STORES予約の使い方と、導入前に確かめておきたい設定


この記事のポイント
- ✓STORES予約の使い方を
- ✓アカウントの作成から予約ページの公開まで手順に沿って解説
- ✓予約ページの4つのタイプ
STORES予約の使い方を調べている人の多くは、「無料で始められると聞いたが、実際にどこまで使えるのか」「設定が多くて、何から決めればよいのか分からない」という段階にいるはずです。予約システムは、最初の設定を間違えると、お客さまからの予約が入ってから慌てて直すことになりがちです。
この記事では、STORES予約のアカウントを作ってから予約ページを公開するまでの流れを、手順に沿って解説します。あわせて、料金プランの選び方、予約ページの4つのタイプの違い、キャンセルの期限や事前決済の手数料など、導入前に確かめておきたい設定を整理します。料金や機能は2026年10月5日時点の公式サイトの記載をもとにしています。
STORES予約とはどんなサービスか
STORES予約は、STORES株式会社が提供するWebの予約システムです。同社はネットショップ、キャッシュレス決済、POSレジなど、店舗の運営に関わるサービスをまとめて提供していて、予約システムはその1つにあたります。公式サイトでは、累計25万社以上に選ばれている予約システムと紹介されています。
できることの全体像
公式サイトでは、サービスの特徴が次のように説明されています。
24時間365日、自動で予約を受け付けられるので、予約電話の取りこぼし削減や、時間調整・管理のミスも防止できます。 出典: stores.fun
主な機能を、用途ごとに整理すると次のようになります。
| 用途 | 主な機能 |
|---|---|
| 予約を受ける | 予約ページの作成、スタッフの指名、キャンセル待ち、承認制の受付 |
| お金を受け取る | クレジットカードの事前決済、回数券や月謝の販売 |
| お客さまを管理する | 顧客管理、予約や顧客の情報のCSVダウンロード |
| 再来店を促す | 前日のリマインドメール、条件に合うお客さまへの自動の配信 |
| ほかの道具とつなぐ | Googleカレンダーとの双方向の連携、Zoom、LINEミニアプリ、POSレジ |
美容室やサロン、フィットネス、教室、クリニック、体験型のイベントなど、時間を区切って予約を受ける業種で幅広く使われています。
向いている店の特徴
STORES予約が特に力を発揮するのは、予約と決済、店頭のレジをまとめて管理したい店です。同じSTORESのPOSレジや決済端末と組み合わせると、予約の情報がレジに自動で連携され、お客さまの予約履歴と購入履歴を1か所で確かめられます。すでにSTORESのネットショップやレジを使っている店なら、管理画面の使い勝手がそろうのも利点です。
STORES予約の料金プランと選び方
使い方の前に、料金プランを確かめておきます。プランごとに、1か月に受けられる予約の件数、公開できる予約ページの数、登録できるスタッフの数が決まっています。
プランごとの料金と上限
公式の料金ページに掲載されている内容は次のとおりです。料金はすべて税込で、初期費用はかかりません。
| プラン | 年間契約(1か月あたり) | 複数月契約(1か月あたり) | 月間予約件数 | 予約ページ公開数 | 登録スタッフ数 |
|---|---|---|---|---|---|
| フリー | 0円 | 0円 | 50件 | 2 | なし |
| スモール | 9,790円 | 12,980円 | 200件 | 10 | なし |
| チーム | 19,690円 | 22,880円 | 300件 | 10 | 3 |
| ビジネス | 28,600円 | 31,790円 | 2,000件 | 50 | 20 |
| エンタープライズ | 66,000円 | 77,000円 | 5,000件 | 100 | 無制限 |
有料プランは、年間契約と、最短3か月からの複数月契約のどちらかを選ぶ形で、1か月だけの契約はできません。表の金額は、契約した期間の料金を一括で支払った場合の1か月あたりの金額です。月間予約件数を超える場合は、50件ごとに1,078円(税込)の手数料で受け付けられる件数を追加できると案内されています。
プランを選ぶ目安
公式のよくある質問では、スタッフごとの予約管理が必要ならチーム以上、複数の予約ページや高度な集客の機能を使いたいならビジネス以上、複数店舗や高度なセキュリティが必要ならエンタープライズが目安と説明されています。
1人で営業していて、予約が1か月50件以内に収まるなら、まずフリープランで始め、件数が増えてきたらスモールに移るのが無理のない順番です。スタッフを指名して予約を受けたい店は、最初からチーム以上を検討することになります。
有料の機能追加オプション
プランとは別に、有料のオプションがあります。たとえば、LINEからの予約受付と予約完了やリマインドの案内ができるLINEミニアプリ連携は月額4,400円(税込、スモール以上)、予約サイトやSNSの予約をまとめて管理できるかんざし連携は月額5,500円(税込、チーム以上)です。必要なオプションを加えると、プランの料金に上乗せになるので、見積もりの段階で合計を出しておきます。
STORES予約の始め方:アカウント作成から公開までの手順
ここからは、実際の使い方を手順に沿って見ていきます。おおまかな流れは次の6つです。
- アカウントを作る
- 予約ページのタイプを選ぶ
- メニューやレッスンを登録する
- 営業時間と受付の条件を決める
- 予約者に入力してもらう項目と通知メールを整える
- テストの予約をしてから公開する
手順1:アカウントを作る
公式サイトの「無料ではじめる」から、メールアドレスなどを登録してアカウントを作ります。初期費用はかからず、まずはフリープランで始められます。有料プランは、クレジットカードで支払う場合は登録後すぐに使い始められると案内されています。請求書で支払う場合は、申し込みから最短1営業日から3営業日で使えるようになります。
手順2:予約ページのタイプを選ぶ
予約ページを作るときに、まずタイプを選びます。タイプによって、お客さまが予約するときの画面と、店側の設定項目が変わります。後から変えるのは手間がかかるので、次の節の説明を読んで、自分の業種に合うものを選びます。
手順3:メニューやレッスンを登録する
サロンのように施術を選んでもらう店なら、メニュー名、所要時間、料金を登録します。教室やイベントなら、開催する日時と定員を登録します。メニューの説明文には、所要時間に含まれるもの(カウンセリングや着替えの時間など)を書いておくと、当日の行き違いを防げます。
手順4:営業時間と受付の条件を決める
営業日と営業時間、休憩時間を設定し、予約を受け付ける期間とキャンセルや変更の期限を決めます。この部分は、導入前に決めておきたい設定として、後の節で詳しく説明します。
手順5:入力項目と通知メールを整える
予約のときにお客さまに入力してもらう項目(名前、電話番号、要望など)と、予約完了や前日のリマインドで送るメールの文面を整えます。
手順6:テストの予約をしてから公開する
公開する前に、自分で予約を1件入れてみます。お客さまの画面で迷う箇所がないか、届いたメールの文面がおかしくないか、管理画面に正しく予約が入るかを確かめます。確認が終わったら、予約ページのURLを店のWebサイトやSNSに載せて公開します。公式サイトによると、ホームページやブログに予約ボタンや予約カレンダーを埋め込むこともできます。
予約ページの4つのタイプと選び方
STORES予約の予約ページには、料金ページの機能一覧に載っているとおり、レッスン・イベントタイプ、メニュータイプ、メニュータイプ(複数スタッフ登録)、スクールタイプの4つがあります。
| タイプ | 向いている業種 | 予約の形 |
|---|---|---|
| レッスン・イベントタイプ | ヨガやフィットネスのクラス、体験会、セミナー | 店が決めた日時の枠に、定員まで予約を受ける |
| メニュータイプ | 1人で営業するサロン、整体、個別相談 | お客さまがメニューを選び、空いている時間を予約する |
| メニュータイプ(複数スタッフ登録) | スタッフが複数いるサロンや美容室 | メニューと担当スタッフを選んで予約する |
| スクールタイプ | 月謝制の教室、習い事 | 決まった日時のコースに継続して通う形 |
タイプを選ぶときの考え方
選ぶときは、「時間を決めるのは店か、お客さまか」を考えると分かりやすくなります。店が開催日時を決めて人を集めるならレッスン・イベントタイプ、お客さまが好きな時間を選ぶならメニュータイプです。
メニュータイプでは、所要時間を自由に入力でき、受付の時間の間隔や休憩時間、オプションのメニューも設定できます。たとえばネイルサロンで「ジェルネイル90分」に「オフ30分」をオプションで加えられるようにすると、お客さまが選んだ内容に合わせて予約の枠の長さが変わります。
スタッフを指名して予約を受けたい場合は、複数スタッフ登録のタイプを使います。登録できるスタッフの数はプランで決まっているので、スタッフの人数とプランの上限を見比べてから選びます。
導入前に確かめておきたい設定
予約ページを公開してから設定を変えると、すでに入っている予約との食い違いが起きやすくなります。次の設定は、公開前に決めておきます。
予約の受付期限とキャンセル・変更の期限
「何日前まで予約を受けるか」「何時間前までならお客さま自身でキャンセルや変更ができるか」を決めます。期限が短すぎると直前のキャンセルで枠が空いたままになり、長すぎるとお客さまが予約しにくくなります。仕込みや準備が必要な業種なら前日まで、当日の空き枠を埋めたい業種なら数時間前まで、のように、自分の店の準備にかかる時間から逆算して決めます。
承認制にするかどうか
承認制にすると、お客さまが予約を申し込んだ時点では確定せず、店が内容を確かめて承認したときに確定します。初めてのお客さまに事前に確認したいことがある店や、1日に受けられる件数が少ない店に向いています。一方で、承認するまでお客さまを待たせるので、返事が遅れると他の店に流れてしまうおそれがあります。承認制にするなら、確認の連絡を何時間以内に返すかを決めておきます。
予約者に入力してもらう項目とアンケート
予約のときに聞く項目は、多すぎると途中でやめられてしまいます。名前と連絡先のほかは、当日の準備に本当に必要なもの(アレルギーの有無、初めての来店かどうかなど)に絞るのがコツです。料金ページの機能一覧によると、予約時のアンケートの項目数はプランで違い、チーム以上では最大50項目まで設定できます。
通知メールとリマインド
予約完了、変更、キャンセル、前日のリマインドなどのメールは、文面を店に合わせて変えられます。リマインドには、店の場所、駐車場の有無、遅れるときの連絡先を入れておくと、当日の問い合わせが減ります。
Googleカレンダーとの連携
公式サイトでは、Googleカレンダーとの双方向の連携ができると案内されています。個人の予定をGoogleカレンダーで管理している人は、連携しておくと、私用の予定が入った時間に予約が入る二重の予約を防ぎやすくなります。
事前決済の使い方と手数料
STORES予約では、予約のときにクレジットカードで代金を受け取る事前決済が使えます。事前に支払ってもらうと、当日の会計が不要になり、無断キャンセルを防ぐことにもつながります。
手数料の目安
料金ページによると、事前のクレジットカード決済の手数料は、フリープランの場合5.2%から、STORESのスタンダードプランに加入している場合は3.3%からです(いずれも中小特別料率が適用される場合)。スタンダードプランは、STORESの予約システム、POSレジ、決済端末をセットで使うプランで、公式サイトでは月額3,300円と案内されています。
なお、STORESは2026年8月3日の決済分から、STORES予約を含む決済手数料率を変更しています。手数料は改定されることがあるので、契約の前に公式サイトで最新の料率を確かめてください。
事前決済を入れるかどうかの判断
事前決済は便利ですが、すべての店に必要なわけではありません。
| 事前決済が向いている店 | 事前決済がなくても困りにくい店 |
|---|---|
| 無断キャンセルが多く、枠が空くと損失が大きい | 常連のお客さまが中心で、キャンセルが少ない |
| 体験会やイベントなど、定員のある枠を売る | 当日の内容で料金が変わることが多い |
| 回数券や月謝を前払いで販売したい | 現金や振込、QRコードの決済で会計が済んでいる |
事前決済を使う場合は、キャンセルしたときの返金の扱いを決め、予約ページに書いておく必要があります。返金の条件が書かれていないと、キャンセルのたびにお客さまとのやり取りが発生します。
運用を始めてから気を付けたいこと
予約ページを公開したあとも、いくつか気を付けたい点があります。
月間予約件数の上限を見ておく
各プランには月間予約件数の上限があり、超える場合は50件ごとに追加の手数料がかかります。繁忙期の前には、前の年の同じ時期の件数を見て、上限を超えそうならプランの変更を検討します。フリープランの上限は1か月50件なので、1日2件ほどの予約が続くと上限に近づきます。
契約期間と解約の条件
有料プランは年間契約か、最短3か月からの複数月契約です。年間契約は1か月あたりの料金が安くなるかわりに、途中でやめたくなっても期間が残ります。公式のよくある質問でも、利用期間を短く区切って試したい場合は複数月契約が選択肢になると説明されています。解約の手続きは管理画面から行い、契約期間や解約の条件はヘルプセンターで確かめるよう案内されています。
お客さまの情報の扱い
予約で集めたお客さまの名前や連絡先は、個人情報です。管理画面にログインできる人を必要な人だけにし、CSVでダウンロードしたファイルは、使い終わったら削除します。スタッフが辞めるときは、ログインの権限を外すことを忘れないようにします。
メルマガやダイレクトメールを送る機能を使う場合は、お客さまが受け取りに同意しているかにも注意が必要です。予約の連絡のために預かったメールアドレスに、同意なく宣伝のメールを送ると、お客さまの信頼を損ねるだけでなく、法律の決まりに触れるおそれもあります。宣伝のメールを送るなら、予約のときに受け取るかどうかを選んでもらう項目を設け、配信を止める方法も案内しておくと安心です。
公開したあとの日々の使い方
予約ページを公開したら、毎日の営業の中で管理画面を使うことになります。慣れるまでは、次の流れで1日を回すと迷いません。
朝:その日の予約を確かめる
営業を始める前に、管理画面でその日の予約の一覧を開きます。名前、メニュー、時間、予約のときに入力してもらった要望を確かめ、準備が必要なものを書き出します。料金ページの機能一覧によると、管理者向けのアプリもあるので、移動中にスマートフォンで確かめることもできます。スタッフがいる店では、担当ごとの予約を朝のうちに共有しておくと、当日の取り違えが減ります。
営業中:電話や店頭で受けた予約も同じ台帳に
予約システムを入れても、電話や店頭で直接予約を受けることはなくなりません。そのときは、受けたその場で予約システムの管理画面にも登録します。紙の手帳と予約システムの2か所で管理すると、片方に書き忘れた時間にネットから予約が入り、二重の予約が起きます。「予約の台帳は1つだけ」と決め、スタッフ全員に徹底するのがいちばんの対策です。
営業後:変更とキャンセルを確かめる
1日の終わりに、翌日以降の予約の変更やキャンセルが入っていないかを確かめます。キャンセルで空いた枠にキャンセル待ちのお客さまがいれば、連絡します。料金ページの機能一覧にはキャンセル待ちの設定も載っているので、人気の枠が埋まりやすい店は使っておくと、空いた枠を無駄にしにくくなります。
来店後:お客さまの情報を残す
来店したお客さまについて、施術の内容や好み、次回の提案などを顧客の情報に残しておくと、次の予約のときに役立ちます。公式サイトでは、条件に当てはまるお客さまを自動で抽出し、一定期間来店していないお客さまに自動でメッセージを送る機能も紹介されています。顧客の情報が整っているほど、こうした機能が活きてきます。
お客さまに予約ページを知ってもらう方法
予約ページを作っても、お客さまが見つけられなければ予約は入りません。公開したら、お客さまの目に入る場所にできるだけ多く、予約ページへの入口を作ります。
店のWebサイトとSNS
公式サイトによると、ホームページやブログに予約ボタンや予約カレンダーを埋め込めます。店のWebサイトがあるなら、トップページの目立つ場所に予約ボタンを設けます。InstagramなどのSNSでは、プロフィールのリンク欄に予約ページのURLを登録し、投稿の文章にも「ご予約はプロフィールのリンクから」と書き添えます。
Googleの検索結果から
料金ページの機能一覧には「Googleで予約」の項目があります。Googleの検索や地図で店を調べたお客さまが、そこから予約に進めるようにする仕組みです。地域のお客さまが中心の店では、検索や地図から店を探す人が多いので、使えるかどうかを管理画面で確かめておく価値があります。
店頭と紙の案内
来店したお客さまに次回の予約をしてもらうには、レジの横や会計のときに渡すカードに、予約ページのQRコードを印刷しておくと便利です。「次回からはここから予約できます」と一言添えるだけで、電話での予約がネットの予約に置き換わっていきます。電話を受ける時間が減れば、施術や接客に集中できる時間が伸びます。
LINEで予約を受けたい場合
お客さまとの連絡にLINE公式アカウントを使っている店は、有料のLINEミニアプリ連携のオプションで、LINEから予約を受け、予約完了やリマインドの案内を送れます。オプションの料金がかかるので、LINEから予約したいお客さまがどのくらいいるかを見てから検討します。
電話の予約からネットの予約に切り替えると何が変わるか
STORES予約に限らず、予約システムを入れるかどうかを決めるときは、いまの予約の受け方にどれだけ時間を使っているかを数えてみると判断しやすくなります。
電話の予約にかかる時間を数える
電話の予約は、1件あたりの通話が短くても、施術や接客の手を止めて出る、空いている時間を探して伝える、名前と連絡先を書き取る、という一連の作業が発生します。仮に1件に3分かかり、1日に10件の電話があれば、1日で30分、1か月に25日営業すれば750分、およそ12時間半を電話の予約に使っている計算になります。営業時間外にかかってきた電話を取り逃がしている分まで含めると、実際の損失はもっと大きくなります。
ネットの予約で変わること
ネットの予約に切り替えると、お客さまは24時間いつでも空いている時間を見て予約できます。店側は、電話に出るために手を止める回数が減り、予約の内容を書き取る手間もなくなります。前日のリマインドメールを自動で送れば、うっかりの無断キャンセルも減らせます。
それでも残る作業
一方で、ネットの予約に切り替えても、すべての作業がなくなるわけではありません。予約の内容に分からない点があれば、お客さまに確かめる連絡が必要です。予約システムの操作に慣れていないお客さまからは、引き続き電話がかかってきます。最初の数か月は、電話とネットの両方で予約を受けながら、少しずつネットの予約の割合を伸ばしていく、と考えておくと、切り替えの負担が少なくなります。
STORESのほかのサービスと組み合わせる
STORES予約は、同じ会社のほかのサービスと組み合わせると、できることが広がります。
公式サイトによると、STORESのPOSレジと連携すると、予約の情報がレジに自動で連携され、お客さまの予約履歴と物品の購入履歴が1か所にまとまります。売上を一元管理できるので、営業後のレジ締めも簡単になります。店頭で商品を販売しているサロンや、物販のあるジムでは、予約とレジを別々のサービスで管理するより、行き来の手間が減ります。
また、ネットショップと組み合わせれば、来店したお客さまにホームケアの商品をネットで買ってもらう、といった使い方もできます。公式サイトの導入事例でも、予約システムとネットショップの連携で物販を強化した美容室が紹介されています。
組み合わせを考えるときは、それぞれのサービスの料金と、セットで使うプランの料金を見比べます。予約だけを使うならSTORES予約の料金プランだけで足りますが、レジや決済端末も入れるなら、セットのプランのほうが合計で安くなる場合があります。
導入前のチェックリスト
最後に、STORES予約を使い始める前に確かめておきたい項目をチェックリストにしておきます。公開の前に1つずつ確かめると、運用を始めてからの手直しを減らせます。
- 1か月に受ける予約の件数と、プランの上限が合っているか
- スタッフを指名する予約が必要か、必要ならプランの登録スタッフ数は足りているか
- 予約ページのタイプは、店が日時を決める形か、お客さまが時間を選ぶ形か
- 予約の受付期限と、キャンセルや変更の期限を決めたか
- 承認制にするか、即時に確定させるかを決めたか
- 予約のときに聞く項目を、本当に必要なものに絞ったか
- 予約完了とリマインドのメールに、場所や連絡先を入れたか
- 事前決済を使うか、使うならキャンセルの返金の扱いを決めて書いたか
- 電話や店頭の予約も、予約システムに登録する決まりをスタッフと共有したか
- 自分でテストの予約を入れ、届くメールと管理画面の表示を確かめたか
この10項目がそろっていれば、予約ページを公開しても慌てることはほとんどありません。迷う項目がある場合は、公式のヘルプセンターや導入相談の窓口に問い合わせてから決めると確実です。
STORES予約が合う店、合わない店
ここまでの内容をもとに、STORES予約が合う店と、ほかの選択肢も比べたほうがよい店を整理します。
合う店
- STORESのPOSレジや決済端末をすでに使っている、または一緒に導入したい店
- 回数券や月謝の販売を、予約と同じ画面で管理したい教室やジム
- 予約が1か月50件以内に収まり、フリープランで十分な小さな店
- 将来、複数の店舗やスタッフでの運用を見込んでいる店
ほかの選択肢と比べたほうがよい店
- スタッフを指名して予約を受けたいが、1か月の予約が50件を超え、チームプランの料金が負担になる店
- 事前決済を使わず、現金や振込で会計している店
- 1か月単位で契約し、いつでもやめられる形で試したい店
予約システムは、料金だけでなく、毎日使う画面の操作のしやすさで満足度が大きく変わります。多くのサービスに無料のプランや試用の期間があるので、2つか3つを実際に触って比べてから決めるのがおすすめです。
事前決済が必須でない店の候補
予約の受け付けとリマインド、来店後の連絡を重視し、事前決済は使わないか、必要になってから考えたいという店もあります。そうした店の候補の1つが、予約の受け付けからリマインド、御礼メール、次の来店までを一続きで扱うRizaflow(リザフロー)です。
公式サイトによると、料金はすべて税込で初期費用はなく、フリープランは0円で予約が月50件、スタッフ1名まで、ライトプランは月額3,300円で月300件、スタッフ1名まで、スタンダードプランは月額7,700円で月1,000件、スタッフ10名まで、プロプランは月額19,800円で月3,000件、スタッフの人数の制限なしです。予約受付、顧客管理、予約完了やリマインダー、御礼の自動メール、独自ドメインでの公開が標準で含まれ、事前の決済は使いたい店だけがオプションで使う形と案内されています。占い、コーチング、ヨガ、整体、ネイル、個人のスクールなど、決済の機能が必須でない業種を主な対象としていて、ほかの予約システムから書き出した顧客のCSVを取り込むこともできます。
Rizaflowは、@SOHOを運営する株式会社ライフスケープが開発・提供しています。
POSレジとの連携や回数券の販売を重視するならSTORES予約、予約の受け付けと再来店の連絡を手頃な料金で始めたいならこうした選択肢、というように、自分の店で何をいちばん楽にしたいかで選ぶと迷いにくくなります。
予約の仕組みづくりを支える仕事
最後に、予約システムの導入を手伝う側の仕事にも触れておきます。
設定と運用を代わりに整える仕事
予約システムは、設定項目が多く、店の主が日々の営業の合間にすべてを整えるのは簡単ではありません。STORESも、初期設定を一括で代行する有償のサービスを2026年に始めています。予約ページの作成、メニューの登録、通知メールの文面づくり、Webサイトへの予約ボタンの設置を手伝う仕事は、業務委託でも依頼が出ています。業務へのITやAIの取り入れを手伝う仕事の中身は、AIコンサル・業務活用支援のお仕事で紹介しています。
サロンや美容の業界で、予約と顧客管理、決済をまとめて取り入れる動きは、美容・サロン業界のDX2026|予約管理 × 顧客管理 × 決済のSaaS一括導入で詳しく整理しています。店の経営の相談に乗る立場を目指す人には、中小企業診断士の資格も1つの道です。
運営者の視点から見えること
フリーランスや在宅ワークの市場を20年運営してきた立場から見ると、店の仕組みづくりを手伝う仕事で長く続く人は、道具の設定を終えたところで手を離さず、「予約が入りはじめてから困ったこと」を一緒に直していく人です。最初の1か月の手直しまで付き合うことで、店の主から「この人に任せると楽だ」と思われ、次の相談につながっています。
仲介の手数料が乗らない直接のやり取りでは、店は同じ予算でより多くを頼め、受ける側は手元に残る報酬が厚くなります。予約システムの使い方を身につけることは、自分の店を整えるためだけでなく、こうした仕事の入り口にもなります。店の仕組みづくりに関わる仕事を探すときは、AIコンサル・業務活用支援のお仕事の紹介から、求められる経験を確かめておくと準備が進めやすくなります。
よくある質問
Q. STORES予約は無料でどこまで使えますか?
フリープランは0円で、1か月に50件まで予約を受けられ、予約ページは2つまで公開できます。事前のクレジットカード決済も使えますが、手数料は有料の仕組みに加入している場合より高く設定されています。スタッフを指名する予約やアンケートの項目を増やすなどの機能は、有料プランが必要です。
Q. STORES予約の有料プランは1か月だけ契約できますか?
できません。有料プランは、年間契約か、最短3か月からの複数月契約のどちらかを選ぶ形です。年間契約のほうが1か月あたりの料金は安くなります。短い期間で試したい場合は複数月契約が選択肢になります。契約期間や解約の条件は、公式のヘルプセンターで確かめてください。
Q. 予約ページのタイプは後から変えられますか?
タイプによって、お客さまが予約する画面と店側の設定項目が大きく変わるため、公開してから変えると、すでに入っている予約やメニューの登録を作り直す手間がかかります。店が日時を決めて人を集めるならレッスン・イベントタイプ、お客さまが時間を選ぶならメニュータイプ、と考えて、最初に合うものを選んでおくのが確実です。
Q. 事前決済は必ず使ったほうがよいですか?
必須ではありません。無断キャンセルが多い店や、定員のあるイベントを売る店には役立ちますが、常連のお客さまが中心の店や、当日の内容で料金が変わる店では、現地での支払いでも困らないことが多いです。事前決済を使う場合は、キャンセルしたときの返金の扱いを決めて、予約ページに書いておくと行き違いを防げます。
この記事について
編集部
監修:@SOHO編集部
2004年よりフリーランス・在宅ワーク向けサービスを運営。生成AIで作成した下書きを、一次情報と照らし合わせて確認したうえで公開しています。

この記事を書いた人
@SOHO編集部
フリーランス・在宅ワークの専門メディア
@SOHOは2004年から続く、日本のフリーランス・在宅ワーク向け案件サイトです。記事は生成AIで下書きを作り、数値・固有名・出典を一次情報と照らし合わせる確認の手順を経て公開しています。
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