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晴れる屋2の購入抽選で個人情報が閲覧可能に|28,490件 氏名・メール・電話番号 2026

@SOHO編集部
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晴れる屋2の購入抽選で個人情報が閲覧可能に|28,490件 氏名・メール・電話番号 2026

この記事のポイント

  • ✓晴れる屋の情報漏洩について
  • ✓2026年7月30日の公式発表をもとに整理
  • ✓晴れる屋2の購入抽選で応募者28,490件の氏名・メールアドレス・電話番号などが約7時間

晴れる屋の情報漏洩について、ポケモンカードゲーム専門店「晴れる屋2」を運営する株式会社晴れる屋は、2026年7月30日、晴れる屋2が実施した購入抽選の応募者28,490件の個人情報が、設定の不備により外部から閲覧可能な状態になっていたと発表しました。対象は氏名、メールアドレス、電話番号、会員番号、抽選の申込店舗と当落結果で、クレジットカード情報とパスワードは含まれていません。 この抽選に応募した人がまずすることは、晴れる屋からのお詫びのメールが届いているかを確かめること、晴れる屋2を名乗るメールやSMS、電話に応じないこと、そして身に覚えのない連絡のリンクを開かないことです。

2026年11月1日時点で、晴れる屋の会社サイトのニュース一覧に、この件の続報は掲載されていません。7月30日の発表では、対象データへのアクセスが4件確認されたものの、操作記録上は複製やダウンロードは行われておらず、不正利用などの具体的な被害は確認されていないとされています。2026年11月1日時点でも、被害が確認されたという新しい発表は見当たりません。この記事は、晴れる屋の公式発表を開き直して確かめた内容だけで書いています。報道の数字や推測は入れていません。

晴れる屋2の購入抽選で何が起きたのか

株式会社晴れる屋は、トレーディングカードゲームの専門店を運営する会社です。マジック:ザ・ギャザリングの専門店「晴れる屋」、ポケモンカードゲームの専門店「晴れる屋2」、デュエル・マスターズの専門店「晴れる屋3」を展開しています。晴れる屋2は「ハレツー」の名前で親しまれ、2021年7月に東京・秋葉原で開店したあと、大阪や福岡など全国に店舗を広げ、通販のサービスも提供しています。

今回の件は、晴れる屋2が2026年7月20日から7月23日まで実施した「スタートデッキ100 バトルコレクション購入抽選」で起きました。人気の商品は、店頭での混乱を避けるために、応募した人の中から購入できる人を抽選で決める形をとることがあります。この抽選の当落を確かめるページの設定に不備があり、応募した人の個人情報が、外部から見える状態になっていました。

発表の骨子は次のとおりです。

  • 晴れる屋2が7月20日から23日まで実施した購入抽選で、設定の不備があった
  • 晴れる屋が想定していない操作を行うことで、応募者の個人情報が外部から閲覧可能な状態になっていた
  • 閲覧可能だったのは、2026年7月23日15時20分から22時28分まで
  • 22時28分に当落確認ページと対象データの公開を停止し、現在は外部から閲覧できない
  • 対象は、この抽選に応募された28,490件
  • 対象データへのアクセスは4件確認されたが、操作記録上、複製とダウンロードは行われていない
  • 不正利用などの具体的な被害は確認されていない
  • 個人情報保護委員会に速報を行い、対象者にメールで案内を送る
  • お詫びとして、晴れる屋2で使えるポイントを500ポイント付与する

発表で使われている言葉は「閲覧可能な状態となっていた」です。外部に流出した、盗まれた、という書き方ではありません。誰でも見ようと思えば見られる状態が約7時間続いた、という事案として発表されています。この記事でも、発表の言葉どおり「閲覧可能な状態」と書き、「流出した」とは言い切りません。

「想定していない操作」が具体的にどういう操作なのかは、発表に書かれていません。言葉どおりに読むと、晴れる屋が当落確認のページで想定していた使い方とは違う操作をすると、他人の情報が見えてしまう状態だった、ということです。操作の中身は書かれていないので、この記事でも推測しません。

公表の経緯と2026年11月1日時点で分かっていること

晴れる屋がこの件で出した発表は、2026年7月30日付の「個人情報の閲覧可能状態に関するお詫びとご報告」の1本です。時系列を整理すると次のようになります。

日時 出来事
2026年7月20日から7月23日 晴れる屋2が「スタートデッキ100 バトルコレクション購入抽選」を実施
2026年7月23日15時20分 応募者の個人情報が外部から閲覧可能な状態になる
2026年7月23日22時28分 当落確認ページと対象データの公開を停止
発覚後ただちに 個人情報保護委員会に速報
2026年7月30日 晴れる屋が公式サイトで公表

閲覧可能な状態だったのは、15時20分から22時28分までの約7時間です。抽選の期間の最終日にあたる7月23日の午後から夜にかけての時間で、閲覧可能になった時刻と公開を止めた時刻が、分単位で発表されています。

発表の全文は、晴れる屋の会社サイトの個人情報の閲覧可能状態に関するお詫びとご報告で読めます。

2026年11月1日時点で晴れる屋の会社サイトのニュース一覧を開き直すと、7月30日より後に掲載されているのは、熊本地震の復興支援、職業体験、イベントのレポート、カラオケ店とのコラボ、カード自動仕分け機の導入相談窓口などの話題です。この件の続報や、新たな被害の確認、調査結果の更新はありません。7月30日の発表そのものは、ニュース一覧ではなく、個別のページとして公開されています。

発表は、現時点で不正利用などの具体的な被害は確認されていないとしています。2026年11月1日時点で、この記載を改める発表は出ていません。

閲覧可能な状態だった情報と、含まれない情報

発表が挙げた項目と、含まれていないと明記された項目を分けると、次のようになります。

区分 項目
閲覧可能な状態だった 氏名
閲覧可能な状態だった メールアドレス
閲覧可能な状態だった 電話番号
閲覧可能な状態だった 会員番号
閲覧可能な状態だった 抽選の申込店舗、当落結果
含まれていない クレジットカード情報
含まれていない パスワード

住所と生年月日は、閲覧可能だった項目にも含まれない項目にも挙げられていません。この記事では、挙げられていない項目について推測しません。

項目の組み合わせで見ると、名前、メールアドレス、電話番号がそろっている点が要注意です。この3つがそろうと、メールでもSMSでも電話でも、本人の名前を名乗って連絡できます。さらに、どの店舗の抽選に応募し、当選したか落選したかまで分かれば、「晴れる屋2の〇〇店です。先日の抽選の件で」と、本物らしい話を作りやすくなります。

会員番号が含まれている点も見逃せません。会員番号が何に使われるかは発表に書かれていませんが、店舗や通販で本人を区別する番号であれば、偽の連絡の中で「会員番号〇〇の方へ」と書かれると、信じてしまう人が出やすくなります。会員番号を知っていることは、相手が本物である証拠にはなりません。

パスワードとカード情報が含まれていないので、この件だけでアカウントに勝手にログインされたり、カードを不正に使われたりする心配は小さいと言えます。ただし、偽の連絡にだまされて、自分でパスワードやカード番号を入力してしまえば話は別です。備えの中心は、届く連絡に応じないことです。

アクセス4件と「複製なし」の読み方

発表は、アクセス記録を確かめた結果、対象データへのアクセスが4件確認されたとしています。そのうえで、操作記録上、対象データの複製とダウンロードは行われていないと書いています。

アクセス記録を確認した結果、対象データへのアクセスが4件確認されました。 また、操作記録上、対象データの複製及びダウンロードは行われておらず、現時点で本件に起因する個人情報の不正利用その他の具体的な被害は確認されていません。 出典: corp.hareruyamtg.com

この2つの記述は、分けて読む必要があります。

まず、アクセスが4件あったということは、閲覧可能だった約7時間の間に、少なくとも誰かが実際に対象データに触れたということです。誰がアクセスしたのか、何のためだったのかは書かれていません。

次に、複製とダウンロードがなかったということは、記録の上では、データをまとめて手元に保存するような操作は行われていない、という意味です。画面に表示された情報を目で見たり、画面を撮影したりしたかどうかまでは、記録からは分からないのが一般的です。発表もそこまでは書いていません。

つまり、この発表から言えるのは「大量のデータがまとめて持ち出された形跡はない」というところまでです。「誰の目にも触れていない」とまでは言えません。どちらにしても、28,490件の応募者のうち誰の情報が4件のアクセスで見られたのかは分からないので、応募した人は全員、自分の情報が見られた前提で備えるのが安全です。

件数の28,490件は、抽選の応募の件数です。発表は「件」で数えており、人数とは書いていません。同じ人が複数回応募できる仕組みだったかどうかは書かれていないので、この記事でも件数として扱います。

「閲覧可能な状態」と「流出」はどう違うのか

情報漏えいの発表では、「流出」「漏えい」「漏えいのおそれ」「閲覧可能な状態」など、似た言葉が使い分けられます。今回の晴れる屋の発表は「閲覧可能な状態」という言葉を使っています。違いを知っておくと、自分がどの程度の備えをすればよいかを判断しやすくなります。

「流出」や「漏えい」は、情報が実際に外部の誰かの手に渡ったことを指すのが普通です。攻撃者がサーバに入り込んでデータを持ち出した場合や、誤って別の人にメールを送った場合などが当たります。

「閲覧可能な状態」は、情報が外部から見える状態に置かれていた、という事実を指す言葉です。見える状態だったことは確かでも、実際に誰かが見たかどうか、持ち出したかどうかは、別に調べないと分かりません。今回の発表は、この「別に調べたこと」として、アクセスが4件あったこと、複製とダウンロードがなかったことを示しています。

一方で、個人情報保護委員会は、システムの設定ミスなどでインターネット上で個人データが閲覧可能な状態になった場合も、漏えい等の報告が必要になる例として挙げています。法律の上では、見える状態になっていたこと自体が、報告の対象になりうる事態として扱われるということです。晴れる屋が発覚後ただちに個人情報保護委員会へ速報したのも、この扱いに沿った対応と言えます。

利用者の側から見ると、「閲覧可能な状態」は「流出」より軽く聞こえるかもしれません。しかし、誰の情報が見られたのかが特定できない以上、応募者の1人ひとりにとっては、自分の情報が見られた可能性を否定できない状態です。言葉の違いで安心しすぎず、届く連絡には同じように気をつけることが大切です。

原因と再発防止策

原因について、発表は「設定の不備」と書いています。設定の不備とは、システムそのものが壊れていたのではなく、誰が何を見られるかを決める設定に誤りがあった、という意味です。そのうえで、晴れる屋が想定していない操作を行うことで外部から閲覧可能になっていた、と説明しています。外部からの攻撃や不正アクセスとしては発表されていません。

再発防止策として、発表は次の取り組みを挙げています。

  • データアクセス制御の厳格化を主な目的としたセキュリティの見直しと強化
  • システムの公開や設定の変更のときの承認の流れの徹底
  • 事前のアクセス検証の義務化
  • 権限設定の定期的な監査

言い換えると、データを見られる人を厳しく絞ること、ページを公開したり設定を変えたりするときは必ず別の人が確かめること、公開の前に「見えてはいけない情報が見えないか」を試すことを決まりにすること、そして権限の設定を定期的に点検すること、の4つです。

監査とは、決めたとおりに設定や運用がされているかを、あとから点検することです。設定の誤りは、作業した本人には気づきにくいものです。別の人の目と定期的な点検で見つける仕組みに改めると発表されています。

子どもが応募していた場合に保護者がすること

晴れる屋2は、子どもから年配の人まで幅広い客に親しまれる店として紹介されています。ポケモンカードゲームの抽選には、子どもが自分で、あるいは保護者のスマホやメールアドレスを使って応募していることもあります。

保護者のメールアドレスや電話番号で応募していた場合、偽の連絡は保護者に届きます。子どもが自分のスマホで応募していた場合は、子どもに直接、偽のメールやSMS、電話が届く可能性があります。子どもは「当選しました」「追加で買えます」という連絡に、大人以上に反応しやすいものです。

保護者がすることは、次の3つです。

  1. 家族の誰が、どのメールアドレスや電話番号で、この抽選に応募したかを確かめる。
  2. 応募した本人が子どもなら、晴れる屋2を名乗る連絡が来ても、リンクを押したり返信したりせず、まず保護者に見せるよう伝える。
  3. カードや決済の情報を、子どもが自分で入力できる状態になっていないかを見直す。スマホに保存したカード情報で、子どもが偽のサイトに支払ってしまう事態を防げます。

晴れる屋は、対象となったお客様にお詫びと案内をメールで送ると発表しています。家族の誰のメールアドレスで応募したかを把握しておくと、案内を見落とさずに済みます。

晴れる屋2のアカウントで見直しておきたいこと

今回の件でパスワードは対象に含まれていませんが、この機会に晴れる屋2のアカウントの守りを見直しておくと安心です。見直すときは、メールやSMSのリンクからではなく、自分でブックマークした晴れる屋2の公式サイトを開いてログインします。

まず、パスワードです。ほかのサービスと同じパスワードを使っている場合は、晴れる屋2専用の別のパスワードに変えます。ほかのサービスで漏えいが起きたときに、同じパスワードで晴れる屋2にもログインされるのを防げます。

次に、登録情報です。登録しているメールアドレスや電話番号、届け先に、自分の覚えのない変更がないかを確かめます。変更されていた場合は、すぐにパスワードを変え、後の節で紹介する窓口に連絡します。

3つ目は、購入やポイントの履歴です。覚えのない注文やポイントの利用がないかを確かめておきます。お詫びの500ポイントが付与されたあとは、そのポイントが勝手に使われていないかも見ておくとよいでしょう。

パスワードの管理に不安がある場合は、パスワード管理のアプリを使うと、サービスごとに別のパスワードを作って管理しやすくなります。

晴れる屋の対応とお詫びのポイント

発表に書かれている晴れる屋の対応は、次のとおりです。

  • 2026年7月23日22時28分に、当落確認ページと対象データの公開を停止した
  • 発覚後ただちに、個人情報保護委員会に速報を行った
  • 対象となったお客様に、お詫びと本事象の案内をメールで別途送る
  • お詫びとして、晴れる屋2で使えるポイントを500ポイント付与する
  • 上の節で紹介した再発防止策を進める

個人情報保護委員会とは、個人情報の扱いを監督する国の機関です。事業者は、個人データの漏えいやそのおそれがある事案のうち、一定の要件に当たるものを委員会に報告しなければなりません。速報とは、事案が分かってすぐに出す最初の報告のことで、詳しい内容はあとから報告します。

お詫びのポイントは、晴れる屋2で使えるポイントが500ポイントです。いつ付与されるのか、使える期限があるのかは、7月30日の発表には書かれていません。付与の時期や使い方は、対象者に送られる案内のメールで確かめてください。ポイントが付与されたかどうかは、自分のアカウントの画面で確かめられるはずです。メールに書かれたリンクからではなく、自分で晴れる屋2のサイトを開いて確かめると安全です。

情報漏えいの事案で、会社がお詫びとしてポイントや金券を出すかどうかは、会社ごとに判断が分かれます。一般的な例と考え方は、情報漏洩の補償はもらえるのか|お詫び金・ポイントの例と利用者が確かめることで紹介しています。

自分が対象かを確かめる方法

対象は、晴れる屋2の「スタートデッキ100 バトルコレクション購入抽選」に応募した人です。抽選の期間は2026年7月20日から7月23日までです。ほかの抽選や、晴れる屋、晴れる屋3の抽選に応募した人が対象とは書かれていません。

自分が対象かを確かめる方法は2つあります。

1つ目は、晴れる屋からのメールです。晴れる屋は、対象となったお客様にお詫びと案内をメールで送ると発表しています。抽選に応募したときに登録したメールアドレスの受信箱で、7月30日前後に晴れる屋から届いたメールを探してください。迷惑メールのフォルダに振り分けられていることもあるので、そちらも見ておきます。

2つ目は、自分の応募の記録です。この抽選に応募したかどうか覚えていない場合は、応募したときの受付のメールや、当落の連絡が残っていないかを見ます。応募の記録があれば、対象である可能性が高いと考えられます。

どちらでも判断が付かないときは、後の節で紹介する晴れる屋の個人情報お問い合わせ窓口に、メールで問い合わせて確かめられます。

ここで気をつけたいのは、「お詫びの案内」を装った偽のメールです。対象者にメールが送られることは発表で公にされているので、それに似せた偽のメールが届く可能性があります。本文のリンクからポイントの受け取りや本人確認を求められても、すぐには応じず、晴れる屋2の公式サイトを自分で開いて確かめてください。

抽選に応募した人がすること

閲覧可能だったのは、氏名、メールアドレス、電話番号、会員番号、申込店舗と当落結果です。ここから起こりうるのは、本人の名前と抽選の話を使った偽の連絡です。晴れる屋も、不審なメール、SMS、電話への注意を呼びかけています。漏れた項目に合わせて、要る対策だけを挙げます。

  1. 晴れる屋2を名乗る不審なメールやSMSのリンクを開かない。晴れる屋は、記載されたリンクを開かず、メールとSMSは削除するよう呼びかけています。
  2. 不審な電話には応じない。晴れる屋は、不審な電話には応じず、相手に個人情報を伝えないよう呼びかけています。
  3. 抽選の当落や支払いを理由に、カード番号やパスワードを求められても入力しない。カード情報とパスワードは今回の対象に含まれていないので、それを聞き出そうとする連絡は、だまし取る目的の可能性があります。
  4. 晴れる屋2のアカウントのパスワードを、ほかのサービスで使い回していないかを見直す。今回パスワードは含まれていませんが、偽の連絡にだまされて入力してしまったときの被害を小さくできます。
  5. 家族が代わりに応募していた場合や、子どもが応募していた場合は、家族にも今回の件を伝える。電話番号が家族のものなら、その家族に偽の電話がかかる可能性があります。

電話番号が見られる状態になっていた人は、これまでより迷惑電話やSMSが増えることも考えられます。電話番号が外に出たときの備え方は、電話番号の流出チェックの方法|流出したらどうなるかと迷惑電話・SMSへの備え 2026で詳しく紹介しています。

ここで大切なのは、慌てて電話番号やメールアドレスを変えることではありません。届いた連絡に応じない、本物か確かめたいときは自分で公式の窓口を開く、という習慣のほうが、ずっと効き目があります。

偽のメールとSMSの見分け方

今回の件で心配されるのは、名前と抽選の話を使った、本物らしく見える連絡です。たとえば、次のような文面が考えられます。

  • 「先日の購入抽選の当選について、お支払いの手続きが完了していません。下のリンクからカード情報を入力してください」
  • 「個人情報の閲覧可能状態のお詫びとして、ポイントを付与します。受け取りには会員ログインが必要です」
  • 「抽選で落選された方に、特別に追加の販売枠をご用意しました」

これらは考えられる文面の例で、実際にこうした連絡が届いたと発表されているわけではありません。共通しているのは、本人が気にしている話題を使い、リンクを押させてカード番号やパスワードを入力させようとする点です。

見分けるときは、本文の中身ではなく、本文以外の手がかりを見ます。送信元のアドレスやSMSの送信元が、これまで晴れる屋2から届いていたものと同じかを確かめます。リンクの行き先が、晴れる屋2の公式サイトのアドレスかを、押す前に確かめます。少しでもおかしいと感じたら、リンクを押さずに、自分でブックマークした晴れる屋2の公式サイトを開いて、同じ案内が出ているかを見ます。

SMSを使った詐欺はスミッシングと呼ばれます。SMSは送信元の表示を偽装されやすく、本物の会社からのSMSと同じ並びに偽物が表示されることもあります。見分け方はスミッシング詐欺の見分け方|SMSの本文とURLで判定する手順で、メールの見分け方はフィッシング詐欺メールの見分け方|5秒で振り分ける手順と開いた後の対処で紹介しています。

電話の場合は、相手が名乗った店名や部署名を聞いたうえでいったん切り、晴れる屋2の公式サイトに載っている連絡先から自分でかけ直して確かめます。電話口で個人情報やカード番号を伝えないでください。

晴れる屋2を名乗る電話がかかってきたとき

今回、見られる状態になった情報には電話番号が含まれています。メールやSMSと違い、電話はその場で答えを求められるので、落ち着いて判断しにくいものです。晴れる屋は、不審な電話には応じないよう呼びかけています。この件の問い合わせ窓口もメールだけで、電話の窓口は案内されていません。

晴れる屋2を名乗る電話がかかってきたときは、次の順番で対応します。

  1. 相手が名乗った店舗名、部署名、名前を聞き取る。
  2. 個人情報、カード番号、パスワード、認証コードは、その電話では伝えない。
  3. 「こちらから確かめて折り返します」と伝えて電話を切る。
  4. 晴れる屋2の公式サイトに載っている連絡先や、この件の窓口である [email protected] を自分で開いて、同じ用件があるかを確かめる。

相手が「抽選の当選の件です」「お詫びのポイントの手続きです」「会員番号の確認です」と、本物の情報を交えて話しても、それだけで本物と判断しないでください。抽選の申込店舗や当落結果、会員番号は、今回見られる状態になった情報そのものです。相手がそれを知っていることは、本物である証拠になりません。

電話で「認証コードを読み上げてください」と言われたら、ほぼ確実に乗っ取りを狙った手口です。認証コードとは、ログインや登録のときにSMSなどで届く数字のことで、本人であることを確かめるためのものです。これを他人に伝えると、その人が自分のアカウントにログインできてしまいます。

晴れる屋と晴れる屋3の利用者への影響

株式会社晴れる屋は、晴れる屋2のほかに、マジック:ザ・ギャザリングの専門店「晴れる屋」と、デュエル・マスターズの専門店「晴れる屋3」も運営しています。7月30日の発表で対象とされているのは、晴れる屋2の購入抽選に応募した人だけで、晴れる屋や晴れる屋3の利用者の情報が見られる状態になったとは書かれていません。

ただし、同じ会社が運営する店なので、偽の連絡が「晴れる屋」や「晴れる屋3」の名前を使ってくることもありえます。どの店の名前で連絡が来ても、確かめ方は同じです。届いたメールやSMSのリンクは押さず、自分で各店の公式サイトを開いて確かめます。

晴れる屋2と晴れる屋、晴れる屋3の両方を使っている人は、それぞれのアカウントで同じパスワードを使っていないかも見直しておくとよいでしょう。今回パスワードは対象外ですが、ほかのところで漏れたときの被害を1つのアカウントにとどめられます。

問い合わせ窓口

この件の問い合わせ先として、晴れる屋は次の窓口を案内しています。

窓口 連絡先 注意
株式会社晴れる屋 個人情報お問い合わせ窓口 メール [email protected] 件名に「個人情報閲覧可能状態について」と書く

問い合わせはメールだけで受け付けると案内されています。電話の窓口は発表に載っていません。晴れる屋の名前で、この件について電話がかかってきた場合は、いったん切って確かめるのが安全です。

問い合わせのときは、抽選に応募したときに使ったメールアドレス、応募した店舗、届いた不審な連絡があればその内容と日時を書いておくと、話が早く進みます。不審なメールに書かれた返信先やアドレスには送らず、必ず上の公式の窓口に送ってください。

在宅で仕事をする人が気をつけること

カードゲームの抽選は、趣味として応募する人が多いものです。ただ、在宅で仕事をしている人の中には、趣味で使うメールアドレスや電話番号を、仕事の連絡にも使っている人がいます。その場合、今回の件で見られる状態になった電話番号やメールアドレスに、仕事の関係を装った偽の連絡が届く可能性も考えておく必要があります。

趣味のサービスの登録に使うメールアドレスと、取引先とのやり取りに使うメールアドレスを分けておくと、こうした事案が起きても、仕事への影響を小さくできます。電話番号は簡単には分けられませんが、知らない番号からの電話で、仕事の支払いや口座の話が出たら、相手の会社の公式の連絡先にかけ直して確かめる習慣をつけておくと安心です。

もう1つは、自分が情報を預かる側に立ったときの学びです。在宅でイベントの受付や申し込みフォームの管理、抽選の運営などを手伝う仕事を受けることがあります。今回の件は、外部からの攻撃ではなく、ページの設定の不備で起きました。晴れる屋が再発防止策に挙げた「公開の前のアクセス検証」と「設定変更の承認」は、小さな仕事でもそのまま取り入れられます。申し込みの一覧を共有するときは、閲覧できる人の範囲を公開の前に必ず確かめ、別の人にも見てもらう。それだけで防げる事故は少なくありません。

個人情報保護委員会は、事業者が個人データを漏えいさせた、またはそのおそれがある場合のうち、一定の要件に当たるものについて、委員会への報告と本人への通知を義務づけています。要件には、本人の数が1,000人を超える漏えい等が含まれ、例として、システムの設定ミスなどでインターネット上で個人データが閲覧可能な状態になり、本人の数が1,000人を超える場合が挙げられています。在宅で顧客の情報を扱う仕事を受けている人も、同じ決まりの中にいます。詳しくは、個人情報保護委員会の漏えい等の対応とお役立ち資料で確かめられます。個別の事情でどう扱われるかは、委員会の相談窓口で確認してください。

仕事で使うアカウントの守り方としては、パスワードに加えて別の手段で本人であることを確かめる多要素認証が基本です。考え方はMFA(多要素認証)導入のメリットと製品比較|2026年の認証セキュリティ決定版で紹介しています。

設定の確かめ方を身につけることが、仕事の信頼になる

今回の晴れる屋2の件は、悪意のある攻撃がなくても、設定1つで多くの人の情報が見える状態になりうることを示しています。そして、見える状態になっていた時間、アクセスの件数、複製の有無までを調べて公表したことで、応募者は自分がどの程度の備えをすればよいかを判断できます。

フリーランスや在宅ワークの市場を2004年から見てきた立場から言えば、取引先から長く信頼される人ほど、「公開する前に、見えてはいけないものが見えないか」を自分で確かめる習慣を持っています。共有フォルダの公開範囲、フォームの回答の閲覧権限、スプレッドシートのリンクの共有設定。どれも小さな確認ですが、怠ると今回のような事案につながります。社内や取引先でこうした確認をそろえる方法としては、偽のメールを使った訓練などもあり、中身は社員のセキュリティ意識を向上させるフィッシングメール模擬訓練の効果|2026年最新の従業員教育ガイドで紹介しています。小さな事業者が使える支援は中小企業のサイバーセキュリティ対策2026|IT導入補助金で防御力を強化する方法にまとまっています。

情報の扱いに強い人は、セキュリティに関わる仕事でも頼られます。@SOHOのAI・マーケティング・セキュリティのお仕事では、在宅で受けられるセキュリティ関連の仕事の種類と探し方を紹介しています。

2026年11月1日時点で、この件の続報は出ていません。晴れる屋2の購入抽選に応募した人は、お詫びの案内のメールを確かめ、晴れる屋2を名乗るメール、SMS、電話には、公式サイトを自分で開いて確かめてから応じる、という基本を続けてください。

よくある質問

Q. 晴れる屋2のほかの抽選に応募しただけでも対象になりますか?

2026年7月30日の発表で対象とされているのは、2026年7月20日から7月23日まで実施した「スタートデッキ100 バトルコレクション購入抽選」に応募された28,490件です。ほかの抽選や、晴れる屋、晴れる屋3の抽選が対象とは書かれていません。判断が付かないときは、[email protected] に件名「個人情報閲覧可能状態について」で問い合わせてください。

Q. クレジットカード番号やパスワードは見られていませんか?

晴れる屋の発表では、閲覧可能な状態だった情報にクレジットカード情報とパスワードは含まれていないと明記されています。対象は氏名、メールアドレス、電話番号、会員番号、抽選の申込店舗と当落結果です。抽選や支払いを理由にカード番号やパスワードを求める連絡が届いても、入力しないでください。

Q. お詫びの500ポイントはいつもらえますか?

7月30日の発表には、晴れる屋2で使えるポイントを500ポイント付与すると書かれていますが、付与の時期や使える期限は書かれていません。対象者に送られる案内のメールで確かめてください。付与されたかどうかは、メールのリンクからではなく、自分で晴れる屋2の公式サイトを開いてアカウントの画面で確かめると安全です。

Q. 見られた情報は悪用されていますか?

発表によると、対象データへのアクセスは4件確認されましたが、操作記録上、複製とダウンロードは行われておらず、不正利用などの具体的な被害は確認されていません。2026年11月1日時点で、被害が確認されたという新しい発表もありません。ただし、誰の情報が見られたかは分からないため、応募した人は不審なメール、SMS、電話に応じないようにしてください。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年11月1日
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