STORES予約とLINEを連携する手順と、連携でできること


この記事のポイント
- ✓STORES予約とLINEを連携する方法を
- ✓公式のLINEミニアプリ連携
- ✓リッチメニューへの予約ページの設定
STORES予約とLINEを連携すると、お客さまがLINEから予約でき、予約の完了やリマインドの通知もLINEに届くようになります。ただ、ひとくちに「LINE連携」といっても、STORES予約の公式のオプションを使う方法、LINE公式アカウントのメニューに予約ページのURLを設定する方法、外部の自動化ツールを使う方法があり、できることも費用も手間も違います。この記事では、STORES予約とLINEを連携する3つの方法を整理し、公式のLINEミニアプリ連携でできること、申請から利用開始までの手順、かかる費用、気をつけたい点を、STORES予約の公式のヘルプの記載にもとづいて説明します。LINEのメニューから予約を受けるもう1つの方法として、小さなお店向けの予約システムのRizaflowにも、費用を抑えたい店向けの節で触れます。
STORES予約とLINEを連携する方法は3つ
STORES予約とLINEをつなぐ方法は、大きく分けて次の3つです。どれを選ぶかで、お客さまの使い勝手、店の手間、毎月の費用が変わります。
| 方法 | できること | 費用の目安 | 手間 |
|---|---|---|---|
| LINEミニアプリ連携(公式のオプション) | LINE上で予約、予約完了・リマインドの通知、友だち追加、メッセージ配信 | STORES予約の有料プランに加えて月額4,400円(税込) | 申請と審査があり、利用開始まで1〜2週間前後 |
| リッチメニューに予約ページのURLを設定 | LINEのトーク画面から予約ページを開ける | 追加の費用なし | 設定は数分 |
| 外部の自動化ツール | 予約が入ったらLINEに通知するなど、決めた処理を自動で実行 | ツールの利用料 | ツールの設定が必要 |
1つ目のLINEミニアプリ連携は、STORES予約が公式に提供している機能です。LINEミニアプリとは、LINEのアプリの中で動く小さなアプリのことで、お客さまは別のアプリを入れたり、ブラウザで新しい会員登録をしたりせずに、LINEの中で予約を済ませられます。
2つ目のリッチメニューは、LINE公式アカウントのトーク画面の下に表示されるメニューのことです。ここに予約ページのURLを設定すると、お客さまはメニューをタップするだけで予約ページを開けます。予約そのものはブラウザで行うため、通知はLINEには届きませんが、追加の費用がかからず、すぐに始められます。
3つ目は、STORES予約とLINE公式アカウントを、外部の自動化ツールでつなぐ方法です。決めた条件で処理を自動で実行できる一方で、ツールの設定と管理が必要になります。
どの方法が合うかは、LINEからの予約がどれくらい見込めるか、予約の通知をLINEで届けたいか、毎月の費用をどこまでかけられるかで決まります。ここからは、それぞれの方法を詳しく見ていきます。
LINEミニアプリ連携でできること
STORES予約の公式のヘルプでは、LINEミニアプリ連携を、STORES予約とLINEを連携させることで、予約の通知をLINEで受け取ったり、LINE公式アカウントとの連携を強めたりできる機能だと説明しています。できることは、主に次の4つです。
予約内容のLINE通知
お客さまのLINEに、次のタイミングで自動の通知が届きます。
- 予約が完了したとき
- 承認制の予約を確定したとき
- 予約日の前日(リマインドの通知)
メールの通知は、迷惑メールのフォルダに入ったり、ほかのメールに埋もれたりして見落とされることがあります。ふだん使っているLINEに届けば、予約の日時を忘れにくくなり、当日のキャンセルを減らす効果が期待できると公式のヘルプでも案内されています。
LINEの中で予約と変更ができる
お客さまは、LINEの中から24時間いつでも予約でき、日程の変更やキャンセルもLINEから行えると、STORES予約の公式サイトで案内されています。STORESの公式のマガジンでも、LINE公式アカウントの使い方として、次のように紹介されています。
予約の窓口として STORES 予約 と連携し、LINEのメニューから24時間いつでも予約できる導線を作ります。電話が苦手なお客さまも取りこぼしません。 出典: stores.fun
LINE公式アカウントの友だちを集めやすくなる
LINEミニアプリから予約したお客さまに、店のLINE公式アカウントを友だちに追加してもらうことができます。初めて予約したお客さまが、そのまま友だちになることで、次回以降のお知らせを届けやすくなります。自動で友だちに追加してもらうには、LINE Developers(LINEの開発者向けの管理画面)で、ミニアプリと公式アカウントをつなぐ設定が必要です。
LINEメッセージの配信
LINEミニアプリから予約したお客さまや、月謝・回数券を購入したお客さまに、STORES予約の管理画面からLINEのメッセージを送ることができます。公式のヘルプによると、配信には次のような決まりがあります。
- STORES予約から送れるのは1か月あたり30,000件まで。ただし、店が契約しているLINE公式アカウントの配信の上限を超えては送れない
- 1回に送れるのは500件まで。それ以上は分けて送る
- テスト配信の機能はない
- メッセージの開封数や開封率は確かめられない
STORES予約から送ったメッセージも、LINE公式アカウントの配信数に数えられます。LINE公式アカウントの無料のプランで送れるのは1か月あたり200通なので、配信を多く使う店は、LINE公式アカウントの有料のプランも考える必要があります。
また、STORES予約の公式サイトでは、予約や来店のデータをもとに、初めて来たお客さまや来店の間隔があいたお客さまを自動で抜き出し、LINEで配信して再来店を促す使い方も紹介されています。
LINEミニアプリ連携にかかる費用
LINEミニアプリ連携の費用は、STORES予約のプランの料金、オプションの料金、LINE公式アカウントの料金の3つを合わせて考えます。
STORES予約のプラン
LINEミニアプリ連携は、STORES予約のスモールプラン以上で使えるオプションです。無料のフリープランでは使えません。STORES予約の公式の料金ページとヘルプによると、有料プランの月額は税込で次のとおりです。
| プラン | 年契約・一括払い | 年契約・分割払い | 複数月契約・一括払い | 月間予約件数 |
|---|---|---|---|---|
| スモール | 9,790円 | 10,890円 | 12,980円 | 200件 |
| チーム | 19,690円 | 20,790円 | 22,880円 | 300件 |
| ビジネス | 28,600円 | 29,700円 | 31,790円 | 2,000件 |
| エンタープライズ | 66,000円 | 77,000円 | 77,000円 | 5,000件 |
複数月契約は最短3か月からで、1か月だけの契約はできません。契約は自動で更新され、途中で解約する場合は、残りの期間のプランの利用料を解約時に支払う決まりになっています。
オプションの料金
LINEミニアプリ連携のオプションは、月額4,400円(税込)です。
LINE公式アカウントの料金
LINE公式アカウントの料金は、LINEヤフーの公式の料金ページによると、次の3つのプランです。
| プラン | 月額固定費 | 無料メッセージ |
|---|---|---|
| コミュニケーションプラン | 0円 | 200通 |
| ライトプラン | 5,000円(税別) | 5,000通 |
| スタンダードプラン | 15,000円(税別) | 30,000通 |
料金プランによって使える機能に差はなく、違うのは無料で送れるメッセージの数と、追加のメッセージを送れるかどうかだと案内されています。トークでのやり取りや自動応答のメッセージは、通数に数えられません。詳しくはLINE公式アカウントの料金プランで確かめられます。
合計の例
たとえば、1人で営むサロンがスモールプランを年契約の一括払いで使い、LINEミニアプリ連携を付け、LINE公式アカウントは無料のコミュニケーションプランのままにすると、1か月あたりの費用は9,790円と4,400円で14,190円です。予約の通知やメッセージの配信が月200通を超えるなら、LINE公式アカウントをライトプランにする必要があり、さらに5,000円(税別)がかかります。
LINEミニアプリ連携の申請から利用開始までの手順
LINEミニアプリ連携は、申し込めばすぐに使えるわけではありません。STORES予約への申請と、LINE社による審査を経て使えるようになります。公式のヘルプに沿って、流れを順に説明します。
準備1. LINE公式アカウントを用意する
まず、店のLINE公式アカウントが必要です。まだ持っていない場合は、新しく作ることもできると案内されています。
準備2. STORES予約を有料プランにする
LINEミニアプリ連携はスモールプラン以上のオプションなので、フリープランの場合は有料プランへの切り替えが必要です。
手順1. 管理画面から申請する
STORES予約の管理画面から申請します。管理画面の表示には2つの形があり、どちらかによって操作の入口が違います。
ホーム画面の中央にサービス名が表示されている場合は、パソコンなら[予約]、[サイト設定]、[LINEミニアプリ連携]の順に開き、[申請する]を押します。画面の左側にメニューが表示されている場合は、[その他]、[外部サービス連携]の順に開き、「LINEミニアプリ」の横にある[設定]から[申請する]を押します。
申請の画面では、次の情報を入力します。
- 事業者情報(事業形態として「法人」か「個人事業主」を選び、情報を入力)
- LINEミニアプリの登録情報
- LINE公式アカウント
- 支払い方法(クレジットカードか請求書払い)
公式のヘルプでは、申請の後はキャンセルできないこと、申請から利用開始までに1〜2週間前後かかり、審査の状況によってはそれ以上かかる場合があることが注意事項として書かれています。予約の多い時期に合わせて使い始めたい場合は、余裕を持って申請しておきます。
手順2. LINE Developersで権限を付与する
申請の後、審査を進めるために、LINE Developersで2種類の操作権限を付与する必要があります。1つはプロバイダー(LINEの開発者向けの管理単位)の操作権限、もう1つはLINEミニアプリのチャネルの操作権限です。付与する相手は、STORES予約と提携している代理店の担当者で、公式のヘルプに招待先のメールアドレスと、権限を[Admin]にする手順が書かれています。LINEミニアプリの審査そのものは、LINE社が行います。
手順3. 友だち追加の設定をする
予約したお客さまに自動で友だちに追加してもらうには、ミニアプリとLINE公式アカウントをつなぐ設定が必要です。STORES予約側に権限を付与して代わりに設定してもらう方法と、店が自分で設定する方法の2つがあります。自分で設定する場合は、ミニアプリの設定画面の「チャネル基本設定」で、つなぐLINE公式アカウントを選び、審査を申請します。公式アカウントが選べないときは、Messaging API(LINE公式アカウントを外部のサービスとつなぐ仕組み)が有効になっていない可能性があると案内されています。
手順4. メッセージ配信の連携をする
LINEメッセージの配信を使うには、審査を通過した後に、STORES予約の管理画面の[予約]、[メッセージ配信]、[メッセージを管理]から[LINE公式アカウントと連携する]を開き、LINE公式アカウントのチャネルIDとチャネルシークレットを入力します。チャネルIDとチャネルシークレットは、LINE Developersの[Messaging API]の画面で確かめられます。「連携しました」と表示されれば設定は完了です。
手順の数は多いものの、多くはLINE Developersの画面での操作です。LINE Developersに慣れていない場合は、公式のヘルプにある動画の手順を見ながら進めると迷いにくくなります。
費用をかけずに始めるなら、リッチメニューに予約ページを設定する
LINEミニアプリ連携の費用や審査の手間が見合わない場合は、LINE公式アカウントのリッチメニューに、STORES予約の予約ページのURLを設定する方法があります。STORES予約のプランにかかわらず、追加の費用なしで使えます。公式のヘルプに沿うと、手順は次のとおりです。
STORES予約で予約ページのURLをコピーする
ホーム画面の中央にサービス名が表示されている管理画面なら、[予約]、[予約ページ]の順に開き、URLを取得したい予約ページを選んで、画面左上の[公開ページを確認]を押します。表示された予約ページのURLをコピーします。左側にメニューが表示されている管理画面なら、[商品]から[メニュー]または[イベント]を開き、同じように[公開ページを確認]からURLをコピーします。
LINE公式アカウントのリッチメニューに設定する
LINE公式アカウントの管理画面にログインし、[ホーム]を開きます。画面左下の「トークルーム管理」の中の[リッチメニュー]を開き、新しく作る場合は画面右上の[作成]、作ってあるものを編集する場合は[作成済みのリッチメニュー]を選びます。コンテンツの設定で、ボタンを押したときに開くリンクとして、コピーした予約ページのURLを入力し、[保存]を押します。
この方法では、お客さまはLINEのトーク画面からワンタップで予約ページを開けます。ただし、予約はブラウザの予約ページで行われるため、予約完了やリマインドの通知はLINEではなく、STORES予約のメールなどで届きます。LINEからの予約の入口を作ることが目的なら、この方法で十分なことも多くあります。
外部の自動化ツールでつなぐ方法
STORES予約とLINE公式アカウントを、外部の自動化ツールでつなぐ方法もあります。たとえば、STORES予約に予約が入ったら、店のスタッフのLINEに通知を送る、といった処理を、プログラムを書かずに組み立てられるツールがあります。自動化ツールの解説では、手作業による連携の限界について、次のように書かれています。
このように、STORES予約とLINE公式アカウントの間の手作業による情報連携に限界を感じていませんか? 出典: lp.yoom.fun
外部のツールを使う方法は、公式のLINEミニアプリ連携では用意されていない処理を自分で組み立てられる点が利点です。一方で、予約者の名前や連絡先といった個人情報が、STORES予約とLINEのほかに、もう1つの会社のサービスを通ることになります。ツールの利用規約とプライバシーポリシーを確かめ、お客さまの情報を扱ってよいかを店として判断してから使います。ツールの設定が変わったり、どちらかのサービスの仕様が変わったりすると、自動の処理が止まることもあるため、定期的に動いているかを確かめる手間もかかります。
予約サイトのURL変更に気をつける
STORES予約では、予約サイトのURL(ドメイン)の変更が進められています。公式のヘルプによると、これまでの「coubic.com/店舗のID」の形から、「事業者のドメインID.stores.jp/reserve/店舗のID」の形に変わります。2025年11月18日より前から使っている事業者は、2026年2月中旬以降に順次切り替えが進められ、事業者ごとの移行日は1か月前までに連絡されると案内されています。
LINEとの連携で気をつけたいのは、次の2つです。
- LINEミニアプリのURL(miniapp.line.me や liff.line.me で始まるもの)は変わらず、そのまま使える。ただし、ミニアプリの設定にある接続先のURLを新しいURLに変えることが推奨されている
- 古いURLにアクセスした場合は、新しいURLに自動で転送される
リッチメニューに古い予約ページのURLを設定している場合も、転送されるので予約ページは開けます。ただ、URLの切り替えの後は、予約のお客さまに再ログインが必要になると案内されています。リッチメニューのURLを新しいものに差し替え、お客さまへの案内もあわせて行っておくと、予約のときの戸惑いを減らせます。予約者に届くメールの差出人も変わると案内されているため、お客さまに迷惑メールの設定を見直してもらうよう伝えておくと安心です。
連携を始める前に決めておきたいこと
LINEとの連携は、始めるのは簡単でも、運用を誤るとお客さまの信頼を損ねることがあります。始める前に、次の点を決めておきます。
メッセージを送る頻度と中身
LINEは、お客さまが家族や友人とのやり取りに使っている場所です。店からのメッセージが多すぎると、ブロックされる原因になります。予約の通知とリマインドは自動で届くので、それ以外の配信は、月に1〜2回の新しいメニューやキャンペーンの案内など、お客さまにとって役立つものに絞ります。
友だち追加を求める場面
予約のときに友だち追加を求めることで、友だちの数は伸びやすくなります。ただ、追加をしてもらう以上は、その後にどんな連絡が届くのかを、予約ページやあいさつのメッセージで伝えておきます。お客さまが望まない配信が続くと、店の印象が悪くなります。
誰が管理画面を扱うか
LINE公式アカウントの管理画面、LINE Developers、STORES予約の管理画面の3つを扱うことになります。スタッフが複数いる店では、誰がどの画面の権限を持つのかを決め、退職したスタッフの権限は速やかに外します。
お客さまへの案内の仕方
LINEから予約できるようになっても、お客さまに知られていなければ使われません。店頭のレジ横やカウンターに、LINE公式アカウントの友だち追加のQRコードと「LINEから予約できます」という案内を掲示します。会計のときに一言添える、予約の確認メールの末尾に案内を入れる、ホームページやInstagramのプロフィールにLINEのリンクを載せる、といった方法も効果的です。年配のお客さまには、その場で友だち追加と予約の仕方を一緒に操作して見せると、次回から自分で予約してもらいやすくなります。電話での予約を好むお客さまもいるため、電話の受付をすぐにやめるのではなく、両方の入口を残しておくと安心です。
お客さまの情報の扱い
LINEで予約したお客さまの名前や予約の履歴は、店の顧客の情報として扱われます。何に使うのかを予約ページやプライバシーポリシーで示し、決めた目的の範囲で使います。
業種ごとのLINE連携の使い方
同じLINE連携でも、業種によって役立つ場面が違います。自分の店に近い使い方を思い浮かべると、どの方法を選ぶべきかが見えてきます。
美容室やネイル、まつげのサロン
サロンのお客さまは、施術の間隔が1か月から2か月と決まっていることが多く、次の予約のタイミングで声をかけられるかどうかが、再来店を左右します。LINEミニアプリ連携なら、前日のリマインドで当日のキャンセルを減らせるうえ、来店の間隔があいたお客さまにLINEで案内を送れます。予約の多くがリピートのお客さまなら、LINEの中で予約が完結する仕組みは、お客さまの手間を大きく減らします。
ヨガやピラティス、料理などの教室
教室では、月謝や回数券を使って予約するお客さまが多くいます。STORES予約では、LINEミニアプリから月謝や回数券を購入したお客さまにも、LINEで購入完了の通知を送れると案内されています。レッスンの空き状況のお知らせや、休講の連絡をLINEで届けられると、教室の運営が楽になります。
整体や鍼灸、個人のカウンセリング
1人で施術や相談をしている店では、施術中に電話に出られないことが悩みになりがちです。リッチメニューに予約ページを設定するだけでも、電話の代わりにLINEから予約の入口を作れます。予約の件数が少ないうちはこの方法で始め、LINEからの予約が多くなってきたらLINEミニアプリ連携を考える、という順番が無理のない進め方です。
体験やイベントの予約
単発の体験教室やイベントでは、一度きりのお客さまが多くなります。この場合、友だち追加をしてもらうことで、次の開催のお知らせを届けられるようになるのが大きな利点です。一方で、毎回の予約が少ないなら、月額の費用に見合うかを慎重に考えます。
LINE連携の効果を確かめる方法
LINEとの連携を始めたら、効果が出ているかを定期的に確かめます。効果が分からないまま費用を払い続けるのは、小さな店にとって負担になります。
- LINEからの予約がどれくらいあるか。予約全体のうち、LINEミニアプリやリッチメニュー経由の予約が占める割合を見る
- 当日のキャンセルや無断キャンセルの件数が減ったか。連携の前と後の3か月で比べる
- LINE公式アカウントの友だちの数が伸びているか。あわせて、ブロックの数が多くなっていないかも見る
- 配信したメッセージの後に、予約が入っているか
STORES予約から送ったLINEメッセージは、開封率を確かめられないと公式のヘルプに書かれています。そのため、配信の効果は、配信した日から数日の予約の数で判断するのが現実的です。3か月ほど続けて、費用に見合う効果がないと感じたら、リッチメニューだけの運用に戻すことも考えます。
費用を抑えたい店の選択肢
LINEミニアプリ連携は便利な一方で、STORES予約の有料プランとオプションを合わせると、1か月あたり1万円台半ばの費用がかかります。1人で営む小さな店で、予約の件数がまだ多くない場合は、リッチメニューに予約ページのURLを設定する方法と、予約の通知をメールで自動で送る予約システムを組み合わせる、という選び方もあります。その候補の1つが、小さなお店向けの予約システムのRizaflow(リザフロー)です。
公式サイトによると、無料のフリープランから、予約カレンダー、予約フォーム、予約完了とリマインダーと御礼の自動メール、お客さまが自分で変更や取り消しをできるキャンセル用のURL、会員のマイページ、顧客管理が使えます。フリープランは予約が1か月あたり50件まで、スタッフ1名までで、期限なく無料のまま使えると案内されています。有料プランは税込で、ライトが月額3,300円(1か月あたり300件まで)、スタンダードが月額7,700円(1,000件まで、スタッフ10名まで、スタッフの指名、シフト管理)、プロが月額19,800円です。年契約にすると月あたりの金額が下がり、初期費用と解約金はありません。
予約ページのURLは、LINE公式アカウントのリッチメニューに設定できるので、お客さまはLINEのトーク画面から予約ページを開けます。ただし、RizaflowにはLINEミニアプリのようにLINEの中で予約を完結させる機能や、LINEに予約の通知を送る機能は公式の機能一覧に書かれていません。通知はメールで届く形になるため、LINEでの通知を重視する店は、STORES予約のLINEミニアプリ連携のような仕組みを選ぶほうが合っています。予約の入口をLINEに作りつつ、通知はメールで足りる店なら、費用を抑えて始められます。詳しい料金とプランの違いは、Rizaflowの紹介ページで確かめられます。
Rizaflowは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。
独自データの考察。LINEの運用を支える仕事と、外部に頼む選び方
LINEと予約システムの連携は、設定して終わりではありません。リッチメニューの画像を作る、配信するメッセージの文章を考える、LINE Developersの設定を整える、配信の効果を見て中身を見直す、といった作業が続きます。小さな店では、こうした作業を店主が1人で抱え込みがちです。
リッチメニューの画像や、店のLINE公式アカウントのアイコンは、見た目の印象を大きく左右します。こうした画像の制作は、キャラクター・アイコン・LINEスタンプのお仕事で取り上げているように、在宅で受けられる仕事として広がっています。画像の制作を頼むときの費用の目安は、デザイナーの年収・単価相場で確かめられます。
配信の中身や、LINEを使った集客の組み立てを相談したい場合は、マーケティングの専門家に頼む方法もあります。AI・マーケティング・セキュリティのお仕事では、LINEやSNSを使った集客の支援をする仕事の種類を紹介しています。サロンの予約・顧客管理・決済を一体で見直したい場合は、美容・サロン業界のDX2026|予約管理 × 顧客管理 × 決済のSaaS一括導入が、全体の組み立てを考える手がかりになります。
在宅ワークとフリーランスの市場を長く運営してきた立場から見ると、LINEの運用を外部に頼んでうまくいっている店は、作業を丸ごと任せるのではなく、店の考え方を伝えたうえで、画像や文章といった専門の部分を頼んでいます。仲介の手数料が乗らない直接の取引なら、同じ予算でも店はもう一歩踏み込んだ作業まで頼めて、受ける側の手取りも厚くなります。LINEとの連携は、店とお客さまをつなぐだけでなく、店と、その運用を支える人をつなぐきっかけにもなります。
よくある質問
Q. STORES予約のフリープランでLINE連携はできますか?
公式のLINEミニアプリ連携は、スモールプラン以上で使えるオプションのため、フリープランでは使えません。フリープランでも、LINE公式アカウントのリッチメニューに予約ページのURLを設定すれば、LINEのトーク画面から予約ページを開けるようにできます。この場合、予約の通知はLINEではなくメールなどで届きます。
Q. LINEミニアプリ連携の費用はいくらかかりますか?
オプションの料金は月額4,400円(税込)です。これに加えて、STORES予約の有料プランの料金がかかります。スモールプランなら年契約・一括払いで月額9,790円(税込)なので、合計で月額14,190円です。LINEのメッセージ配信が月200通を超える場合は、LINE公式アカウントの有料プランの料金も別にかかります。
Q. LINEミニアプリ連携は申し込んですぐに使えますか?
すぐには使えません。STORES予約への申請の後、LINE Developersでの権限の付与と、LINE社による審査があり、申請から利用開始までに1〜2週間前後かかると案内されています。審査の状況によってはそれ以上かかることもあり、申請後のキャンセルはできないため、使い始めたい時期から逆算して余裕を持って申請します。
Q. STORES予約から送るLINEメッセージに上限はありますか?
STORES予約から送れるのは1か月あたり30,000件までで、1回に送れるのは500件までです。ただし、店が契約しているLINE公式アカウントのプランの上限を超えては送れません。無料のコミュニケーションプランなら月200通、ライトプランなら月5,000通が上限です。テスト配信の機能はなく、開封率も確かめられません。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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