たまごリピートの個人情報漏洩のおそれ|パールエースオンラインショップ 34,505名 氏名・住所・ログインID・パスワード 利用者が確かめること 2026


この記事のポイント
- ✓たまごリピートの情報漏洩について
- ✓テモナの発表とパールエースオンラインショップの2026年4月15日の公表をもとに整理
- ✓34,505名の氏名・住所・ログインID・パスワードなどに漏洩のおそれがある範囲
たまごリピートの情報漏洩について、通販サイト「パールエースオンラインショップ」を運営する株式会社パールフーズは2026年4月15日、ショップの運営に使っていたECカートシステム「たまごリピート」(提供元:株式会社テモナ)が第三者の不正アクセスを受け、ショップを利用した客34,505名の個人情報に漏洩のおそれがあると公表しました。対象の項目は氏名、住所、電話番号、メールアドレス、生年月日、性別、会員番号、ログインID、パスワードで、クレジットカード情報は含まれないと書かれています。対象の人がまずすることは、同じパスワードを使っているほかのサイトのパスワードを変えることと、ショップの名前を使った不審な電話やSMSに応じないことの2つです。
不正アクセスそのものが見つかったのは2025年10月24日で、公表から日が経っています。2026年11月1日時点で、パールエースオンラインショップのお知らせ一覧にも、テモナのニュース一覧にも、2026年4月15日より後の本件の続報(対象の人数の変更や補償の案内)は出ていません。この記事では、テモナとパールエースオンラインショップの公式発表に書かれている範囲だけを、日付の順に整理します。
たまごリピートの不正アクセスで何が起きたのか
たまごリピートは、テモナが提供し、通販サイトを運営する会社が使うECカートシステムです。ECカートシステムとは、商品の注文、会員の登録、定期便の管理などを受け持つ通販サイトの裏側の仕組みのことで、ショップごとに一から作らずに、提供元のシステムを借りて使う形が多く見られます。そのため、提供元のサーバーに問題が起きると、そのシステムを使っている複数のショップが同時に影響を受けます。
テモナは2025年10月26日、たまごリピートの一部のサーバーで、第三者による不正アクセスによると考えられるシステム障害が起きたと発表しました。発表では、2025年10月24日にサーバーログ(サーバーへのアクセスの記録)を監視していたところ、一部のサーバーに異常なアクセスを検知し、調査で不正アクセスと考えられる痕跡を把握したと説明されています。
その後、テモナは2025年12月5日に続報を出し、外部専門機関の調査が完了したと発表しました。パールエースオンラインショップは、テモナから調査結果を個人情報保護委員会へ報告したと連絡を受け、2026年4月15日に自分のショップの客について、対象の人数と項目を公表しました。
ここで押さえておきたいのは、テモナとパールエースオンラインショップで、言い方の段階が違う点です。テモナの続報は「個人情報が外部に送信された痕跡は確認されておりません」としています。パールエースオンラインショップの公表は、題に「個人情報漏洩のおそれ」と書き、アクセスされたおそれがある客に連絡しています。どちらも「漏洩した」とは言い切っていません。この記事でも、それぞれの言い方のまま書きます。
公表の経緯と各報で分かったこと
この件は、テモナとパールエースオンラインショップの両方から、何度かに分けて案内が出ています。日付の順に並べると次のとおりです。
| 日付 | 発表した会社 | 題 | 分かったこと |
|---|---|---|---|
| 2025年10月26日 | テモナ | 第三者による不正アクセスによるシステム障害についてのお知らせ | 10月24日に一部のサーバーで不正アクセスと考えられる痕跡を把握。サーバーを切り離し、影響の範囲を調査中 |
| 2025年10月27日 | パールエースオンラインショップ | システム障害により一時的にご購入いただけません | システム障害でショップで購入できない状態 |
| 2025年10月31日 | パールエースオンラインショップ | システム障害による商品の受注および出荷の一時停止のお詫びとお知らせ | 原因がたまごリピートの一部のサーバーへの不正アクセスと考えられる障害だと説明。注文の受付と出荷を一時停止 |
| 2025年12月5日 | テモナ | 第三者による不正アクセスによるシステム障害についてのお知らせ(続報) | 外部専門機関の調査が完了。脆弱性を悪用した不正アクセスと判明。外部送信の痕跡は確認されず |
| 2025年12月5日 | パールエースオンラインショップ | システム障害に関する調査結果等について/お電話によるご注文など一部サービスの復旧につきまして | テモナの開示を引用して調査結果を案内。電話での注文などを再開 |
| 2026年4月15日 | パールエースオンラインショップ | パールエースオンラインショップ 個人情報漏洩のおそれに関するお詫びとご報告 | 対象 34,505名と項目を公表。対象の客にメールか書面で連絡 |
テモナの初報の時点では、外部の専門家を入れる計画を協議している段階で、データの外部流出の可能性を含めて調査中とされていました。パールエースオンラインショップも、2025年10月31日の案内では「お客様の情報の外部流出等は現時点では確認されていない」と、テモナの報告をそのまま伝えています。
2025年12月5日のテモナの続報では、調査の結果が次のように書かれています。
外部専門機関による調査の結果、攻撃者は当時存在した脆弱性を悪用して一部サーバーに不正アクセスを行ったことが確認されました。被害を受けたサーバーの通信記録を調査した結果、個人情報が漏えいするリスクはあったものの、個人情報が外部に送信された痕跡は確認されておりません。 出典: temona.co.jp
テモナは同じ内容を2025年12月4日付で東京証券取引所にも開示しています(題は「(開示事項の経過)第三者による不正アクセスによるシステム障害についてのお知らせ」)。パールエースオンラインショップの2025年12月5日の案内は、この開示の文を引用したものです。
そして2026年4月15日、パールエースオンラインショップが、自分のショップの客のうち何名が対象で、どの項目が対象かを公表しました。テモナが調査結果を個人情報保護委員会に報告したという連絡を受けての公表だと説明されています。
漏洩のおそれがある情報と含まれない情報
2026年4月15日の公表では、対象の客と項目が次のとおり書かれています。
| 区分 | 公表の内容 |
|---|---|
| 対象者 | 2025年10月24日までにパールエースオンラインショップを利用した客 34,505名(退会済みの人を含む) |
| 対象の項目 | 氏名、住所、電話番号、メールアドレス、生年月日、性別、会員番号、ログインID、パスワード |
| 含まれないもの | クレジットカード情報(たまごリピートはクレジットカード情報を非保持・非通過とする仕組みで、外部専門機関の調査でも不正アクセスや漏えいの事実は確認されなかった) |
| 外部への送信 | 外部専門機関の調査で、個人情報が外部に送信された痕跡は確認されなかった |
| 二次被害 | 現在までに、本件に起因する情報の不正利用等の二次被害は確認されていない |
ここで目を引くのは、ログインIDとパスワードが対象の項目に入っている点です。メールアドレスとパスワードの組み合わせは、ほかのサイトへの不正ログインの試しに使われやすい情報です。外部に送信された痕跡は確認されていないものの、アクセスされたおそれは否定できないとされているため、パスワードの見直しを先に済ませておく理由になります。
退会済みの人も対象に含まれる点も見落とせません。すでにショップを使っていない人でも、2025年10月24日までに利用していれば対象になります。退会したから関係がないとは考えず、当時使っていたパスワードを思い出しておくと、次の手順が進めやすくなります。
一方で、クレジットカード情報は含まれません。「非保持・非通過」とは、カード番号をショップやカートシステムのサーバーに保存せず、通過もさせない仕組みのことで、カード番号は決済代行会社の側だけで扱われます。今回の件だけを理由に、カードを止めたり番号を変えたりする必要は、公式の発表からは示されていません。
原因について発表で分かっていること
原因について、公式の発表で分かっていることは次の3点です。
- 2025年10月24日、テモナが管理するECカートシステムのサーバーで、不審なアクセスが検知された
- 外部専門機関の調査で、攻撃者が当時存在した脆弱性を悪用して、一部のサーバーに不正アクセスを行ったことが確認された
- テモナの社内調査で、データベースに保管されている加盟店の顧客の個人情報に、外部者から不正にアクセスを受けたおそれが判明した
脆弱性とは、システムの作りや設定にある弱点のことで、攻撃者はそこを入り口にして本来は入れない場所に入り込みます。どの部分の脆弱性だったか、どんな手口だったかは、公式の発表には書かれていません。発表に無い中身を推測して書くことは避けます。
テモナの続報では、たまごリピートのその他のサーバーでは不正アクセスの痕跡は確認されていないとも書かれています。つまり、不正アクセスがあったのは一部のサーバーで、そこに保管されていた情報について、アクセスされたおそれがあるという整理です。
ほかのショップの客はどうなのか、という疑問も出てきます。たまごリピートを使っているショップはほかにもありますが、どのショップの客が対象かは、テモナの公式の発表には一覧として載っていません。パールエースオンラインショップ以外のショップで買い物をした人は、そのショップのお知らせを確かめるか、後述のたまごリピート お客様相談センターに問い合わせてください。公式に書かれていないショップ名や人数を、この記事では挙げません。
「外部送信の痕跡なし」と「漏洩のおそれ」の読み方
テモナの続報の「外部に送信された痕跡は確認されておりません」と、パールエースオンラインショップの「個人情報漏洩のおそれ」は、一見すると食い違って見えます。両方の発表を並べると、次のように整理できます。
| 確かめた点 | 発表の内容 |
|---|---|
| サーバーに入られたか | 脆弱性を悪用して一部のサーバーに不正アクセスがあったと確認された |
| 個人情報に触れられたか | データベースの加盟店の顧客の個人情報に、不正にアクセスを受けたおそれがある。否定はできない |
| 外に持ち出されたか | 通信記録の調査で、外部に送信された痕跡は確認されなかった |
| 悪用されたか | 二次被害は確認されていない |
つまり、「中の情報に手が届くところまで入られたおそれはあるが、持ち出した跡は見つかっていない」という段階です。跡が見つからないことは、持ち出されなかったと言い切ることとは違います。そのため、パールエースオンラインショップは、アクセスされたおそれのある客に知らせ、念のためパスワードの変更などを求める対応をとったと読めます。
利用者の側としては、「漏洩した」と決めつけて慌てる必要も、「痕跡が無いから関係ない」と何もしない理由もありません。パスワードの見直しと不審な連絡への注意という、発表が求めている2つの手当てを済ませておけば、どちらに転んでも備えになります。
テモナとパールエースオンラインショップの対応
テモナの対応は、初報と続報で次のように書かれています。
- ネットワークから該当のサーバーを切り離し、不正アクセスの可能性があるサーバーも一時的に隔離して、プログラムの診断と確認を行った
- 外部専門機関に影響の範囲の特定と原因の調査を依頼し、顧問弁護士の助言を受けて、個人情報保護委員会をはじめとした関係機関に報告した
- 被害を受けたサーバーは、新規のサーバーで環境を作り直し、外部機関によるセキュリティ診断を行っている
2026年4月15日のパールエースオンラインショップの公表では、システム提供元で、脆弱性の修正、WAF(ウェブアプリケーションファイアウォール)の導入、監視体制の強化などの対策が完了していると書かれています。WAFとは、ウェブサイトへの攻撃とみられる通信を見分けて止める仕組みのことです。パールエースオンラインショップ自身も、委託先に対する監督を強化するとしています。
サービスの止まり方と再開の流れも、発表から追えます。テモナの2025年12月5日の続報では、マイアカウント機能は客の申請に基づいて順次再開しており、カート機能は2025年12月15日から決済方法を限定して(後払い・代引き等)順次再開する予定で、クレジットカードは引き続き使えないとされていました。パールエースオンラインショップは、2025年12月5日に電話での注文と、電話やメールによる定期便のお届け日の変更などを再開しましたが、その時点でサイトからの注文とマイページへのログインは止まったままでした。電話での注文は、クレジットカード情報を電話口で聞けないため、請求書による後払い(コンビニ・郵便局等)などの方法になると案内されています。
対象の客への連絡は、2026年4月15日に、登録されたメールアドレス宛に同じ内容のメールを送ったと書かれています。メールアドレスの登録が無い客には、別に書面(お手紙)で案内を送るとされています。
補償やお詫びの品については、2026年11月1日時点で、どちらの会社の発表にも記載がありません。補償の有無を推測することはできないため、気になる人は窓口で確かめてください。一般に、情報漏洩のあとのお詫び金やポイントがどう扱われるかは、情報漏洩の補償はもらえるのか|お詫び金・ポイントの例と利用者が確かめること 2026で、ほかの会社の例とあわせて整理しています。
自分が対象かを確かめる方法
自分が対象かどうかは、次の順に確かめると迷いにくくなります。
- 2025年10月24日までに、パールエースオンラインショップ(パールエース Online Shop)で買い物や会員登録をしたかを思い出す。オリゴ糖の「オリゴのおかげ」などを定期お届けで買っていた人も、この日までに利用していれば含まれる
- ショップに登録していたメールアドレスの受信箱で、2026年4月15日ごろにパールエースオンラインショップから届いたメールを探す。迷惑メールのフォルダも見る
- メールアドレスを登録していなかった人は、パールエースオンラインショップから届く書面(お手紙)を確かめる
- メールも書面も見当たらない、または退会していて登録したアドレスが分からないときは、窓口に問い合わせる
注意したいのは、ショップを名乗るメールのすべてが本物とは限らない点です。公表では、パールエースオンラインショップの名称を使った不審な連絡に注意するよう呼びかけています。届いたメールのリンクから開くのではなく、ブラウザでショップの公式サイトを開き、お知らせ一覧の2026年4月15日の公表と内容が合っているかを見比べてください。
ほかのショップでたまごリピートが使われているかどうかは、客の側からは見分けにくいものです。ショップのサイトの下のほうに、利用しているカートシステムの名前が書かれていることもありますが、書かれていないことも多くあります。気になるショップがあれば、そのショップのお知らせ一覧を確かめるのが確実です。
対象の人がすること
対象の項目に合わせて、要る手当てだけを順に挙げます。
同じパスワードを使っているサイトを先に変える
対象の項目にログインIDとパスワードが入っているため、最初にすることはパスワードの見直しです。公表でも、類似のパスワードをほかのサイトで使っている場合は変更するよう求めています。
- パールエースオンラインショップで使っていたパスワードと同じもの、または少し変えただけのもの(末尾の数字だけ違う、など)を使っているサイトを洗い出す
- メール、ネット銀行、クレジットカードの会員サイト、通販サイトなど、お金や本人確認に関わるものから先に変える
- 新しいパスワードは、サイトごとに別のものにする。覚えきれないときはパスワード管理アプリを使う
- 二段階認証(ログインのときにパスワードのほかにSMSやアプリの確認コードを求める仕組み)を使えるサイトでは、設定しておく
パスワードが漏れたおそれがあるときに変える順番は、パスワードが漏洩したらどうなる|変更の順番と使い回しの見直し方 2026で詳しく説明しています。
あわせて、自分のメールアドレスがほかの件で出回っていないかを調べておくと、どのサイトから優先して見直すかを決めやすくなります。今回の件で外部送信の痕跡は確認されていないため、調べた結果に今回の件が出てくるとは限りませんが、ほかの件で同じアドレスが出回っていれば、パスワードを変える理由が重なります。調べ方はHave I Been Pwnedの使い方|メールアドレスとパスワードの漏洩を確認する方法と、大手クラウドの過去の漏洩で説明しています。
不審な電話・SMS・配達物に応じない
対象の項目には、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、生年月日がそろっています。これらがそろうと、ショップや配送業者を装った連絡が本物らしく見えやすくなります。公表では、次のことを呼びかけています。
- 不審な電話、SMS、配達物を受けたら、応答や開封をしない
- SMSに書かれた不審なリンクを開かない
- 不審なSMSに添付されたファイルを開かない
- 「パールエースオンラインショップ」の名称を使った不審な連絡に注意する
具体的には、「定期便の決済に失敗したので、こちらからカード情報を入れ直してください」「お届け先の住所が確認できないため、荷物を保管しています」といった文面が考えられます。こうした連絡が来ても、リンクを開かずに、公式サイトや公表に載っている窓口の電話番号から確かめてください。SMSの見分け方は、スミッシング詐欺の見分け方|SMSの本文とURLで判定する手順にまとめています。
住所と電話番号への備え
住所と電話番号が対象に入っているため、郵便や電話での連絡にも気を配る必要があります。身に覚えのない請求書や、お詫びを名目にした返金の案内が届いても、記載の番号にすぐ電話せず、公式の窓口に確かめてください。住所が漏れたおそれがあるときの備えは個人情報が流出して住所が漏れたときの対応|起きることと防ぎ方の順番で、電話番号については電話番号の流出チェックの方法|流出したらどうなるかと迷惑電話・SMSへの備え 2026で説明しています。
しなくてよいこと
公式の発表に沿うと、次のことは今回の件だけを理由にしなくてよいと考えられます。
- クレジットカードを止めること(クレジットカード情報は含まれず、漏えいの事実も確認されていない)
- 電話番号やメールアドレスそのものを変えること(公表では変更までは求めておらず、不審な連絡に応じないよう呼びかけている)
- 有料の調査サービスに頼むこと(公式の窓口で、対象かどうかは確かめられる)
ただし、カードの明細に身に覚えのない請求があれば、今回の件と関係があるかにかかわらず、すぐにカード会社へ連絡してください。
定期便を使っていた人が気をつけること
パールエースオンラインショップは、決まった周期で商品を届ける定期お届けの商品も扱う通販サイトです。定期お届け(この記事では定期便と書きます)を使っていた人は、システム障害のあいだに届け日や決済の扱いがどうなっていたかが気になるところです。
2025年12月5日の案内では、電話またはメールで定期便のお届け日の変更などの手続きを受け付けると書かれています。一方で、サイトからの注文とマイページへのログインは、その時点では止まっていました。2026年11月1日時点のサイトの状態は、ショップの公式サイトで確かめてください。
定期便の手続きを装った連絡にも注意が要ります。「定期便の更新手続きが必要です」「次回のお届けのために会員情報を入れ直してください」といったメールやSMSが届いたら、リンクから開かずに、ご注文に関するお問い合わせ窓口(0120-085-093)に電話で確かめてください。ショップの側から、カード番号を電話やメールで尋ねる案内は、公表には書かれていません。
ショップを装う連絡の具体例と見分け方
対象の項目に氏名、住所、電話番号、メールアドレス、生年月日、会員番号がそろっているため、それらを使った連絡は、受け取った側から見ると本物との区別がつきにくくなります。2026年11月1日時点で二次被害は確認されていないと発表されていますが、備えとして、連絡の手段ごとに見分け方を整理しておきます。
メールの場合
ショップの名前で届くメールは、差出人の名前だけでは本物か判断できません。差出人の名前は自由に書き換えられるためです。次の点を見てください。
- 本文のリンクの行き先が、ショップの公式サイトのアドレス(okage-sama.co.jp)と違っていないか
- 「24時間以内に手続きしないと定期便が止まります」のように、急がせる文面になっていないか
- カード番号、暗証番号、パスワードの入力を求めていないか
迷ったときは、メールのリンクを使わず、ブラウザで公式サイトを開いてお知らせ一覧を見るのが確実です。2026年4月15日の公表と同じ内容かどうかを見比べれば、本物のお知らせかの見当がつきます。
SMSの場合
公表では、SMSに書かれた不審なリンクや添付されたファイルを開かないよう、名指しで呼びかけています。配送の不在通知、定期便の決済エラー、ポイントの失効などを装った短い文と短縮されたアドレスの組み合わせは、典型的な手口です。電話番号が対象の項目に入っているので、これまで来なかったSMSが急に届くようになったら、とくに慎重に扱ってください。
電話の場合
ショップや配送業者、カード会社を名乗る電話で、氏名や住所を正しく言い当てられると、信じてしまいやすくなります。名前や住所を知っていることは、本物の証拠になりません。電話口でカード番号や暗証番号を聞かれたら、いったん切って、公表に載っている窓口の番号にかけ直してください。
郵便や配達物の場合
公表では、不審な配達物を受けたら開封しないよう求めています。注文した覚えのない商品と一緒に請求書が届いた、お詫びの品を送るので手数料を払ってほしいと書かれた手紙が届いた、といった場合は、記載の連絡先にすぐ連絡せず、公式の窓口に確かめてください。住所が対象の項目に入っているため、郵便を使った連絡にも気を配る理由があります。
入力してしまったとき
不審なページにカード番号を入力してしまったら、すぐにカード会社に連絡して利用の停止と再発行を頼んでください。パスワードを入力してしまったら、そのサイトのパスワードを変え、同じパスワードを使っているほかのサイトも変えます。SMSで届いた確認コードを入力してしまった場合は、そのコードを使うサービスの窓口にも連絡してください。
問い合わせ窓口
2026年4月15日の公表には、問い合わせ先が2つ載っています。本件そのものと、注文の手続きで窓口が分かれています。
| 内容 | 名称 | 電話番号 | 受付時間 | メール |
|---|---|---|---|---|
| 本件に関するお問い合わせ | たまごリピート お客様相談センター(株式会社テモナ) | 0120-38-0136 | 平日 10:00から18:00 | [email protected] |
| ご注文に関するお問い合わせ | パールエースオンラインショップ(株式会社パールフーズ) | 0120-085-093 | 平日 10:00から12:00、13:00から15:00 | [email protected] |
どちらも、営業時間外の問い合わせには営業日に順次対応すると書かれています。自分が対象か、どの項目が登録されていたか、といった本件の中身はたまごリピート お客様相談センターに、定期便の届け日や注文の方法はパールエースオンラインショップに問い合わせる、と分けると話が早く進みます。
電話をかける前に、次の点をメモにしておくとやり取りがまとまりやすくなります。
- ショップに登録していた氏名と、登録していたメールアドレス
- 退会している場合は、退会したおおよその時期
- 不審な電話、SMS、郵便が届いていれば、その日時と文面
- 確かめたいこと(自分が対象か、メールが届いていない理由、など)
窓口に問い合わせるときも、パスワードやクレジットカード番号を伝える必要はありません。電話口でそれらを聞かれたら、かけた番号が公表に載っている番号と同じかを確かめ直してください。
公表の原文は、パールエースオンラインショップの個人情報漏洩のおそれに関するお詫びとご報告と、テモナの第三者による不正アクセスによるシステム障害についてのお知らせで読めます。
在宅で仕事をする人が気をつけること
通販サイトの会員には、在宅で業務委託の仕事を受けている人もいます。在宅で働く人は、取引先から顧客の名簿や原稿、デザインのデータなどを預かる立場になることがあります。通販サイトと同じパスワードを仕事のメールやクラウドのアカウントにも使っていると、通販サイトの側の件が、預かった取引先の情報にまで広がるおそれがあります。
今回の件では、パールエースオンラインショップが、委託先であるテモナのシステムで起きた件について、自分の客に公表と連絡をしています。個人情報を扱う仕事を外に頼んでいても、客への説明はショップの側が担うという形です。在宅で仕事を受ける人が、委託元の顧客の情報を扱う場合も、同じ構造の中にいます。
個人情報保護委員会の漏えい等の対応のページでは、事業者に委員会への報告が求められる場合として、要配慮個人情報(病歴など、とくに慎重に扱う情報)が含まれる漏えい等、不正に利用されると財産的な被害が生じるおそれがある漏えい等、不正の目的をもって行われたおそれがある漏えい等、本人の数が1,000人を超える漏えい等が挙げられています。いずれも「又はそのおそれ」を含みます。報告は発覚したらまず速やかに行い、不正の目的で行われたおそれがある場合は、発覚日から60日以内とされています。
業務委託で個人情報を扱う人が、自分の端末やアカウントから預かった情報を漏らしてしまった場合、どこまでが自分の責任になるかは、契約の内容や事情で変わるので断定できません。ただ、気づいた時点ですぐに委託元へ伝えることが、委託元が報告や本人への連絡を進めるうえで欠かせない点は変わりません。
今回の件をきっかけに、仕事で使うアカウントについて次の点を見直しておくと安心です。
- 仕事のメール、クラウドストレージ、チャットのパスワードが、通販サイトと同じになっていないか
- 仕事で使うアカウントに二段階認証を設定しているか
- 取引先から預かったデータを、必要がなくなったあとも手元に残していないか
- 不審な動きに気づいたとき、取引先の誰に、どの手段で連絡するかを決めているか
フリーランス・在宅ワークの仲介を2004年から続けてきた運営者として見てきた限りでは、長く取引が続く人ほど、納品物の質だけでなく、預かった情報の扱い方で信頼を得ています。パスワードの使い回しをやめる、仕事と個人のアカウントを分ける、といった地味な手当てが、そのまま取引先からの評価につながっていきます。中間の手数料が乗らない直接の取引では、こうした信頼がそのまま次の依頼と手取りの厚さに結びつきます。
情報を守る力を仕事に生かす
情報の守り方は、自分の身を守る知識であると同時に、仕事として求められる力でもあります。通販サイトを運営する会社の中には、客への注意喚起の文面づくり、問い合わせ対応の手順書の作成、社内のアカウントの棚卸しなどを、外部の人に頼むところがあります。今回のような件を公式の発表から正確に読み取り、「何が含まれて何が含まれないか」「客は何をすればよいか」を整理する作業も、その一つです。
セキュリティに関わる仕事を在宅で受けたい場合、いきなり専門的な診断の仕事を目指す必要はありません。まず自分のアカウントの管理を整え、事案の発表を正確に読む習慣をつけるところから始められます。@SOHOのAI・マーケティング・セキュリティのお仕事では、在宅で受けられるセキュリティ関連の仕事の種類と探し方を紹介しています。
たまごリピートの件は、2026年11月1日時点で、パールエースオンラインショップの2026年4月15日の公表が最新です。2025年10月24日までにショップを利用した人は、同じパスワードを使っているサイトのパスワードの変更と、ショップの名前を使った不審な連絡への注意の2つを先に済ませ、分からない点はたまごリピート お客様相談センターで確かめてください。
よくある質問
Q. パールエースオンラインショップを退会していても対象になりますか?
2026年4月15日の公表では、対象は2025年10月24日までにショップを利用した客 34,505名で、退会済みの人を含むと書かれています。退会していても、その日までに利用していれば対象に入ります。登録したメールアドレスが分からない場合は、たまごリピート お客様相談センター(0120-38-0136、平日 10:00から18:00)に確かめてください。
Q. クレジットカードを止める必要はありますか?
公表では、たまごリピートはクレジットカード情報を非保持・非通過とする仕組みで、外部専門機関の調査でも不正アクセスや漏えいの事実は確認されなかったとされています。今回の件だけを理由にカードを止める必要は示されていません。明細に身に覚えのない請求があれば、すぐにカード会社へ連絡してください。
Q. 外部に送信された痕跡が無いのに、パスワードを変えたほうがよいのですか?
テモナは外部に送信された痕跡は確認されていないとしていますが、個人情報へのアクセスがされたおそれは否定できないとも書かれています。対象の項目にログインIDとパスワードが入っているため、ショップは類似のパスワードをほかのサイトで使っている場合は変更するよう求めています。お金に関わるサイトから先に変えてください。
Q. ほかのショップでたまごリピートを使っていた場合も対象ですか?
テモナの公式の発表には、どのショップの客が対象かの一覧は載っていません。パールエースオンラインショップ以外のショップで買い物をした人は、そのショップのお知らせ一覧を確かめるか、たまごリピート お客様相談センターに問い合わせてください。公式に書かれていないショップを対象と決めつけないことが大切です。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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子育てと在宅ワークの両立・保育園・時間管理

補助金・助成金
個人事業主・フリーランスが使える公的補助金・助成金・給付金の申請ガイド

M&A・事業売却
会社売却・事業承継・事業譲渡を考える経営者向け。売却の流れ、税金、従業員への伝え方、仲介会社の選び方

アウトソーシング・外注ガイド
SNS運用・経理・広告など、業務のアウトソーシング(外注)を検討する企業・個人向け。費用相場・依頼の流れ・失敗しない選び方