【重要】PHPの脆弱性、うちのサイトは大丈夫?今すぐチェック

田中屋本店の情報漏えいの可能性|笹だんごのオンラインショップへの不正アクセス クレジットカード情報677件と個人情報5610件 対象と確かめること 2026

@SOHO編集部
@SOHO編集部
田中屋本店の情報漏えいの可能性|笹だんごのオンラインショップへの不正アクセス クレジットカード情報677件と個人情報5610件 対象と確かめること 2026

この記事のポイント

  • ✓田中屋本店の情報漏洩について
  • ✓2025年9月25日の第一報と2026年1月13日の発表をもとに整理
  • ✓笹だんごのオンラインショップへの不正アクセスで

田中屋本店の情報漏洩について、新潟市の株式会社田中屋本店は2025年9月25日、同社のオンラインショップが第三者による不正アクセスを受け、一部の客の個人情報(クレジットカード情報を含む)が漏洩した可能性があると公表しました。続いて2026年1月13日、第三者調査機関の調査の結果として、クレジットカード情報(677件)と個人情報(5610件)が漏洩した可能性があると発表し、対象の客に電子メールで個別に連絡を始めています。2026年11月1日時点で、同社のお知らせの一覧に、2026年1月13日の発表のあとに件数や対象を改める新しい報告は出ていません。オンラインショップのクレジットカード決済は2025年9月30日から一時停止したままで、カードの再発行手数料は客の負担にならないよう同社がカード会社に依頼していると案内されています。お詫びの品やポイントの案内は、発表には書かれていません。 2025年3月14日から2025年9月30日にオンラインショップでカード決済をした人がまずすることは、カードの利用明細に身に覚えのない請求がないかを確かめ、あればカードの裏面に書かれたカード会社に連絡することです。 カード決済をしていなくても、2025年8月12日以前にオンラインショップで注文や登録をした人は、田中屋本店やカード会社を名乗るメールや電話に注意してください。

この記事は、2026年11月1日時点で田中屋本店の公式サイトのお知らせと、2026年1月13日の発表の文書(PDF)を開き直して確かめた内容だけで書いています。報道の数字や推測は入れていません。

田中屋本店のオンラインショップで何が起きたのか

田中屋本店は、新潟名物の笹だんごや三角ちまきをつくっている会社です。本社は新潟県新潟市江南区にあり、新潟市内の直営店のほか、自社の「田中屋本店オンラインショップ」で全国に商品を届けています。今回の発表の対象は、このオンラインショップです。

2026年1月13日の発表の骨子は次のとおりです。

  • 2025年8月12日、外部機関から、同社のサイトを利用した客のクレジットカード情報の漏洩懸念について連絡を受けた
  • 同じ日にサイトを一時停止して社内調査をしたところ、不審なファイルの設置を確認したため、サイトを改修して公開を再開した
  • 2025年9月30日、安全性の確保と事実関係の精査のため、オンラインショップでのクレジットカード決済を停止し、第三者調査機関による調査を始めた
  • 2025年10月25日に調査が完了し、カード情報が漏洩し、一部の客のカード情報が不正利用された可能性があることを確認した
  • 2026年1月13日に発表し、対象の客に電子メールで個別に連絡した。メールが届かなかった客と、メールアドレスの登録がない客には書状で連絡する

このたび、弊社が運営する「田中屋本店オンラインショップ」におきまして、第三者による不正アクセスを受け、クレジットカード情報(677 件)および、お客様の個人情報(5610 件)が漏洩した可能性があることが判明いたしました。 出典: 田中屋本店「弊社が運営する『田中屋本店オンラインショップ』への不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ」(2026年1月13日)

「漏洩した可能性」という言い方は、会社の発表そのものの表現です。この記事でも、その言い方のまま書き、「漏洩した」と言い切ることはしません。

公表の経緯と2026年11月1日時点の状況

この件は、2025年9月25日のお知らせが第一報で、2026年1月13日の発表が調査結果の報告にあたります。公式に確かめられる出来事を日付の順に並べます。

日付 出来事
2025年8月12日 外部機関から漏洩懸念の連絡。オンラインショップを一時停止し、同じ日に修正して再開
2025年9月24日 新潟県警察本部生活安全部サイバー犯罪対策課に被害を申告
2025年9月25日 個人情報保護委員会に報告。サイトのお知らせに「第三者不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ。」を掲載
2025年9月30日 「クレジットカード決済一時停止のお知らせ」を掲載。カード決済を停止し、第三者調査機関の調査を開始
2025年10月25日 第三者調査機関の調査が完了
2026年1月13日 調査結果を発表。カード情報677件、個人情報5610件。対象の客にメールで個別に連絡
2026年5月1日 窓口のフリーダイヤルとメールアドレスが変わる(発表の文書に追記あり)

2025年9月25日の第一報の時点では、件数は書かれていませんでした。このお知らせでは、問題が確認されたシステムの修正はすでに完了しており、サイトは通常どおり利用できるとしていました。その5日後の9月30日に、事態を厳粛に受け止めて慎重に対応すべきと判断したとして、カード決済の一時停止が告知されています。件数と対象期間がはっきりしたのは、2026年1月13日の発表です。

2026年11月1日時点で、同社のお知らせの一覧に並ぶこの件のお知らせは、2025年9月25日と9月30日の2本です。そのあとのお知らせは、商品の発送やギャラリーの展示、メディアへの掲載の案内で、件数や対象を改める続報はありません。特定商取引法に基づく表記のページには「クレジットカード決済は2025/9/30より一時停止しております」と書かれ、お買い物ガイドで案内されている支払い方法は、Amazon Pay、コンビニ決済(前払い)、代金引換です。発表では、カード決済の再開日は決まりしだいサイトで知らせるとしています。

漏洩した可能性がある情報と対象期間

2026年1月13日の発表では、クレジットカード情報と、その他の個人情報が、対象と人数とともに分けて書かれています。

区分 対象 人数 漏洩した可能性がある項目
クレジットカード情報 2025年3月14日から2025年9月30日の期間中に、オンラインショップでクレジットカード決済をした客 677名 クレジットカード名義人名、クレジットカード番号、有効期限、セキュリティコード
その他の個人情報 2025年8月12日以前に、オンラインショップで顧客情報を入力したことがある客 5610名 氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、メールアドレス

発表の冒頭では「クレジットカード情報(677 件)」「お客様の個人情報(5610 件)」と件数で書かれ、本文の対象の説明では「677 名」「5610 名」と人数で書かれています。この記事では、どちらも会社の書いたとおりに示します。

2025年9月25日の第一報では、漏洩した可能性のある情報の書き方が少し違っていました。

区分 2025年9月25日の第一報に書かれた項目
個人情報 氏名、住所、郵便番号、電話番号、メールアドレス、ご注文内容
クレジットカード情報 カード番号、有効期限、セキュリティコード、カード名義

第一報には郵便番号とご注文内容があり、2026年1月13日の発表には生年月日と性別があります。調査の結果、項目の書き方がどう整理されたのかは、発表には説明がありません。この記事では、新しい発表を基本にしつつ、第一報の項目も並べて示します。気になる人は、窓口で自分の場合を確かめてください。

会社が対象外と明記したもの

2026年1月13日の発表には、「この情報は含まれない」と明記された項目や、「この買い方は対象外」と明記された買い方はありません。発表が対象を絞って書いているのは、カード情報は「期間中にクレジットカード決済をした客」、個人情報は「2025年8月12日以前に顧客情報を入力したことがある客」という点です。

発表から読み取れる範囲 内容
発表の対象 田中屋本店オンラインショップ
カード情報の対象 2025年3月14日から2025年9月30日のカード決済
個人情報の対象 2025年8月12日以前に顧客情報を入力した客(始まりの日付は書かれていない)
発表に書かれていないこと 直営店の店頭での買い物、電話やFAXでの注文の扱い

直営店での買い物や、電話やFAXでの注文が対象に入るかどうかは、発表に書かれていません。推測で「対象外」と判断せず、気になる場合は窓口に問い合わせてください。

対象期間の読み方

この件には、カード情報と個人情報で別々の範囲があります。カード情報は2025年3月14日から2025年9月30日まで、個人情報は2025年8月12日以前です。自分がいつ、どの支払い方法で買い物をしたかで、当てはまる区分が変わります。

買い物をした時期と支払い方法 当てはまりうる区分
2025年3月14日から2025年8月12日に、カードで支払った カード情報と個人情報
2025年8月13日から2025年9月30日に、カードで支払った カード情報(個人情報の対象は8月12日以前の入力)
2025年3月13日以前に、カードで支払った 個人情報(カード情報は対象期間の外)
2025年8月12日以前に、カード以外で支払った 個人情報
2025年10月1日以降だけ カード決済は停止中で、発表の対象期間の外

見落としやすいのは、2025年8月12日に一度サイトを止めて修正し、公開を再開したあとも、カード情報の対象期間が9月30日まで続いている点です。発表では、2025年3月14日から2025年9月30日の期間に購入された客のカード情報が漏洩した可能性を確認したとしています。8月の修正のあとに笹だんごを買ったので関係ない、とは言い切れません。

たとえば、2025年のお盆の帰省の前後に、2025年8月下旬にオンラインショップで笹だんごを注文してカードで支払った人は、カード情報の対象期間に入ります。一方、2024年の年末に一度だけ注文し、そのあと使っていない人は、カード情報の対象期間には入りませんが、2025年8月12日以前に顧客情報を入力しているので、個人情報の対象には入りえます。

贈り物として送った相手の情報

笹だんごは、お中元やお歳暮、帰省の手土産の代わりとして、遠くの家族や知人に送られることの多い商品です。注文のときに、送り先の相手の氏名や住所、電話番号を入力した人も多いはずです。

発表では、漏洩した可能性がある個人情報を「顧客情報を入力したことがあるお客様」の氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、メールアドレスとしており、送り先として入力した相手の情報が含まれるかどうかは書かれていません。第一報には「ご注文内容」とあるので、気になる場合は推測で判断せず、窓口で確かめてください。送り先の相手に一声かけておくと、相手が不審な連絡を受けたときに落ち着いて対応しやすくなります。

住所や電話番号が出回った可能性があるときの備えは、個人情報が流出して住所が漏れたときの対応|起きることと防ぎ方の順番で詳しく説明しています。

原因について会社が説明していること

2026年1月13日の発表では、原因を次のように説明しています。

弊社が運営する「田中屋本店オンラインショップ」のシステムの一部の脆弱性をついたことによる第三者の不正アクセスにより、ペイメントアプリケーションの改ざんが行われたため。 出典: 田中屋本店「お詫びとお知らせ」(2026年1月13日)

脆弱性とは、システムの中にある、外から悪用されうる弱い所のことです。ペイメントアプリケーションとは、注文の画面で支払いの情報を扱う仕組みのことです。発表では、2025年8月12日の社内調査で「不審なファイルの設置」を確認したとも書かれています。第一報では、外部から「弊社サイトへ不正プログラムが組み込まれている可能性がある」と連絡を受けたと説明していました。

この説明からは、支払いの画面そのものが改ざんされると、客が入力したカード番号やセキュリティコードが、入力のときに外へ送られうることが分かります。セキュリティコードは、カードの裏面などに印字された3けたか4けたの数字で、通常はお店の側で保存しないものです。それが漏洩した可能性のある項目に入っているのは、入力の画面が改ざんされたという説明と合っています。

どの脆弱性が使われたのか、改ざんがいつから始まっていたのかは、発表には書かれていません。カード情報の対象期間の始まりが2025年3月14日であることから、その日から調べた範囲で入力の情報が影響を受けた可能性がある、という読み方になりますが、始まりの日付の根拠も発表には説明がありません。発表にないことは、この記事でも書きません。

第一報では、再発防止策として、今回の直接の原因であった脆弱性について早期発見と早期対策の体制を強化したこと、侵入検知システムの追加などの多層の対策を含めて監視体制を強化したこと、セキュリティのルールの見直しと定期的な自己診断の強化をしたことが書かれています。2026年1月13日の発表でも、調査結果を踏まえてシステムのセキュリティ対策と監視体制の強化を行い、再発防止を図るとしています。

会社の対応と補償の案内

発表で示されている会社の対応は、次のとおりです。

  • 対象の客に2026年1月13日から電子メールで個別に連絡し、メールが届かなかった客と登録のない客には書状で連絡する
  • カード会社と連携し、漏洩した可能性のあるカードによる取引のモニタリングを続け、不正利用の防止に努めている
  • 客がカードの差し替えを希望する場合、再発行の手数料は客の負担にならないよう、同社からカード会社に依頼している
  • システムのセキュリティ対策と監視体制を強化し、再発防止を図る
  • 個人情報保護委員会に2025年9月25日に報告し、新潟県警察本部生活安全部サイバー犯罪対策課に2025年9月24日に被害を申告している

再発行の手数料について、発表には「お客様にご負担をお掛けしないよう、弊社よりクレジットカード会社に依頼しております」と書かれています。不正利用の被害そのものの扱いについては、発表には書かれていません。カードの不正利用の扱いは、カード会社がそれぞれの規約にもとづいて判断するので、不審な請求に気づいたら、まずカード会社に連絡してください。カード会社への連絡が、扱いを決めてもらう手続きの入り口になります。

お詫びの品やポイントの案内は、2026年11月1日時点の発表には書かれていません。他の会社の事案で補償がどう扱われてきたかは、情報漏洩の補償はもらえるのか|お詫び金・ポイントの例と利用者が確かめること 2026で説明しています。ここで紹介している例は他社の事案であり、田中屋本店の対応を示すものではありません。

自分が対象かを確かめる方法

対象の客には、2026年1月13日から電子メールで個別に連絡が送られています。メールが届かなかった客と、メールアドレスの登録がない客には、書状で連絡するとされています。

次の表で、自分が当てはまるかを確かめてください。

こんな人 当てはまりうる区分
2025年3月14日から2025年9月30日に、オンラインショップでカード決済をした カード情報(8月12日以前の入力なら個人情報も)
2025年8月12日以前に、オンラインショップで注文や会員登録をした(カード以外の支払いを含む) 個人情報
2025年10月1日以降にだけ、カード以外の方法で買った 発表の対象期間の外
直営店だけ、または電話やFAXだけで注文した 発表に書かれていないので窓口で確認

過去に買い物をしたか覚えていない人は、メールの受信箱で、田中屋本店からの注文確認のメールや、2026年1月13日以降のお詫びのメールを探してみてください。どのカードで支払ったか覚えていない場合は、手元のカードの明細をそれぞれ開いて、2025年3月から9月の間に田中屋本店の名前での請求がないかを見ると、使ったカードを絞り込めます。

メールが見当たらないとき

メールアドレスが変わっていたり、迷惑メールのフォルダに振り分けられていたりすると、お詫びのメールが見つからないことがあります。発表では、メールが届かなかった客には書状で連絡するとしています。メールも書状も見当たらないが、対象期間にオンラインショップを使った覚えがある人は、窓口に問い合わせてください。連絡が見当たらなくても、対象期間に使っていれば、すべき備えは同じです。

本物のお詫びのメールと偽の連絡を取り違えない

漏洩の発表のあとには、その会社を名乗る偽のメールが届くことがあります。2026年11月1日時点で、田中屋本店のお知らせの一覧に、同社を装う不審なメールの注意は出ていません。それでも、次の点を覚えておくと取り違えを防げます。

  • 発表で客にお願いしているのは、カードの利用明細の確認と、身に覚えのない請求があった場合のカード会社への問い合わせ
  • 発表には、客にカード番号やパスワードを入力させる手続きは書かれていない
  • 迷ったときは、メールの中のリンクではなく、ブラウザで同社のサイトを開いてお知らせを読む

偽メールを短時間で振り分ける手順は、フィッシング詐欺メールの見分け方|5秒で振り分ける手順と開いた後の対処で説明しています。

カード決済をした人がすること

漏洩した可能性がある項目には、カード名義人名、カード番号、有効期限、セキュリティコードが含まれています。この4つがそろうと、ネットでの買い物に使われるおそれがあります。発表では、一部の客のカード情報が不正利用された可能性も確認したとしています。会社はカード会社と連携した取引のモニタリングを続けていますが、本人の側でも次のことを済ませておくと安心です。

利用明細を確かめる

カードの利用明細を開き、身に覚えのない請求がないかを確かめます。対象期間は2025年3月から9月ですが、不正利用はそのあとの月に起きることもあるので、2025年3月以降の明細を順に見ておくと確実です。少額の請求や、海外の店名、知らない店名の請求も見落とさないようにします。明細の見方と、身に覚えのない請求を見つけたときの流れは、クレジットカードの不正利用の確認方法|明細の見方と身に覚えのない請求への対処 2026で詳しく説明しています。

カード会社に連絡する

身に覚えのない請求があれば、カードの裏面に書かれたカード会社に連絡します。発表でも、この流れでの問い合わせをお願いしています。電話をかける前に、次のものを手元に用意しておくと話が早く進みます。

  • カード本体(裏面の連絡先とカード番号の確認のため)
  • 身に覚えのない請求の日付、金額、店名を書き出したメモ
  • 田中屋本店から届いたお詫びのメール、または書状
  • オンラインショップで買い物をしたおおよその時期

カード会社には、田中屋本店オンラインショップで買い物をし、カード情報が漏洩した可能性があると連絡が来た、と伝えると話が通りやすくなります。

再発行を考える

発表では、客がカードの差し替えを希望する場合、再発行の手数料は客の負担にならないよう、同社からカード会社に依頼しているとしています。再発行すると新しいカード番号になるので、漏洩した可能性のある番号とは違う番号で使い続けられます。再発行の手続きは、本人がカード会社に連絡して行います。

再発行をするかどうかは、カード会社に相談したうえで決めてください。不審な請求がまだ無い場合でも、セキュリティコードまで含まれていることを考えて再発行を選ぶ人もいます。

引き落としの登録を変える

公共料金や携帯電話、サブスクリプションのサービスなどをそのカードで支払っている場合、再発行で番号が変わると、それぞれのサービスで登録の変更が必要になります。どのサービスに登録しているかを、明細から書き出しておくと、変更の漏れを防げます。変更が遅れると、引き落としができずにサービスが止まることがあるので、新しいカードが届いたらすぐに切り替えます。

カード決済以外で注文した人がすること

代金引換やコンビニ決済で注文した人、会員登録だけをした人も、2025年8月12日以前に顧客情報を入力していれば、氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、メールアドレスが漏洩した可能性があります。カード番号は含まれないので、カードの再発行は要りません。

この場合に気をつけたいのは、田中屋本店や配送業者、カード会社を名乗るメール、電話、郵便です。氏名と住所と電話番号に生年月日までそろっていると、宛名入りで誕生日にも触れた連絡が、本物らしく見えやすくなります。たとえば、次のような連絡には応じないようにします。

  • 「漏洩のお詫びとして返金するので口座番号を教えてほしい」という電話
  • 「カードの安全確認のため」としてカード番号や暗証番号を聞く電話
  • 「お届けの住所に不備がある」として、リンク先で再入力を求めるSMSやメール

発表には、こうした手続きを客に求めることは書かれていません。電話番号への迷惑電話やSMSへの備えは、電話番号の流出チェックの方法|流出したらどうなるかと迷惑電話・SMSへの備え 2026にまとめています。

メールアドレスがほかのサービスの漏洩にも含まれていないかを調べる方法は、Have I Been Pwnedの使い方|メールアドレスとパスワードの漏洩を確認する方法と、大手クラウドの過去の漏洩で紹介しています。今回の件はパスワードが項目に入っていませんが、同じメールアドレスで別のサービスのパスワードを使い回している場合は、この機会に見直しておくと安心です。

問い合わせ窓口

発表の文書に載っている窓口は、次のとおりです。2026年5月1日から電話番号とメールアドレスが変わっているので、古い番号にかけないよう注意してください。

項目 内容
名称 田中屋本店オンラインショップ お客様相談窓口
電話番号 フリーダイヤル 0120-764-062(2026年5月1日から。それまでは 0120-987-151)
メールアドレス [email protected](2026年5月1日から。それまでは [email protected])
受付時間 10:00から17:00(土・日・祝日除く)

2025年9月25日の第一報と9月30日のお知らせでは、「田中屋本店お客様サービス室」として、メール [email protected]、電話 0120-76-4062 が案内されています。番号の区切り方は違いますが、0120-764-062 と同じ数字の並びです。

問い合わせのときは、いつごろ、どの支払い方法で注文したか、届いたお詫びのメールや書状があるかを先に伝えると、確認が早く進みます。送り先として入力した相手の情報が含まれるか、直営店や電話の注文が対象に入るかといった、発表に書かれていない点も、この窓口で確かめられます。

オンラインショップで買い物を続けるときに気をつけること

2026年11月1日時点で、オンラインショップは営業しており、2026年10月5日には常温便の発送の再開も告知されています。カード決済は停止中なので、支払い方法は Amazon Pay、コンビニ決済(前払い)、代金引換のいずれかです。

  • Amazon Pay は、Amazonのアカウントに登録したカードで支払う方法で、カード番号をオンラインショップの画面に入力しない
  • コンビニ決済は、注文のあとにコンビニで支払う前払いの方法
  • 代金引換は、商品を受け取るときに配達の担当者に支払う方法

カード決済が再開されたかどうかは、同社のサイトのお知らせや、お買い物ガイド、特定商取引法に基づく表記のページで確かめられます。再開を告げるメールが届いた場合も、メールのリンクからではなく、同社のサイトを自分で開いて確かめるようにします。

対象の人がすることの一覧

ここまでの内容を、対象ごとに並べます。

対象 すること
2025年3月14日から9月30日にカード決済をした人 利用明細の確認、不審な請求があればカード会社へ連絡、再発行の相談、引き落とし先の変更
2025年8月12日以前に注文や登録をした人 田中屋本店やカード会社を名乗るメール、電話、郵便に応じない。届いたお詫びのメールや書状を保存する
送り先として家族や知人の情報を入力した人 気になる場合は窓口で確かめ、相手に一声かけておく
どれに当たるか分からない人 メールの受信箱と明細で注文の記録を探し、見つからなければ窓口に問い合わせる

いずれの場合も、お詫びのメールや書状は削除せずに保存しておくと、あとでカード会社や窓口に相談するときに役立ちます。

ネットショップで買い物をする人が日ごろからできること

今回の件は、支払いの画面が改ざんされたことが原因とされています。こうした改ざんは、買い物をする側から見抜くのが難しいものです。そのため、漏洩が起きても被害を小さくできる備えを、日ごろから整えておくことが役に立ちます。

  • 利用明細を毎月見る習慣をつける。カード会社のアプリの利用通知を有効にすると、使われた直後に気づける
  • 小さな店のネットショップでは、Amazon Pay などの、店の画面にカード番号を入力しない支払い方法があれば、それを選ぶ方法もある
  • カード会社が用意している本人認証の仕組み(3Dセキュア)を設定しておく
  • 使わなくなったネットショップの会員登録は、退会しておく

本人認証の仕組みとは、ネットでの買い物のときに、カード会社のアプリやワンタイムパスワードで本人かどうかを確かめる仕組みのことです。設定の方法はカード会社ごとに違うので、カード会社のサイトで確かめてください。退会しても、店の側に注文の記録が一定の期間残ることはあります。退会の前に、残っている注文の記録や登録の情報がどう扱われるかを、その店のプライバシーポリシーで確かめておくと安心です。

在宅で仕事をする人が気をつけること

老舗の菓子店や地方の食品メーカーのネットショップは、運営や更新を外部の人に任せていることがあります。在宅で業務委託の仕事を受けている人の中には、こうしたネットショップの更新や受注の作業を手伝い、取引先の顧客の名簿やデータを預かる立場になる人もいます。

個人情報保護委員会の漏えい等の対応のページでは、事業者に委員会への報告が義務づけられる場合として、不正に利用されると財産的被害が生じるおそれがある漏えい等を挙げ、例としてECサイトからクレジットカード番号を含む個人データが漏えいした場合を示しています。また、ウェブサイトが改ざんされ、ユーザーが入力した個人情報が第三者に送信された場合は、不正の目的をもって行われたおそれがある例として示されています。報告は、発覚したらまず速やかに行い、不正な目的で行われたおそれがある場合は発覚日から60日以内とされています。

業務委託でネットショップの更新や受注の作業を受けている人は、次の点を見直しておくと安心です。

  • 管理画面に入るアカウントのパスワードを、ほかのサービスと使い回していないか
  • 管理画面のアカウントに多要素認証を設定しているか
  • 受注データを、作業が終わったあとも手元のパソコンに残していないか
  • 見慣れないファイルや、表示や動きがいつもと違う画面に気づいたとき、取引先の誰に連絡するかを決めているか

どこまでが自分の責任になるかは、契約の内容や事情で変わるので、ここでは断定できません。ただ、事業者が報告の期限の中で必要な手続きを進めるには、異変に気づいた人がすぐ取引先に伝えることが欠かせません。

フリーランス・在宅ワークの仲介を2004年から続けてきた運営者として見てきた限りでは、長く取引が続く人ほど、作業の速さだけでなく、預かった管理画面や顧客のデータの扱い方で信頼を得ています。中間の手数料が乗らない直接の取引では、こうした信頼がそのまま次の依頼と手取りの厚さに結びつきます。

ネットショップを守る知識を仕事に生かす

ネットショップの管理画面や決済の画面のセキュリティの知識は、在宅で受けられる仕事の幅を広げます。多要素認証の仕組みと選び方は、MFA(多要素認証)導入のメリットと製品比較|2026年の認証セキュリティ決定版にまとめています。@SOHOのAI・マーケティング・セキュリティのお仕事では、在宅で受けられるセキュリティ関連の仕事の種類と探し方を説明しています。

田中屋本店の件は、2026年11月1日時点で2026年1月13日の発表が最新で、オンラインショップのカード決済は停止したままです。2025年3月14日から9月30日にカード決済をした人は利用明細の確認とカード会社への相談を、2025年8月12日以前に注文や登録をしたことがある人は田中屋本店やカード会社を名乗るメールや電話への注意を、先に済ませてください。

よくある質問

Q. 田中屋本店の情報漏洩で、自分が対象かどうかはどう分かりますか?

対象の客には、2026年1月13日から電子メールで個別に連絡が送られています。メールが届かなかった客と登録のない客には書状で連絡するとされています。2025年3月14日から9月30日にオンラインショップでカード決済をした人はカード情報の、2025年8月12日以前に注文や登録をした人は個人情報の対象になりえます。分からなければ窓口 0120-764-062 に問い合わせてください。

Q. 直営店で笹だんごを買っただけでも対象になりますか?

2026年1月13日の発表の対象は田中屋本店オンラインショップで、直営店の店頭での買い物や電話・FAXでの注文の扱いは書かれていません。推測で判断せず、気になる場合はお客様相談窓口(受付は10:00から17:00、土・日・祝日除く)で確かめてください。オンラインショップを使っていなければ、発表の範囲には当たらない読み方になります。

Q. カードの再発行にお金はかかりますか?

発表では、客がカードの差し替えを希望する場合、再発行の手数料は客の負担にならないよう、田中屋本店からカード会社に依頼していると案内されています。再発行の手続きは本人がカード裏面のカード会社に連絡して行います。不正利用の被害の扱いは発表に書かれていないので、不審な請求があればまずカード会社に相談してください。

Q. 田中屋本店のオンラインショップは今も使えますか?

2026年11月1日時点でオンラインショップは営業していますが、クレジットカード決済は2025年9月30日から一時停止したままです。お買い物ガイドで案内されている支払い方法は Amazon Pay、コンビニ決済(前払い)、代金引換です。カード決済の再開日は、決まりしだい同社のサイトで知らせるとされています。

この記事について

@SOHO
編集部

監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年11月1日
@SOHO編集部

この記事を書いた人

@SOHO編集部

フリーランス・在宅ワークの専門メディア

@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。

@SOHOで仕事を探してみませんか?

手数料0%・登録無料のクラウドソーシング。フリーランスの方も企業の方も、今すぐ始められます。

関連記事

コープやまぐちLINEミニアプリへの不正アクセス|組合員情報など 個人情報漏えいのおそれ 対象と項目 2026

コープやまぐちLINEミニアプリへの不正アクセス|組合員情報など 個人情報漏えいのおそれ 対象と項目 2026

ミドルの転職の不正ログイン|会員情報ページ ログイン総数2,503件 アクセスされた可能性 パスワード再設定と確かめること 2026

ミドルの転職の不正ログイン|会員情報ページ ログイン総数2,503件 アクセスされた可能性 パスワード再設定と確かめること 2026

イープラスの情報漏えい|スマチケ払戻し管理システム 1,463件 カナ氏名・メールアドレス・口座情報 対象と確かめること 2026

イープラスの情報漏えい|スマチケ払戻し管理システム 1,463件 カナ氏名・メールアドレス・口座情報 対象と確かめること 2026

セイコーマートの情報漏えい|アプリへの不正アクセスで574,647人分の個人情報が閲覧 氏名・住所・電話番号 対象と確かめること 2026

セイコーマートの情報漏えい|アプリへの不正アクセスで574,647人分の個人情報が閲覧 氏名・住所・電話番号 対象と確かめること 2026

さくらインターネットの情報漏えいの可能性|販売管理システム 1,360,563アカウント 会員情報・初期パスワード 対象と確かめること 2026

さくらインターネットの情報漏えいの可能性|販売管理システム 1,360,563アカウント 会員情報・初期パスワード 対象と確かめること 2026

ノストラムの情報漏えいの可能性|SMART SPI 福岡大学 最大33,668人 学籍番号・生年月日・模擬試験の結果 対象と確かめること 2026

ノストラムの情報漏えいの可能性|SMART SPI 福岡大学 最大33,668人 学籍番号・生年月日・模擬試験の結果 対象と確かめること 2026

コマツの個人情報が閲覧可能な状態に|外部ユーザー招待の仕組み 139,302名 氏名・メールアドレス・9月の続報 対象と確かめること 2026

コマツの個人情報が閲覧可能な状態に|外部ユーザー招待の仕組み 139,302名 氏名・メールアドレス・9月の続報 対象と確かめること 2026

扶桑電通の不正アクセスと情報漏えいの可能性|クラウドストレージの共有フォルダ 26,489件 氏名・住所・電話番号 対象と確かめること 2026

扶桑電通の不正アクセスと情報漏えいの可能性|クラウドストレージの共有フォルダ 26,489件 氏名・住所・電話番号 対象と確かめること 2026

カテゴリから探す

クラウドソーシング入門

クラウドソーシング入門

クラウドソーシングの基礎知識・始め方・サイト比較

職種別ガイド

職種別ガイド

職種・スキル別の案件獲得方法と単価相場

副業・在宅ワーク

副業・在宅ワーク

副業・在宅ワークの始め方と対象者別ガイド

フリーランス

フリーランス

フリーランスの独立・営業・実務ノウハウ

お金・税金

お金・税金

確定申告・節税・経費・ローンなどお金の知識

スキルアップ

スキルアップ

プロフィール・提案文・単価交渉などのテクニック

比較・ランキング

比較・ランキング

サービス比較・おすすめランキング

AI活用

AI活用

職種別にChatGPT・生成AIを活用して業務効率化・収益化するノウハウ

最新トレンド

最新トレンド

市場動向・法改正・AIなど最新情報

発注者向けガイド

発注者向けガイド

クラウドソーシングで外注・人材探しをする企業・個人向け

転職・キャリア

転職・キャリア

転職エージェント・転職サイト比較・キャリアチェンジ

看護師の転職・求人

看護師の転職・求人

看護師の転職・派遣・単発バイト・副業など働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

薬剤師の転職・求人

薬剤師の転職・求人

薬剤師・登録販売者の転職・派遣・パートなど働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

介護職の転職・求人

介護職の転職・求人

介護職・介護福祉士・ケアマネジャー・訪問介護員の転職・派遣・夜勤など働き方のガイド

保育士の転職・求人

保育士の転職・求人

保育士・保育補助・幼稚園教諭の転職・派遣・パートなど働き方のガイド

医療職の転職・求人

医療職の転職・求人

医師・産業医・リハビリ職・歯科衛生士・管理栄養士・医療事務の転職や働き方のガイド。診療や医学の情報は扱いません

保険

保険

生命保険・医療保険・フリーランスの保険設計

採用・求人

採用・求人

無料求人掲載・採用コスト削減・人材募集の方法

オフィス・ワークスペース

オフィス・ワークスペース

バーチャルオフィス・コワーキング・レンタルオフィス

法律・士業

法律・士業

契約トラブル・士業独立開業・フリーランス新法

シニア・50代

シニア・50代

シニア世代のキャリアチェンジ・副業・年金

金融・フィンテック

金融・フィンテック

暗号資産・決済・ブロックチェーン・金融テクノロジー

経営・ビジネス

経営・ビジネス

経営戦略・ガバナンス・事業承継・知財

ガジェット・機材

ガジェット・機材

フリーランスに役立つPC・デバイス・周辺機器

子育て×働き方

子育て×働き方

子育てと在宅ワークの両立・保育園・時間管理

補助金・助成金

補助金・助成金

個人事業主・フリーランスが使える公的補助金・助成金・給付金の申請ガイド

M&A・事業売却

M&A・事業売却

会社売却・事業承継・事業譲渡を考える経営者向け。売却の流れ、税金、従業員への伝え方、仲介会社の選び方

アウトソーシング・外注ガイド

アウトソーシング・外注ガイド

SNS運用・経理・広告など、業務のアウトソーシング(外注)を検討する企業・個人向け。費用相場・依頼の流れ・失敗しない選び方