アフラックの不正アクセスによる情報漏えい|約440万人 契約者情報と保険料振替口座 対象と確かめること 2026


この記事のポイント
- ✓アフラックの情報漏洩について
- ✓2026年6月30日の第一報
- ✓7月31日の調査結果をもとに整理
アフラックの情報漏洩について、アフラック生命保険株式会社は2026年6月30日、「オンライン相談」と契約者専用サイト「アフラック よりそうネット」などのシステムが第三者による不正アクセスを受け、お客様と代理店の個人情報を含む一部の情報が漏えいしたと発表しました。7月13日の第二報で件数が見直され、7月31日の調査結果で、漏えいしたお客様(契約者)は約440万人、そのうち保険料振替口座の情報が含まれるのは約22万人、代理店は約4万店と示されました。マイナンバー、クレジットカード情報、メールアドレスは含まれていません。 2026年11月1日時点で、7月31日の調査結果のあとに新しいニュースリリースは出ていません。公式のFAQは2026年10月1日時点の内容に更新され、よりそうネットは9月28日に一部を除いて再開しました。対象者へのお詫びとお願いの文書は7月10日から順次送られ、7月30日に発送を終えています。7月31日時点で、情報の不正利用は確認されていないと発表されています。 契約者がまずすることは、保険料を引き落としている口座の入出金を通帳やアプリで確かめること、アフラックや銀行、警察を名乗る電話やSMSで暗証番号や認証コードを聞かれても答えないこと、被保険者や受取人、第二連絡先として登録した家族に一声かけることの3つです。
この記事は、2026年11月1日時点でアフラックの公式発表(6月30日の第一報、7月13日の第二報、7月31日の調査結果)と、公式サイトのFAQ、お詫びのページ、よりそうネットの再開の案内を開き直して確かめた内容だけで書いています。報道の数字や推測は入れていません。
アフラックの不正アクセスで何が起きたのか
アフラック生命保険は、がん保険や医療保険を扱う生命保険会社です。今回、不正アクセスを受けたのは、次の2つのシステムです。
- オンライン相談:代理店が使うツールで、募集人(保険の販売を担当する人)とお客様がMicrosoft Teamsなどを使い、対面せずに保険の設計と申し込みを行うシステム
- アフラック よりそうネット:スマートフォンやパソコンから、契約内容の確認や、住所・電話番号の変更、給付金・保険金の請求などの手続きができる契約者専用のWebサービス
調査結果の発表の骨子は次のとおりです。
- 2026年6月25日に、不正アクセスで情報が漏えいしたことが判明し、同日、関連するシステムを止めた
- 不正アクセスによる情報漏えいが最初に起きたのは2026年6月10日だった
- 漏えいしたお客様(契約者)の数は約440万人、そのうち保険料振替口座の情報が含まれるのは約22万人
- 代理店に関する個人情報は約4万店
- 社内と外部の専門機関の調査で、この2つ以外のシステムでは同じ種類や似た種類の情報漏えいはないと確認した
- 7月31日時点で、情報の不正利用などは確認されていない
公式の発表では、可能性ではなく「漏えいした」と書かれています。調査で実際に閲覧され持ち出されたと判断した、という意味です。一方で、漏えいした情報がその後どこかで悪用されたかについては、「不正利用等は確認されておりません」という書き方です。漏えいしたことと、悪用されたことは分けて読む必要があります。
FAQによると、発覚のきっかけは2026年6月25日6時30分に、システムで情報処理装置(CPU)の負荷が高い状態を検知したことでした。調べた結果、よりそうネットなどのシステムに第三者が不正にアクセスし、情報が不正に閲覧されていたことが分かりました。6月10日から6月25日までの間に、複数回の不正なアクセスがあったと確認されています。
件数の「約440万人」は、契約者の人数で数えた数字です。注記に「漏えい件数におけるお客様数は、ご契約者の人数を記載しています」とあります。被保険者や受取人、第二連絡先の家族は、この人数とは別に、契約者の契約の中の情報として含まれています。
公表の経緯と、第一報から変わったこと
2026年11月1日時点で、今回の件について公式に出ている主な発表は次のとおりです。
| 日付 | 発表 | 分かったこと |
|---|---|---|
| 2026年6月30日 | 第一報 | よりそうネットなどへの不正アクセスで情報が漏えい。お客様約438万人、うち口座情報約23万人、代理店約4万店 |
| 2026年7月1日 | 金融庁による報告徴求命令の受領 | 6月30日に、保険業法と個人情報保護法に基づく報告徴求命令を受けた |
| 2026年7月13日 | 第二報 | 最初の漏えいは6月10日と判明。お客様約440万人、うち口座情報約22万人に変更。7月10日から文書の送付を開始 |
| 2026年7月31日 | 調査結果と再発防止策 | 原因と再発防止策を金融庁へ報告し公表。項目と件数は第二報から変わらず。文書の発送は7月30日に完了 |
| 2026年9月28日 | よりそうネットの再開 | 一部の手続きを除いてサービスを再開。新規登録の方法を変更 |
| 2026年10月1日 | FAQとお詫びのページを更新 | 10月1日時点の内容に更新。窓口の受付時間を案内 |
報告徴求命令とは、金融庁が保険会社に対して、事実関係や原因、対応を報告するよう求める行政の手続きです。アフラックは7月31日に、調査結果と再発防止策を金融庁に報告したと発表しています。
第一報から第二報で変わった点は3つあります。1つ目は、不正アクセスが最初に起きた日が6月15日から6月10日に改められたことです。2つ目は、お客様の数が約438万人から約440万人に、口座情報が含まれるお客様が約23万人から約22万人に改められたことです。3つ目は、項目そのものは変わっていないものの、被保険者の氏名・生年月日・性別、受取人の氏名、第二連絡先の情報も含まれていることが、注意を促すために明記されたことです。
第一報では、項目は「氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、証券番号、保障内容、保険料振替口座」などとまとめて書かれていました。第二報以降は、契約者、被保険者、受取人、第二連絡先に分けて書かれています。検索で第一報の内容だけを紹介した記事に当たった場合は、件数と項目が最新ではない点に気をつけてください。
最新の件数と項目は、アフラックの調査結果と再発防止策の発表で確かめられます。
漏えいした情報と含まれない情報
調査結果では、漏えいした個人情報が次のとおり示されています。FAQによれば、2026年6月25日時点で登録されていた情報で、不正アクセスされたシステムによって漏えいした情報は人によって異なります。
| 区分 | 項目 |
|---|---|
| 漏えいした情報(契約者) | 氏名、生年月日、性別、住所、電話番号 |
| 漏えいした情報(被保険者) | 氏名、生年月日、性別 |
| 漏えいした情報(受取人) | 氏名 |
| 漏えいした情報(契約) | 証券番号、保障内容 |
| 漏えいした情報(第二連絡先) | 緊急時などに契約者に連絡が取れない場合の連絡先に指定した親族などの氏名、生年月日、性別、住所、電話番号 |
| 漏えいした情報(約22万人のみ) | 保険料振替口座(金融機関名、支店名、預金種類、口座番号、口座名義など) |
| 漏えいした情報(代理店) | 代理店代表者氏名、代理店住所、代理店電話番号など |
| 含まれないと明記された情報 | マイナンバー、クレジットカード情報、メールアドレス |
| 漏えいはないと明記された情報 | よりそうネットのID・パスワード |
項目の終わりに「等」と付いているのは、発表の原文のとおりです。ここに書かれた項目が、一人ひとりの全員に必ずそろっているわけではありません。どの項目が自分の分に含まれていたかは、届いた文書で確かめます。
クレジットカード情報については、FAQで、そもそもアフラックがクレジットカード番号などの詳しい情報を持っていないため漏えいしていない、と説明されています。よりそうネットのIDとパスワード、ログインに使うメールアドレスも漏えいしていないとされています。
注意が必要なのは、保険料振替口座の情報です。金融機関名、支店名、口座番号、口座名義がそろうと、銀行を名乗る相手が「あなたの口座が狙われている」と話しても、本物らしく聞こえやすくなります。FAQでは、今回漏えいした情報だけで直ちに預金が引き出されるわけではないとしたうえで、漏えいした情報を悪用して、アフラックや金融機関、警察、公的機関を装い、暗証番号や認証情報を聞き出そうとする詐欺に注意するよう呼びかけています。
保障内容と証券番号が含まれている点も見逃せません。どの保険に入っているかが分かると、「給付金の請求に不備がある」「保障の見直しで払い戻しがある」といった、保険の契約者に向けた作り話がしやすくなります。
原因について発表で分かっていること
7月31日の調査結果では、発生の原因が次のように説明されています。
本事案の調査の結果、「オンライン相談」および「アフラック よりそうネット」のシステムにおいて、今回の攻撃で使われたアクセスとデータ照会の手口に対する制御が不十分であったことが明らかになりました。 出典: aflac.co.jp
発表では、続けて次の点が挙げられています。
- システムには不正アクセスを検知して止める機能があったが、今回のアクセスの形式が通常の利用と同じだったため、すぐには不正アクセスと見抜けなかった
- 短い時間に大量のデータ照会があった場合に監視して制御する機能が足りなかった
- システムの設計時のセキュリティの点検や、公開前の侵入テストは行っていたが、今回使われた手口のリスクを想定できていなかった
「データ照会」とは、システムに問い合わせて登録された情報を呼び出すことです。今回の説明からは、見た目は通常の利用と同じ形のアクセスで、大量の情報が呼び出されたことが読み取れます。ただし、どのような手口だったのか、どのアカウントやどの経路が使われたのかといった具体的な中身は、公式には書かれていません。この記事でも推測では書きません。
再発防止策としては、アクセス時の認証とデータ照会時の認可(その人が見てよい情報かを確かめる仕組み)の強化、大量アクセスへの監視と制御の強化、設計時の点検と公開前の侵入テストの強化、情報セキュリティの管理体制の強化が挙げられています。
アフラックの対応
公式発表とFAQで示されている対応は次のとおりです。
- 対象のお客様に、7月10日から順次お詫びとお願いの文書を送り、7月30日に発送を完了した。口座情報が含まれるお客様から優先して送った
- 口座情報が漏えいしたお客様を守るため、関係する金融機関と順次連携している
- 金融庁や警察などの関係機関に報告した
- 調査結果と再発防止策を金融庁に報告し、7月31日に公表した
- 管理監督の責任がある役員4人が、月額報酬の一部を1か月自主返納する
- よりそうネットを9月28日に一部を除いて再開した
金融機関との連携について、アフラックは「金融機関への口座情報の提供について」というページで説明しています。漏えいした保険料振替口座の情報のうち、支店名、預金種類、口座番号、口座名義(ゆうちょ銀行は記号、番号、口座名義)を、該当する金融機関に提供しているとのことです。金融機関はすでに持っている情報ですが、対象の口座を突き合わせるために提供していると説明されています。
この提供は、個人情報保護法第27条第1項第2号に基づき、お客様の財産を守る目的で行うものとされています。本人の同意がなくても、財産を守るために必要で同意を得るのが難しい場合に提供できる、という決まりです。アフラックは、事前に個人情報保護委員会に照会し、適法であることを確かめたと書いています。金融機関の側では、受け取った情報をもとに不正な取引の監視を強めるなどの対応が行われているか、検討されているとのことです。すべての金融機関で同じ扱いではなく、金融機関ごとに個別に対応していると説明されています。
お詫びの品や補償については、2026年11月1日時点の公式発表とFAQには記載がありません。この記事でも推測では書きません。情報漏えいの補償の考え方や、ほかの事案でのお詫びの例は、情報漏洩の補償はもらえるのか|お詫び金・ポイントの例と利用者が確かめること 2026で整理しています。
よりそうネットの再開とログインの変更
よりそうネットは、不正アクセスが分かった6月25日から止まっていましたが、再発防止策の実施と安全性の検証が終わったとして、2026年9月28日に一部を除いて再開しました。
2026年9月28日現在、よりそうネットで使えない手続きは次の2つです。
- 支援金・祝金・長期給付無事故支払金の請求
- 受取人と指定代理請求人の登録・変更
これらの手続きと問い合わせは、コールセンター(0120-5555-95)などで受け付けています。それ以外の契約内容の確認や各種手続きは、よりそうネットで使えます。
再開にあわせて、次の点が変わりました。
- 新規登録には「初回ID」と「仮パスワード」が必要になった。保険証券や裏書のお知らせ、承認通知書、アフラックメールに同封の書類に記載がある。スマートフォンの場合は、契約者専用のQRコードから登録すると入力がいらない
- 利用状況によっては、初回登録の時に追加の本人確認を求められる場合がある
- パスキー(端末の顔認証や指紋認証、PINでログインする方法)を導入した。今後、パスキーの設定を必須にする予定とされている
- 登録している契約者には、「[email protected]」から、件名【「アフラック よりそうネット」再開のお知らせ】で案内のメールが順次届く
パスキーの仕組みと設定の手順は、パスキーとは|仕組みをわかりやすく、iPhone・Android・Windowsでの設定方法 2026で説明しています。
再開の案内メールに便乗した偽のメールが届くことも考えられます。届いたメールのリンクからログインするより、公式サイトや契約者専用アプリからよりそうネットを開くほうが確実です。送信元が「[email protected]」と表示されていても、表示名や送信元は偽装されることがあるため、ログインの入り口は自分で開く習慣にしておきます。
自分が対象かを確かめる方法
対象のお客様には、7月10日から7月30日にかけて、お詫びとお願いの文書が郵送で届いています。文書には、漏えいについてのお詫び、漏えいしたお客様の個人情報の項目、不審な取引などへの注意のお願い、問い合わせ先が書かれています。
対象かどうかを確かめるときに押さえておきたい点は次のとおりです。
- 対象は、よりそうネットに登録していた人に限らない。現在契約している人だけでなく、過去に契約していた人も対象に当たる場合がある
- 文書が届いていない場合でも、確かめたいときはコールセンターに問い合わせられる
- どの口座の情報が漏えいしたかを知りたいときも、コールセンターに問い合わせる
- 文書の発送日や発送方法は指定できない
届いた文書は、捨てずに保管しておきます。あとで不審な取引に気づいたときや、金融機関に相談するときに、どの項目が漏えいの対象だったかを示す手がかりになります。文書の封筒や中身を写真に撮っておくのも一つの方法です。逆に、文書の中身を電話で読み上げるよう求める相手には応じないでください。
「よりそうネットを使ったことがないから関係ない」とは言い切れない点に気をつけてください。漏えいしたのは、システムを通じて呼び出せた契約の情報であり、よりそうネットの登録者に限られていません。
家族の誰かがアフラックの保険に入っている場合、その契約の被保険者や受取人として自分の名前が載っていることもあります。被保険者や受取人には文書が届かない場合もあるので、契約者である家族に、文書が届いたかと、どの項目が載っていたかを聞いてみると状況がつかめます。
契約者がすること
漏えいした項目に合わせて、次の順に進めます。
- 保険料を引き落としている口座の入出金を、通帳、銀行の公式アプリ、インターネットバンキングの明細で確かめる。定期的に見る習慣にする
- アフラック、金融機関、警察、公的機関を名乗る電話で、暗証番号、ID・パスワード、ワンタイムパスワード、SMSで届いた認証コードを聞かれても答えない
- ATMの操作、送金、キャッシュカードの受け渡しを求められても応じない
- SMSのリンクは開かず、返信もしない。手続きは公式アプリや公式サイトから行う
- 暗証番号やパスワードが、氏名、住所、生年月日、電話番号から推測しやすいものなら、変更を考える
- 不審な連絡や身に覚えのない取引があれば、折り返しの連絡はせず、アフラックのコールセンターに相談する
FAQでは、アフラックや金融機関、公的機関から直接連絡して、これらの情報を尋ねることはないと明記されています。電話で聞かれた時点で、相手が本物ではないと判断して切ってかまいません。
保険料を引き落とす口座を別の口座に変えたい場合は、コールセンターで手続きを受け付けています。口座を変えるかどうかは、利用している金融機関の案内も確かめて決めます。
よりそうネットのIDとパスワードは漏えいしていないため、FAQでは、そのまま使い続けても問題ないとしています。不安がある場合は、パスワードの再設定ができ、より安全なパスキーの登録も勧められています。
電話番号が含まれているため、知らない番号からの電話やSMSが増えることもあります。電話番号の流出への備えは、電話番号の流出チェックの方法|流出したらどうなるかと迷惑電話・SMSへの備え 2026にまとめています。もし口座から身に覚えのない送金があった場合は、金融機関にすぐ連絡します。ネットバンキングの不正送金の補償の決まりは、ネットバンキングの不正送金は補償される?全国銀行協会の基準と30日の期限、補償されない例 2026で説明しています。
家族に伝えること
今回の件は、契約者本人だけの話ではありません。被保険者、受取人、第二連絡先として登録された家族の情報も含まれています。FAQでも、家族が契約者、被保険者、受取人などとして契約に関わっている場合は、不審な電話やSMSに注意するよう伝えてほしいと案内されています。
伝えておきたいことは次のとおりです。
- 第二連絡先に登録された家族は、氏名、生年月日、性別、住所、電話番号が含まれている可能性があること
- 契約内容、証券番号、口座情報、ログイン情報を聞き出そうとする連絡には答えないこと
- 「保険の手続きで確認がある」「契約者と連絡が取れない」と電話があったら、まず契約者本人に直接確かめること
- 高齢の親が受取人や第二連絡先になっている場合は、電話の相手に名前や口座の話をされても、その場で答えず家族に相談すること
第二連絡先とは、緊急の時などに契約者と連絡が取れない場合の連絡先として指定した親族などのことです。家族の住所と電話番号がそろって出ているため、「契約者が入院した」「給付金の受け取りに家族の確認がいる」といった作り話の連絡が届くおそれがあります。実際にそうした被害が出たとは発表されていませんが、事前に家族で決まりごとを決めておくと、落ち着いて対応できます。
保険の手続きはこれまでどおりできるか
よりそうネットが止まっていた間も、保険金・給付金の請求をはじめとする手続きと問い合わせは、コールセンターなどで通常どおり受け付けられていました。2026年11月1日時点のFAQでは、手続きの方法が次のように案内されています。
- 給付金・保険金を電話で請求したいとき:保険金コンタクトセンター(0120-555-877、月曜から金曜 9:00から17:00、祝日・年末年始を除く)
- 給付金・保険金をインターネットで請求したいとき:公式サイトの給付金デジタル請求サービス
- そのほかの手続き:コールセンター(0120-5555-95)。手続きには、証券番号、契約者の氏名、生年月日、住所が必要
よりそうネットのログインについては、FAQで次の点が示されています。
- サービスが止まる前に登録していたログインIDとパスワードで、そのまま使える
- パスワードを変えたい場合、ログインできる人は画面右上の「ご登録情報」(人型のアイコン)から「パスワード変更」を開く。ログインできない人は、ログインページの「パスワードがわからない」から仮パスワードを発行する
- 登録したメールアドレスを変えて受信できない場合、パスキーを登録済みの人はパスキーでログインできる。登録していない人は、ワンタイムパスワードを受け取れずログインできないため、コールセンターに問い合わせる
- よりそうネットに登録したIDを削除してほしい場合は、コールセンターに連絡する
今回の件をきっかけに、よりそうネットの利用をやめたいと考える人もいるはずです。IDを削除しても、保険の契約そのものは続きます。手続きを電話や郵送で行う形に切り替えるだけなので、使い方に合わせて選んでかまいません。逆に、引き続き使う場合は、パスキーを設定しておくと、パスワードを盗まれてもログインされにくくなります。
便乗した連絡の見分け方
保険の契約者を狙った連絡では、保険会社や銀行の名前を出して信用させる手口が考えられます。次のような連絡は、本物かどうかを疑ってかかってください。
- 「情報漏えいの対象になったので、口座を守るために暗証番号を確認したい」
- 「給付金の未払いがある。受け取るにはATMで手続きが必要」
- 「漏えいのお詫びとして返金がある。SMSのリンクから口座を登録してほしい」
- 「警察です。あなたの口座が犯罪に使われている。キャッシュカードを預かる」
FAQでは、アフラック、金融機関、公的機関がATMの操作や送金、キャッシュカードの受け渡しを指示したり依頼したりすることはないと明記されています。暗証番号やワンタイムパスワードを尋ねることもありません。上の例のような話が出た時点で、電話を切るかSMSを削除してかまいません。
本物かどうかを確かめたいときは、届いた電話番号やSMSのリンクを使わず、公式サイトに載っている番号に自分からかけ直します。今回の件の専用のコールセンターは0120-332-856です。
SMSの見分け方はスミッシング詐欺の見分け方|SMSの本文とURLで判定する手順で、本文とリンク先のどこを見ればよいかを順に説明しています。
別の事案と混同しないために
アフラックの公式サイトのお知らせには、今回の件のほかにも、情報の扱いに関する別のお知らせが載っています。2026年11月1日時点のお知らせの一覧では、たとえば次のものがあります。
- 2025年4月30日「当社の委託先保険代理店におけるランサムウェア被害による個人情報漏えい等のおそれについて」
- 2026年3月10日「当社出向者による情報持ち出しに関する調査結果について」(ニュースリリース)
- 2024年3月1日「委託関係のない保険代理店に対する情報漏えいの可能性について」
これらは、それぞれ別の事案です。今回の約440万人の件は、2026年6月に分かった、オンライン相談とよりそうネットへの不正アクセスの件です。検索で「アフラック 情報漏洩」と調べると、ほかの年の件の記事や、ほかの生命保険会社の件の記事が混ざって出てくることがあります。件数や窓口の番号が違うので、日付と発表の題名を見て、今回の件の発表かを確かめてから読んでください。
問い合わせ窓口
今回の件の問い合わせ先は、2026年10月1日時点の公式サイトのFAQとお詫びのページに次のとおり載っています。
| 名称 | 電話番号 | 受付時間 |
|---|---|---|
| コールセンター専用ダイヤル(今回の件) | 0120-332-856 | 月曜から金曜 9:00から18:00、土曜 9:00から17:00(年末年始・祝日を除く) |
| コールセンター(各種お問い合わせ・お手続き) | 0120-5555-95 | 月曜から金曜 9:00から18:00、土曜 9:00から17:00(祝日・年末年始を除く) |
| 保険金コンタクトセンター(給付金・保険金の請求) | 0120-555-877 | 月曜から金曜 9:00から17:00(祝日・年末年始を除く) |
専用ダイヤルの受付時間は、問い合わせの状況に応じて変えられてきました。7月31日の発表には、土日祝も受け付ける時間が書かれていましたが、10月1日時点のページでは上の表の時間になっています。電話をかける前に、アフラックのお詫びと窓口のページで最新の受付時間を確かめてください。
電話の前に、次の点をメモにしておくと話がまとまりやすくなります。
- 証券番号(保険証券や届いた文書に記載がある)
- 契約者の氏名、生年月日、登録している住所
- 届いた文書の有無と、記載されていた項目
- 不審な電話やSMSがあれば、その日時と内容
在宅で仕事をする人が気をつけること
在宅で業務委託の仕事を受けている人の中には、保険の代理店の事務や、顧客の名簿の入力、問い合わせの対応などを請け負う人もいます。取引先から個人情報を預かる立場になると、自分のアカウントや端末が狙われた時に、預かった情報まで外に出るおそれがあります。
個人情報保護委員会の漏えい等の対応のページでは、事業者に委員会への報告が義務づけられる場合として、要配慮個人情報(病歴など、とくに慎重に扱う情報)を含む漏えい等、不正に使われるとお金の被害が出るおそれがある漏えい等、不正の目的で行われたおそれがある漏えい等、本人の数が1,000人を超える漏えい等が挙げられています。不正アクセスによる漏えいは、不正の目的で行われたおそれがある例として示されています。報告は発覚したら速やかに行い、不正の目的で行われたおそれがある場合は発覚日から60日以内とされています。
業務委託で個人情報を扱う人が、自分の端末やアカウントから預かった情報を漏らしてしまった場合、まず対応を迫られるのは委託元の取引先です。どこまでが自分の責任になるかは、契約の内容や事情で変わるので、ここでは断定できません。ただ、気づいた時点ですぐ取引先に伝えることが、取引先が必要な手続きを進めるうえで欠かせない点は変わりません。
今回の件では、見た目は通常の利用と同じ形のアクセスで大量の情報が呼び出されたと説明されています。仕事で顧客の情報を扱うシステムを使う人も、次の点を見直しておくと安心です。
- 仕事で使うアカウントのパスワードを、ほかのサービスと使い回していないか
- 仕事で使うアカウントに多要素認証やパスキーを設定しているか
- 取引先から渡された顧客の名簿を、必要がなくなったあとも手元に残していないか
- 一度に大量の顧客データを書き出す操作をしたとき、取引先に記録が残る仕組みかを知っているか
- 不審な動きに気づいたとき、取引先の誰に、どの手段で連絡するかを決めているか
フリーランス・在宅ワークの仲介を2004年から続けてきた運営者として見てきた限りでは、長く取引が続く人ほど、納品物の質だけでなく、預かった情報の扱い方で信頼を得ています。パスワードの使い回しをやめる、仕事と個人のアカウントを分ける、といった地味な手当てが、そのまま取引先からの評価につながっていきます。中間の手数料が乗らない直接の取引では、こうした信頼がそのまま次の依頼と手取りの厚さに結びつきます。
アカウントを守る力を仕事に生かす
情報の守り方は、自分の身を守る知識であると同時に、仕事として求められる力でもあります。企業の中には、社員向けのセキュリティの研修資料づくり、顧客向けの注意喚起の文面づくり、社内のアカウントの棚卸しの手伝いを、外部の人に頼むところがあります。社員向けの訓練の進め方は、社員のセキュリティ意識を向上させるフィッシングメール模擬訓練の効果|2026年最新の従業員教育ガイドで紹介しています。
セキュリティの仕事を在宅で受けたい場合、いきなり専門的な診断の仕事を目指す必要はありません。公式の発表から「何が漏れて、何が漏れていないか」「利用者は何をすればよいか」を正確に読み取る力は、それだけで役に立ちます。@SOHOのAI・マーケティング・セキュリティのお仕事では、在宅で受けられるセキュリティ関連の仕事の種類と探し方を紹介しています。
アフラックの件は、2026年11月1日時点で調査結果と再発防止策が公表され、対象者への文書の発送も終わり、よりそうネットも一部を除いて再開した段階です。契約者は、口座の入出金の確認、暗証番号や認証コードを誰にも伝えないこと、家族への一声の3つを済ませ、続報はアフラックの公式サイトのお知らせとニュースリリースで確かめてください。
よくある質問
Q. アフラックの保険に入っていれば、全員が対象ですか?
全員ではありません。漏えいしたお客様は契約者の人数で約440万人で、対象の人には2026年7月10日から30日にかけてお詫びとお願いの文書が郵送されています。よりそうネットに登録していない人や、過去に契約していた人も対象になる場合があります。文書が届いておらず確かめたいときは、専用ダイヤル(0120-332-856)に問い合わせてください。
Q. 口座の情報が漏れていたら、預金が勝手に引き出されますか?
アフラックのFAQでは、今回漏えいした情報だけで直ちに預金が引き出されるわけではないと説明しています。注意すべきなのは、漏えいした情報を使って、アフラックや銀行、警察を装い、暗証番号や認証コードを聞き出す詐欺です。口座の入出金を定期的に確かめ、身に覚えのない取引があれば金融機関とアフラックのコールセンターに連絡してください。
Q. よりそうネットのパスワードは変えたほうがよいですか?
よりそうネットのIDとパスワード、ログイン用のメールアドレスは漏えいしていないと公式に説明されており、そのまま使い続けても問題ないとされています。不安があればパスワードの再設定ができ、アフラックはより安全なパスキーの登録を勧めています。今後パスキーの設定を必須にする予定とされているので、再開後に設定しておくと手間が省けます。
Q. お詫びの品や補償はありますか?
2026年11月1日時点の公式発表とFAQには、お詫びの品や補償についての記載はありません。公表されているのは、文書によるお詫び、金融機関との連携、役員の報酬の一部返納、再発防止策です。今後の対応は、アフラックの公式サイトのお知らせとニュースリリースで確かめてください。推測の情報や、補償をうたう不審な連絡には応じないようにします。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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