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PayPayからのメールは本物か|公式の送信元アドレスと偽メール・偽SMSの見分け方 2026

@SOHO編集部
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PayPayからのメールは本物か|公式の送信元アドレスと偽メール・偽SMSの見分け方 2026

この記事のポイント

  • ✓PayPayからのメールは本物か迷ったときの確かめ方
  • ✓公式ヘルプが案内する送信元ドメイン「@paypay-corp.co.jp」とSMSの特徴
  • ✓送信元を偽装した偽メールの実例

PayPayからのメールが本物かどうかを確かめたいとき、最初に見るべきなのはPayPayの公式ヘルプです。2026年10月30日時点で、PayPayは公式ヘルプ「PayPayからの確認メールや認証メールが届かない」の中で、ドメイン指定受信をしている人に「@paypay-corp.co.jp」の受信設定を案内しています。ショートメール(SMS)については、公式ヘルプ「SMS認証コードが届かない」で、PayPayから送るSMSには「[PayPay]」の文字が本文に入っているもの、または「https://paypay.ne.jp/」から始まるURLが書かれたものがあると説明しています。

ただし、送信元のアドレスが本物と同じに見えても、それだけで本物とは言い切れません。PayPay自身が2026年4月16日のお知らせで、送信元を偽装したフィッシングメールが一部のメールサービスで「PayPayからのメール」と判定されていたことを公表しています。この記事では、公式に確かめられる送信元の情報、偽メールと偽SMSの実際の手口、届いたときに安全に確かめる手順、リンクを押してしまった後にすることを、PayPayと公的機関の一次資料をもとに順番に説明します。

PayPayが公式に案内している送信元の情報

まず、PayPayが自社のページで案内している送信元の情報を、メールとSMSに分けて整理します。どれも2026年10月30日時点で公式ページを開いて確かめた内容です。

種類 公式に案内されている内容 案内しているページ
メール ドメイン指定受信をしている人は「@paypay-corp.co.jp」の受信設定をする PayPayヘルプ「PayPayからの確認メールや認証メールが届かない」
SMS 本文に「[PayPay]」の文字が入っている、または「https://paypay.ne.jp/」から始まるURLが書かれている PayPayヘルプ「SMS認証コードが届かない」
SMSとメールの認証 認証のSMSやメールに2文字のアルファベットが書かれていることがあり、画面の文字と一致するかを確かめる PayPayヘルプ「SMS認証やメール認証時のアルファベットについて」

メールのドメインとは、メールアドレスの「@」より後ろの部分のことです。PayPayのヘルプは、確認メールや認証メールが届かないときの対処として、このドメインからのメールを受け取れるように設定するよう案内しています。つまり、PayPayのメールの送信元として公式に名前が出ているのは「@paypay-corp.co.jp」です。

一方で、PayPayが送るすべてのメールの送信元を一覧で示したページは、2026年10月30日時点の公式の案内には見つかりませんでした。キャンペーンのお知らせや請求に関するメールなど、ほかの種類のメールがどのドメインから届くのかについては、公式の記載が見つからない以上、この記事では「本物」と書きません。見慣れないドメインからPayPayを名乗るメールが届いたときは、メールの中身ではなく、PayPayアプリや公式サイトの「お知らせ」で同じ内容が出ているかを確かめてください。

また、PayPayカードやPayPay銀行は、PayPay株式会社とは別の会社が運営するサービスです。PayPayのヘルプが案内しているのはPayPayアプリのアカウントに関するメールで、PayPayカードの利用速報などは別の扱いになります。PayPayのセキュリティのお知らせでも、2025年6月20日に「PayPayカードを騙るフィッシングメールにご注意ください」という別の注意喚起が出ています。カードの明細に身に覚えのない請求がある場合は、PayPayではなくカードを発行した会社の窓口に先に連絡します。

2文字のアルファベットは偽の画面を見抜くための目印

PayPayの公式ヘルプ「SMS認証やメール認証時のアルファベットについて」によると、SMS認証やメール認証のときに、2文字のアルファベットが書かれていることがあります。これは偽のログイン画面を見抜き、フィッシング詐欺の被害を防ぐための仕組みです。

使い方は単純です。PayPayアプリの画面に表示されている2文字と、届いたSMSやメールに書かれている2文字が同じかを見比べます。自分でログインや登録の操作をしていないのに認証のSMSが届いた場合や、2文字が一致しない場合は、その認証コードを入力しないでください。誰かが偽の画面を使って、あなたの認証コードを手に入れようとしている可能性があります。

送信元のアドレスが本物に見えても安心できない理由

メールの「差出人」に表示される名前やアドレスは、送る側が自由に書き換えられます。郵便の封筒の裏に、誰でも好きな差出人の名前を書けるのと同じです。そのため、差出人の欄に「PayPay」と表示され、アドレスの@の後ろが「paypay-corp.co.jp」になっていても、それだけで本物とは判断できません。

警察庁のフィッシング対策のページは、この点を次のように説明しています。

電子メールは、仕様上、受信者から見える「送信元名称」や「送信元メールアドレス」を変更することが容易であるため、実在の企業等になりすますことができます。したがって、メールソフトに表示される「送信元名称」や「送信元メールアドレス」だけを見てメールの真偽を判断することは困難です。 出典: 警察庁 フィッシング対策

同じページには、スマートフォンのメールアプリはパソコンに比べて表示される項目が少なく、真偽の判断がさらに難しくなるとも書かれています。スマートフォンで差出人の名前だけを見て判断するのは、特に危ないということです。

PayPayの事例でも、このことが実際に起きています。PayPayは2026年4月16日のお知らせ「PayPayを騙るフィッシングメールにご注意ください」で、「(サービス名)と連携して、PayPay残高をゲット!」という内容の不審なメールを確認したと公表しました。調査の結果、PayPayのシステムやアカウントが不正に使われたのではなく、外部の仕組みを悪用して送信元が偽装されたものでした。そのため、一部のメールサービスではPayPayからのメールとして判定されていた場合があると説明しています。

このお知らせから分かるのは、メールサービスが「本物の送信元」と表示していても、偽物が混ざることがあるという点です。送信元のアドレスは、怪しいメールをふるい落とす最初の目安にはなりますが、最後の決め手にはなりません。最終的な確認は、メールの中のリンクを使わずに、PayPayアプリを自分で開いて行います。

PayPayのメールが求めないこと

PayPayは同じお知らせの中で、PayPayから送るメールでは、パスワードやクレジットカード情報などの重要な情報をメールの中で直接入力するよう頼むことはないと明記しています。メールのリンクから開いたページでユーザー情報を入力すると、その情報が犯罪者に渡る可能性があるとも書いています。

さらに、2026年5月18日のお知らせ「各種サービスの未払いや公金の未納を騙るフィッシングメール・SMSにご注意ください」では、企業や団体へのお支払いに「送る・受け取る」機能は使われていないと説明しています。メールやSMSで「PayPayで残高を送って支払ってください」と求められたら、その時点で詐欺を疑ってよい理由になります。

届いたメールやSMSが本物かを確かめる手順

PayPayを名乗るメールやSMSが届いたときは、内容がどれほど急ぎに見えても、次の順番で確かめます。PayPayの公式ページ「不正やトラブルへの対策」が勧めている方法を、操作の順に並べたものです。

  1. メールやSMSに書かれたURLやボタンは押さない。添付ファイルも開かない
  2. 差出人のアドレスの@より後ろを見る。「paypay-corp.co.jp」以外なら、公式の案内に記載のないドメインとして扱う
  3. SMSなら、本文に「[PayPay]」の文字や「https://paypay.ne.jp/」から始まるURLがあるかを見る。ただし、これも本物の証明にはならない
  4. スマートフォンにインストール済みのPayPayアプリを、ホーム画面のアイコンから自分で開く
  5. アプリのお知らせ、取引履歴、ホーム画面の表示に、メールと同じ内容が出ているかを確かめる
  6. ブラウザで確かめる場合は、あらかじめお気に入りに登録したPayPayの公式サイト(https://paypay.ne.jp/)から「お知らせ」を開く
  7. アプリにも公式サイトにも同じ内容が見当たらなければ、届いたメールやSMSは削除する

ポイントは、メールの中から外へ出る道を一切使わないことです。メールのリンクが本物のPayPayのサイトに見えても、表示されている文字とリンクの行き先は別々に作れます。PayPayの公式ページも、身に覚えのないPayPayからのメールやSMS内のURLは開かず、PayPayのトップページをブラウザのお気に入りに保存してお知らせを確認するか、検索して公式のページから確認するよう案内しています。

検索で公式サイトを探すときは、検索結果の一番上に出る広告にも注意が必要です。警察庁のページには、検索サイトの広告からフィッシングサイトに誘う手口も確認されていると書かれています。普段から公式サイトをお気に入りに登録しておくか、アプリから確かめる方が確実です。

見分けがつかなくても困らない仕組みをつくる

PayPayの公式ページには、PayPayが送る公式なメールとまったく見分けがつかない場合もあると書かれています。偽メールの見た目は年々本物に近づいており、文面の日本語の不自然さやロゴの粗さで見抜く方法は、通用しない場面が増えています。

そこで発想を変え、「見分けがつかなくても困らない」状態をつくります。PayPayの公式ページは、取引履歴や支払いに関わる情報など、個人に関わる情報はアプリから確認するよう勧めています。メールは「何かあったかもしれない」という合図としてだけ受け取り、中身の確認は必ずアプリで行う習慣にすれば、偽メールがどれほど精巧でも、リンクを押さない限り被害にはつながりません。

PayPayが公式に注意を呼びかけている偽メールと偽SMSの手口

PayPayは、公式ヘルプ「PayPayをかたるフィッシングメールについて」と、セキュリティのお知らせで、確認できた手口を公表しています。2026年10月30日時点で公式に書かれているものから、問い合わせの多い種類を表に整理しました。

届き方 文面の例(公式の記載) 誘導先・求められること 公式の記載
メール 「【PayPay】ログイン通知」 偽のログイン画面で携帯電話番号とパスワードの入力 不正やトラブルへの対策
SMS 「24時間以内に本人確認を完了してください」 アカウント情報の入力 不正やトラブルへの対策
メール 「(サービス名)と連携して、PayPay残高をゲット!」 リンク先で情報入力やアカウント連携 2026年4月16日のお知らせ
メール・SMS クレジットカードの請求や通信料金、税金などが未払い・未納 PayPayアプリで残高を送らせる 2026年5月18日のお知らせ
SMS 「アカウントが利用制限されている」「PayPayアカウントを停止する」 偽サイトでログイン フィッシングメールについて
SMS 「不審なログインがあった」「PayPayで決済が行われた」 偽サイトでログイン フィッシングメールについて
SMS 「24時間以内にポイントが失効する」 偽サイトでログイン フィッシングメールについて
メール・SMS 「登録情報が最新かどうか確認してください」 アカウント情報の入力 フィッシングメールについて
メール 出金受け付けメールによく似たメール アカウント情報の入力 フィッシングメールについて
メール PayPayからのログイン通知を装う 他社サービスとの連携画面で第三者のアカウントと連携させ、支払わせる フィッシングメールについて

表を見ると、手口には共通点があります。「24時間以内」「停止」「失効」「ロック」のように期限や不利益を示して急がせること、そしてログインや情報入力の画面へ誘うことです。警察庁のページも、メールの文面は「個人情報の漏えい」「不正アクセス検知」「取引の停止」など、切迫感をあおってログインさせようとするものが多いと説明しています。

急がされたときほど、一度手を止めることが大切です。本物の手続きであれば、アプリを自分で開けば同じ案内が出ています。メールやSMSのリンクからしか進めない手続きは、PayPayの公式の案内の流れと合いません。

偽のショッピングサイトとSNSを入口にした手口

メールやSMS以外の入口も公表されています。PayPayの2025年7月15日のお知らせでは、ショッピングサイトで商品を買った後に「在庫が無いためPayPayで返金します」と言われ、PayPay残高をだまし取られる手口が続いていると書かれています。お知らせは、ショッピングサイトから返金を受けるときに、購入者が送金や支払い、アプリでの番号入力などの操作をする必要はないと明記しています。「返金のため」と言われてPayPayの操作を指示されたら、その時点で取引をやめてください。

SNSでは、チケットや品物を譲ると言われて残高を送ったのに品物が届かない手口や、存在しないキャンペーンへの当選を装う手口が確認されています。相手が身分証を見せた場合でも偽造の可能性が高いと、PayPayは注意を呼びかけています。

「本人確認」を求めるメールやSMSが届いたとき

PayPayのメールについて調べる人の中には、「本人確認が必要です」という連絡が届いて迷っている人が多くいます。PayPayの本人確認(eKYC)は実在する手続きなので、本物と偽物が紛れやすい種類の連絡です。eKYCとは、スマートフォンで本人確認書類と顔を撮影して、オンラインで本人確認を済ませる仕組みのことです。

PayPayの公式ヘルプ「本人確認(eKYC)について」によると、本人確認をすると銀行口座の登録やPayPayマネーが使えるようになります。手続きの方法は、マイナンバーカードのICチップ読み取り、運転免許証のICチップ読み取り、在留カード・特別永住者証明書、顔認証と本人確認書類を使う方法が案内されています。また、2026年10月28日から、本人確認は12歳以上の人だけが申請できるようになっています。

ここで大事なのは、本人確認の手続きの流れがPayPayアプリの中で完結するように案内されていることです。一方、PayPayの公式ページ「不正やトラブルへの対策」は、偽物の例として「24時間以内に本人確認を完了してください」と緊急性を強調したSMSが届き、PayPayのアカウント情報を入力させようとする手口を挙げています。

本人確認を求める連絡が届いたときは、次の手順で確かめます。

  1. 連絡に書かれたリンクは押さない
  2. PayPayアプリを自分で開き、アカウントの画面から本人確認の状況を見る
  3. アプリに本人確認を求める表示がなければ、届いた連絡は削除する
  4. アプリにも案内が出ている場合は、アプリの画面から手続きを進める
  5. 本人確認書類の写真や顔写真を、メールやSMSのリンク先のページから送らない

本人確認書類の画像は、カードの番号や住所、生年月日がまとめて写っているため、盗まれたときの影響が大きい情報です。警察庁のページも、フィッシングで入力を求められる情報の例として、運転免許証やマイナンバーカードの画像を挙げています。アプリの外で書類の画像を求められたら、送らないでください。

本物の確認の連絡が届くこともある

PayPayは、安全のために本人確認情報や口座情報を定期的に確認していると説明しています。公式ヘルプには、「現在登録されている銀行口座は利用できません」と書かれたSMSが届いた場合の案内があり、Yahoo!マネーで登録していた銀行口座を今も使っている人に、あらためて口座の登録をお願いしていると書かれています。

このように、本物の確認の連絡も実在します。だからこそ、文面で本物か偽物かを決めるのではなく、「アプリで同じ状況になっているか」で判断する方法が役に立ちます。口座の登録や削除も、SMSのリンクからではなく、アプリの画面から行ってください。

ショートメール(SMS)で届いたときの確かめ方

SMSは電話番号だけで送れるため、メールアドレスを登録していない人にも届きます。PayPayはログインや登録の際にSMS認証を使っているので、PayPayからのSMSを受け取ること自体は珍しくありません。その分、偽物のSMSも紛れ込みやすくなっています。

PayPayの公式ヘルプ「身に覚えのないログインについてのSMSやメールが届いた」は、自分で操作していないのにログインやパスワードリセットについてのSMSやメールが届いた理由として、次の2つを挙げています。

  • 自分以外の人が誤って電話番号を入力した
  • 第三者から不正なアクセスを受けている

心当たりがない場合は、届いたSMSやメールに書かれたURLにはアクセスせず、自分でパスワードの登録や変更の手続きをするよう案内されています。ログイン画面からパスワードを変更すると、そのアカウントでログインしているすべての端末で、自動的にPayPayアプリからログアウトされます。

SMSについては、スミッシングと呼ばれる詐欺にも気をつけます。スミッシングとは、SMSを使って偽サイトに誘うフィッシング詐欺のことです。SMSの本文やURLから判定する手順は、スミッシング詐欺の見分け方|SMSの本文とURLで判定する手順で詳しく説明しています。

新しい端末からのログインの通知

本物の通知として、PayPayは普段使っていない新しい端末でログインがあったときに通知を出しています。公式ヘルプ「新しい端末からログインがあった場合」によると、通知の方法は次の3つです。

  • ホーム画面に「~で新規ログインがありました」と表示される
  • プッシュ通知(許可している場合のみ)
  • メール(メールアドレスを登録している場合のみ)

身に覚えのないログインの通知を受け取ったときは、PayPayアプリの[アカウント]から[セキュリティとプライバシー]を開き、[ログイン管理]でログイン情報を確かめます。心当たりのないログインがあれば、[すべてのデバイスからログアウト]を押します。なお、ホーム画面の「新規ログインがありました」の表示は、ログインの翌日から翌々日の間に自動的に削除される仕組みです。

ここでも、通知のメールにあるリンクではなく、アプリの[ログイン管理]で確かめることが基本です。不正ログインの通知全般の確かめ方は、不正ログインの通知が来たら|身に覚えのないログインの確かめ方と最初にすることにまとめています。

突然スマートフォンが通信できなくなったとき

PayPayは2026年1月23日に、第三者が不正に電話番号を乗っ取る「SIMスワップ詐欺」について注意を呼びかけています。SIMスワップ詐欺とは、他人の個人情報を使って携帯電話会社でSIMカードを再発行させ、その電話番号でSMS認証を受け取ってしまう手口のことです。2026年8月28日のお知らせでは、偽のログイン画面で盗んだ個人情報がこの手口に悪用されるケースもあると書かれています。

お知らせは、突然携帯電話が使えなくなった(通信できなくなった)場合は、すぐに携帯電話会社に連絡するよう案内しています。SMS認証の守りは電話番号に結びついているため、電話番号を奪われると守りの前提が崩れます。

リンクを押してしまった・入力してしまったときにすること

偽メールのリンクを押してしまっても、何も入力していなければ、すぐに大きな被害につながるとは限りません。ただし、ログイン画面で電話番号とパスワードを入力した、アカウント連携をした、アプリをインストールした、といった操作をした場合は、急いで次の対応をします。順番は、PayPayの公式ページ「不正やトラブルへの対策」と2026年4月16日のお知らせに沿っています。

  1. PayPayアプリの[アカウント]から[セキュリティとプライバシー]、[ログインパスワード]、[パスワードを変更する]の順に進み、パスワードを変更する
  2. 同じ画面の「端末の管理」で、心当たりのない端末を削除するか、「全ての端末を削除してログアウト」を押す
  3. [取引履歴]を開き、心当たりのない支払いや送金がないかを確かめる
  4. 同じパスワードを使っているほかのサービスがあれば、そちらのパスワードもすべて変更する
  5. 支払い方法にクレジットカードを登録している場合は、カード会社にも連絡する
  6. 心当たりのない取引があれば、PayPayお客様サポート窓口に連絡する

PayPayの公式ページに載っているPayPayお客様サポート窓口の電話番号は0120-990-634です。公式ページには、かけ間違いに注意するよう書かれています。不正利用の可能性がある場合は、具体的な経緯や内容、金額をまとめておくと、問い合わせが進めやすくなります。

ログインできなくなっている場合のパスワードの変更方法は、公式ヘルプ「ログインできない場合のパスワード再設定/パスワードを忘れた場合」に案内があります。偽サイトにパスワードを入力した後の考え方は、パスワードが漏洩したらどうなる|変更の順番と使い回しの見直し方も参考になります。

不審なアプリを入れてしまったとき

メールやSNSのリンクからアプリを入れてしまった場合は、パスワードの変更より先に、端末そのものの対応が要ります。PayPayの公式ヘルプは、不審なアプリをインストールしてしまったら、すぐにスマートフォンを機内モードにし、不審なアプリをアンインストールするよう案内しています。不正やトラブルへの対策のページでも、心当たりがある場合はただちに該当アプリを削除し、PayPayアプリの[取引履歴]を確かめるよう書かれています。アプリの削除の操作が分からないときは、契約している携帯電話会社に相談するよう案内されています。

補償の申請には条件がある

PayPayは、第三者による不正利用の被害に遭った場合の補償制度を設けています。公式ヘルプ「不正利用に伴う補償申請について」に書かれている補償の条件は、次のとおりです。

  • 損害が発生した日から60日以内に申請すること
  • 初めての申請であること、または前回の申請から1年を超えていること
  • 家族や同居人などによる利用ではないこと
  • 警察へ被害の届出をすること
  • PayPay所定の審査条件を満たしていること

申請の前に警察への被害の届出が必要で、申請は補償申請フォームから行います。同じヘルプには、審査の完了まで申請日から約2カ月から3カ月ほどかかり、状況によっては3カ月以上かかる場合があると書かれています。また、自分で「送る・受け取る」機能を使って残高を送った取引は、補償制度の対象外です。クレジットカードでの被害は、カード会社を通じて補償される場合があるため、先にカード会社に連絡するよう案内されています。

補償の詳しい流れや、不正利用が起きる原因については、PayPayの不正利用の原因と対策|補償の受け方と問い合わせ先で説明しています。

公的な相談窓口と報告先

被害に遭ったかどうか判断がつかないときや、PayPay以外にも相談したいときは、次の窓口があります。

窓口 内容 案内しているページ
警察相談専用電話「#9110」 発信地を管轄する都道府県警察本部などの総合窓口につながる 警察庁 相談窓口
消費者ホットライン「188」 身近な消費生活センターなどの相談窓口を案内する 消費者庁 消費者ホットライン
フィッシング対策協議会 フィッシングメールやフィッシングサイトの情報提供を受け付ける フィッシングの報告
PayPayのフィッシング通報フォーム PayPayを騙った不審なメールやSMS、フィッシングサイトを報告する PayPayヘルプ「不正利用・詐欺対策について」

警察庁の案内では、「#9110」は携帯電話からも使えますが、ダイヤル回線と一部のIP電話では使えないため、その場合は各都道府県警察の相談窓口の電話番号にかけるよう書かれています。実際に被害に遭った場合は、最寄りの警察署やサイバー事案の通報のオンライン受付窓口に相談するよう、警察庁のフィッシング対策のページが案内しています。

PayPayの補償を申請するときは警察への届出が前提になるため、被害が出ている場合は、PayPayへの連絡と並行して警察への届出を進めます。

偽メールの被害を防ぐために日ごろからできる設定

偽メールの見分け方を覚えるよりも効果が大きいのが、PayPayアプリの守りの設定です。PayPayの公式ページで案内されている設定を3つ紹介します。

端末の認証を有効にする

アプリを起動するときに、顔認証や指紋認証、パスコードを求める設定です。PayPayの公式ページによると、ホーム画面の[アカウント]から[セキュリティとプライバシー]を開き、[端末の認証を有効にする]を選んで設定します。使える認証の方法は、スマートフォンの機種によって変わります。

この設定は、スマートフォンをなくしたり盗まれたりしたときに、他人にアプリを使われるのを防ぎます。また、ログインした後の画面からパスワードを変更する場合には、端末の認証が有効になっている必要があると公式ヘルプに書かれています。いざというときにすぐパスワードを変えられるよう、先に有効にしておくと安心です。

利用可能額を設定する

万一だまされてしまったときの被害を抑えるのが、利用可能額の設定です。PayPayの公式ページによると、ホーム画面の[アカウント]から[利用可能額の設定]を選び、支払い、友だちに送る、チャージの機能ごとに上限額を決められます。設定した額に達すると、支払いなどを保留できます。

PayPayは、自分の使い方に合わせて、無理のない範囲で低めに設定することを勧めています。設定した後の「利用可能額の詳細設定」では「取引を一時保留する」を選ぶよう案内されています。保留になった取引はキャンセルできるため、だまされて操作してしまった場合でも、取り消せる余地が残ります。

ほかのサービスのアカウントも守る

PayPayの2026年8月28日のお知らせ「PayPayアカウントの不正利用や詐欺にご注意ください」では、他社サービスのアカウントが乗っ取られ、連携しているPayPayアカウントまで不正利用される事例が挙げられています。対策として、他社サービスでも2段階認証を設定し、パスワードの使い回しをやめることが案内されています。

PayPayと連携しているサービスがある場合は、そちらのパスワードと2段階認証もあわせて見直してください。PayPay側の守りを固めても、連携先から入られては意味がないためです。

在宅で働く人がPayPayのアカウントを守るときの視点

在宅で仕事をする人は、仕事の連絡と暮らしの連絡を同じスマートフォンで受け取ることが多くなります。取引先からの請求書、クラウドサービスの通知、キャッシュレス決済の連絡が1つの受信箱に並ぶと、急ぎの仕事の合間に届いた偽メールを、本物の連絡と取り違えやすくなります。仕事の経費をPayPayで支払っている人なら、決済の通知や未払いを装うメールが仕事の連絡に紛れて届くこともあります。

2004年から在宅ワークとフリーランスの仲介を続けてきた@SOHOの運営で見てきた範囲でも、アカウントの被害は「忙しい時間帯に、急ぎの連絡に見えるものを開いてしまう」という形で起きやすい傾向があります。対策は、見分ける力を鍛えることよりも、メールの中身は必ずアプリで確かめるという手順を決めておくことです。セキュリティに関わる仕事に興味がある人は、AI・マーケティング・セキュリティのお仕事で、在宅で受けられる仕事の種類を確かめられます。

最後に、この記事で確かめた内容を振り返ります。2026年10月30日時点で、PayPayが公式ヘルプで送信元として名前を出しているメールのドメインは「@paypay-corp.co.jp」で、SMSは本文に「[PayPay]」の文字があるか「https://paypay.ne.jp/」から始まるURLが書かれたものがあると案内されています。ただし、送信元は偽装でき、PayPayも偽装されたメールがPayPayからのメールとして判定された事例を公表しています。届いた連絡が本物かを決めるのは、アドレスではなく、PayPayアプリを自分で開いて同じ内容が出ているかどうかです。

よくある質問

Q. PayPayからのメールの送信元アドレスは何ですか?

PayPayの公式ヘルプ「PayPayからの確認メールや認証メールが届かない」では、ドメイン指定受信をしている人に「@paypay-corp.co.jp」の受信設定を案内しています(2026年10月30日時点)。ただし、送信元は偽装できるため、このドメインから届いたメールでもリンクは押さず、PayPayアプリを自分で開いて同じ内容が出ているかを確かめてください。

Q. PayPayから本人確認を求めるSMSが届きました。本物ですか?

SMSの文面だけでは判断できません。PayPayの公式ページは「24時間以内に本人確認を完了してください」と急がせるSMSを偽物の例として挙げています。リンクは押さず、PayPayアプリを開いてアカウントの画面で本人確認の状況を確かめ、アプリに案内がなければ削除してください。

Q. 偽のページにパスワードを入力してしまったら、まず何をすればよいですか?

PayPayアプリの[セキュリティとプライバシー]からパスワードを変更し、「端末の管理」で心当たりのない端末を削除するか、すべての端末からログアウトします。続けて取引履歴を確かめ、心当たりのない取引があればPayPayお客様サポート窓口(0120-990-634)に連絡してください。

Q. PayPayの不正利用の補償はどんな条件で受けられますか?

公式ヘルプによると、損害の発生日から60日以内の申請であること、警察へ被害を届け出ること、家族や同居人の利用でないことなどが条件です。自分で「送る・受け取る」機能を使って送った残高は対象外です。クレジットカードでの被害は、先にカード会社へ連絡するよう案内されています。

この記事について

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編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年10月31日
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