【重要】PHPの脆弱性、うちのサイトは大丈夫?今すぐチェック

EPARKリラク&エステの情報漏えい|PeakManager 約2,218万レコード 氏名・生年月日・住所・備考欄 対象と確かめること 2026

@SOHO編集部
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EPARKリラク&エステの情報漏えい|PeakManager 約2,218万レコード 氏名・生年月日・住所・備考欄 対象と確かめること 2026

この記事のポイント

  • ✓EPARKの情報漏洩として検索される
  • ✓EPARKリラク&エステの予約・顧客管理「PeakManager」への不正アクセスを公式の第一報と第二報で整理
  • ✓約2,218万レコードの項目

EPARKの情報漏洩として検索されているのは、株式会社EPARKリラク&エステが2026年7月31日に第一報を公表した、予約管理・顧客管理のプラットフォーム「PeakManager」への不正アクセスの件です。2026年9月24日の第二報で、会社は顧客情報を保管するデータベースの情報が外部へ転送されたことを確認したと発表し、精査後の件数を約2,218万レコードとしました。項目は氏名、フリガナ、生年月日、性別、住所、電話番号、メールアドレス、加盟店が備考欄に入力した記載(健康状態など、要配慮個人情報を一部含む)です。 2026年11月1日時点で、EPARKリラク&エステのお知らせ一覧に載っているのはこの第一報と第二報の2本で、第三報や補償の案内は掲載されていません。 PeakManagerを使うリラクゼーションサロンやエステサロンに通ったことがある人がまずすることは、PeakManagerのマイページと同じパスワードを他のサービスで使っていれば変えること、そして会社や金融機関を装ってカード番号などを聞き出すメール・SMSに応じないことです。

この記事は、2026年11月1日時点でEPARKリラク&エステの公式発表を開き直して確かめた内容だけで書いています。報道の数字や推測は入れていません。

EPARKリラク&エステのPeakManagerで何が起きたのか

PeakManagerは、EPARKリラク&エステが提供する、サロン向けの予約管理と顧客管理のプラットフォームです。第二報によると、PeakManagerは各店舗が独自にお客様情報を入力して管理する台帳で、登録時に入力が必要な項目は氏名だけです。電話番号とメールアドレスは任意の入力とされています。つまり、サロンの受付で名前を伝えたり、カルテのような形で施術の申し送りを書いてもらったりした情報が、店舗ごとにこの台帳に保存されていたということです。

第一報と第二報の骨子は次のとおりです。

  • 2026年7月27日、不正な方法でPeakManagerの一部データベースへのアクセスが行われたことと、データベースに保存されていた顧客情報が削除されていることを確認した
  • 第一報(2026年7月31日)の時点では、漏えいした可能性のある対象は約3,300万レコードで、人数とは異なる件数として示された
  • 第二報(2026年9月24日)で、外部の専門機関によるデジタル証拠調査の結果、データベース内の情報が外部へ転送されたことを確認したと発表した
  • 名寄せなどの精査をした結果、件数は約2,218万レコードとなった
  • 正確な個人の人数に置き換えることは困難と判断し、個人情報保護委員会にも報告した
  • 2026年9月24日時点で、会社が把握している範囲では、個人情報の不正利用、金銭的被害その他の二次被害は確認されていない

第一報の題は「個人情報漏えいの可能性に関するお知らせ」でしたが、第二報の題は「不正アクセスと個人情報漏えいに関するお知らせ」に変わっています。第二報で外部への転送が確認されたため、この記事でも第二報以降の内容は「漏えい」として書きます。

なお、「EPARK」の名前が付くサービスには、クリニックや飲食店などの予約・順番受付のサイトもあります。今回の発表で対象として示されているのは、PeakManagerのデータベースに保管されていた情報です。PeakManager以外のEPARKのサービスの利用者が対象かどうかは、第一報にも第二報にも書かれていません。この記事でも、書かれていないことは推測しません。

公表の経緯と、第一報から第二報で変わったこと

2026年11月1日時点で、EPARKリラク&エステの公式ホームページのお知らせ一覧には、2026年7月31日の第一報と、2026年9月24日の第二報が並んでいます。それ以降の続報は掲載されていません。

日付 出来事 分かったこと
2026年7月27日 不正アクセスと顧客情報の削除を確認 PeakManagerの一部データベースへの不正なアクセスが判明
2026年7月30日 個人情報保護委員会へ報告 個人情報保護法に基づく報告
2026年7月31日 第一報を公表 約3,300万レコード。氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、メールアドレス、暗号化されたパスワード等
2026年9月24日 第二報を公表 外部への転送を確認。精査後は約2,218万レコード。備考欄の記載を含む

第一報から第二報で変わった点を整理すると、次の4つです。

1つ目は、「可能性」から「確認」への変化です。第一報では外部へ漏えいした可能性がある段階でしたが、第二報では調査の結果、データベース内の情報が外部へ転送されたことが確認されました。その後にデータが削除されたことも確認されています。

2つ目は件数です。第一報の約3,300万レコードは、データベースの件数そのものでした。第二報では、電話番号やメールアドレスが一致するものを同じ人と判断して重複を除く名寄せを行い、約2,218万レコードになりました。ただ、電話番号やメールアドレスが登録されていない場合は、同じ名前でも別のレコードとして残しているため、これは人数ではありません。

3つ目は項目です。第二報では、加盟店が施術の申し送りとして入力した備考欄の記載が項目に加わりました。ここには健康状態など、要配慮個人情報に当たる情報が一部含まれています。

4つ目は第一報の訂正です。第一報では、対象のデータベースにクレジットカード情報は含まれていないと書かれていました。第二報では、備考欄を精査した結果、クレジットカード情報に当たる可能性のある記載が5件あったと訂正されています。

漏えいした個人情報の項目と含まれない情報

第二報で示された項目と、発表で含まれないとされた情報を分けると次のようになります。第二報には「すべてのレコードに以下のすべての情報が含まれているものではありません」と書かれています。

区分 項目
漏えいした項目(第二報) 氏名、フリガナ
漏えいした項目(第二報) 生年月日、性別
漏えいした項目(第二報) 住所、電話番号、メールアドレス
漏えいした項目(第二報) 加盟店が施術の申し送り等として入力した備考欄の記載情報(健康状態等、要配慮個人情報を一部含む)
第一報で挙げられた項目 暗号化されたパスワード(PeakManagerのお客様マイページ用)
第二報で訂正された情報 備考欄に任意で記載されたクレジットカード情報に当たる可能性のある情報 5件(いずれも有効期限は経過)
第一報で含まれないとされた情報 マイナンバーに関する情報

第二報の該当部分は次のとおりです。

調査の結果、第三者の不正なアクセスにより、顧客情報を保管するデータベース内の情報が外部へ転送されたことが確認されました。また、その後、データベース内のデータが削除されたことも確認しております。 出典: epark-relax.co.jp

いくつか補足します。

要配慮個人情報とは、病歴や健康診断の結果など、不当な差別や偏見につながらないよう、法律でとくに慎重に扱うことが求められる個人情報のことです。サロンの備考欄には、「腰痛がある」「妊娠中」「持病の薬を飲んでいる」のような施術の注意点が書かれることがあります。発表は「健康状態等」とだけ書いていて、具体的に何が書かれていたかは示していません。ただ、施術の前に自分の体調を伝えたことがある人は、その内容が店舗の備考欄に書かれていた可能性があると考えておくほうが安全です。

クレジットカード情報に当たる可能性のある5件について、会社は、PeakManagerには設計上カード情報を入力する項目はなく、備考欄に任意で書かれたものだと説明しています。実在するカードの情報か、内容が正確かは確認しておらず、いずれも有効期限は過ぎていると書かれています。

暗号化されたパスワードは、第一報で漏えいの可能性がある項目として挙げられ、PeakManagerのお客様マイページにアクセスするためのものだと説明されていました。第二報の項目の一覧には、パスワードは挙がっていません。それでも、第一報で会社が利用者にパスワードの変更を求めていたことは事実なので、マイページを作ったことがある人は変更しておくと安心です。

原因について発表で分かっていること

第一報と第二報に書かれている原因は、第三者によるPeakManagerの一部データベースへの不正なアクセスです。不正アクセスとは、権限のない第三者が、他人のシステムに勝手に入り込むことを指します。

第一報では、不正に使われたデータベース接続用のアカウントを停止したと書かれていました。データベース接続用のアカウントとは、システムがデータベースに出入りするための専用の利用者名とパスワードのようなものです。これが不正に使われたことは読み取れますが、その情報がどうやって第三者に渡ったのかは書かれていません。

第二報では、具体的な侵入経路と手法について、同じ種類の攻撃を誘発するおそれがあるとして、公表を控えると書かれています。削除されたデータは復旧済みで、今回の調査で、会社の他のシステムに影響が及んだ痕跡は確認されていないとされています。この記事でも、侵入経路や手法については推測しません。

今回の件では、情報が外部へ転送されたあとに、データベースの中身が削除されています。利用者の側から見ると、予約の履歴や来店の記録が一時的に見えなくなった店舗があったかもしれません。第一報の時点で、削除されたデータの復旧作業は完了し、新しいサーバーと新しいデータベースへの移管も終わったとされています。もし、通っているサロンで予約の内容や回数券の残りなどが以前と違って見えることがあれば、まず店舗に確かめてください。店舗からの案内を装った連絡と区別するためにも、確かめるときは予約に使ったいつもの連絡先を使います。

EPARKリラク&エステの対応

発表に書かれている会社の対応を、すでに済んだものと、これからのものに分けると次のようになります。

区分 内容
実施済み(第一報) 削除されたデータの復旧作業
実施済み(第一報) 対象データベースの運用停止とバックアップのデータベースへの切り替え
実施済み(第一報) 不正利用されたデータベース接続用アカウントの停止
実施済み(第一報) データベースとサーバーの認証情報の変更、新しいサーバーと新しいデータベースへの移管
実施済み 個人情報保護委員会への報告(2026年7月30日)、精査結果の報告
実施済み(第二報) 外部の専門機関によるデジタル証拠調査
進行中 情報管理体制とセキュリティ対策の見直しと強化
今後 新たにお知らせすべき事実が判明した場合の速やかな公表

第一報では、個人情報の漏えいが確認された場合、または関係法令に基づいて個別の通知が必要と判断した場合には、対象となる客へ速やかに連絡すると書かれていました。第二報では、関係法令に基づく必要な対応を適切に行うとしていますが、個別の通知をいつ、どの手段で送るかは書かれていません。

補償やお詫びの品についての記載は、第一報にも第二報にもありません。発表にないことは、この記事でもあるとは書きません。ほかの会社の事案で補償の考え方がどう扱われてきたかを知りたい人は、情報漏洩の補償はもらえるのか|お詫び金・ポイントの例と利用者が確かめること 2026が参考になります。今回の件でどうなるかは、会社の続報を待つしかありません。補償をうたう連絡が先に届いた場合は、公式のお知らせ一覧に同じ案内が載っているかを確かめてから判断してください。

自分が対象かを確かめる方法

今回の件で難しいのは、利用者の側から見て、自分が対象かどうかが分かりにくい点です。PeakManagerは、利用者が直接申し込むサービスというより、サロンが顧客の台帳として使う仕組みです。自分が通ったサロンがPeakManagerを使っていたかどうかを、利用者は知らないことが多いはずです。

確かめる手がかりは、次の3つです。

  1. PeakManagerのお客様マイページを作ったことがあるか。第一報では、パスワードはPeakManagerのお客様マイページにアクセスするためのものだと説明されていました。マイページの登録完了メールなどが残っていれば、手がかりになります。
  2. 通っているサロンに、顧客の管理にPeakManagerを使っているかを尋ねる。店舗が入力した台帳なので、どの店舗が使っていたかは店舗の側が知っています。
  3. EPARKリラク&エステのPeakManager事業部の窓口に問い合わせる。窓口の連絡先は後の節に載せています。

第二報では、約2,218万レコードを正確な人数に置き換えることは困難だとされています。同じ人が複数の店舗で別々に登録されていることもあり、名前の表記が店舗ごとに違う場合もあるためです。このため、会社の側でも、一人ひとりがどのレコードに当たるかを完全に整理しきれていない可能性があります。会社から連絡が来ていないことだけを理由に、対象ではないと決めつけないほうが安全です。

家族の分の予約を自分が入れていた人も、少し注意が要ります。子どもや高齢の親の施術を代わりに予約したり、家族と一緒に通ったりしていると、店舗の台帳には家族の名前で別のレコードが作られていることがあります。そのレコードの連絡先に、自分の電話番号やメールアドレスが入力されている場合もあります。家族に「サロンを名乗る電話でお金や口座の話が出たら、答えずに切ってよい」と一声かけておくと、偽の連絡に落ち着いて対応しやすくなります。

一方で、会社やサロンを名乗って「あなたは対象です。確認のためにカード番号を入力してください」と求めるメールやSMSが来ても、応じてはいけません。第二報には、会社が本件への対応を理由に、メールやSMSでカード番号やセキュリティコードの回答や入力をお願いすることはないと明記されています。

PeakManagerを使うサロンに通っていた人がすること

漏えいした項目に合わせて、要るものだけを具体的に挙げます。

同じパスワードを使っているサービスを変える

PeakManagerのお客様マイページを作ったことがある人は、そのパスワードを変更し、同じパスワードを他のサービスで使っていれば、そちらも変えます。暗号化されたパスワードでも、短いものや単純なものは、時間をかければ元の文字列を推測されることがあります。メールアドレスと組み合わせて他のサービスへのログインを試される前に、使い回しをなくしておくのが一番の備えです。

変える順番は、メールのアカウント、ネット銀行やクレジットカードの会員サイト、通販サイトのように、乗っ取られたときの被害が大きいものからです。具体的な手順は、パスワードが漏洩したらどうなる|変更の順番と使い回しの見直し方 2026で詳しく説明しています。

多要素認証を設定する

多要素認証とは、パスワードに加えて、スマートフォンに届くコードや認証アプリなど、別の手段での確認を求める仕組みです。パスワードが知られても、それだけではログインされにくくなります。メールとお金を扱うサービスから設定しておくと安心です。仕組みの違いと選び方は、MFA(多要素認証)導入のメリットと製品比較|2026年の認証セキュリティ決定版にまとめています。

体調や施術の内容に触れた連絡に注意する

今回の項目の中で、ほかの漏えいの件ではあまり見かけないのが、備考欄の健康状態などの記載です。体調や施術の内容を知っている相手からの連絡は、本物のサロンからの連絡に見えやすくなります。

たとえば、次のような連絡は疑ってかかってください。

  • 「先日の施術の件で、体調の確認をしたい」と電話をかけてきて、保険証の番号や口座を聞き出そうとする
  • 「腰痛に効く新しいコースの割引」をうたうメールで、偽のサイトに誘導してカード番号を入力させる
  • 「個人情報が漏えいしたお詫びに返金する」と言って、ATMの操作やネットバンキングのログインを求める

自分が通っているサロンからの連絡に見えても、本文のURLや電話番号は使わず、予約のときに使ったいつもの連絡先から確かめ直します。

住所と電話番号が出回ったときの備え

住所と電話番号がそろって出回ると、郵便の請求書や電話での勧誘を装った連絡が届くことがあります。身に覚えのない請求書が郵便で届いても、書かれた番号には電話せず、請求元とされる会社の公式サイトで連絡先を調べてから確かめます。郵便で届く請求書や案内状の見分け方は、個人情報が流出して住所が漏れたときの対応|起きることと防ぎ方の順番で詳しく説明しています。

迷惑電話やSMSが増えた場合の備えは、電話番号の流出チェックの方法|流出したらどうなるかと迷惑電話・SMSへの備え 2026にまとめています。

カードの明細を確かめる

備考欄にカード情報に当たる可能性のある記載があったのは5件で、いずれも有効期限は過ぎていると会社は説明しています。それでも、サロンの受付でカード番号を口頭で伝えた覚えがある人は、念のため直近数か月のカードの明細を見て、身に覚えのない請求がないかを確かめておくと安心です。身に覚えのない請求があれば、今回の件と関係があるかにかかわらず、すぐにカード会社へ連絡します。

しなくてよいこと

一方で、慌ててしなくてよいこともあります。

  • 第一報の時点で、マイナンバーに関する情報は含まれていないとされています。マイナンバーカードの再発行を今回の件だけで考える必要は、発表からは示されていません。
  • 通っていたサロンに通うことや予約をやめる必要が、発表で示されているわけではありません。サロンそのものではなく、台帳のシステムが不正アクセスを受けた件です。
  • 電話番号やメールアドレスをすぐに変える必要があるとは、発表には書かれていません。番号を変えると、銀行や勤め先などへの届け出の手間が大きくなります。迷惑な連絡が実際に増えて困ったときに、改めて考えれば足ります。

第一報だけを読んだ人が見落としやすい点

2026年7月末の報道や解説を読んで、そのまま情報が止まっている人もいるはずです。第一報だけを読んでいると、次の3つを見落としやすくなります。

1つ目は、件数の数字です。第一報の約3,300万レコードは、第二報で約2,218万レコードに改められました。どちらも人数ではないという点は共通しています。検索で古い記事を見たときに「3,300万人分が漏れた」と書かれていても、それは公式の表現とは違います。

2つ目は、カード情報についての記載です。第一報の時点では、対象のデータベースにクレジットカード情報は含まれていないと書かれていました。第二報で、備考欄に任意で書かれたカード情報に当たる可能性のある記載が5件見つかったと訂正されています。件数は少なく、いずれも有効期限は過ぎていますが、「カード情報はゼロ」という理解のままでいるのは正確ではありません。

3つ目は、備考欄の記載が項目に加わった点です。第一報の項目は、氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、メールアドレス、暗号化されたパスワード等でした。第二報で、施術の申し送りとして店舗が入力した備考欄の記載が明示され、健康状態などの要配慮個人情報を一部含むとされました。体調について伝えたことがある人は、第二報の内容を前提に備えるほうが安全です。

続報が出たときに数字や項目がまた変わることもあり得るので、記事を読むときは、それがいつの発表をもとに書かれたものかを確かめる習慣をつけておくと迷いにくくなります。

サロンを経営している人が確かめておくこと

PeakManagerを使っていた店舗の側でも、確かめておきたいことがあります。第二報によると、PeakManagerは各店舗が独自に客の情報を入力して管理する台帳です。つまり、店舗が入力した客の氏名や連絡先、備考欄の記載が、今回のデータベースに含まれていたことになります。

発表には、加盟店に向けた個別の案内の中身は書かれていません。そのため、ここでは発表から読み取れる範囲で、店舗が備えておくとよいことを挙げます。

  • 客から「自分の情報も漏れたのか」と聞かれたときに、正確に答えられるよう、第一報と第二報の内容を読んでおく。分からない点はPeakManager事業部の窓口を案内する
  • 備考欄に何を書いてきたかを振り返る。カード番号や、施術に必要のない健康の情報を書いていなかったか
  • 店舗の名前で客に連絡するときは、カード番号や口座を聞かないことを明確にしておく。便乗した偽の連絡と区別がつくようにするため
  • 店舗のスタッフが使う管理画面のパスワードを、他のサービスと使い回していないか確かめる

客に向けて店舗から何かを案内するときは、発表に書かれていない補償や件数を伝えないように気をつけます。分からないことは分からないと伝え、公式の窓口と発表のページを案内するのが、混乱を広げない一番の方法です。

メールやSMSでの偽の連絡の見分け方

今回の件に限らず、大きな漏えいの発表のあとは、それに便乗した連絡が出回りやすくなります。見分けるときの考え方を整理します。

連絡の内容 考え方
カード番号やセキュリティコードの入力を求める 会社は本件でメール・SMSによるカード番号などの回答や入力を求めないと明記している。応じない
「お詫びの返金」「補償金の受け取り」をうたう 第一報と第二報に補償の記載はない。本文のURLは開かない
サロンや会社を名乗る電話で口座を聞く いったん切り、予約に使ったいつもの連絡先か公式の窓口へかけ直す
健康状態や施術の内容に触れて信用させる 知っていることは本物の証拠にならない。用件がお金や個人情報なら疑う
「至急」「本日中」と期限を切る 急がせるのは考える時間を奪う手口。家族や窓口に相談してから動く

SMSの本文に書かれたURLを見分ける手順は、スミッシング詐欺の見分け方|SMSの本文とURLで判定する手順にまとめています。もし偽のサイトにカード番号を入力してしまったら、すぐにカード会社に連絡してカードを止め、パスワードを入力してしまったなら、そのサービスと同じパスワードを使っている他のサービスのパスワードを変えます。

問い合わせ窓口

今回の件の問い合わせ先は、第二報に次のとおり載っています。

名称 電話番号 メールアドレス 受付時間
株式会社EPARKリラク&エステ PeakManager事業部 0120-206-460 [email protected] 平日 午前10時から午後5時まで(土日祝祭日を除く)

電話やメールをする前に、次の点をメモにしておくと話がまとまりやすくなります。

  • 通っていたサロンの店名と、おおよその利用時期
  • PeakManagerのお客様マイページを作ったことがあるかどうか
  • 受付で伝えた電話番号とメールアドレス
  • 不審な電話、SMS、メールが届いていれば、その日時と内容

窓口に問い合わせるときも、カード番号やパスワードを伝える必要はありません。もし電話口で聞かれたら、その番号が本当に公式の窓口かを確かめ直してください。

受付は平日の日中だけで、土日祝日は休みです。仕事の都合で平日に電話をかけにくい人は、メールで問い合わせる方法もあります。メールで問い合わせるときは、送り先のアドレスを第二報のページで確かめてから自分で入力し、届いたメールの返信ボタンや本文のリンクを使って送らないようにします。偽のメールの差出人に返信してしまうと、自分の名前や通っているサロンの情報を相手に渡すことになるためです。窓口からの返事を待つ間に、パスワードの変更など自分でできる備えは先に済ませておきます。

続報を確かめるときは、検索結果に出てくる記事ではなく、第二報のページと、第一報のページが載っている、EPARKリラク&エステの公式ホームページのお知らせ一覧を見てください。

在宅で仕事をする人が気をつけること

サロンを利用する人の中には、在宅で業務委託の仕事を受けている人もいるはずです。また、自分で小さなサロンを開いて、予約や顧客の管理にクラウドのサービスを使っている個人事業主の人もいるでしょう。どちらの立場でも、取引先や顧客から預かった情報を守る側に立つことになります。

個人情報保護委員会の漏えい等の対応のページでは、事業者に委員会への報告が義務づけられる場合として、要配慮個人情報が含まれる漏えい等、不正に使われるとお金の被害が出るおそれがある漏えい等、不正の目的で行われたおそれがある漏えい等、本人の数が1,000人を超える漏えい等が挙げられています。外部からの不正アクセスでデータが盗まれた場合は、不正の目的で行われたおそれがある例として示されています。報告は発覚したら速やかに行い、不正の目的で行われたおそれがある場合は発覚日から60日以内とされています。

ここで、今回の件から学べるのは、備考欄のような自由に書ける欄の扱いです。PeakManagerには設計上カード情報を入力する項目がなかったのに、備考欄に任意でカード情報が書かれていたと会社は説明しています。同じことは、在宅の仕事で使う顧客の管理表や、チャットのメモ欄でも起こり得ます。健康状態のような要配慮個人情報も、メモ欄に何気なく書いた時点で、慎重に扱う義務のある情報を預かっていることになります。

仕事で使うアカウントとデータについて、次の点を見直しておくと安心です。

  • 顧客や取引先の情報を書く欄に、カード番号、口座番号、健康状態など、本来そこに書かなくてよい情報を書いていないか
  • 仕事のメール、クラウドストレージ、予約や顧客管理のサービスのパスワードが、個人で使う通販サイトなどと同じになっていないか
  • 仕事で使うアカウントに多要素認証を設定しているか
  • 預かったデータを、必要がなくなったあとも手元に残していないか
  • 漏えいに気づいたとき、取引先の誰に、どの手段で連絡するかを決めているか

業務委託で個人情報を扱う人が、自分の端末やアカウントから預かった情報を漏らしてしまった場合、まず対応を迫られるのは委託元の取引先です。どこまでが自分の責任になるかは、契約の内容や事情で変わるので、ここでは断定できません。ただ、気づいた時点ですぐ取引先に伝えることが、取引先が必要な手続きを進めるうえで欠かせない点は変わりません。

フリーランス・在宅ワークの仲介を2004年から続けてきた運営者として見てきた限りでは、長く取引が続く人ほど、納品物の質だけでなく、預かった情報の扱い方で信頼を得ています。不要な情報を書かない、使い終わったデータを手元に残さない、といった地味な手当てが、そのまま取引先からの評価につながっていきます。中間の手数料が乗らない直接の取引では、こうした信頼がそのまま次の依頼と手取りの厚さに結びつきます。

アカウントを守る力を仕事に生かす

情報の守り方は、自分の身を守る知識であると同時に、仕事として求められる力でもあります。企業や店舗の中には、社員向けのセキュリティの研修資料の作成、顧客向けの注意喚起の文面づくり、顧客管理の台帳の項目の見直しの手伝いなどを、外部の人に頼むところがあります。今回のような事案を、公式の発表から正確に読み取り、「何が含まれて何が含まれないか」「利用者は何をすればよいか」を整理する作業も、その一つです。

セキュリティの仕事を在宅で受けたい場合、いきなり専門的な診断の仕事を目指す必要はありません。まずは自分のアカウントの管理を整え、事案の発表を正確に読む習慣をつけるところから始められます。@SOHOのAI・マーケティング・セキュリティのお仕事では、在宅で受けられるセキュリティ関連の仕事の種類と探し方を紹介しています。

EPARKリラク&エステのPeakManagerの件は、2026年9月24日の第二報で外部への転送が確認され、2026年11月1日時点でそれ以降の続報は出ていない段階です。PeakManagerを使うサロンに通ったことがある人は、マイページのパスワードと使い回しの見直し、カード番号などを聞き出す連絡への注意、体調や施術に触れた連絡を本物と決めつけないことの3つを先に済ませ、続報はEPARKリラク&エステの公式ホームページで確かめてください。

よくある質問

Q. EPARKのサイトでクリニックや飲食店を予約したことがあれば、対象になりますか?

今回の発表で対象として示されているのは、EPARKリラク&エステが提供する予約管理・顧客管理のプラットフォーム「PeakManager」のデータベースに保管されていた情報です。PeakManager以外のEPARKのサービスの利用者が対象かどうかは、第一報にも第二報にも書かれていません。気になる場合は、PeakManager事業部の窓口(0120-206-460)に確かめてください。

Q. 約2,218万レコードは、約2,218万人ということですか?

人数ではありません。PeakManagerは店舗ごとに客の情報を入力する台帳で、同じ人が複数の店舗で登録されていることがあります。会社は電話番号やメールアドレスが一致するものを同じ人として重複を除きましたが、それらが未登録の場合は別のレコードとして残しており、正確な人数に置き換えることは困難だと第二報で説明しています。

Q. クレジットカードを止める必要はありますか?

第二報では、備考欄にカード情報に当たる可能性のある記載が5件あり、いずれも有効期限は経過していると訂正されています。それ以外の利用者について、カードを止めるよう求める記載はありません。サロンの受付でカード番号を伝えた覚えがある人は、念のため明細を見て、身に覚えのない請求があればすぐカード会社に連絡してください。

Q. サロンに伝えた体調のことも漏れたのですか?

第二報では、加盟店が施術の申し送りとして入力した備考欄の記載が漏えいした項目に含まれ、健康状態など要配慮個人情報も一部含むとされています。何が書かれていたかは店舗ごとに違い、すべてのレコードに含まれるわけではありません。体調に触れて信用させようとする電話やメールが来ても、お金や個人情報の話になったら応じないでください。

この記事について

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監修:@SOHO編集部

2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

公開:2026年11月1日
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