Trelloの無料プランの制限と、ボードが増えたときの乗り換え先の比べ方

@SOHO編集部
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Trelloの無料プランの制限と、ボードが増えたときの乗り換え先の比べ方

この記事のポイント

  • ✓Trelloを無料で使い続けたい人に向けて
  • ✓無料プランのボード10枚・コラボレーター10人の上限
  • ✓超えたときに起きること

Trelloは無料で始められ、カードの枚数にも上限がないため、個人の作業管理や小さなチームの進行管理には無料のままで十分に役立ちます。ただし、無料プランには「1つのワークスペースにボードは10枚まで」「コラボレーターは10人まで」という2つの上限があり、仕事が広がってくると、ある日ボードを新しく作れなくなったり、メンバーを招待できなくなったりします。

この記事では、Trelloを無料で使うときに知っておきたい上限と、上限に近づいたときの整理の仕方、有料プランに上げる場合の料金、そして別のツールへの乗り換えを考えるときの比べ方を、公式の料金ページとヘルプの記載をもとに整理します。料金や上限は改定されることがあるので、契約の前には必ず公式の画面で今日の記載を確かめてください。

Trelloの無料プランでできること

まず、無料のままで何ができるのかを確認します。Trelloの公式の料金ページによると、無料プラン(Free)は1つのワークスペースにつき10人のコラボレーターまで無料で、次のものが含まれています。

・カードは無制限
・ワークスペースあたり最大10枚のボード
・メール、Slack、Teamsからやることを取り込む受信箱
・1ボードにつき無制限のPower-Up(外部サービスとつなぐ追加機能)
・ストレージは無制限(1ファイルあたり10MBまで)
・自動化の実行は、ワークスペースで1か月あたり250回
・担当者と期限の設定、アクティビティの記録、iOSとAndroidのアプリ、2段階認証

ここで出てくる「ワークスペース」とは、ボードとメンバーをまとめて入れておく箱のことです。会社やチームごとに1つ作るのが一般的で、ボードは必ずどこかのワークスペースに属します。「コラボレーター」とは、そのワークスペースやボードに招待された人のことで、正式なメンバーだけでなく、特定のボードにだけ参加しているゲストや、招待中でまだ参加していない人も数に入ります。

カードが無制限で、ファイルの保存容量にも合計の上限がないため、1つのプロジェクトを1枚のボードで回している限り、無料プランで困る場面は多くありません。音楽制作の仕事にたとえると、1枚のボードは1つの台所のようなものです。1つの料理(案件)を仕込みから盛り付けまで1つの台所で進めている間は、道具が足りなくなることはほとんどありません。困り始めるのは、同時に作る料理が増えて、台所を何部屋も用意したくなったときです。

無料プランに含まれないものもはっきりしています。カスタムフィールド(カードに独自の項目を足す機能)やカードのミラーリングはStandard以上、カレンダー・タイムライン・テーブル・ダッシュボード・マップの各ビューはPremium以上です。工程を横棒で並べるガントチャートのような見え方は、Trelloではタイムラインのビューにあたり、無料プランでは使えません。

無料プランの始め方と、最初に決めておく3つのこと

これからTrelloを無料で始める人に向けて、始め方の流れを確認しておきます。登録はメールアドレスかGoogleなどのアカウントで行い、クレジットカードの登録は要りません。登録が済むと、最初のワークスペースとボードを作る画面に進みます。

始め方そのものは数分で終わりますが、あとで上限に悩まないために、最初に次の3つを決めておくと運用が安定します。

1つ目は、ワークスペースの分け方です。仕事用と私生活用を同じワークスペースに入れると、ボードの10枚の枠を両方で取り合うことになります。仕事の取引先ごとにワークスペースを分ける人もいますが、分けすぎると全体を見渡せなくなります。目安としては、「一緒に作業する人の顔ぶれが同じ範囲」を1つのワークスペースにすると、メンバーの招待や外す作業が少なくて済みます。

2つ目は、ボードを作る単位です。案件ごとに作るのか、仕事の流れごとに作るのかを最初に決めます。後で説明するとおり、無料プランで長く使うなら、流れごとにボードを作り、案件はカードで表すほうが枠を使いません。

3つ目は、外部の人をどう招くかです。取引先や協力者をボードに招くと、その人もワークスペースのコラボレーターに数えられます。誰をどのボードに招くのかを決めておき、案件が終わったら外すところまでを手順にしておくと、10人の上限に急に当たることがなくなります。

最初の数日は、カードを作ってリストの間を動かすだけで十分です。期限や担当者の設定、ラベルの色分けは、カードが20枚、30枚と増えてきてから足していくほうが、使い方に迷いません。いきなり自動化やPower-Upを組み込むと、無料プランの自動化の回数を早く使い切ってしまうこともあります。

無料プランの2つの上限と、超えたときに起きること

無料プランで実際に壁になるのは、ボードの枚数とコラボレーターの人数です。

ボードは1つのワークスペースに10枚まで

無料プランのワークスペースで作れるボードは10枚までです。11枚目を作ろうとすると、作成できない旨の表示が出ます。アーカイブではなく「クローズ」したボードは、この10枚に数えられません。終わった案件のボードをクローズしておけば、枠を空けられます。

上限は「ワークスペースあたり」で数えるため、ワークスペースを分ければ、それぞれに10枚ずつ作れます。ただし、ワークスペースを分けると、メンバーの招待もワークスペースごとに行う必要があり、案件をまたいで全体を見渡しにくくなります。ボードの枚数を気にしてワークスペースを細かく分けるほど、管理の手間が増えていく点には注意が必要です。

コラボレーターは1つのワークスペースに10人まで

アトラシアンのヘルプでは、無料のワークスペースはコラボレーターが10人までに制限されていると案内されています。注意したいのは、この10人がボード単位ではなくワークスペース単位で数えられることです。1枚のボードのメンバーが3人でも、同じワークスペースのほかのボードに別の人が大勢参加していれば、上限を超えることがあります。

上限を超えたときの扱いも、ヘルプにはっきり書かれています。

現在ワークスペースに 10 人を超えるコラボレーターがいる場合、そのワークスペースのボードは閲覧専用になります。ワークスペースにはすべてのボードが表示されますが、ボード内のカードに変更を加えることはできません。 出典: support.atlassian.com

さらに、閲覧専用になっている間は、ボードに設定した自動化も動かなくなります。外部の協力者を案件ごとにゲストとして招いていると、いつの間にか11人目に達していた、ということが起こりがちです。ワークスペースの「メンバー」のページを開くと、サイドバーにコラボレーターの人数が表示されるので、外部の人を招く前に確かめる習慣をつけておくと安心です。

自動化は1か月あたり250回まで

もう1つ、見落としやすいのが自動化の回数です。Trelloにはカードを動かしたら担当者を付ける、期限が近づいたら通知する、といった自動化の機能があり、無料プランではワークスペースで1か月あたり250回まで実行できます。カードの数が多いチームで自動化を細かく組むと、月の途中で上限に達し、残りの日は自動化が止まります。Standardでは1,000回、Premium以上は無制限です。

有料プランの料金と、上げる前に確かめたいこと

上限に当たったときの1つ目の道は、Trelloの有料プランに上げることです。公式の料金ページ(2026年10月5日時点)では、次のように案内されています。

プラン 料金(ユーザーあたり月額) 主な追加内容
Free 0ドル ボード10枚・コラボレーター10人まで
Standard 年払い5ドル(月払い6ドル) ボード無制限、カスタムフィールド、カードのミラーリング、1ファイル250MB
Premium 年払い10ドル(月払い12.50ドル) カレンダー・タイムライン・テーブル・ダッシュボード・マップのビュー、AI、自動化無制限
Enterprise 年払い17.50ドル 組織全体の権限管理、SSO、ワークスペース無制限

料金はドル建てで、支払いはクレジットカードが基本です。為替の動きによって円での支払額は変わります。

費用を見積もるときに大事なのは、「誰が課金の対象になるか」です。公式の説明では、ワークスペースのメンバーとして追加された人はすべて課金の対象になり、複数のボードに参加しているゲスト(マルチボードゲスト)もメンバーと同じ料金で請求されます。外部の協力者を何人も招いているチームでは、想定より人数が多くなりやすいので、上げる前にメンバーの一覧を整理しておくことをおすすめします。

また、Premiumには無料のトライアルがあり、ボードの上限なしで、タイムラインやダッシュボードなどのビューも試せます。ガントチャートのような見え方が本当に必要かどうかは、トライアルの間に実際の案件で使ってみると判断しやすくなります。

途中で無料に戻すことも可能です。公式の料金ページには次のように書かれています。

Trello Standard または Premium にご満足いただけない場合は、いつでもダウングレードしていただけます。チームが Standard または Premium からダウングレードする場合は、お支払い済みのサービス期間が終了するまで Standard または Premium 機能と無制限のボードは保持されます。お支払い済みのサービス期間が終了すると、無料の Trello ワークスペースになって保有できるボードは 10 枚になります。 出典: trello.com

一度有料にしてボードを30枚、40枚と増やしてから無料に戻すと、10枚の上限に引き戻されます。戻す可能性があるなら、有料の期間中もボードを増やしすぎないようにしておくと、あとで慌てずに済みます。

有料に上げた場合の年間の費用を試算する

有料プランを検討するときは、1か月の料金ではなく、1年間でいくらかかるのかを人数ごとに出してみると判断しやすくなります。公式の料金ページの年払いの金額で計算すると、次のようになります。

人数 Standard(年払い) Premium(年払い)
3人 年180ドル 年360ドル
5人 年300ドル 年600ドル
10人 年600ドル 年1,200ドル

月払いを選ぶと、Standardは1人あたり月6ドル、Premiumは月12.50ドルになるため、年払いより割高です。1年以上使うことが決まっているなら年払い、試しに数か月だけ使いたいなら月払い、という分け方が一般的です。

ここで気をつけたいのは、表の「人数」に誰が入るかです。先に触れたとおり、ワークスペースのメンバーは全員が課金の対象になり、複数のボードに参加するゲストもメンバーと同じ料金です。実際の作業者が3人でも、取引先の担当者を2人、複数のボードに招いていれば、5人分の料金がかかります。1枚のボードだけに参加するゲスト(シングルボードゲスト)はStandardの機能として用意されているので、外部の人はできるだけ1枚のボードに絞って招くと、費用を抑えられます。

また、無料プランの範囲で困っているのが「ボードの枚数」だけなら、Standardで足ります。「カレンダーやタイムラインで見たい」が理由なら、Premiumが必要です。困っている理由がどちらなのかを先に整理しておくと、必要以上に高いプランを選ばずに済みます。ドル建ての料金は為替の動きで円での支払額が変わるので、予算を組むときは少し余裕を持たせておくと安心です。

無料のまま続けるための、ボードの整理の仕方

有料に上げる前に、無料の範囲でできる整理を試してみる価値があります。多くの場合、ボードが10枚を超えそうになる原因は「案件ごとにボードを作る」運用にあります。

案件ごとではなく、流れごとにボードを作る

案件が増えるたびにボードを作ると、すぐに10枚に達します。代わりに、「進行中の案件」を1枚のボードにまとめ、案件はカード、工程はリスト(列)で表す形にすると、ボードの枚数は増えません。リストは「依頼受付」「制作中」「確認待ち」「修正中」「納品済み」のように、仕事の流れで並べます。

音楽制作の現場で言えば、曲ごとに台所を分けるのではなく、1つの大きな台所に「仕込み」「調理中」「味見待ち」「盛り付け」の作業台を並べ、料理(曲)を作業台から作業台へ動かしていくイメージです。BGMの依頼が月に何本あっても、ボードは1枚で済みます。

終わった案件はクローズして枠を空ける

納品が終わった案件のボードは、クローズすれば10枚の上限から外れます。クローズしたボードはあとから開き直せるので、過去の記録を消してしまうわけではありません。ボードを作り続けるのではなく、「終わったら閉じる」を習慣にするだけで、無料の枠はかなり長持ちします。

ラベルとフィルターで、案件の種類を見分ける

1枚のボードに案件をまとめると、カードが増えて見通しが悪くなります。そこで、ラベルの色で「企業VP」「ポッドキャスト」「ストック音源」のように案件の種類を分け、フィルターで絞り込んで見るようにします。ラベルとフィルターは無料プランでも使えます。

実際の運用で、カードが増えすぎて画面が重くなった経験があります。そのとき効いたのは、納品済みのリストを月ごとにアーカイブする作業でした。アーカイブしたカードは検索で呼び出せるので、記録としては残ります。

外部の協力者はボード単位で招き、終わったら外す

コラボレーターの10人の上限に近づいている場合は、案件が終わった外部の協力者をワークスペースから外すと、人数が減ります。ヘルプでは、ワークスペースの「メンバー」のページから、メンバーとゲストのそれぞれを削除する手順が案内されています。外すと、その人はワークスペース内のボードを見られなくなるため、必要なファイルを渡し終えてから行ってください。

無料の範囲で使える便利な機能を使い切る

有料プランを検討する前に、無料プランに含まれている機能を十分に使えているかも見直しておきます。意外と知られていない機能が、無料の範囲で使い勝手を大きく変えてくれます。

1つ目は受信箱です。メール、Slack、Teamsから届いたやることを、いったん受信箱に集めておき、あとでボードに振り分けられます。仕事の依頼はメールやチャットで届くことが多いので、届いた時点で受信箱に送っておけば、ボードに書き写す手間と書き漏れが減ります。

2つ目はPower-Upです。無料プランでも1ボードにつきPower-Upを無制限に使えるため、Googleドライブのファイルをカードに添付したり、Slackに通知を送ったりできます。ただし、Power-Upの中には提供元への別料金が必要なものもあると公式に案内されているので、追加する前に料金の表示を確かめてください。

3つ目はボードのテンプレートです。「依頼受付から納品まで」のように、毎回同じリストを使う流れは、1枚のボードをテンプレートにしておくと、作り直す手間が省けます。ただし、テンプレートから新しいボードを作ると、そのボードも10枚の枠に数えられます。テンプレートは「ボードを増やす道具」ではなく、「1枚のボードを作り直すときの型」として使うのが、無料プランとの付き合い方としては無理がありません。

4つ目は担当者と期限です。カードに担当者と期限を付けておくと、期限が近いカードが目立って表示され、通知も届きます。カレンダーのビューが使えない無料プランでも、期限の付いたカードを並べ替えて確認すれば、締め切りの見落としはかなり防げます。

無料プランの口コミで多い不満と、合う人・合わない人

Trelloの使い方を紹介する記事や利用者の口コミを見ていくと、評価は大きく2つに分かれます。

よく挙がる良い点は、画面がわかりやすく、カードを動かすだけで状況が伝わること、スマートフォンのアプリでも同じように操作できること、Power-Upで外部のサービスとつなげられることです。初めてタスク管理ツールを使う人でも迷いにくく、始め方のハードルが低いことは、多くの口コミで共通しています。

一方で、不満が出やすいのは次のような場面です。

・案件が増えてボードを10枚より多く作りたくなったとき
・外部の協力者が増えて、コラボレーターが10人を超えそうになったとき
・工程をガントチャートのような横棒で見たいのに、タイムラインのビューが無料では使えないとき
・カレンダーで期限を一覧したいのに、カレンダーのビューがPremium以上のとき
・カードに「金額」「納期」「担当の工程」のような独自の項目を足したいのに、カスタムフィールドがStandard以上のとき

まとめると、Trelloの無料プランが合うのは、1人から数人で、同時に動かすプロジェクトが少なく、カンバン(カードを列から列へ動かす見え方)だけで足りる人です。合わないのは、外部の人を含めて10人を超える体制で動く人、工程表やカレンダーで全体を管理したい人、案件ごとにボードを分けて管理したい人です。合わない側に当てはまる場合は、有料プランに上げるか、別のツールを比べるかの判断になります。

乗り換え先を比べるときに見る5つのポイント

Trelloから別のツールに乗り換えるかどうかを考えるときは、料金表の金額だけで決めると失敗しやすくなります。次の5つを順に確かめるのがおすすめです。

1つ目は、無料で使える人数とボードの数

無料の範囲がどこまでかは、ツールによって数え方が違います。人数で区切るもの、ボードやプロジェクトの数で区切るもの、保存容量で区切るものがあります。今のチームの人数と、同時に動かしている案件の数を書き出してから、各ツールの無料の範囲と照らし合わせます。

2つ目は、使いたい見え方が無料の範囲に入っているか

カンバンだけで足りるのか、ガントチャートやカレンダーも必要なのかで、選ぶツールは変わります。Trelloではタイムラインとカレンダーが有料ですが、ほかのツールでは無料の範囲に入っていることもあります。必要な見え方を先に決めておくと、比べる軸がぶれません。

3つ目は、外部の人を招いたときの数え方

業務委託の協力者や取引先の担当者を招くことが多いなら、ゲストが課金や上限の対象になるかどうかが費用を大きく左右します。閲覧だけのゲストを人数に数えないツールもあれば、Trelloのように複数のボードに参加するゲストをメンバーと同じ料金で数えるツールもあります。

4つ目は、今のボードをどう引っ越すか

乗り換えでいちばん手間がかかるのは、ボードの中身の移し替えです。Trelloでは、ボードのメンバーなら誰でもボードをJSON形式で書き出せます。CSV形式での書き出しはPremiumのワークスペースの機能です。乗り換え先がTrelloのJSONファイルの取り込みに対応しているかどうかで、引っ越しの手間はまったく変わります。カードの説明、チェックリスト、添付ファイル、コメントまで運べるかどうかも確かめてください。

5つ目は、料金の通貨と、上げたときの費用

海外のツールはドル建てが多く、為替で支払額が動きます。円建てのツールなら、毎月の費用を見通しやすくなります。また、無料の範囲を超えたときに、1人あたりいくらかかるのかを、今の人数と1年後の人数の2つで試算しておくと、後から「思ったより高い」となるのを防げます。

乗り換えるときの手順

比べた結果、乗り換えると決めたら、いきなり全部のボードを移すのではなく、進行中の案件が少ないボードを1枚だけ試しに移します。1〜2週間、新しいツールで実際の仕事を回してみて、カードの見え方や通知の届き方に問題がないことを確かめてから、残りのボードを移します。移し終えるまでの間は、Trelloのボードを閲覧用に残しておくと、取り込み漏れに気づいたときに見返せます。チームで使っている場合は、移行の日をあらかじめ決めて伝え、その日以降は新しいツールにだけ書き込むと決めておくと、2つのツールに情報が分かれるのを防げます。

無料から試せる選択肢

ここまでの5つのポイントで比べると、「数人のチームで、カンバンに加えて工程表やカレンダーも無料の範囲で使いたい」「Trelloのボードをそのまま引っ越したい」という条件で探す人は少なくありません。その条件で探すときの候補の1つに、プロジェクト管理ツールのPinatecaがあります。

公式の料金ページによると、Pinatecaのフリープランは5人まで、ボード10個まで、期限なしで無料で、クレジットカードの登録も不要です。カンバン、ガントチャート、カレンダー、リストを含む8種類のボードと、チャット、コメント、受信箱、カスタムフィールド、権限ロールまで、無料プランから使えると案内されています。ワークスペースの数に上限はなく、ファイル容量は1GBです。

6人目、または11個目のボードからはスタンダードプランになり、料金は1人あたり月額500円(年払いなら1人あたり月額400円、税抜)で、人数とボードの上限がなくなります。機能はフリープランと同じで、閲覧だけのゲストは人数に数えない決まりです。人数とボードの数はワークスペースをまたいだ合計で数え、アーカイブしたボードは数に含めないと書かれています。

Trelloからの移行については、TrelloのボードメニューからエクスポートしたJSONファイルを読み込む形で、ボードとリストの構成、カードの説明と締切、ラベル、チェックリスト、添付ファイル、コメントを取り込めると案内されています。担当者は取り込んだあとにメンバーへ紐付けます。また、Trelloからの移行に限っては、10個を超えるボードもそのまま取り込めるとされています。

一方で、無料で使える人数はTrelloの10人に対して5人までなので、外部の協力者を含めて6人以上で動くチームは、最初から有料の範囲になります。人数が多いチームか、ボードの数が多いチームかによって、どちらが合うかは変わります。Pinatecaは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。

フリーランスの案件管理では、道具よりも「流れ」を先に決める

ここからは、在宅で仕事を受ける人の立場で、タスク管理ツールとの付き合い方を考えます。

フリーランスや副業の人がTrelloを使い始めるきっかけは、多くの場合、案件が重なって「どれをいつまでに出すのか」が頭の中だけでは追えなくなったときです。このとき、道具を先に選ぶと、ボードやラベルを作り込むことに時間を取られ、肝心の仕事が進まないことがあります。

先に決めたいのは、仕事の流れです。依頼を受けてから納品して請求するまでに、どんな段階があるのかを紙に書き出します。音楽制作なら「ヒアリング」「デモ制作」「確認」「修正」「本制作」「納品」「請求」のような流れです。この段階がそのままTrelloのリストになります。流れが決まっていれば、どのツールに乗り換えても同じ形で再現できるため、ツールを変えるたびに運用を作り直す必要がありません。

流れを決めるときに見落としやすいのが、「請求」と「入金確認」の段階です。納品で終わりにせず、請求書を出したか、入金されたかまでをカードの移動で追えるようにしておくと、取りこぼしが減ります。在宅で仕事を受ける人にとって、作業の管理とお金の管理は切り離せません。

アプリの開発やWebの制作のように工程が長い仕事では、チームのタスク管理ツールを発注者側が指定することも多くあります。アプリケーション開発のお仕事では、在宅で受けられる開発案件の種類と、仕事の進め方の特徴を紹介しています。発注者がTrelloを使っているなら、無料プランの上限やゲストの扱いを知っていると、招待されたときに戸惑わずに済みます。

道具を使いこなす力は、仕事の幅にもつながる

20年この市場を見てきた立場から言えば、長く仕事が続く人ほど、自分の進行状況を相手に見える形で共有するのが上手です。納期の数日前に「今ここまで進んでいます」とボードを見せられる人は、発注者から見て安心して任せられる相手になります。タスク管理ツールは、自分のための道具であると同時に、相手との信頼をつくる道具でもあります。

また、仲介の手数料が乗らない直接の取引では、発注者と受け手が同じボードを見ながら進めることが増えます。間に人が入らない分、進行の共有がそのまま信頼になり、同じ予算でも受け手の手取りが厚くなる、という双方にとって得のある形が成り立ちやすくなります。

数字の面でも見ておきます。ソフトウェアを作る仕事の年収は、厚生労働省の統計をもとにしたソフトウェア作成者の年収・単価相場で、職種全体の水準を確かめられます。文章や編集の仕事をしている人は、著述家,記者,編集者の年収・単価相場で同じように相場を見られます。どちらの職種でも、複数の案件を並行して進める力は、受けられる仕事の量に直結します。

業務の進め方そのものを整える力は、経営の資格とも重なります。中小企業診断士は、企業の経営課題を診断して助言する国家資格で、業務の流れを整理する考え方は、タスク管理ツールの設計にもそのまま生かせます。

在宅で働く環境を整える費用については、テレワーク 助成金 2026で、事業者がテレワークの環境を整えるときに使える助成金の考え方を紹介しています。従業員を雇っている事業者がツールの費用を負担する場合は、使える制度がないかを先に確かめておくと安心です。

AIを業務に組み込む支援の仕事では、タスク管理ツールの運用ルールを作ったり、自動化を設計したりする依頼も増えています。AIコンサル・業務活用支援のお仕事では、こうした業務改善の仕事の内容と、在宅で受けるときの進め方を紹介しています。Trelloの無料プランの上限を理解し、どこで有料にするか、どこで別のツールに移るかを説明できることは、こうした仕事でもそのまま強みになります。

よくある質問

Q. Trelloは無料でずっと使えますか?

使えます。無料プラン(Free)に利用期限はなく、カードは無制限で使えます。ただし、1つのワークスペースにつきボードは10枚まで、コラボレーターは10人まで、自動化の実行は1か月あたり250回までという上限があります。カレンダーやタイムラインのビューは有料プランの機能です。

Q. 無料プランでボードが10枚に達したらどうすればいいですか?

終わった案件のボードをクローズすると、10枚の上限から外れて枠が空きます。クローズしたボードはあとから開き直せます。案件ごとにボードを作る代わりに、1枚のボードに案件をカードとしてまとめる運用に変えると、ボードの枚数は増えにくくなります。それでも足りないときは有料プランを検討します。

Q. コラボレーターが10人を超えるとどうなりますか?

アトラシアンのヘルプでは、ワークスペースのボードが閲覧専用になり、カードを変更できなくなると案内されています。新しい人の招待もできず、ボードの自動化も止まります。10人はボード単位ではなくワークスペース単位で数えるので、外部のゲストも含めて人数を確かめてください。

Q. 有料プランから無料プランに戻すとボードはどうなりますか?

公式の料金ページによると、支払い済みの期間が終わるまでは有料の機能と無制限のボードが使えます。期間が終わると無料のワークスペースになり、保有できるボードは10枚になります。有料の間にボードを増やしすぎると戻すときに整理が必要になるので、戻す可能性があるなら枚数を控えめにしておくと安心です。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年9月13日最終更新:2026年10月6日
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@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

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