佐嘉平川屋の情報漏えいの可能性|オンラインショップへの不正アクセス 個人情報73,213件とクレジットカード情報6,303件 対象と確かめること 2026


この記事のポイント
- ✓佐嘉平川屋の情報漏洩について
- ✓2026年6月15日の公式発表をもとに整理
- ✓オンラインショップへの不正アクセスで個人情報73,213件とクレジットカード情報6,303件が漏えいした可能性がある件の対象期間
佐嘉平川屋の情報漏洩について、佐賀県武雄市の株式会社佐嘉平川屋は2026年6月15日、同社が運営する「佐嘉平川屋オンラインショップ」が第三者による不正アクセスを受け、お客様の個人情報(73,213件)とクレジットカード情報(6,303件)が漏えいした可能性があると発表しました。2026年11月1日時点で、同社のお知らせの一覧には、2026年9月10日に「弊社を装った不審なメール(フィッシング詐欺)にご注意ください」が追加で出ていますが、件数や対象を改める続報は出ていません。オンラインショップは2026年11月1日時点でも再開しておらず、カードの再発行手数料は客の負担にならないよう同社がカード会社に依頼していると案内されています。 対象期間にオンラインショップでカード決済をした人がまずすることは、カードの利用明細に身に覚えのない請求がないかを確かめ、あればカードの裏面に書かれたカード会社に連絡することです。 あわせて、佐嘉平川屋を名乗って「アカウントの制限」や「本日中の手続き」を求めるメールのURLは開かないでください。
この記事は、2026年11月1日時点で佐嘉平川屋の公式発表とFAQ、お知らせの一覧を開き直して確かめた内容だけで書いています。報道の数字や推測は入れていません。
佐嘉平川屋のオンラインショップで何が起きたのか
佐嘉平川屋は、佐賀県武雄市で豆腐をつくっている会社です。温泉湯豆腐などの商品を、直営店、楽天市場の店舗、自社のオンラインショップで販売してきました。今回の発表の対象は、このうち自社のオンラインショップ(www.saga-hirakawaya.jp)です。
発表の骨子は次のとおりです。
- 2026年3月9日、一部のクレジットカード会社から、カード情報の漏えいの懸念について連絡を受けた
- 同じ日に、オンラインショップでのクレジットカード決済を停止し、第三者調査機関による調査を始めた
- 2026年3月27日に調査が完了し、カード情報が漏えいした可能性と、一部の客のカード情報が不正利用された可能性があることを確認した
- 対象は自社のオンラインショップで、楽天市場の店舗と直営店で使われたカードは対象ではない
- 2026年6月15日に公表し、対象の客にメールで個別に連絡した。メールが届かなかった客には書状で連絡する
このたび、弊社が運営する「佐嘉平川屋オンラインショップ(https://www.saga-hirakawaya.jp)」におきまして、第三者による不正アクセスを受け、お客様の個人情報(73,213件)および、クレジットカード情報(6,303件)が漏えいした可能性があることが判明いたしました。 出典: 佐嘉平川屋「不正アクセスによる個人情報漏えいのお詫びとご報告」
「漏えいした可能性」という言い方は、会社の発表そのものの表現です。FAQでも、あくまで可能性であり、実際に漏えいしたかどうかは判断できないと書かれています。この記事でも、その言い方のまま書きます。
公表の経緯と2026年11月1日時点の状況
2026年11月1日時点で、公式に確かめられる出来事を日付の順に並べます。
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 2026年3月9日 | 一部のカード会社から漏えいの懸念の連絡。オンラインショップのカード決済を停止。第三者調査機関の調査を開始。所轄の警察署に被害を申告 |
| 2026年3月12日 | 個人情報保護委員会に報告 |
| 2026年3月27日 | 第三者調査機関の調査が完了 |
| 2026年6月15日 | 「不正アクセスによる個人情報漏えいのお詫びとご報告」を公表。対象の客にメールで個別に連絡 |
| 2026年7月13日 | 窓口のフリーダイヤルの番号が変わる(発表に案内あり) |
| 2026年9月10日 | 「弊社を装った不審なメール(フィッシング詐欺)にご注意ください」を公表 |
発覚から公表までに3か月ほどあるのは、調査の完了を待ち、事実を確かめてから発表したためだと、発表の経緯の節から読み取れます。発表には「以上の事実が確認できたため、本日の発表に至りました」とあります。
2026年11月1日時点で、同社のサイトの「ONLINE SHOP」の欄には「自社ECサイト準備中のため、弊社楽天オンラインショップへ」と表示されています。発表とFAQでは、改修後のオンラインショップの再開日は、決まりしだいサイトで知らせるとしています。
漏えいした可能性がある情報と対象期間
発表では、クレジットカード情報と、その他の個人情報が、対象期間と人数とともに分けて書かれています。
| 区分 | 対象期間 | 対象 | 漏えいした可能性がある項目 |
|---|---|---|---|
| クレジットカード情報 | 2025年3月21日から2026年3月10日 | 期間中にオンラインショップでカード決済をした客 5,783名 | クレジットカード名義人名、クレジットカード番号、有効期限、セキュリティコード |
| その他の個人情報 | 2021年4月6日から2026年3月10日 | 期間中にオンラインショップで顧客情報を入力したことがある客 30,170名 | 氏名、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス |
発表の冒頭では、個人情報が73,213件、クレジットカード情報が6,303件と「件」で書かれています。一方、本文の対象の説明では、カード情報が5,783名、その他の個人情報が30,170名と「名」で書かれています。件数と人数の違いがどこから来るのかは、発表には説明がありません。この記事では、どちらも会社の書いたとおりに示し、推測で説明を加えません。
会社が対象ではないと明記しているものも、表にまとめます。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 対象ではないと明記されたもの | 楽天市場の佐嘉平川屋の店舗で使われたクレジットカード |
| 対象ではないと明記されたもの | 直営店の店頭で使われたクレジットカード |
| カード情報の対象外とされた人 | 購入の途中で注文を中断し、購入に至らなかった人 |
| カード情報の対象外とされた人 | 新規ユーザー登録だけで、購入手続きがなかった人 |
| カード情報の対象外とされた人 | クレジットカード決済以外で購入した人 |
注意したいのは、カード情報の対象外とされた人でも、氏名や住所などの個人情報は対象になりうる点です。FAQでは、2021年4月6日から2026年3月10日の期間に、代金引換やコンビニ・郵便局での支払いで注文した場合も、個人情報が漏えいした可能性があると答えています。また、この期間にオンラインショップに登録や注文をしたすべての客の情報が漏えいした可能性があるとも書かれています。
FAQでは、対象期間以外での漏えいの可能性はないと答えています。カード情報は2025年3月21日から2026年3月10日までの期間のみであることが調査で判明した、という説明です。
2つの対象期間の読み方
この件には、対象期間が2つあります。カード情報は2025年3月21日から2026年3月10日まで、その他の個人情報は2021年4月6日から2026年3月10日までです。期間の長さがかなり違うので、自分がいつ買い物をしたかによって、当てはまる区分が変わります。
| 買い物をした時期と支払い方法 | 当てはまりうる区分 |
|---|---|
| 2025年3月21日から2026年3月10日に、カードで支払った | カード情報と個人情報 |
| 2021年4月6日から2025年3月20日に、カードで支払った | 個人情報(カード情報は対象期間の外) |
| 2021年4月6日から2026年3月10日に、カード以外で支払った | 個人情報 |
| 2021年4月5日以前だけ、または2026年3月11日以降だけ | 発表の対象期間の外 |
たとえば、2023年のお中元の時期にオンラインショップでカード決済をして、その後は使っていない人は、カード情報の対象期間には入りません。ただし、個人情報の対象期間には入るので、氏名や住所、電話番号、メールアドレスが漏えいした可能性はあります。カードの明細を確かめる必要は発表からは読み取れませんが、佐嘉平川屋を名乗る連絡への注意は必要です。
なお、オンラインショップのカード決済は2026年3月9日に停止されています。カード情報の対象期間の終わりが2026年3月10日になっている理由は、発表には書かれていません。
贈り先として入力した相手の情報
豆腐や湯豆腐は、贈り物として注文されることもある商品です。注文のときに、贈り先の相手の氏名や住所を入力した人もいるはずです。発表とFAQでは、漏えいした可能性がある個人情報を「顧客情報を入力したことがあるお客様」の氏名、生年月日、住所、電話番号、メールアドレスとしており、贈り先として入力した相手の情報が含まれるかどうかは書かれていません。気になる場合は、推測で判断せず、お客様相談窓口で確かめてください。
住所や電話番号が出回った可能性があるときの備えは、個人情報が流出して住所が漏れたときの対応|起きることと防ぎ方の順番で詳しく説明しています。
原因について会社が説明していること
発表では、原因を次のように説明しています。
弊社が運営する「佐嘉平川屋オンラインショップ(https://www.saga-hirakawaya.jp)」のシステムの一部の脆弱性をついたことによる第三者の不正アクセスにより、ペイメントアプリケーションの改ざんが行われたため。 出典: 佐嘉平川屋「不正アクセスによる個人情報漏えいのお詫びとご報告」PDF
脆弱性とは、システムの中にある、外から悪用されうる弱い所のことです。ペイメントアプリケーションとは、注文の画面で支払いの情報を扱う仕組みのことです。
FAQでは、もう少し具体的に、悪意のある第三者により委託先のサーバー上に不正なファイルが設置され、客が注文フォームに入力した情報を外部に送信する動作をしていたと説明しています。同社はカード情報を一切保有しておらず、データベースに保存する仕組みにもなっていないとも答えています。つまり、保存されていたカード情報が抜き取られたのではなく、注文のときに入力された情報が、その場で外へ送られていた可能性がある、という説明です。
この説明からは、カード情報がオンラインショップの中に保存されていなくても、入力の画面そのものが改ざんされると、入力した瞬間の情報が外へ送られうることが分かります。保存していないから安全、とは言い切れないという点は、ネットで買い物をする側も知っておきたいところです。
どの脆弱性が使われたのか、委託先のサーバーがどこの会社のものかは、発表には書かれていません。発表にないことは、この記事でも書きません。
FAQの「セキュリティ対策は整備されていたのか」という問いには、以前から緊急または重大な脆弱性を認める箇所はないと認識していたが、今回の件を受けて一部システムに脆弱性があったことが判明した、と答えています。
会社の対応と補償の案内
発表とFAQで示されている会社の対応は、次のとおりです。
- 対象の客に2026年6月15日にメールで個別に連絡し、メールが届かなかった客には書状で連絡する
- カード会社と連携し、漏えいした可能性のあるカードの取引のモニタリングを続けている
- カードの再発行手数料は、客の負担にならないよう、同社がカード会社に依頼している
- カード会社が補償を認めた不正使用被害は、客の負担にならないよう対処する
- システムのセキュリティ対策と監視体制を強化し、再発防止を図る
- 個人情報保護委員会と、所轄の警察署(FAQでは佐賀県警察本部生活安全部サイバー犯罪対策課)に報告・申告している
補償について、FAQでは「カード会社が補償を認めた不正使用被害につきましては、お客様のご負担にならないように対処させていただきます」と書かれています。条件は、カード会社が認めたものに限るという点です。公表の前に、不正利用を理由にカードを交換していた場合も、負担にならないようカード会社に依頼していると答えています。
ここでいう補償は、カード会社が不正使用と認めた被害についての話です。不審な請求に気づいたら、まずカード会社に連絡し、カード会社の判断を受けることが、補償の手続きの入り口になります。明細を確かめずに放っておくと、気づくのが遅れるので、対象期間にカード決済をした人は早めに明細を開いてください。
お詫びの品やポイントの案内は、2026年11月1日時点の発表とFAQには書かれていません。他の会社の事案で補償がどう扱われてきたかは、情報漏洩の補償はもらえるのか|お詫び金・ポイントの例と利用者が確かめること 2026で説明しています。
自分が対象かを確かめる方法
対象の客には、2026年6月15日にメールで個別に連絡が送られています。メールが届かなかった客には、書状で連絡するとされています。
次の表で、自分が当てはまるかを確かめてください。
| こんな人 | 当てはまりうる区分 |
|---|---|
| 2025年3月21日から2026年3月10日に、オンラインショップでカード決済をした | カード情報と個人情報の両方 |
| 2021年4月6日から2026年3月10日に、オンラインショップで注文や会員登録をした(カード以外の支払いを含む) | 個人情報 |
| 楽天市場の店舗や直営店だけで買った | 対象ではないと明記 |
過去に買い物をしたか覚えていない人は、メールの受信箱で、佐嘉平川屋からの注文確認のメールや、2026年6月15日のお詫びのメールを探してみてください。FAQでは、カード情報の対象かどうかについては、カードの利用明細を確かめ、不審な請求があればカード会社に問い合わせるよう答えています。どのカードを使ったか覚えていない場合も、カード会社に問い合わせるよう案内しています。
お詫びのメールと偽メールを取り違えない
2026年6月15日に送られたお詫びのメールと、2026年9月10日に同社が注意を呼びかけた偽メールは、どちらも佐嘉平川屋を名乗って届きます。取り違えないために、次の点を見てください。
- 本物のお詫びのメールの内容は、同社のサイトの発表と同じく、カードの利用明細の確認とカード会社への相談を求めるもの
- 偽メールの例として同社が挙げたのは、「アカウントの制限」「本日中に手続きをしないとアカウントや資産を削除する」といった、急がせる文言と偽のサイトへのリンク
- 同社は、緊急の手続きを求めるメールを送ることは一切ないとしている
迷ったときは、メールの中のリンクではなく、ブラウザで同社のサイトを開き、お知らせの一覧から発表を読んでください。
メールが届いていない人
メールアドレスが変わっていたり、迷惑メールのフォルダに振り分けられていたりすると、お詫びのメールが見つからないことがあります。発表では、メールが届かなかった客には書状で連絡するとしています。メールも書状も見当たらないが、対象期間にオンラインショップを使った覚えがある人は、窓口に問い合わせてください。FAQでは、対象期間にオンラインショップに登録や注文をしたすべての客の情報が漏えいした可能性があると書かれているので、連絡が見当たらなくても、対象期間に使っていれば備えは同じです。
家族カードを使っていた場合、家族カードの番号でオンラインショップを利用していれば、対象であればその家族本人に個別に案内しているとFAQに書かれています。
カード決済をした人がすること
漏えいした可能性がある項目には、カード番号、有効期限、セキュリティコードが含まれています。この3つがそろうと、ネットでの買い物に使われるおそれがあります。会社は、カード会社と連携した取引のモニタリングを続けていますが、本人の側でも次のことを済ませておくと安心です。
利用明細を確かめる
カードの利用明細を開き、身に覚えのない請求がないかを確かめます。少額の請求や、知らない店名の請求も見落とさないようにします。明細の見方と、身に覚えのない請求を見つけたときの流れは、クレジットカードの不正利用の確認方法|明細の見方と身に覚えのない請求への対処 2026で詳しく説明しています。
カード会社に連絡する
身に覚えのない請求があれば、カードの裏面に書かれたカード会社に連絡します。FAQでは、カード会社に「佐嘉平川屋オンラインショップで買い物をしてクレジットカード情報が漏えいした可能性があると連絡が来た」と伝えるよう案内しています。連絡の期限は明確には決まっていないが、できるだけ早く相談してほしいとも書かれています。
電話をかける前に、次のものを手元に用意しておくと話が早く進みます。
- カード本体(裏面の連絡先とカード番号の確認のため)
- 身に覚えのない請求の日付、金額、店名を書き出したメモ
- 佐嘉平川屋から届いたお詫びのメール、または書状
- オンラインショップで買い物をしたおおよその時期
カード会社の連絡先や営業時間は、会社の側では把握できないので、カードの裏面で確かめるようFAQに書かれています。カード会社によって対応が違うことも、FAQで触れられています。
セキュリティコードが含まれることの意味
セキュリティコードとは、カードの裏面などに印字された3けたか4けたの数字のことです。ネットでの買い物のときに、カードを手元に持っている本人かどうかを確かめるために入力を求められます。今回、漏えいした可能性がある項目には、カード番号と有効期限に加えて、このセキュリティコードも含まれています。そのため、ネットでの買い物で使われるおそれがあり、会社が再発行を勧めている理由にもなっています。
再発行を考える
FAQでは、再発行をするかどうかは、カード会社に相談したうえで判断するよう案内しています。同時に、会社としては二次被害を防ぐ意味から再発行を勧めているとも書かれています。再発行すると新しいカード番号が発番されるので、漏えいした可能性のある情報とは違う番号になります。再発行の手続きは、本人がカード会社に連絡して行う必要があり、会社が代わりに手続きすることはできないと答えています。
引き落としの登録を変える
公共料金などをそのカードで引き落としている場合、再発行で番号が変わると、登録の変更が必要になります。FAQでは、この手続きも会社が代わりに行うことはできないとしています。どのサービスに登録しているかを、明細から書き出しておくと、変更の漏れを防げます。
カード決済以外で注文した人がすること
代金引換やコンビニ・郵便局での支払いで注文した人は、カード情報は対象外ですが、氏名、生年月日、住所、電話番号、メールアドレスが漏えいした可能性があります。
この場合に気をつけたいのは、佐嘉平川屋や配送業者、カード会社を名乗るメール、電話、郵便です。氏名と住所と電話番号がそろっていると、宛名入りの連絡が本物らしく見えやすくなります。電話番号への迷惑電話やSMSへの備えは、電話番号の流出チェックの方法|流出したらどうなるかと迷惑電話・SMSへの備え 2026にまとめています。
FAQでは、個人情報の削除を希望する場合の方法も案内しています。本人からの依頼であることを確かめるため、個人情報の削除を希望することと、名前、電話番号、メールアドレス、住所を添えて、お客様相談窓口のメールアドレスに連絡するよう書かれています。削除を求めるかどうかは、今後も同社で買い物をするかどうかとあわせて決めるとよいでしょう。
削除を求める前に確かめておくこと
個人情報の削除を求めると、過去の注文の記録などが同社の側で確かめられなくなる場合があります。カードの不正利用の相談や、窓口への問い合わせが済んでいない場合は、それを先に済ませてから削除を求めるほうが、やりとりが混乱しにくくなります。削除の依頼のメールには、名前、電話番号、メールアドレス、住所を書くよう案内されているので、送り先が公式のアドレス([email protected])であることを必ず確かめてから送ってください。
2026年9月10日に出た偽メールの注意
2026年9月10日、佐嘉平川屋は「【重要】弊社を装った不審なメール(フィッシング詐欺)にご注意ください」を公表しました。6月に知らせた情報漏えいの件に触れたうえで、同社を装い、偽のサイトへ誘導しようとするメールが送られていることを確認したという内容です。
同社のお知らせでは、実際に確認されている不審なメールの内容例として、次の3つが挙げられています。
- 偽のホームページ(URL)への誘導
- 「本日中に手続きをしないとアカウントや資産を削除する」という緊急性をあおる文言
- 「不正アクセスによりアカウントを制限している」という偽りの連絡
同社は、「手続きをしないと即時アカウントを削除する」といった内容のメールを送り、緊急の手続きを求めることは一切ないとしています。メールの本文中のURLはクリックせず、差出人のメールアドレスに注意するよう呼びかけています。差出人の表示名が「佐嘉平川屋」になっていても、それだけで本物とは限りません。表示名は送る側が自由に決められるためです。
このお知らせには、6月の件で漏えいした可能性のある情報が偽メールに使われたかどうかは書かれていません。いずれにしても、オンラインショップは2026年11月1日時点で再開していないので、オンラインショップのアカウントの手続きを求めるメールが届いても、それに応じる必要はありません。偽メールを短時間で振り分ける手順は、フィッシング詐欺メールの見分け方|5秒で振り分ける手順と開いた後の対処で説明しています。
入力してしまったとき
偽のサイトにカード番号を入力してしまった場合は、すぐにカード会社に連絡して、カードの利用を止める相談をします。パスワードを入力してしまった場合は、同じパスワードを使っているほかのサービスも含めて変更します。お金の被害が出た場合は、警察にも相談してください。
問い合わせ窓口
発表とFAQに載っている窓口は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 佐嘉平川屋オンラインショップ お客様相談窓口 |
| 受付時間 | 9:00から18:00(土・日除く。ただし6月20日(土)、21日(日)は受付) |
| 電話番号 | フリーダイヤル 0120-675-814、7月13日以降 0120-35-4112 |
| メールアドレス | [email protected] |
発表の掲載は2026年6月15日なので、2026年11月1日時点で電話をかける場合は、7月13日以降の番号として案内されている「0120-35-4112」になります。電話がつながりにくい場合やメールの回答に時間がかかる場合に備えて、同じページにFAQが用意されています。
窓口に問い合わせる前に、オンラインショップで買い物をしたおおよその時期、支払いの方法、注文のときに使ったメールアドレスを書き出しておくと、対象期間に入るかどうかを確かめやすくなります。受付は平日の日中だけなので、週末に気づいたことは、メールで送るか、翌営業日に電話でまとめて聞くと落ち着いて話せます。
カードの利用明細の不審な請求や再発行の相談は、佐嘉平川屋の窓口ではなく、カードの裏面に書かれたカード会社が窓口です。FAQでも、不正利用の有無を会社の側で判断することはできないと答えています。
オンラインショップの再開を待つ間に気をつけること
2026年11月1日時点で、自社のオンラインショップは再開しておらず、サイトでは楽天市場の店舗に案内しています。FAQでは、楽天市場の店舗と直営店のカード決済は、オンラインショップとはまったく異なるシステムを使っているので、カード決済を使えると答えています。
再開を待つ間に、次の点に気をつけてください。
- 佐嘉平川屋を名乗って、オンラインショップのアカウントの確認や再登録を求めるメールが届いても、本文のURLは開かない
- 再開のお知らせは、同社のサイトのお知らせで確かめる
- 再開後にカードを登録し直すときは、再発行した新しいカードかどうかを確かめる
FAQの「今後クレジットカード決済の再開をしても問題ないのか」という問いには、再開にはセキュリティ強化が必須で、再開に向けてセキュリティなどの見直しと改修に努めていると答えています。
対象の人がすることの一覧
ここまでの内容を、区分ごとに一覧にします。
| 区分 | すること |
|---|---|
| カード情報の対象期間にカード決済をした人 | 利用明細の確認、不審な請求があればカード会社に連絡、再発行をカード会社に相談、引き落としの登録の確認 |
| 個人情報の対象期間に注文や登録をした人 | 佐嘉平川屋や配送業者を名乗るメール・電話・郵便に注意、必要なら個人情報の削除を窓口に依頼 |
| すべての人 | 「アカウントの制限」などをうたう偽メールのURLを開かない、続報は同社のサイトのお知らせで確かめる |
カードの再発行は、明細に不審な請求がなくても、カード会社に相談したうえで選ぶことができます。会社は再発行を勧めており、手数料は客の負担にならないようカード会社に依頼していると案内しています。
ネットショップで買い物をする人が日ごろからできること
今回の件は、注文フォームに入力した情報が、その場で外部に送られていた可能性があるという事案です。買う側からは、画面の見た目だけで改ざんに気づくのは難しいのが実情です。そのうえで、買う側が日ごろからできることを挙げます。
- カードの利用明細を、月に1回は自分で確かめる習慣をつける
- カード会社の利用通知のメールやアプリの通知を設定し、使われたらすぐ分かるようにする
- ネットでの買い物用に、利用限度額を低めにしたカードを分けて使う
- ネットでの本人認証(3Dセキュア)の設定を、カード会社の案内で済ませておく
どれも、漏えいを防ぐ方法ではなく、もし漏えいしても早く気づき、被害を小さくするための備えです。
在宅で仕事をする人が気をつけること
ネットショップで買い物をする人の中には、在宅で業務委託の仕事を受けている人もいるはずです。在宅で働く人は、取引先から顧客の名簿やデータを預かったり、取引先のネットショップの運営を手伝ったりする立場になることがあります。
個人情報保護委員会の漏えい等の対応のページでは、事業者に委員会への報告が義務づけられる場合として、不正に使われるとお金の被害が出るおそれがある漏えい等を挙げ、例としてECサイトからクレジットカード番号を含む個人データが漏えいした場合を示しています。また、ウェブサイトが改ざんされ、ユーザーが入力した個人情報が第三者に送信された場合は、不正の目的で行われたおそれがある例として示されています。報告は発覚したら速やかに行い、不正の目的で行われたおそれがある場合は発覚日から60日以内とされています。
業務委託でネットショップの更新や受注の作業を受けている人は、次の点を見直しておくと安心です。
- 管理画面に入るアカウントのパスワードを、ほかのサービスと使い回していないか
- 管理画面のアカウントに多要素認証を設定しているか
- 受注データを、作業が終わったあとも手元のパソコンに残していないか
- サイトの表示や動きがいつもと違うと気づいたとき、取引先の誰に連絡するかを決めているか
どこまでが自分の責任になるかは、契約の内容や事情で変わるので、ここでは断定できません。ただ、気づいた時点ですぐ取引先に伝えることが、取引先が必要な手続きを進めるうえで欠かせない点は変わりません。
フリーランス・在宅ワークの仲介を2004年から続けてきた運営者として見てきた限りでは、長く取引が続く人ほど、作業の速さだけでなく、預かった管理画面や顧客のデータの扱い方で信頼を得ています。中間の手数料が乗らない直接の取引では、こうした信頼がそのまま次の依頼と手取りの厚さに結びつきます。
ネットショップを守る知識を仕事に生かす
ネットショップの運営や管理画面のセキュリティの知識は、在宅で受けられる仕事の幅を広げます。多要素認証の仕組みと選び方は、MFA(多要素認証)導入のメリットと製品比較|2026年の認証セキュリティ決定版にまとめています。@SOHOのAI・マーケティング・セキュリティのお仕事では、在宅で受けられるセキュリティ関連の仕事の種類と探し方を紹介しています。
佐嘉平川屋の件は、2026年11月1日時点でオンラインショップが再開しておらず、2026年9月10日には同社を装う偽メールの注意も出ています。対象期間にオンラインショップでカード決済をした人は利用明細の確認とカード会社への相談を、注文や登録をしたことがある人は佐嘉平川屋を名乗るメールや電話への注意を、先に済ませてください。
よくある質問
Q. 佐嘉平川屋の楽天市場の店舗で買った場合も対象ですか?
対象ではありません。佐嘉平川屋の発表とFAQでは、楽天市場の店舗と直営店の店頭のカード決済は、自社のオンラインショップとはまったく異なるシステムを使っているため、漏えいの対象ではないと明記されています。対象は自社の「佐嘉平川屋オンラインショップ」で、カード情報は2025年3月21日から2026年3月10日の決済が対象です。
Q. カードの再発行に手数料はかかりますか?
発表とFAQでは、再発行の手数料は客の負担にならないよう、佐嘉平川屋がカード会社に依頼していると案内しています。再発行の手続きは、本人がカードの裏面に書かれたカード会社に連絡して行います。再発行するかどうかは、カード会社に相談したうえで判断するよう書かれており、会社としては二次被害を防ぐ意味から再発行を勧めています。
Q. 代金引換で注文した場合も、情報は漏れた可能性がありますか?
カード情報は対象外ですが、個人情報は対象になりえます。FAQでは、2021年4月6日から2026年3月10日の期間に、代金引換やコンビニ・郵便局での支払いで注文した場合も、氏名、生年月日、住所、電話番号、メールアドレスが漏えいした可能性があると答えています。佐嘉平川屋を名乗るメールや電話に注意してください。
Q. 問い合わせの電話番号はどれを使えばよいですか?
発表では、お客様相談窓口のフリーダイヤルを0120-675-814とし、7月13日以降は0120-35-4112と案内しています。2026年11月1日時点では0120-35-4112になります。受付時間は9:00から18:00で、土日は受付していません。メールは[email protected]です。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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