載によると、カンバン、ガント、カレンダー、リストなど8種類のボードに加えて、ワークスペースごとのチャンネルとカードごとのコメントのチャットが最初から入っています。料金ページでは、5人までのチームなら無料で、ガントチャートもチャットも無料プランから使えると案内されています。

すでにSlackを使い続けたい場合も、公式サイトの連携の案内では、ZapierやPabbly Connect、n8nを通して、カードが「完了」に動いたときにSlackに知らせるといった使い方が紹介されています。会話はSlackのまま、タスクの管理だけを移すこともできます。Asanaからの自動の取り込みは用意されていないと公式の比較ページに書かれているので、移る場合はボードを作り直す前提で考えます。

Pinatecaは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

どの組み合わせが合うかは、チームの人数と、会話とタスクのどちらが仕事の中心にあるかで変わります。まずは1つのプロジェクトで試し、通知の量と確認の手間がどう変わったかを比べてから決めるのが確かな進め方です。

外部の協力者と道具をそろえるときに見てきたこと

在宅ワークやフリーランスの仲介を20年続けてきた運営者として見てきた限りでは、社外の協力者と一緒に仕事を進めるとき、うまくいくチームほど「どの道具で何を伝えるか」を最初に決めています。依頼はAsanaのタスクで、相談はSlackのスレッドで、納品の連絡はタスクのコメントで、というように決めておけば、協力者は迷わずに済みます。逆に、同じ依頼がチャットとタスクとメールに分かれて届くと、受ける側は確認だけで時間を取られ、その時間は報酬に反映されません。

仲介の手数料が乗らない直接のやり取りは、手数料0%で依頼する側は同じ予算でより多くを頼め、受ける側は手取りが厚くなる、双方に得のある形です。その分、連絡の段取りは当事者に委ねられます。連携や通知の設計は、直接のやり取りを長く続けるための土台と言えます。

こうした道具の設計や運用を、仕事として引き受ける働き方もあります。SaaSの導入支援やマーケティングの自動化に関わる仕事の内容は、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事で紹介しています。在宅でチームを回す会社が使える支援の制度はテレワーク 助成金 2026で、制作の仕事の単価の目安はデザイナーの年収・単価相場で整理しています。

よくある質問

Q. AsanaとSlackの連携は無料で使えますか?

Asanaのヘルプでは、Slackとの連携は無料のPersonalプランを含むすべてのプランで使えると案内されています。ただしPersonalプランは2人までです。Slackのフリープランでは使えるアプリが10個までなので、すでに多くのアプリを入れている場合は整理が必要です。Slackの中でAsanaのAIと会話する機能は、両方の有料プランが前提です。

Q. Slackのメッセージをタスクにするにはどうすればよいですか?

タスクにしたいメッセージの横にある三点リーダーのアイコンをクリックし、「タスクを作成」を選びます。既存のタスクに加える場合は「タスクのコメントとして追加」を選びます。メッセージに「:memo:」の絵文字でリアクションしてタスクにする方法もあり、メッセージの内容とスレッドの返信がタスクの説明に入ります。

Q. 通知が多すぎるときはどう設定すればよいですか?

プロジェクトの設定の「通知」タブで、チャンネルに送る通知の種類を絞ります。チャンネルにはタスクの完了やステータスの更新などチーム全体に関わる知らせだけを流し、自分の担当の変更は個人の通知で受け取る、と役割を分けると量が抑えられます。会話のチャンネルと通知専用のチャンネルを分けるのも効果があります。

Q. 社外の人がいるチャンネルにつないでも大丈夫ですか?

Asanaのヘルプでは、プロジェクトのメンバーでないチャンネルのメンバーが、共有されたタスクのリンクのプレビューを見られる場合があると注意しています。非公開のプロジェクトの更新が送られる場合もあるため、社外の人がいるチャンネルにつなぐ前に、流してよい情報かを確かめ、通知の種類を絞っておくと安全です。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年4月9日最終更新:2026年10月17日
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この記事を書いた人

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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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